人口800万人アジアの巨大都市
先月市内中心部を車で走ると現れたのはバリケード
別の道路にも…
市内のあちこちがシャットダウン?
そのバリケードの奥では…
市内の幹線道路を占拠し大規模な反政府デモが行われていた
しかしそのデモの傍らはまるで歩行者天国
お祭りのようだ
デモの参加者を目当てにした露店が所狭しと並ぶ
一番人気は首都封鎖を記念したこのTシャツ。
1枚500円
気温30℃のバンコク。
売れに売れているのがパラソル
デモ行進かと思いきや行列の先にあったのは…。
カキ氷。
練乳をたっぷりかけるのが定番
夜のデモ会場では…
なんと人気歌手のコンサートが開かれ大盛り上がり
商魂たくましいタイの人々。
極めつけはタイならでは…
値段は特別価格
参加者たちには特徴が…。
その腕には高級時計
そんな反政府デモ隊の
参加者は富裕層や中間層と呼ばれる人たちが中心だ
怒りの矛先は…
タイで初の女性首相となった
政権を支えるのは赤をシンボルカラーとする地方の農家など貧しい人たちが中心だ
タイの騒乱は国を二分する戦いなのだ。
連日のデモのなか
取材班の目の前で爆破事件が発生!
デモ隊は犯人が逃げ込んだという建物に乱入
暴徒化し手がつけられない状況に…
黄色と赤の対立がエスカレートしていた
黄金の国よ再び。
混迷を極めるタイ…
反政府デモに…
デモ隊が占拠するバンコク中心部の百貨店では…
不審者かどうか
というのも隣のショッピングモールはご覧のありさま。
暑さをしのごうとデモ隊が座り込んでいた
空前の日本食ブームに沸くタイ。
進出する外食チェーンにも影響が出ていた。
長崎ちゃんぽんの
昼どきの店内をのぞくと空席も目立つ。
店長の西別府さん思い悩んでいた
その厨房で作られていたのが一番人気のタイ限定メニュー
しかし好調だった売り上げはデモの影響で2割ほど減ってしまった
そこでデモを逆手にとったあるメニューを強化
自宅やオフィスからの注文が急増
道路が封鎖されたバンコクで頼りになるのがこのバイク便
デモの裏側の知られざる日本企業の奮闘
更にタイは日本車の一大生産拠点でもある
その自動車生産に欠かせない日本企業が新たな工場をスタートさせた。
新日鉄住金だ。
沸騰ナビゲーター後藤が訪れた。
ところ狭しと並ぶこれは…
反政府デモによる首都封鎖。
日本企業のライフライン物流を止めないために立ち上がった男がいる
現場を入念に調査していた
だが状況が急変。
非常事態宣言が発令された
荷物を無事港まで届けなければならない
渋滞を切り抜けることはできるのか?
ニュースでは伝えない…
さぁ今回の舞台はニュースでも混乱の様子が伝わっています。
タイです。
爆破事件が起きてるなかでも歩行者天国みたいになってるところもあってすごく不思議な光景だったんですけどもメイさんどういう状況なんですか?今タイは?すごく興味深いのはエリート層だったり教養があるような人たち弁護士だとかお医者さん。
大きな企業に勤めている人たちが参加してるんですね。
実は私の友人と親族もデモに行ったりしています。
今回の沸騰キーワードですこちら。
日本とタイ離れられない夫婦関係…。
そうなんですか?まずこれをご覧いただきたいんですけどもタイというのは日本にとって非常に重要な国です。
まず進出している日本企業の数は7,000社を超えているということで…。
また住んでいる日本人の数も登録ベースで5万5,000人。
私も実はタイすごく大好きで今年行く気まんまんだったんですけど…。
現状どうですかね?ニュースで見ててもデモの対立の理由というかちょっといまいちわからないんですよね。
1つは反政府側…黄色シャツといわれる人たちですね。
そしてもう1つが政府側ということでこちらは赤がシンボルカラー。
それぞれのリーダーは政府側は当然現在のインラック首相と…。
そして反政府側は実はこちらステープ元副首相という…。
絶大な人気を誇ったタクシン元首相も誰だかわかりますか?実はタクシンさんは田中角栄元総理に例えられることが多いんですね。
没後20年を経てその政治手腕が改めて注目されている
首相になったときにはですね非常に有名な言葉ですけど今太閤と…昔の豊臣秀吉が太閤さんと呼ばれましたけど今太閤と呼ばれるほど人気があったんですね。
一方のタクシンさんはタイの北部チェンマイの出身でもともと警察から実業家に転じたあと携帯電話の会社で大成功をおさめてその資産をベースに政界に進出して一大勢力を築いたと…。
さぁこのタイの対立をひもとくために取材班はバンコクから遠く離れたある農村に潜入しました。
タクシン元首相の故郷北部チェンマイから東ラオス国境近くにその村がある
山々に囲まれた農村部の
そこに立派な幹線道路が走る
前方の車を見ると中には赤い服を着た人たち
更に進むとタクシン元首相の看板が。
いよいよこの先が…
タイ騒乱もう一つの現場が北部にある
ひなびたかつての日本の農村のような風景だ
村の集会所を訪ねた。
すると…
そこにいたのは赤い帽子に赤シャツの男。
更にもう1人現れた
男性たちがアイドルとまで言うタクシン元首相
赤いシャツを着た村人たちは自らをタクシン派と呼ぶ熱狂的サポーター
その家を訪ねてみると…
額に入った赤シャツのタクシン元首相
カレンダーは妹のインラック首相。
タクシンファミリー一色だ
そんな村には数々の恩恵があった。
タクシン政権時代に助成金で造られた立派な学校や…
村人たちの念願だったという初の村営プール
貧しかった農村が一変した
米の収穫を終えた村で作られていたのはタバコの葉。
以前農家の人たちは食べていくだけで精いっぱいだったという
その夜村の集会所を訪ねると決起集会が行われていた。
首都バンコクの反政府デモに対し村の結束を固めようというのだ。
タクシン元首相の妹今のインラック首相をなんとしても守らなければならない
今なお絶大な人気を誇るタクシン元首相
しかしタクシン政権から続く農村を救ってきた政策がここにきて大きな問題に…。
それがこのいくつもの山
インラック首相のポスターには…
これを海外に売るはずだったが…
売るに売れない米は在庫の山となり…
行き詰まりを見せるタクシン政策。
これに怒りをぶつけたのが首都バンコクで続く反政府デモだ
取材に応じた
更に衝撃の事実も…
参加者たちが掲げていたのは現金札束だ。
そこに現れたのは…
次々と現金を受け取りビニール袋に入れていく。
こちらの女性は…
惜しみなく差し出した反政府デモの資金
更にデモのスポンサーには数々の大手企業も。
資金だけではなく食品や飲料などが参加者に無料で配られていた
24時間道路を封鎖するデモ活動
それをバックアップするのが経済界だった
そこにいた一人の女性
実は彼女のようなエリート層が今回のデモを強力に支持していた。
緊張の面持ちのポンさん。
群集が待ちわびるステージへ
実はポンさん活動を続ければ国立病院を辞めざるを得ない。
なぜ私財を投げ打ち職を失ってまでもデモを続けるのか
すごいですね自分のキャリアをかけてでも正しいことをやっているという。
デモのイメージってやっぱり貧しい人たちがこの生活を変えたいって言ってデモをするイメージだったけど今回のタイに関しては裕福な富裕層の方がデモしてるっていうのがちょっとびっくり驚きですね。
この政策の中心はやはりインフラ整備。
道路とか空港とか港とかですね発電所とかそういうものを整備したと。
地方経済活性化ということです。
一方田中角栄元総理ですね。
はいこちら田中角栄さん。
田中角栄さんの政策というのもやはり日本列島改造論。
有名ですよねはい。
それによって全国に高速道路を造りそして新幹線を整備してまた地方にどんどん公共事業を拡大して…。
非常にそういう面では共通性がありますよね。
タクシンさんの場合は公共事業を進めるときに自分の一族や自分の企業に対して利益を誘導する。
そしてまた不正献金を受け取ったりしたということで…。
田中角栄元首相というのも…。
こちら。
ご存じのとおりロッキード事件というものがありました。
そういう面で汚職腐敗というのが失脚の原因だったというところも共通性と言えると思います。
実は…タイの国内の政治勢力で見ると反政府側黄色いシャツですね。
これが3割。
そしてインラック首相を支持する政府側が7割。
20年間も変わってないんですよ実は。
反政府側の中心となっている政党の民主党という政党があるんですけれども1992年以来は選挙で勝ったことないんです。
そして先週ついに政府側が反政府デモ隊の強制排除に乗り出し混乱は依然続いている
メイさんはこれをどんなふうにとらえてるんですか?そうですね1人1票っていうのは聞こえはいいんですけど人気投票ということでもあるじゃないですか。
でもこのままでいいとは思ってないわけでしょ?思ってないです。
さぁそんななか日本企業が封鎖を切り抜けようとある作戦に打って出ました。
デモ隊によって封鎖された現場に1人の日本人が向かっていた
写真を撮っている彼こそ物流のプロ…
道路の封鎖はまさに死活問題
情報を収集していた
ここで谷さんいきなりデモの参加者に話しかけた
タイに進出している日本企業の物流を支えている
本社に激震が走った。
この前日政府が
首都機能が完全に麻痺するおそれが出てきたのだ
このときデモ隊はバンコク市内の主要道路や交差点など…
更なる混乱が予想されていた
タイに進出している日本企業にとって物流こそが生命線
この日運び届けるのは日本メーカーの輸出用精密機器
輸出する港まで谷さん自らトラックに乗り込み運び届ける
通常どおりの時間で運ぶという
時刻は午後2時前。
デモを避け2時間以内にたどり着かなければならない
しかしその頃市内ではデモ隊が激しい抗議活動を行っていた
道路は寸断され各地で渋滞が発生
トラックは一般道を避け高速道路へ
出発から30分まずは順調な滑り出し。
ところが…
しかし神出鬼没の反政府デモ。
すべてキャッチするのは不可能に近い
市内のデモは更に拡大
高速道路の下では激しい渋滞が。
そしてついに高速道路も渋滞
ここである秘策が…
タイの首都バンコクで反政府デモが拡大
各地で大渋滞が起きていた
日本企業の輸出用荷物を託された
港に向かっていたがついに渋滞
たどり着けるのか?実は近鉄エクスプレスこうした事態に備えていた。
すべてのトラックにGPSが搭載されているのだ。
本社からドライバーに指示が入る
わずか5分おかげで渋滞を切り抜けた
バンコク港まであとわずか。
しかし時間は刻々と過ぎていく
そしてようやく港へ
予定より早く到着
思わず笑みがこぼれる谷さん
輸出拠点バンコク港。
ここから世界へ
デモの裏の知られざる日本企業の戦い。
その先にはタイの更なる可能性があった
だってこれでもし物流止まるようなことになったら経済的な打撃って計り知れないですよねこれは。
こちらをご覧いただきたいんですけれども…。
人口が6億5,000万人ということで…。
ほんとに真ん中ですよね。
その重要性っていうのもこの地図を見るだけでもわかります。
そしてこのASEANですけれども来年2015年にはですね経済統合するということでASEAN経済共同体っていうのが出来るんですね。
ですからこれが出来ればますますこのASEANの経済発展が加速するということで…。
そうしたなかでこちらタイプラスワンという考え方も動き始めているっていうことなんですね。
そうですね。
騒乱のタイで活路を見いだすためのヒントが隣国カンボジアにあった
バンコクから東におよそ400キロ。
見えてきたのは国境のチェックポイント
続々と集まっていた
タイからカンボジアへ入ると風景が一変する。
ここは東京ドーム70個分という広大な敷地を誇る…
中に入ると自動車部品の矢崎総業や韓国のヒュンダイなどタイに進出している企業が工場を構えていた。
ここにタイプラスワンを実践する進出したばかりの日本企業があった
日本のスポーツメーカー…
実はミカサのバレーボール東京オリンピック以降ほぼすべてのオリンピックで公式球に選ばれている
完成したボールには…
主力工場はタイに置いたままなぜカンボジアに進出したのか?
更にもう1つ。
カンボジアに来た大きな理由がこの製造工程にある。
空気を入れる穴…
ここまで人手はほとんどかかっていない
その頃社員たちはなんと食事中。
いよいよここから…
タイに主力工場を持つスポーツメーカーミカサがカンボジアに進出。
製造していたのはバレーボール。
しかしここまでは機械で製造。
この先がタイプラスワンなのだ
強度をつけるための布はり。
これは人の手でしかできないのだという。
しかしカンボジアでの工程はここまで
仕上げの高度な工程はタイに残し単純作業をカンボジアに移したのだ。
この分業体制がタイプラスワンの形だ
カンボジアにはまだ多くの労働力が眠っている。
更に人件費はタイに比べ4分の1以下なのだ
そのミカサ。
なんと従業員全員に
それにはわけがあった
こんな日本式も。
ラジオ体操で社員の健康管理をしていた。
タイから逃げずタイプラスワンで更なる発展を狙う
そうなんだいい社長ですね!これ見てるとタイきっかけにして日本はまわりの国とももう離れられない状況になってきてるってことなんでしょうね。
まさにそうなってるんですね。
ちょっとこれご覧いただきたいんですけれども。
このタイを中心にベトナムカンボジアラオスミャンマーを結んでいくということでこれができあがるとこちらですね。
今日本企業が注目しているのはミャンマーのダウェーというところです。
ここに大きな港をつくるとここの完成が待たれてるということなんですね。
工事は順調に進んでるんですか?そんななかでのこのタイの混乱いったいどうなっていくのかというところなんですけれども後藤さん未来予測をお願いします。
はい私の未来予測はこちらです。
ん?パズルみたいなのが…。
赤黄色からなんとかへ。
ん?パズルみたいなのが…。
赤黄色からなんとかへ。
え?赤黄色から…。
ここに何が入ると思われますか?赤黄色っていうのはそうか政府側と反政府側ということですね。
そうですね。
はいそれがなんとかになる。
何?赤と黄色から…。
赤と…オレンジですもんね。
あぁ混ぜたら…。
混ざったら。
オレンジ。
オレンジ。
いや違います…。
これは青なんですね。
青信号みたいになっちゃいましたけど…。
今回私タクシン派と呼ばれる人たちのなかでもこのタイの安定というのが日本の経済にとっても重要になってくる。
その面では日本にとってもこのタイの青信号というのを期待していきたいというところですね。
2014/02/24(月) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
未来世紀ジパング【日本にも影響大!?タイ大騒乱の真実】[字][デ]
タイで続く政治的な大混乱は、タイに進出中の日本企業にどのような影響を及ぼしているのか!?ニュースでは伝えきれていない衝撃の現場、デモの裏側と共に徹底取材!!
詳細情報
◇番組内容
【黄色VS赤 首都封鎖の裏側でビジネスが沸騰!】
多くの人々が道路に座り込んで政府への抗議を続けるなか、傍らでは屋台やお土産屋、足裏マッサージまで、商魂たくましい「デモビジネス」が活況だ。そんな反政府デモ隊のシンボルカラーは「黄色」。一方、現政権を支持する人たちのシンボルカラーは「赤」だ。10年以上続く、タイで国を二分する対立の構図「黄色VS赤」。その実態とは。
◇番組内容続き
【「首都封鎖を切り抜けろ」日本物流の大作戦!】
タイに進出している7000社を超す日本企業にとって、生命線とも言えるのが“物流”。しかし、タイではこれまで、軍事クーデターや大洪水が起きる度に、物流網が寸断されてきた。そして、今回の反政府デモによる大規模な首都封鎖。この危機に、日本の物流企業が立ち上がっていた。「首都封鎖突破」の大作戦に密着した。
◇出演者
【司会】
SHELLY
大浜平太郎(テレビ東京報道局キャスター)
【沸騰ナビゲーター】
後藤康浩(日本経済新聞社 編集委員)
【ゲスト】
ジョナサン・ソーブル(フィナンシャル・タイムズ東京支局長)、坂下千里子、メイ・パクディ(タイ人タレント)
関連情報
【公式ホームページ】
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/
【公式Twitter】
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【公式Facebook】
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