NHKニュース7 2014.02.11

こんばんは。
ニュース7です。
さあ、いよいよ登場です。
スキージャンプ女子の高梨沙羅選手。
オリンピック新種目で初めての金メダルをかけて、日本時間のあす未明、ソチのジャンプ台から飛び立ちます。
高梨選手の地元、北海道上川町です。
競技開始の12時間前、応援の準備は早くも始まっていました。
深夜の時間帯でも力いっぱい応援できるように、およそ300人分の豚汁を用意しています。
初代女王の座を狙う高梨選手。
ソチのジャンプ台で3日間行った公式練習で、重点的に取り組んだのが助走の姿勢です。
注意しているのは、滑り出すとき、最もよい位置に体重をかけること。
最初の2日は思いどおりの感覚が得られませんでした。
台から降りる一瞬に感覚を研ぎ澄ませて助走を繰り返した高梨選手。
日本時間のきょう未明に行われた最後の公式練習では、ただ一人、3回すべて100メートルを超える大ジャンプを見せました。
調子を上げて、金メダルに挑みます。
高梨選手の金メダルを阻む選手はいるのか。
海外のトップ選手たちにも注目が集まります。
アメリカのサラ・ヘンドリクソン選手は、高梨選手の最大のライバルとして競い合ってきました。
しかし、去年手術した右ひざがまだ回復途上で、公式練習では飛距離を伸ばせていません。
階段を下りるときは足を引きずっているということです。
代わって強敵となりそうなのが、オーストリアのダニエラ・イラシコシュトルツ選手。
先月、高梨選手を抑えて、ワールドカップで2連勝した30歳のベテランは、ソチでも互角の飛距離を見せています。
そしてこちらも、メダルの期待がかかるスノーボード男子ハーフパイプ。
日本選手最年少の15歳。
平野歩夢選手が世界に挑みます。
15歳の平野歩夢選手。
地元、ロシアのメディアは金メダル候補に挙げています。
前日練習でも最大の武器である高いジャンプを決めていました。
この日はパイプの状態が悪く、荒れた表面を気にする選手の姿も見られました。
3連覇を目指すアメリカのショーン・ホワイト選手もその一人。
状態が悪くても、結構楽しんだと平野選手。
何度もジャンプを繰り返して、感触を確かめていました。
そしてカーリング女子も始まりました。
10チームの総当たりで行われる予選リーグ。
日本、初戦の相手は韓国です。
オリンピック5大会連続出場の日本。
相手の韓国には、直近の大会で2連敗しています。
日本が1点リードの第6エンド、最後の1投の場面。
先攻の日本は、小笠原。
うーん、短い。
円の手前で失速。
韓国の赤い石2つが、円の中心近くに残ります。
対する韓国のラストショット。
一気に3点を奪われ、逆転を許しました。
日本は終盤リードを広げられ、初戦を落としました。
東日本大震災の発生からきょうで2年11か月です。
犠牲者に祈りをささげる人たち、そして今なお避難を余儀なくされている人たちの一日です。
けさの仙台市若林区の荒浜地区です。
3日前の雪で一面が白く覆われていました。
朝から遺族たちが訪れました。
岩手県山田町では、犠牲者に祈りをささげる新しいお堂の落成法要が行われました。
ラジオ体操をしているのは、福島県飯舘村の住民たちです。
避難生活が長期化し、健康状態の悪化が心配される中、村などが企画しました。
整形外科医が講師役として、体操のコツを指導しました。
地震が起きた午後2時46分。
震災では、地震や津波だけでなく、火災でも大きな被害が出ました。
火災の4割は津波が原因だったことが専門家の調査で分かりました。
なぜ津波火災が起きるのか。
未解明だったその理由も分かってきています。
巨大地震と津波が襲った直後、宮城県気仙沼市では海の上に帯状に炎が上がっていました。
津波火災です。
沿岸部では、重油タンクが津波で破壊され、海には大量の重油が流れ出しました。
そして海水につかった車の電気系統がショートするなどして火が出て、燃え広がったと見られています。
こうした津波火災は、各地で発生していました。
日本火災学会の調査では、青森から千葉にかけて6つの県で159件、震災直後の火災の40%以上を占めました。
市街地の焼失面積は、分かっているだけで東京ドーム16個分に上りました。
ところが、ここで一つの謎があります。
火災を拡大させた原因とされる重油の性質です。
ご覧のように、表面をバーナーであぶっても、火がつくことはありません。
重油はガソリンなどと違って、引火する危険性が低いとされているのです。
では、なぜ火は燃え広がったのでしょうか。
それを突き止めるための実験を、独立行政法人建築研究所などの研究グループが行いました。
水の上に重油を浮かべ、がれきに見立てた木を燃やして、どのような条件で重油に引火するのか調べました。
火は激しく燃えますが、重油からは炎が上がりません。
今度は条件を変えて、風を当ててみます。
風速は1.5メートル、ごく弱い風です。
すると、木の周りの重油に火がつき始めました。
およそ3分後、重油全体に火が広がり、激しく燃えました。
重油は温められると、温度の低い部分に集まろうとする性質があります。
水面に広がった重油は、炎が当たると、可燃性のガスを出す前に温度の低い所に遠ざかっていくため、火はなかなかつきません。
しかし、風が吹くと重油はがれきに吹き寄せられ、炎のすぐそばで熱せられ続けます。
その結果、ガスが出始めて火がつき、一気に燃え広がると考えられるのです。
震災では、津波で大量の車やがれきが流され、内陸に流れ着きました。
そして風で吹き寄せられた重油に火がつき、海の上で燃え広がって被害を拡大させた可能性があることが分かったのです。
実験を行った専門家は、津波火災のメカニズムの解明を進め、今後の防災対策に役立てられればと話しています。
震災の発生からもうすぐ3年。
被災地の自治体の中には、急速に財政状況が悪化している所もあります。
原因の一つは人口の流出です。
震災で1000人以上が亡くなった宮城県東松島市です。
きのう、市長が会見し、自営業者などが加入する国民健康保険に充てる税を、来年度から平均で、18.4%引き上げる方針を表明しました。
この決断の背景には、人口の急激な減少があります。
震災前の人口はおよそ4万3000人でしたが、2800人以上減少。
国民健康保険の加入者も減りました。
また震災のあと、医療費が増え、国民健康保険の財政が悪化したのです。
東松島市では、今年度、国民健康保険が2億円の赤字となり、初めてほかの財源から埋め合わせをする事態になりました。
引き上げが決まれば、1世帯当たり平均で年間3万1000円ほど負担が増えるということです。
人口減少は市全体の財政にも大きな影響を及ぼしています。
東松島市の昨年度の税収は震災前に比べ、21%も減少しました。
一方、今後1000戸以上整備される災害公営住宅の維持管理費などが見込まれ、市の支出はそれほど減りません。
東松島市が去年行った試算では、今の公共サービスの水準を維持した場合、平成29年度には、財政が立ち行かなくなるとしています。
こうした財政の悪化は、東日本大震災で被害が大きかった自治体の多くが直面する課題です。
岩手県と宮城県の沿岸部の27の市町村のうち、25で税収は震災前を下回りました。
中でも津波で大きな被害を受けた岩手県大槌町と、宮城県南三陸町では、40%近くも減りました。
人口の流出が目立つ自治体で税収の落ち込みが目立っていて、新たな財源の確保と、歳出削減が緊急の課題となっています。
先ほどお伝えしたソチオリンピックスノーボードハーフパイプの平野歩夢選手の予選1回目の映像が入ってきました。
とにかく期待したいですね。
数々の国際大会で優勝も経験してきました。
そしてその名を世界にとどろかせている15歳。
各国からもメダルの有力候補として挙げられています。
さあ、グーフィースタイル、フロントパイプからバックサイドエア。
高いですね。
そしてフロントサイド、回してきて。
そしてフロントサイドは。
高く回してナイン。
バックサイドの。
そしてここで、ダブルコーク!決めてきました。
決まりました、決まりました。
男子ハーフパイプは、予選2つの組の上位3人が直接決勝に進み、4位から9位までは準決勝に回って、決勝を目指します。
しっかりとグラブしてます。
グラブですが。
これがダブルコーク10。
縦2回転、そして横が。
1回転ですね。
1回転のことですね。
92.25。
建国記念の日のきょう、これを祝う式典や、反対する集会が各地で開かれました。
このうち、東京・渋谷区では、神社本庁などで作る日本の建国を祝う会が式典を開きました。
主催者を代表してあいさつした、國學院大学の大原康男名誉教授は、安倍総理大臣が建国記念の日に合わせて発表したメッセージに触れ、現職の総理大臣によるメッセージが出されたのは初めてで、心より歓迎し、政府主催の式典が開催されることを願うと述べました。
そして、中国の脅威が拡大し、勢力がきっ抗しつつある米中両国のはざまにあって、憲法改正は国政の急務であり、誇りある国造りに向けて尽力することを誓うなどとする決議を採択しました。
一方、東京・中央区では、教職員や歴史研究者などが参加して、建国記念の日に反対する集会が開かれました。
講演した名古屋大学大学院の中嶋哲彦教授は、自民党の憲法改正草案について、草案は本来、子どもたちのためにあるはずの教育を、国策遂行のための手段と位置づけるもので、大変危険だと訴えました。
このあと、安倍政権は集団的自衛権の行使容認で、クーデター的な解釈改憲に突き進もうとしている。
戦争する国への道を許さず、憲法を守って平和なアジアと日本の新しい未来を築いていこうなどとする宣言を採択しました。
中国と台湾の分断から65年。
初めての閣僚級会談です。
台湾で中国政策を担当する閣僚が、きょう、中国を訪問し、閣僚級の会談を行いました。
これまで進められてきた経済面での対話に加え、政治面での関係強化に向け、中台関係は新たな段階に入りました。
台湾で中国政策を担当する、大陸委員会の王郁キ主任委員。
きょう、中国の南京で中国で台湾政策を担当する、台湾事務弁公室の張志軍主任と閣僚級会談を行いました。
中国と台湾が閣僚級で公式な会談を行うのは、1949年の分断後初めてです。
互いの主権を認めていない中国と台湾。
中国は将来の統一に向けて、早期に政治協議に応じるよう求めていますが、台湾側は政治協議には消極的です。
これまでは経済面を中心に、民間の窓口機関を通して対話を行い、FTA・自由貿易協定に当たる経済協定などを締結。
その結果、経済では一体化が進み、台湾の輸出のうち、中国・香港向けがおよそ4割を占めるまでになっています。
こうした中、行われた会談。
台湾側は政治協議を避け続ければ、経済連携も行き詰まるという懸念も抱いています。
今回、当局者どうしが直接対話に乗り出したことで、中国側が求めてきた政治面での関係強化に向けて、中台関係は新たな段階に入りました。
東京都知事選挙で、初めての当選を果たした元厚生労働大臣の舛添要一氏に、当選証書が渡されました。
舛添氏は211万票余りを獲得しました。
舛添氏はあす、東京都知事として東京・新宿の都庁に初登庁して、就任の記者会見を開いたあと、幹部職員を集めた会議に臨み、舛添都政をスタートさせます。
プロ野球・巨人のキャンプを長嶋茂雄さんが訪れ、松井秀喜さんと共に練習を視察しました。
おはようございます、ミスター。
球場に姿を現した長嶋さん。
臨時コーチを務める松井さんなどが出迎えます。
円陣を組む選手に。
早速、ブルペンに足を運びます。
OK、OK。
ナイスボール!
最後は、居残りでバッティング練習を視察。
精力的に動き回りました。
ラグビーのトップリーグは、プレーオフの決勝。
パナソニックとサントリーが対戦しました。
決勝はリーグ戦1位のパナソニック。
3連覇を狙う、2位サントリーの対戦です。
前半は、サントリー得意の素早い攻撃がさえました。
サントリーが3点をリードして折り返します。
対するパナソニック。
焦らずボールをつなごうと確認します。
9分、確実にボールをつないで、最後は山田。
パナソニック、逆転します。
終盤は、バーンズのキックから。
このトライで突き放したパナソニック。
三洋電機だったとき以来、3年ぶり2回目の優勝です。
恒例のNHK福祉大相撲がきょう、東京・両国の国技館で開かれました。
ことしのNHK福祉大相撲には、およそ4300人が訪れ、子どもたちが力士に挑戦するイベントなどが行われました。
歌のコーナーでは、大関・鶴竜。
来月の春場所で綱取りがかかります。
さらに元高見盛の振分親方が熱唱しました。
収益は福祉事業に役立てられ、6台の車両が全国の福祉施設に贈られます。
気象情報は寺川さんです。
こんばんは。
こちら、海上に広がる大きな雲、この雲の一部がかかった千葉県ではきょうは雪の降った所がありました。
ただ、全国的には晴れました。
あすはどうかといいますと、九州から北海道にかけて、このオレンジ色の晴れの範囲が目立ちます。
あす、おおむね晴れそうです。
ただ厳しい寒さは続く見通しです。
どうしてなんでしょうか?
それは上空の風が原因です。
今、日本列島上空のこの偏西風が大きく蛇行しています。
この蛇行した風が、大陸側から流れ込んでくる寒気を次々と受け止めて、どんどんポケットのように溜め込んでいる状態です。
このため、ここのところ平年を下回る寒さが続いています。
こうした状態、今週いっぱいは続きそうですから、体調管理にご注意ください。
2014/02/11(火) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]

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