はぐれ刑事純情派14 2014.03.11

(安浦刑事)おはよう。
(一同)おはようございます。
あれ?課長どうしたんだい?
(田崎婦警)持病の腰痛が出たとかでハリのお医者さんに寄ってくるって連絡がありました。
そうか。
3年に1回は出るんだ。
気の毒にな。
(高木刑事)運動不足ですよ。
(里見刑事)自分だけ楽してるから。
でもそう考えたら我々みたいに靴をすり減らして現場に出てる方が幸せかもしれませんな。
(今井刑事)ストレスで胃はやられるし中間管理職は辛いよな。
(田崎)現場でよかったねえ!・
(電話のベル)
(野田刑事)はい刑事課。
え?チョコレートが捨てられてる?どこにですか?ゴミ置き場?古くなって食べられないから捨てたんじゃないですか?ゴミ捨て場にものを捨てるのは当たり前やないか。
ちょっと貸してみい。
もしもし電話替わりました。
あのねえゴミ捨て場にものを捨てて何がおかしいんですか?…え?そうですか。
そりゃおかしいわ。
(管理人)ここにね…。
ほらほらコレ!
(里見)はあーこれ今朝見つけたんですか?はい。
今日はゴミの日じゃないんで誰が捨てたのかと近づいてみたら新しいでしょう。
毒でも入ってて子供が拾って食べでもしたら大変だと思いましてね。
あれ?これみんな底あいてますね。
賞味期限は来年の1月になってますね。
どういうことかな…?
(管理人)さあ…。
会社が作りすぎて社員に配ったんですかね?このマンションにお菓子会社に勤めてる方はいませんかね?いえいないと思います。
とにかくマンションを一軒ずつあたってみるか。
お願いします。

(木村)あれは僕が捨てました。
(里見)ええ?どうぞ。
入ってください。
あれ全部ですか!?ええ。
チョコレートを捨てると罪になるんですか?いやそういうわけではありませんが食べられるものを捨ててあったんで管理人さんが心配して…。
何であそこに捨てたのか説明して…。
このオマケが欲しかったんです。
これ全部オマケですか!?あのチョコレートにはオーストラリアの動物の人形がついてるんです。
全部そろえると250種類。
それをそろえたくて問屋から箱ごと買ってきたんです。
それで全部そろったんですか?
(木村)いえ。
これまで30万近く使ったんですけどまだ8種類足りないんです。
次の給料が入ったらまた買うつもりです。
はあ…そうですか…。
しかしいい大人が何がオマケや。
まだ食べられるものを捨ててもったいない。
人間長くやってるといろんなことに出会うもんさ。
そうだ。
課長まだ治療済んでないんだったらついでだから署まで乗っけていってやるか。
そうですね。
腰が痛かったらかわいそうやし…。
晴子さんに聞いてみます。
(里見)確かこの辺でしたねえ…。
あっそこですわ。
(長谷川佳予子)大丈夫ですか?お大事になさってください。
(川辺課長)ハハ…。
どうもありがとう。
なんだ安さんどうしたんだい!?歩けないんじゃないかと思って心配して迎えに来たんですがその必要はなかったみたいですね。
そりゃあ痛いことは痛いんだよ。
じゃあ乗せてもらおう。
くっそーこのっ!!
(青木紀夫)…ママ!?
(パトカーのサイレン)
(今井)ご苦労さんです。
(高木)ガイシャはこの店のママ桜井美那子さんです。
(里見)相当強く絞められてますわ。
死後10時間ぐらいだそうです。
この服装からすると店が終わったあとの犯行ですかね?うん…。
第一発見者は?出勤してきたここのマネージャーです。
昨夜店を出たのは何時ごろですか?…1時半過ぎです。
そのときママは?まだお客さんが1人残ってまして真紀ちゃんっていう女の子とその方の相手をしてました。
そのお客さんの名前はわかりますか?ええ長谷川さんです。
(谷口健三)ああっママ!!オーナー!山手中央署の安浦といいます。
この店を経営してます谷口という者です。
マネージャーから電話をもらってビックリして飛んできました。
美浜亭グループ…。
レストランのチェーンをやってます。
じゃあこの店も?本業じゃありません。
彼女がやりたいというので3年前に…。
いったい何でこんなことに…。
強盗でも入ったんですか?いえ今のところはまだ…。
(チャイムの音)
(鈴村真紀)はい。
警察の者ですが鈴村真紀さんでいらっしゃいますか?はい。
勤めている店のママのことでちょっと伺いたいんですが…。
どうぞ。
すみません。
散らかってて。
あの…さっそくなんですが桜井さんが亡くなったことはご存じですよね?さっきマネージャーの青木さんから電話がありました。
そこでひとつお尋ねしたいんですけど昨日の夜店に最後まで残ってたのはママとあなたとそれから長谷川というお客さんだと聞いたんですが。
そうです。
あなたが店を出られたのは何時ごろですか?2時少し前です。
(田崎)そのときお店には?ママと長谷川さんがいました。
(長谷川誠)〔ほらあの山芋のネタ笑っただろ?〕
(桜井美那子)〔私ももう帰りたいんだけど〕〔えー?前は何時までだってつき合ってくれたじゃないか〕〔最近疲れがひどくて早く帰って休みたいのよ〕〔はいはいじゃあお布団敷きましょね〕〔俺が売れてるときはそんなこと言わなかったよな真紀ちゃん〕〔真紀ちゃんそこ私がやるから帰っていいのよ〕その長谷川さんというのはどんなお仕事を?刑事さん知りませんか?「ノックアウト」ってお笑いコンビ。
カンちゃんマコちゃんって2人組。
そのマコちゃんですよ。
えっ!もう1人のカンちゃんってしょっちゅうテレビに出てる人?ほら番組の司会やったりクイズの解答者やったり。
素人の特技を当てたりする…。
知らんね。
知らないんですか!?今ものすごい人気ですよ。
コマーシャルにも出てるじゃないですか。
トイレの消臭剤の。
とにかくあなたが店を出るときママと…そのカンちゃんか?違います。
店にいたのは売れてないマコちゃん。
わかってるんですよ。
そのマコちゃんともめてたんだね?はい。
マコさん初めて来たときはテレビに毎日出てたしママもそんな人がお客さんになってくれて喜んでたんですけど最近は人気もないし…。
その長谷川って男を叩けば必ず何か出てくる。
やっかいな事件にならんでよかったな。
じゃあ被害者に邪険にされた長谷川がカッときて首を絞めたとそうお考えなんですね課長。
そうだよ。
さっき解剖の途中で報告があったんだが死因は扼殺じゃないらしいんだ。
どっかで後頭部をぶつけたらしくて頭蓋骨骨折による脳圧迫が直接の死因だ。
じゃああの首の痕はどうなるんですか?確かに絞められてはいるが死ぬほどじゃなかったらしい。
死亡推定時刻は午前2時から3時の間。
時間からいっても長谷川だよ安さん。

(電話のベル)はい刑事課。
高木です。
長谷川が所属する事務所へ来たんですが長谷川は今浅草のストリップ劇場に出演してるそうです。
ええ。
ロック座って言ってました。

(長谷川と若手のコント)
(客席からのヤジ)桜井美那子さんが亡くなったのはご存じですよね?ええ。
さっきマネージャーから電話で聞きました。
昨日の夜なんですがあなた彼女の店に最後までいらっしゃいましたね?ええ。
そのときのことをちょっと話していただけませんか?僕は帰りました。
お1人で?
(長谷川)ええ。
誰かそれを証明してくれる人は?家に帰ったのが2時半ごろだったと思います。
もしかしたらうちのが覚えてるかもしれません。
あの…もうよろしいですか?
(ケンジ)師匠。
セリフ間違えて申し訳ありませんでした!おう…。
怒られなくてよかったわね。
(トオル)師匠どうかしたのかな?
(ケンジ)いつもならぶん殴られるのにな。
(チャイムの音)留守ですね。
うん…。
君ここんちの子か?お母さんと話したいんだがどこへ行ったかわかんないか?
(長谷川真土)連れてってやるよ。
ここだよ!え!?なんだここか…。
知ってるんですか?ああ。
うちの課長が腰痛で通ってるハリの医者だよ。
この人だよ。
お母さんですか。
お仕事中申し訳ありませんな。
お宅へ伺ったらこちらだというものですから…。
どちらさまでしょうか?私ども山手中央署の者なんですがちょっとお時間をいただけますか?主人が疑われてるんですか!?いえ。
そういうことじゃないんです。
亡くなられた桜井美那子さんに関係のあった方にはひととおりお話を伺うことにしてるんです。
昨夜ご主人がお帰りになったのは何時ごろですか?朝3時ごろでしたねえ…。
あの人にとっては外で飲むのも勉強のうちなんですよ。
主人にはもうお会いになったんですか?ええ。
事件には関係ないとおっしゃってました。
浅草へいらしたんですか?コントご覧になりました?
(安浦)ええ。
どうでした?そうですね…。
自分はああいうのはよくわからなくて。
本当はあの人のコントすごく面白いんですよ。
昔公園で練習してるのを見て思わず笑っちゃいました。
最近は相方と別の仕事が多くてちょっと落ち込んでるみたいですけど…。
でも今でも寝言でネタやってるんですよ。
あの人がコントができなくなるようなことするはずありません。
長谷川の家から現場までどれくらいだ?車で20〜30分だと思います。
死亡推定時刻は午前2時から3時の間。
3時近くに帰ってきたというんじゃアリバイにはならんぞ。
それはそうなんですがね。
しかしあの奥さんの言葉は信じてもいいような気がするんですが…。
安さん。
女房が「亭主が犯人だ」なんて言うわけないだろう。
どんな正直な女だってかばうに決まってるよ。
それとですね。
その奥さんなんですけど…。
おい気持ち悪いなあ。
よせよ。
長谷部鍼灸院で受付をやってるんですよ。
えっ!?じゃああの…?
(安浦)ええ。
何なんですか?その鍼灸院って。
あの人のことなら信じられるかなあ…。
そうだ。
お前たち長谷川誠ってタレント知ってるか?何とかコンビの1人らしいんだけどさ。
(安浦ユカ)長谷川誠?さあ…?マコちゃんって言われてるらしいんだ。
(安浦エリ)なんだ。
“ノックアウト”のマコちゃん?
(安浦)そうそう。
お父さん知らないの?1年くらい前まで毎日テレビに出てたじゃない。
今は出てないのか?そういえば知らないうちに出なくなったな…。
相方のカンちゃんの方は今も毎日出てるけどね。
何で?マコちゃんなんか事件に関係あるの?ちょっと会っただけだ。
マコちゃんはいいからカンちゃんのサインもらっておいてよ。
(小倉)評判がよければ続けてやってほしいって言ってるんだ。
いい話だろう?
(長谷川)もういいよ。
なんで?いい話じゃない。
今は有名な俳優だってテレビショッピングやってるんだよ。
ギャラだっていいしいつまでも奥さんを働かせておくわけにいかないじゃない。
俺はもういいんだよ。
ほっといてくれ!はじめまして。
山手中央署の安浦と申します。
マネージャーさんですか?
(小倉)はい。
…いろいろ大変なんですね。
相方のカンの方だけ売れてるんで荒れてるんですよ。
気持ちはわかるんですけど…。
コンビなのに別々に仕事してるんですか?以前は一緒にやってたんですがマコの方がだんだん一緒にテレビに出るのを嫌がるようになりまして…。
そうですか…。
マコさんにお訊きしたいことがあるんですがまた戻ってこられますかね?今日はもうここへは戻ってこないでしょう。
でも夜になれば現れる場所の見当はつきます。
(店員)いらっしゃい!ビールください。
俺も1本!
(客)あっあんた見たことあるよ。
テレビ出てたでしょう?名前なんていったかな?名前知らねえなら話しかけんな!何すんだお前!ちょっとちょっと!やめなさいよ。
偉そうに…!あっあんた見たことあるな…。
昨日浅草の方へお邪魔した安浦って者です。
話すことなんか何もないよ。
あなたマネージャーの小倉さんに「もういいんだ」って言ってましたよね?私ちょっと聞いちゃったんだ。
はいビールお待ち!もうやめだ…。
やめだやめだ…!もったいないなあ。
まだまだこれからじゃないですか。
本物のコントができなくなったんですよ。
客がどっとうけて頭がスーッと冴えわたって…。
世界中を俺の自由にできるような気がしてくるあの舞台…。
あの舞台がどっかへ行っちゃって…。
カンのヤツもあんな仕事ばかりしてたらダメになっちまう。
あいつはそれがわかってないんだよ。
今だったらカンとやってやってもいいな…。
(長谷川)笑いっていうものはそんなことじゃないんだよ!そうですそうです。
わかってもねえのにみんなカンカン言いやがってよ!ネタだってほとんど俺が考えたんだよ。
こらわかってんのか?はいはいそうです。
あら!?怒らないで〜!ちょっとねやりすぎたんですよ。
申し訳ありません。
あなたほら入って!危ねえな。
ケガしたらどうすんだよ!俺は“ノックアウト”のマコトちゃんだぞ!じゃあ失礼します。
(佳予子)すみません。
おっさんちょっと待て。
ストップ。
礼だ。
礼なんか…。
いいから黙ってとっとけって。
今じゃみんな携帯だから誰ももらってもくれねえんだよ。
いや。
子供が喜びます。
どうも。
課長。
ガイシャのつけていたネックレスから本人以外の指紋が検出されました。
(川辺)本当か!?指先の3分の2ほどですが照合は可能だそうです。
よーし何とかして長谷川の指紋をとってこい。
課長。
実はこれ長谷川さんからもらったテレホンカードなんですがね…。
(佳予子)おはよう。
おい。
この新しいグローブどうしたんだよ?この間真土の誕生日にカンちゃんが。
よけいなことしやがって…。
俺の子供の面倒は俺がみるからいいんだよ。
親切でしてくれてるんだから…。
今のあいつはグローブの100個や200個なんてことないからな。
お前もカンと一緒になればよかったと思ってるんだろう。
なに言ってるのよ!
(長谷川)わかってるんだよ!
(佳予子)あっ!!
(チャイムの音)すみません。
山手中央署の者ですが…。
ご主人いらっしゃいますか?ええ…。
恐れ入りますが署までご同行いただけるようにお伝え願えますか。
亡くなった桜井さんがつけていたネックレスからあなたの指紋が検出されたんです。
あの事件の夜桜井さんとあなたが最後まで一緒だったことは大勢の方が知っています。
警察としてはあなたを疑わざるを得んのですよ。
私は知りません。
だったらどうしてあのネックレスに指紋がついていたのか説明してください。
…確かにカッとして彼女の首に手をかけました。
〔金なら払うよ。
払えばいいんだろ〕〔そういうことじゃないのよ。
そうやって毎晩やってきて暗い顔されてたら商売にならないの。
うちはクラブなの〕お客さまに愉快に飲んで楽しんでいただく店なのよ〕〔俺のどこが暗いんだよ?〕〔わからないの?何かというとカンちゃんとすぐ比較して勝手に悲劇の主人公になってる甘ちゃんじゃない〕〔生意気言うな!!〕わかりました。
ひとつ訊いてもよろしいですか?はい…。
マネージャーさんの話ですとあなた…カンちゃんですか?あの方と一緒にテレビに出るのを嫌がってるということですが理由は何でしょう?俺はカンのヤツのオマケなんですよ。
オマケ!?俺はちゃんと稽古したコントじゃないとダメなんです。
カンのヤツにちょこちょこオマケみたいにくっついて…。
芸ですよ。
芸…!でもテレビじゃネタはやらせてくれませんから。
そうですか…。
やめたいわけはそういうことだったんですか。
どう思うってね私は長谷川で決まりだと思うよ。
私は安浦さんと同じで彼の言うことを信じてもいいんじゃないかと思うんですけど…。
何を言ってるんだ田崎君。
状況を見なさいよ状況を。
あらっ!カンちゃんです!!和泉寛と申します。
あの…マコのヤツがこちらにいると聞きましたんで。
あなたがカンちゃんですか…。
まさかマコが犯人だと思ってるわけじゃないでしょうね?今のところは長谷川さんに不利なことばかりなんですよ。
絶対にあいつじゃありません。
僕が保証しますから。
今は別々にお仕事をなさってるんですか?ええ。
でもマコのことならわかります。
高校時代からずっと一緒にやってきましたから。
長谷川さんはコントをやめたいと思っているようなんですがご存じでしたか?えっまさか!?嘘でしょう?
(和泉)あいつがコントをやめて何ができるんですか。
刑事さん。
マコにはすごい才能があるんです。
今は芸もない素人がテレビでチヤホヤされてるけどあいつは本当のプロだ。
奥さんもそう言ってましたよ。
ああ…。
彼女には昔僕もアタックしたけどフラれました。
そのとき彼女が僕に言ったんですよ。
マコちゃんのコントにかけるひたむきさが好きだって…。
あいつが今出てるストリップ劇場は僕たちが初めて人前でコントをやった舞台なんですよ。
あいつがコントをやめるなんてね…。
そう思ってるんでしたらもう1度2人でコントをおやりになったらどうですか?そうですよね。
長谷川さんの決心を変えられるのはあなたしかいないと思うんですよ。
(レポーター)「こちらが“ノックアウト”のマコちゃんこと長谷川誠さんが取り調べを受けている山手中央署です」「これまでにわかったことは今朝10時ごろ山手中央署の2人の刑事が長谷川さんのマンションを訪れ同行を求めたということです」「長谷川さんは3日前に新宿・歌舞伎町で起きたクラブのママの殺害事件に…」おい安さん。

(横溝署長)さっき本庁から電話があった。
これだけ騒ぎが大きくなると発表をこれ以上伸ばす訳にはいかんぞ。
はあ。
それはよくわかってるんですが…。
どうなんだ?長谷川という男の心証は?私はシロだと思うんですが…。
ということは他に犯人がいるということか。
課長はどうなんだ?他にですね…となると長谷川はシロだということに…。
シロだシロだと思ってるとシロだと思うようになってきました。
あそこを右に曲がると行けますから。
・長谷川さん。
記者連中に見つからないところから出ましょう。
野田。
何かあったら連絡してくれ。
ご案内します。
この店ね前から通ってるんですけど味が抜群なんですよ。
(店員)お待ちどう。
(川辺)ありがとう。
どうして刑事さんが誘ってくれるんですか?酒を飲ませて聞き出そうと思っても俺は何も…。
そんなんじゃありませんよ。
あなたが無実なら署まで来ていただいて申し訳ないと思いましてね。
あなた人気者だからダメージ大きいでしょう。
どうでもいいんですよ。
もう…。
うまい!課長。
やっぱり人間落ち目になりたくないよね。
こう雪がどんどん大きくなってっちゃうみたいなさ…。
たまんないんだよ。
あんたがさ自分の相棒の…カンさんか?そのオマケだっていう気持ち何となく私にはわかるんだよ。
「こいつは才能がある」と思うヤツがすぐそばにいる…。
そういう人間の気持ちが。
いや俺はカンより根性も才能もあるんだよ。
いや私には経験はないんだけどあんたのことは何となくわかるような気がする。
ま仲間だからさ有能なのはありがたいことなんだけど何となくこう寂しいような…。
今井さん。
ガイシャがやってたクラブのオーナーの会社だな。
お忙しいところ申し訳ありませんな。
今長谷川さんがこちらへお見えになりましたね?どういう用件だったんでしょうか?うちで雇ってほしいと言うんです。
今度のことで評判を落としたから芸の道は諦めたと言うんですよ。
それで?本当にやる気があるのなら雇おうと言いました。

(若者の歌う歌)あんた本当に仕事をやめるんですか?やめて後悔はしないんですか?売れもしないのにいつまでも続けてても仕方ないでしょう。
才能があるとかないとかそんなことは私にはわからないんだがカンちゃんはあなたにはスゲエ才能があるってそう言ってましたよ。
いくら才能があっても売れないで終わる人もいるんです。
しかしあなたは誰よりもコントが好きだって周りの人たちはみんなそう言ってますよ。
本当にやめちまっていいのかね…。
あなた本当に谷口さんのところへ仕事を頼みに行ったんですか?雇ってくれるというあてでもあったんですか?知ってる人間で社長なんてあの人だけなんですよ。
それだけの理由ですよ。
(啓介)お前の父ちゃん人気ないよ。
だから仕事もないんだよ!
(弘樹)テレビにも出てないし!
(真土)違うよ!パパは舞台の仕事してるんだ!だからテレビは休んでるの!じゃあ見せてみろよ。
(真土)いいよ見せてやるよ!ちょっとつき合ってもらえませんかな。
こんにちは。
(店主)いらっしゃいませ。
(安浦)長谷川さんの派手なヤツできてますかね?今やってますけどそんなに早くできませんよ。
悪いけどちょっと見せてくれないかな。
簡単に落ちないんだけど先生の奥さんも強引だから参っちゃったよ。
昨日こちらの先生の奥さんがご主人にどう頼んだか話してくれませんかね?〔ずいぶん派手にやっちゃいましたね〕〔これすごく大切なスーツなんです〕〔初めてテレビに出たときに着た思い出の衣装なんです〕〔そう言われてもねえ…〕〔お願いします。
今度テレビに出るときに着てもらおうと大切にとっておいたんです。
お願いします〕ああ頭を下げられちゃあね。
何とか落としてみせますからあと1日ください先生。
長谷川さん。
奥さんも真土君もあのド派手な服を着てコントをやってるあなたが一番好きなんだ。
じゃあ…。
刑事さん!ちょっと待ってもらえますか。
ああ谷口さん。
長谷川です。
すみません。
さっきの話なかったことにしてください。
お願いします。
電話を切る刑事さん。
本当のことをお話しします。
あのときママとケンカになって…。
〔マコさん…〕どうして本当のことを話してくれなかったんですか?安浦さんがストリップ小屋に来る前にマネージャーの小倉からママが殺されたって電話があったんです。
それで谷口社長に電話したら今度自由が丘にできる店を僕に任せるって言われたんです。
ただし出会ったことは黙っていてくれって…。
いつまでも女房に苦労させておくわけにはいかないしいい機会だと思ったんですよ。
あなたは奥さんや子供さんのためにと思ったんだろうが奥さんや真土君は前みたいにコントのことで頭が一杯になってる昔のマコちゃんに戻ってほしかったんだ。
やめたって決めたけどなんか寂しくて…。
やっぱり俺にはコントしかないんですよ。
…とうとう話しちゃった。
あっ…。
川辺課長が飲んだときに話したの安浦さんのことだったんだ。
えっ?「俺より才能があるヤツがそばにいると助かる」って…。
本当だ。
課長そんなこと言ってたんですか?何を言ってるんだか…。
まあねブツブツ文句を言い合いながら助け合いながら。
それが男の仕事場ってもんじゃないかな。
(ノックの音)はい。
谷口さん。
桜井美那子さんの事件についてちょっと訊きたいので署までご同行願えますか?
(里見)桜井美那子さんを殺したことを認めますね。
殺すつもりなんかありませんでした。
はずみなんです。
詳しく話してもらえますか?あの店は開店以来良くてトントンほとんどの月が赤字なんです。
〔そんなこと言って私に店を閉めさせて真紀ちゃんに新しい店を持たせるつもりでしょう?〕〔知ってるのよ。
あなたと真紀ができてるの〕〔そんなんじゃないよ。
さてと…〕〔嫌よ。
あんな小娘に勝手なマネさせてたまるもんですか〕〔美那子…〕〔あなたは真紀ちゃんのところへ行きなさいよ〕〔私たち別れましょう〕〔そのかわりこの店は私にちょうだい〕〔ねえいいでしょ?〕すぐに警察に電話しなければならないのはわかってましたが会社のことを考えると…。
申し訳ありません。

(拍手)こんにちは和泉寛です。
おじさまのアイドルマコッちゃんです。
ヨロピクね。
(観客の笑い)
(2人のコント)安さん。
しかしあんたとのつき合いも長いねえ…。
ホントですね。
私がまだハコのお巡りさんだったころからあなたにはひとかたならぬお世話になっております。
おいおい安さん。
そういう言い方はないだろう。
この店にも久しぶりに来たけどちっとも変わってないなあ。
(片桐由美)ヘンなこと言ったらお代倍にしますから。
いやママのことじゃないんですよ。
ママは会うたびにステキになります。
あら。
おだてたって安くなりませんよ。
安さん。
あんたはこういう店に来れて幸せですなあ。
私はちょっと学割でお安くしていただいてます。
そうだろ。
そうでなきゃ来られるわけないもんな。
私なんかずっと焼鳥屋ばっかりですよ。
あら。
課長さん袖口のボタンとれかかってるわ。
ああそういいよ。
帰って自分でつけますよ。
奥さんやってくれないんですか?お願いするより自分でつけた方が早いんですよ。
脱いでくださいな。
すぐつけちゃいますから。
ああそう?安浦さんは大丈夫?いやいいんだよ。
晴ちゃんがついてんだよ安さんには。
おはようちょっとおはよう2014/03/11(火) 09:55〜10:53
ABCテレビ1
はぐれ刑事純情派14[再][字]

「オマケの男を愛した女!犯人は有名人!?」

詳細情報
◇出演者
藤田まこと、梅宮辰夫、眞野あずさ ほか

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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