報道ステーション 2014.03.10

当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫夕方以降入ってきたニュースです。
STAP細胞の小保方さん。
このところ、論文をめぐる不備などがいろいろ指摘されている最中だったわけですが隣に映っていらっしゃる論文の共著でもある山梨大学の若山教授。
この方は小保方さんの研究の共同研究で、しかもよき小保方さんの理解者であったという印象が強くあるわけですがこの方が今日STAP細胞の論文は撤回すべきだというような発言をされました。
どういうことが起きているんでしょう。
≫世界に衝撃を与えた理化学研究所小保方晴子氏らによるSTAP細胞。
国内外の研究者から疑問の声が相次いで指摘されていたが今夜、共同研究者が論文の取り下げを呼びかけた。
≫1か月半前理化学研究所の小保方晴子氏らが発表した万能細胞STAP細胞。
その共同研究者で山梨大学教授の若山輝彦氏は今夜、小保方氏を含む共同研究者に論文の提出を撤回することに同意するよう呼びかけたことを明らかにした。
≫小保方氏をサポートしていたのが論文の共同研究者でもある山梨大学の若山教授だった。
若山教授はなぜSTAP細胞の存在に確信がなくなったとしたのか。
これまでの経緯を振り返る。
小保方氏らがイギリスの科学雑誌「ネイチャー」にSTAP細胞の作製に成功したと発表したのは1月29日。
≫STAP細胞とは神経や骨、臓器などに変化させることのできる新たな万能細胞の1つでマウスの血液から取った細胞を弱酸性の溶液に25分入れれば作れるとしていた。
≫だが、当初は称賛されたSTAP細胞だが発表後、国内外の研究者からいくつかの疑念や指摘が上がっていた。
まず、論文で使われた画像について別の遺伝子写真の使い回しではないかという指摘がされた。
これに対して若山教授はこれまで単純ミスであると説明し論文の重要な部分には影響はないとしていた。
また、記述にほかの論文の無断引用があるという指摘もある。
これについては、理化学研究所が調査を行っている。
また、論文どおりにSTAP細胞を作製しようとしても再現できないとの指摘がされていた。
論文発表後世界中で再現実験が行われたが大半が論文とは条件が異なるものの成功例がなかったからだ。
これについて、先週5日理化学研究所がSTAP細胞の詳しい作製方法を公開して懸念払拭に努めていた。
更に、理化学研究所は小保方氏は1月末の論文発表後にも改めて再現実験に成功していたとも発表していた。
しかし、今夜若山教授は論文の取り下げを求めたことを明らかにした。
≫そのきっかけは…。
≫小保方さんからはある細胞が由来だという証拠を示されていて僕はそういう話には詳しくないので小保方さんが出した成果をそのまま鵜呑みにするだけなんですけど小保方さんから報告を受けていたんです。
先週発表された理研の新しいところには8種類のうちの2種類に入っているといわれていたのが8種類ともに何も変化がない、そういうものは含まれていないという報告だったんです。
≫若山教授は論文を取り下げたうえで外部の専門家に検証を依頼したいとして保管している実験結果を提供する用意があるとしている。
イギリスの科学雑誌「ネイチャー」も声明を発表した。
≫つい先ほど理化学研究所の担当者が取材に応じた。
≫専門家は今回の件をこう見る。
≫もちろんわからないことだらけなんですが恵村さん、1つ思いますのはこれは、全部がいんちきだと、そっちへいく。
いやいやとにかくSTAP細胞はすばらしくて明日にでも何かができるんだと極端に我々マスコミも飛びついたと思うんですがどっちもだめですね、この場合。
≫最初の一歩がどうだったのかですよね。
そこに疑問があるのであればもう1回確かめていくというのもいいことだと思うしもう、極端に決め付けていくのではなくて見守っていくことも大事なのではないでしょうか。
≫STAP細胞の件が出てから少したってすぐ山中先生に会いに行って、インタビューさせていただきましたがそのときに印象に残って教えられたのはまず、iPSとSTAPを比べてiPSよりもここがすごいというふうにとらえるのは絶対にだめであると。
かといって、STAP細胞はまだ未知のものだからじっくりと冷静に見守りつつ小保方さんを認めつつと。
そういう鷹揚な気持ちで見守ってほしいと言い添えておっしゃった。
そこを我々は肝に銘じていかないといけないですね。
≫大事なご指摘だと思います。
≫わかりづらい点は多々あったかと思いますがまたわかり次第お伝えしないといけないなと思っています。
がらりと変わりまして次は大変謎のニュースですね。
≫どうなっているんでしょうかね。
こちら、乗客・乗員239人を乗せたマレーシア航空機ですがどこに消えてしまったのでしょうか。
クアラルンプールを出てから50分くらいでUターンしたような痕跡を残して消えてしまったということですが当初は、この辺りに油の帯が見つかったりドアらしき物体が見つかったということでこの南シナ海のこの辺りでなんらかの理由で墜落してしまったのではないかと夕方ぐらいまではみられていたんですね。
しかし、そうしたものがマレーシア航空機由来のものではなかったということがわかりました。
より、謎が深まってきました。
≫消息を絶ったマレーシア航空機。
消える直前の動きに新たな情報が出てきた。
≫しかし、針路変更に関する管制への連絡はなかったという。
墜落する動きだったのか。
マレーシア航空MH370便がレーダーから、こつ然と姿を消しまもなく丸3日がたとうとしている。
周辺国による捜索は今日も続いた。
≫ドアらしき物体が発見されたという報告があったがマレーシア当局は否定している。
また、油の帯が見つかっているがマレーシアのメディアによると370便のものではないことが確認されたという。
いまだ、破片の1つさえ見つかっていない。
目的地の北京に向け現地時間の8日午前0時41分クアラルンプール空港を離陸した370便。
およそ50分後、タイ湾上空で突然、連絡が取れなくなった。
マレーシア航空によるとこの便には乗客227人乗員12人の合わせて239人が乗っていた。
乗客227人のうち153人が中国や台湾の乗客だった。
≫そのほかの乗客はマレーシアインドネシア、オーストラリアアメリカなど13の国と地域だ。
その中に不審な人物がいた。
≫盗難パスポートを使ったとみられる2人の乗客。
どちらもタイで盗まれたパスポートを使っていたことがわかった。
パスポートの国籍はイタリアとオーストリア。
2人とも370便に乗っていないことが確認されている。
≫タイの入管当局が盗まれたパスポートの行方などについて会見を開いています。
≫空港の監視カメラには盗難パスポートを使った男2人が映っているという。
その2人の動きを追う。
今月6日、タイ・バンコクの南にあるリゾート地パタヤの旅行代理店で370便のチケットを購入している。
チケット番号は連番で2人一緒に買ったとみられる。
翌7日にはクアラルンプール空港でチェックイン。
予定ではクアラルンプールから北京に飛びオランダ・アムステルダムへ。
その後、1人はドイツ・フランクフルトもう1人はデンマーク・コペンハーゲンが最終目的地だった。
機体は、世界一安全ともいわれるボーイング777型機。
緊急時の連絡はどうなっているのか。
≫事故の可能性はどれほどなのか。
実は、消えた370便は過去に主翼を破損していた。
おととし8月中国・上海の空港で滑走路での移動中にほかの機体と接触事故を起こし主翼の先が1mほど欠けたことがある。
≫そのままレーダーに映らないほどの低空で飛び続けたのか。
各国は、範囲を広げて捜索を続けている。
また、事故以外の可能性を指摘する声もある。
アメリカのメディアによるとFBIはアメリカ人の乗客がいることを理由にマレーシアから要請があれば捜査員を派遣する用意があると表明している。
空港の監視カメラに映った男2人がFBIが持つテロリストのデータにいないか確認することができるという。
≫乗客の7割近くは中国や台湾の乗客だった。
中国側の受け止め方は…。
≫また、テロの警告があったことがわかった。
今月4日、台湾の中華航空に北京の空港でテロが起きるという電話があった。
反テロ組織を名乗る人物からだったという。
台湾の航空当局者は消息を絶った370便との関連は薄いとしながらもこう話している。
≫マレーシアのクアラルンプールに鈴木祥孝記者が行っています。
鈴木さん、そちらから何か情報が新たに入りましたでしょうか?≫こちら、クアラルンプールの国際空港の前です。
こちらの建物内には各国からの報道陣が数百人はいるでしょうか。
まさに世界中の注目を集めているという状況です。
日本時間の9時10分ごろから30分間ほど最新の会見がありました。
そちらの会見で出た内容としましては冒頭で、まずマレーシア沖で見つかったオイルについては船のものであるということが正式に発表されました。
それからベトナム沖で見つかっている破片などについてですがこれについては、まだ検査が終わっていなくて明日には判明するのではないかという見通しを発表しました。
そして、明日以降は更に捜索の範囲を広げてマレー半島の西側も捜索するということです。
そして、VTRにもありましたが盗難パスポートを使って乗り込んだとみられる男性2人ですが当初、アジア人の顔をしているという情報があったんですが今日の先ほどの会見でアジア人の顔つきではないということが発表されました。
各地からいろいろな情報が入ってきていますが当局はいら立ちも見せています。
不確定な情報を報道しないでほしいという注文もつけました。
まだ、行方不明になっている機体を探すのが先決で救助をするのが先決なんだということを強調しています。
≫とにかく200人以上の人命がかかっていることなんですが鈴木さんもう1度確認したいのはベトナム側から出てきた破片ですが、一部では機体のドアではないかというふうにいわれたのは完全否定じゃなくて明日以降どういうふうに出てくるかというなんともいえないところでしょうか?≫当局の話によりますといろんなものが、海なのであるそうです。
そういうものを一つひとつどうなのかというのをしっかりと確定していかなければならないということを強調していました。
中途半端な状態では出したくないというのが本音のようです。
≫あの日のままの町がある。
震災が、今も続いている。
3月11日「Jチャンネルスペシャル3年後の姿」。
≫日韓関係に新たな動きです。
外務省の斎木事務次官ですが今週韓国を訪問することが今日発表されました。
この裏側には来月オバマ大統領の訪日を控えたアメリカの意向があるということなんです。
≫今日4時ごろ外務省の斎木昭隆事務次官が総理官邸を訪れた。
≫このときから2時間ほど経過したころ日本の外務省、韓国の外務省双方が斎木次官の訪韓を正式に発表した。
その目的は、朴大統領就任以来一度も行われていない日韓首脳会談。
その実現を目指しての地ならしのためだ。
斎木次官はソウルで韓国外務省の第1次官と会談する予定だ。
日韓の間に山積する課題もそうだが従軍慰安婦問題についての日本側が行ってきた謝罪や賠償そして、安倍政権も河野談話を引き継ぐことについて説明するという。
なぜなのか。
先月20日の国会で懸念されることがあった。
≫懸念は、河野談話の検証という文言だ。
≫菅官房長官は今日の会見でもこう話した。
≫なぜ、急展開したのか。
これまで平行線で交わることがなかった日韓。
ところが頑なだった韓国までもが急激に動き次官会談が決まった。
そこにはアメリカの意向が反映しているという。
≫恵村さん、考えてみますとロシアの動きがある。
中国の動きがある。
韓国と中国は韓国は中国に対して経済だけではなくかなり寄り付いている感じがする。
そういうときに日韓関係が大事だぞというのが日本に当然あってしかるべきでそういう中では1つこういう動きが出たなと思うんですが。
≫日韓がアメリカの仲介がなければ対話ができないというのは情けないんですが日韓首脳会談に向けて事務方トップの調整が始まるということだと思います。
韓国ではVTRにもありましたが河野談話の見直しで対日批判が強まっているわけですが対話を拒むばかりでは自分たちが批判されかねないというのもあるんですね。
ただ、一気に正式な首脳会談というのは難しいと思います。
昨年末も、首脳会談に向けた地ならしが進んだんですが安倍首相の靖国参拝でひっくり返ったということがあるわけですね。
1つのポイントは今月24日からハーグで開かれるサミットがありまして。
そこに安倍首相と朴槿惠大統領が行くんです。
そこで立ち話程度でもできるかどうかということですね。
必要なのは関係改善に向けた政治の強い決意や意思だと思うんです。
お互いに譲歩するべきは相手だということでは事態打開は難しいですから4月下旬のオバマ大統領の来日、それから訪韓までに日韓の外相会談ができるかどうかですね。
これが次のポイントだと思います。
≫福島第1原発でまた汚染水漏れかというニュースです。
こちらに淡水化装置と呼ばれる装置があるんですがこの近くで、高濃度の汚染水の水たまりが見つかりました。
まだ、原因はわかっていません。
東京電力によりますとパトロール中の作業員が昨日、原子炉を冷やすために使われた水から塩分を取り除く淡水化装置の近くで水たまりを発見しました。
水たまりの量はおよそ1.3リットル。
測定の結果ストロンチウムなどの放射性物質が1リットルあたり2300万ベクレル検出されました。
高濃度汚染水の水たまりがどうしてできたのか原因はまだ特定されていません。
≫東京電力は装置を止め配管を覆っている保温材や遮へい材を取り除いて漏洩箇所を探すことにしています。
≫このところ頻発しておりましてそのたびに原因はわからない何々は否定できないといわれてだいぶたってからこれが原因だったんじゃないかと出てくる始末です。
みんな、我々はわかっていると思うんです。
理屈では。
現場の最前線で働いている方が一番大変だということを。
ただ、その現場が士気が上がらないという根本原因はなんなのか。
そういう問いかけもあるはずです。
今日はそこを探りたい。
頻発する事故の根底にはそれがあるはずだ。
≫事故から3年。
トラブルが相次ぐ現場からの訴えを聞いていただく。
≫これは、最近のトラブルの一部をまとめたもの。
まず、これらトラブルについて話を聞いた。
先月18日、2号機圧力容器の温度計の2つのうち1つが壊れた件。
≫原因は人為的ミス。
温度計に規定以上の電圧をかけたため壊れたのだ。
その翌日には1リットルあたり2億4000万ベクレルもの超高濃度汚染水が100トンも堰の外に漏れた。
これも人為的ミスとみられている。
閉めておかねばならなかった3か所のバルブがすべて開いていたため汚染水は本来のタンクではなくほぼ満杯だった別のタンクに入ってしまいあふれてしまったのだ。
≫下請け会社の社長は初歩的なミスもあるという。
汚染水が漏れた翌週には地中の電源ケーブルを誤って切断し4号機の燃料プールの冷却が一時停止した。
≫Aさんによると事故から3年がたったが地中の正確な図面がないため誤って切断したのだという。
≫事故後、現場でケーブルを敷いた下請け会社の社長は…。
≫無計画さの背景には人員の問題もあるという。
≫作業員も同じだ。
下請け会社の社長も事故後、現場で働いていたが被ばく線量が規定を超えたため現場を離れた。
≫作業員が現場を離れるのは別の理由も。
≫作業員の待遇が悪化しているという訴え。
≫事故のわずか9か月後当時の民主党政権は収束宣言を行った。
それ以降、緊急作業ではなくなり一般の原発での作業と同じ扱いになった。
国による無料のがん検診などは収束宣言後の作業員には適用されなくなり東京電力による危険手当なども適時見直しが行われてきた。
規制委員会から待遇改善を求められた東電は去年、日当とは別のいわゆる危険手当を1万円から2万円に増額するとした。
しかし…。
≫つまり、危険手当は東電から元請け企業に支払われるが元請け企業から先の下請け企業が作業員にいくら支払うかは各会社が決めることとされている。
≫東電によると危険手当が作業員に渡るよう、元請け企業に要請しているという。
≫恵村さんちょうど1年前になりますけど福島県の広野町に新しくできたホテルの前から中継をやりました。
そのときに主に原発作業に従事されている方々が多く泊まるところでいろいろお話を伺いましたがとにかく、私らの気持ちをわかって伝えてくれよと言われたことを覚えているんですがなかなかうまく伝え切れていない。
せめて危険手当はちゃんと渡してくれというのは当たり前だと思うんですがね。
≫そのとおりですね。
この福島第1の現場はまさに非常時ですよね。
収束なんかしてないです。
連日、3000人から4000人の方が作業をされているわけですが放射線量が高いうえにその場しのぎの配線とか配管ですよね。
現場も混乱を極めているんです。
作業員は1年で50ミリシーベルトあるいは5年で100ミリシーベルトという限度があってそれに達するとその作業ができなくなるわけで作業に慣れてくると現場を離れなくてはいけない。
作業のきつさ。
それから、下請け構造の中で賃金が目減りするということもあって周辺の除染作業とか首都圏の建設現場オリンピックなんかもあるからそこに流出しているわけです。
だから、現場を仕切ったり若い人を教育したりするようなベテランは少なくなる。
その分、経験の乏しい作業員に大きな負担がかかってミスが起きてしまうという悪循環になると。
≫さまざまな資料、データの引き継ぎもなくなってしまうわけですよね。
≫そういうことです。
汚染水処理にめどがついたとしてもそのあと30年から40年かかるという廃炉作業が待っているわけで更に線量が高い現場で更に多くの方に働いていただかないといけないのでまさに今から考えていかないと人材不足はとても深刻になると思います。
≫好き好んでこういう大変な仕事をやりたいという人は少ないと思います。
それでもやるわけですからやってもらうためには根本的なところを≫毎月11日の日に被災地の1か所を見つめさせていただく月命日中継。
今日は1日早くということになります。
復旧工事の明かりがにじんでいます。
震災から3年。
以前の生活を取り戻そうとする人。
全く違う人生を始めた人。
立ち止まるしかない人。
さまざまです。
悲しみと向き合い自分の生きる道を見つけた人がいます。
ほかの人の悲しみを和らげてさしあげるのが自分の道だと決意した人です。
岩手県大槌町の吉里吉里海岸。
ここは、カワムラ・ユウヤさん29歳が家族と何遍も歩いたという思い出の浜です。
2011年3月4日カワムラさんの二男が誕生。
当時仕事で盛岡に単身赴任していたカワムラさんは1週間後の週末3月11日、二男と対面するのを楽しみにしていました。
山田町に帰ったカワムラさん。
津波から2日後のことです。
自宅のあった場所から200mほど離れた場所で見覚えのある赤い屋根を見つけました。
自宅の屋根です。
折り重なった、いくつものがれきを必死でかき分けると妻と長男の姿がありました。
妻の顔は安らかできれいでした。
そして妻の右手は、長男を強く抱きかかえたままでした。
カワムラさんは警察に妻と長男を離さないでずっとそのまま安置してほしいと頼みました。
生まれたばかりの二男が見つかったのは津波から1か月後のことです。
警察には顔は見ないほうがいいといわれましたがカワムラさんは初めて対面する息子を抱き上げてやっと一緒になったよねと短く語りかけたといいます。
なんで俺1人だけ生きてるんだ。
車を運転しているとこのまま突っ込んだら死ねるな、と何度も思ったといいます。
しかし、ある日カワムラさんは遺体安置所で変わり果てた家族の姿を前にお父さんでもお父さんじゃない、と泣き叫んでいる家族の声を聞きました。
カワムラさんはそのとき自分が抑えていた思いが逆巻くように襲ってきました。
出棺のとき、本当は俺はなんとしても妻に化粧をしてやりたかった。
子どもたちを写真のような笑顔に一旦戻して送ってやりたかった。
カワムラさんが納棺のときに傷みの激しいご遺体を元に戻す修復師になることを決意した瞬間です。
以降、修復師の仕事を続けていると時折、人からは人は死んだら終わりなんじゃないの?と言われます。
でもカワムラさんは亡くなったら終わりじゃなくていつでも亡くなった人は生きている人のそばにいると思って今日も頑張っているんですと語ります。
人は苦しい思いをして生きているおくりびとだという言葉があります。
誰かをおくります。
自分の番が来れば誰かにおくられたい。
人をおくるときにはきれいな姿で好きだったものをせめて持たせてやりたいと誰もが願う。
そんな手助けをするのがカワムラさんの仕事です。
しかしそんなことすらかなわない行方不明の方が2633人。
≫1月の経常収支は赤字額が初めて1兆円を超え過去最大の赤字となりました。
そのほかのニュースもあわせてお伝えします。
≫海外とのモノやサービス投資の取引状況を示す今年1月の経常収支は1兆5890億円の赤字となった。
これまで最大の赤字だった去年12月の6386億円からおよそ2.5倍に膨らんだ。
比較できる1996年以降初めての4か月連続の赤字となる。
円安の加速から、原油やLNGなどのエネルギー資源の輸入が重しとなった。
更に日本企業の海外での生産拡大すなわち空洞化によって輸出が減り貿易赤字が過去最大の2兆円以上に膨らんだことが要因だ。
≫東北の震災から明日で3年。
安倍総理が会見を行い震災復興に向けた新たな構想を発表した。
≫このほか、安倍総理は2020年の東京オリンピック・パラリンピックに被災地の小学生を招待する考えなどを示した。
≫東日本大震災の津波で亡くなった宮城県石巻市の大川小学校の児童の遺族が訴えを起こした。
児童23人の遺族は学校が安全配慮義務を怠ったとして石巻市と宮城県に対し1人あたり1億円、合わせて23億円の損害賠償を求めている。
大川小学校では津波によって全校児童108人のうち70人が死亡。
依然4人の行方がわかっていない。
地震後、およそ50分間校庭に児童を待機させるなど高台へ避難する判断が遅れたことが被害の要因だと遺族は指摘している。
今月1日に出された第三者委員会報告書でも責任の所在は明らかにならなかった。
≫象印の元副社長ら2人が殺害された事件の裁判で被告に死刑判決が下された。
事件が起きたのは2011年。
大阪府堺市で西口宗宏被告が象印マホービンの元副社長尾崎宗秀さんと田村武子さんを強盗目的で殺害した。
死刑を求刑していた検察側に対して弁護側は死刑の回避を訴えていたが大阪地裁堺支部は判決で前科の服役中に犯行を計画し金のために、いともたやすく人の命を奪うなど非人間的で極めて悪質と指摘。
求刑どおり死刑を言い渡した。
≫岩手、宮城の両県が計画している巨大防潮堤の34か所で高さを当初の計画よりも当初より下げることが朝日新聞の取材でわかった。
国や被災自治体はおよそ1兆円をかけて防潮堤を再建し震災前より高い、最大で15.5mにする予定だった。
しかし、住民の反対や入札不調で着工が遅れたことから協議の時間が生まれ岩手県で21か所宮城県の13か所で高さを下げることになった。
安倍総理も見直しについて前向きな姿勢を示した。
≫「報道ステーション」でも取材をさせていただいて放送しました。
今映像にあったと思うんですが気仙沼ですね。
そこに関してはまだ検討中ということで34か所の中に入っていないようなんです。
お天気まいりましょう青山さん、お願いします。
≫お伝えします。
3月も中旬に入ろうとしていますが今シーズン最強の寒波に見舞われています。
こちら、今日、日本海側では大雪や吹雪となり青森の酸ヶ湯で今季最高の積雪を記録。
富山ではおよそ1か月ぶりの大雪となりました。
また、札幌は2週間ぶりに1mを超えるなど各地で真冬のような1日となりました。
この寒波はあさってになるとようやく抜けていきます。
今度こそ春が始まりそうです。
今夜は空気がしびれるような冷たさです。
皆さん、どうか暖かくしてお休みください。
≫ここからスポーツまいります。
宇賀さん、お願いします。
≫7日に開幕したソチパラリンピックで日本、メダルラッシュです。
特にアルペンスキーの活躍が目立っているんですがこちら、椅子に1本のスキー板が取り付けられたこの器具、チェアスキーと呼ばれ手には先端に短いスキー板がついたアウトリガーというストックを持ってバランスをとりながら滑っていきます。
このチェアスキーを使った種目で、狩野選手はじめ日本勢が大躍進です。
≫7日に開幕したパラリンピック。
日本からは3競技20選手が参加。
狩野亮、27歳。
土曜日に行われたアルペンスキー男子滑降、座位のレース。
狩野は小学3年生のときに交通事故で脊髄を損傷しチェアスキーにたどり着いたのは中学1年生。
パラリンピックはこれが自身3大会目となる。
出場22選手のうちおよそ半数が転倒したという厳しいコースだったが狩野は巧みに滑った。
≫狩野は日本人金メダル第1号。
≫また日本は、鈴木猛史もうれしい銅メダルを獲得した。
更にその翌日行われたスーパー大回転ではまたも狩野。
滑降よりターンの技術が求められる中ぐんぐん加速し、見事2日連続の金メダル。
この種目2連覇で日本史上初の快挙となった。
そして、この種目で銀メダルを獲得したのが日本選手団の主将、森井大輝。
実は森井、前日の滑降で背中から1回転するほど激しく転倒。
首やみぞおちに痛みが残る中での出場だった。
痛み止めを飲みながらそれでも森井は果敢に攻めた。
4大会連続出場のパラリンピックで3つ目の銀メダルを手にした。
≫一方、クロスカントリーと射撃を組み合わせた種目バイアスロンでは久保恒造。
射撃では15発すべて命中させるなど昨シーズンワールドカップ総合優勝の力を見せる。
2回目のパラリンピックで自身初となる銅メダルを獲得した。
≫続いて、大相撲3月場所です。
こちら、前頭筆頭の遠藤関。
昨日は大関・鶴竜と顔から流血するほどの激しい相撲の末惜しくも敗れましたが今日、2日目初めて結びの一番で初めて横綱と対戦しました。
≫初土俵から丸1年。
まだまげが結えないスピード出世の遠藤。
初対決となる横綱・日馬富士。
この一番に勝てば史上最速での金星となる。
すくい投げ、日馬富士の勝ち!遠藤、最速金星ならず。
そしてまたも、顔から血が流れた。
横綱の洗礼を受けた遠藤。
明日も横綱・白鵬との一番だ。
≫続いてサッカーです。
先週の日本代表戦ではキャプテンとして戦った長友佑都選手。
今日はインテルの一員としてフル出場しました。
こちらはこの試合唯一の得点のあと仲間と喜び合っている姿なんですが実は、長友選手の巧みな動きがもたらしたゴールでした。
プロ野球のオープン戦。
そしてヤンキース・田中投手の情報とあわせてどうぞ。
≫12試合連続スタメン出場のインテル、長友。
前半30分長友が中に切り込むと相手は11人全員で守る超守備的布陣。
ここからインテルがゴールをこじ開ける。
≫実はこのゴール、長友は相手をかく乱する重要な役割を担っていた。
まず、長友が左サイドから中に入ると左サイドにスペースができる。
そのスペースをパラシオが使う。
今度は長友が左サイドへ動くと中にスペースができる。
そのスペースにパラシオが飛び込んだ。
この1点を守りきったインテルが3試合ぶりに白星を飾った。
≫三重県伊勢で65年ぶりに行われた巨人対阪神のオープン戦。
巨人の背番号は全員14。
伊勢出身のOB沢村栄治さんの永久欠番を背負う。
対する阪神は全員19。
同じく伊勢出身、西村幸生さんの背番号だ。
試合は8回、3点を追う巨人は満塁のチャンスを作りドラフト1位ルーキーの小林誠司。
その初球。
打球はレフトスタンドを越え場外へ。
小林が人生初の満塁ホームラン。
オープン戦の打率は3割を超えている。
昨日の田中将大。
ブルペンの投球ではすぐ脇に人が立っていた。
これは、重心が1塁側に流れコントロールが定まらなくなる癖を矯正するため田中自身が通訳を壁として立たせた。
楽天時代からよく行っていた練習をアメリカでも取り入れたのだ。
そして今日は、60mの遠投をおよそ20分。
ほかの投手陣が引き上げる中最後までじっくりとフォームを確かめていた。
≫GDP・国内総生産の去年10月から12月期の成長率の改定値は実質で年率0.7%の増加に下方修正されました。
民間の設備投資が引き下げられたことが主な要因です。
≫明日は3月の11日ということになります。
2014/03/10(月) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]

謎のマレーシア機不明…テロか何が起きたのか▽東日本大震災から3年でも…原発作業員が語る実態▽葛西紀明の伝説続く パラリンピックメダルラッシュほか

詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【スポーツアナウンサー】
宇賀なつみ
【天気予報】
青山愛
【コメンテーター】
恵村順一郎(朝日新聞論説委員)
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツ】
松岡修造、工藤公康、澤登正朗、中山雅史
◇おしらせ
☆番組HP

http://www.tv-asahi.co.jp/hst/

放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 経済・市況

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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