住人十色【ゼロからのスタート!森を開拓して建てたログハウス】 2014.03.26

(ナレーション)「住人十色」。
今日の家は…。
(三船)うわ〜素敵な雰囲気のログハウスですね。
(松尾)実はこのログハウス全部1人で建てはったんです。
ログハウスって1人で建てれるの?簡単簡単。
こうやってね森に生えてる木切ってね積んだらええねん。
いやいや木切るとこからですか。
無理ですって。
できるできる。
ほら見てみ。
これ簡単やろ?簡単じゃな〜い!やれすぐに。
今でしょ!たった1人ゼロからスタートしたログハウスづくり。
そこには思いもよらない運命の出会いが待ち受けていました。
「住人十色」。
今回の舞台は熊本市内から車で1時間半自然豊かな山あいの町上益城郡山都町。
(諸岡)やっぱりいるんだくまモン。
さすが熊本。
それにしても立派なおなかだなぁ。
(諸岡)あっこんにちは沼田さんですか?
(沼田)はい。
はじめまして。
(諸岡)よろしくお願いしま〜す。
うわ〜この橋すごいですね!高いですね!上から見るとまたね…。
(諸岡)ええ。
ところでもともとこの辺りのご出身なんですか?私はですね神奈川県から越してきたんです。
(諸岡)全然違うじゃないですか。
なんの縁もゆかりもなくて。
どっかいいとこないかな〜ってフラッと来た感じですよね。
神奈川県横浜市出身の沼田さんは14年前自然豊かなこの町に移り住みました。
(諸岡)なかなかの山奥ですね。
(沼田)そうですね。
もう人がほとんどこの辺には住んでない。
(諸岡)そうですよね。
すごい所だな。
こっちが私の家です。
ああ〜!ここですか?おお〜!立派なログハウスですね。
森のおうちって感じでぴったりですね。
沼田さんが暮らすのはログハウス。
なんだか絵本に出てきそうなおうちです。
(松尾・スタジオ)あっ屋根せり出してるね。
(諸岡)ええ〜?これ敷地すごく広いですけど。
(沼田)敷地は1700坪。
(諸岡)ちょっと待って1700坪!?なんと購入当時は敷地全体に無数の木がうっそうと生い茂る森でした。
そんな森を沼田さんが…。
(諸岡)ちょっと待ってくださいね。
整理しましょう。
ちょっと待って。
沼田さんがお1人で切って整地してその木でこのログハウスを建てたってことですか?
(沼田)そうですはい。
(諸岡)ありえない!ほんとに!?たったどう考えても無謀な挑戦。
なんででしょうね。
自分でも分かんないですけどできると思いました。
誰にも頼らず1人で生きていこうと始めた孤独なログハウスづくり。
パワーがなくて最初ちっともここが切れなかったんだよね。
どうしようかと思って。
ふふっ。
無謀とも思える挑戦は思いもよらぬ運命の赤い糸を引き寄せたのです。
中堅社員となった…。
ちょうどその年を境ぐらいになんとなく仕事の内容が変わってくるような感じがして。
自分のやりたい研究職でいつまでもいられるわけではない。
そこで…。
「とりあえず」はおかしいけど…。
なんか一生懸命やってやった〜!っていうふうな気持ちになりたかったんですね。
ええ〜?ふと思ってしまったんです。
(諸岡)沼田さんのつくったログハウス。
よっ。
失礼しま〜す。
ああ〜。
うわ〜いいですね。
ほんとにすごく木が全面に張り巡らされてて。
うわ〜。
ログハウスならではの木のぬくもりが感じられる家の中。
それにしてもこれをたった1人でつくり上げたとは信じられません。
(諸岡)これそしてタイルも…。
(沼田)これも私が。
(諸岡)あっそうなんですか?ログハウス最初つくろうって思った時からこういうものも…。
いやつくる時にはほとんど行き当たりばったりで。
ただ四角く丸太を積めばとりあえず壁ができると。
壁ができたら窓を切り取れば窓ができると。
床の所はまあできたらまたなんか考えようっていう感じで特に設計図ってのはないわけですから。
そんなんでおうちってつくれるものなんですね。
意外とできるんですか。
へえ〜。
広いですね。
わあ〜こちらがリビング?
(沼田)はい。
丸太の素朴さがそのまま生かされた6.5畳のリビングダイニング。
わあ〜なんかこういうなみなみっていうカットもおしゃれですね。
これでもよく見ると1本1本かなり太さ違うんですね。
これなんかかなり小ぶりな木ですよね。
(沼田)やっぱりいろいろ生えてる木を使うもので木はそんな全部そろってるわけじゃないですね。
倒した時にどの木を使えるかというと引き出せる木しか使えないんです。
そうこのログハウスの材料は今この家が建っている場所にもともと生えていた木。
しかもそこは自然の森なので形のそろったよい木ばかりを選んでなんていられませんでした。
もともと木で何かつくるとかそういうのは得意だったんですか?いや全くですね。
小学校時代図工の成績は2だったという沼田さんですが…。
ログの神様と呼ばれるカナダ人のアラン・マッキー氏が日本でログスクールを開くことを知り3週間の講習に参加したのです。
そこで技術知識メンテナンスに至るまで一からログハウスづくりを学びました。
そのアラン・マッキーさんからはどんなことを教わったんですか?その先生はですね自然と共生するってことをすごく大事に考えてて。
どっかから輸入するじゃなくてその場の木を使う。
土地の木を使ってそこに家を建てるっていうのがいちばん自然だっていうふうに考えているわけです。
その土地に生えている木を切ってその場所にログハウスを建てる。
マッキー氏の教えに感銘を受けた沼田さんは自らも同じ形でログハウスを建てたいと1年かけ日本全国土地探しの旅へ。
そこでたどりついたのが熊本県の山奥…。
(諸岡)ちなみに1700坪でおいくらだったんですか?270万です。
(諸岡)あっ安っ!270万ですか!?家になっちゃうんですもんね。
ちょうど理想的でした。
この大きさのログハウスを建てるには…。
沼田さんにとってまさに理想の土地だったのです。
(沼田)もともとこういう感じだったんですね。
(諸岡)こういう感じって…すごい感じですねこれ。
しかしこれだけの木をたった1人で300本以上切り倒すとは想像もつかない大仕事です。
(沼田)誰もねそんな…ずっと付いててくれる人いないからやっぱり自分で切るしかないですからね。
1人で始めたログハウスづくり。
丸太を6段積み上げた時沼田さんの手を止める思いもよらぬ運命の出会いが!39歳で脱サラ。
たった1人で森を開拓しログハウスづくりに挑戦した沼田文男さん。
スタートから1年丸太の積み上げが6段目にさしかかった時沼田さんの人生を変える大きな出会いが!1人の女性がうわさを聞きつけて見学に訪れたのです。
これこそが運命の出会いだったのです。
(三船・スタジオ)すっごい笑顔ですね。
こんにちは〜。
(諸岡)あっこんにちは。
えっ?あれ?もしかして奥さんと…しかもお嬢さんですか?
(沼田)はい。
(諸岡)ええ〜?あれ?もともとログハウスに憧れていたという奥さん。
(浩子)普通はですね1人でこんな山の中来る人いないから面白いねっていって…。
だからその時の印象ってのはただ誰かが来たっていうぐらいの印象しかないんです。
しかしログハウス好きの2人は意気投合。
出会いから1年で見事ゴールイン。
実際職業無しおうちは建てていてまあ無いということで。
今思うと不安なんでしょうけどその当時は別に不安っていうのはあんまり無くて…。
(諸岡)出た!
(2人)あはははっ。
(諸岡)それさっき聞きましたこちらの方から。
それからは2人の共同作業。
1人暮らしの家が急きょ2人の愛の巣へと間取り変更することに。
(浩子)どうぞこちらキッチンになります。
(諸岡)失礼しま〜す。
ああ〜いいですね。
あっ広いですね。
奥さんたっての希望で対面式にしたキッチン。
ご主人にとってログハウスをつくり始めた頃には想像もできなかった光景です。
更に1人暮らしならつくる予定のなかった2階もつくりました。
ああ〜。
あっまた広いお部屋ですね。
2階はひと部屋。
およそ11畳の寝室。
ここで家族3人仲よく寝ています。
(諸岡)ここは…なんかすごい。
橋が架かってるみたいになってますね。
急きょ2階建てにしたことで吹き抜けができ開放感が出ました。
(諸岡)ここに扉がありますね。
出ても大丈夫ですか?
(沼田)はいどうぞ。
ここは景色がいいんですよ。
(諸岡)あっほんとですね。
きゃあ〜。
2階のベランダからは自然豊かな景色が一望できます。
(諸岡)奥さん結婚された時は家建ってなかったわけですもんね。
新婚生活とかそういう甘〜い時間は…。
(浩子)家を早く建てたいっていうのがあったんで…。
ほんとにできるかなっていうのが正直あったんですけどでも建てないとですね住む所がないもんですから一生懸命しました。
(諸岡)あはははっ。
どこかに住みながら建てるのではなく…今テントが映ってましたよね?テントに住みながらですよ。
あははっそういうことか〜。
(高井)一応近くに賃貸アパートは借りてたそうなんですね。
休憩したりとかする時用だと。
なるほど。
それにしてもすごい出会いですね。
奥様1人であそこに遊びに行ったそうですよ。
なんのエンターテインメントもないんでしょ?ほかに。
(高井)ないんです。
でも奥様にとってはこれがある意味エンターテインメントなんです。
だから共通の趣味ってそういう意味では美佳ちゃんも例えば音楽…ロックンロールが好きだったり。
でもなんか人生を懸けてとかじゃないからまだ趣味で収まるんですよね。
これってお薬の研究されててほんとにこもっていろいろ細かいことをやってる世界からどか〜んと大自然に挑んで出たわけですよ。
自分で切り倒した跡がこんな感じなんですけど。
普通ここで途方に暮れるよ。
(高井)そうなんです。
これよけるのもえらいことだし。
やっぱり1人では無理や〜って思うよ。
(高井)でも浩子さんが途中で登場してくださったのでだいぶ作業は楽になったそうなんですね。
でも仕事も増えたわけですよね?2階とかね。
(高井)そうですそうです。
さあそれではそんな沼田さんのお宅土地の価格はなんと1700坪で270万円でしたよね。
これは掘り出し物やね。
(高井)すごいですよ。
さあそこに上物は建築価格400万円でできちゃいました。
材料費にもならないじゃないですか。
(高井)この400万円の中には例えば基礎とか設備代キッチンとかお風呂とかも入ってるんですって。
よくやりました。
お見事。
熊本名誉県民賞あげたいね。
(高井)ふふっそうですか。
でもどうですか?ジョージさんがもし「ママ一緒にログハウスつくろう!土地は買ったよ270万で」とか。
今から?最近私足腰きてんのよね。
(高井)ふふふっ。
ちょっと今から無理かな〜。
続いてリビングの奥には…。
(諸岡)えっ?ここは…。
なんですか?このスペースは。
(沼田)ここはですね水回りをログハウスと分けて別棟なんですね。
もともと1人で暮らす予定のはずが思いもよらない結婚。
家族が増えスペースが足りなくなったので小屋を増築し水回り専用の部屋にしたのです。
ちなみに母屋と水回り小屋の間はとりあえずの屋根を取り付けただけ。
(沼田)だから結構寒いんですよね。
九州とはいえここは標高660メートルの山の上。
冬になればこんなに雪が積もります。
なのでお風呂上がりの奥さんは…。
あったまってえ〜っと急いでこの母屋に入るっていう。
(諸岡)え〜っとこっちで完璧に準備を終えて終わったらダッシュ!ダッシュですはい。
ログハウスづくりで腕を磨いた沼田さん。
その技術を生かした仕事とは?ログハウスの裏にまわるともう一つ小さな小屋が。
もちろんこの小屋もこの土地に生えていた木を使って建てました。
(諸岡)失礼しま〜す。
うわ〜!ここはなんですか?
(沼田)これは私の木工する作業場です。
ログハウスづくりの経験を生かし現在は家具職人として生計を立てています。
沼田さんの家具はログハウス同様一切クギを使わないのが特徴です。
最近では地元のバスターミナルのベンチの注文まで来るようになりました。
昔はね実験室とか。
(沼田)そうです。
全くやったことがなかったことを…。
(諸岡)まさかの…人生の大転換ですよね。
でもあれですね。
木の家具だったらここ材料はいっぱいありますもんね。
そうですね。
いくらでも。
すごいですね。
今やおしゃれなものつくってますね。
全国に沼田さんがいてくれるとスギ花粉がね少なくなりますよ。
(高井)そうですね。
どんどん切っていただきたいです。
(高井)実は沼田さんがつくりました小さな作品お借りしてきました。
うわっ!なんやこれ?
(高井)あはははっ。
これはバランス積み木といいまして…。
バランス積み木。
(高井)中の部分抜いてください。
そ〜っと抜きました。
わわわっ…うわっ崩れないの?
(高井)崩れないんです。
これはすごいね物理学ですね。
(高井)上からちょっと力を加えても結構しっかりしてるんです。
しっかりしてますね。
(高井)ほかにも色んな遊び方ができるんです。
例えばこちらご覧ください。
こんなふうに…。
これ同じものですか?
(高井)そうです。
まっすぐの面じゃないので結構難しいんです。
松尾さんならできるでしょ。
できるできる。
(高井)ふふふっ。
知育玩具みたいな感じですね。
ああ〜。
いとも簡単に積み上げていきますね。
(高井)スタッフ何回も挑戦しては崩れたんですよ。
あれ?松尾さん!そういう遊びじゃないでしょ!あはははっごめんなちゃい。
それでは沼田さんのお宅からの問題です。
4年生の娘の木香ちゃんなんですけれども最近実はお父さんに怒っていることがあります。
一体それはどんなことに怒ってるんでしょうか。
宿題の邪魔をする。
お父さんが?「ギィーーン!」。
あははっこれだ。
「ブルブルブル!ギギギギッ!」。
「倒れるぞ〜!」「うるさいうるさい」いうて。
あはははっ。
あっ分かった。
「私の部屋をつくってくれるって言ってたのに…小屋をつくってくれるって言ってたのにまだできてないじゃないの」という。
いや〜出た!正解だ。
(高井)あはははっ。
(諸岡)木香ちゃんお父さんに怒ってることって何?
(木香)これです。
(諸岡)おっこれ?なんだ?「べんきょうづくえいす」…。
えっこれ何?何?
(諸岡)お父さ〜ん。
(沼田)おお〜。
ははははっ。
4年生の木香ちゃん以前から子ども部屋をつくってとお願いしているのに家具づくりに忙しいお父さんはなかなかつくってくれません。
しっかり者の木香ちゃんすでに玄関の上の吹き抜けにと場所まで指定。
この際みんなが見ている前で約束してもらいましょう。
(一同)・うそついたら針千本飲〜ます
(一同)・指切った
(諸岡)うわ〜怖〜い!千本刺されますよ。
(沼田)ねえ千本。
おお〜大変だ。
(浩子)夕食採りです。
(諸岡)えっ?夕食の準備。
家族みんなで敷地内に自生するタラの芽を摘みます。
(松尾・スタジオ)いいな天ぷらか。
採ったばかりのタラの芽は天ぷらに。
(松尾・スタジオ)塩を付けて食べる?
(三船・スタジオ)最高ですね〜。
野菜たっぷりのキッシュはご主人の大好物です。
(沼田)じゃあいただきます。
(浩子・諸岡)いただきま〜す。
(諸岡)うん。
あっ軟らかい。
あっこのほんのり苦みがいいですね。
おいしい。
(沼田)春の味ってね。
(諸岡)あの〜奥様はログハウスづくり途中から手伝われてつくってみてどうでした?苦じゃなかったですよね好きだからですね。
つくること自体が好きなんで。
普通は経験しないことをできるしできていく過程が「ああ〜できた。
次はなんだ?ああ〜すごいな」って。
(諸岡)ご主人すばらしい女性に出会いましたね。
(諸岡)一緒にログづくりをしてくれた奥さんへの思いをひとつ。
(沼田)そりゃもう…。
(諸岡)きゃあ〜!ははははっ。
そんな答え方だと思わなかった。
(沼田)それしかないですね。
一緒に…巡り会わなかったらこういう今の幸せはないわけですしね。
たった1人で始めた孤独なログハウスづくり。
今そのログハウスには3人の笑い声が響き渡っています。
なんか1本の映画を見終わったかのような。
あのねこれはもう映画にしましょか。
しますか?決定。
映画化決定。
そして木香ちゃんのお部屋の図面かわいいですね〜。
子どもの時ああいうの描くの楽しかったんやな。
自分の部屋や配置やってこうしてねごっついアンバランスやねんけどね色んなものがね。
(高井)いかがですか?ちょっとつくってみたくは?建てちゃいます?僕もねあの〜蒜山高原の方にね100坪土地持ってるんですよ。
(高井)何かしましょうよそこで。
ログハウス!私たちもお休みの時使わせてもらう。
あのね言うときますけど杉林じゃないんですよ。
原野ですからね何があるかも知らないんですよ。
(高井)番組の企画でなんかやったらいいじゃないですか。
皆さんに勝手につくってもらうのはやぶさかじゃないですけど。
2014/03/26(水) 10:25〜10:54
MBS毎日放送
住人十色[再][字]【ゼロからのスタート!森を開拓して建てたログハウス】

「ゼロからのスタート! 森を開拓して建てたログハウス」

詳細情報
お知らせ
この番組は2013年6月1日に放送されたものです。
番組内容
熊本県の山間の町にあるログハウスを紹介する。住人は40歳を前に脱サラし、1700坪もの広大な森を購入してたった一人で森を切り開き、その木を使ってログハウスを建てた。丸太の積み上げが6段目に入った頃にログハウス作りを見学に来た女性と翌年結婚!妻の希望でキッチンは対面式にし、作る予定のなかった2階は1フロアの寝室になっている。ログハウス作りと、夫婦と一人娘の家族3人での生活を追う。
出演者
【MC】
松尾貴史
三船美佳
【訪問者(リポーター)】
諸岡なほ子
【ナビゲーター】
高井美紀(MBSアナウンサー)

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – その他
福祉 – 文字(字幕)

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