オイコノミア「オイコノミア流 経済用語カルタ」(後編) 2014.03.25

(テーマ音楽)今日もやっぱり着物で。
そうですね。
わかりました。
「オイコノミアカルタ」ですよ。
「オイコノミアカルタ」やりますか。
はい。
はい。
今夜も前回に引き続きあっカルタ大会!これまでに学んださまざまな経済学の用語をあっ一気におさらいしていきましょう!まず大竹先生が…又吉さんは…果たして又吉さんは…頑張って!それでは早速始めましょうか。
はい。
よろしくお願いします。
お願いします。
今日も元気に…開始!はっ!?これってどういうこと?う〜ん。
「リスク愛好」なんていうのもありますよね。
リスクって気付いてないときですもんね。
多分今の問題でいうと。
一番怪しいのはこれですかね。
これは「ヒューリスティックス」ですか。
(チャイム)先ほどの読み札をもう一度考えてみましょう。
当選確率が1万分の1のくじ1枚と10万分の1のくじ5枚があります。
あなたならどちらのくじを買いますか?一見5枚という数の多さに目がくらみ5枚の方を選んでしまいがちですがよく考えると1枚の方が当選確率は高いですよね。
では次の場合はどうでしょう?あなたが買うならどちら?これランダムな数字と「1111」っていう数字。
これ確率的にはどっちも当たるの一緒じゃないですか。
だけどなんかこんなの出そうにないって思うからこっち選んだんでしょ。
そうですね。
この2枚当選確率は同じですがなんとな〜く番号がランダムな方が当たりそうな気がしちゃいますよね。
まあお金とつきあうときに直感だけを頼りにすると大きな落とし穴にはまってしまうこともあると。
「人間とは考えたくない生き物だ!」。
直感で判断してしまう傾向にあるのです。
又吉さんがよく職務質問を受けるっていうじゃないですか。
それも完全にヒューリスティックスですよね。
そうですね。
見た目で判断されてしまってますよね。
警察官の直感で怪しいと見てるということですよね。
どこに問題があるんですかね?まあいろいろあるんでしょうね。
顔色ですか。
顔色とか。
雰囲気とか。
あとは夜中に1人でよく散歩が趣味なんで歩いてるんですけどもしかしたらそれも夜中に1人で歩いてる人は直感的に怪しい人が多いということかもしれないですね。
そうかもしれないですね。
確かにねちょっと青白い感じで。
あのう…。
先生具体的に言わなくていいですよ。
それで多分見た目で判断されるんでしょうね。
だからそうすると私たちの自分の判断もこれは直感に基づいて判断しているかどうかというのをきちっと考えて冷静な判断をするように心がけるというのは大事ですよね。
なるほど。
はい。
こんにちは。
ここでちょっと一息。
又吉さんは今まで経済学を学ぶためさまざまな場所を訪れました。
ということで又吉さんの学ぶ姿1年分振り返って見ちゃいましょう!今回よくなりそうな。
やましいことを考えてるのかまでわからないですよね。
アハハハッ。
熱い!おいしいっすよ。
でも大阪のロケって言ったら絶対たこ焼き屋の前でなんかロケやりたがりますよね。
そうですよね。
おいしい!それでは気を取り直して…開始!はい。
当てはまる用語は?当てはまる用語というかこのこと自体が私にとってはとても痛いです。
痛いな〜!痛い!これもよくやりましたよね。
はい。
これは…先生これですね。
「サンクコスト」。
どういうことですか?これは一度払ってしまったものはもう返ってこないからそのことに縛られても時間がもったいないと…。
そうですね。
はい。
又吉さん大正解!「埋没費用」ともいいます。
先ほどの読み札で説明するとこんな感じです。
(男性)「スポーツジムの回数券を買ったはいいけどまだ数回しか行ってない。
もうすぐ期限が切れる。
せっかく高いお金を払って買ったのだから全部使わないともったいない!」。
しかしこれがサンクコストなんです。
もう回数券に払ったお金は返ってきません。
他の予定をキャンセルするなどさらなる犠牲を払うなら買ってしまった回数券を忘れた方がいいのです。
そう!忘れるべし。
又吉さん。
ここでサンクコストに関する問題を1つ出しましょう。
はい。
ここにレタスがあります。
はい。
このレタス作るのに100円かかったとします。
はい。
今もうレタス収穫しました。
はい。
このレタス一体いくら以上だったら売るべきでしょうか?理想は100円以上で売りたいですよね。
ねえ。
はい。
赤字になりますからね。
はい。
だから…120円!120円ですか。
はい。
あのねサンクコストなんですよ。
100円というのは実は。
なるほど。
(ブザー)だから1円以上だったら1円しか値段がつかなくても。
もうこれしばらくすると腐ってしまいますから捨てるしかないですよね。
捨てるか売るかと言われたときにもちろん100円以上の値段がついたらうれしいですけど1円でも値段がついたら売るべきなんですよ。
なるほど。
それなかなか実感としてものにするのは難しそうですね。
うん。
だけど冷静になって考えれば捨ててしまえばですね100円は戻ってこないから100円の損失確定しますよね。
1円で売ると損失は99円で実は損失が少なくなってるじゃないですか。
はいはい。
だからこれから先のことはその赤字を少なくすればいいだけなんで。
別に100円を超えなきゃ捨てた方がいいっていう話じゃないんですよ。
なるほど。
又吉さん他に何か思いつきますか?こういうサンクコストは本来無視すべきなのに無視できないっていう。
う〜ん。
例えばなんか恋愛とかもそういうのがあるんじゃないですか。
もう愛情はないけども5年ぐらいつきあってるしだからもう別れられへんみたいなこと言う人よくいますよね。
それも近いですか?そうですね。
本当はまあこれから先の人間関係だけ考えたらいいと。
なるほど。
幸せだけを考えたらいい。
でも「この感情はサンクコストだから別れよう」とかはもう最低な発言やと思いますけどね。
何の温度もない。
なかなかねそういう時は使わない方がいいとは思いますが。
それはね心の中で思っても言っちゃダメですよね。
そうですよね。
はい。
まだまだいきますよ!あっ開始!これに当てはまるものは?アハハッ。
これはわかるでしょう。
わかりますか?はい。
「見栄っぱり」っていうのもありますけどね。
これはでもうん。
経済用語じゃないですから。
これはこれです!「保有バイアス」。
「保有バイアス」ですか。
違いますか?いやそれはどうしてそう思ったんですか?あのう自分が持ってるものの価値を大きく感じてしまうと。
なるほど。
それでもいいかもしれないですね。
あらっ?又吉さん間違えちゃったかな!?だからある株を持ってたらその株に愛着が生まれたりとか。
本来の価値を高く見積もりすぎると。
だから売れる価値よりも高めに愛着を感じてしまってなかなか手放したくないという解釈ですよね。
はい。
でもちょっと違ったんです。
違うんですか。
はい。
それでも合ってるかもしれないけど別の用語を実はここでは選んでほしかった。
別の用語?はい。
え〜ちょっと探していいですか?はいどうぞ。
う〜ん。
(木魚の音)自分が持ってる…。
株が下がりますよね。
はい。
損をしたけど売らない。
うん。
損をしたけど売らない。
(木魚の音)う〜ん。
なんでしょうね?
(木魚の音)ヘヘッ。
この辺ですか?そうですね。
「損失回避」。
(チャイム)又吉さんやっと正解ですね!これちょっと不思議でしょう。
損失が嫌いなのに損をした株を売らない。
はい。
っていうのはどうしてかっていうとちょっとでも損をするっていうことが嫌いなわけですよ。
株ってまた値段戻るかもしれないじゃないですか。
だからちょっとでも損したときに売っちゃうとそれ損を確定することになりますよね。
だからちょっとでも損をするという事が嫌いだからひょっとしたら元に戻るかもしれないというギャンブルをするんですね。
なるほど。
でその結果ギャンブルに負けて大損してしまうという事が私たちにはよくあると。
なるほど。
じゃあここでね実験してみましょう。
いきなりですが又吉さん。
ここでプレゼントがあります。
はい。
どうぞ。
えっ!?お年玉です。
お年玉いただけるんですか。
ちょっと開けてみてください。
ありがとうございます。
あっ!いくら入ってます?5万円入ってます。
5万円入ってますか。
はい。
でもねせっかくもらった5万円ですけどまあこの収録現場にですねあとで又吉さん5万円忘れていってしまったとします。
はい。
又吉さんどう思います?これは悔しいですよね。
そうですよね!これどうせもらったもんじゃないですか。
もらわなかったとしたらですね最初からゼロですよね。
はい。
だから又吉さん全くもらわなかったときは悔しかったですか?まだ悔しくないです。
悔しくないですよね。
だからいったんもらって同じものを無くしたら悔しい。
でしょ?はい。
はい。
変な感じしません?変ですね。
ねぇ。
結果的にはもらわなかった時と全く一緒なんだから「ああ元に戻った」というふうに思いません?思えないんですよね。
そうなんですよ。
だから人はね利益をもらったうれしさよりも損をした悲しさっていう方が大きいんですよね。
でそれが損失回避っていうことにつながるわけですよ。
なるほど。
人はなぜモノを捨てられないのかを考えた回では又吉さん自身の捨てられないモノを集めましたね。
これは僕が22歳ぐらいのときですかね。
なんかそうですね。
自分で集めたやつなんで捨てるのもちょっと惜しいなっていう。
人がモノを捨てられない理由。
それは行動経済学で明らかになっています。
人はある金額を得たうれしさと同じ金額を失ったときの悲しさでは悲しさの方が2.5倍大きいという事がわかっています。
「オイコノミア流カルタ大会」。
今度は又吉さんが大竹先生に出題!?先生じゃあここで1つ僕が問題を作ってもいいですか?はい。
立場を逆にするっていうことですね。
そうですね。
え〜読みます。
「もし自分がボクシングをやっていれば…」。
大竹先生これわかりますか?もし自分がボクシングをやっていれば…。
はい。
う〜ん。
もっと強くなっただろう。
世界チャンピオンになってたと思うんですよね。
なるほど。
はい。
う〜ん。
気持ちはわかるんですけどね。
はい。
そのう「もし何とかだったら」ということに相当する経済学用語っていうことでしょうか?はい。
気持ちはわかりました。
「機会費用」ですよ。
フフッ。
気持ちはわかったけど問題としてはどうですか?問題としてちょっと正しくないんじゃないかな。
正解ですよ先生。
いや。
ありがとうございます。
僕の気持ちとしては「機会費用」でしたけど。
なるほど。
問題としては正しくないですか?その…もうちょっと説明してみてくださいよ。
もし自分がボクシングをやっていればあのう世界チャンピオンとかになってすごいファイトマネーをもらえてたかもしれないじゃないですか。
もらえてたかもしれないですよ。
でもそうじゃないかもしれないじゃないですか。
なるほど。
ちょっとそのケースは考えてなかったですね。
まあ確かにね仮に違うことをやったらどうだっただろうっていうのはそこまでは正しいんですよ。
はい。
え〜とそれで失った額はどのくらいだろうっていうのが「機会費用」ですよね。
それの最高額がどのくらいだろうと。
確かにボクシングで世界チャンピオンになったらすごい高い金額をもらえるからそれを失ったような気はしますが冷静に考えてみてくださいよ。
その確率どのくらいあります?いや先生僕の身体能力の高さ知らないじゃないですか。
アハハハッ。
夢のような話ですけどそこがもっとちゃんとほぼ100%「そうや」と言い切れるものの方がいいっていうことですか?そうですね。
大体その失った…違った事をしてたらいくらぐらい稼いでいただろうというもっともらしい数字ですよね大体。
なるほど。
ここで「機会費用」の説明をしましょう。
もし又吉さんが大学に進学してその後就職していたらその時に得られたであろう収入。
これは機会費用になります。
だけど確かにさっきのねボクサーになっていたらというところで確実であればそのボクサーの道を捨ててお笑い芸人になっているっていうのはなんとなくすごいような感じがしますけど。
そのボクサーで成功する確率と考えるとですね機会費用になるぐらいのものなのかなぁっていうのが最初の私の疑問だったんです。
なるほど。
説明を聞けば聞くほどなんか恥ずかしくなってきましたね。
世界チャンピオンになれることを前提で書いてたんで。
まあでもそういう気持ちも大事ですけどね。
はい。
まああのう又吉さんというのはそういういろんな活躍をされてますよね。
だからどういう道で生きていくかっていうのを結構悩んだりされるんじゃないんですか?確かにそのどれをやるのが一番なのかなっていう。
海外旅行というか旅とかしたいなとは思いますけど今それやったらちょっとその。
機会費用が大っきいんですよね。
だから今やっているということは何か他のことをやっていれば得られただろうはずのものを捨てているというわけですから「本当にそれだけの価値のある事を今やってんのか?」という事を見直すっていうのは大事ですよね。
だからそういう経済学の概念をしっかり使うと要領よく生きる事できるかもしれないですね。
う〜ん。
そうですね。
ちなみにねまあ又吉さんが今回やったこのカルタ。
はい。
経済学分で考えるとですね大学の1年生の基礎レベルですかね。
大学1年生のですか?はい。
一番最初にやるような。
そうですね。
又吉さんもうそのくらいの実力があるということですよ。
へぇ〜!うれしいですね。
はい。
知らない間に。
まあね。
時々苦しいのもありましたけど。
そうですね。
結構間違ってますよね。
まあでも今回通して復習してみて又吉さんどうでしたか?やっぱりお話は以前に聞いてるので引き出しの中にはちゃんと知識として入ってるんですけど言葉を覚えてないっていうのは引き出しのあのつまみの部分が全部外れてもうてるみたいな。
どっかに入ってるけど引き出せないっていう。
なるほど。
今日で「ああそうやった!」っていう。
聞いたことあるしちゃんとそういう考え方自分の身についてるなとは思うんですけど。
それがもう一度こう整理できたんで。
なるほど。
ちゃんとつまみを付けられたということですか。
はい。
すばらしいですね。
ありがとうございます。
あのう「オイコノミア」は来年度も続きますからより経済学がわかるように学んでいきましょう。
はい。
それでは又吉さん4月からも引き続きよろしくお願いします。
2014/03/25(火) 23:30〜23:55
NHKEテレ1大阪
オイコノミア「オイコノミア流 経済用語カルタ」(後編)[字]

前回に引き続き又吉さんが「経済用語カルタ」に挑戦。このカルタ、経済用語ではない言葉も混じっているというくせ者だ。さて正解率はどれくらい?乞うご期待!

詳細情報
番組内容
スリリングに経済学が学べる番組特製“オイコノミアカルタ”。今回は、単純に又吉さんが札を取るだけではなく、又吉さんが読み札を創作し、それに対して大竹教授が取り札を取る場面も登場。独創性あふれる読み札に、大竹教授の評価は? またこの1年にわたって、エステ、MRI体験、ごみ処理場と又吉さんが現場に赴き、体を張って経済学を学んだ“お宝映像”も一挙公開! 笑いとともに経済学をおさらいする。
出演者
【出演】又吉直樹,【講師】大阪大学教授…大竹文雄,【語り】朴ろ美

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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