生字幕放送でお伝えします
京都・西陣着物コレクション。
まずは、あでやかな桜の振り袖。
春を先取りした一着です。
帯は、もちろん西陣織。
伝統の松竹梅の柄です。
続いては、今風の着こなし。
シックな黒地の振り袖に赤と紫がアクセントできいています。
ポイントは帯の結び方。
振り袖には珍しい文庫結びでかわいらしさを演出しました。
さらに足元にもご注目。
赤い高げたでポップに決めます。
そして最後は、ことしの新作です。
着物の柄はちょっと洋風。
ふんわりと春らしいコーディネートです。
ありがとうございます。
さすが女優さん。
すてきです、決まってましたね。
こんにちは。
きょうの舞台は京都・西陣です。
平安時代から続く日本代表する織物の産地です。
きょうは、着てみましたね。
着るとやっぱり気持ちが引き締まって女性らしさを思い出すというか。
ちょっとしぐさとかも女性らしくなって自然と…。
西陣織といいますと高級、そんなイメージがあると思いますがもちろん、それは守りつつ日々進化を続けている、そういう織物でもあるんです。
きょうは、革新を続ける西陣織の美の世界を丸ごと体験していきたいと思います。
徹さん、私たちの着物姿いかがですか。
ちょっとお尋ねしたいんですけどこの番組は「ひるブラ」でいいんですよね?
一応、そういうことになっております。
違いますか、いつもと。
すごく似合ってらっしゃる。
すてきですよ。
無理して言わせてますか。
大丈夫ですか。
さっき、絶対言えって言われましたので。
そんなことはないか。
きょう来ているのは京都の西陣織会館というところです。
こちらのステージでは毎日、1日7回行われているんです。
西陣織の新しい着こなしをお送りしてるところなんですよ。
そのステージは常設されてるんですか?
そうです。
昭和29年から続いているんです。
すごいでしょう。
しかもね、このショーには事前に予約をしてここで着付けをしてもらうと一般の方でも、きものショーに参加をできるんです。
うちのおふくろなんかでもいいんですかね。
もちろんでございます。
オーソドックスな着物から最新のコーディネートまで自由に選べて憧れのランウェイを歩けるということで大人気なんです。
とてもすてきです。
この美しくて華やかな西陣織。
それを支ええているのは脈々と受け継がれてきた職人さんたちの技なんです。
京都市北西部の西陣地区。
応仁の乱でこの辺りに西軍の陣があったことから西陣と呼ばれているんです。
昔ながらの町屋が今も残っているんですよ。
西陣織の特徴はその技術力の高さです。
こちらの5人。
それぞれ別々の織り方で織っているんです。
唐織は、何色もの糸を使って織られます。
完成するとまるで刺しゅうをしたような立体感が出てくるんです。
こちらは、裏が透けて見える縷水衣。
よこ糸の間隔を空けて職人が一つ一つ模様を作っていきます。
その技法は数十種類。
西陣で織れない織物はないとまでいわれています。
伝統ある西陣織の技の中でも最も難しい技がこちらでは見れるんです。
それが、あちらです。
西陣織会館の2階で実演を毎日してらっしゃいます。
こちらが、この道50年不破恵美子さんです。
爪掻本綴織
(つめかきほんつづれおり)というちょっと難しい名前の織り方をしてるんですが徹さん、この爪掻本綴織つまり爪でかいて織るというものなんですが
爪ってご自身の爪ですか?
それが道具になってるんです。
不破さんの爪を見ていただいていいですか。
こちらが、この職人ならではのポイントなんですけども。
先がギザギザになっていらっしゃるんですね。
のこぎりみたいになっていらっしゃるんですけど。
そのギザギザの幅がやすりを…。
こうしてお手入れをしてこの幅がこの織物の、たての糸と全く同じ幅に合わせてあるそうなんですね。
あえてギザギザにしていらっしゃるんですね。
そうです。
ちょっと見せていただけますか。
かき寄せるのか。
よこ糸を、こうしまして爪で押さえて寄せます。
爪で引き寄せるというか。
かき寄せてるんですね。
たて糸にギザギザがはまるようになってるんですね。
そういうことです。
たて糸にはまるように織っているんです。
万が一、お爪が割れても大丈夫なんですよね。
ふだんは中指を使って織ります。
これが、減ったり折れたりしたときのために人さし指、薬指を予備に伸ばしております。
ふだんの生活でご苦労なさってる点とかありますか?
いえ、別に何もないです。
ただ、ストッキングを引っ掛けるということぐらいです。
かゆいところかくにはいいかもしれませんね。
この技ができるのは西陣の職人さんの中でももう30人ほどしかいらっしゃらないというすごく難しい技。
江戸中期から続いている300年続いている伝統の技なんですよ。
今、織っているのがこちらなんです。
国宝・風神雷神図。
俵屋宗達の有名な絵。
どこかでご覧になったことあるかもしれませんね。
実物はすごく大きいんですがこれを西陣織で再現しようという壮大なプロジェクトが行われてるんですよ。
それを今、織ってらっしゃるんです。
実際、織っている場所が今ですと雷神様の耳の横この辺りを、ひたすらちょこちょこちょこちょこ織っているというところなんですね。
ちょっと見せていただけますか。
顔が見えた。
ちょっと横になってるんですね。
目ですね耳になっておりますね。
そこまで完成するのにどれくらい時間かかったんですか。
これで2年半はかかっております。
2年半?そこまでで?うわーそんなに手間ひま、かかるんですね。
1日に4cm四方くらいしかできないんですって。
大変なんです。
1人で織ったら本当に何年がかりっていうあれなんですが今、こうして横に若い職人さんがいらっしゃいますけどもこのように分担して織っているんですが実はね、次世代に技を伝えていくっていうこともこのプロジェクトの大きな目的でこうして、お隣の方も習ってるんですよね。
習わせていただいております。
もちろん18年の経験のある職人さんですが、それでもベテランの不破さんからいろいろ教わることが多いそうなんです。
これ、風神のほうがすでに完成しているということなので見せていただこうと思います。
半分は、もうできてるんです。
お持ちいただきました。
すごいです、大きいです。
これが実物大の風神様のほうなんですよね。
ちょっと金色の部分が多いと思うんですが、金色っていっても1色じゃないの分かりますか。
ちょっと明るめの金色とか暗いところとかこれもともとの絵が金ぱくが貼ってあるんですね。
ですから四角い枠のようなものが見えませんか。
枠が見えてます。
それがその金ぱくを貼ったあとが枠の形に見えてるんですけどそれを織物でさらに表現してるんですよ。
その色によって、あえて。
だから、ちょっとよれたところとか金ぱくが少しはげたところとかも全部色の違い。
たとえばこのへん分かるかな。
少し、縦につらつらっと薄いところありますよね。
こういうのも全部本物どおりに表現してるんです。
すごい技だな。
その金色を表現するために使われているのがこちらの糸なんですけれども金とひと言で言ってもこれだけの種類があって。
色の違いって分かりますかね。
このブロックによって色の濃淡が微妙に違うんですけれども。
真ん中のほうが濃い上にいくほど濃くなってる感じがしますね。
これも全部職人さんたちが自分で糸を、より合わせていろんな色を作ってこの濃淡で、あれだけの微妙な色の違いを表現してらっしゃるということなんです。
売ってるの買ってくるんじゃなくて?
違います。
全部、よります。
だから何色あるんですか?って、きのううかがったんですけど全部で、あの1枚完成させるのに400色以上。
だけど、数えてませんっておっしゃった。
そのつど、もうちょっと濃いのかなと思ったらもう少し濃いのを作るんですって。
すごいですよね。
大変な作業なんだな。
究極の西陣織。
それを今ここで実演しながらそして、作品も完成させている。
ことしの夏の完成を目指しているところです。
不破さんにお伺いしたいんですけどどのような思いでこちら、作業に当たってらっしゃいますか?
爪掻本綴織の作品としまして幅の大きさですよね。
それと柄の内容。
それをすべて考えまして一応、最高の作品になるかと思っております。
ですから一人でも多くの方に見ていただきたいと思います。
遠方の方でもどのくらい織れたといって半年に1回ぐらいお尋ねくださる方もいらっしゃいます。
最高の技を間近で見られるというのも魅力ですよね。
さらに、最新の西陣織今度はご覧いただきましょう。
こちらなんですが、じゃん。
これ私なんですが。
よく寄ってみてみると…。
これは写真じゃないんですか?
織物なんですよ。
これも西陣織で作っていただいたんですけど。
これが写真に見える精密織物というものでこちらは手織りじゃないんですけど…。
パソコンにデータを取り込んで機械で織っていただいてる。
これ、よく見ると本当に無数の色の糸がいっぱいあるの見えますかね?
たて糸、よこ糸全部、複雑に合わさって。
本当にリアルな写真ですよね。
だから自分の写真を持ち込んで、例えば結婚式とか旅行のときの記念にということで人気があるそうなんです。
見たとき本当に感激しました。
俺もアイドル時代の写真を持っていってやってもらおうかな。
ぜひ。
本当にいい記念になると思うので。
それから手軽に楽しめる西陣織というのも人気なんです。
こちらには、そういったいろいろなグッズがあります。
こちらがネクタイ、バッグとこちらが今、すごく人気の最新のグッズなんですけども何が入ってるか分かりますか。
小物入れみいな。
何入れてもいいんですが開けてみましょうか。
これは、実はおちょこが入ってるんです。
ちょこ袋というものなんですけども。
マイちょこを持ち歩くこともできるしなんなら、チョコレートを入れてバレンタインにプレゼントしてもいいと。
何入れてもいいんですけど。
「ちょこ」と「チョコ」を掛け合わせてね。
バレンタインですから。
こちらはこのサイズになりますと今度はこちら中にデジカメが入ってるんです。
デジカメケースなんです。
スマートフォンとか今どきのものを入れてもいいわけですよね。
身近な今の私たちの生活に合うようなものがこうした伝統的な西陣織のもので作られているというものなんですね。
つまり日常で使えるということなんですね。
そうなんです。
格好いいですよね。
気になったものとかありますか?
おちょこを入れるやつそれ、大きさはいろんな種類があるんですか。
少し大きいのもありますし小さいのもあるしいろんな形があるんですよ。
俺なんか、マヨネーズなんか入れるといいかもしれないですね。
ご自由に。
今度はさらにとっておきの西陣織、紹介します。
こちらですね、自分で西陣織が織れちゃうというものなんですが。
これは手織りで自分で実際に体験できるものなんですけども。
手織りのマフラー。
絹でできていて一年中使うことができるんですね。
あとほかに帽子やバッグなんかも挑戦できるんですけども。
帽子やバッグは織られている布地を縫ったものですけどね。
きょうは、大谷さんは?
私、マフラー作りに挑戦したいと思います。
マフラー作りも興味あるけど誰にあげるかがもっと興味ありますね。
それがですねきょうは、徹さんのために作らせていただこうと思います。
ありがとう!言ってみるもんだな。
たて糸がすでに準備していただいてるんですけど自分の好きな色の糸を選んで3時間ほどでマフラーを作ることができるんです。
たて糸は、これなんですけどよこ糸を徹さんに選んでいただきたいと思うんですが。
ちょっと紫系統が多いですね。
紫とか黄色が入ったこういう色です。
ここによこ糸をどんな色を合わせましょう?
オレンジっぽいのあります?
ちょっと合わせてみましょうか。
濃い目のやつなんかどうでしょうか。
では、山口さんにちょっとやり方を教えていただきながら挑戦してみたいと思います。
ここで実際に初めての方でもできるようにこうして、手ほどきをしてくださるんです。
まずは、お手本ということで。
最初の部分だけは織っていただきます。
色がいいですね合いますね。
ビビッドにきいてますよオレンジが。
リズムがいいですね。
慣れてる人の手さばき見ると簡単そうに見えるんですけどね。
見えますよね。
足のほうも、ちゃんと動かしていまして右、左と順に踏んでるんですね、この板を。
楽器を演奏するように。
本当にそうですね。
あっという間にここまで織れちゃいました。
変わりましょうか。
速い、速い。
大谷さんに挑戦してもらいましょう。
これはできるんでしょうか。
できることになっております。
さっき、ちょっと練習させていただいたので。
台無しにしないでくださいよ。
これ、右からですよね。
右足からです。
右を踏んで、通して…。
真ん中をもってトントン。
今度、左です。
こうして、よってトントン。
楽しいんですよ、すごく。
顔が非常にうれしそうに見えてますけど。
やり始めると皆さん無口になっちゃうそうですね。
集中します。
英子さんはやっぱり女優さんできれいだから鶴の恩返しかなんか見てるみたいな。
鶴の方には織っていただいている間にご紹介したいと思います。
こちらが繭なんですけども。
お蚕さんから育てて繭もそのあとのすべての糸を取る工程も全部、国内で作られた絹糸。
珍しい貴重な純国産の絹糸。
これ1%未満のしかないそうなんですけどもそれを使って手織りでできるということです。
首傾げてますけど大丈夫ですか。
ちょっと緩いです。
その間にちょっとお伺いしたいんですけど気になるのは高級な絹糸とか使ってそれ、おいくらぐらいなんでしょうか。
自分でって…。
こちら8000円です。
消費税別で8400円です。
材料費と教えていただき最後は自分で持って帰れると。
体験の場合は5000円になります。
同じものですけど5000円です。
商品として売っているのは8000円で体験すると5000円だそうです。
それでオリジナルのものが手に入っていいですね。
そうです。
何回も通う方もいらっしゃるんですって。
3回ぐらい来られた方もいらっしゃいます。
東京方面で。
東京から京都まで織りに?
これを織りにきたっていう感じで。
ちょっと助けをこう顔をしていましたけど。
ちょっと緩いですね。
さっと、こう…。
真剣な顔もいいですよ英子さん。
でも、上手。
いいですよね。
ありがとうございます。
集中しすぎてるせいか心なしか、おでこがてかってきたように見えますけど。
汗が、じんわりにじんできたかもしれませんね。
着物着ながらこうやっているといいですね。
鶴の恩返し。
このあとは徹さんに思いを込めて織り続けてもらいましょう。
一生懸命、頑張ります。
夢中になっちゃいますね。
皆さん喜んでいただいています。
そして、見ることもできるし最新の技にも最新の技にも触れられるそんな楽しいところでしたね。
2014/02/10(月) 12:20〜12:43
NHK総合1・神戸
ひるブラ「潜入!西陣織ワールド〜京都市上京区〜」[字]
町家が連なり織機の音がこだまする、古都らしい風情の一角、京都市上京区。1200年の歴史を持つ「西陣織の街」に潜入、絢爛豪華な美の世界を身近に体感する極上の旅。
詳細情報
番組内容
【ゲスト】大谷英子,【コメンテーター】渡辺徹,【司会】中川緑 〜京都市上京区から中継〜
出演者
【ゲスト】大谷英子,【コメンテーター】渡辺徹,【司会】中川緑
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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