炒め物感覚で簡単です。
さあ溶き卵にとって頂きましょう!着物姿の女性たちが向かうのは…。
お寺で開かれるお茶会。
気軽に参加し薄茶一服いただく事ができるんです。
京都のお寺や神社ではこうしたお茶会がいくつも開かれています。
(取材者)お茶会いかがですか?お菓子やお茶をいただく作法を知っていさえすればあなたもお茶会を楽しめるはず。
「茶の湯裏千家茶の湯と出会う」。
第2回の今日は薄茶をいただく時の基本の作法や道具の味わい方について学びます。
「茶の湯裏千家茶の湯と出会う」。
第2回の今日はお茶会に行く時に客として知っておきたい作法について学びます。
教えて頂きますのは…
(2人)よろしくお願いします。
抹茶といいますとふだんから私たち聞き慣れてますけどもこの薄茶というのはどういったものなんでしょうか?薄茶は泡を立てる事によって中に空気が入る。
空気が入る事によってまろやかな風味になります。
見た目にも美しく泡立ってるという事になるわけですね。
今日は薄茶をいただく時の客の作法を学んでいきたいと思います。
(2人)よろしくお願いします。
まずお茶会でのお菓子のいただき方を学びます。
菓子は大きく分けて干菓子と主菓子の2種類があります。
干菓子はあめや砂糖煎餅など。
薄茶の前に出されます。
一方主菓子はあんや餅などのいわゆる生菓子。
濃茶の前に出されます。
ただし茶会では主菓子と干菓子の両方が出される場合もあります。
まず干菓子をいただく作法を学びます。
3人の客が招かれた場合です。
主賓を正客続く客を次客と呼び菓子やお茶は正客から順番にいただきます。
正客は亭主から菓子を勧められると…お先に。
どうぞ。
両手で器を取り軽くおしいただきます。
あらかじめ用意した懐紙を畳のへりの内側自分の膝前に置き向こう側から1つずつ干菓子を取ります。
器を次客との間に送ります。
。
懐紙ごと取り上げてお菓子をいただきます。
お菓子をいただく時は招いて下さった方だけではなくてあのようにお隣の方にもきちんとご挨拶するんですね。
利休居士の言葉にもございますように…だからお隣の方にきちんと礼をするわけですね。
先程はお干菓子でしたけども主菓子をいただくのも同じような作法なんでしょうか?お互い少しいただき方も違いますのでそれを学んでいきましょう。
まず初めにお菓子鉢をお持ち頂いて。
両手でおしいただく。
感謝するという事になります。
そのまま置いて頂いて懐紙を出します。
本来は着物でしたら中にございます。
わさを手前にして置きます。
右手でまず黒文字をとります。
黒文字とは黒文字の木から作られた菓子を取るお箸の事です。
お菓子を手前の方から取りやすい所からお取り下さい。
これは取りやすいとこであればどこでも大丈夫と。
なるべく手前の方がよろしいかと思います。
左手は菓子鉢に添えて。
はい。
で懐紙の方に。
左手もちょっと懐紙の方に添えるときれいですね。
使った黒文字は懐紙で拭います。
右側の懐紙の角を折りまして…。
1枚取るんですね?はい。
清めるという事をします。
ご自身が使われたので清めたという事になるわけです。
黒文字を戻して懐紙を両手で取り上げます。
必ず左手を添える。
その方がきれいですね。
では菓子切りをそちらの方から出します。
あとは召し上がりやすいようにお切り頂いてどうぞお召し上がり下さい。
これ本当にかわいらしい色ですよね。
そうですね。
紅色と白で。
立春も終わりましたので。
どうぞ。
お楽にどうぞ。
いただきます。
いかがですか?とっても上品なお味がしてすごくおいしいです。
今日は例えばこういうお菓子ございましたらどういった趣向のお菓子であるのかなとそういう事を感じながら召し上がって頂くという事になります。
目で感じながら味も口で感じながらすごくぜいたくですよね。
そうですね。
お茶の味わいを深める菓子。
その魅力に触れてみましょう。
京都に古くからある花街上七軒にある老舗の和菓子店です。
店の先代が記した茶席のための菓子帳。
そこには四季の自然をモチーフにしたさまざまな菓子が描かれています。
春の桜。
そして初夏には花菖蒲。
梅雨の時期に彩りを添えるアジサイは夏の茶席に。
。
木々の葉が美しく紅葉する秋の菓子は照り映える山の色を移したものです。
四季折々の自然の美しさを表現する事。
そのために職人たちは知恵と工夫を重ねてきました。
和菓子の世界に入って20年以上になる…柔らかな手さばきでさまざまな菓子を生み出してきました。
2月の菓子「北野の梅」。
梅の花のかれんさが早春の茶席にふさわしい趣です。
そして細長いきんとんで丸いあんをふっくらと包んでいくと…。
「雪の梅」の出来上がり。
春まだ浅く雪も残る季節の情感が表わされています。
そして焼けたコテで饅頭の皮をひとなでして赤い羊羹をほんの少し。
枝に咲く梅の花の出来上がりです。
楽しいですよ。
ひたすら楽しいっていう感じですね。
自分の手の中でいろんなものが生まれてくる事もそうですし季節を感じながら一個のものに込めていくとかテーマに沿ってそれを魂込めて作っていくとかお客様が喜んで頂けるそういうものを目指して作ってます。
茶席の和菓子。
それは移ろう季節をめでる古都の心が生んだ小さな芸術品です。
続いて客の基本の作法の一つ薄茶のいただき方を学びます。
まずこのようにお茶碗が出てまいりましたが右手で取って頂きまして。
これは片手で結構です。
手の添え方は?横の方を持ちます。
それから正面に置きます。
へり内ですね。
へりの中に置きます。
そこで正面に向かいまして「お点前ちょうだいいたします」と申し上げます。
お手前ちょうだいいたします。
右手でまた同じ所をお持ち頂いて左手のひらに載せます。
右手で安定がいいように持ち替えます。
その時お気を付け頂きたいのが指先をそろえて頂きたい。
右手の添えてる部分ですね。
そこでまず感謝します。
おしいただく。
先ほどのお菓子と同じですね。
それから右手に持ち替えましてまた親指が上になるようにして時計回しに2度ほど回します。
正面をよけるという事ですね。
ここで正面をよけるというのはどういう意味があるんですか?それでは回しましたのでそのままゆっくり一口ずつ召し上がって頂いて。
一口ずつお茶碗をゆっくり召し上がりながら顔から離すようにして頂いて。
ゆっくり味わうという事ですね。
いただきます。
ごゆっくりどうぞ。
すごくすっきりとした味わいですね。
滑らかですしね。
おいしいです。
最後に少し泡の部分残りますので最後しっかりここでスッと吸いきるという事をします。
そうですね。
飲み口がこちらに付いてますのでこのようにして指で清めます。
本来ですと懐紙が着物にありますから懐の中の懐紙で清めますが今日はそちらに。
そうですね指を。
それではまた正面が向こうに向いておりますので逆に今度左回しで正面を戻していきます。
今度はへり外に茶碗を置きます。
もう少し手前の方でもよろしいですね。
お茶をいただいたあとは茶碗の拝見です。
貴重な道具を万が一にも傷つける事がないよう肘を膝に置き茶碗は低い位置で扱います。
そして茶碗の色合いや形絵柄などを拝見します。
客はもてなしてくれる亭主の心を道具を通して味わうのです。
お茶を飲むいただくだけではなくて器まで全て楽しむという事なんですね。
そうですね。
やはり亭主がご用意した心入れという事に感謝しながら今日はこういうお茶碗という事ですから茶碗を手に取ってその物を拝見するという事になります。
茶席に彩りを添える華麗な水指や茶碗。
千家歴代の家元に道具を収めてきた「千家十職」の一つ永樂家の作品です。
華やかな色彩と優美な作風で知られる永樂家は茶人の愛する道具を数多く生み出してきました。
その匠のわざと心を学びます。
瓦屋根の並ぶ京都・祇園の一角に永樂善五郎さんの自宅兼工房があります。
ここが私の仕事場なんです。
どうぞ。
(取材者)失礼します。
筆がたくさんありますね。
永樂さんはここで華やかな絵を描く色絵や染め付けなどの作品を作っています。
細い方がよく使うんですけどね太いのはよっぽど大きな絵を描く時とか。
こっちからこれは赤い絵の具ですね。
赤色の絵の具でこっち側が緑とか青とか紫とか。
作品に豊かな彩りを表すこれらの絵の具。
ベンガラや銅などを材料とした伝統的な和絵の具です。
永樂さんは茶碗に絵付けをする時紙の下絵を使いません。
茶碗に直接自分のイメージした絵を描いていきます。
茶碗の形を見ながら図柄を思い浮かべるのだといいます。
この日描いていたのは長寿の象徴として尊ばれてきた松。
茶碗に絵の具を塗ったあと窯で焼き上げ完成です。
色絵の命ともいえる絵の具。
その材料を永樂家では代々の当主が収集し大切に保存してきました。
黒に近い紺色を出すのは呉須と呼ばれる絵の具。
今では手に入らない中国でとれた天然の鉱物で作られたものです。
人工の絵の具にはない深みが出るのだといいます。
そしてこちら。
松を描くのに最も大切な色なのだそうですが…。
少し何ちゅうか茶色っぽい気がしますけど。
焼くと緑色になる。
絵の具は窯で焼く前と後では全く色が異なります。
求める色にたどり着くには塗っては焼き色を見るという作業を何度も繰り返さなくてはなりません。
これ見るとSの8ですしS…3年間で百回近い試行錯誤を繰り返しようやくたどり着いたという緑色。
焼き上げると大らかな松の姿が現れました。
常緑の松の緑が美しい松ノ絵茶碗です。
華麗であると同時にそれを見た人とか手に取った人が喜びを感じられるような明るい雰囲気に浸れるっていうそして楽しくお茶をいただけるっていうそういうもんが一番私としては求めているところなんです。
永樂家は400年以上前から茶道具を作っています。
千利休の孫宗旦をはじめとする京都の茶人たちから厚い信頼を寄せられてきました。
本格的に茶碗などを作り始めたのは江戸後期。
名人と謳われた十一代保全の時代です。
金銀の波間から昇る太陽に白い鶴が羽ばたいています。
日本画と京焼双方の技術を身につけた保全は永樂家の華やかな作風を確立しました。
そして時は平成。
十七代を継ぐ永樂善五郎さんの作った茶碗「桜ノ絵」です。
咲き誇る桜の花。
その美しさとはかなさの中に春の命への憧れが込められています。
別に……そういったものをお茶碗の中に表現する一つの方法として絵があるわけでして華麗だけでは駄目だと思うんです。
華麗であってそこに気高さというのを感じてもらえるというのが一番大事な事やと思います。
今までお茶の世界って全く知らなかったんですけど今回教えて頂いた事でお茶をいただくという行為の中にもお茶碗を拝見したりお菓子の季節感を感じたりいろんな味わい方がある事を知る事ができました。
もちろん動作という事も大事な一つなんですがその中に亭主の心遣いであったり作家作り手の思いであったりさまざまな事がある事に今日お気付きになられたと思います。
ますます興味を持って稽古に励んで頂きたいと思います。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
2014/02/10(月) 21:30〜21:55
NHKEテレ1大阪
趣味Do楽 茶の湯 裏千家“茶の湯と出会う” 第2回「客の作法」[解][字]
千利休以来、受けつがれてきた裏千家の茶の湯を学ぶシリーズ。第2回は、菓子や薄茶の頂き方など「客の作法」。また、華麗な色絵茶碗で茶人に愛されてきた永樂家を訪ねる。
詳細情報
番組内容
一碗(わん)の茶に「もてなし」の心をこめる、400年あまりにわたって受け継がれてきた茶の湯。8回シリーズで、千利休の伝統を受け継ぐ裏千家の茶の湯を学ぶ。第2回は、茶会を楽しむのに役立つ「菓子や薄茶を頂く客の作法」。伝統のスイーツや四季折々の茶席の菓子の魅力も紹介する。「茶の湯 匠のわざ」では、華麗な色絵茶碗で愛されてきた十七代永樂善五郎さんを訪ね、美しい色合いを生み出す創作の様子を紹介する。
出演者
【出演】裏千家業躰…奈良宗久,陶芸家(千家十職)…永樂善五郎,和菓子店副店主…植村健士,牛田茉友
ジャンル :
趣味/教育 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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