NHKニュース おはよう日本 2014.02.11

4回転のトゥループ、決まりました。
すばらしい演技を見せました!
上村愛子です。
そしてバックフリップ。
ここまでやってきて、本当によかったな。
めっちゃ楽しかったですよ、きょう。
メダルへの助走がスタートしました。
カミソリのような踏み切り。
神風、葛西。
伸ばした!
ソチオリンピックはこれから大会5日目を迎えます。
日本勢の健闘が続いています。
そうですね、中でもですね、日本時間のきょうからあすにかけては、注目の競技がめじろ押しなんです。
その見どころをスポーツジャーナリストの生島淳さんとお伝えしていきます。
おはようございます。
おはようございます。
よろしくお願いします。
まずその注目の競技、見ていきましょう。
こちらです。
なんといってもジャンプ女子ノーマルヒル。
金メダルの期待がかかります、高梨沙羅選手が登場します。
そしてスノーボード男子ハーフパイプ、日本選手団最年少の15歳、中学生なんですよね、平野歩夢選手が表彰台を目指します。
さらにカーリング女子の予選も始まります。
生島さん、4日目まで競技が終わりましたけれども、今回の大会の注目のポイントはどこでしょうか?
私は今回のオリンピックのキーワードは、決着と新潮流というふうに、2つのことばだと思うんです。
決着と新潮流?
もうすでに登場しましたけれどもね、葛西選手、あるいはモーグルの上村選手は、本当に競技生活の決着をつけにソチに臨んでいると思うんですね。
あとこれから登場いたします、フィギュアスケートの高橋大輔選手、あるいは浅田真央選手は、集大成として今回のオリンピック、位置づけていると思うんですね。
その一方で、10代の若い選手がどんどん出てきて、新しい流れを作っていると思うので、今回の日本選手団、大変バラエティに飛んだね、豊富な編成になっていると思うんですね。
さあ、まず見ていきますのは、その新潮流の代表ともいえます、この選手です。
遠くに飛べなかった。
翼が欲しいと願った少女。
今は誰よりも遠くへ。
前へ出た、ふわっと出た感じがある。
伸びてきたぞ!
ジャンプ女子の高梨沙羅選手。
今シーズン、ワールドカップ13戦10勝、圧倒的な成績をひっ提げ、オリンピックに挑みます。
ソチでも好調をキープ。
表彰台の頂点に立つ準備は万全です。
さあ、その高梨選手をスタジオにお呼びしました、というわけではもちろんないですね。
もちろんご本人ではないんですが、等身大の高梨沙羅選手。
身長がね、152センチ、私158センチなんですけれども、私より低いということも分かります。
やはり選手として相当小柄ですよね。
そうですね。
一般的にジャンプの場合は、身長が高ければ、それだけスキーの板が長いものが使えますので、身長が低いと不利といわれているんですが、全くそんなこと、感じさせませんよね。
力強いジャンプですよね。
本当、そうですよね。
さあ、ソチには上條アナウンサーがいます。
呼んでみましょう、上條さん。
本番を間近に控えて、高梨選手、調子はどうなんでしょうか?
こちらは午前2時半を回ったところです。
ジャンプの会場は、ここから車で1時間ほどの所にあるんですが、今からおよそ4時間前まで最後の公式練習が行われていました。
高梨沙羅選手は金メダルをとれるのでしょうか。
その練習を見た、ジャンプ解説者の原田雅彦さんに聞きました。
ジャンプ会場に来ました。
今からここで高梨選手のジャンプが行われます。
2つジャンプ台があって、左側がラージヒル、そして右側、五輪のマークがあるのが、高梨選手がジャンプをするノーマルヒルです。
近い所から見ると、本当に大きいですし、スタートする位置が高いことに驚きます。
ジャンプ台の近くに来ました。
あのHSと書いてあるのがヒルサイズ。
これ以上飛ぶと危険とされる目安です。
このラインのそばに着地すればするほど、金メダルへの距離が縮まります。
本番前、最後の公式練習。
高梨選手は3回すべて、100メートルを超える大ジャンプを見せました。
練習を見た長野オリンピック金メダリストの原田雅彦さんは。
その原田さんが、高梨選手のライバルとして挙げたのが、オーストリアのダニエラ・イラシコシュトルツ選手です。
ずばり、高梨選手は金メダルをとれますか?原田さん。
もう、期待しないではいられない状況にはなりますけれども、上條さん、原田さん、金メダル、とれると断言していましたね?
そうですね、そのほかにも原田さんは、技術的にはなんの問題もない。
きょう3本とも100メートルを超えた高梨選手を見て、むしろほかの選手が追いつこうと焦っている。
高梨選手は今までの力を出すだけだし、彼女は十分それができるとも話していました。
生島さん、それにしてもね、もう高梨選手17歳、精神的にもしっかりしてて、本当に堂々としてますよね。
17歳と聞くとね、高校生というふうに思いがちなんですけれども、やはり僕は実際の年齢よりも競技年齢ということが大事なんじゃないかなというふうに思いますね。
競技年齢?
どの段階から国内のトップレベルの大会に出てきたかというのが非常に重要で、例えば卓球の福原愛選手なんかはね、もう本当に小学校に入る前から全国大会に出てましたけど、高梨選手も同じようなことがいえるので、まあ、プラス5歳ぐらいの感じで見たほうがいいのかなと僕は思ったりしますね。
そういうことなんですね。
その高梨選手、海外のメディアなどからは現地からはどのように見られているんですか?上條さん。
高梨選手は、現地で取材をしている海外のメディアからも、金メダルの有力候補に挙げられているんです。
金メダルに向けた大ジャンプ、期待できそうです。
そうですね、その高梨選手をずっと応援してきた人たちがいるんです。
皆さんはどのような思いで、この日を迎えたんでしょうか。
旭川放送局の清水さん。
壁にずらっと並んだ高梨選手の写真です。
おはようございます。
ここは北海道上川町です。
高梨選手が住んでいる地区の町内会館です。
この地区では、高梨選手が中学生のころから応援団を作って、その活躍を見守ってきました。
けさは町の応援団の方に来ていただいています。
皆さん、おはようございます。
おはようございます。
皆さん持っているのはそろいの応援グッズ。
帽子にメガホン、そして手拭いなどです。
手作りです。
高梨選手のイメージカラー、ピンクでそろえました。
町の皆さんは、きょうというこの日を本当に心待ちにしています。
人口4000余りの町に生まれたヒロイン。
町は高梨選手の話題一色です。
ラーメン店では。
はい、ジャンプラーメンです。
こちらはその名もジャンプラーメン。
白いレンゲはジャンプ台、V字に並べたメンマをスキー板に見立てました。
高梨沙羅さん、バンザイ。
応援団には、地区のすべての世帯が参加。
世界で戦う高梨選手を、一体となって応援してきました。
ワールドカップ優勝のお祝いは、夜空を彩る花火です。
高梨選手の後輩たちも、期待に胸を膨らませています。
このジャンプ台は、かつて、高梨選手も練習に励んだ場所です。
小学校6年生の勢藤理桜さんと4年生の池田光希さん。
使っているジャンプスーツやスキー板は、高梨選手のお下がりです。
いやー、あのね、沙羅ちゃんの気持ちになって応援するっていうことばもありましたけど、本当に高齢の方から子どもたちまで、幅広い皆さんが応援してるんですね、清水さん。
そうなんですよ。
そしてVTRでもご紹介した花火、実際にきょうは使っている筒を持ってきていただきました。
高梨選手の活躍をみんなでお祝いしたいと、町の方が専門の講習を受けて打ち上げているんです。
中には玉も入っています。
今までは入賞するたびに1発ずつでしたが、きょうはオリンピックの大舞台ということで、なんと100発ほど用意しているということです。
町の期待の高まりが、ここからも感じられますね。
応援団事務局長の中村正四さんです。
おはようございます。
おはようございます。
中村さん、きょうという日が来ましたが、どのようなお気持ちですか?
もう長くて短かったです。
長くて短かった?楽しみですね。
本当に楽しみにして待ってます。
今回も平常心で飛んでくれたら金メダルは間違いないと思いますんで、頑張ってもらいたいと思います。
中村さん、東京のスタジオの近田です。
おはようございます。
おはようございます。
高梨選手、本番前、もし声をかけられるとしたら、どんな声をかけてあげたいですか?
沙羅ちゃん、頑張れでいきます。
ありがとうございます。
本当に町の方は皆さん、高梨選手とは呼ばず、沙羅ちゃん、沙羅と呼んで応援しているんですよ。
上川町では、大型スクリーンで応援するということです。
上川町からお伝えしました。
上川町からでした。
ここで1つ、訂正があります。
先ほどカーリング女子の試合日程を画面表示でお伝えしたんですが、韓国戦が深夜2時からとなっていましたが、正しくは午後2時からです。
韓国戦、カーリング女子、深夜2時からではなく、午後2時からです。
大変失礼いたしました。
失礼しました。
そして楽しみなスキー女子ジャンプ決勝ですけれども、こちらはきょうの夜遅く、日付変わって深夜2時半からです。
高梨選手に続いて見ていきますのは、こちらの選手ですね。
スノーボードハーフパイプの平野歩夢選手。
15歳、冬のオリンピックで日本人史上最年少のメダルを狙います。
日本選手団最年少の15歳、中学3年生の平野歩夢選手。
最大の武器は、エアと呼ばれるジャンプの高さ。
ほかの選手が5メートル程度なのに対し、平野選手は実に6メートル。
鉄道の高架を優に超えます。
平野選手が世界を驚かせたのは、14歳で出場したトップ選手が集う大会。
エアの高さと美しさで、史上最年少のメダリストに。
鮮烈なデビューを飾りました。
高いエアの秘密はどこにあるのか。
平野選手が踏み切るのはパイプのへりぎりぎりの所。
高い位置で踏み切れば、それだけ高く飛べますが、少しでも遅れるとコースを外れる危険があります。
安定して高い位置で踏み切る技術が、圧倒的なエアの高さを生むのです。
高さの平野選手、その平野選手のエアがどのぐらい高いのか。
再現しました。
ここから?
パイプのヘリから6メートルですよ。
生島さん。
ちょっと想像がつかないですね、なかなかね。
この高さからどんな光景がね、見えるんでしょうね。
平野選手は15歳、で、先ほどご覧いただいた高梨選手が17歳なんですが、ちょっとここで、10代の選手を見ていきたいと思います。
フィギュアスケートの村上佳菜子選手と羽生結弦選手がともに19歳。
そしてスノーボードハーフパイプの平岡卓選手が18歳、スキージャンプの伊藤有希選手が19歳ということで、もうわれわれには遠い昔になりましたが、皆さんキラキラした10代の選手。
生島さん、どうして10代の選手、ここまで活躍しているんでしょうか。
実際に前回バンクーバー大会で、10代の代表の選手は7人だったんですね。
今回のソチ大会では14人に増えてるんですよね。
倍に増えてるんですね。
そうなんです。
この背景には、選手たちがもう小学校に上がるか上がらないかぐらいから競技を始めて、環境とコーチングに恵まれて、10代の前半からもう国際大会で活躍するようになってるんですよね。
そういった流れを企業、あるいは競技団体、例えばスキー連盟なんかは、高梨沙羅選手を12歳の段階で代表の合宿に呼んで積極的に支援してきたわけですよね。
そういった長年の努力が、今回のソチ大会に実を結んでるんじゃないかなというふうに思いますね。
生島さんもまさに競技年齢ってね、話がありましたけれども、競技年齢は高いということなんですね。
そう思いますね。
こういったその若い選手の活躍というのは、ベテラン勢にとってもこれ刺激になるでしょうね。
おっしゃるとおりですね。
スポーツ界では世代交代が重要だというふうに言われますけれども、僕は今回の日本選手団を見ると、世代の共存だなというふうに思いますね。
今までここまでのところはメダルは出てませんけれども、ベテランの経験と若い選手の勢いがね、うまくミックスしていけば、これからメダルを期待したいなというふうに思いますね。
楽しみです。
ベテランと若手が、言ってみれば相乗効果を生み出して、実績を残してきているのが、こちらです。
カーリング女子、見てみましょう。
止めた!日本6点!
5大会連続で出場するカーリング女子日本代表。
母となって帰ってきた2人のベテラン。
そして成長著しい若手。
ナイスショットですね。
すばらしい。
チームワークで表彰台を狙います。
そのチームの中心が、小笠原歩選手です。
一度は引退しながら、結婚、出産を経て復帰しました。
どのような思いを抱えて再び大舞台で戦うのでしょうか。
日本選手団の旗手という大役で開幕した小笠原選手のオリンピック。
35歳で迎えた今大会。
過去の2回と異なるのは、自分がチームを引っ張る立場で挑むことです。
チーム5人のうち20代の2人は、世界で戦った経験がほとんどありません。
小笠原選手は過去オリンピックに出場して、力を出し切れなかった自分の姿を若い2人に重ね合わせていました。
カーリングで最も重要なのは、チームワーク。
そう考えた小笠原選手は、それを深めるためにカナダで1か月間、合宿を行いました。
小笠原選手がこだわったのが、プライベートな時間も家族のように一緒に過ごすことでした。
共同生活を送りながら、3食自炊でコミュニケーションを深めていったのです。
小笠原選手が築いてきたチームの力が試される、今回のオリンピック。
本番直前に徹底したのは、ふだんと変わらない練習を繰り返すこと。
チームの緊張を解くためです。
いつもどおりやれば必ず勝てる。
そう若い選手を笑顔で励ますことが、最も重要だと考えています。
本当に皆さん、仲がいいなという印象があります。
生島さんはご自身、カーリング、8年なさってるそうなんですけれども、その小笠原さんの決意はどのように感じられていますか?
彼女に触発されて始めたんですけれども。
あっ、そうなんですか。
これまでのカーリング選手のピークを見てますと、30代後半がいいんですよね。
そうなんですね。
過去のオリンピックを見てみましても、金メダルとったチームのスキップは30代後半ばかりなんです。
そういった意味でも小笠原選手、とてもいい時期にオリンピックを迎えていると思いますし、結婚、出産を経て、人生経験豊かなリーダーとして、今回の大会を迎えているというふうに思います。
そうですか、予選を突破してほしいと思うんですけれども、その予選突破のポイントは、どのようなところでしょうか?
まずはね、こちらご覧いただくと分かると思うんですけれども、前半戦が非常に勝負なんですね。
前半戦?
きょうの午後から始まります韓国戦、デンマーク、ロシア、アメリカ、実は世界ランキングの低いほうの4か国なんですね。
日本の世界ランクは?
9位なんです。
9位。
この4か国に対しては全部勝つ可能性は十分にあると思いますんで、少なくとも3勝1敗でここを乗り切れば、おもしろい大会になっていくんじゃないかなというふうに思いますね。
前半がポイントということなんですが、ここで気になる心配な情報が入ってきています。
セカンドの小野寺かほ選手、22歳のチームの中では背の高い選手ですよね。
インフルエンザに感染したということで、11日の2試合、欠場するということです。
生島さん、これちょっと心配な情報ですね。
心配ですけれどもね、料理の腕を振るっていた吉田選手がたぶん出ると思いますんで。
同じく22歳の?
ええ、頑張ってほしいなと思いますね。
さあ、ではここで改めてソチの上條さん、呼んでみたいと思います。
上條さん。
4日間、取材をしてそちらの雰囲気、どのように感じていますか?
競技会場やオリンピックパークで取材をしていると、実にさまざまな国のことばが飛び交っていて、世界中の人が集うスポーツの祭典であることを肌で感じます。
そして上村選手など、選手たちの競技後のインタビューを聞いていますと、メダルをとる、とらない、そして勝ち負けだけではない、世界最高レベルで競い合うことのすばらしさ、オリンピックっていいなあということを、改めて感じます。
この世界最高峰の舞台で、選手の皆さんが存分に力を発揮して、活躍してほしいということを願わずにはいられません。
2014/02/11(火) 07:30〜07:55
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今夜は眠れない!ソチ五輪

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