こんばんは。
大島由香里です。
東日本大震災からきょうで丸3年。
今夜は、ニュースJAPANが震災直後から復興の様子を追い続けてきた宮城県南三陸町からお伝えします。
そして、私の後ろにあるこちらは、町の中心部にあった防災対策庁舎です。
こちらでは43人の方が犠牲となりました。
津波によって鉄骨がむき出しになった庁舎ですが、去年と比べて、少し朽ちたような印象を受けます。
そして、去年まではなかったのが、この黄色い規制線です。
そしてこの黄色い規制線の前には、献花台が設けられています。
多くの花が手向けられていますが、震災からきょうで丸3年という節目を迎えて、朝からこの庁舎には、多くの人たちが訪れる様子が見られました。
全国各地ではきょう、東日本大震災の犠牲者への祈りがささげられました。
3年という月日が経過しても、いまだ変わらない現実。
そして、時間がたったからこそ見えてきたさまざまな課題もあります。
東日本大震災から3年。
地震発生時刻の午後2時46分に合わせ、各地で黙とうがささげられた。
亡くなった人の分も生きなければならないと、強く思いました。
東京都内では政府主催の追悼式が行われ、天皇陛下がおことばを述べられた。
被災した人々の上には、今もさまざまな苦労があることと察しています。
この人々の健康が守られ、どうか希望を失うことなく、これからを過ごしていかれるよう、長きにわたって国民皆が、心を一つにして、寄り添っていくことが大切と思います。
震災から3年。
復興とは程遠い現実がある。
きのう現在、死者は1万5884人、震災関連死は3048人に上った。
そして今なお、2633人が行方不明となっている。
さらに全国で、およそ26万7000人が、今も避難生活を強いられている。
中でも福島県からは、およそ4万8000人が、県外に避難しているのだ。
あれから3年もたってるので、うちには一回もまだ入ってねぇし。
帰れない大きな要因。
それは原発事故だ。
福島第一原発では、汚染水が毎日400トンずつ増え続け、およそ43万トンがタンクに貯蔵されている現状。
人為的ミスなどでの汚染水流出も相次ぎ、この3年間に福島第一原発でのトラブルは、200件を超えている。
そして一向に進まぬ地域の除染など、多くの問題を抱えているのだ。
あの日から3年を経てもなお、復興への道のりは依然、不透明だ。
私のいるこの場所から海までの距離というのは、およそ400メートル。
そしてその海で漁業に携わっている数は1600人。
まさに南三陸町は、海とともに生きてきた町といえると思います。
復興の兆しはあるものの、海の中というのは、いまだに色濃く震災の爪痕が残っています。
そんな中、海の中からの復興を後押ししたいと奮闘するダイバーたち。
その姿を追いました。
こちら、見えますでしょうか。
非常階段のようなものが沈んでいます。
長さにして、5メートルぐらいはあるでしょうか。
津波によって押し流された非常階段。
そして、漁網が絡まった電柱の残骸。
南三陸町の海には、今もあの日の爪痕が残っていた。
南三陸町歌津泊浜。
東日本大震災の大津波は、この海を一瞬にしてがれきの山へと変えた。
あれから3年。
今もこの海に潜り、がれきの撤去や行方不明者の捜索などを続けるダイバーがいる。
歌津地区を拠点とするボランティア団体、つながりの代表、勝又三成さんだ。
がれきが流れ着いて困っている人がいるのであれば、少しでも助けてあげたい。
今、人のために動かなかったら、いつ動くんだろう。
ダイバーだからこそできる支援を。
震災直後からダイビング仲間に呼びかけ、海中がれきの撤去を続けてきた勝又さん。
この日は漁師からの要請で、カキの養殖棚に巻きついた漂着ロープの撤去を行うという。
きれいにしたはずなのに、やっぱり流れ着いてくるっていうのがあるので、やっぱりこう風が強くなったり、台風が来たりとかすると。
水温6度という冷たい海での潜水作業。
こうした作業は、漁師だけでは難しい。
そのため、ダイバーに対するイメージも、震災前とは大きく変わったという。
密漁の事件というのが結構あったので、あんまりいいイメージでは思ってなかったんですけど、この震災後はですね、海に対する気持ちっていうのは、すごい自分たちと一緒なんだなっていうのを感じて。
よいしょ。
震災をきっかけに生まれた新たな絆。
その絆が今、広がりを見せている。
屋上に上がった職員の方は、ほとんど流されてしまっています。
南三陸語り部ガイドの高橋志保さん29歳。
義理の祖母、とよ子さんは入院先の病院で津波にのまれ、行方不明となった。
実は高橋さんは、去年8月、祖母を奪ったこの海で、ダイビングのライセンスを取得した。
そこには、ある思いが秘められていた。
自分自身、津波を見て、津波に追われながら逃げたんですけど、海中がれきの多さに驚いて、それも伝えていかなければいけないなっていうことと、おばあちゃん捜してるってこともいいづらくなっている状況なので、自分で捜せたらいいなっていうことで、今活動しています。
祖母の手がかりを自分で捜したいと、ダイビングの練習を続ける高橋さん。
一方、海の自然は津波で流失したアマモが再生するなど、震災前の姿を取り戻しつつあるという。
さらにこんな光景も。
今、養殖ポイントと呼ばれる場所に来ているのですが、こちら、カキの養殖の棚。
林のように連なって、すごく幻想的な風景が広がっています。
海の中から見上げるカキの養殖ロープ。
町の漁業復興の象徴だ。
透明度が高い真冬の時期には、太陽に照らされた養殖ロープが、数十メートルにわたって見通せるという。
この景観を、観光資源として復興に活用することはできないか。
歌津地区では、これまで一度もレジャーダイバーを受け入れておらず、勝又さんは、復興を担う若手漁師たちと模索を続けている。
ダイビングとか、そういった部分で、観光の人たちが来ることが考えられるとしたら、それは地元の人たち的にどう思うかってところもちょっと聞きたいなと思って。
まだ復興も何もしてないのに、まだそれはあとでもいいかな。
本当にそれが観光資源になったとき、今の子どもたちの就職先っていうか、仕事になったりっていう部分もあるんで。
ダイバーと漁師。
共に歩む復興への道のり。
そしてきょう、震災から3年を迎えた海で、勝又さんは、これまでがれきの撤去や、行方不明者の捜索を行ってきた仲間たちと、静かに祈りをささげた。
行方不明者の遺族の人たちがたくさんいるっていう今の現状の中で、私たち潜水士として、ダイバーとして、海に潜って、何が力になれるのかなと、何かサポートしていきながら、3年を機に、たくさんの人たちが、この被災地のことを思い返してもらって、たくさんその話をしてもらえたらいいなと思いますね。
きょうも勝又さんたちは、全国から集まったボランティアと共に、今も打ち上げられる、がれきなどの海岸の清掃活動などを行いました。
そして靴やかばんなどの、多くの遺留品が見つかったということです。
一方、陸地では津波によって、田畑が使えなくなってしまい、そのまま手つかずの場所というのが多く目につきます。
その放置された土地を、なんとか活用したいと立ち上がった人たちがいます。
その鍵を握るのは、この南三陸産のワカメとソルトブッシュというこの植物、そして羊です。
こちらは海から程近い南三陸のとある場所なんですが、なんと、羊がいます。
もこもこしててかわいいですね。
海の町、南三陸町で、見慣れない羊の姿。
全部で24頭。
去年12月に、ある目的のために連れてきたという。
この羊たちも南三陸産のブランド羊として、出荷できれば、地域の新たな目玉になるんじゃないかなと。
新たな目玉、南三陸ブランドの羊を特徴づけるのは、その餌だ。
地元で採れたワカメを少し入れてますね。
ワカメですか?
餌に混ぜてあるのは、南三陸町特産のワカメ。
牧場付近の漁港だけで、年20トン以上も廃棄されているという茎の部分が使われている。
ミネラル分を多く含み、与えた羊たちの肉質もよくなるという、一石二鳥の取り組みだ。
さらに宮城大学と連携し、新たな餌の模索も始まっていた。
これがソルトブッシュです。
なんか茎が長くて葉っぱギザギザしてる感じですね。
ワカメと同様、ミネラル分を多く含むというオーストラリア産のソルトブッシュ。
ソルトの名が付くとおり。
結構しょっぱいですね。
感じしますよね。
塩気が結構、くっと出てきました。
南三陸で塩害に遭った所でも育つんじゃないかということで、実は試験的に今育ててると。
津波によって海水がしみ込んだ土地でも育つため、これを南三陸町の耕作放棄地に植え、さらに羊の餌にする計画だという。
ああ、食べた、食べた、食べた。
あっ、すごい、すごい、すごい、大人気だソルトブッシュ。
オーストラリアでは、羊にソルトブッシュを食べさせ、高級ラム肉として人気を得ている事例があり、
あら、いいね、そういうのもね、そうしたらね、ジンギスカンが食べられるものね。
この地区には海のものしかないんでね、それもいいのかなっていう。
この羊で町おこしを図る取り組みは、文科省所管の組織が補助金を出し、被災地復興を支援する研究にも採択された。
このさとうみファームが大きくなっていければ、人も集まってきますし、そうすると新たな雇用も増えると思うので、南三陸町の観光資源として、また観光牧場として、大きくなればいいと考えています。
被災地では、人口流出などが問題となる中で、新しい技術や知恵を取り入れて、なんとか少しでも前へ進んでいこうという人の力を感じました。
その一方で、去年と比べても、この周辺の様子、ほとんど変わっていないというような印象も受けて、
理化学研究所は、小保方晴子さんらが発表した、STAP細胞の作成を報告した論文について、取り下げを勧告することもありうることを明らかにしました。
小保方さんらが発表したSTAP細胞の論文については、画像の不適切な流用や加工、ほかの論文からの無断引用などの疑いが指摘されていて、理研が、外部の有識者を入れた調査委員会で調査を行っており、14日の午後に経過報告を行う予定です。
また理研は、論文に多くの不正が指摘されていることから、状況しだいでは、論文の取り下げを共著者らに勧告することもありうることを明らかにしました。
一方、理研はきょうの会見で改めて、STAP細胞について事実だとする認識を示しました。
2014/03/11(火) 23:30〜00:35
関西テレビ1
LIVE2014ニュースJAPAN&すぽると![字]
東日本大震災3年南三陸から大島中継報告▽海から復興後押しダイバーの挑戦
▽23:55〜 すぽると!あの日から3年。J3福島ユナイテッドが戦う意味とは…
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編集長:
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