ひるブラ「愛と誇り ひな祭り〜広島県福山市 鞆の浦(とものうら)〜」 2014.02.25

生字幕放送でお伝えします≫お内裏様とお雛
(ひな)様。
ふくよかな顔がかわいらしいですよね。
こちら、江戸時代の雛人形です。
≫菊地さん、もうすぐひな祭りですね。
≫私たちも雛人形気分でお届けしたいと思います。
≫まずは、この雛人形をちょっと見ていただきましょう。
≫かわいいですね。
すごく。
今、私がかぶっているのが雛人形と同じ冠のレプリカなんですが。
結構ジャラジャラいっててちょっと重いですね。
≫今日は広島県福山市の鞆の浦からお伝えします。
この鞆の浦、とにかく雛人形の町なんですね。
本当にたくさんいろんな雛人形がありますからね。
≫今日は、この港町に古くから残る豪華な雛人形の数々や港町の繁栄を支えたぜいたくなお酒、そしてハレの日に食べられてきたとっておきのグルメをご紹介します。
≫どうぞ、お楽しみに!≫ダレちゃん!≫やっほー。
≫どうですか?≫かわいい!≫ファッションショーそのまま歩けそうです。
≫でも私のほうが似合いそう。
≫いやいや…。
やめて、かぶってないでしょ、今。
≫今日は私がレポートします。
≫いっぱいかわいいのみたいからよろしくね。
雛人形さん。
≫任せてください。
≫みやびな菊地さんと一緒にお伝えしていきます。
広島県福山市の鞆の浦は歴史と関係があるんですね。
この鞆の浦、瀬戸内海のちょうど真ん中辺りにあります。
交通の要衝として人や物が全国から集まりました。
江戸時代には瀬戸内でも一、二を争う商業の町として栄えてきたんです。
かつての商家の屋敷などが今も数多く残っていて港町の風情を満喫することができるんですね。
こうした歴史のを生かした町並み。
豪華な歴史ある雛人形を町の至る所で見ることができるんです。
いきましょう。
≫こちら、ご覧ください。
こちらは太田家住宅といって江戸時代の造り酒屋として繁栄したお屋敷です。
これ、当時のままの家の造りに歴史ある雛人形を集めてたくさん飾ってるんです。
この町で一番多く雛人形が見られるんですよね。
≫そうなんです。
お邪魔しましょう。
≫お邪魔します。
≫こんにちは、失礼します。
たくさん、人形が並んでいる中で、まず…。
≫ダレちゃん、まずこちらをご覧ください。
こちらは享保雛といって面長の顔に切れ長の目で今の雛人形と全然違うの、分かる?≫全然違う。
うちの家にあるのと全然違う。
≫ちょっと古風な感じなんですよ。
≫着物の色も違うしね。
≫そうそう。
違うんですよ。
この顔の雛人形が江戸時代に全国で流行していたんですが裕福な商家から庶民まで幅広く飾られていたんですね。
今私がかぶっている冠も享保雛と同じデザインなんですよ。
≫本当だ、かわいい飾り。
≫こんな感じでいろいろあるんですよね。
≫ちょっと変わったものもあるんです。
その奥を見てください。
掛け軸型のひな飾りなんですね。
押し絵雛というんですよ。
江戸時代に作られた雛人形なんです。
≫ダレちゃん、ここ見ててねずっとね。
今からおもしろいことが始まります。
お願いします。
≫こちらの建物の管理をされている松岡さんにお願いします。
よく見ててください。
掛け軸から、取れました。
≫そうなんです。
実はこれ、取れるんです。
こういうもので、人形は全部取り外せるんですよね。
そして、ひな祭りが終わったら掛け軸と同じように丸めて収納できるんです。
≫そういうことか。
≫ちょっと特別に触らせていただきますね。
≫このお雛様、すごい豪華で。
着物に刺しゅうのような模様が書かれてるのが見える?≫本当にきれいだね。
≫模様が入ってるんです。
≫瀬戸内海の押し絵雛の特徴は派手なことなんです。
海沿いの町ならではのよく表れてる人形なんですね。
これはどのくらい前のものなんですか?≫これは江戸時代の後期の辺りですね。
結構、歴史のある。
≫すごいね!≫ありがとうございました。
さらに、ダレちゃん。
こっち。
ご覧ください。
これは高さ2m以上もある明治時代の七段飾りです。
≫立派ですよね。
≫憧れですよね、女子は。
≫いっぱいいるよ!≫これ、京都の雛人形。
大木平蔵という人が作った超一級のブランド品なんですね。
≫すごいですよね。
やっぱり、七段飾りって憧れですからね。
この一番上のお雛様の顔。
なんといってもすばらしいのが優雅な顔だち。
ほほえんでいるように見えるんですよ。
ちょっと、にこってしてるんですよ。
雛人形にもいろんな顔がありますね。
≫上品ですよね。
≫1体1体違うっていうもんね。
≫そうそう、顔が全然違うんですよ。
そして人形の着物は最高級の西陣織というもので最高級なんですよ。
本当に。
≫細かいところまできれいですよね。
≫さっきと違いますね。
さっきの色が。
≫違いますよね。
さらに、この下のほうにいくと見てください。
調度品も細部にこだわっていてこれは本棚がなんですけど本棚に飾られている本に細かい絵が描かれているんです。
≫細かいね、そこまで…。
≫これが本を開いた状態なんです。
≫すごい細かいよね、これ。
≫すごいね、絶対描けない。
こんなちっちゃいのに。
≫うちらは描けないと思う…。
≫本当に、こういう豪華な雛人形を持つということが当時の鞆の浦の商人のステータスだったんですね。
≫そして、ダレちゃん実はもっと珍しい雛人形があるので奥に行きたいと思います。
≫まだあるの?≫いっぱいありますよ。
≫こっち、見て、見ていろんな積み木の雛人形とか。
かわいいのが。
猫の雛人形もありますね。
≫かわいい!≫猫、好きだもんね。
いろいろあるんですがこちら。
ちょっと、見てください。
このお雛様の顔がおばあさんなんですよ。
すごいでしょ。
≫ロマンチック。
≫実は、これ、江戸時代の百歳雛といって還暦や米寿のお祝いに夫婦一緒に白髪になるまで元気に暮らせますようにという意味を込めて贈られたものなんです。
≫すてきだね。
≫すてきだよね、これは。
≫長寿を願ってというものなんですね。
こういった鞆の浦の繁栄や文化を感じられる雛人形、町の中の100か所以上で見ることができるんです。
こちらは江戸時代から昭和にかけて製鉄業で栄えた吉本家です。
中に入ると100体以上の雛人形がずらりと並んでいます。
最も古い人形は明治初期のものです。
家に女の子が生まれるたびに数が増えていって今も大切に守り継いでいます。
≫1つの家にこれだけあるなんてすごいですよね。
≫そして、歴史民族資料館には御殿飾りという珍しいものが展示されています。
お内裏様とお雛様は御殿の中に座っています。
この御殿のモデル京都御所なんですね。
明治時代に栄えた造り酒屋の家で飾られていたそうなんです。
こちら、横幅6mもの七段飾りです。
江戸時代末期のものです。
雛人形もさることながら目を引くのは調度品の数々。
その数、なんと140点。
どれも細かいところまで丁寧に作り込まれています。
この将棋の駒、大きさはたったの5mmなんですよ。
当時の人たちは競い合うように豪華な雛人形を飾っていたんです。
≫ダレちゃん、鞆の浦の繁栄ぶり分かりましたか?≫すごい分かった。
≫すごいねいっぱいありますよね。
≫かわいいのがいっぱいあった。
≫このひな祭りをやっているのは実は資料館だけではないんです。
町のあちこちにある商店や民家でも大切にされてきた雛人形を見ることができるんです。
いきましょう。
≫いろいろありますからね。
≫今日は観光客の皆さんもたくさんいらっしゃってます。
≫こんにちは。
≫ちょっと、こちら見てみましょう。
≫こちらは、乾物屋さんで瀬戸内で取れたいりこなどが売られているんですよ。
おいしそう!いい香りがしますね。
≫港町ならではですよね。
≫そして、奥に雛人形もまた飾られてますよ。
これはどんな雛人形なんですか?≫これは、34年生まれの長女のときに買い求めたお雛様なんです。
だから今はもう54年ぐらいたっています。
≫じゃあ、ずっと飾ってらっしゃるんですか。
≫はい。
≫大事にされてますよね。
ありがとうございます。
≫町全体に雛人形がとけこんでいますね。
いろんなのがあって。
≫本当に鞆の浦には雛人形を大切にする文化が根付いているわけなんですよね。
≫ありがとうございました。
≫ダレちゃん、さらにもっと鞆の浦にはおめでたい、ひな祭りに欠かせないものがあるんですよ。
かわいいでしょ、この子めっちゃかわいいでしょ。
こんにちは。
≫ちょっと緊張してるかな。
この子じゃなくてこちら、ご覧ください。
甘酒。
≫ひな祭りに飲むものといえば甘酒ですよね。
これが、おめでたい日に食べる、飲むハレの日グルメの1つなんですね。
菊地さん、いただいてみません?≫いただきます。
あったかい。
うん、おいしいですね。
これ、一見普通の甘酒なんですけど香りがちょっと違いますよね。
なんか、お薬っぽい感じで。
でも味はとてもおいしいですよ。
≫ダレノガレさん、これは生薬、漢方を漬け込んで作る保命酒というお酒を混ぜて造った甘酒なんですね。
≫体にいいですね。
≫名前のとおり本当に健康のために造られたお酒なんですね。
≫おいしそう。
≫すごいおいしい。
≫実は、この保命酒鞆の浦のひな祭り文化と深い関係があるんです。
というのも雛人形を買い集めたのはこの保命酒を売ることでばく大な富を築いた人たちだったんですね。
ですから私、今から保命酒を詳しく説明します。
≫それでは、私は今からこの地域で大切にされてきたもう1つのハレの日グルメを味わいに行きたいと思いますので後藤さん、よろしくお願いします。
行ってきます!≫ダレノガレさん、ここが保命酒を造っている1軒なんですがちょっとお邪魔しますね。
ここにも雛人形が豪華に飾られているんですが1軒1軒に飾ってあるんですね。
その保命酒がどんなものなのか見ていただきましょう。
≫どうぞ。
≫ありがとうございます。
体に効きそうな色をしてるでしょ?≫すごい色ですね、麦茶と一緒。
≫本当にね、体にいい健康にいいということでずっと飲まれてきたお酒なんですね。
いただきますね。
もう鼻に近づけただけで本当に漢方、生薬のいい香りがするんですけど飲んでみます。
おとそを、ぐっと濃くしたような味なんですけどね。
でも、甘くてとっても飲みやすいんですよ。
ちょっとシロップかなと思うくらい。
とても甘いお酒なんですね。
この甘酒の香りのもとがここにあるんです。
こういった生薬、漢方が入っているんですね。
シャクヤクとかキョウニン。
あんずの種なんですけどね。
こういった16種類の生薬をみりんの中に1か月から2か月ほど漬け込んで作るんですね。
中国の生薬がここに集まってきたおかげで生まれたぜいたくなお酒なんですね。
ですから、ハレの日にこの保命酒の甘酒を飲むのは本当にぜいたくなハレの日グルメなんですね。
実は、このひな祭りの文化が根付いているからこそここに届いた人形がこの店に飾られているんです。
ちょっとダレノガレさんにもご覧いただきましょう。
これ、復興雛と皆さん、呼んでいます。
岩手県大槌町からきた大正時代の雛人形なんですね。
東日本大震災の津波のあとがれきの中から発見されました。
鞆の浦でぜひ預かってほしい。
雛人形文化が根付いているから預かってほしいと送られてきたものなんですね。
こちら、保命酒の造り酒屋7代目の岡本純夫さんです。
本当に思いのこもった人形が届きましたね。
≫近々お返しする予定ではあるんですけどたまたま、今、ここにありますのでぜひ、見ていただければと思います。
≫こちらでも大切にしてこられたんですね。
≫そうですね。
≫ありがとうございます。
こういった鞆の浦の雛人形の文化が広く知られている根付いているからこその動きもどんどん出てきてるわけなんですね。
大事になさってください。
≫ありがとうございます。
≫本当に豪華な人形の文化なんですね。
≫後藤さん、私は江戸時代に建てられたという古い建物を利用したお食事どころにやってきました。
ここは、幕末にはあの坂本龍馬も訪れた場所なんですがこの地域ならではのハレの日グルメをいただきたいと思います。
奥、いきます。
まず、こちら、見てください。
店内には、階段の段差を利用して江戸時代の雛人形も飾られているんです。
かわいいですね。
階段を利用して。
いろんなところに雛人形があるんですよ。
そして、さらに奥へいきます。
まさに龍馬が上がったというのがこちらの和室なんですがここでハレの日グルメをいただきたいと思います。
失礼します。
≫こんにちは、いらっしゃい。
≫こんにちは、失礼します。
ここ、すごいですね。
見てください。
こちら。
こんなところにも雛人形がありますよ。
かわいいですね。
いろいろあります。
≫すごいね!≫ということでこちら、いただいてもいいですか。
≫どうぞ、召し上がってください。
≫ダレちゃん、これはすごいごちそうなんですよ。
いきます。
オープン。
≫え?ごはん。
≫そうなんです。
一見、白いごはんだけですごいシンプルに見えるでしょ。
≫シンプル、シンプル。
≫でも、これをこうやって探るんですよ。
そしたら、この瀬戸内海のあなご。
そして鞆の浦でとれたたいのほぐし身そして、こっちにはえびのそぼろなどごちそうが盛りだくさんなんですよ。
≫間に合った。
≫よかったです。
≫これ、ハレの日グルメですね。
≫すごく、おいしそうですよね。
≫でも、先週も同様のものをご紹介したんですがこちらはうずみというんですね。
古くからこの地域でハレの日に食べられてきた料理です。
先週は山の幸だったんですが今週はご覧のとおり海の幸。
≫おいしそうですね。
≫ビックリした。
ごはんだけで紹介するのかと思ったから。
中に入ってたのね。
≫そうなんです。
じゃあ、いただきます。
これは、これで太ってもいいぐらいおいしい。
≫おいしそう。
食べたい。
≫本当に海のうまみがギュッと詰まっていますよ。
≫食べたい。
≫おいしい。
代わりにいっぱい食べとくね。
≫本当にハレの日グルメですからね。
おめでたい席で食べるんですね。
≫この店の代表の松居秀子さんです。
≫こんにちは、いらっしゃいませ。
≫どうしてこんな食べ方をするんですか?≫江戸時代にお殿様が倹約令を出されたりして庶民は、ごちそうを隠してひそかな楽しみを持って食べたという。
それが今こうやって現代に頑張って復活させようとしています。
≫やはり漁港で恵みがすぐ近くにあって手に入るからこそのぜいたく禁止という形なわけですよね。
これ、そのまま食べるだけではなくていろいろな食べ方があるんですよね。
≫そうですね。
お店によって麺の下に隠したりスパゲッティの下に隠したりいろいろ、組み合わせて楽しんで、皆さんにお出ししています。
≫何を隠すの?スパゲッティの下に。
≫やはりシーフードを隠してイタリアンっぽく。
≫いろいろ食べたいですね。
≫バリエーションがたくさんですから。
1回1回食べてると何度も来なければいけなくなりますね。
≫古くからの歴史と文化が楽しめる鞆の浦のひな祭りとハレの日グルメまだまだ満喫していきたいと思います。
≫これからも楽しんでいきましょうね。
≫バイバイ!≫でも本当においしい恵み楽しいでしょ。
(和枝)次の方〜。
お願いします。
(和枝)はい。
2014/02/25(火) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「愛と誇り ひな祭り〜広島県福山市 鞆の浦(とものうら)〜」[字]

江戸から明治にかけて北前船の寄港地として栄えた広島県福山市鞆の浦。一年で最も華やぐのが、人形や創作雛が披露されるひな祭の季節だ。この地ならではの歴史を体感する。

詳細情報
番組内容
【ゲスト】菊地亜美,【コメンテーター】ダレノガレ明美,【司会】後藤康之 〜広島県福山市・鞆の浦(とものうら)から中継〜
出演者
【ゲスト】菊地亜美,【コメンテーター】ダレノガレ明美,【司会】後藤康之

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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