NHKニュース7 2014.02.25

日本選手団、笑顔で帰国です。
ふだん、深海に生息するダイオウイカ。
きょうは、なんと素潜り中に生け捕りにされました。
こんばんは、ニュース7です。
シンガポールで開かれていた、TPP・環太平洋パートナーシップ協定の閣僚会合は、課題を解決していく道筋を示したなどとする共同声明を発表して、すべての日程を終え、今回の会合での大筋合意には至りませんでした。
交渉に参加する12か国の閣僚たちが、4日間の協議の成果をまとめた共同声明を発表。
一方で、今後の交渉の進め方については、できるだけ早く妥結するための努力をしているとするにとどめ、次回の閣僚会合の日程は盛り込まれませんでした。
今回の会合では、日本政府が目指した大筋合意には至らず、日米の農産物を巡る協議で、意見の隔たりが埋まらなかったことが、一因になったものと見られます。
7、80%のところにはきているのではないかと、今回の結果は、決裂でも漂流でもなく、次に向けて、いい前進ができたんだというふうに思っております。
また甘利経済再生担当大臣は、農産物5項目を巡る各国との交渉について。
衆参国会決議がなされている中で、交渉を行っているということは、お話を申し上げました。
その事情は、理解をされたと思いますが、かといって、だから何もしなくていいという理解では、もちろんありません。
その上で、自由化のレベルを高める努力をすべきだと要請されていると述べました。
交渉はどこまで進んだんでしょうか。
TPP交渉の21分野の中には、実質的に合意したものもあります。
通信インフラなどを外国企業に開放する電気通信。
輸出入手続きの簡素化などを進める貿易円滑化。
食品の安全基準や動植物の検疫方法を決める衛生植物検疫といった分野です。
一定の歩み寄りが見られた分野もあります。
知的財産の分野では、医薬品の開発データを保護する期間について、特許が切れた医薬品を利用しやすくするため、ベトナムやマレーシアなどが、これを短くすることを主張しているのに対して、アメリカが配慮する姿勢を見せているということです。
ただ、保護の期間などについて、折り合いがついていません。
また国有企業と民間企業の競争条件を議論する競争政策でも、どのような企業を国有企業として扱うかについて、歩み寄りが見られました。
しかし、税制面の優遇措置などで対立は続いています。
そして、焦点の関税撤廃を巡る日米協議では、日本は、牛肉・豚肉など、農産物5項目で踏み込んだ対応を取る考えを伝えましたが、アメリカは、原則としてすべての品目の関税を撤廃するよう求め、溝は埋まりませんでした。
では現地で取材している岡崎記者に聞きます。
岡崎さん、閣僚会合、大筋合意に至らず、今後も日米協議が焦点となりますが、アメリカがこの秋に中間選挙を控える中で、交渉はますます難しくなりそうですよね?ーそのとおりです。
アメリカでは、秋に中間選挙が控えていまして、議会側は農業や自動車など、政治的に強い影響力を持つ業界団体の意見に押されて、政府に圧力を強めることが予想されます。
そうなると、アメリカの交渉担当者は、妥協点を見いだすための譲歩がしにくくなります。
甘利大臣が閣僚会談に先立って、今回の会合で大筋合意に達しなければ、TPP交渉が漂流しかねないという考えを示していたのも、こうした背景があったからです。
日本政府は引き続きアメリカとの間で、早期の交渉妥結を目指して、農産物5項目の関税の取り扱いなどを巡って協議を続け、妥協点を探ることにしています。
こうした中、政府関係者からは、ことし4月下旬に、オバマ大統領が日本を訪問する際に行われる日米首脳会談で、TPP交渉が重要な議題として取り上げられ、事態の打開に向けた試金石になるのではないかという見方が出ています。
安倍総理大臣はTPPを成長戦略の柱に位置づけていて、早期妥結を目指す思いはオバマ大統領と同じですが、アメリカの対応しだいでは、難しい判断を迫られることも予想されます。
次はこちらです。
放水の歓迎を受ける中、ソチオリンピックの日本選手団が帰国しました。
成田空港の到着ロビーには、およそ900人が詰めかけました。
金メダルを獲得した羽生結弦選手をはじめとする、日本の選手たち。
浅田真央選手はこの笑顔。
日本選手団は、午後、記者会見しました。
帰国して一番やりたいことを聞かれた羽生選手の答えは。
早くも次の大会に向けて、気持ちを引き締めていました。
一方、浅田真央選手は、日本外国特派員協会で会見しました。
そして今シーズン限りで現役を引退するかどうか、割合、パーセントで聞かれると。
浅田選手はこのように述べ、現役続行と引退の可能性は、半々との考えを示しました。
新たなエネルギー基本計画の政府案がまとまりました。
原子力発電を、時間帯にかかわらず一定の電力を供給する重要なベースロード電源と位置づけ、安全基準に適合すると認められた原発の再稼働を進めることなどを盛り込みました。
中長期的なエネルギー政策の基本方針を示すエネルギー基本計画。
経済産業省の審議会の原案に対して、与党側から異論が出され、一部の文言を修正した政府案が、原子力関係閣僚会議でまとまりました。
エネルギー政策を巡っては、東京電力福島第一原発の事故を受けて、おととし、当時の民主党政権は、2030年代に原発稼働ゼロを可能とするよう取り組むことを決めました。
安倍政権でエネルギー政策はどう変わるのでしょうか。
政府案では、原発を重要なベースロード電源と位置づけました。
ベースロード電源とは、昼夜を問わず一定の電力を供給できる電源という意味の専門用語です。
原案の段階では、原発を、基盤となる重要なベース電源と位置づけていましたが、与党内から、位置づけが強すぎるなど異論が相次ぎ、修正されました。
その上で、原発の再稼働については、これまでと同様、安全基準に適合すると認められたものは進めるとしています。
一方、太陽光や風力、地熱などの再生可能エネルギーについて、政府案では積極的な導入を図る方針を盛り込みました。
エネルギー安全保障に寄与できる有望かつ多様な国産エネルギー源と位置づけ、2013年から3年程度、導入を最大限加速していき、その後も積極的に推進していくとしています。
茂木経済産業大臣は。
このように述べて、原子力発電の活用などに引き続き取り組む考えを示しました。
また再生可能エネルギーについては、原案よりもさらに踏み込んで、しっかりと推進していく方針を、より明確に示したと述べました。
与野党からは。
新たなエネルギー基本計画の閣議決定に向けて、与党側と本格的な調整に入ることにしています。
与党内には、再生可能エネルギーの比率を高めていくことを、より明確にすべきだという指摘や、原発ゼロに向けた道筋を示すべきだという意見もあります。
このため政府は、安全基準に適合すると認められた原発の再稼働を進めるという基本線は維持しつつ、与党側の意見も尊重しながら、柔軟に調整を進めることにしています。
次は、こちらです。
最大で18メートルにもなるというダイオウイカ。
きょう、兵庫県沖の日本海で、素潜りで漁をしていた男性が遭遇し、生け捕りにしました。
いかにして捕まえたんでしょうか。
これが捕獲されたダイオウイカです。
長さは4メートル13センチ、重さは200キロほどと見られます。
兵庫県新温泉町の沖合で、生け捕りにされました。
ダイオウイカを捕まえた岡本哲雄さんです。
水深およそ8メートルの所で、素潜り漁をしていました。
岡本さんは、持っていたロープを生きているイカにくくりつけ、船で引っ張って、港に運んだということです。
突然のダイオウイカとの遭遇。
危険はないんでしょうか。
深海で生きたダイオウイカの撮影に成功した、国立科学博物館の窪寺恒己さんに話を聞きました。
海に残された最後のミステリーとも呼ばれるダイオウイカ。
窪寺さんによりますと、日本海で見つかったのは、ことしに入って、すでに8例あるということです。
窪寺さんは、日本海の深海で海水温が下がり、比較的暖かい場所を好むダイオウイカが、上がってきているのではないかといいます。
きょう捕獲されたダイオウイカは、冷凍保存され、調査や研究に役立てられるということです。
安倍総理大臣は、公明党の山口代表と会談し、集団的自衛権の行使容認を巡る、憲法解釈の見直しについて、政府の有識者懇談会の報告書が、早ければ4月にも提出されたあとに、与党内で議論する場を設けることで一致しました。
集団的自衛権の行使を巡って、政府の有識者懇談会は、早ければ4月にも、憲法解釈の変更によって、行使を容認する報告書を、安倍総理大臣に提出する見通しです。
きょう安倍総理大臣は、行使の容認に慎重な姿勢を崩していない公明党の山口代表と会談。
この中で、安倍総理大臣は、政府の有識者懇談会の報告書がまとまったあとに、与党で議論する場をもうけたいと述べ、報告書が早ければ4月にも提出されたあとに、与党内で議論する場を設けることで一致しました。
韓国のパク・クネ大統領の就任から、きょうで1年になりますが、日韓関係は冷え込んだままで、首脳会談も行われない状況が続いています。
こうした中、アメリカ議会調査局が報告書をまとめ、日韓関係が冷え込むことは、アメリカの国益を損ねるとして、懸念を示しました。
就任からきょうで1年となった韓国のパク・クネ大統領。
これまで歴史認識を巡って、日本に対する批判を続け、安倍総理大臣との首脳会談も実現していません。
こうした中、アメリカ議会調査局が24日公表した報告書。
日本を掛けがえのない同盟国と位置づける一方で、安倍総理大臣の靖国神社参拝などで、日韓関係が冷え込むことは、アメリカの国益を損ねるとして、懸念を示しました。
さらに報告書は、アメリカのアドバイスを無視して、突然参拝したことは、日米両国の信頼の一部を傷つけた可能性がある。
安倍総理大臣の歴史観は、第2次世界大戦と、その後の日本占領についてのアメリカ人の考えと、ぶつかる危険があると指摘しています。
報告書について菅官房長官は。
その上で記者団が、アメリカの懸念を払拭するために、今後、どのような取り組みをしていくのかと質問したのに対し、日本の立場は明らかであり、しっかりと、常に言っていることを説明していくことに尽きると述べました。
一方、韓国外務省は、関係が冷え込んでいるのは、日本側の歴史認識に問題があるからだと、改めて非難しました。
日韓関係の改善を求めるアメリカは、ことし4月にオバマ大統領が日本と韓国を訪問する予定です。
冷え込んだままの日韓関係は好転するのか、注目されます。
NHKの放送技術研究所の元職員が、在職中に、知り合いの業者に架空の音響設備工事を発注し、NHKからおよそ280万円をだまし取っていたとして、業者と共に詐欺の疑いで警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、NHK放送技術研究所の主任研究員だった濱崎公男容疑者と、音響機器販売会社の元社長で、横浜市都筑区の佐藤博康容疑者です。
警視庁によりますと、濱崎元職員は、おととし2月から4月にかけて、知り合いだった佐藤元社長の会社に、音響システムの補修工事を発注したように装い、NHKからおよそ280万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
調べによりますと、濱崎元職員は、ほかにも数年前から、同じ会社に工事代金など、合わせて数百万円を水増し請求させ、見返りに、デジタルカメラやパソコンなど、数十点を受け取っていた疑いもあるということです。
この問題は去年、NHKの内部調査で明らかになり、NHKは濱崎元職員を懲戒免職にするとともに、警視庁に刑事告訴していました。
調べに対し、2人はいずれも容疑を認めているということです。
NHKの籾井勝人会長は、元職員が逮捕されたことは大変遺憾で、心よりおわびいたします。
警察の捜査に全面的に協力するとともに、視聴者の皆様からの信頼の回復に向けて、不祥事の根絶に取り組んでいく決意ですとしています。
子どもが自殺したときの対応の在り方について、国の方針がまとまりました。
いじめに限らず、背景に学校生活との関係があると見られる場合は、第三者機関を設けて、詳しく調査することになりました。
子どもの自殺を巡っては、状況が分からないケースが多く、文部科学省の有識者会議が、いじめに限らず、背景を明らかにしていこうと、検討を重ねてきました。
きょうの会議で方針がまとまり、すべてのケースで、3日以内に学校が教職員から聞き取り調査を行うことや、体罰や進路の悩みなど、学校生活との関係があると見られる場合は、教育委員会に第三者機関を設け、詳しく調べるとしています。
兵庫教育大学の新井肇教授は、いじめが背景にないと分かると、詳しく調べるのをやめてしまうことはよくないことで、きちんと調査し、再発防止につなげてほしいと話しています。
去年から始まった、生活保護費の段階的な引き下げに対して、佐賀県内で保護を受けている人たちが、憲法で保障された最低限度の生活ができなくなるとして、引き下げの取り消しを求める訴えを起こしました。
弁護団によりますと、全国では1万人以上が、引き下げへの不服を申し立て、認められなければ裁判を起こす方針で、今回の提訴が全国で初めてだということです。
企業の社員が株のインサイダー取り引きをしていたとして、証券取引等監視委員会は、課徴金の支払いを命じるよう、金融庁に勧告しました。
このうち大和ハウス工業の40代の元社員の男性は、マンションの販売会社が自分の会社と資本提携すると知り、この販売会社の株を買って、およそ590万円の利益を得ていたということです。
またパナソニックの20代の男性社員は、取り引き先の化学メーカーの業務提携の情報を知り、このメーカーの株を買って、およそ30万円の利益を得たということです。
気象情報は岡村さんです。
こんばんは。
きょうは全国的に3月中旬から下旬並みの暖かさとなりました。
福岡県の太宰府天満宮です。
境内にある6000本余りの梅の花が見頃を迎えています。
太宰府市内は、きょうの日中15度を超える暖かさとなり、春の陽気に誘われて、一気に花が開きました。
本当にきょうは春めいていましたけれども、この暖かさ、いつごろまで続きそうですか?
今週金曜日ごろまで続きそうなんですね。
あす朝の天気図を見てみましょう。
このように、広く高気圧に覆われます。
特に北日本や東日本を中心に、春らしい穏やかな日ざしが降り注ぎそうです。
このために東日本や北日本、きょう以上に気温が上がりそうなんですね。
そうしますと、金曜日ごろまでは暖かさが続くということで、雪崩や落雪には引き続き注意が必要です。
一方で西からは低気圧や前線が進んできまして、西日本は次第に雨が降りだしそうです。
雨の予想を見ていきましょう。
今夜9時以降に九州南部から雨が降りだしそうです。
あす朝6時の段階で、九州地方、広く雨が降りだして、傘が必要となりそうです。
雨の範囲、次第に広がっていきます。
あすの日中、夜にかけては四国や中国地方まで、雨が降りだしそうです。
それではあすの予報、見ていきましょう。
東日本や北日本、穏やかに晴れそうです。
雨が降るのは南西諸島や九州から、四国、中国地方にかけてとなりそうです。
行く手を阻む、思わぬ大雪。
2014/02/25(火) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]

▽交渉はどこまで進む?TPP閣僚会合最終日 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】守本奈実,【気象キャスター】岡村真美子

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【キャスター】武田真一,【サブキャスター】守本奈実,【気象キャスター】岡村真美子

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