サムライフラメンコ【真のヒーロー誕生までの物語を描く】 2014.03.26

(係員)Dブロック150番までお入りくださーい!危険ですので整列して入場お願いします!
(瑞希)なんや不注意やなフラメン兄ちゃん。
(萌)困りますね。
まりさんのイメージに傷が付いちゃいます。
(瑞希)何で?だって羽佐間さんはまりさんが世界を救ったときちょっとだけ手伝ってくれたじゃないですか。
あんたの中ではそんなふうに改ざんされとんのか…。
部下のミステイクはリーダーの責任。
なんて言われたらどうします?
(瑞希)心配ないて。
ガールズもフラメンコも休業状態やしいまさら文句言うてくるやつもおらへんよ。
だといいんですが…。
(まり)中学生?何それ?
(正義)とにかくみんなが襲われてるんだ。
君たちも注意してくれ。
(まり)はいはい。
みんなってあの人も?
(正義)後藤さん?
(正義)無事だよ…。
中学生はともかくあっちの方もちゃんとけり付けなさいよ。
(正義)けりって?あのままでいいの?
(正義)君こそ…。
このままでいいのか?
(瑞希)どないした?
(まり)あっ…。
ああ何でもない。
さあライブ頑張ろう!
(萌)はい。
(ノック)
(スタッフ)失礼します。
ミネミラさんお願いします。
(3人)はい!
(まり)ケガだけはしないように。
ミネミラ東京ドームLIVE&PEACE!
(一同)LIVE&PEACE!
(歓声)
(萌)ハァハァ…。
(萌)ハァ…うっ…。
あっ…。
萌!?
(ざわめき)うう…う…。
あっ!・
(物音)あっ…ああ…。
瑞希!?
(スタッフ)救急車!救急車だ!早く!
(医師)有毒性の薬剤を飲んだのかと。
先ほど胃の洗浄が終わり経過を見ている状態です。
(マネジャー)薬ですか?ええ。
内容物を検査しないと何とも言えませんが…。
(アナウンサー)コンサートを行っていたミネラル★ミラクル★ミューズの三澤瑞希さん森田萌さんが公演中に倒れました。
(呼び出し音)
(呼び出し音)2人は開演直前に薬物が混入されたコーヒーを…。
(まりのアナウンス)「まりでーす。
今電話に出られませーん」「発信音の後にメッセージを入れてください」
(発信音)僕だ。
連絡をくれ。
《彼の目的が僕なら止める手段は僕がいなくなること》《彼をあんなふうにしたのは僕だ…》《責任を取るにはそれしか…》あっ…。
(蒼一)リーダー!みんな!師匠は?
(原塚)先ほど目を覚ましました。
面会できますよ。
(闇児)常人とは思えない回復力だぜ。
さすが旦那だ。
じゃあ中へ。
(蒼一)それが…。
(要の妻)要はまずあなた一人に会いたいと言っています。
えっ?
(碧)何かお話ししたいことがあるようです。
ああ…。
行ってきてください。
お待ちしています。
ところであなたはどなた?美容整形は他の病院でしてよ。
(桜)クソババア…。
(要)来たか。
師匠…。
こんな姿に…。
すいません。
(要)なぜ君が謝る?それは…。
やはり犯人は君の関係者か?どうしてそれを!?聞いたのだよこの耳で。
(灰司)《サムライフラメンコさんによろしく》
(要)《ん!?》私のアックスイヤーは常人の7倍の聴力を持っている。
確かに君の名を言っていた。
見たんですね師匠。
この目でしかとね。
私のアックスアイは常人の12倍の…。
澤田灰司。
うん?彼の名は澤田灰司。
僕の敵です。
あんたの文房具ってさ警察におろしたりしないの?暴徒鎮圧用に使えるんじゃない?いや…。
もう暴徒なんていませんから。
緑川君この前の話考えてくれた?養子の件ですか?やはり僕には無理かと…。
(蒼一)ええっ!?それどういうことっすか!?おかみさん養子ならまず俺っしょ!?だって蒼ちゃんバカなんだもん。
(蒼一)そんなぁ…。
(桜)おい。
(蒼一)怖え…。
澤田灰司君。
厄介な敵が現れたものだ。
まるで幽霊と戦っているみたいです。
記録上はもう死んでいる。
なのに僕の周りの人たちを次々と襲って…。
おかしくなってしまいそうです。
教えてください師匠。
ヒーローがピンチになったとき誰に助けてもらえばいいんですか?ヒーローは誰にも助けてもらえない。
どんなに苦しいときもどんなに理不尽な目に遭っても自らで受け入れなければならない。
孤独こそがわれわれの真の敵なのだ。
そんな…。
つらいだろう。
苦しいだろう。
だからこそ人は時に悪へといざなわれるのだよ。
だがだからこそわれわれには絶対無敵の切り札がある。
君はまだそれを身につけていないようだね。
何ですかそれは!?それは愛だよ。
愛?師匠冗談はやめてくださ…。
冗談ではない。
愛は無限にして最強の力であり人を何倍も強くする。
正義に愛が味方すれば恐れるものなど何もない。
愛をつかみたまえ羽佐間正義。
分かりません…。
分かりません師匠。
どうして愛で強くなれるんですか?そもそもどうすれば愛をつかむことができるんですか!?それは自分で考えたまえ。
師匠!・はぐらかさないでください!いや教えることが本当にできないんだ。
なぜなら愛の形もそのつかみ方も人それぞれだからね。
あっ…。
私が君に教えてあげられることはこれだけだ。
もういいよ。
入りたまえ。
(蒼一)し…失礼しまっす!
(碧)お邪魔します。
フッ…。
(闇児)よう。
元気そうじゃん旦那。
(蒼一)要さん!ダーリン!
(要の妻)お嬢さん。
肛門科はここではありませんよ。
(要)私の肛門は至って元気だぞ。
(原塚)お話は終わったのですか?愛…?
(後藤)うるせえ。
(戸塚)後藤勤務中だぞ。
ああ…すみません。
戸別訪問に行ってくる。
ちょっと頼む。
ういっす。
愛…。
愛って何だ?
(母親)ほーらよいしょ。
《今までずっとヒーローのことだけ考えてきた僕には愛が何なのか分からない…》愛…。
愛…。
(石原)正義君。
正義君。
はい?どうしたの?さっきから変よ。
いえ別に…。
(石原)悩みがあるんだったら私にも相談して。
石原さんには無理だと思います。
えっ…。
すみません。
ちょっと話し掛けないでもらえますか?考え事してるんで。
なめんな。
運転手さん行き先変えます。
(運転手)はい?ん?ほら。
ほら。
ほら。
ほら。
ほら。
ほら。
覚えてる?これが初めて載った雑誌よ。
こっちは出版社用に送ったプロフィル。
バラエティーに出たときの台本。
そのときの視聴率表。
インタビュー記事にポスターとカレンダー。
そしてこれが一番最初に撮った写真。
何?この顔。
笑顔も引きつってるし素人以下じゃない。
石原さん?それでも光るものはあるわ。
えっ?ハァ…。
私は最初から確信してた。
あなたは他の人にはないものを持っているって。
あなたは何かを賭ける価値がある人間だって。
えっ…。
私はね他の誰よりも前からあなたを見てるの。
あなたのことなんてぜ〜んぶお見通しなのよ。
正直サムライフラメンコだってことも最初から分かってたわ。
えーっ!?あっ…。
それがもう見逃してあげてたらフラメンコフラメンジャーって調子に乗って。
何よフラメンコ星人って。
あれは僕じゃ…。
黙りなさい!私の計画とは大違いよ。
予定とはずいぶん違う方向に来ちゃったけど…。
私はこれからもあなたを見守りたいと思う。
だから…。
悩みがあるならお願い。
話して。
何もかも燃えたと思ってたけどこれは残ってたんだ。
石原さんのおかげですね。
(石原)その子って死んでるんじゃないの?でも僕の周りには現れてるんです。
師匠も見たって言ってました。
幻ではないと思うんです。
OK。
分かったわ。
(今野)いや〜。
(今野)石原さんの方からお電話頂けるなんて初めてですね。
(石原)そうですね。
そして最後になると思います。
いやいやそんな。
で何のご用ですか?
(石原)澤田灰司という少年について調べてほしいんですが。
澤田灰司?
(今野)警察は死んでるって言ってるんですよね?警察に分からないことがどうして僕に分かると思うんですか?
(石原)私は今野さんが嫌いで嫌で苦手でうっとうしく思ってますがそのうさんくさい情報網と行動力だけは誰よりも信頼してますので。
それは今までで一番うれしい言葉ですね。
分かりました。
早速調べてみます。
(石原)お願いします。
石原さんすごい…。
あとは愛か。
愛です。
あなた女の子を好きになったことがないの?ないです。
今まで?一度も?ありません。
ヒーローの訓練で忙しくて。
うーん…。
石原さん愛って何なんですか?愛はね素晴らしいものよ。
もう少し詳しく。
うーん…。
掛け替えのないものよ。
もう少し具体的に!えっ…。
具体的にって言われても愛にはいろんな形があるからこうだって分かりやすく説明できないの。
師匠もそう言ってました。
だから自分でつかむしかないって…。
人は子供の頃お父さんやお母さんに育てられるでしょ。
あなたの場合はおじいちゃんだけど。
あなたを守ろうっていうおじいちゃんの気持ち。
それが一つの愛。
その前にご両親が出会って一緒にいたいって思った。
それも愛。
ファンの人たちが頑張れって応援してくれる。
それも愛。
この世は愛で満ちてるの。
でも気付かない人は全然気付かない。
それは愛が人によって簡単に他の感情に変わるからよ。
変わる?あなたがヒーローに向けてる感情それもきっと愛。
その澤田君があなたに向けてる感情も根っこにあるのは愛かもしれない。
そんな!例えばの話よ。
愛はそれを知らない人にとってはこだわりだったり執着だったり時に怒りや憎しみだったりするの。
私があなたの面倒を見たいっていうのもある意味では愛かもしれない。
えっ!?ある意味よ!ある意味。
(せきばらい)愛は素晴らしいものだけど恐ろしいものでもあるの。
だからみんな振り回されるしそれでも愛を求めるんだと思うの。
僕なくても全然平気ですけど。
だからそれは気付いてないかもしれないってこと。
自分の中の愛に。
僕の中の愛?何やってんだ?いや…携帯が見つからなくて。
うん?これじゃないのか?えっ?それ戸塚さんのじゃないんすか?いや俺のはこれだよ。
いや…でもこれ俺のじゃないんすけど。
(メールの着信音)ん?あっ!?あっ…。
ん?後藤?愛…。
それがどうして切り札になるんだ?はい。
(今野)どうも〜。
今野です。
あっ今野さん?石原さんから直接羽佐間さんにって言われたんで。
例の灰司君のこと。
何か分かったんですか!?ええ。
やっぱり記録上1年前に病死してるんですが実は両親が葬儀の後…。
行方不明になっちゃってるんですね。
えっ!?一人息子を亡くしてショックだったんですかね。
ずいぶん溺愛してたみたいですし。
溺愛?はい。
クラスメートによるとそれが唯一記憶に残っているそうですよ。
(今野)灰司君は特徴のない子で友人付き合いも決して深入りせず両親の愛情にもどこか無関心なそぶりだったということです。
今のところはこんな感じです。
また何か分かったら連絡しますよ。
はい。
お願いします。
溺愛…無関心…。
《彼が初めて関心を持ったのが僕だとしたら…》《愛はそれを知らない人にとってはこだわりだったり執着だったり》《彼も僕と同じように愛を知らないのでは?》こだわり…執着…。
後藤さんのあれも一つの愛の形なのかも…。
後藤さん?後藤さん?
(灰司)ざんね〜ん灰司です。
どうして君が後藤さんの携帯を!?
(灰司)どうしてだと思います?後藤さんはどこだ?
(灰司)いますよここに。
ちょっと携帯には出られませんけど。
(灰司)サムライフラメンコさんこういうの分かりますよね?キング・トーチャーさんのときもやりましたよね。
あっ…。
場所はあなたのマンションです。
早く来てくださいね。
でないと後藤さん大変なことになっちゃいますよ。
あっ起きましたか?てめえ!メール読ませてもらいました。
いもしない彼女とよくもこれだけ熱烈なやりとりができますね。
感心します。
やはり僕たちは皆少しずつ壊れているようだ。
ああ?サムライフラメンコさんは正義感が暴走してるし後藤さんは現実逃避を心の支えにしている。
しかし悪が消えてサムライフラメンコさんは存在理由を失った。
同時にあの特筆すべき異常性も消えてしまいました。
僕はですね後藤さん。
何にも興味が持てない人間だったんです。
学校にも友人にも趣味にも一切関心が持てなかった。
どんなに親から愛されても心が動かされることはありませんでした。
しかしそれが僕の日常でしたから特に問題はなかった。
サムライフラメンコさんに会うまでは。
あの人の言葉に行動に僕は生まれて初めて夢中になった。
同時にそれまでの日々がいかに欠落していたものか気付いたんです。
あのとき僕は生きている実感がした。
本当の意味でこの世に生まれたといっていい。
だからかつてのサムライフラメンコさんに戻ってほしい。
いや戻るだけでなくさらなる進化を遂げてほしい。
そうだ…僕がそのための最強最悪の敵となろう!そうすれば僕もあの熱狂の当事者になれる。
あなたたちの仲間になれる。
ヘッ…てめえもとんでもない変態だな。
彼にとっての悪であるために色々努力しました。
だけどやはり一番効果があるのはあなただ。
俺を殺すってのか?さあどうしましょうか?またあしたねごっちん。
あっ…。
(銃声)2014/03/26(水) 02:29〜02:59
関西テレビ1
サムライフラメンコ[字]【真のヒーロー誕生までの物語を描く】

次々と起こる事件に翻弄され、後藤との関係にも亀裂が生じた正義は戸惑いを抱えながらも灰司の行方を追う。しかし灰司は嘲笑うかのように次の一手を繰り出し…。

詳細情報
番組内容
大人になりたくない、“大人たち”へ——— 
監督・大森貴弘×シリーズ構成・倉田英之×キャラクター原案・倉花千夏×制作・マングローブ 

斬新!大胆!スリリングッ!な、オリジナルアニメーション、ここに誕生。
改造手術も受けず、特殊な能力も持たず“自力で”正義の味方になってしまった男・羽佐間正義。
運命の悪戯でその正体を知り、以降彼の起こすトラブルに巻き込まれる警官・後藤英徳。
二人の関係を軸に、
番組内容2
この世界で「正義の味方として活動」することの困難と意義、そこから生まれるドラマをときにコミカルに、ときにシリアスに、真のヒーロー誕生までの物語をドラマチックに描く!

監督は「デュラララ!!」「夏目友人帳」など、実写的な演出に定評のある実力派・大森貴弘、構成は「R.O.D」「ガン×ソード」など、独創的なセンスを放つ倉田英之、キャラクター原案は「うたの☆プリンスさまっ♪」「アクエリオンEVOL」
番組内容3
など、絶大な支持を誇る倉花千夏、そして、「ミチコとハッチン」「サムライチャンプルー」など、オリジナルアニメーションの新境地を追い求めるマングローブが制作を担当する!

大人になりたくないなれないスタッフが、大人になりたくない“大人たち”へ贈る、愛と正義の物語———
出演者
羽佐間正義: 増田俊樹 
後藤英徳: 杉田智和 
真野まり: 戸松遥 
三澤瑞希: M・A・O 
森田萌: 山崎エリイ 
要丈治: 小杉十郎太 
原塚淳: 大川透 
石原澄: 中村千絵 
今野明: 三上哲 

ほか
スタッフ
【原作】
manglobe 

【監督】
大森貴弘 

【シリーズ構成】
倉田英之 

【キャラクター原案】
倉花千夏 

【キャラクターデザイン】
山下喜光 

【アクション作監・デザイン】
山田起生 

【プロップデザイン】
常木志伸 

【美術監督】
栫ヒロツグ 

【美術設定】
加藤浩 

【色彩設計】
海鋒重信 

【撮影監督】
高橋賢司 

【編集】
関一彦
スタッフ2
【音楽】
玉井健二&agehasprings 

【アニメーション制作】
マングローブ 

【製作】
Project サムメンコ

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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