東日本大震災からあすで3年。
東北沖の太平洋の海底で発生する地震。
今も一部の領域で、巨大地震前の20倍以上の頻度で起きていることが分かりました。
こんばんは。
ニュース7です。
政府は、東日本大震災の発生からあすで3年になるのを前に、復興推進会議と原子力災害対策本部の合同会議を開き、安倍総理大臣はすべての閣僚に対し、震災の教訓を忘れず、さらなる復興の加速化に向けて、取り組んでもらいたいと指示しました。
合同会議には、安倍総理大臣とすべての閣僚が出席。
福島県田村市都路地区に出されている避難指示を、来月1日付けで解除することを決めました。
避難指示が解除されるのは、事故後初めてとなります。
田村市都路地区は、去年6月に、国による除染が最も早く終わり、政府と田村市は、去年11月の避難指示の解除を地元住民に提案していましたが、場所によって放射線量が高いなどの反対意見が相次いだことから、解除が見送られていました。
その後、住民との意見交換会などを踏まえて、できるだけ早く地元で生活をしたいという人も相当数いるとして、政府として、避難指示を解除することにしたものです。
また会議では、災害公営住宅の建設や、高台移転のための宅地の造成など、復興事業を推進していくとともに、一部で不通になっている常磐自動車道を、来年春の大型連休前までに、全線開通させる方針などを確認しました。
このあと安倍総理大臣は、記者会見に臨みました。
さらに、安倍総理大臣は、長期にわたる避難生活が大きな精神的な負担となっている。
被災者が孤立することのないよう、地域の見守り体制を作るほか、仮設住宅への保健師などの定期巡回を進め、被災者の心に寄り添った支援に重点を置くと述べたほか、子どもの心のケアについて、従来から、カウンセラーの学校への派遣を行ってきたが、仮設住宅への巡回訪問も実施するなど、心の復興に一層力を入れていくと述べました。
その上で、安倍総理大臣は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに関連して、次のように述べました。
次です。
研究データに重大な問題が見つかった。
理化学研究所などのグループが発表したSTAP細胞について、共同研究者の山梨大学教授がきょう、NHKのインタビューにこう答えました。
そして、STAP細胞が存在するのか、確信がなくなったとして、論文の取り下げに同意するよう、ほかの著者に呼びかけたことを明らかにしました。
STAP細胞は、神戸市にある理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーなどのグループが、作製に成功したと、科学雑誌、ネイチャーに発表し、新たな万能細胞として注目を集めました。
しかしその後、論文に不自然な画像やデータがあると、研究者からの指摘が相次ぎ、理化学研究所などが調査を進めています。
これについて、共同研究者の一人で、STAP細胞の万能性を調べる重要な実験を担当した、若山照彦山梨大学教授が、きょうNHKのインタビューに答えました。
若山教授はこのように述べて、小保方さんを含む共同著者に、論文の取り下げに同意するよう呼びかけたことを明らかにしました。
若山教授はその理由について、STAP細胞が出来た重要な証拠の一つである、特定の遺伝子の変化が、論文発表前には変化があったと報告されていたのに対し、先週発表された理化学研究所の文書では、変化がなかったと変わったことを挙げています。
さらに、研究チーム内の会議に提出された過去の実験データを検証したところ、不自然な画像が見つかるなど、複数の重大な問題が見つかったということです。
理化学研究所は、研究の本質部分については揺るぎないものと考えているが、調査中のため、現時点ではコメントできないとしています。
では、科学文化部の虫明デスクに聞きます。
虫明さん、今回、一緒に研究をしていた共同著者の教授が、今になって、論文の取り下げを呼びかけたと。
このきっかけはなんだったんでしょうか?
そのきっかけになりましたのは、先週、理化学研究所が発表しました、STAP細胞を作るための詳しい手順書なんです。
その中に、若山さんがこれまで知らされていた研究結果とは異なる点があったということなんですね。
具体的にどういうことかといいますと、若山さんは、STAP細胞を渡されて、万能性があるかどうかを調べる実験をしていたキーマンなんです。
論文発表の前、研究グループの会議では、STAP細胞が確かに出来たという重要な証拠の一つとなる遺伝子の変化が、確認されているという説明を受けたうえで、その実験をしていたということなんです。
ところが、先週公表されました、その詳しい手順書では、この変化はなかったというふうに記されていたんですね。
このほかにも、過去、部内の会議で出された、STAP細胞の研究の進展を報告する書類などを改めて見直してみますと、画像の使い回しなどが疑われるような点がいくつか見つかり、研究の信ぴょう性に疑いを持ったということなんです。
このため、若山さんは、今回の対応に踏み切ったと話しています。
その論文の取り下げを呼びかけるということは、これ、やはり異例のことなんでしょうか?
異例のことと言っていいと思います。
論文を取り下げるということは、その研究成果そのものが、認められないということにもつながりますので、深刻な事態です。
今回の呼びかけに対して、小保方さんを含めた著者がどう対応するのかということが、注目されます。
若山さんはSTAP細胞が存在するのか、確信がなくなったと言っているわけですが、これでSTAP細胞は存在しないということまでいえるんでしょうか?
いえ、現時点ではそこまではいえません。
問題の指摘は、論文上のことであって、STAP細胞が存在する可能性は残っています。
現在、世界中の研究機関が再現実験を行っていますので、そこで再現に成功したという報告が出るかどうかというのが、今後の鍵の一つになると思います。
ただ、こうした論文を巡る問題が指摘され始めて、すでに1か月近くが経過しているわけで、これをこのまま放置していますと、日本の生命科学に対する信頼を大きく損なってしまうという事態にもなりかねません。
理化学研究所も現在、調査を進めているわけですけれども、早急に調査結果を公表して、信頼の回復に努めることが必要だと思います。
科学文化部の虫明デスクでした。
1万602回。
3年前の巨大地震のあと、東北沖の太平洋の海底で起きた、体に感じる地震の回数です。
最初の1年間は7996回、2年目は1583回、3年目は1023回。
次第に減ってはいますが、まだ巨大地震の前のおよそ4倍で、地震活動は活発なままです。
さらに、ある領域では、巨大地震前の20倍以上の頻度で、地震が発生していることが気象庁の解析で分かりました。
陸地から遠く、激しい揺れを感じなくても津波を引き起こすことがある、アウターライズ地震。
揺れたら避難が必要です。
3年前の巨大地震以降、気象庁は、その震源域周辺で発生する地震を分析してきました。
その結果、一部の領域で起きる地震の頻度に、際立った特徴があることが分かってきました。
その領域は、東北沖の海底にある日本海溝の東側です。
気象庁は、マグニチュード4以上の地震の回数を、巨大地震の前と比較しました。
赤い部分は、巨大地震の前に比べ、20倍以上、地震が起きている所。
オレンジ色の部分は5倍以上の所です。
1年目はほぼ全体が赤くなりました。
2年目になっても、沿岸と日本海溝の東側では、まだ地震活動が活発なままです。
そして、3年目。
やはり沿岸部で地震活動が活発なほか、日本海溝の東側では、巨大地震前の20倍以上の頻度で地震が続いていました。
赤い部分で起きる地震は、アウターライズ地震と呼ばれています。
その特徴は、震源が遠いため、陸地で感じる揺れのわりに、地震の規模が大きいことです。
去年10月26日に、福島県沖で発生した地震では、東北と関東の最大震度は4でした。
しかし、地震の規模を示すマグニチュードは7.1で、宮城県石巻市で36センチの津波を観測しました。
アウターライズ地震の仕組みです。
日本海溝では、太平洋プレートが日本列島が乗るプレートの下に沈み込んでいます。
一方、巨大地震以降は、沈み込むのとは反対側に引っ張る力も働いています。
その結果、プレートが引き裂かれるようにして起きるのが、アウターライズ地震です。
震源が遠いため、陸地での揺れはあまり大きくなりませんが、地震の規模によっては、大津波を引き起こすこともあるのです。
津波から人々の命を守るため、全国で整備が進められているのが、津波を沖合で捉える観測機器です。
現在は52か所に設置されています。
2年後までには、およそ230か所に増える予定です。
独立行政法人海洋研究開発機構は、三重県沖の20か所にある観測機器を使って、尾鷲市の沿岸で予想される津波の高さを計算するシステムを開発。
直ちに市に情報提供できるようにしました。
気象庁の津波警報は、複数の自治体をまとめた単位で発表されますが、このシステムは市町村単位で、地形に応じた細かな予測ができるということで、津波警報を補完する役割が期待されています。
北京に向かっていたマレーシア航空の旅客機。
南シナ海上空で消息を絶ってから丸2日以上が過ぎました。
きょうも広い範囲で捜索が行われていますが、旅客機は見つかっていません。
この旅客機に何が起きたんでしょうか。
捜索に参加しているベトナム空軍の航空機。
NHKのカメラマンも同乗し、南シナ海の上空に向かいました。
高度およそ1000メートルで、400平方キロメートルの海域を捜索しましたが、手がかりを見つけることはできませんでした。
消息を絶った現場の近くでは、きのう、ベトナム軍機が、扉のような形をした白い浮遊物を見つけましたが、マレーシア当局は、消息を絶った航空機と関係あるかどうかは確認できないとしています。
実は、航空機が海の上で消息を絶った場合、すぐに見つからないケースは過去にありました。
例えば、2009年にエールフランスのりょかっきが大西洋上で消息を絶ったとき、搭乗券の一部などが見つかったのは、1週間後でした。
きょう午後、記者会見したマレーシアの運輸当局。
位置情報を自動的に知らせる信号が、受信できていないことを明らかにしました。
信号を送る装置の一つ、飛行データを記録するフライトレコーダーは、水につかると、1か月にわたって音波を出し続けます。
またELTと呼ばれる装置は、衝撃を受けると、衛星を通じて自動的に位置情報などを発信しますが、今回、こうした音波や電波は捉えられていないのです。
全日空の元機長で、航空評論家の前根明さんは、信号を捉える難しさについて、こう指摘します。
またそもそも消息を絶つまでの間、マレーシア航空機のパイロットから、異常を知らせる連絡はありませんでした。
それは不可能なわけですよね。
パイロット自体が、そういうふうにダメージを受けてたか、電源がどこかで断線したか、あるいは機器自体が壊れてたか。
その上で、捜索範囲をさらに広げることも検討すべきだと指摘します。
1分間に15キロ飛ぶわけですから、10分間たちますと、150キロ飛べるわけですよね。
当初、消えた所も、100キロ圏内ぐらいからは完全に遠ざかってしまいますよね。
一方、今回の旅客機には、イタリア人の男性と、オーストリア人の男性の盗まれたパスポートを使って搭乗した2人の人物がいます。
マレーシアの内務相は、2人はアジア系の顔だちをしていたと述べていて、捜査当局は監視カメラの映像を分析するなど、慎重に調べを進めています。
マレーシア航空の旅客機が消息を絶ってから丸2日以上。
有力な手がかりがない中、捜索が続いています。
次は、NHKの世論調査です。
安倍内閣を支持すると答えた人は、先月より1ポイント下がって、51%、支持しないと答えた人は3ポイント下がって、30%でした。
NHKは今月7日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける方法で、世論調査を行い、63%に当たる1028人から回答を得ました。
安倍内閣の支持率です。
6つの政策課題を挙げて、国が今、最も力を入れて取り組むべきだと思うことを聞きました。
景気対策が24%、社会保障制度の見直しが17%などでした。
大相撲春場所は2日目。
前頭筆頭に番付を上げた遠藤が、初めての横綱戦で日馬富士に挑みました。
遠藤はきのう、大関・鶴竜を、あと一歩のところまで追い詰めました。
日馬富士は休場明けの場所です。
日馬富士、突き放す。
ちょっと引いた、遠藤。
すくい投げ!日馬富士の勝ち、退けました。
遠藤、横綱初挑戦。
敗れました。
遠藤、横綱は強かった。
ただ、負けたのは素直に悔しいと振り返りました。
あすは白鵬と結びの一番です。
中入り後の勝敗です。
新入幕の千代丸が2連勝。
大砂嵐は連日の力強い相撲で2連勝です。
安美錦は、幕内出場回数を1170回として、歴代10位の巨砲に並びました。
関脇の豪栄道が2連勝。
綱取りに挑む大関・鶴竜も連勝です。
踏み込んだ鶴竜です。
よく見て突き放しています。
はたいた、はたき込み、鶴竜の勝ち。
余裕がありました。
鶴竜、2連勝です。
気象情報は岡村さんです。
こんばんは。
きょうも全国的に真冬の寒さとなりました。
京都の嵐山です。
日本海側からの雪雲が強い北風に乗って流れ込み、昼ごろには周りの景色が見えなくなるほど、ふぶきました。
寒そうですね。
3月も10日になりましたけれども、寒い日が続いていますよね。
そうなんですね。
今月に入っても寒さが続いている原因、それがこの高気圧なんですね。
今月に入って、ずっと日本の東海上に居座っているんです。
このために通常、西から東へと流れる上空の風が、高気圧に遮られて、まっすぐ東へと流れることができません。
このため、日本付近で大きく南に蛇行しているんですね。
ここに、次々と上空の寒気が流れ込んでいるために、今月に入っても寒さが続いているんです。
この寒さですけれども、いつごろまで続きそうでしょうか?
いったん、あすまでとなりそうなんですね。
最高気温の予想を見ますと、あすはまだ各地、10度前後と、平年を下回ります。
ただ、上空の風の蛇行が徐々に解消されていきますから、あさって水曜日は大阪や東京、16度と、平年を3度ほど上回りそうです。
寒さ、あすまでの辛抱となりそうです。
では、あすの予報を見ていきましょう。
あすは北陸から北の日本海側を中心に、引き続き雪となります。
一方で関東や西日本を中心に、きょうより穏やかな晴れとなりそうです。
3時間ごとで見ていきましょう。
2014/03/10(月) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▽震災後の地震活動は? ▽津波予測の最前線 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】守本奈実,【気象キャスター】岡村真美子
詳細情報
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【キャスター】武田真一,【サブキャスター】守本奈実,【気象キャスター】岡村真美子
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