(三船)私の所にこんなものが届きました。
(黒崎)認めるのか?収賄の事実を。
(速水晃一)ああ。
(白鳥圭輔)速水はあいつなりのやり方で救命を守ろうとしたんだろうけど。
(佐藤)速水先生はきっちりと処分を受けて免職されるべきです。
そんなにおれのクビが欲しけりゃ自分の力で取ってみろ。
(寺内)とんでもねぇことしちまった。
とんでもないこと?このままじゃ大変なことになってしまう。
なら聞いてくれ。
(田口公平)寺内さん!?ストレッチャー持ってこい!初療室に運ぶんだ。
寺内さん?グッチー心マ。
はぁはぁ…寺内さん。
(弥生)佐藤先生。
心肺停止です。
(佐藤)ご家族に連絡を。
(美和)わかりました。
(長谷川)遅くなってすいません。
代わるよ。
(佐藤)よし急ぐぞ。
寺内さん!寺内さん頑張って!
(遥)モニターと輸液。
(滝沢)準備できてます。
発見時の状況は?南病棟の廊下で意識不明の状態でした。
既に脈も呼吸もありませんでした。
(佐藤)よしいいぞ。
(長谷川)移すよ。
123。
心マ続けます。
(浅野)モニター装着します。
ルート替えます。
(看護師)ストレッチャー出します。
長谷川気道確保。
挿管8.5。
寺内さんは前立腺がんの診断だったな。
病期Dです。
骨転移の痛みに対し鎮痛剤オピオイドを今朝から開始していました。
容態の急変か?
(遥)ルート替えました。
滴下良好。
全開にします。
ピーーーッ!
(佐藤)速水先生ここはおれたちだけで大丈夫なんで。
モニター出ました。
キンコーンキンコーン…
(心電図の音)ピピピ…ピピピ…
(心電図の音)
(浅野)自己心拍ありません。
滝沢心マ続けろ。
(滝沢)はい。
(佐藤)和泉エピネフリン1アンiv。
(遥)はい。
(長谷川)代わろう。
(滝沢)お願いします。
(遥)エピネフリン入れます。
2分たちました。
長谷川。
心マ止めて。
はい。
ピピピ…ピピピ…心マ再開。
エピネフリン1アン追加。
(遥)はい。
(長谷川)心マ再開します。
滝沢先生ラインもう1本。
はい。
エピネフリンivします。
心電図は?ピピピ…ピピピ…心拍再開しません。
長谷川代わろう。
PCPSスタンバイ。
(浅野)はい。
(長谷川)佐藤先生進行がん患者です。
自己心拍も出てませんからPCPSの適応は…。
戻ってこい…。
輸液どんどんつなげ。
はい。
ラインもう1本確保しろ。
(滝沢)はい。
エピネフリン追加。
(遥)はい。
キンコーンキンコーン…
(美和)30分たちました。
(長谷川)佐藤先生無理です。
(佐藤)くそ…頼む…戻ってきてくれ!寺内さん…。
佐藤先生。
開胸する。
佐藤先生開胸してももう無理です。
(佐藤)輸血10単位至急!
(長谷川)いたずらにご遺体を傷つけるだけです。
(佐藤)助けたいんだよ!
(佐藤)滝沢イソジン。
はい。
早くかけろ!開胸セット和泉急げ。
ガウン着用。
採血しろ。
血ガス!もうこれ以上は…。
佐藤先生…。
(遥)佐藤先生。
先程ご家族の方と連絡が取れました。
(遥)延命は希望されていません。
くそ…。
何でおれにはできないんだ!
(浅野)佐藤先生…。
(佐藤)ううっ…。
ピピピ…ピピピ…寺内さん何で…。
長谷川確認。
(長谷川)永山アンビュー外して。
対光反射なし脈なし自発呼吸ありません。
花房時間。
(美和)午後7時42分です。
臨終だ。
末期がんだったとはいえそんなに急激に病状が悪化するもんかねぇ?数時間前まで意識もはっきりしていた人間が。
不自然だと思わないか?
(長谷川)寺内さんの前立腺がんは病期Dで骨に転移全身のリンパ節にまで広がっていました。
ひどい痛みも訴えていた。
病状の進行によるものだと思われます。
あいまいだねぇ長谷川先生。
先生はそんなふうに何となくで死因を決めちゃうんだ。
現状から見てそれが妥当だと言ってるんです。
だったらその現状をもう一度確認してみようか。
グッチー。
それ何?ピーーーッ!シリンジポンプ…。
ペインコントロールで今朝からオピオイドの投与を始めていました。
オピオイド?ほんとは違う薬なんじゃないの。
そんなこと…あるわけないでしょ。
間違いない。
オピオイドです。
濃度は?
(遥)モルヒネ2アンに生食トータル10ml。
ふ〜ん。
間違いなくオピオイドか。
だとしたらここの救命ではこんなに短時間にこれほど大量のオピオイドを一気に投与することになってんのか!あっ…。
注入速度が時間25mlです!何で?この濃度のオピオイドの注入速度としては1けた多いよ。
長谷川先生現状としてはそういうことだ。
鎮痛剤の投与量ミス。
過剰投与か…。
麻薬系鎮痛剤を大量に投与すれば呼吸停止に至ることもある。
効き目がいい分それだけに危険な薬物だ。
その取り扱いには細心の注意を払う必要があるなんてことは君たちでもよくご存じだよねぇ研修医諸君。
(永山)は…はい。
このチームの中の誰かがオピオイドの注入速度を間違えた。
寺内さんの死因には医療ミスの可能性があるってことだ!
(永山)田口先生。
僕たちはこれからどうなるんですか?死因の特定が先決だと思う。
(滝沢)それって医療ミスした人間を捜し出すってことですよね?
(永山)僕らの中から犯人を見つけるってことですか。
犯人って…。
(浅野)医療ミスって訴えられることもあるんですよね?
(永山)病院は僕たちを守ってはくれないんですか?みんな落ち着いて。
(浅野)落ち着いてなんかいられないですよ。
だから救命救急なんて嫌だったんだ。
(滝沢)どんな難しい状況でも人を救って当たり前。
わずかなミスでも患者を死なせてしまったら糾弾される。
そんなリスクばかり背負って…この先やっていけませんよ。
(美和)なぜ寺内さんを1人にしたの?
(弥生)泌尿器科への申し送りのために少し離れました。
戻ったら寺内さんの姿がなくって。
(美和)移動中にオピオイドの投与量をあなたが変更したりしてない?花房師長は私を疑ってるんですか?話を聞いてるだけよ。
ミスしたのは私じゃないです。
寺内さんと最後に一緒にいたのはあなたでしょ。
だから状況を聞いてるの。
ひどいです…私を疑うなんて。
(長谷川)とっくに限界だったんだよおれたちは。
何とか今までもってたのがおかしいぐらいだ。
何でも受けろの行き過ぎた救命の結果がこれだよ。
長谷川。
違いますか?佐藤先生。
頼みのジェネラル速水先生はメディカル・アソートと癒着。
おれたちを見捨ててほかの病院に移っちまう。
ふっ…もう終わりだなおれたちは。
(裕美子)父は…父はどこでしょうか?ご説明いたします。
グッチーもコーヒー飲む?おいしいよ。
あぁそう。
じゃあ1人で飲んじゃおうかな。
ほんとに医療ミスなんでしょうか?な〜に?グッチーも見たよねあのシリンジポンプ。
明らかに医療ミスじゃない。
でもあの速水先生のチームがミスをするなんて思えないんです。
まあ確かに医療ミス以外にももう1つ可能性があるよね。
何ですか?誰かがわざとやったんだよ。
えっ…。
誰かが故意にオピオイドの注入速度を速くしたんだ。
まさかそれって…殺人?あるんじゃない?その可能性も。
あれが単なるミスだったのか意図的なものだったのかシリンジポンプを操作した本人以外は知るすべがないからね。
ミスだと思って調べたら殺人は見逃してしまう。
でも殺人だと思って調べればミスは見逃さない。
だいぶわかってきたじゃないグッチー。
もしそうだとすれば犯人には寺内さんを殺さなければならない何か理由があったはずだ。
白鳥さん寺内さんは僕たちに何を伝えようとしていたんでしょうか?
(回想)おれとんでもねぇことしちまった。
それもしかして鴨志田先生に関係ある話ですか?あんたあいつらの側の人間か?今わかってるのは鴨志田絡みの何かってことだけだね。
お父さん…。
(裕美子)やっと7年ぶりに会えたのに。
(陽太)お母さん。
おじいちゃん寝てるの?陽太…ううっ…。
坂崎さん。
これ…。
僕がおじいちゃんにあげたおもちゃ。
これあげる。
ありがとう。
寺内さんは亡くなられる直前まで陽太君のおもちゃを大事に持ってたんです。
きっと7年ぶりに坂崎さんに会えたこともお孫さんの陽太君に会えたことも…。
うれしかったんだと思います。
寺内さんの娘さん来たんだって?ああ。
佐藤ちゃんが対応した。
こんな事件が起きたらお前も辞めるに辞められないよな。
医療ミスかもしれないってことはちゃんと伝えたのか?医療ミスではない。
はあ?おれのチームにあんなミスをする人間はいない。
ちょっと…何言ってんだよ。
あのシリンジポンプお前もちゃんと見たよな?おれのチームにミスなどない。
現に人が1人死んでるんだよ。
誰かのミスで…。
本当にミスか?違うとしたら何だ?それを調べるのがお前の仕事じゃないのか?生きてる人間を調べるのがおれ。
死んでる人間を調べるのがお前だろ。
まあね。
和泉?何してんの?何だ田口先生か。
どうしたの?救命チームがばらばらになろうとしてる。
私が怪文書なんか書いたせいで。
速水先生の収賄も救命のためだったんでしょ?私が怪文書なんか書かなければ倫理委員会なんて開かれなかったしこんなことにもならなかった。
寺内さんだって亡くならないで済んだのかも。
私が寺内さんのオピオイドを準備した。
ミスをしたのは私なのかも。
もう自分で自分が信じられないの。
和泉…。
調査するんですか?死んだ人間を調べるのはお前の仕事だろって速水に言われちゃってさ。
まっ確かにそうなんだけど。
医療過誤死…医療…。
医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長。
いいかげん本気で覚えようよもう助手も3年目なんだから。
助手?
(弥生)田口先生。
栗山さん。
どうしたんですか?大変です。
寺内さんのご家族がご遺体を渡せって。
(佐藤)死亡診断書が作成されないうちは寺内さんのご遺体は病院から出られないんです。
父を返してください。
このままじゃお通夜もお葬式もできないじゃないですか。
はぁはぁ…。
坂崎さん。
(裕美子)田口先生どうして死亡診断書書いてもらえないんですか?
(佐藤)ですから今直接の死因を調査中でして。
父はがんで亡くなったんじゃないんですか?父に一体何があったんですか?坂崎さん落ち着いてください。
医療ミスの可能性があります。
白鳥さん!ご遺族には本当のことを知る権利がある。
医療ミス?どういうことですか?それを今調査中です。
そんな…。
(裕美子)もし父の死が医療ミスだったとしたら病院に対してそれなりの要求をするつもりです。
はい。
(裕美子)いずれにせよ父を早く返してください。
死亡診断書を書かないなんて速水もやってくれるよね。
鎮痛剤の輸液注入速度のミス。
ふっ単純なミスだけどそれって本当はミスじゃなかったのかもしれないねぇ。
(長谷川)殺人の可能性があるってことですか?・
(浅野)はい。
桜東救急から搬送要請です。
崩落事故に巻き込まれた30代男性1名40代男性2名うち1人は心肺停止状態です。
全部受けろ。
佐藤ちゃんもたもたするな。
すぐに来るぞ。
何だよいたのかよ速水。
(長谷川)佐藤先生はどう思います?どうって何が?寺内さんの医療ミスですよ。
白鳥さんが言うように誰かが故意にやった可能性もあるかも…。
くだらないこと言ってるんじゃねぇよ。
おれたちは救命医だぞ。
そんなわけないだろ。
・ピーポー…
(サイレンの音)ほら来たぞ。
はい。
(看護師)モニター着けますね。
輸血用意してくれ浅野。
(浅野)はい。
(佐藤)いやお前続けろ。
和泉輸血準備。
はい。
シリンジ。
(佐藤)和泉後は頼む。
呼吸状態注意しろ。
・栗山さん。
何なんですか?一体。
まだ作業が残ってるんですけど。
時間は取らせません。
寺内さんについて気づいたことを聞きたいんです。
田口先生も私のこと疑ってるんですね。
いえ。
何か気づいたことがあれば教えてほしいんです。
倫理委員会の後寺内さん病室ですごく痛がってて。
オピオイドをもう一度追加してもらおうと和泉先生を呼びにいったんです。
(弥生)和泉先生。
寺内さんがすごく痛がってて。
わかった。
佐藤先生少し離れます。
(佐藤)わかった。
(遥)時間2.5mlで開始。
4時間でなくなると思うからその前に報告して。
はい。
痛みが取れないようなら連絡して。
わかりました。
(弥生)それで寺内さんを泌尿器科へ送ったんです。
泌尿器科との申し送りで寺内さんの病状を報告している間にいなくなってしまって。
泌尿器科を受診する前に寺内さんは消えていた。
そして寺内さんは遺体で見つかった。
和泉先生以外シリンジポンプに触った人間はいない。
オピオイドの注入速度を入力したのは…和泉先生だ。
和泉のミス…。
(遥)速水先生。
ちょっとよろしいですか?もともと怪文書書いたの私です。
何だ今ごろ。
私は速水先生を裏切りました。
そのせいでチームは崩壊寸前です。
寺内さんが亡くなったのだって…。
医療ミスと怪文書何の関係もないだろ。
何でそんなこと言えるんですか?関係なくないです!もともと怪文書も医療ミスも私が…。
全部私のせいなんです。
くだらん。
怖いんです。
怖いんです。
・こんばんは。
どうも。
(岡村)あなた確か…。
厚生労働省の白鳥です。
前にもお会いしてますけどね改めまして。
ふふっ…随分長い肩書ですね。
いろんな責任負わされちゃって大変なんですよ。
優秀な人材とはそういうものですよ。
さすが。
その若さで鴨志田先生の秘書をなさっているだけあってよくおわかりだ。
それで何の御用でしょうか。
鴨志田先生にお会いしたくて何度も電話してるんですけどね全く取り次いでいただけなくて。
しょうがないから直接来ちゃいました。
先生はお忙しいので代わりに私がお話を伺いますが。
寺内昭三さん亡くなりましたよ。
あれ?もちろんご存じですよね。
あなたが東城医大病院までお見舞いに来ていたあの寺内さんですよ。
はいこちらです。
(寺内)はい。
じゃこれで。
あっ…すいません。
失礼いたしました。
寺内さん。
後援会の。
よ〜く存じてます。
亡くなられたんですか。
ええ。
不自然な医療ミスで。
いや実はね寺内さんから亡くなる前にいろいろと話を聞いてたんですよ。
鴨志田先生とメディカル・アソートの佐々木さんと寺内さんが陰に隠れてこそこそ〜っとやってることなんかを。
ふっ…あれはまずいんじゃないですか?さあ?何のことでしょうか。
鴨志田先生とメディカル・アソートはM・A・Hメディカル・アソート・ホスピタル建設計画の連携をしているにすぎません。
寺内さんは鴨志田先生がまだ県会議員だったころからの大切な後援者です。
あっそうですか。
じゃ僕の勘違いかなぁ。
だとしたら寺内さんは何であんなでっかいうそをついたんだろう。
鴨志田先生には寺内さんが亡くなられたことはお伝えしておきます。
白鳥さん気を付けてお帰りください。
・はい三船です。
(岡村)寺内昭三氏の遺体を引き取りたいのですが。
なんでも医療ミスの疑いもあるとか。
寺内さんは鴨志田の後援会の幹部です。
鴨志田にとって個人的にも大切な友人で。
・事を公にすることは鴨志田も望んではおりません。
・東城医大も何かとおありなようですし。
こちらは寺内昭三氏の遺体さえ引き取らせてもらえれば医療ミスの件は不問にいたします。
・
(ドアの開閉音)
(岡村)よくぞご連絡下さいました。
(岡村)東城医大に任せていてはだめです。
あそこは全く信用できない。
一刻も早く寺内さんのご遺体をお引き取りし信頼できる機関で医療ミスなのかどうか明らかにすべきです。
(岡村)坂崎さんはご安心して私どもにお任せください。
急に集まれって一体何なんだろうね。
三船事務長も偉そうに。
さあ?全員そろってますね。
寺内昭三さんのご遺体をご家族にお返しします。
医療ミスの件はどうなるんですか?
(三船)寺内さんは末期の前立腺がんを患っており病状進行による予期された死。
医療ミスは存在しません。
速水先生死亡診断書は?書いていない。
(三船)そうでしょうね。
佐藤先生。
速水先生に代わって寺内さんの死亡診断書を書いてください。
えっ私が…。
事務長命令です。
えらく強引ですね。
(三船)余りこれ以上事態を悪化させたくないんです。
どっからかプレッシャー掛けられちゃいました?ふっ…やっぱりそういうことか。
グッチー早速芽が出ちゃったよ種まいたばっかりなのに。
はい。
とにかくお願いします。
ちょっと待ってくださいよ三船事務長。
(三船)まだ何か?寺内さんのご遺体の解剖を要請したい。
解剖?ええ。
寺内さんの死因を究明するための解剖です。
冗談じゃない。
事を荒げる必要ないじゃないですか。
末期前立腺がんの病状進行による病死。
それでいいじゃないですか!良くないんですよ。
忘れちゃいました?バチスタ事件を。
今ここで明らかにしなければ真実は永遠に見過ごされる!救命チームのメンバーの中には医療ミスを疑われてる人もいるしもしかすると本当にがんの進行による予期できた死だったかもしれない。
それに殺人という可能性もある。
(三船)しかし解剖するにはご遺族の許可が必要なんですよ。
この状況で素直に認めてもらえるとは思えません。
それに解剖したご遺体をお返ししたりすれば鴨志田議員からどんな報復があるか。
鴨志田。
そうですか。
そういうことならねぇグッチー。
それならオートプシー・イメージング。
AIで死因を究明しましょう。
死亡時画像病理診断。
画像解剖です。
これならご遺体を傷つけずに死因を究明できます。
ご遺族の許可は必ず取ります。
(裕美子)田口先生これ以上父を傷つけたくないんです。
CTでの検査なのでご遺体に傷は付きません。
体の表面だけを調べるよりずっと正確に死因の特定をすることができます。
お願いします。
東城医大が信用できません。
えっ?東城医大が信用できないんです。
坂崎さん…。
死亡診断書は書いてもらえずあげくに医療ミスかもしれないって言われて。
父の遺体は返ってこないし供養も何にもできないじゃないですか。
あなたは自分の父親が医療ミスで亡くなったのかもしれないって聞かされてその病院を…そのお医者さんを信用できますか?寺内さんのことは本当に残念に思います。
でもだからこそ僕たちは救命チームの医師たちは寺内さんの亡くなった本当の原因を突き止めなければいけません。
次の患者さんたちのためにも少しでも助けることができる命のためにも…。
何より…亡くなられた寺内さんのためにも。
それが医師として患者さんにできる最後のことだから。
どうか検査をさせてください。
お願いします。
(陽太)ごほっごほっ…。
ごほっ…。
ぷぅ〜〜。
(寺内)ありがとうございます。
その検査が終わったら…父を返してくれますか?はい。
わかりました。
田口先生を信用します。
検査をして父が亡くなった本当の原因を見つけてください。
ありがとうございます。
それじゃあ撮影開始します。
頭部です。
血腫梗塞所見認めず。
異常なしですね。
続けて。
(曳地)胸部腹部いきます。
(曳地)胸部です。
変わった所はありませんね。
(曳地)腹部です。
こちらも異常なし。
前立腺は?
(曳地)診断どおりですね。
前立腺がんにも変化はありません。
頭部から全身見ましたがすべて異常なしです。
何も見つからないようですね。
もういいんじゃないですか?お望みどおりAIしても何も出てこないんだから。
(三船)もう十分でしょ。
田口先生のご希望はかなえたと思いますが。
のど。
(三船)のど?ふっ…前立腺がんの患者なんですよ。
見るに及ばないでしょ。
これ以上続けても経費がかさむだけです。
頸部のCTを撮ってください。
(三船)曳地先生撮る必要ありません。
曳地先生。
わかりました。
(曳地)頸部アキシャルビューです。
これは…。
気管が狭くなってる。
コロナール。
はい。
(曳地)コロナールビューです。
何だ!?これは。
のどぼとけの甲状軟骨とその下の輪状軟骨が亜脱臼してる。
(佐藤)どういうことだ?
(長谷川)なぜこんな所を亜脱臼してるんだ?のどぼとけを横から押して気道をふさぎ呼吸をできなくさせたんだよ。
つまり寺内さんは何者かによって窒息死させられたんだ。
(三船)そんな…どういうことですか?オピオイドは?過剰投与の医療ミスじゃないんですか?そう見せかけられてたよね。
だから僕たちはみんなだまされた。
寺内さんの遺体には抵抗した形跡はなかった。
そこから考えられるのは何者かが本来1時間2.5mlだったオピオイドの注入速度を1時間25mlに変えた。
でもそれだけでは寺内さんはまだ死ななかった。
だから犯人は寺内さんの首を絞めてとどめを刺したんだ。
絞殺痕が残らないように気を付けながら。
一見オピオイドの注入速度を間違えた医療ミスに見えた。
でもこれは明らかに意図的な殺人だ。
三船事務長警察に連絡を。
はい。
それからグッチー。
高階病院長をイタリアから呼び戻せ!わかりました。
医療ミスじゃなかったんだ…。
・「いくつの夜明けを数えたら」ううっ…ううっ…。
CTの結果寺内さんの死因は医療ミスではありませんでした。
じゃあやっぱりがんで?いえ寺内さんは…。
何かの事件に巻き込まれたのかもしれません。
救命救急センターで殺人とはな。
しかしよく頸部のCTを撮ることを思いついたな。
昨日運ばれてきた崩落事故の患者の1人の症状がヒントをくれた。
見た目にも重症な多発外傷をきたしていた患者は呼吸も意識もしっかりしていて救命できた。
しかし全く外傷も臓器損傷もなくきれいな体だった患者はそせいできなかった。
がれきの間に首がはまりこんでいたそうだ。
外傷が出来ないぐらいの力で気管が圧迫され呼吸困難になったんだろう。
大きな力が加わらなくても人は死んでしまう。
お前にはまだ運があるのかもしれないな。
ジェネラルはまだ剣を置かず戦いつづけるか。
寺内さんは鴨志田の後援会の人間だった。
その寺内さんがお前のいる救命救急センターで殺された。
これ偶然というにはちょっと出来すぎだと思わないか。
お前もう何も隠してないよな。
おい速水…。
おいどうした。
大丈夫か。
(着信音)はい。
(千崎)313福岡便のお客さま。
無事に搭乗口で2014/02/25(火) 14:58〜15:53
関西テレビ1
チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋 #09[再][字]【ジェネラル西島秀俊】
「医療ミス」
伊藤淳史 仲村トオル 加藤あい 木下隆行 戸次重幸 白石美帆 西島秀俊
詳細情報
番組内容
田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)が発見したとき、すでに呼吸停止状態だった寺内(でんでん)は、佐藤(木下隆行)らの懸命な救命処置も空しく息を引き取った。病状が急激に悪化したことに疑問を呈する白鳥。そんな中、点滴に不審な点が見つかる。
「チームの誰かが注入量を間違った」と医療ミスを指摘する白鳥に救命チームは騒然。お互いに疑惑を向ける犯人捜しが始まり、チームは殺伐とした空気に包まれる。
番組内容2
一方、白鳥は誰かが故意に注入量を操作した“殺人”の可能性もあると田口に漏らす。 寺内が死ぬ前に伝えようとしたことは何だったのか?それが今回の死と関係があるのか?真相究明に動き出そうとした矢先、寺内の娘・裕美子(渋谷琴乃)が遺体を返せと騒ぎ出し…。
出演者
伊藤淳史
仲村トオル
加藤あい
木下隆行(TKO)
浅見れいな
松坂桃李
足立理
竹内太郎
・
名取裕子
林隆三
・
堀部圭亮
利重剛
戸次重幸
白石美帆
西島秀俊
原作・脚本
【脚本】
後藤法子 ほか
監督・演出
【演出】
今井和久
植田尚
星野和成
白木啓一郎(関西テレビ)
【プロデュース】
豊福陽子(関西テレビ)
遠田孝一(MMJ)
八巻薫(MMJ)
音楽
羽岡佳
【主題歌】
松田聖子『いくつの夜明けを数えたら』(ユニバーサル シグマ)
ご案内
「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」は毎週火曜よる10時から放送中です!
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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