オイコノミア「親子で幸せな“終活”考えよう」(後編) 2014.02.25

日本人大げさね。
痛い!これが痛風。
プリン体の量だけでなく体の中の水分量も関係してるのです。
プリン体を多く含む食品きちんと調べて節制してね。
大事なのは水分補給!アルコールは水分奪うで!お体お大事に。
あなたは…いや…全然。
それは…。
ないですか?ないです。
なぜですか?普通のサラリーマンなので親が。
あるならちょっと。
もらえそうですか?ないのでムリ。
なるほど。
あなたは…はい思います。
思います?はい。
残してあげられるものがあれば残してあげたいと。
なるほど。
そりゃ残せる分は残したいですよねやっぱりね。
なるほど。
遺産は残してもらいたいと思いますか?ほしいです。
そうですよね。
遺産と相続について経済学で考えます。
ハッ!
(テーマ音楽)又吉さん親が子供にどのくらい遺産を残したいかというデータがこれなんですよ。
はい。
どうでしょう?1,000万〜2,000万円を残したいと思う親が25%で最も多く2,000万円台も17%いるんですね。
こういうレベルの金額を残したいと思っている人が…。
かなり多いですよね。
これはまあ希望ですよ。
実際に相続された金額で最も多いグループというのはどのくらいだと思います?1,000万円ぐらいですか?200万円未満。
200万円未満ですか!だいぶ差ありますね。
その理想と…。
気持ちはあるけどやっぱり実際に残そうと思うと難しいというところなんですかね。
そうですかね。
でもなんでそんなに差があるんでしょう?理想と現実で。
う〜ん。
調べてみましょう。
「残したいけど残せない」。
遺産の現実。
理由の1つが介護。
介護にかかるお金っていくらぐらいか分かりますか?いや高いイメージはありますけどね。
1,000万円ぐらいですかね…。
最初にかかる費用と毎月の費用の合計で大体600万円〜800万円ぐらいと言われてるんですよ。
それぐらいかかるイメージがあるんですよね。
そう。
それだけかかると確かに自分で子供に何千万か遺産を残したいと思ってても結構な額そうやって介護費用がかかってくるとなかなか残せないっていうのも現実ですよね。
はい。
でもその介護が必要になる人というのはどれぐらいの割合でいてるんですかね?今は平均寿命が長いですから要介護とか要支援の認定者というのは増え続けているんですよね。
75歳以上で13.5%。
13.5%。
85歳以上になると実は56.6%にもなるんですよ。
そんなに高いんですか?はい。
そうなって当然というかそれぐらいの数字ですよね。
そうですね。
こういう介護にかかる費用がこれだけ大きいと実は遺産の動機というのを考えるうえで非常に重要なポイントになってるんですよ。
はい。
遺産と介護の関係。
そこには親の戦略が秘められているようです。
人はね遺産をどういうように配分するつもりなのかって事を実は大阪大学のアンケート調査で調べたんですよ。
そのアンケート又吉さんにも答えてほしいんですけども。
はい。
これは大阪大学が行ったアンケート。
遺産を均等に分けない場合どんな子供に多く配分したいかを調べたものです。
あっこれ難しいですね。
一つ一つ当てはまるものに「YES」と答えてほしいんですけど。
NOですかね。
NO。
これもNOですかね。
介護をしてくれた子供。
あっ!これは当てはまるでしょうね。
家業を継いでくれた子供。
これはあまり関係ないですかね。
お笑いを継いでくれても関係ない?そうですね。
渡さんでええんちゃうかなと。
又吉さんも調査結果と同様「介護してくれた子に多く配分したい」という結果になりました。
又吉さんは選びませんでしたが「同居してくれる子に配分したい」というのも各世代で高い割合になっています。
やっぱり介護してくれた子というのはなんか自分が自分じゃなかったら介護する必要がなかったのになという申し訳なさみたいなのも多少あるじゃないですか。
そしたらそれだけやってくれた分はなんでしょうね?ギャラじゃないですけどやってくれた分なんかお返ししたいなとは思いますね。
遺産どうこうというよりは。
子供側からとってみたらどうなのかっていうともちろんね自分の親の介護っていうのは親がよりよい生活ができるように自分が行動するという事自体が喜びだという意味もありますよね。
それは「利他的な介護」って言いますけども。
でもものには限度っていうのがあると思うんですよね。
どういう事かというと介護にかかる時間が長くなってくると例えば人によっては仕事を辞めて介護をする事になるかもしれない。
その時に介護をすることで所得が減ると。
所得と介護というのはトレードオフになってしまいますよね。
そうすると親側は介護してくれた子には自分の遺産を残すという手段を使えばですねもう少し介護を引き出せるかもしれない。
はい。
ということですよね。
それが経済学で言われる「交換動機の遺産」とかあるいは「戦略的遺産動機」って呼ばれたりするんですよ。
へぇ〜。
でもその方がもしかしたら遺産がある場合はお互い何て言うんですか前向きにできるからいいんじゃないかなとも思うんですけどね。
子供の利益だけを考える利他的な動機。
でもこれが思わぬところに影響するのです。
キャ〜!実は遺産動機が利他的なのか利己的なのかっていうのは国の財政政策の効果が出るか出ないかっていうことと密接な関係があるんです。
へぇ〜!どういう事でしょう?この番組でも日本の国の財政借金政府の借金は多いという話をしてきましたよね。
今政府の借金である国債がすごく多いというのは将来税金を上げて返さなきゃいけないということなんですよね。
もしね親が利他的な遺産動機を持ってたらそういう高い税金に将来子供たちが直面すると分かったらどうします?それに備えておこうかなと思いますよね。
そうですよね。
だから遺産をより多く残してやって将来の税金に子供たちが困らないようにする。
利他的な遺産動機を持った人たちばっかりだと実は財政政策の効果はなくなるんですよ。
今減税したとしても所得が増えてもその分遺産に残すから消費を増やさないから景気よくならないんです。
はい。
遺産動機っていう本当に個人的なものが実は財政政策の有効性にすごく密接な関係があるんですよ。
なるほど。
そういう関係があるんですね。
結構大問題でしょ。
そうですね。
遺産相続ははるか昔から悩みのタネ。
シェイクスピアもこんな物語を書いています。
老後の面倒を見てもらいたいと全ての資産を子供たちに生前贈与したリア王。
ところが子供たちに家を追い出され無一文でさまようことになりました。
あ〜!一方ヘンリー4世は王位にしがみつきなかなか継承しなかったため病に倒れた隙にいっとき王冠を奪われてしまいます。
あ〜!子供を信頼しすぎても信頼しなくてもうまくいかないのが相続なのかもしれません。
(チャイム)こんにちは。
こんにちは。
よろしくお願いします。
今日はよろしくお願いします。
現代の遺産トラブルにはどんな傾向があるのでしょうか?僕らのイメージだと大金持ちの家が相続で遺産を巡る家族の確執みたいのよく描かれてるじゃないですか。
やっぱり大金持ちの方がそういう問題が起こりやすいんですか?
(長谷川)とは限らないんですよね。
と言いますのも大金持ちであろうとあまりお金がない家庭であろうと基本的には全員一致の結論を出さなければいけない。
それは財産が大きくても小さくてももめるときはもめるんですよね。
1人変なやつがおったらムリです。
そうなんですよ。
全員が合意しなければいけないというのが…。
もう例外がないので。
(服部)大体問題を起こされる方が1人は必ずいて。
(笑い)その人の合意が得られないから話が進まないパターンが多いですね。
トラブルを避ける手段の1つが遺言書。
しかしきちんと書いたあとも注意が必要なんだそうです。
遺言を書く場合でもですね「遺言を書きました」。
「この中身はこういう形になってますよ」というような遺言を相続人の皆さんに開示してしまうのはそれはちょっと開示しすぎなのかなと思います。
というのも意味のある遺言というのは必ず財産の分け方に兄弟間で差が設けてありますから。
そうするともらえないことになっている人にとってみると面白くないわけですよね。
2015年に相続税が改正され更なるトラブルが増えると予想されます。
こちらは配偶者と2人の子供が相続する場合の例。
大きく変わるのは基礎控除額。
なんと4割削減されるため今までは納税の対象でなかった人も税金を納める可能性が出てきています。
相続税がかかってしまうんだけどその相続税を払う現金が捻出できないというようなケースも出てくると思います。
それはそれですごいもめそうですよね。
そうですね。
問題になるとは思います。
そうですよねぇ。
相続っていうのはトラブルがたくさんあるんですけどそのトラブルを防ぐ方法として遺産相続ではなくって自分が生きてるうちに生前贈与というやり方もありますよね。
あんまりしすぎるとリア王になっちゃいますけど。
今贈与税にはね緩和策があって2つの項目について緩和策が作られてるんですよ。
1つは「孫への教育資金贈与」。
もうひとつは「子孫への住宅購入資金贈与」。
教育資金の贈与に関する控除とは……になる制度。
家もいいっていうのがなんかすごい意外ですね。
今なら住宅を子供に買ってやると減税されますよと。
そしたらこの時期にみんなが家を買ったりとか直したりすると。
でねどうして相続税はアップされて贈与税が緩和されると思います?相続税はアップされて。
はい。
使わない可能性があるからですかね?そうですね。
だからどうしてもみんなリア王になりたくないから最期まで持っておきたいわけですよ。
で相続税相続という形にさせたいんですがそうするとやっぱり若者も不幸じゃないですか。
なかなか親はいっぱいお金持ってるけど自分は貧しいと。
それからお金をたくさん持ってる人が全然使わない状態になると景気も悪くなりますよね。
だから生前贈与することにインセンティブを持たしてやると景気もよくなるし若者世代の生活水準も上がる。
お金を持っている上の世代からお金を持っていない下の世代にお金がこう渡っていくということですかね。
すごくよく考えられてますよね。
うん。
みんなで話し合って決めた事ですもんね。
そうですね。
ただまあ問題もあるんですけどね。
相続税っていうのは富の再分配ですから結局豊かな親を持った人は豊かになれるという事ですよね。
こっちから言うと。
だからそういう問題点も贈与税を減税するということには問題はあることはある。
ぐわ〜。
相続税が増税されますよね。
今回の増税もたくさんの遺産を持ってる相続資産を受ける人ほどより税金が高くなるっていう形になってますから。
ただ相続税っていうのもそれが高くなるといろんな影響がある。
税金ってやっぱり逃れたいという行動があるじゃないですか。
だから相続税逃れのためにいろんなことをするというのがあるんですがちょっと極端な研究もあるんですよ。
それはあるアメリカの研究なんですが来年から次の年から相続税が減税されるっていうときにその年の12月の死亡者数が少なくなる。
へぇ〜!みんなその先まで生きようと。
長生きすると相続税が減るわけですよ。
はいはい。
だから減税のために長生きした。
希望が先にあればそこまで頑張れると。
ユニークかつ誰も考えつかないような研究に対して贈られるイグノーベル賞。
大竹先生が紹介してくれたのは2001年に受賞したこちらの研究。
ワハハハッ。
じゃあ逆に増税されてたらどうなってたんですかね?11月くらいでみんななんか…。
ちょっと怖いですよね。
というふうになるかもしれないですもんね。
そう考えるとねぇ。
経済って怖いですね。
もし…お年寄りになって家しかない。
資産が家しかないときにどうやって介護してもらうかっていうと海外で使われてる方法っていうのがあって家しか資産がない人でも「リバースモーゲージ」っていう方法で介護サービスを買うことができるんです。
リバースモーゲージ?はい。
リバースモーゲージとは住宅資産を担保に金融機関や自治体から生活資金の貸し付けを受けることができる仕組み。
死亡時に担保物件を処分して返済するので住み慣れた家に暮らしながら現金を確保することができます。
現金預金がない人であっても住宅資産を持っていればですね老後の資金っていうのを得ることができる。
なるほど。
いいシステムですね。
子供の世話にならなくても自分の家を担保に介護してもらえるという事ですよね。
そうなんですよ。
日本では導入されてないんですか。
これはね早く導入されたので有名なのは武蔵野市。
あっ武蔵野市。
で「武蔵野方式」とか呼ばれたりしてるんですけどね。
武蔵野市が間に立ってこういうシステムを設計したんですよ。
最近では大手の金融機関も参入してきてるんですよ。
う〜ん。
大体どのくらい増えるかを計算してみると65歳の人が住宅資産で3,000万円持ってるとしますよね。
3,000万円の家を持ってると。
でそれを元手に資金を借りると大体月あたり生活資金が7万円増える。
へぇ〜!かなり豊かになりますよね。
でもあまり普及してないんですよ。
あっそうなんですか!?この制度海外では盛んですが…日本の家に対する意識が影響しているようですね。
家は残したいんですねやっぱり。
どんな場合でも遺産を残したいと思ってる人っていうのは60歳以上の人のうち大体2割ぐらいなんですよ。
2割ですか。
はい。
でも余ったら残したいと思ってる人は5割を超えてるんですね。
やっぱり基本的には残せるなら残したいんですね。
はい。
ですから全部は自分で使いたくないんだという気持ちがあるからリバースモーゲージはなかなか普及しないというのがあったんだと思うんですね。
なるほど。
でもやっぱり自分のことで考えるとやっぱり自分が例えばこの先家を買ったりしたとしたら買うときにもうそこまで決めときたいですね。
なるほど。
のちのち売る家やったら売る家として本気で好きにはならずに住みますから。
(笑い)本当に好きなって住んだものはやっぱりなんか他の人にいくよりかは自分の家族に住んでもらいたい。
でもね今単身世帯とか夫婦のみの高齢者世帯はかなり増えてきてます。
全体の世帯の2割以上を占めるようになってきてるんでリバースモーゲージを利用できると今保有している住宅に住みながら消費に回せる資金は増やす事ができるわけですからそのプラス面って無視できないと思うんですよね。
そういうメリットっていうのはやっぱり生かしていった方が私たちの生活豊かになるかもしれない。
確かにそうですね。
今回いろいろなお話を伺ったんですが一番思ったのはお墓とかお葬式とか相続とかそういうことをやっぱり前もってちゃんと決めておいた方がいいなというのをすごく…。
そうしておかないと残された人たちに迷惑がかかる可能性がすごいあるんだなっていうのを思ったんで。
自分の事に関しては決めときたいなと思ったんですが。
でも自分の親となるとどのタイミングでその話を切り出せばいいのかというか…。
又吉さんは親によく電話するほうですか?あまりしないですかね。
本当にたまにですね。
アメリカの経済学の研究で兄弟姉妹がいる子供同士っていうのは親の資産が多いほど親によく電話するそうです。
アハハッ。
そうなんですか。
なんか嫌な話ですね。
一方一人っ子の場合は親の資産と電話の回数って関係ないらしいんですけどね。
へぇ〜!だからライバルが多い方が親とちゃんとコミュニケーションとっておかないと。
意識してなのか無意識なのか分からないですけどそうなってるっていう事ですか。
そうですね。
だから親もそれを戦略的に使ってるんでしょうね。
遺産資産っていう。
僕はだから反対に姉が2人いるんですけど姉とはすごく頻繁にうん。
連絡を取り合ってます。
それは何なんですかね?何を目指してるんですかね僕たち3人は。
でも親にかけてる人がいるかもしれないですよね。
あっバレないように…アハハッ。
その可能性は探ってなかったですね。
いろいろ連絡をこまめにとって。
たまにしか会ってないのに急にお墓の話とかし出したら怖いですもんね。
そうですよね。
連絡取ってみます。
はい。
2014/02/25(火) 23:30〜23:55
NHKEテレ1大阪
オイコノミア「親子で幸せな“終活”考えよう」(後編)[字]

人はなぜ遺産を残すのか。経済学でも研究が進んでいる。重要な要素が介護。親にとって介護と遺産は切り離せないものだという。子供はどうすれば親を幸せに見送れるのか。

詳細情報
番組内容
子供をどのくらい信用し、どれだけの遺産を残すのか。そこには親側の戦略が隠されているという。遺産は、いつの時代もトラブルになりがち。最近は、遺言状で解決を図る取り組みが提案されているが、大切なポイントがある。一体どうすればよいか、弁護士への取材を敢行。また、アメリカでは兄弟姉妹が多い子供は、親の資産が多いほど親に良く電話するという研究が報告されている。遺産をテーマに親との幸せな最期を考える。
出演者
【講師】大阪大学教授…大竹文雄,【出演】又吉直樹,【語り】朴ろ美

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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