(爽太)えれなはどんなふうにされるのが好き?
(えれな)不意打ちでチュッとされてぽかんとしてるうちに激しく唇奪われちゃうのがいい。
(爽太)何じゃ?そりゃ。
あのころどんな気持ちでいたっけ?
いつか紗絵子さんにそんなことできたらいいなぁとか夢見てて
俺なりに真剣に夢見てるつもりで
夢が現実になるっていうのがどういうことか分かってなかったんだと思う
(紗絵子)爽太君がくれたチョコ。
エクレアシリーズもうすっごくおいしかった。
よかった。
気に入ってもらえて。
だって現実になるはずないっていうのが前提だったから
(紗絵子)うーん。
ウフフ。
あれそのうち商品化してお店で買えるようになったりする?どうだろ?実は結構手間もコストもかかってたりするからさ。
(紗絵子)そっか。
(紗絵子)でも商品になってほしいようなほしくないような。
えっ?他の誰にも食べられたくないって思っちゃう。
そうなの?そんなふうに思ったりもするんだよ。
フフフ。
あのころどんな気持ちでいたっけ?
(シャッター音)
(カメラマン)OK。
はい。
(シャッター音)
(カメラマン)いいよ。
(シャッター音)
(スタッフ)はい。
チェックします。
(六道)で結局それっきりなの?何よ?その男。
えっ?それで放置ってあり得なくない?
(えれな)それを怒れるような立場じゃなかったんだよ私は。
だって彼女でも何でもなかったんだもん。
彼にとって私はその程度の相手だったってことだと思う。
(えれな)彼にとっての私の価値は彼が決めることだもん。
私が文句言う資格はないよ。
(六道)仲良しだったんでしょ?お互い合ってるって思ってたんでしょ?仲良くいられるように気を使ってたから仲良しでいられたんだよ。
(六道)彼に気を使うのつらかった?
(えれな)ううん。
じゃあそれが合ってたってことじゃないの?世の中のうまくいってる夫婦やカップルはみんな相手を気遣ってるの。
それができる相手だから続いてるんじゃない。
ああ。
もうその男。
ホント私殺してやりたいぐらいムカつくわよ!うん!ああ。
ちょっちょっ。
(えれな)ハァー。
ちゃんと付き合ってたらうまくいってたかもね。
でも現実には付き合ってなかったし。
何にも始まってなかったんだよ私たちは。
(六道)何よ?そいつ。
ホントえれなのこといったい何だと思ってたのよ!?友達でしょ。
(六道)知ってる?チョコレートって本来薬だったのよ。
戦いに疲れた兵士たちを元気にしてくれる不思議な薬として世界中に広まったの。
(えれな)へえー。
今のえれなのことも癒やしてくれたらいいなって思う。
ありがとう。
苦い。
(六道)でもおいしいでしょ?
(えれな)うん。
(六道)あっそうだ。
これその彼にも渡してきなさいよ。
えっ?
(六道)あんたが今度出るファッションショーの招待状よ。
その男がのこのこ現れたら髪の毛引っこ抜いてやろう?で呪いかけてやるの。
(えれな)呪い?
(六道)ああ。
ねえ?関谷。
あれ何ていったっけ?呪いをかけてくれるまじない師がいる島。
何よ?知らないの?とにかく力いっぱい呪ってやるのその男を。
あのう。
仕事で失敗しろとか太れとかはげろとか。
あの。
目やにいっぱい出ろとか。
(えれな)フフフ。
いいね。
(六道)そうよ。
やってやりましょうよ。
(薫子)「爽太くんは人妻をあきらめて加藤えれなと正式に向き合うと言っています」
(六道)それじゃあね。
はい。
じゃあ今日はお土産。
(えれな)ああ。
(六道)持って帰って。
(えれな)ありがとう。
(六道)大丈夫だから。
ねっ?・
(物音)・
(ドアの閉まる音)《「本気で好き」ってどういうことですか?》《薫子さん。
大丈夫?》おはようございます。
あのう。
爽太君もう来てますか?
(薫子)いますよ。
そうですか。
どうも。
営業時間外なので入らないでもらえますか?あっ。
ごめんなさい。
あのう。
今度私が出るショーの招待状渡したくって。
爽太君から聞いてないんですか?それとも聞いててもそんな感じなんですか?爽太君上にいますけど女と一緒ですよ。
本命の人妻が転がり込んできたんですよ。
爽太君も一緒に泊まってるし。
今入ったらちょうどいちゃいちゃしたところでお邪魔かも。
そうなんだ。
お友達なのにちゃんと話してもらえなかったなんてひどいですね。
言いづらかったのは分かります。
はっきり言わなくてもどういう意味か分かってくれるだろうって思われてたんだろうし。
はっきり言ったら私が傷つくって気使ってくれてたんだろうとも思うし。
たぶん爽太君なりに色々考えてくれてたんじゃ…。
バカなんじゃないの!?そうやっていい子な態度貫いたって結局彼女に負けたじゃないですか。
無駄なんですよ。
結局ずうずうしい女が勝つんだって。
そうかもしれないけど。
ありがとうございました。
爽太君のこと教えてくれて。
よく分からない状態でいるのが一番きつかったから事実を教えてもらえてよかった。
失礼します。
『シンデレラ』のさ王子の従者はどんな気持ちだったんだろうって思うわけよ。
バカな王子が靴を持って国中回って一晩会っただけの女を捜そうとするのをさ。
ハァー。
やめた方がいいと思わない?労力使って人巻き込んで顔も覚えてない女を躍起になって捜すのとかさ。
大騒ぎしといてどうせそんな女大して好きじゃなかったんでしょ?私はガラスの靴をたたき割ってあげたんだよ。
正しいことをしたんだよ。
(オリヴィエ)ガラスの靴をたたき割った従者はそれでどんな気分だったのかな?
(オリヴィエ)ホントに正しいことをしたと思ってるならそれでいいと思うよ。
もし間違っていたとしてもいろんなことをたくさん考えた上でやったことなら仕方ないしそれでいいと思うよ。
(キャスター)続いて各地の降水確率です。
横浜甲府ではにわか雨が降る可能性があります。
お出掛けの際は…。
(吉岡)ああー。
(キャスター)傘をお持ちください。
(吉岡)ああ。
(吉岡)《俺今日遅くなるから》《そうなんだ》《女友達と出掛けたに決まってるじゃん》《デートだったらバカ正直に書かないよ》お願いがあるの。
うん?何?私ね楽しくて浮き浮きしてるときも悲しくて居ても立ってもいられないときもうれしくてほっこりしてるときもチョコ食べるんだけど。
いつもだね。
ウフフ。
そう。
でもねこう気分がいいときはこうちょこっとお上品に食べても満足できるんだけど。
そうじゃないときにはこうこう。
ばっくばっく食べたいの。
フフフ。
「ぱっくぱっく」じゃなくて「ばっくばっく」なんだ?そう。
ショコラティエさん。
はい。
ばっくばっく食べられて気分が良くなるチョコレート作ってくださいな。
いいよ。
何でもする。
うーん。
うれしい。
ウフフ。
好きだよ。
紗絵子さん。
ああ。
もう何でも言っていいんだ
紗絵子さんに興味ないふりもしなくていい
冷たいそぶりなんかする必要ない
いくらでも好きって言っていいんだ
この恋が正しいのか間違ってるのかは分からない
ただこの恋が罪なら紗絵子さんと俺はもう共犯者なんだ
うーん。
(オリヴィエ)どうしたの?ばっくばっく食べられるチョコってどんなんかなぁと思ってさ。
(オリヴィエ)ばっくばっく?
(まつり)あっ。
あれかな?あの。
袋にわんさか入ってるお徳用チョコ。
うん。
それもそうかもね。
でもそういうのを作ってって言われたんじゃないと思うんだよな。
ああ。
不倫プリンセスのご所望ですか。
「ぱっくぱっく」じゃなくて「ばっくばっく」なんだよねぇ。
(オリヴィエ)《スルーか》
(まつり)《スルーした》《スルーかよ?》こうネガティブな気持ちになったときにばっくばっく食べて気分良くなるようなやつ。
(オリヴィエ)ストレス解消で食べるような?うん。
そうそう。
そういうこと。
ああ。
ばきゃ!ぼっりぼっりみたいなね。
ハハハ。
いい顔してたね薫子さん。
ちょっともう1回やって。
やらんわ!今の感じいいな。
何かヒントになりそうだな。
(オリヴィエ)やっぱりストレス女性のことはストレス女性に聞けだね。
フフフ。
うるせえ。
ねえ?チョコバーとかは?ナッツとかライスパフとか。
あとドライフルーツが入ってるような。
いいんじゃない?そういうカジュアルな商品って意外と少ないし。
うん。
誰にでも親しんでもらえるような商品になるかな?
(オリヴィエ)うん。
じゃあ次の新作はチョコバーでいこうか?ねっ?あっ。
うん。
いいんじゃない。
うん。
《今すぐそればっきばっき食べたいわ》《店に人妻連れ込んで爽やか笑顔でいられるその神経分からんわ》・ぽんぽんぽん。
《そして平気な顔で人の職場をちょろちょろしてるこの人の神経もさっぱり分からん》あっ。
食事中すいません。
あっ。
私上掃除してきますね。
フフッ。
あっ。
お疲れさまでーす。
(まつり)お疲れさまです。
お疲れさまです。
まつりちゃん。
ちょっと。
はい。
この状況どう思う?えっ?おかしいわよね?ああ。
はい。
ここは一応神聖な職場なわけよ。
なのに無関係な人妻が寝泊まりしてて。
おまけにシェフと毎晩ま…。
その。
いや。
違う。
そう。
毎晩毎晩セ…。
セ…。
そういうことじゃないんだけど。
ですよね。
いや。
毎晩毎晩2人が何してようと別にどうでもいいんですけど。
まあここでっていうのは絶対おかしいと思います。
そ…そうよね?はい。
《さ…さらっと言うわね。
まつりちゃん》だからね何とかしない?うーん。
でもうちのお父さんが言っても駄目だったしなぁ。
小動DNAはあの人妻にめっぽう弱いからね。
親子揃ってねぇ。
ホントよ。
これで旦那さんが乗り込んできたりしたらどうするつもりなんだろう?修羅場ですね。
ハァー。
吉岡さんホントに何も知らないのかな?爽太君今日もカッコイイね。
ありがと。
フフフ。
(吉岡)お前か!?人の女房を連れ込んでるショコラティエは!おい。
お前。
よくも俺の大事な妻に手を出してくれたな。
(吉岡)うちの雑誌にあることないこと書きまくってこんな店つぶしてやるから…!
(女性)ああ。
つぶれてる。
(女性)あーあ。
ここ意外とおいしかったのにね。
(女性)あっ。
じゃあリクドー行こっか?
(女性)そうしよう。
(女性)あそこも結構おいしいしね。
(女性)うん。
1・2。
1・2。
(掛け声)何と。
本日。
すてきな。
姫より。
(一同)はい。
はい。
はい。
はい。
シャン。
パン。
頂きました。
(一同)はい。
はい。
はい。
そんな姫は。
そんな王子も。
(一同)最高。
最高。
そんな俺らも。
最高。
すてきな姫と王子に向けて乾杯。
(一同)いただきます。
・爽太君?薫子さん!?バカ。
いいじゃない。
ショコラ・ヴィなんかなくたって。
爽太君才能あるんだもん。
またやり直せるよ。
大丈夫。
爽太君を一人になんてさせないから。
私が一生あなたを支えてみせる!いいの?薫子さん。
薫子さん。
爽太君。
薫子さん!爽太君!陳腐の極み。
えっ?えっ?あっ。
いやいやいや。
とにかくね。
はい。
この状況って下手したらお店の存続にも関わると思うの。
だからね2人で協力して紗絵子さんを追い出そう。
私たちでこのショコラ・ヴィを守りましょう。
ねっ?はい。
・薫子さん。
よいしょ。
お話し中すいません。
あのう。
余計なお世話かと思ったんですけど。
替えのエプロン洗ってアイロンかけといたので。
あっ。
ここ置いときます。
ああ。
すいません。
他にも何かできることがあったら言ってくださいね。
ああ。
ありがとうございます。
助かります。
いいえ。
ウフフ。
ウフフ。
ウフフ。
うわー。
こんな奇麗にアイロンかけてくれて。
ノー。
ノーノーノー。
駄目駄目駄目。
見た?あれよ?あれが不倫プリン…。
駄目だ。
全然イメージが浮かばない。
ハァー。
紗絵子さん。
電話。
・はーい。
《妻が急用で来られなくなりまして》・
(戸の開く音)ごめん。
鳴ってた?うん。
(操作音)仕事?えっ?それ。
ああ。
紗絵子さんのご要望にお応えしようかなと思って。
うん?「幸せになるチョコバー」?いいねいいね。
ああ。
早く食べたい。
紗絵子さん。
うん?うん?あっ。
いや。
チョコバーってちょっとカジュアル過ぎるかなとも思っててさ。
そんなことないよ。
爽太君が作ったらきっとおしゃれになるだろうし。
こんな話がしたいんじゃない
紗絵子さん。
俺分かんないよ
ホントは俺のことどう思ってるの?
(オリヴィエ)おかえり。
(まつり)あっ。
ただいま。
ああ。
寒かった。
(オリヴィエ)まつりちゃん。
(まつり)うん?
(オリヴィエ)もうすぐ春休みだよね?
(オリヴィエ)2人でどっか行かない?
(まつり)いいね。
どこ行こっか?
(オリヴィエ)例えば沖縄とか。
(まつり)いいね。
逆に北海道とか。
(まつり)うん。
香川でうどん食べるとか。
(まつり)うん。
(オリヴィエ)京都もいいよね。
春だし。
(まつり)どこもいいね。
(オリヴィエ)まつりちゃんはどっか行きたいところある?
(まつり)えっと。
私はシーパラとか。
あと鎌倉とか。
あっ。
ランドとかシーでもいいな。
(オリヴィエ)あっ。
フッ。
そっか。
鎌倉いいよね。
(まつり)うん。
(オリヴィエ)じゃあ鎌倉で。
(まつり)うん。
じゃあ。
(まつり)うん。
(オリヴィエ)また後で。
(まつり)うん。
(まつり)エヘヘ。
(オリヴィエ)フフッ。
・鎌倉行くんだ。
いいね。
(まつり)あっ。
ああ。
あっ。
ごめんなさい。
聞くつもりなかったんだけど。
(まつり)別に。
ウフフ。
まつりちゃんはオリヴィエ君と付き合ってるんだね。
何かお似合いって感じだよ。
(まつり)えー?そうかな?だって2人って何かしっくりきてるっていうか。
うまくいってるカップルってそういうのあるじゃない?うまくいってないの?原因はまつりちゃん?聞きましょうか?えっ?
しかしその彼が他の女とも付き合っていることが発覚
それでも彼を信じ続けたのだが二股関係が解消されることはなかったという
フフフ。
信じちゃってた私がバカだったんですけど。
だから前みたいにただ相手を信じて流されるのはもうやめようって。
うーん。
(まつり)もちろんオリヴィエが元カレみたいな人じゃないっていうのは分かってるんですけど。
オリヴィエがさくさく前に進もうとするのに乗っかってうまくいってる感じになっちゃうのは何か罪悪感があるっていうか。
まつりちゃんも色々あったんだね。
(まつり)フフッ。
つらかったね。
でも…。
まつりちゃんは間違ってるよ。
えっ?まつりちゃんが前の恋で失敗したのは彼を信じたからじゃないよ。
信じる相手を間違えたからだよ。
すごく傷ついたからってこの先やみくもに慎重になってたら幸せ逃しちゃうよ?そんな彼のせいでまつりちゃんが幸せ逃すなんておかしくない?まつりちゃんがオリヴィエ君のことを信じたいと思うなら信じて任せちゃえばいいじゃない?相手を信じなきゃうまくいくものもいかないよ?乗っかっちゃいなよ。
先に進まなきゃ正解も不正解も確かめられないもん。
若いうちにどんどん失敗して未来のために鍛錬積もう。
ねっ?
(オリヴィエ)正直不安だよ。
まつりちゃんが本気で僕のこと好きになってくれてるかどうか。
お前さ泊まりの旅行やんわり断られたぐらいでそんな落ち込むなって。
だいたい相手まつりだよ?あんなやつ適当に手のひらで転がしてやりゃいいんだよ。
爽太は不安じゃないの?えっ?紗絵子さんのこと。
ごめん。
もしかして気にしてた?いや。
うれしいよ。
紗絵子さんと毎日一緒にいられるなんて夢みたいだよ。
でも時々さ何でこの人ここにいるんだろうって感じることがあって。
俺のことが本気で好きでそれでいてくれるのかなって思えるときも。
まああるにはあるけど。
ただ家に帰りたくなくて居場所としてちょうどいいからいるって感じることもあるし。
どっちなんだろうなぁ?分かんないんだよ。
紗絵子さんが何考えてんのか。
だから正直抱き締めてても抱き締めてる感じがしない。
一人でいるときよりも孤独な気がする。
えれなといるときはこんなこと感じたことなかったんだ。
(えれな)《片思いって孤独でしょ?》《爽太君とだったらそういう気持ちも共有できる気がしたの。
寂しくないなって思ったの》えれなとはおんなじ気持ちでいられてるって気がした。
だからちゃんと付き合おうと思ったんだ。
(女性)うわー。
奇麗なお店だね。
(男性)うん。
(女性)えー?どうやって見つけたの?
(男性)今日誕生日だからな。
(女性)えっ?ホントに?予約してくれたんだ?
(男性)うん。
(女性)超うれしい。
(男性)何飲む?でも結局こんな形でえれなのこと放置しちゃってる俺にそんなこと言う資格ないんだけどね。
俺はえれなを傷つけたんだから。
(メールの着信音)ごめん。
爽太。
えっ?僕はもう孤独じゃなくなったよ。
はっ?
(まつり)「京都行こう!桜見に行こう!まつり」フッ。
シンプルな文面だな。
(オリヴィエ)シンプルイズベスト。
やった。
何だか遠い。
前よりもずっと
(吉岡)ハァー。
(吉岡)《俺今日遅くなるから》《そうなんだ》《女友達と出掛けたに決まってるじゃん》《これは売り物じゃないの》《爽太君が私のために特別に作ってくれたの》オリヴィエ君そんなに喜んでくれたんだ。
(まつり)はい。
もう私昨日思い切って早速メールしたんですけど。
よかったんですかね?いいよ。
もうその調子でぐいぐいいっちゃいなよ。
ああ。
ですよね。
うん。
おはようございます。
薫子さん。
おはようございます。
ああ。
おはようございます。
私ちょっと今日出掛けてきます。
友達と用事があって。
ああ。
そうですか。
気を付けて。
いってらっしゃい。
何かまた進展あったら教えてね。
まつりちゃん。
はい。
じゃあね。
気を付けて。
はーい。
よっ。
うーん。
落ちたのね?落とされたのね?まつりちゃん。
駄目よ。
しっかりしなきゃ。
あの女の毒にやられちゃ駄目。
ねっ?何言ってんですか?薫子さん。
えっ?そんな人じゃないですよ。
紗絵子さんは。
私昨日話しててすごい楽になりましたもん。
やっぱ恋多き女の先輩って頼りになりますよね。
もっと早く相談しとけばよかった。
お兄ちゃんのこともきっとちゃんと考えてると思いますよ。
じゃあまた後で。
ウフフ。
小動DNA駄目過ぎる。
ハァー。
(メールの着信音)せきたに?誰だ?迷惑メール?せきたに。
せきた…。
あっ。
せきや!
(関谷)「くわしく」何じゃ!?そりゃ!うん。
もう。
ああ。
ああ。
ああ。
ハァー。
(オリヴィエ)ああ。
いいなやっぱり。
《4文字よ?4文字》《何週間もたってから返信4文字って》《はあ?何なの?意味不明。
ムカつくわ》
(せきばらい)2人とも仕事しよっか。
あっ。
ごめん。
(オリヴィエ)でも今日の分全部終わったでしょ?それに今あんまりお客さん来ないしさ。
いや。
そりゃそうだけどさ。
いらっしゃいませ。
こんにちは。
あっ。
えっ?こんにちは。
こんにちは。
あのう。
小動さんは?あっ。
えーっと。
どうも。
いらっしゃいませ。
(吉岡)ちょっと近くに来たから挨拶に寄らせてもらいました。
ああ。
ありがとうございます。
(吉岡)どうですか?調子は。
おかげさまで。
って言ってもまあこの時季わりとこんな感じで暇なんですけど。
イベント続きでずっと忙しかっただろうしいいんじゃないですか。
まあそうですね。
フフフ。
《大丈夫。
この人は何も気付いてない。
大丈夫だ》
(吉岡)ボンボンショコラの詰め合わせもらえますか?ありがとうございます。
薫子さん。
お願いします。
はい。
ご用意いたしますのであちらへどうぞ。
(まつり)お待たせいたしました。
(吉岡)すいません。
そうだ。
今夏の商品のこととか考えてたりするんですけど。
吉岡さんグラスってどう思います?
(吉岡)グラス?アイスクリームの?ええ。
夏の間だけやるのもいいかなって思うんですけど。
うちサロンスペース狭いんでグラスだけのお客さまはちょっとさばききれないかなぁって。
(吉岡)確かにそうですね。
じゃああれは?ムース・オ・ショコラ。
あれうまかったですよ。
紗絵子が…。
フフッ。
しょっちゅう買ってきてくれたから。
冷蔵庫にいつも入ってて楽しみだったんですよ。
そうですか。
ありがとうございます。
(吉岡)紗絵子最近来てますか?はい。
いつ?バレンタインの前日かな?ああ。
あの豪華な箱に入ったやつ。
あれすごくおいしかったなぁ。
(吉岡)あんなのショコラ・ヴィの商品で見たことなかったからどうしたのかなって思ってたら小動君が特別に紗絵子に作ったっていうから。
ああ。
そうなんですよね。
あれ思い付きで作ったんですけどつい凝り過ぎちゃって。
商品にはできないですけど。
でもせっかく作ったんでぜひ吉岡さんと一緒に食べてもらいたくて。
それで奥さんにお渡ししたんです。
(吉岡)そう。
ありがとうございます。
まああの時季チョコレートなんてお宅には山ほどあるだろうからご迷惑かなとも思ったんですけど。
(吉岡)いや。
そんな迷惑なんて。
あれホントおいしかったです。
ごちそうさまでした。
斬新だけどバランスよくまとまってて小動君やるなって紗絵子と2人で話してたんですよ。
そうですか。
ああ。
ありがとうございます。
紗絵子とはそれ以降は?はい?
(吉岡)連絡とか取りましたか?ああ。
いえ。
(吉岡)ならいいんだけど。
何かありましたか?ああ。
いや。
まあちょっと。
ホント小さなケンカというか日常よくある程度の。
であいつ実家に帰ったまま連絡よこさないもんですから。
(吉岡)あいつの友達っていうと小動君ぐらいしか私には分からなくて。
もし様子を知ってたらお聞きしようと思ったんです。
そうですか。
紗絵子さんやりそうですよね。
プチ家出とか。
そうなんですよね。
何かね大したこと何もないんですけど。
あいつはホントに。
まあじゃあもし紗絵子がここに来たら…。
はい。
いいかげん大人になって早く家帰んなよって言っときますよ。
お願いします。
(吉岡)すいませんね。
何か急にお邪魔しちゃって。
いえ。
いつでもいらしてください。
ありがとうございます。
じゃあ。
ありがとうございました。
(吉岡)小動君は女の人を殴ったことありますか?殴るってほどじゃないけど。
何かこう。
まさか。
ないですよ。
そうですよね。
いや。
特に意味はないんですけど。
《えっ?ケンカした?旦那さんと》《うん》
(吉岡)すいません。
変なこと聞いちゃって。
《行っちゃうの?》
(吉岡)じゃあ。
吉岡さん。
すいません。
俺嘘ついてました。
いや。
小さいころ妹の頭をお玉でぱこって殴ったことありました。
妹がぎゃん泣きして親父にめちゃくちゃ叱られましたけど。
小動君ちはほほ笑ましくていいですね。
じゃあまた。
紗絵子さん。
ホントは吉岡さんと何があったんだよ?
俺があげたチョコレートは吉岡さんとシェアしたの?
《爽太君がくれたチョコ》《エクレアシリーズもうすっごくおいしかった》
じゃああの涙は何だったの?
紗絵子さん。
ここまできても俺はホントのあなたを知る権利もないのかよ?
俺はどういう使い勝手なんだよ?
・
(ドアの開く音)ただいま。
あれ?オリヴィエ君と薫子さんは?もう帰った。
そっか。
えっ?爽太君まだ一人でやってるの?もう働き者だねぇ。
ねえ?うん?今日吉岡さんが来たよ。
紗絵子さんから連絡ないかって。
ないって言っといたけど。
そっか。
ありがとう。
ごめんね。
爽太君。
巻き込んじゃって。
《巻き込む?》《共犯者としてすら認めてくれないのかよ?》紗絵子さん!吉岡さんが来たから言うわけじゃないけど。
やっぱりそろそろ帰った方がいいんじゃない?何があったか知らないけど。
紗絵子さんだってホントはそろそろ帰りたいでしょ?色々と心配だろうし。
心配?何を?吉岡さんのこととか。
あの人のことは何も心配じゃないよ。
あっ。
実家のご両親とかも心配するだろうし。
たぶん知らないよ。
えっ?知ってたとしても私の心配はしない。
ただ帰れって言うだけだよ。
旦那さんに悪いから帰れって。
そう。
そういう人なんだよね母は。
知らなかった。
聞いたことないもんね。
紗絵子さんの家族の話とか。
爽太君とはそんな話するような関係じゃなかったからね。
あした帰るよ。
今までありがとね。
突き放さないでよ!
知らない人みたいな顔だ
俺きっと紗絵子さんのことまだ何も分かってない
いや。
分からない。
たぶん永遠に
もう少しここにいてよ。
あなたのしてきたこと心の中全てなんてどうせ分からない
知り尽くすことなんてできない
だったら何もかももうどうでもいいよ
あなたがどこの誰で結婚してるのかどうかとか俺がどこの誰でどんな仕事をしてる男とか
この恋が正しいとか間違ってるとかもうどうでもいい
ただ俺は…
好きだよ。
俺はあなたが好きだ。
ああ。
これが恋だ
正も誤もない
これが…
恋だ
2014/03/10(月) 21:00〜21:54
関西テレビ1
失恋ショコラティエ #09[字][デ]
「ついにクライマックス! 正も誤もない、これが恋だ」
“恋の共犯者”となった爽太とサエコに新たな展開!!
不倫プリンセスが巻き起こす副作用とは!?
詳細情報
番組内容
爽太(松本潤)は、「ショコラ・ヴィ」の2階に暮らし始めた紗絵子(石原さとみ)と恋人同士のような甘い時間を過ごしていた。ふたりの関係に不快感を持つ薫子(水川あさみ)は、イライラを募らせる。爽太から連絡が途絶えたえれな(水原希子)は、連絡が来ない理由がわからず傷ついていた。
そんな朝、薫子が店の前を掃除していると、えれなが立っていた。自分が出演するファッションショーの招待状を爽太に渡したいという
番組内容2
えれなに、薫子は爽太の現状を話してしまう。きつい口調で、えれなさえも非難するように話す薫子に、言いにくいことを教えてくれてありがとう、とえれなは頭を下げる。
店に戻った薫子は、正しいことをしたと自分を納得させようとするが内心では落ち込む。オリヴィエ(溝端淳平)は、自分が正しいと思うのならそれでいいのでは、と声をかける。その頃、爽太は、紗絵子からのリクエストで新作の構想を練り始める。一方、紗絵子は
番組内容3
掃除や洗濯を手伝うが、健気に働く姿が薫子は気に入らず、まつり(有村架純)に文句を言う。
そんな日の夜、爽太が試作品のイラストを描いていると、紗絵子の携帯電話が鳴る。爽太は着信が紗絵子の夫・吉岡(眞島秀和)だと確認、バスルームにいる紗絵子に声をかけた。紗絵子は着信を見ると顔を曇らせるが、すぐにいつもの顔に戻り爽太に甘えてくる。爽太は、これまで家出の理由を説明しようとしない紗絵子の態度に困惑し…。
出演者
松本潤
石原さとみ
水川あさみ
水原希子
溝端淳平
有村架純
加藤シゲアキ(NEWS)
佐藤隆太
竹中直人
スタッフ
【原作】
「失恋ショコラティエ」(水城せとな/小学館月刊フラワーズ連載中)
【脚本】
越川美埜子
【プロデュース】
若松央樹
小原一隆
【演出】
松山博昭
宮木正悟
【音楽】
Ken Arai
【制作著作】
フジテレビ
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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