シートにくるまれて運び出されたのは。
ダイオウイカです。
全長は4メートル13センチ。
重さは200キロほどあると見られます。
巨大なイカを見た子どもたちは。
ダイオウイカが水揚げされたのは、兵庫県北部にある人口1万6000ほどの新温泉町です。
捕まえたのは、サザエ漁をしていた岡本哲雄さんです。
きょう午前10時半ごろのことでした。
およそ300メートルの沖合で、素潜り漁をしていた岡本さん。
水深8メートルの所で、頭上を見上げると、巨大なイカが泳いでいるのに気付いたということです。
岡本さんは、持っていたロープをイカの胴体にくくりつけました。
そして、生きたまま捕獲し、港まで運んだのです。
巨大なダイオウイカ。
このところ、相次いで見つかっています。
先月、新潟県佐渡市の沖合では、体長4メートルのダイオウイカが生きたまま捕獲されました。
鳥取市の沖合では、底引き網の漁船が引き上げました。
富山県氷見市。
そして新潟県柏崎市でも。
ダイオウイカが見つかったのは、いずれも日本海側でのことでした。
このダイオウイカ、一体どんな生き物なのでしょうか。
この巨大イカ。
味はどうなんでしょうか。
実は、この冬はダイオウイカだけでなく、深海に生息する珍しい生き物が、相次いで見つかっています。
去年12月、島根県の隠岐の島町の海岸で打ち上げられた、サケガシラです。
今月7日、富山市の定置網で、生きたまま捕獲されたリュウグウノツカイです。
この魚も、水深200メートル以上の深い海に生息していると見られていますが、詳しい生態はよく分かっていないということです。
相次いで深海魚が見つかっているのは、一体なぜでしょうか。
深海魚について詳しい専門家は、比較的暖かい場所を好む深海魚が、海水温の影響で海面近くに押し上げられているのではないかと指摘しています。
海水温の断面のイメージです。
深海魚が好む比較的暖かい場所の下に、さらに低い水温の部分があります。
専門家によりますと、この部分が、このところ、上がってきているといいます。
こんばんは。
神秘のベールに包まれた深海の生き物たちですが、自然の気まぐれで、人目にさらされてしまった、その姿はどこか痛々しいものがあります。
TPP・環太平洋パートナーシップ協定の閣僚会合は、今回も合意に至りませんでした。
アメリカと日本という経済大国どうしの隔たりが埋まらなかったことが、決定的な要因となりました。
決裂でも漂流でもなく、いい前進ができたと、甘利大臣は語りましたけれども、譲歩は認められないという空気が、双方の国内に充満する中で、交渉はさらに厳しいものになっていきそうです。
会合のあとの記者会見。
アメリカのフロマン通商代表の肩をたたき、笑顔を見せる甘利経済再生担当大臣。
しかし。
TPPの閣僚会合。
交渉全体に影響を与える日米間の意見の隔たりが埋まらず、今回の会合でも、大筋合意には至りませんでした。
この閣僚会合を前にした先月、甘利大臣はこう話していました。
今回のTPPの閣僚会合。
昨年末の合意先送りから、およそ2か月ぶりに再開されました。
難航している関税撤廃などの分野で、妥結に向けた道筋をつけられるのか。
最大の焦点となったのが、日本とアメリカの関税交渉です。
しかし初日から協議は難航。
農産物と自動車が懸案となりました。
コメなど農産物5項目を関税撤廃の例外としたい日本。
これに対しアメリカは、原則としてすべての品目の関税撤廃を求める立場です。
例えば牛肉、日本は現在、38.5%の関税をかけていますが、アメリカは関税を撤廃するか、限りなくゼロに近づけるよう求めています。
一方、自動車については、日本も攻めます。
アメリカが自動車部品にかけている2.5%の関税。
日本は即時撤廃するよう求めています。
日本は歩み寄る姿勢を示しましたが、交渉は進展しません。
昨夜、甘利大臣は再び、アメリカのフロマン通商代表と会談。
しかし。
閣僚会合のあと発表された共同声明。
課題を解決していく道筋を示したとしましたが、日本政府が目指していた大筋合意には至りませんでした。
また今後の交渉について共同声明は、できるだけ早く妥結するための努力をしているにとどめ、次回の閣僚会合の日程は盛り込まれませんでした。
会合を終えた甘利大臣は。
シンガポールには、日本政府の動きを取材する、経済部の豊永記者と、アメリカ政府を取材するワシントン支局の布施谷記者がいます。
まず豊永さんに聞きましょう。
豊永さん。
センシティビティということばがありました。
つまり日本の農産物、そしてアメリカの工業品には、配慮が必要な品目が、それぞれあるということを、認め合っていたはずなんですが、にもかかわらずに折り合えないというのは、これは日本側に何か読み違いのようなものがあったということなんでしょうか?
センシティビティ・配慮すべき品目とは何かを巡って、日本はアメリカの対応を読み違えていた部分があると思います。
日本は、配慮する品目を守っていいという意味に捉えていたんです。
これに対して、アメリカはそういう配慮が必要な品目があるのは認めるが、時間をかけて関税撤廃をしていこうという意味に捉えていた節があります。
例外を認めるのか、認めないのか。
根本的な認識の違いが農産物の関税撤廃の交渉に、そのまま響いている形です。
一連の協議では、日本は農産物5項目について、関税の撤廃や引き下げを含む、大胆な提案を懐に忍ばせていましたが、アメリカ側の要求は想像を絶するほど厳しかったようです。
では、ワシントン支局の布施谷さんに聞きましょう。
その日本から見てみますと、アメリカももう少し強硬姿勢、和らげてはどうかというようにも見えるんですけれども、どうでしょうか?
アメリカのほうは、むしろ、日本のほうこそ強硬でかたくなだと見ています。
焦点の関税撤廃で、日本以外は100%に近いレベルに近づいているのに、その日本の提案は、なお見劣りしていると受け止めているんです。
また特にアメリカの業界団体も、厳しい姿勢で見ています。
フロマン代表のもとには、日本だけ例外扱いするのは受け入れられないといった所感が続々と送りつけられています。
アメリカでは当初、TPP交渉への参加を決めた、いわば新しい日本に、大きな期待が寄せられました。
しかし、関税撤廃の例外を求め続ける今の日本は、古い日本のままだという批判の声が上がっているんです。
布施谷さん、アメリカは秋には議会の中間選挙がありますが、選挙が近くなればなるほど、強硬論が強まって、まとめるのが難しくなるのではないでしょうか?
オバマ政権にとって、大きな成果となるだけに、まとめたいのは間違いないんです。
ただ、アメリカ議会の動きが、確かにおっしゃるように、状況を複雑にしています。
労働組合の支援を受けている与党・民主党に、TPPで輸入が増えれば、雇用が脅かされるという警戒論が広がっています。
このため、議会では実はオバマ政権にTPP交渉を一任する法案の審議入りすらできていないんです。
アメリカではこの秋、議会の中間選挙がありますので、その政治論争の種になるTPPを話題にしたくないという雰囲気が、次第に強まることが予想されています。
通商関係者の間では、4月に予定されているオバマ大統領の日本訪問までに、日米で関税の問題にメドをつけることができなければ、TPP交渉の妥結は秋の中間選挙のあとにずれ込むという見方が強まっています。
そのオバマ大統領の日本訪問ですけれども、経済部の豊永さん、それまでに日本にとっても、間合いを詰められるかどうかというのは、非常に重要になると思います。
甘利大臣が言っている解というのは、見つけられると思いますか?
通商交渉に携わっている政府関係者に話を聞きますと、交渉には節目と雰囲気が大事だといいます。
今回のシンガポールでの閣僚会合、これは一つの節目だったわけなんですが、大筋合意は果たせませんでした。
次の節目となるのは、やはりオバマ大統領の訪日だと思います。
両国のトップどうしが会談するときまでに、交渉がある程度進展していなければ、まとめようという雰囲気も失われてしまうと思います。
このまま同じような交渉を繰り返していても、恐らく解にはたどりつかないでしょう。
双方が相当程度歩み寄らなければ、合意にはたどりつけないと思います。
ありがとうございました。
ここまで豊永、布施谷両記者に聞きました。
優しい交渉事というのはありませんけれども、今回は特にその道は険しいというふうに感じます。
ここまでTPP交渉についてお伝えしました。
次のニュースです。
政権が突如崩壊したウクライナ。
大統領の職を追われたヤヌコービッチ氏のぜいたくな暮らしぶりが、次々と明らかになってきました。
その一方で、国家経済はと言いますと、大統領代行が、奈落に転がり落ち、債務不履行手前というほどの危機的状態にあることが分かってきました。
首都キエフ近郊の倉庫から出てきたのは。
ずらりと並んだ黒塗りの高級車。
ヤヌコービッチ氏の大統領辞任を求めてきたグループによりますと、その価値は日本円にして総額2億円余り。
息子のものではないかということです。
次々と明らかになるヤヌコービッチ氏のぜいたくぶり。
金色に輝くシャンデリアに、豪華なクルーザー。
そして、広々としたテーマパークのような邸宅の敷地には、クマや、こんな動物まで。
ヤヌコービッチ氏は、22日以降、公の場から姿を消したままです。
地元が伝えた映像では、さらに驚くべきものが。
ヤヌコービッチ氏の邸宅の池からは、弾薬のようなものや、大量の書類。
中には、一部が燃やされたものも。
地元紙によりますと、邸宅のシャンデリアに、日本円でおよそ42億円を支払ったことを示す、会計文書が見つかったということです。
さらに、顔写真や名前、生年月日などが記されたリスト。
政権に批判的な記事を書き、去年、ウクライナで何者かに襲われた女性ジャーナリストについての報告書も見つかりました。
ヤヌコービッチ政権による報道への弾圧を示す資料なのか。
現地では分析作業が進められています。
ヤヌコービッチ氏は、不正を働いたのか。
権力の頂点に立ち、腐敗してしまった権力者は過去にも。
フィリピンのマルコス元大統領とイメルダ夫人。
夜な夜な開かれるパーティーに。
大量に並ぶ女性用の靴。
民衆革命で亡命を余儀なくされるまで、国家財産を不正に蓄財したとされています。
さらに、ルーマニアのチャウシェスク元大統領。
花に包まれたぜいたくな暮らしに、豪華な調度品の数々。
しかし、独裁体制は抗議運動の中で崩壊し、元大統領は処刑されました。
そして、ウクライナのヤヌコービッチ氏。
今、大勢の市民を殺害した容疑で、指名手配されています。
政権崩壊後、国に残されたのは、巨額の対外債務です。
ロシアに対する未払いのガス代金など、その額は日本円で3兆円を超えています。
頼みとしていたロシアによる財政支援も、政権崩壊を受けて凍結されました。
新政権への移行を進めているトゥルチノフ大統領代行は、大規模な支援を求めています。
欧米諸国や国際的な金融機関は、支援に乗り出す考えを相次いで表明。
EU・ヨーロッパ連合のアシュトン上級代表は、野党の指導者と会談。
野党側によりますと、暫定政権発足後に、EUが経済支援を行う方針を示したということです。
暫定政権樹立を巡る欧米とロシアの立場の違いも浮き彫りになっています。
国連の安全保障理事会で、アメリカの代表は。
一方、ロシア側は、力による政権の交代を認めるものだと反発。
政権移行に向けた動きを、強くけん制しました。
当面の焦点は、次の大統領選挙が混乱なく、公正に実施されるかどうかですが、ウクライナがロシアとヨーロッパに挟まれた戦略的な要衝であることは、今後とも変わりはないわけで、東西のはざまで翻弄されてきたウクライナに、安定の道筋が見えるのか、楽観論というのは聞こえてきません。
韓国のパク・クネ大統領が、就任から1年を迎えました。
歴史認識の問題を巡って、日本に厳しい姿勢を取り続けるのがパク大統領です。
韓国国内の支持は、底堅いものがあります。
就任からきょうで1年となった韓国のパク・クネ大統領。
KBSテレビによる最新の世論調査では、支持率は63%。
依然として高い水準を保っています。
高い支持率の背景にあるのが、原則を崩さない姿勢。
歴史認識の問題で、日本に譲歩しなかったことも評価されています。
日韓の歴史を巡る問題で、就任直後から厳しい姿勢を示してきたパク大統領。
外遊先でも、日本をけん制。
首脳会談の開催を呼びかける日本に対し、応じる姿勢を見せようとしません。
しかし、こうしたパク大統領の姿勢に対し、同盟国アメリカが懸念を表明。
北朝鮮に対して、日米韓の3か国が連携する必要があるとして、韓国側にも、歩み寄りを促しました。
しかし、韓国の最新の世論調査では、関係改善には、まず日本が態度を改めるべきという回答が半数を超えています。
韓国外務省もきょう、同様の考えを示しました。
4月には、オバマ大統領が韓国を訪問。
日本との関係改善を求めるアメリカに、パク大統領はどのような姿勢で臨むのか。
韓国国内でも、さまざまな見方が出ています。
ソウル支局長の塚本壮一記者に聞きます。
塚本さん、日本に対して厳しい姿勢のパク大統領ですが、今後についてはどのように見ていますか?
アメリカから強い懸念を示されているからといって、大統領の対日姿勢が急に変わるとは、あまり期待できないと思います。
韓国は、安倍総理大臣の靖国神社参拝などによって、日本とアメリカとの関係が、再びぎくしゃくし始めたとみなしています。
そうした日米関係よりも、米韓関係のほうが良好だと認識しています。
加えて歴代の大統領でも、まれに見る高い支持率を維持しています。
歴史認識を巡る問題で、アメリカは韓国の立場を理解してくれるはずだと、半ば見切っている印象を受けます。
塚本さん、確かに歴史認識の問題で、日韓両政府の間に、深い溝が生まれてしまったのは、不幸なことだと思いますけれども、それにしてもパク大統領の姿勢、固すぎるという声が、日本にはあります。
そのあたり、韓国側には、どう届いているんでしょうか?
確かに韓国国内でも、去年秋以降、パク大統領があまりにもかたくななのではないかという市民の声や、メディアの報道が少なからずありました。
ただそうした雰囲気は、安倍総理大臣の靖国神社参拝以降、ほとんどなくなってしまいました。
もちろん韓国政府としても、4月のオバマ大統領の韓国訪問で、日本との関係改善を求められると覚悟しています。
韓国外務省は、来月、オランダで開かれる核セキュリティーサミットで、日韓の両首脳がことばを交わす場面を作るかどうかを含め、さまざまなシナリオを検討しているもようです。
ただパク大統領としては、政治においては原則を重んずるべきという、みずからの信念を曲げるつもりはないというのが、本心なのではないか。
そして、実際にそれを貫き通そうとするおそれも排除できないと思います。
ここまでソウル支局、塚本記者でした。
次です。
原発事故からまもなく3年。
原子力発電をエネルギー政策の中にどう位置づけるのか。
政府はきょう、新しいエネルギー基本計画の案を取りまとめました。
井上さん。
国の新たなエネルギー基本計画を巡っては、去年、経済産業省の審議会が、原案をまとめましたが、与党側から異論が出たことから、政府内で文言の修正が検討されていました。
これについてきょう、原子力関係閣僚会議が開かれ、政府案をまとめました。
原発の位置づけについては、原案では、基盤となる重要なベース電源でした。
それを今回、基盤となるという部分を削除したうえで、重要なベースロード電源としました。
この修正、一体何を意味するのでしょうか。
エネルギー基本計画を見直すきっかけになったのが、3年前の東京電力福島第一原発の事故。
当時の民主党政権は、従来の計画を白紙から見直す方針を打ち出します。
そして野田政権で、2030年代に原発ゼロを目指すとして、原発の新設・増設は行わないという新しいエネルギー政策を決めました。
その後、おととし12月に行われた衆議院議員選挙で、自民党に政権が交代。
このとき、選挙で訴えたのが、原子力に依存しなくてもよい経済・社会構造の確立を目指すでした。
政権交代後も。
新たなエネルギー基本計画では、原子力をどう位置づけるのか、注目されていました。
そして。
今回示されたのは、重要なベースロード電源。
時間帯にかかわらず、一定の電力を供給する重要なものとされたのです。
その上で、原発への依存度については、可能なかぎり低減させるとしました。
政府はこの政府案を与党側に示し、与党の議論を踏まえて、閣議決定を目指すことにしています。
これに対し、与野党からは。
新しい計画は、どのように原発への依存度の低減につながっていくのでしょうか。
経済部の東聡記者です。
VTRにも出ていましたね。
こちら、政府案に盛り込まれた、ベースロード電源。
私もこのことば、初めて聞いたんですけれども、何もこんなややこしいことば使わなくても、原案にあった、基盤となる電源だということばでもいいんじゃないですか?これ。
このベースロード電源ということば、実は私も今回、初めて聞きました。
このロードというのは負荷をかけるということばの負荷という意味です。
ベースロード電源というのは、昼夜を問わず安定的に稼働できる電源という、専門用語です。
電力の供給で、原発が一定の役割を担うという意味では、まあ程度の差はあるにせよ、あまり変わっていないと思います。
しかし、表現に差をつけたのには、そこには、なんらかのねらいがあったということなんでしょうか?
そうですね、原案の基盤となる重要なベース電源という表現には、与党内から電源構成全体の中での位置づけが、強すぎるのではないかという指摘がありました。
今回はこうした意見を踏まえて、高い比率を持つという印象を持たれないように配慮した結果だといえます。
実は今回の政府案の中では、原発以外でも、石炭による火力発電ですとか、水力発電、それに地熱発電についても、ベースロード電源と位置づけています。
原発についても、これらの電源と同じ表現を使うことで、特別なものではないというニュアンスを強調しているとも解釈できます。
特別なものではないといっても、やはり原発を生活の…というしっかりと位置づけたという、そういう意味なんですね?
そうですね。
背景にはエネルギー政策を巡るこれまでのいきさつがあります。
原子力の位置づけは、原発事故が起きる前の、民主党政権時代の2010年に、地球温暖化対策を優先して、いったん比率を50%以上に高めるとしてから、VTRにもありましたように、原発事故後、一転して、2030年代に原発稼働ゼロを可能にするとしました。
こうした経緯のうえでまとめられた今回の政府案について、茂木経済産業大臣は、責任あるエネルギー政策を示すための一つの土台だと述べていまして、今回は原発を一定の範囲で維持するということを改めて位置づけたものになっています。
なるほど。
その一方で、要するにこの原発というのは、だんだん、依存度を低くしていくんだというのは、これ、自民党も選挙戦の中で、再三訴えてきた。
ですから、そういった責任あるエネルギー政策というんであれば、その原発依存度を低くしていくという、その具体的なロードマップ、何%に将来していくのかとか、もうちょっと踏み込んだ内容になっていてもよかったんじゃないかというふうに思うんですが、どうでしょう?
そのように感じる人もいると思います。
ただ、政府としては、現段階では電源構成の具体的な比率、いわゆるベストミックスというものなんですけれども、これは示せないという立場なんです。
どうしてでしょうか?
というのも、原発の再稼働を巡っては、独立した原子力規制委員会が安全基準に適合しているかどうかを判断したうえで、進めることになっているからなんです。
この規制委員会が審査している中で、政府が先に、原発を何%にするということを明示してしまいますと、それに合わせて、何基の原発を再稼働すべきなのかというような意図を、暗に示してしまうことになるので、一種の圧力とも受け取られる可能性があるからなんです。
一方で、今回の政府案では、太陽光や風力などの再生可能エネルギーについては、原案以上に積極的に進める方針を明確にしています。
それでは、どういう形で具体的な計画を示そうとしているんでしょうか?
政府としては、与党側の意見などを踏まえながら、今回の政府案の閣議決定をまず目指して、さらにそのあとで、今後の規制委員会による原発の安全性の審査などの状況や、再生可能エネルギーの導入状況も踏まえて、エネルギーのベストミックスというのを、早急に検討していく方針です。
ただ、これにあたっては、原発事故後、現在に至るまで、さまざまな議論が続いていますし、原発の再稼働を巡る状況も、さまざま不確定要素がありまして、容易には見通せないというのが現状です。
原発依存度について、今、政府があれこれ言うのは、原子力規制委員会の独立性を損ないかねないというのは、確かに理屈ではありますけれども、独立性を尊重しながら目指す方向をね、より具体的に示すという、やはり政治は高い志を持って、目指していくべきではないかというふうにも思います。
きょうはまだ、政府案の取りまとめの段階ということで、閣議決定まで、より踏み込んだ議論をしていただきたいというふうに思います。
ここまで経済部の東記者と共にお伝えしました。
東京都内の公立図書館で、アンネの日記などが破られているのが相次いで見つかった事件で、被害を受けた本は、少なくとも80種類に上ることが分かりました。
NHKが各図書館に取材したところ、被害を受けた本は、アンネの日記のほか、アウシュビッツ強制収容所に収容された女の子について書かれたハンナのかばんや、第2次世界大戦中、多くのユダヤ人にビザを発行して命を救った日本の外交官、杉原千畝の伝記など、少なくとも80種類に上ることが分かりました。
各図書館は、被害を防ぐための対応に追われています。
一方、杉並区の中央図書館では、今月3日に関係書籍を確認したときには異常はありませんでしたが、6日に改めて調べたところ、破られていたことが確認されたということです。
警視庁は、防犯カメラの映像を解析するなど、捜査を進めています。
最新のモバイル機器を集めた世界最大規模の展示会です。
ソニーは今のハイビジョンより画質が鮮明な4Kで動画が撮影できるスマートフォンを披露しました。
こちらは、韓国のサムスン電子が発表した、腕時計型ウエアラブル端末の最新機種です。
また新興国向けの基本ソフトを開発しているアメリカの団体、モジラは、中国の半導体メーカーと協力し、1台およそ25ドル、日本円で2500円余りのスマートフォンを開発中だと明らかにしました。
記録的な大雪の影響で、関東甲信の各地で続いていた集落の孤立。
政府の非常災害対策本部は、除雪作業が進んだ結果、ほぼ解消されたとしています。
埼玉県では、秩父市の20世帯の地区に通じる道路が、11日ぶりに開通しました。
このほか、2つの地区の2世帯に通じる道路の除雪が、それぞれあと2キロ程度残っていて、自治体などが物資などの支援を続けていくということです。
また群馬県ではきのうまでにすべて解消し、山梨県では孤立した状態の2世帯のうち、大月市の1世帯に通じる道路の除雪が、あすまでに終わる見込みだということです。
フィリピン政府は、南シナ海のフィリピンの管轄下にある海域、スカーボロー岩礁で中国の海洋監視船が放水などの手段で、地元の漁船を強制的に排除しようとしているとして、外交ルートを通じ、中国側に強く抗議しました。
海域は、フィリピンが主張する排他的経済水域にありますが、おととし、中国の艦船が進出して以降、実質的に中国側の実効支配下に置かれています。
気象情報、井田さんです。
こんばんは。
きょうは全国的に気温が上がって、3月中旬から下旬並みの暖かさとなりました。
岐阜県郡上市のひるがの高原です。
雪どけが進む暖かさの中で、掘り起こすと出てきたものは。
春待ちにんじんです。
畑が雪で覆われる冬の間に、寒さによって糖度が増すため、通常のにんじんに比べて2倍程度、甘くなるということです。
春を感じる日ざしの下、収穫は4月上旬まで行われます。
きょうは東京も、日ざしが暖かくて、コートを手に持って、歩いている人もいましたね。
そうでしたよね、あしたはさらに気温が上がりそうですね。
ただ、天気は変わりやすいです。
西日本では雨となりそうです。
では、天気図を見ていきましょう。
あすは高気圧の中心が東へ移動します。
かわって、九州の西には前線を伴った低気圧が移動してくる予想です。
詳しく見ましょう。
低気圧の周辺には、湿った空気が流れ込んできます。
このために、九州や中国、四国地方では、あすは雨で、夜は強く降る所も出てきそうです。
では、天気の変化です。
朝の6時から9時です。
九州では雨の降りだす所がありそうです。
正午から午後3時です。
中国や四国地方でも、雨の所がありそうです。
そして夜です。
雨雲はゆっくりと進みます。
夜も雨の範囲は九州から四国となりそうです。
各地の天気と気温を詳しく見ていきます。
気温が上がってくると、やはり気になるのが花粉ですね。
むずむずしてますか?
してますね。
くしゃみをしている人もいるかもしれませんね。
九州から関東ではスギ花粉、ピークとなってきそうですね。
この黄色い所、九州から関東、ほとんどの所で、スギ花粉が本格的に、もう飛び始めているんですね。
一日を見ても、スギ花粉というのは、ピークが2回あります。
その日のお天気にもよるんですけれども、これは東京都内で見たものです。
昼前後と、それから日没後、特に多くなるんですね。
杉林から、気温が上がってきますと、数時間かけて街なかにやって来ます。
一番気温が上がる昼過ぎにはいったん、上空へ舞い上がるんですけれども、また気温が下がってきますと、日没後、地上付近に降りてくるためなんですね。
これらの時間帯は特に注意して、マスクやそれから眼鏡を活用してください。
外に出た場合は、手洗い、うがいをしっかりしたり、服の花粉を払ったり、窓は全開にしないで、少し控えめに開けて換気をするといいと思います。
気をつけてください。
気象情報でした。
最高の結果を持って帰れて、本当にうれしいですし。
ケーキ、好きですね。
いただきます。
もう一度興奮がよみがえるようですが、スポーツは三輪アナウンサーです。
こんばんは。
ソチオリンピックの日本選手団が帰国し、金メダルの羽生結弦選手など、メダリストたちが記者会見に臨みました。
選手たちを乗せた飛行機が到着すると、こんな歓迎を受けました。
到着ロビーでは、およそ900人のファンが出迎えました。
フィギュアスケートの男子シングルで、金メダルを獲得した羽生選手。
竹内智香選手は、スノーボードの女子パラレル大回転で銀メダル。
メダルには届きませんでしたが、フィギュアスケート女子シングルのフリーで会心の演技を披露した、浅田真央選手にも、大きな声援が送られました。
羽生選手は、このあと、所属契約を結んでいる企業を訪れました。
甘いものが好きな羽生選手に、チョコレートで作った金メダルの乗ったケーキも。
金メダルと一緒に記念撮影です。
浅田選手は、日本外国特派員協会で会見に臨みました。
トリプルアクセル。
降りた。
浅田選手は、ショートプログラムで大きく出遅れましたが、フリーでは会心の演技を見せました。
そして、今シーズン限りで現役を引退するかどうかについては。
浅田選手、ソチオリンピック、集大成ということで、位置づけて臨んだんですけれども、今のことばを聞きますと、フリーは確かに充実をしていた。
しかしショートプログラムを含めると、少し思いが残ったのかなという印象を持ちましたけども。
そうですね、そのあたりのもう一つの試合というのが、来月、埼玉で行われる世界選手権、そこに羽生選手も出場することになっています。
次はプロ野球です。
ソフトバンクは、宮崎市で韓国のチームと練習試合。
大型補強で、残り少ない先発投手の枠を懸けて、寺原投手が登板しました。
寺原、去年はけがなどで4勝にとどまっています。
1回。
変化球が高くなりました。
先制点を奪われます。
2回にはランナー2塁でこのボール。
鶴岡の落ち着いたプレーで救われました。
寺原は3回を投げ、ヒット4本で1失点。
コントロールに課題が残りました。
一方、打線は2回、同点に追いつき、鶴岡。
バットでも勝負強さを見せました。
正捕手の座獲得へ、アピールが続きます。
大リーグのキャンプ情報です。
去年のチャンピオン、レッドソックスの上原浩治投手をはじめ、日本の投手陣が順調です。
上原投手はレッドソックスで2年目。
ことしは開幕から抑えに指名されています。
マウンドに立つと、新鮮な気持ちになると上原投手。
躍動感のあるフォームで、主力級との対戦は上々の内容でした。
来月3日のオープン戦で、初めて実戦に登板する予定です。
レンジャーズのダルビッシュ投手は、初めての紅白戦。
最初は田中賢介選手。
日本ハム時代のチームメートで、今シーズン、マイナー契約しました。
ここは後輩のダルビッシュ投手の勝ち。
ダルビッシュ投手は153キロを記録するなど、打者4人をノーヒット。
順調にいけば、27日のロイヤルズとのオープン戦に先発する予定です。
ヤンキースの田中将大投手の順調です。
キャンプで2回目となるバッターを相手にしたピッチング。
3人に対して、キャンプで最多となる35球を投げました。
鋭い変化球で空振りを奪うなど、内容に納得の様子でした。
アジアナンバー1を決める、ACL・アジアチャンピオンズリーグが開幕。
3年ぶりの出場となったセレッソ大阪は、初戦で韓国のチームと対戦しました。
セレッソは質の高いサッカーを見せたいと、初戦に臨みました。
注目の新戦力、フォルランは、ベンチからのスタートです。
前半11分、セレッソは山口のロングパスに柿谷。
日本代表の2人の連係で、先制ゴールを奪います。
後半は一転して、相手のペースに。
16分。
こぼれ球を押し込まれ、同点とされます。
セレッソは、ここですかさずフォルランを投入。
勝ち越しを狙いました。
そのフォルラン。
ゴールにつなげることはできませんでした。
セレッソ、引き分けスタートです。
さあ、浅田真央選手の記者会見からもう一つお届けしましょう。
ソチオリンピックの期間中に、森元総理大臣が、ある発言で物議を醸したんですが、それは彼女は大事なときには必ず転ぶというものだったんですね。
それだけ取り上げられるのは、決して本意ではないと思うんですけれども、きょうの記者会見で、この発言について取り上げられました。
なんとも思ってないですけど、やはり自分も失敗したくて失敗してるわけではないので、それはちょっと、違うのかなというふうには思ったんですけど。
2014/02/25(火) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽深海に異変が?ダイオウイカ また捕獲▽TPP合意に至らず[二][字]
▽捕獲相次ぐダイオウイカ・深海に異変が?さかなクンもギョギョ▽TPP閣僚会合でも大筋合意には至らず…今後の協議の行方は?▽エネルギー基本計画政府案で原発再稼働は
詳細情報
番組内容
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】三輪洋雄,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】三輪洋雄,【気象キャスター】井田寛子
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
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