FNNスピーク 2014.03.11

こんにちは。
東日本大震災からきょうで3年です。
震災による死者は、1万5884人。
避難生活中に亡くなるなどの震災関連死は、10都県で合わせて3048人に上ります。
また今なお、2633人が行方不明です。
失われた多くの命を思い、きょう午後2時46分には、各地で黙とうがささげられます。
ではまもなく追悼行事が始まる、宮城県名取市の閖上中学校から中継です。
海岸線から2キロほど離れた閖上中学校です。
この建物を除いては、周りはほとんど建物がありません。
震災からちょうど3年となるきょう現在も、かつて住宅が立ち並んでいた辺りは、さら地が広がっています。
この閖上地区の復興町づくり計画ですが、去年の11月下旬にやっと決定したばかりで、かさ上げ工事はことしの秋ごろに始まる予定です。
この閖上地区では、753人が犠牲となりました。
この閖上中学校にも津波が押し寄せました。
校舎は現在も使われていません。
正門入ってすぐのこちらには、慰霊碑があります。
東日本大震災で自宅などを失って避難している人は、3年たった今でも、全国でおよそ26万7000人に上ります。
復興庁によりますと、先月13日の時点で、東日本大震災によって仮設住宅などでの避難生活を余儀なくされている人は、26万7419人に上っています。
このうち、被災3県ではおよそ21万人が、関東地方では2万9000人余りが避難生活を送っています。
埼玉県加須市の避難所には、福島県双葉町の町民が集団で避難し、最大でおよそ1400人が生活していました。
しかし、去年の末までにすべての町民が引っ越しを終え、全国で最後まで残っていた避難所は閉鎖されました。
きょう、その避難所だった場所に献花台が設置されました。
いつ戻れるのか分かりませんけども、いつの日かまた、自分の生まれた土地、そこの所でまた大いに生活したいなと。
一方、東日本大震災で発生した大量のがれきの処理について、宮城、岩手県の両県と福島県では大きく差が出ています。
環境省によりますと、1月末時点で、宮城県では1121万トンのうちの99%が、岩手県では400万トンのうちの97%が処理を終え、両県の震災がれきは目標どおり今月末には処理を終える見通しです。
一方、福島県では、原発事故で出た放射性物質の影響で、避難区域外で発生した推計174万トンのがれきのうち、処理できたのは68%にとどまっているほか、避難区域内のがれきの処理はほとんど進んでいないのが現状です。
では、そのがれきの処理が進んでいない、福島県楢葉町の避難区域から中継です。
坂井さん。
福島県楢葉町の天神岬です。
福島第一原発からは南におよそ15キロ、避難指示解除準備区域に該当します。
この場所は除染がすでに終わっているため、手元の数値は0.3マイクロシーベルト程度です。
住民の帰還に欠かせない除染を進めたことによって、また新たな問題が発生しています。
高台から見えるのは、大量の黒い大型の土のうです。
これは除染で発生した放射性廃棄物を入れているもので、広い範囲に仮置きされています。
きょうも朝から次々と運び込まれていました。
楢葉町では国直轄の除染が進められていて、まもなく終わりますが、去年11月末の時点で、36万6000袋に上りました。
楢葉町は日中の立ち入りが認められていて、この春には町が住民の帰還時期を発表します。
そんな中で、この廃棄物の処理をどのように進めていくかが、今後の住民の帰還にも大きく影響しそうです。
以上、中継でお伝えしました。
続いては、岩手県山田町からです。
このあと県と町の合同追悼式が行われる会場には、飛田アナウンサーがいます。
飛田さん。
岩手県山田町です。
雪も舞い、春を遠く感じる冷たい風が吹いています。
このあとこちらの町の公民館で、県と町の合同追悼式が行われます。
山田町では、震災で関連死を含め682人が亡くなり、いまだ148人の行方が分かっていません。
寺には朝早くから人が訪れ、犠牲になった人たちへ手を合わせていました。
今、ようやく笑えるようになったけどね、本当に最初のころは笑えなかったね。
道路がちゃんと出来て、家が建てば、また気持ちも新たになるんでしょうけどね。
町で計画している災害公営住宅831戸のうち、完成に至ったものは一つもありません。
建設の遅れから、今も4310人が仮設住宅で生活しているほか、町の人口はこの3年で1500人余り減っています。
復興の遅れを指摘する声も多い中、きょうは県内10の市町村で追悼式が行われ、鎮魂の祈りがささげられます。
以上、中継でお伝えしました。
では次です。
理化学研究所の小保方晴子さんらが発表したSTAP細胞の論文について、下村文部科学大臣が、客観的な調査による再提出を期待したいと話しました。
小保方さんらが科学誌、ネイチャーに発表したSTAP細胞の論文については、発表後、実験で再現できないとする報告が相次ぎ、不適切な画像の使い回しや加工、別の論文からの無断引用などの疑いが指摘されています。
これだけミスがいっぱいあったら、やっぱり作り直すっていうのが、正しいんじゃないかなと。
きのう会見した、共同研究者で山梨大学の若山照彦教授は、論文を一度取り下げるよう呼びかけ、教授が共同研究者から提供を受けたSTAP幹細胞について、第三者の研究機関に調査を依頼することを明らかにしました。
客観的な研究、調査をして再度、論文を出すように期待をしたいというふうに思います。
下村大臣はけさの会見でこのように述べ、論文をいったん撤回し、精査したうえで論文を出し直すべきという考えを明らかにしました。
この問題について調査を行っている理研は、14日午後に記者会見を行う予定です。
一方、論文の共著者である、ハーバード大学のチャールズ・バカンティ教授は、日本時間のけさ、FNNの取材に対して、論文撤回を呼びかける若山教授からのメールは受け取っていないと明らかにしました。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、教授がいくつかのミスはあったが結論に影響するものではない。
論文を取り下げる理由はないと語ったと報じています。
また、論文を掲載したネイチャー誌は、
さて、東日本大震災の地震や津波の直接的な被害で亡くなったのではなく、長引く避難生活で体調を崩したり、自殺などによって命を落とす、震災関連死。
その数は震災から3年がたった今もなお増え続けていて、FNNがきのうまでに取材したところ、1都9県で3000人を超えました。
福島県では、特に原発事故によって避難生活が長引き、関連死の死者数が震災で直接亡くなった方々の数を上回りました。
残された遺族の悲しみと戦いの今を取材しました。
福島県川俣町。
ここで妻と2人、養鶏場を営んでいた渡辺幹夫さんです。
この辺で火柱が上がったのは見たんですよ。
古い布団でも燃やしたのかなと思って。
しかし、そうではありませんでした。
炎に包まれていたのは、最愛の妻、はま子さんでした。
よく笑う、よくしゃべるやつだったね。
夫婦が過ごしたこの家は、避難指示解除準備区域にあります。
そのため、原発事故後は避難所やアパートを転々とすることに。
次第にはま子さんの表情も曇ってきました。
一時帰宅した際、アパートに戻りたくないとつぶやき、翌日、みずから命を絶ちました。
つらい出来事から遠ざかろうと遺品を処分したという渡辺さん。
それでも玄関には、はま子さんのサンダルが今も残っていました。
亡くなって1年ぐらいは、おーいって声にまで出たことがあったもんね。
あ、いなかったんだっけってあとで気が付いて。
気持ちに区切りをつけたい。
渡辺さんは東京電力に損害賠償を求めました。
妻の自殺は、原発事故の関連死と訴えたのです。
渡辺さんのような原発事故の被災者を支援している弁護士事務所です。
相談者はこれまでに数千人。
しかし、原発事故と死亡の因果関係の証明は難しく、交渉は難航しています。
適切な賠償を通して、被災者の方々の思いを受け止めてあげるということは、とても被災者の方々の立ち直りのためにも重要だと考えてます。
最愛の人の突然の死。
震災や原発事故のせいだと、ただただ認めてほしい。
遺族の多くが裁判に求めているのは、心の救いだといいます。
慣れない手つきで包丁を握る渡辺さん。
仮設住宅での暮らしは、もう2年半になります。
4畳半の部屋でたった一人の食事。
ビールがつがれます。
やっぱり増えるね、どうしても。
誰も今、止めるやついないからね。
事故さえなかったらって今でも悔しい思いしてます。
亡くなったやつが帰ってくるわけじゃないけど、やっぱり一つの区切りとして、自分の気持ちの整理もつくと思います。
春には下される判決。
渡辺さんにとって、過去と決別し、前に進めるかどうかの判決でもあるのです。
関連死の賠償請求について、東京電力は、被害を受けられた方々それぞれのご事情を十分に踏まえて、真摯にかつ法令にのっとって適切に対応したいとコメントしています。
東日本大震災の記憶を風化させぬよう、FNNは、震災当時の映像をネットで公開しています。
FNN311でアクセスしてください。
南シナ海上空で消息を絶ったままのマレーシア航空機について、盗まれたパスポートで乗っていた男性2人は、意図的にこの便を選んで搭乗していなかった可能性が浮上しました。
タイ警察などによりますと、盗まれたパスポートで乗った2人の航空券は、北京経由のフランクフルト行きとコペンハーゲン行きの2枚で、6日、アリと名乗るイラン人の男性が、タイ中部パタヤの旅行代理店で、パスポートを盗まれた2人の名義で注文したものでした。
イラン人男性は店に対して、一番安いルートの券が欲しいと伝えていて、店が提案したのが行方不明となっているマレーシア航空便だったということです。
当局はテロ事件も視野に調べていますが、この2人が意図的に今回の便を選んではいなかった可能性が浮上しました。
一方、
きょうで東日本大震災から3年が経ちます。
近畿各地では大地震が発生した際に身の安全を守るための防災訓練が行われました。
午前9時半、京都市内の幼稚園では大地震が発生したという想定で、園児たちが一斉に机の下にもぐりました。
これは揺れが収まるまでその場で姿勢を低くしてそれぞれが自分の身を守る「シェイクアウト」という行動です。
また、和歌山県新宮市では列車が走行中に、和歌山県沖で大地震が発生し津波が襲うとの想定で訓練が行われました。
乗務員は緊急停止した車両の中から乗客を避難させ、近くの高台へと誘導し、6分で避難を完了しました。
JR西日本では東日本大震災の教訓を生かすために、訓練を続ける方針です。
きのう夕方、堺市堺区の集合住宅の一室で41歳の男性が死亡しているのが見つかりました。
警察は事件と事故の両面で調べています。
きのう午後5時ごろ、堺市堺区寺地町東の集合住宅の一室で、この部屋に一人で住む無職の山下徹さん
(41)が死亡しているのを訪問した堺市の職員が見つけました。
発見当時、山下さんはTシャツ姿で下半身には何も着けず、部屋の廊下であおむけになって倒れていたということです。
山下さんの左目や手足には複数の打撲の痕や擦り傷があったということです。
その一方で、部屋は施錠されていて鍵は室内にあったほか財布が残されているなど荒らされた形跡はなかったということです。
警察は司法解剖を行なって詳しい死因を調べるなど事件と事故の両面で慎重に捜査する方針です。
滋賀県高島市の河川敷に放射性物質を含んだ木材チップが放置されていた問題で、県は周辺にある住宅の土地の調査を始めました。
住民が立ち会う中、周辺の住宅地などに汚染が広がっていないか、県の担当者が土壌を採取して調査を始めました。
高島市の河川敷では去年福島第一原発の事故で放射性セシウムに汚染されたおよそ300トンの木材チップが不法投棄され今月4日に撤去作業が終了していました。
この問題では警察が廃棄物処理法違反の疑いで持ち込んだ業者などを捜索していて、容疑が固まれば逮捕する方針を示しています。
調査の結果は早ければ今週中に発表されるということです。
「天空の城」と呼ばれる兵庫県朝来市の竹田城跡では、観光客の増加で傷ついた石垣の崩落防止のための修復作業が進められています。
竹田城跡では、きょうからヘリコプターで資材を高さ350メートルの山の上まで運ぶ作業が始まりました。
竹田城跡は、雲海に浮かぶ幻想的な姿から「天空の城」とも呼ばれ観光客が増えていて、今年度は5年前の10倍以上のおよそ50万人が訪れています。
しかし、観光客の急増で石垣の一部がせり出し崩落する恐れが出たため、先週から修復工事が行われています。
工事は今月末頃まで行われる予定で、石垣の修復のほかに新たに見学用の歩道も整備されることになっています。
2014/03/11(火) 11:30〜12:00
関西テレビ1
FNNスピーク[字]

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