「GAIA」…それは息づく大きな生命体。
混沌の時代にも希望を見いだし再生を果たして未来へ向かう。
そこにきっと夜明けがやってくる。
ここは就職の支援などを行っている東京しごとセンター。
その一室であるセミナーが開かれていました。
きをつけ礼!よろしくお願いします。
講師はシニアの就職支援を専門とする期間は15日。
心構えから経営戦略まで大手とは違う働き方を学びます。
この日はグループに分かれ仕事での成功体験を振り返ります。
自分の強みを再確認するためだそうです。
もうちょっと細かく言うと考えがまとまるとグループごとに発表。
成功の要因は人脈をうまく使ったことだと発表しますが。
大手でのやり方をただ持ち込むだけではうまくいきません。
貴重な経験や能力をどう活かすかを学びます。
いったいなぜ彼らは再び働こうというのでしょうか?このセミナーの出身者は即戦力になると雇う側の中小企業からも好評だそうです。
第二の人生は人の役に立ちたい。
そんな人々を追った。
医者のいない町にやってきた一人の医師。
若き日の夢を今叶える。
84歳の起業家。
人に感謝される商品を次々と生み出していた。
夫について過疎の町にやってきた妻。
彼女も思いがけない第二の人生を歩みだした。
ただいま。
おかえりなさい。
お前のとこのお父さん勤めていた病院今月で定年だろ。
ああうん。
みんなで旅行行こうと思って記念に。
これもらってきた。
何?それ。
旅行のパンフレットだよ。
やっぱりゆっくりするにはあったかい温泉かな?それとも沖縄でゴルフってのもいいよな。
あ〜お父さんねもう北海道に行っちゃったんだって。
えっまさか旅行で?違うわよ。
実は新しい職場を見つけたの。
えっどういうこと?お医者さんのいない過疎の村で働くそうよ。
過疎の村?うん。
若いころからの夢だったんだって。
生き生きしてたわよ。
じゃあもう一度医者やるってこと?そう。
人の役に立てるって喜んでた。
人の役に立つか…。
今高齢になってから医者のいないへき地で働こうという医師が増えているといいます。
『ガイアの夜明け』今回は第二の人生をどう過ごすか人の役に立つ仕事をしようという人々を追いました。
ここに田子という小さな漁師町があります。
町の中心部にある漁協の建物。
その一角に田子診療所があります。
はいどうぞ。
まずは動脈硬化が心配される女性を診ます。
次は足が痛いという男性。
じゃあちょっと横になって。
すると…。
レントゲンね。
2本?1本。
いきますよ大きく息を吸い込んで。
しっかり息を止めてください。
はい楽にしてください。
待合室を見てみると診察を待つ大勢の人が。
お年寄りたちの交流の場にもなっていました。
ここは田子地区にある唯一の診療所。
笹井さんはこの町でたった1人の医師なのです。
その後は診療の現場を離れ横浜にあるこんな疑問が。
ブランクを埋めるため…。
笹井さんは学生の頃の夢を実現するため田子はかつてはカツオ漁で栄えていましたが…。
半数近くが65歳以上です。
住民の足となるのはバス。
いちばん近い駅まででも1時間以上かかります。
笹井さんを田子診療所に派遣したのが地域医療振興協会です。
ここでは医師の再研修も行っています。
ブランクを埋めるとともに地域の診療所に必要とされる総合的な能力を身につけてもらうためです。
これまでに再研修を受けたのは22人。
そのうちの7割が50代から70代です。
そしてここ静岡県の田子診療所に派遣されたのが笹井さんです。
午前中の診察を終えると往診にも出かけます。
どうですか?おしばらくでございます。
元気でした?義理の娘と2人で暮らす慢性の心不全を患っています。
感染症を予防するため足の爪を切ります。
それじゃあまた花子さんまたね。
はいまた会いましょうね。
じゃあね。
往診の途中…。
携帯電話が鳴りました。
もしもし?はいはい…はい。
急な診察の依頼があったようです。
こんにちは。
寝たきりの足の指が冷たくなっていたため娘が心配し笹井さんを呼び出したのです。
早速足の状態を診ます。
心配するほどではないしもやけでした。
笹井さんは薬を塗って様子を見るように伝えました。
365日24時間…。
何かあればすぐに患者のもとへ駆けつけなければなりません。
じゃあねマルだから。
この日外来に来たのはおよそ80人。
更に4人の往診にも行きました。
その患者のカルテをすべて見返すのが日課となっています。
カルテを見終えると仕事着のまま診療所をあとにします。
向かったのはすぐ裏にある自宅でした。
ただいま。
待っていたのは笹井さんについて田子にやってきました。
忙しかった。
そうだよね。
夫が学生時代の夢を追って再び医師に戻ろうと決断したことに和子さん最初は驚いたといいます。
でも聞いたら…。
田子地区から車で50分。
静岡県・下田市に一軒の産婦人科医院があります。
そこにいたのは…白衣姿の和子さんでした。
実は和子さんはもともと助産師。
結婚後に退職していました。
25年のブランクがありましたが田子に移り住んだのを機に復帰したのです。
夫の決断で和子さんもまた思いもしなかった第二の人生を歩むことになったのです。
休みの日…。
笹井さん夫婦が揃って散歩に出かけると。
地元の漁師たちから声をかけられました。
いまやすっかり田子の人となっていました。
医者のいなかったこの町に派遣されてきた水曜の午後は休診のため散歩に出かけました。
港には地元の漁師たちが。
これ何?でっかいの。
海から引き揚げたカゴの中には…。
地元名産の伊勢エビが入っていました。
すごい。
更に船から揚げてくれたのは…。
大きなサザエ。
先生が助手だとか言いそうじゃんね。
そんなことはない?ありがとうございました。
タカハシさんどうもごちそうさま…。
ごちそうさまです。
すみません。
夕飯ができたね。
今度俺のときは頼むね…。
任せといてって言いたいとこだけどこっちのが先いっちゃうから。
田子に来て6年。
2人ともすっかり地元に溶け込んでいました。
そこに笹井さんの姿がありました。
向かった先はこちらの総合病院。
実はある目的が。
5日間の休みをとって研修に来たのです。
指導してくれるのは傷の治療の専門家研修が始まりました。
こちらの男性は誤って転び目の上を切ってしまったそうです。
その後もさまざまな傷の治療法を学んでいきます。
こっちのほうに関しても治ったね。
次に寝たきりの患者がいる病棟へ。
この患者は笹井さんが特に学びたかったのがその治療法でした。
田子地区には寝たきりの高齢者が多いため床擦れで苦しむ患者も多いのです。
笹井さんが研修のついでに立ち寄ったのは…。
ただいま。
田子に移る前に住んでいた自宅でした。
出迎えたのはじいちゃんだよ。
去年の3月に生まれた花帆ちゃんは笹井さんにとって初孫にあたります。
よかったね嬉しいね。
花帆ちゃんを取り上げたのは実は和子さんでした。
下田市の産婦人科医院で助産師として復帰したため美和さんは母のもとで産みたいと足を運んだのです。
(玄関チャイム)一方こちらは耳の聞こえない人に希望を与える不思議な腕時計。
開発したのは84歳の起業家。
え〜こちらは55歳以上で起業した人になぜ起業したかを聞いたアンケートです。
こうやって見ると5位の収入を増やしたい自由に仕事がしたいということよりか順位が上になっています。
では実際どのような方が起業されているのでしょうか?一例を見てみましょう。
こちらは60歳のときに起業した齊藤さんという方です。
もともとは大手食品メーカーのキューピーでマヨネーズの容器を作る技術者だったそうです。
齊藤さんは自分の技術を活かしてこうした点滴用の容器を作りました。
こちらのように2つの液体を…。
このように無菌状態で混ぜ合わせることができ看護師の負担を減らせるといいます。
海外の病院で使われているそうです。
え〜こちらは電子機器メーカーで魚群探知機などの開発をしていた遠藤さんという方です。
遠藤さんは64歳のときに起業して水中で録音できるマイクを開発しました。
それがこちらです。
海辺で行われる工事の騒音が海洋生物にどんな影響を与えるのか。
自分の技術を活かしてそれを調べたいとこのマイクを開発したそうです。
そして現在84歳という起業家が作ったのがこちらの商品です。
いったいどのように人の役に立っているのでしょうか?起業家たちの交流会が開かれていました。
集まった150人のうちおよそ7割が50代以上です。
そのなかで最年長がこの人。
え〜皆さんこんばんは。
(一同)こんばんは。
株式会社今年85歳になります…。
今も現役の齋藤さんはシニア起業家たちにとって憧れの存在です。
齋藤さんの会社は東京・新宿にあります。
16年前にこの事業をスタート。
無線技術を使いこれまでに9種類の商品を開発。
すべて齋藤さんのアイデアから生まれました。
齋藤さんの第二の人生はこの腕時計から始まったのです。
『ガイアの夜明け』では2年前齋藤さんの腕時計を取材していました。
主婦の
(玄関チャイム)チャイムが鳴りましたが塚越さんには聞こえません。
耳に障害があるのです。
すると…。
(バイブ)腕時計が振動。
そして「玄関来客」の文字が。
こんにちは。
これが齋藤さんが開発したチャイムの音を感知すると無線で飛ばして文字と振動で知らせてくれるのです。
実は齋藤さん自身子供の頃に中耳炎を患い耳があまり聞こえません。
ハンデを背負いながら建設会社などさまざまな職に就いてきた齋藤さん。
生活はいっそう不便に。
そこで一から独学で無線を勉強し3年をかけてシルウォッチを完成させたのです。
(バイブ)シルウォッチは耳の不自由な人たちの暮らしを一変させました。
感謝の手紙が400通近くも。
聴覚障害のある人には自治体から補助も出ます。
商品の開発だけでなく営業も自ら行う齋藤さん。
この日は開発中の新たな商品を売り込みにきたのです。
今日はたいへん貴重なお時間ちょうだいして。
それはシルウォッチを更に進化させた商品。
これを設置すると玄関に来客があった場合だけでなく風呂が沸いたなど家中のさまざまな情報がシルウォッチに届くのです。
飛ばしてください。
ちょっと飛ばしてみます。
テストで防犯センサーを作動させると…。
こちらの送信機に取り込まれてここから。
(バイブ)あっそうですか。
かなりの振動ですね。
ガスコンロがつけっぱなしのときも。
(バイブ)いいことおっしゃいます。
早速…。
齋藤さんが突然走り出しました。
向かったのは火災があった大型マンション。
(警報音)この日やって来たのは齋藤さんのアイデアを実際に製品化している会社です。
新たな商品を試作していました。
(チャイム)銀行や病院向けに開発した番号呼び出し機。
早速齋藤さんが営業に向かいました。
都内にある信用金庫。
まずはここで使われている番号呼び出し機を見せてもらいます。
34番になって。
(チャイム)34番のカードをお持ちのお客様2番の窓口までお越しください。
最初の受け付けのときは番号が表示されますが二度目は…。
名前を呼ぶだけで番号は表示されません。
そうですね番号じゃ出ない。
従来の呼び出し機は受け付けの順番を知らせるだけ。
番号が進んでしまうともう戻すことはできません。
しかし耳の不自由な人には目で見て確認できる番号表示のほうが便利なのです。
こっちへしておけば…調整できますから。
齋藤さんは番号を簡単に戻せる呼び出し機を開発しました。
窓口の係がマイナスボタンを押すだけ。
もう1回…こっちは。
(チャイム)これなら何度でもお客さんを番号で呼ぶことができます。
齋藤さんはこれを従来の呼び出し機の5分の1程度5万円で販売する予定です。
更にお客さんがシルウォッチを持っていればそれと連動させることも目指しています。
一方こちらは東京・港区にある大型マンション。
齋藤さんこの日は特別に注文された商品を届けに。
これは無線の技術を使ったここは去年8階の1室で火災が発生。
火元の部屋の火災報知器は鳴っていましたが外には聞こえず発見が遅れました。
そこで火災が発生した場合にすぐに現場がわかるシステムを導入したいと住民たちから要望が寄せられたのです。
採用されたのが齋藤さんのシステム。
正確に作動するか確認するため住人に協力してもらいます。
はい。
警報器の件で…。
そうですかはい。
すみませんけどよろしくお願いします。
部屋の火災報知器を作動させると…。
(警報器の音)すぐに廊下の警報器が鳴りました。
更に1階のフロントでも。
(受信機の音)何階のどこで火災が発生したかがひと目でわかるのです。
無線なので部屋ごとに配線工事をする場合に比べて5分の1ほどに抑えられたといいます。
シルウォッチから始まった齊藤さんの第二の人生。
今や多くの人の役に立つ商品を生み出しています。
一方学生時代の夢を実現するため医者のいない町にやってきたこの人は。
地域の人たちのため奮闘を続けていました。
この町にいるたった1人の医師…。
笹井さんがやってきたのは老人ホーム。
まぁまぁですかね。
はい。
週に1度診療に来ています。
特に気にかけている人がいました。
お久しぶり。
寝たきりのためかかとの床擦れを患っています。
笹井さんは東京で学んできた治療法をこの日初めて試してみます。
はい。
以前は経験不足から痛い思いをさせたこともあったようですがこの日は…。
痛くはないですか?大丈夫だからね。
あそう?わざわざ研修に行ったかいがあったようです。
痛くしたら夏井先生にしかられるよ。
還暦を迎えてなお日々勉強だという笹井さん。
地域の人たちの笑顔が力の源になっているようです。
人の役に立ちたい。
笹井さんは第二の人生をしばらくここで続けます。
職場を定年退職したあともこれまで培ってきた技術や知識を活かして働きたいそう望む人は多いようです。
逆にそうした人たちを社会や地域のためにきちんと活用する仕組みをつくっていく。
そうした発想が今後求められていくのではないでしょうか。
2014/02/11(火) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
ガイアの夜明け【人の役に立ちたい!第二の人生】[字]
学生時代の夢、僻地に赴いた医師▽感謝の手紙が殺到する84歳の企業家▽改めて自分の人生を振り返り、今後は人の役に立ちたいという「新たな働き方」を取材する。
詳細情報
番組内容
仕事の現場で第一線を退いた後もまだまだ働き続けたいという人が増えている。その理由は「老後の生活費を稼ぎたい」だけではない。改めて自分の人生を振り返り「今後は人の役に立ちたい」と考える人も多いという。学生時代の夢を追って医者のいない僻地に赴く医師。これまでの経験や技術を生かそうという熟年の企業家。そうした人をサポートする取り組みも始まっている。人の役に立ちたい、そうした「新たな働き方」を取材する。
出演者
【案内人】江口洋介
【ナレーター】蟹江敬三
音楽
【音楽】新井誠志
【テーマ曲】オープニング曲「鼓動〜ガイアの夜明け」(作曲/岸利至)/エンディング曲「夜空の花」(作曲/新井誠志)
「ガイア」とは
ギリシャ神話に登場する「大地の女神」を意味し、後にノーベル賞作家のウイリアム・ゴールディングが「地球」を指して“ガイア”と呼んだことから「ガイア=地球」という解釈が定着している。「ガイアの夜明け」という番組タイトルには、地球規模で経済事象を捉えることで21世紀の新たな日本像を模索すること、そして低迷する経済状況からの再生=「夜明け」を目指す現在の日本を描くという意味合いが込められている。
関連情報
◆ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/
◆公式Twitter
https://twitter.com/gaia_no_yoake
ジャンル :
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
情報/ワイドショー – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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