のだめカンタービレ #02 2014.03.25

(千秋)
親愛なるヴィエラ先生。
必ずヨーロッパに戻ると約束してから早10年。
僕はまだここから出ることができません
(江藤)お前指揮者にでもなるつもりか?
(彩子)だったらさっさと留学すればいいのに。
バッカじゃない。
「飛行機が怖くて乗れない」なんて。
あんたなんかどこ行ったって一緒よ!
それならいっそもう音楽なんてやめてしまおうと考えていたのです。
だけど…
(千秋)ひいいっ!
(のだめ)昨日のこと覚えてましゅか〜?
どうやらこの日本にもすごいヤツはいるようです
のだめは幼稚園の先生になりたいんです。
俺はここでもっとやれることがある
(橋本)今度うちの学校にあのシュトレーゼマンが来るんだってよ!
人が指揮科への転科を決意した直後にそんなうまい話が…
あるわけなかった
(江藤)新しい学生オケを作りたい?
(ミルヒー)わたしの選んだ生徒たちでわたしのオケを。
(橋本)「シュトレーゼマン特別編成オーケストラ」嘘!?マジシュトレーゼマン!?
(萌)わたし選ばれてる!
(薫)わたしも!
(玉木)すげえ!シュトレーゼマンとオケできる!
(桜)あった…。
(学生)何なんだよ?この選考基準って。
落ちこぼればっかじゃん。
(岩井)なあ。
最後のあれ何?はりゃ?
シュトレーゼマン指揮のこの『マーラー交響曲第8番』初めて聴いたときはすごい衝撃だったっけ。
こんなに美しいマーラーを振る人はどんな人かと。
それがまさかあんなエロじじいだったなんて
それでもやっぱり教わりたい。
俺は海外に行きたくても行けない身。
日本で巨匠に教われるなんてこんなチャンスはない
(ミルヒー)おおーリオちゃんかわいいねぇー。
フッフー。
(のだめ)ミルヒー!
(ミルヒー)おおー!のだめちゃん!何でわたしピアノじゃないんですか?おおー!ピアノオーケストラに入れませんね。
でもわたしのマスコットになればずっとわたしのそばにいられます。
のだめはピアノが弾きたいんです!
(谷岡)転科するの?千秋君。
でももう4年の秋だよ。
ホントはずっと前から考えてたんですけどやっと決めたんで。
今日これを提出するつもりです。
そうか。
前から指揮を…。
いや僕としては君のピアノが変わっていくの楽しかったんだけどな。
谷岡先生いろいろと…。
・ダメです!先輩転科ダメ!ぶほげっ!?フン。
転科しちゃったらもうのだめとピアノ弾けなくなっちゃいますー。
いつでも弾けんだろ。
同科のよしみがなくなっちゃいます。
意味分かんねえよ。
指揮科への転科は認めません。
何で!?わたしはあなたが嫌いです。
超むかつく!そんな理由がある…。
(ミルヒー)黙らっしゃい!それともう一つ。
あなたはヴィエラの弟子と言いましたね?わたしはあいつも嫌いです!超むかつく!巨匠といえども一教師。
そんな個人的な感情だけで学びたいという学生を拒否してもいいのか!?当たり前です。
指揮科の講師はこのわたしです。
ここではわたしがルールです。
ザギンの高級クラブでさえお触りパブに変えてみせます。
はっ?ということで先輩。
指揮科はきっぱりあきらめましょう!スリスリスリスリ。
(真澄)ううーっ!わたしの千秋さまに!野田恵。
殺すリスト最上位。
腕組んだ。
腕組んだ。
腕組んだ。
腕組んだ…。
(学生たち)ああーっ!来た!
(ミルヒー)皆さんは来月行われる定期演奏会に向けて私シュトレーゼマンが特別に選んだオーケストラ。
略してSオケのメンバーです。
(踏み鳴らす音)今日からわたしたちは家族です。
でも本当の家族になるためには時間と努力とても大切です。
というわけで今日は皆さんで合コンしましょう!
(学生たち)えっ?
(ミルヒー)今日はみんなで音楽のこと語り合いながらハッピーな時間過ごしましょう。
レッツゴー!レッツゴー!
(学生たち)おおー!合コン?ちょっと意味間違えてるんだろ。
日本久々みたいだし。
まっ親睦会ってとこ?いいんじゃない?どうせまだ全員そろってないし。

(演奏)
(峰)ああー。
やっぱり俺はロックだぜ。
おい。
学園祭でやるバンドの曲何にしようか?
(小林)それより峰。
Sオケに行かなくていいのかよ?
(峰)あっ?いんだよ。
シュトレーゼマンが何ぼのもんだ!俺はロック1本で生きていく。
(小林)お前来週バイオリンの再試験だろ?そんなエレキばっかやってて大丈夫なのかよ?
(斉藤)また留年したらどうすんだよ?
(小林)せっかくあの千秋をピアノ伴奏者にセッティングしてやったっていうのにお前逃げられたんだって?違うよ!あれは!・
(演奏)下手クソ!不愉快だ。
帰るあいつが俺の鋭い感性についてこれなかったから…。
どっかにいないのか!?もっとテクがあって柔軟で優しくてこう俺のセンスについてこれる芸術肌の人間は!・
(演奏)誰だ!?延長コード切ったヤツ!
(怜奈)あっいた!
(真紀子)のだめ!あんたまた人のお昼取ったわね!あはーん!具まであと一口だったのにー!
(峰)おい。
かわいい。
(峰)君あの…。
ピアノ科?はいそうですけど。
あっバイオリン試験の伴奏お願いできるかな?誰でもいいんじゃねえかよ!試験の伴奏?うん。
(清良)へぇー。
AオケのうえにSオケにも選ばれるなんてさすが打楽器の女王ね。
(真澄)冗談じゃないわよ!あんなねふざけたマスコットガールがいるオケなんかに参加できますかっていうのよ!
(清良)はっ?はぁー。
あれは18の春。
音楽への愛だけを胸に上京してきたわたし。
(真澄)もうダメ。
山形に帰りたい…ああーっ!ああ…
(千秋)大丈夫?気を付けろ。
クネクネすんな
(真澄)それから4年間。
遠くから見つめるだけで精一杯だったわたし。
なのにあの女!許さない!くーっ!
(のだめ)先輩。
ベートーヴェンの『バイオリン・ソナタ』って知ってますか?伴奏頼まれちゃったんですけどよく分かんなくて。
って何書いてるんですか!?「退学届」転科できないならいっそのこともっとまともな大学に入り直そうと思って。
こんな恐ろしいもの!ほげーっ!あっそうだ!今日の夜は二人でパーッとやりましょう!もちろん千秋先輩の手料理で。
ぎゃぼーっ!なぜだ?なぜ2匹のほうが安いんだ?
(店員)いらっしゃい。
何にしましょう?アジを1匹ください。
あっ毎度。
(のだめ)今日の夜は二人でパーッとやりましょう!やっぱり2匹ください。
(のだめ)はうーん。
《うん?このアホな奇声は…》
(龍見)裏軒チャーハン一丁!
(峰)はい親父。
チャーハンお待ち!はい。
ああスープスープ。
チャーハンスープ。
のだめ。
どうだ?親父の味は。
はうーん。
(峰)ああそうか。
うまいか。
のだめにはいつもただで食わせてやるからな。
なあ親父!
(龍見)しょうがねえなあ!龍太郎の運命の人じゃあな!
(峰)何言ってんだ!親父はよ!《あれは確かバイオリン科のロックバカ。
あいつがのだめに伴奏を頼んだのか》《あの女エサがもらえればどこだっていいんじゃねえか》ニャオー!
(ミルヒー)「由貴ちゃんアインツ!無理はナイン!彼氏彼氏彼氏いるの?」
(由貴)いません。
(一同)おおーっ!すげえ。
本当に合コンを熟知している。
コールまで完ぺき。
「いませんいませんいません…」『ベートーヴェン交響曲第7番』久しぶりの静かな夜だ。
『ベートーヴェン交響曲第7番』
(のだめ)おみや!おみや!先輩のおみや〜!・
(チャイム)クソ。
人をおちょくりやがって!こんな遅くに何の用だ!?ゴミ女!あっ。
彩子。
(彩子)この間言いすぎたと思って謝りに来たのにゴミ女って…。
ひどい!いや。
それはお前のことじゃなくて…。
(のだめ)先輩に一口あーん。
ああー!いいからとにかく中に入れよ彩子。
フン。
あああー。
彼女いたんですか…。
・『ベートーヴェン交響曲第7番』
(峰)おー!のだめ!練習しようぜ練習!おいのだめ。
どうした?お前のソウルは?魂は?恋…。
それは幻。
失恋か!おい何でこんなときに。
しっかりしろよ!試験は来週なんだぞ!はうーん。
クソ!どこのどいつだ!?俺がくっつけてやる!ああー!うげっ。
(峰)留年がかかってるんだ。
失恋なんぞでへこまれてたまるか!千秋先輩…。
(彩子)ねえ!あれよ!えっ?
(彩子)何であのブー子がヒロインなのよ!?信じらんない。
もういいだろ。
夜通し聞いたよその話は。
何よ!わたしだって真一が腐ってるときさんざんつきあってあげたでしょ!
(峰)えっ?どれだ!?あの中でいちばん輝いてる人。
いやそんな主観的な言い方じゃ分かんねえよ。
もっと具体的に。
黒髪に白いシャツ。
(峰)黒髪に白いシャツ?あっ。
今お茶飲みました。
(峰)えっ?お前って趣味悪いな。
どこがですか!?
(峰)いやだって何か変なツータックのズボンはいてるし。
先輩はツータックのズボンなんてはきません!はぁー!違います!こっちですこっち。
あっ?げっ!千秋!何でお前あんなヤツ…。
あれがのだめのライバルか?負けだ。
あれは多賀谷彩子。
美人で優秀な声楽科のマドンナだ。
あんないい女とつきあってる千秋がお前に振り向く可能性は万に一つもないだろう。
ふぎゃーっ!追い打ち…。
(峰)うん。
というわけで潔くあきらめて練習しよう。
なっ。
練習?フン。
練習したってどうせ死ぬし…。
はっ?失恋ぐらいで死ぬわけねえだろ!なあ?これ。
今日ポストに入ってたんです。
何?「この手紙を2日以内に100人に出さないとお前は死ぬ」?フフフ!今どき不幸の手紙!?バッカじゃねえの出したヤツ。
ハハハ。

(口笛)ヒヒヒ…。
(峰)捕まえたぞこの野郎!確保!
(真澄)嫌ーっ!
(峰)おとなしく観念しろ!カツラを取れ!
(真澄)痛い痛い!地毛よ地毛!離しなさい!
(峰)あっ!?お前はティンパニーの真澄ちゃん!?何でわたしにいたずらしたんですか!?俺の練習邪魔する気か!?みんなでどならないで!頭痛いじゃない!とにかくあんた!野田恵!千秋さまには近づかないで!
(峰)はぁー。
そういうことか。
「そういうこと」ってどういうことですか?千秋さまはわたしの王子さま。
遠くから見つめるだけで生きる勇気と希望を与えてくださるアポロン。
つまり太陽。
あのう…。
千秋先輩は男ですよ。
だから何!?そういう趣味の人だ。
(真澄)悪い!?こうなったら野田恵。
わたしと勝負しなさい!「こうなったら」ってどうなったんだ?分かりました。
受けて立ちましょう!
(峰)なあなあなあなあ。
お前ら勝負の相手間違ってねえか?お前らの敵は多賀谷彩子だろ?あっ?じゃあわたしはティンパニーで。
じゃあわたしはピアノで。
いやそんな勝負ねえよ。
やるならもっと分かりやすくやれよ。
うーんそうだなぁー。
先に千秋とデートの約束をしたほうが勝ちとか。
千秋さまと!?デート!?
(彩子)ねえ真一。
今日も朝までつきあってくれるでしょう?勘弁してくれ。
グチなら彼氏に聞いてもらえよ。
彼氏?いるだろ。
指揮科のハムみたいなヤツ。
早川君!?やーだもう。
彼氏じゃないわよ。
それに彼今ごろドイツよ。
帰る。
(彩子)えっ?嫌だ。
俺も指揮の勉強がしたいんだ。
とりあえず今は独学で続けていくしかないんだし。
いくら勉強しても留学できなきゃ意味がない…。
じゃなかった?俺は留学ができないんじゃない。
飛行機に乗れないだけだ!俺だって海外に行きさえすれば…。
ねえ。
わたしたちより戻さない?似た者同士でしょ?今のわたしたち。
ああ。
俺も負け犬は嫌いだ。
(彩子)な…。
(一同)「ラーイ!ラララ!ラーイ!ラララ!ダッダッダッダッダンケシェーン!」オー!イェイ!オーウ!ヒィー。
先輩!今度の休み二人でどっか行きませんか?はぁ!?何で俺が。
おっお礼です。
いつものお礼にごちそうしたいんです。
うっ。
だから今度の休み…。
分かった。
分かった。
行けばいいんだろ。
えっ?どけ!やったー!
(峰)おおー!チェコフィルのチケットだー!あっ。
これに千秋を誘おうって作戦か?ああーっ!でもわたしなんかと行くの嫌だって言われたらどうしよう。
わたし死んじゃう。
死んじゃう死んじゃう死んじゃう…。
そんなの死んでしまうわ!
(峰)えっ!?まさかお前千秋と一度も話したことないのか?龍ちゃん。
お願い。
わたしの代わりに誘ってきて。
お願い!じょ…冗談じゃねえよ。
あんなヤツに頭下げるなんてごめんだね俺は!そんなー!
(ため息)
(清良)千秋君!久しぶり。
ああ。
バイオリン科の三木清良さん。
確か留学してたはずじゃ…。
(清良)そう。
夏に戻ってきたの。
ウィーンから。
へぇー。
どうだった?向こうは。
(清良)いいとこよ。
向こうの学生オケにも参加できたしすっごく勉強になった。
千秋君も一度行ってみたらいいのに。
ああ。
ああそうだ!わたしね今Aオケのコンミスやってるんだけどよかったら見に来ない?Aオケか。
そういえば見たことないな。

(調音)
(笑い声)
(学生)どうしたの?
(学生)どうしたの?真澄ちゃん。
その格好。
本番じゃあるまいし。
(真澄)うるさいわね。
悪い!?わたしはね今日のこの練習に命かけてんのよ。
あんたたち絶対ヘマすんじゃないわよ!
(学生)何で?練習なのに。
だって…。
(講師)では『第9』の1楽章から始めましょう。
見ていてください千秋さま。
奥山真澄あなたへの熱い思いをこのティンパニーに託します。
(真澄)《千秋さま聴いて。
わたしのこの思い!》・『ベートーヴェン交響曲第9番』
(真澄)《どうかわたしとお友達になってくださーい!》
(講師)ストップ!ストップ!ティンパニー!ゲットアウト!え…。
最悪のアホだな。
最悪のアホだな…《目をつぶって聴いていれば最高だったのにな》《やっぱりオーケストラっていいよな。
俺はまた見ているだけか》先輩!今度のデートどのレストランがいいですか?デートって何だ?えっ?デートって思い合う男女が二人で仲よく出かけることですよ〜。
つまりわたしたちが食事に行くことです。
知らん!でもこないだ約束…。
そんな気分じゃないんだよ。
ほっといてくれ。
ガーン!・
(演奏)
(峰)あっ!のだめ全然ダメ!いいかげん立ち直れ!お前にはもうピアノしかないんだろ!?せめてピアノぐらいまともに弾けなきゃお前の存在価値は…。
うーん。
ごめん。
つい本音が。
本音?なあ?それならいっそ俺とつきあわないかい?うん!フフッ。
フフッ。
だよね。
つーか何でお前までいんだよ!?
(真澄)ああーっ!
(峰)あーもう勝負は終わったんだろ?頼むから練習しようぜ練習!先輩に会いたい!ああー。
先輩の手料理が食べたい!ああー。
(真澄・峰)うん!?カプリ何とかにブロッコリ何とか。
ううーっ!
(峰)お前まさか千秋に料理してもらったのか!?す…すげえ!それって脈あるんじゃねえのか!?
(真澄の叫び声)脈?
(峰)うん。
普通嫌いな女にそんなことしねえって!もしかしてまだ頑張れる価値があるかもしれねえぞ!おっ。
千秋といえどもしょせんは男。
もうこうなったら女の武器を使いまくれ!
(真澄・のだめ)女の武器!?
(峰)うん!
(真澄)ううーっ!あっ!だっちゅーの。
(峰)うん古い。
そしてきもい。
おい。
もっと色っぽい衣装はねえのか?化粧も!
(真澄)ううーっ!嫌ぁ!嫌ぁ!えっ?真澄ちゃんどいて。
だっちゅーの。
こんな感じでしたよね?マリリン・モンローって。
何でマリリン・モンローなんだ!?ううっ。
(峰)いや泣くなよ。
笑ってます。
もう貸しなさい!あんたねえいい年して化粧の一つもできないの!?もう少しソフトにファンデは軽くのせて全体にボカシを入れる。
マユは少し弱々しくと。
目もとはねぱっちり〜!イヒヒ。
ほほと唇はピンク系でさわやかにと。
これで先輩寝とれますね。
うん。
おい。
何やってんだ?お前ら。
(峰)おおっ!?あっあっ!来てくれたわたしに会いに!先輩会いたかったー!ムラムラしましゅか?ひいいーっ!ぎゃぼーっ!何なんだ!?夜中にギャアギャア騒ぎやがって!いや。
これはその。
こいつらがお前に好かれようと一生懸命やった結果でこう…。
人をおちょくるのもいいかげんにしろ!こんな女好きになるヤツがどこにいるんだ!?しかも何だ!?こっちなんか男だろ!男だろ…
(真澄)ううっ。
あー。
そこまで言うことないじゃねえか。
そうですよひどいです!ひどいのはお前らだ!それにさっきの演奏何だ!?あれは!聞くに耐えん!騒音!近所迷惑!
(峰)ちょっと待てよ!お前本気で自分がうまいと思ってんの?当然だよ!俺なんて全国のジュニアコンクールで3位になったことだってあるんだぞ!それで神童とか言われて勘違いしてたクチか。
よくある話だ。
ちょっとバイオリン借りるぞ。
えっ!?ベートーヴェン『春』触りぐらいでいいだろ。
・『バイオリン・ソナタ第5番春』先輩すごーい!しゅてきしゅてき!ジュニアなら俺もウィーンのコンクールで優勝したことあるんだよな。
ウィーン!?優勝!?少しなら教えてやってもいいけど。
お前に教わることなどねえ!ううっ。
エヘヘ。
しゅてきしゅてき。
ムッラムラ。
しっ!あっ!『バイオリン・ソナタ第5番春』ったくお前らは。
分からないならCDくらい聴けよ。
ほえ〜気持ちいい。
わたしと峰君のとは全然違います。
これが『春』お前らのは「梅雨」だ。
でも峰君は最高のフィーリングだって。
そういうのはいわゆる…。
オナニープレーって言うんだよ。
意味は独り善がり。
はい?それから「峰君はアンサンブルが分かってねえ」です!「ピアノの音をちっとも聴いてねえだろ」です!「一人で気持ちよく走ってどうする?」「テクニックばかりに気を取られるな!」です!ふぃ〜以上四つ。
のだめからのアドバイスでしたぁ。
(弓が落ちる音)千秋だろ?えっ?バカにしやがって!だからクラシックは嫌なんだ!やれリズムだ音程だ。
曲を譜面どおり正確にテクニックテクニック。
いくら自分なりの表現をしようとしてもたった1か所の間違いを追及される!おまけに千秋のようなふざけたヤツがポロッと出てきてやる気を失わせるんだ。
ふざけた?千秋先輩が?だってそうだろ?ピアノ科のくせにバイオリンがあんなうまいなんてインチキだよ!だって千秋先輩は天才ですよ?たったひと言で片づけんな!どうせ俺は下手クソだよ。
才能なんかねえよ!峰君。
でも千秋先輩峰君のこと下手なんて言ってませんでしたよ。
表現が面白いとか。
アンサンブルはダメだけどソロはいいとか。
(千秋)ああいうヤツに限ってある日突然何かをつかんで急成長したりするんだよなですよ!千秋君。
だから一緒に練習しましょ。
これちゃんと弾けたらとっても気持ちいい曲ですよ『春』お花畑のイメージです〜。
やめてくれよ。
花畑なんて幼稚なイメージベートーヴェンに失礼だぜ。
じゃあどんなイメージですか?光る青春の喜びと稲妻かな。
えーっ!?人の世話焼いてる場合じゃないよな。
(大河内)あれー?千秋君じゃないか。
僕だよ僕。
くどいようだけどこの大学で2番目に有名な指揮科の大河内守…。
し…しっかしまいるよなぁ。
せっかくシュトレーゼマンが来たっていうのにSオケなんかにかかりっきりでさぁ。
早川君なんてもうセバスチャーノ・ヴィエラの指導受けてるんだぜ。
えっ?あれ!?スコア?なな…なぜ君が?っていうかそのズボンどこのブランド?
(一同)・「SオケSオケイエーイ!SオケSオケイエーイ!」ビオラ!ホルン!コントラバス!
(ミルヒー)イエーイ!ブラボー!
(拍手)ところであなた誰ですか?
(けえ子)私「月刊クラシック・ライフ」の河野といいます。
ぜひうちの取材を受けてください。
(橋本)さすがに怪しくねえか?あれがシュトレーゼマン?
(玉木)もしかして偽者じゃねえ!?ブラボー!あなた名前何ですか?「ゲルハルム公開セミナー」「セバスチャーノ・ヴィエラの指導を受ける未来の指揮者たち」何だよそれ。
のだめ。
何やってんだ?おい。
おい!おい!今日は再試の伴奏だろ?うううー。
げっ。
お前何食った?風邪ですぅ。
はあー。
そういえば何でそんな薄着ばっか。
秋だぞ今!お色気で勝負しようと思って。
ゲハッ。
(ため息)
(峰)ええーっ!?のだめが風邪!?とりあえず持ってきたから。
うん。
「うん」って!?こんな死にかけのイモ虫みたいのどうしろっていうんだよ?知るか!持ってきてやっただけでも感謝しろ。
はあー。
うん?ああああ。
あっそうか。
王子さまがキスをしてくれれば治るそうだ。
もういい。
えっ?お前のピアノは俺が弾く。
一発勝負!?
(清良)真澄ちゃん。
ちょっとどうしたの?その荷物。
清良。
わたしね山形に帰ろうと思って。
ちょっと待ってよ。
Aオケクビになったからって真澄ちゃんにはまだSオケがあるじゃない。
何よ。
男にふられたぐらいでホントにやめちゃうの!?そう。
真澄ちゃんの音楽に対する思いってそんなもんだったんだ。

(バイオリン・ピアノの演奏)へえー。
うまいなこいつ。
何で再試なんか受けてんだ?
(峰)あれはAオケの中村。
ドイツに個人留学してて試験を受けられなかっただけだ。
クソ。
何であいつの後なんだよ!ドイツだぁ?絶対負かせてやる。
いや負かせるわけねえだろ。
こっちは一度も合わせたことねえんだぞ?フン。
少なくとも伴奏は俺のほうがうまいぞ。
はあー。
いいよな。
努力しなくても報われるヤツは。
言うこともでかくて。
はあ?言っておくけど俺はバイオリンもピアノも3歳のときからずーっとやってきたんだぞ。
特にバイオリンは大学に入るまでそれこそ朝から晩まで。
えっ?血ヘどが出るぐらい必死にやった。
ホントはほかの楽器も勉強したいんだけどピアノはまだまだ苦手でだから大学はピアノ科に入った。
まあかなり真剣にやったからトップにはなれたけど今は少しサボり気味かな。
おい。
途中から自慢になってるぞ。
何が言いたいんだ?結局。
結局俺は指揮者になるのが夢なんだ。
だからいろいろ勉強してるけど俺だってまだ何一つ報われてねえよ。

(講師)次峰君!いくぞ!今日はテクニックだとか細かいことは気にするな。
えっ!?でも俺さまの音はちゃんと聴いておけよ。
後は適当に好きに弾いていいから。
ああーっ!うううううっ。
・『バイオリン・ソナタ第5番春』光る青春の喜びと稲妻。

(講師)『春』なのに。
《ったく。
好きにしろって言った途端素直なヤツ。
相変わらずめちゃくちゃだ》《でも合わせてみせる》
(峰)《あーすごい。
来てほしいときに来る。
千秋が指揮する。
すごい安心》
(峰)《気持ちがいい》《ああ。
こいつものだめなのか》
『ベートーヴェンバイオリン・ソナタ第5番春』ベートーヴェンが難聴という障害に悩まされながらも決して音楽をあきらめずむしろ明るく幸せな曲を作った。
つらく厳しい冬を乗り越えればやがてあたたかな春。
俺にもやってくるのだろうか?
お花畑。
やっぱり音楽ってすばらしいわね。
どこ行くんですか?まだ勝負は終わってませんよ?のだめ。

(小林)あっ峰!峰!峰!ちょっとちょっちょっちょっ。
見て見て見て見て!俺ゲーム会社の内定出たんだよ!いやー。
やっぱ打ち込み系ばっかやっててよかったー!お前も試験オッケーだったんだろ?バンドやろうぜ!あれは?あの学園祭でやるっつー曲決まったの?悪いけどバンドは解散する。
はっ?俺はクラシック1本で生きていく。
(真澄)ちち…!ちちちちち!千秋さま!私もう少し頑張ってみようかと思いますSオケで!ああいいんじゃない?踊らなければ。
(真澄)はいっ!にゅっ!
(峰)なあ?Sオケといえばさお前シュトレーゼマンに転科断られたんだって?つまんねえよな!えっ?
(峰)指揮科に移るなら千秋の卒業も延びると思ったのに。
このままだと卒業したらヨーロッパとか行っちゃうんだろ?
(真澄)ヨーロッパ!?才能もコネもあるんだしさ。
留学しない理由もねえもんな。
えっ?何かあんのか?ひいいー。
ねえよ。
(のだめ・真澄)ああーっ!
(峰)何だよ。
千秋が指揮するオーケストラで演奏してみてえと思ったのによ。
何やってんだ?俺。
あー。
ううー!痛ぇ!留学なんて嫌嫌嫌ぁ。
嫌ぁ。
おい!何なんだ!?どこに行くんだ!?ミルヒー!ミルヒーはのだめのお友達でしょう?千秋先輩指揮科に入れてください!のだめ。
お願いします!分かりました。
わたしの負けです。
えっ?あっ。
のだめちゃんがわたしにチューしてくれたら千秋の転科認めまーす。
全然負けてねえじゃねえか。
キスなんて欧米では日常茶飯事。
これ著しく負けに等しい。
キッスで転科。
ノンキッスで無転科。
離れ離れかお隣さんのよしみ?ヨーロッパかチュー。
ううーん。
どうしよう。

(峰)遅ぇなあのクソじじい!全員集合したら練習始めるっつったんだろ!?つーか酒臭えんだよみんな!やっぱり変よ。
偽者じゃない?うーん確かに。
何かこのオケね下手クソそうなヤツばっかり集まってるのよね。
あーっクソ!息が詰まる!何やってんだ!?あのじじい!
(由貴)もう我慢できない。
悪いけどわたし帰る。
俺も。
帰ろ帰ろ。
待ってくださーい!練習やります!やりましょう!のだめ!?何だよ。
マスコットガールが指揮するのか?
(一同の笑い声)ミルヒーは急病なので今日はこの人が指揮します!あっ?千秋さま!?千秋さま!
(女たちの歓声)千秋。
(真澄)千秋さま!えっ?俺がオーケストラの指揮!?・『ガーシュウィンラプソディ・イン・ブルー』2014/03/25(火) 15:53〜16:48
関西テレビ1
のだめカンタービレ #02[再][字]

「落ちこぼれ変態オケ!波乱のスタート!?」
上野樹里 玉木宏 瑛太 水川あさみ 竹中直人

詳細情報
番組内容
 のだめ(上野樹里)は、特別講師として桃ヶ丘音大に招かれた世界的指揮者・シュトレーゼマン(竹中直人)が自ら選出した特別編成オーケストラのマスコットガールに選ばれる。Sオケと呼ばれるそのオーケストラには、龍太郎(瑛太)や真澄(小出恵介)、桜(サエコ)も選ばれていた。
 一方、ピアノ科の千秋(玉木宏)は指揮科への転科を決意。指揮者になることを夢見ながら、飛行機恐怖症が原因で海外留学もままならない状態の
番組内容2
千秋は、転科して本格的に指揮の勉強をしようと思ったのだ。しかし、それを知ったシュトレーゼマンは、千秋のことが嫌いだから転科は認めないと言い放つ。
 そんな折、偶然のだめと知り合った龍太郎は、彼女にヴァイオリンの再試験の伴奏を頼む。龍太郎とのだめの演奏は、間違えるところまで同じという息の合ったものだった。
 練習を終えたのだめは、龍太郎の父・龍見(伊武雅刀)が経営する中華料理店『裏軒』で食事をご馳走
番組内容3
になる。が、いい気分で千秋へのお土産を手にマンションに戻ったのだめが目撃したのは、千秋の部屋に入っていく彩子(上原美佐)。
 同じころ、何者かがのだめに対して嫌がらせを始める。犯人は真澄。千秋に対して憧れ以上の感情を抱く真澄は、なれなれしく千秋に近づくのだめのことが許せなかったのだ。のだめと龍太郎に捕まり、開き直った真澄はのだめに勝負を挑む。それは、先に千秋とデートした方が勝ちというものだった。
出演者
上野樹里 
玉木宏 
瑛太 
水川あさみ 
小出恵介 
上原美佐 
遠藤雄弥 
サエコ 
伊武雅刀 
畑野ひろ子 
豊原功補 
西村雅彦 
竹中直人 ほか
原作・脚本
【原作】
『のだめカンタービレ』二ノ宮知子(講談社)
【脚本】
衛藤凛
監督・演出
【プロデュース】
若松央樹 
清水一幸
【演出】
武内英樹 ほか

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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