黒柳徹子:さあ、去年、お嬢さんのえみりちゃんに赤ちゃんが出来て、いまや、ばあばにおなりになった方が今日のお客様です。
辺見マリさん、今日のお客様。
どうも、どうも。
辺見マリ:どうも。
黒:よろしくお願いします。
辺:よろしくお願いします。
黒:辺見マリさんです。
黒:去年、辺見えみりさんに赤ちゃんが生まれたので、こちらの方はおばあ様におなりなんですが、それはもう、たまらなく可愛いそうでございまして。
辺見マリさん、今日のお客様です。
どうも、どうも。
よくいらしてくださいました。
辺:もう、うれしいです。
お会いするのがうれしい。
黒:私に?辺:うん。
黒:そうですか、そうですか。
でも、あなたも、お変わりもなく、よく歌ってらしたりもするじゃない。
すごいキレイにして、どこかでもお会いしたけども、音楽番組かなんかで。
辺:ありがとうございます。
黒:本当、偉いなと思って拝見しております。
辺:むち打って頑張ってます。
アハハハ…。
黒:でも、本当に、あなた、歌手におなりになって、あのすごいヒット曲があってから、もう随分になるでしょ?辺:随分になります。
もう、45周年になりますか。
黒:45周年?相当ですね。
そうですか、『経験』とかね。
じゃあ、どんな風にえみりさんが…。
1月にいらしたんですけど、赤ちゃんの事をお話しになった。
ちょっとご覧ください。
辺:はい。
黒:「あなたのお母様は、子どもの面倒をよく見てくださるんだけど、歌を歌って聞かせるんですってね」辺見えみり:「すごい本格的な歌を歌うんですよ」「ディナーショー的な。
声量が、やっぱすごいですね」黒:「でも、寝かせるのにすごいんだって?」え:「全然寝ないんですよ」黒:「ディナーショーの声で」え:「寝なくてギラギラしてしまうので、ちょっとやめてほしいなと思いますけど」「でもね、美声を聞いて、音感のいい子になって…」黒:「でも、そういうさ、ディナーショーで歌うようなギンギンの歌を歌うと、子ども、だんだん、なんかさ、目が冴えてくるんじゃないの?」え:「すごいですよ、もう」辺:ハハハ…。
黒:そうですって。
でも、なんか、彼女が言ってた…、えみりちゃんが言ってたけど、ママいいんだけど、赤ん坊抱いて大きい声で歌を歌うから、赤ん坊が寝ないで興奮しちゃうとか言ってたけど。
その時、『経験』とか歌うのかなとか思って。
辺:『経験』は歌わなくて、やっぱりね、自分の好きな曲。
結構ね、『スマイル』とか好きなんですよ。
彼女が。
黒:彼女が?赤ちゃんが?辺:彼女がね、なんかね、涙ぐむんですよ。
黒:涙ぐむの?辺:そう。
黒:えー!辺:うん、歌ってると。
でも、そのまま寝てくれるかなと思ったら、寝なくって。
黒:なんかね、えみりちゃんの話によると、ママが歌うと興奮するのっつってたから。
辺:結構ね、ベッドのところにポーンと置くとね、なんかこう、自分でどこかスリスリしながら、いい場所を見付けるんですね。
そして寝るんです。
だから、手がかからないですね。
黒:あ、そう。
えみりちゃんより、かからない?辺:そうですね。
かからないかもしれない。
黒:『スマイル』とか、そういう曲が好きみたい?辺:そうですね。
結構やっぱり、あんまり速い曲より、優しい感じだけど、わーって…。
上の声が好きですね、高い声が。
ファルセットっぽい感じの声の方が。
黒:キレイな高い声が好き。
辺:高い声が好きですね。
黒:寝やすいのかしらね、子どもにとってはね。
辺:結局、寝ないんです。
黒:寝ないの?結局。
辺:はいはい。
フフフ…。
黒:でも、全然構わないの?起きてても。
辺:だから、ベッドにポンと置くと、寝ちゃうんですよ。
スリスリして、自分で。
黒:可愛いわね、そういうとこね。
よく子どもがそんな自分でスリスリして、自分の寝場所の一番いいとこ見付けますよね。
辺:ベッドの端のところの、痛くないようにマットしてあるところに、こう…。
だからね、この辺がはげチョンチョンになってる。
黒:毛が抜けてるの?辺:こことか、こことか。
黒:こするから。
辺:はい。
それが、えみりと私の、今、悩みです。
この子、毛が生えてくれるかしらという。
黒:そうですか。
でも、あれですよね。
考えてみると、えみりちゃんをお産みになったのは何歳の時でしたっけ?辺:えーとね、25か26なんですよ。
もう昔の話で忘れました。
黒:そうだったんですか。
それで、お二人、お子さんがいらっしゃって。
お兄ちゃんと…。
あ、これがそう?辺:はい。
これ、初めての公園デビューですね。
黒:あら〜。
こうやって見ると、やっぱり、あなた、えみりちゃんと、当たり前ですけど、似てるね。
辺:そうですかね。
なんか自分でね、見てると、あんまりよくわからないんだけど。
黒:公園デビュー。
すると、これは、えみりちゃんなの?辺:そうです。
黒:そう。
公園デビューって、こんな格好…、きちっとした格好して行くんですか?辺:いや、たまたま、この時はそうですね。
黒:なんか随分いい…。
辺:寒かった。
黒:寒かったのかしら。
辺:この時、ちょっと寒くて。
黒:そうね、あなた、いろんなもの着てらっしゃる。
辺:コート着て。
でも、ちっちゃい方も、上から被せてるだけで、そんないい格好してない。
帽子みたいなのを被せて。
黒:そうなの?まあ、こんな事したり、とっても可愛がってらしたんですけど、それが結婚なさって。
それで、なんか何年目かしらに西郷さんとお別れになったりして。
それで、一旦…。
結婚なすった時には引退していらしたでしょ?辺:はい、してました。
黒:で、お独りになってから…。
お独りっていうか、まあね、お別れになってから、また歌手にお戻りになったりしたんですけど。
2人、お子さんいらっしゃって。
えみりちゃんと、もう1人、男の子と。
辺:はい、長男が。
黒:その長男にも、もうじき赤ん坊、生まれそうなんですって?辺:そうなんですよ。
6月…。
えみりの子どもが6月なんですけれども、今度も6月っぽいんです。
黒:へえ。
去年の6月と今年の6月。
辺:はい。
黒:えみりちゃんは去年でしたからね。
今年6月に?辺:はい。
黒:じゃあ、面白いわね。
辺:私も本当に、こんな還暦過ぎて随分経ってから、本当こうやって、孫がマゴマゴと出来た…。
本当、信じられないです。
黒:でも、なんかあったら、お母様に渡すのが一番いいから、ちょっとお願いって事になるでしょ?どうしても。
辺:そうですね。
そうあってほしいですね、やっぱり。
うん。
黒:でも、どうですか?あんまり預けられない?彼女は。
えみりちゃんは。
辺:いや、よく言ってくれて。
私がね、出向きます、お家へ。
黒:すごいわね。
いかがです?って。
辺:やっぱり、1日があっという間に経ちます。
なんかもう、ミルクやったり、今、離乳食を始めて、あれして。
この間、ちょっと、うちに、夜なんですけど電話かかってきて、「今からいい?」って言うから、「うん、大丈夫よ」って言って、で、預かったら、場所が変わったのが嫌だと見えて、パパとママが出ていってから、ずーっと泣きっぱなしで。
私、もうどうしようかなと思って。
近所にも迷惑だし。
まあ、元気よく泣いて。
黒:夜?辺:夜。
黒:どうしたんでしょうね。
辺:やっぱり、敏感に、今ちょうどなってる頃なんですね。
黒:夜だっていう事が、まず。
それで、ここで預けられるのが変だと思うんでしょ。
自分の家とは違う。
そこの、あなたのお家は、前にもいらした事あるわけでしょ。
辺:あるけど、パパとママと一緒だし…。
黒:夜じゃなかったのね、きっと。
子ども、敏感だからね。
辺:でもね、これからのためにもね、慣れさせなきゃいけないねなんてね、ちょっとミーティング開いてました。
黒:ウフフ…、そうですか。
でも、あれですよね。
えみりちゃんの旦那様、非常にハンサムな。
辺:はい。
黒:こういう方ですよ。
仮面ライダー。
松田賢二さんとおっしゃいまして、元ですが、仮面ライダー。
辺:何しろね、すごくね、よく手伝ってくださってるしね。
やっぱり、私はね、結構…。
私は自分の父みたいな人と結婚したかったんですよ。
で、えみりもそうだったんです。
おじいちゃん。
要するに、父親代わりですから。
おじいちゃんみたいな人と結婚したい。
似てるんですよ。
黒:あ、そうなの。
辺:しぐさとかね。
ちょっと、私、えっ?と思う時あります。
黒:松田さんが?そうですか。
でも、いよいよ、これから、えみりちゃん、産むっていう時に、先生が…、担当の先生いらっしゃらなくて、えみりちゃんの旦那様とあなたが、お腹さすってたとかなんとかって。
辺:あのですね、麻酔をかける先生が9時にならないと来ないと。
で、私は朝早くに、生まれるだろうと思ってるから、覚悟して、お家で待機してて、電話かかってきて、慌てて病院行ったら、まあ、真っただ中で苦しんでて。
それで、その時は、まだ旦那様はお家だったんですよ。
私1人で、で、さすって。
で、旦那様と一緒に、私とあれしてたのは、産む間際ですね。
ドアっていうのは、廊下のドアの分厚いのではなくて、その中に、もう1つ薄いドアがあって、そこに2人…。
本当は立ち会うはずだったんですけど、お母さんいらないって。
ちょっと向こうで待っててって言われて。
黒:えみりさんに言われたの?それは。
辺:ちょっと寂しかったけど。
それで、旦那様と2人で、薄い戸を耳にして聞いてるんですよ。
なんか、いきみ方が、「えみりちゃん、上手ですね」とかなんか言われて、「大丈夫みたい。
もうちょっとね、もうちょっとね」って。
なんか、緊迫していく感じをね、ドア越しに2人で聞いてました。
黒:そう。
そしたら頑張って産みました?辺:はい。
黒:オンギャーって?辺:はい、泣きました。
黒:泣きました?辺:泣きました。
黒:可愛い声?辺:はい。
もう、大仏さんみたいにクルクル頭が出てきました。
黒:そう。
子どもって面白い格好で出てくるもんですね。
辺:本当に。
とっても幸せそうな、えみり、顔してました。
黒:ここの時もね、うれしいっておっしゃってましたね。
辺:やっぱり母親になってましたね。
黒:私も、えみりちゃん、昔、10代の時から存じ上げていますけども、だんだん大人になっていくなと思ったけど、やっぱりね、お母さんになると思わなかったから、ビックリして、うれしかった、私も。
辺:私なんか、本当に両親に助けてもらって育ててたんですけれど、ちっちゃな時もね。
だけど、やっぱり、えみりは、旦那様の…、もちろん、支えはあるんだけど、やっぱり、意識的にね、私より全然大人です。
しっかりしてます。
黒:うん。
えみりちゃん、しっかりしてるかもしれない。
ちょっと見たとこは可愛いんだけど、しっかりしてるかもしれない。
辺:だから、とっても安心です。
私の方が、あたふたしてます。
黒:じゃあ、そういう娘をご覧になると、結構ちゃんとやってる?辺:やってますね。
本当に、やっぱり母親は強いなって思いますね。
こうやって、はたから見てると。
頼もしい。
黒:あと3か月ぐらいして、あなたの坊ちゃんの方のお子さんが生まれると、またね…。
ほやほや、生まれたてほやほやが、あなたの手の中に来ると思うと…。
辺:そうですね。
そうなると、私も今より忙しくなる。
腰が痛いだの、ひざが痛いだの言ってられないと思う。
黒:子どもって、ずしっと重いの。
辺:重いです、本当に。
座って抱いてても重いし、立って抱いてても重いから、もういろいろな…、場所を変えてしてます。
黒:そうですよね。
昨日も、どなたかのタレントの方がお子さんをお連れになって、抱かせてもらってたらね、本当ね、ずしってしてて、むっちりしてるのね、子どもって。
なんか詰まってるのね、なんかね、ぎゅうぎゅうに。
さて、そういう事もあったんですけども、あなたのご両親が…。
辺:はい。
黒:あなたにお話をあとで伺いますけども、お父様もとってもいい方だったそうで。
辺:はい、最高です。
黒:そういう事も伺いたいと…。
ちょっとコマーシャルございます。
コマーシャルです。
黒:あなたの本当のお父様はアメリカの方だったんだけども、割とお母様がすぐ離婚なすって。
それで日本の方と…。
辺:そうです。
それをね、17歳まで、本当の父親ではないっていう事を知らなくて、17歳の時に告白されて。
黒:その話を、ここで、ちょっと、『徹子の部屋』でしてらっしゃるのよ。
ちょっといいですか?それ見ていただいて。
ちょっとご覧ください。
黒:「17歳でデビューする事が決まった段階で、お母様から、実は今のお父さんは、本当のお父さんじゃないと」「アメリカのお父さんが本当のお父さんってお聞きになったのが、第一ホテル?新橋の」辺:「そうなんです。
ちょうど、会社にごあいさつに行くのに、母と2人で出てきたわけです、東京に」「その時に第一ホテルに泊まって、それで、夜、それを言われて」「やっぱ、あまりにも今の父がすばらしいから、会いたいっていう気持ちにならないんですよね」「すぐ電話して、“お父ちゃん、おおきに”言うて」黒:「そうですってね。
可愛い。
その話をお聞きになったら、すぐ電話のとこに飛び付いて、“お父ちゃん、おおきに”って」「それだけで向こうはおわかりになったの?」辺:「そうです。
やっぱり、言うからっていう事、2人でちゃんと話してたんでしょうね」黒:「“お父ちゃん、おおきに”って、あなたがおっしゃったら、お父様、なんておっしゃったの?」「“何言うてんねや”みたいな。
言葉少なく」黒:「いいお父様ですよね」辺:「本当に」「今、ちょっと、母の体の具合がよくないんですけれど、本当に、2人で力を合わせて、父が母を守ってる姿見ると、ああ、夫婦っていいなって。
なんかそういうの、思いますね」辺:ああ…。
黒:泣いちゃう?そうでしょうね。
本当に、なんて立派な方でしょう。
あなたに嫌な思い、絶対させないお父様だったんですよね、考えてみたらね。
辺:そうです。
2人とも本当に守りきってくれましたね、私を。
黒:お母様も、お父様もね。
辺:父が5年前に亡くなりました。
それで母が2年前。
で、バタバタッと本当に亡くなって。
それで、そのあとに孫がこうして出来たので、本当になんか、その分、埋めてくれてるのかなって。
黒:でも、お父様という方は、お母様からお聞きになってらっしゃるから、アメリカ人との間の子どもだという事はご存じなのに、なんにもそういう事もおっしゃらず、何があっても、嫌みな事もおっしゃらず、いつも、いいお父さん。
あなたが大好きなお父様だったっていうのは、立派な方ですよね、本当に。
こんな可愛がってくだすったんですもんね。
どういうんでしょうね、こういう風になれるっていうのはね。
辺:なんなんでしょう、あの優しさっていうのは。
怒る時は、すごい怒るんですよ。
怒るんですけど、もう本当に、何がなんでも、本当守ってくれるんですね。
やっぱね、それはね、私、母を愛してたんじゃないかと思います。
黒:そうですよね。
お母様、悲しがる事はなさらないっていう。
辺:そうだと思います。
黒:それから、やっぱり、なんですかね、日本人の男の人の持っている、あんまり表には出さない本当の優しさみたいな。
なんか守るっていうようなものが、どこかにね、あるのかもしれませんね、日本人の男の人。
他の人の話でもそういう事、聞いた事あるの。
その人、私の知ってる男の人もやっぱりね、知らなかったんだって。
最近、聞いたんだって。
あんた、お父さん、アメリカ人よってね。
でも、その時に…。
育ててくれたお父さんは好きじゃなかったんだって。
あんまりね、自分が勝手に。
それで優しくしなかったんだって。
でも、亡くなるまで一切教えてくれなくて、亡くなって、お母さんからその事を聞いた時にね、お父さんに、ありがとうのひと言も言えばよかったと。
ただの一度も、嫌みな事言った事なかったんですって。
一度も。
ただ自分が勝手に嫌いだっただけであってね。
嫌いっていうか、なんかね、あんまり好きじゃないって。
自分の仕事を理解してないとか、いろんな事ありますよね。
でも、それにしても、ひと言も、一度も嫌みな事も言った事ないって。
だから、そういうとこ、日本人の男の人ってあるのかしらね。
辺:大きくて深いですね、心が。
黒:お母様を愛してらしたって事はあると思いますよ。
それでも、なんかちょっとあると、やっぱりさ…、あっちの父親に似たんだろうぐらいの事をね、ちょっと言わないもんでもないじゃないですか。
そういう事、一切なかったっていう事がね、あなたのお父様ね。
でも、今も本当、お父様の事を考えると、泣いちゃうっていう…。
辺:もうね、毎晩ね…。
立ち直ってはいますけど、でもね、1人でごはん食べてると、必ず2人の事思い出して泣いてます。
黒:本当?なんか、『徹子の部屋』をご両親はとっても好きでいてくださって。
辺:大好きでした。
黒:そうですってね。
だから、今日も、どこかで見てくださってるんじゃないかなって、ちょっとお思いに…。
辺:初めて出た時なんて、やっとマリもこれで…、それこそスターの仲間入りっていうか、芸能人の仲間入りだみたいな…、言って喜んでました。
黒:お母様はどういう方でした?辺:母もね、やっぱり、ちょっといえば肝っ玉母さん的な。
面倒見よくて。
だから、私のお友達とかはみんなもう、母の事が好きで。
黒:可愛い。
これ、あなたとお母様?辺:はい。
黒:でも、あなた、やっぱり、こうやって見ると、えみりちゃんに似てるね。
当たり前だけど。
えみりちゃんみたい。
どっちだかわかんない、写真で見ると。
でも、キレイなお母様ね。
辺:みんな、「お母さんは元気?」とか、すぐ、みんな…。
私の事聞いてくれないで、母の事ばっかり言うから、私、やきもち焼いちゃった事あります、母に対して。
黒:そう。
じゃあ、みんな、お母様の事好きだったのね。
辺:結構パッパパッパものを言って、きつい事も言うんですけど、嫌みがないんです、とっても。
黒:でも、お母様がだんだん具合悪くなってきたりなんかしたら、とても悲しかったでしょ。
辺:そうですね。
最初、脳梗塞やって、心筋梗塞やって、それで座骨折って…。
それで、ずっと私が看病してたんですけど。
それで、それも、本人頑張って、全部克服してたんですけど、1人で、ちょっと買い物行ってくるわって言って、家から50メートルちょっとのところで倒れたっきり、戻ってこなくなりました。
黒:ああ、そう…。
辺:だから、うちの母はいつも、ちゃっと死ねたらいいって言ってましたが、本当、ちゃっと死んじゃったなと。
ちょっと、そんな事はやめてよっていう…。
黒:あなたに迷惑かけないようにと思ってきっと。
でも、お父様も優しそうな感じの方なのね、お顔もね。
辺:もう、年取ってますけどね。
この頃、80過ぎてましたから。
黒:そう。
亡くなった時、お母様はおいくつ?辺:母が85で亡くなって、父が84で亡くなりました。
黒:そうなの。
お父様の方が先にお亡くなり…。
辺:先で。
それで母も一生懸命、病院行って。
2人で頑張って、父が寂しくないようにしてましたけど。
黒:でも、やっぱり、もっと長生きしてほしいと思うじゃないですか。
辺:思います。
それで、やっぱり、もっともっとこうしてあげたかった、ああしてあげたかったって、本当に思いますね。
でも、よく聞きます。
どんなにしても、これでよしっていうところはないって。
黒:どなたでも、そうおっしゃいますよ。
辺:だけど、もっとしてあげたかった…。
黒:皆さん、でも…。
皆さん、そうおっしゃいますよね。
もうちょっと、なんか出来なかったんだろうかって。
でも、十分した人でも、そういう風に言うとこ見ると、やっぱり、みんな、そう思うものなんでしょ、きっとね。
辺:はい。
黒:そういうとこ、ご本人たちにとっては、もう十分してもらったって、きっと思ってらっしゃると思うわよ、それはね。
辺:そうであってほしい。
黒:そうであってほしい。
で、ご両親はとってもお手紙をよくくださる方だったそうで。
ちょっとコマーシャル挟んで、ご両親がお手紙くださったそうで、その事をちょっと…。
辺:すいません、泣いてばっかりで。
黒:いいえ。
黒:こうやって拝見してると、クリスマスとか、お誕生日とか、可愛いカードを一生懸命選んで。
お母様も、お父様も、そういう、なんか、カードを選んでらっしゃる、そういうとこを思うと、私も、なんか胸がいっぱいになっちゃうんですけど。
あの子の好きそうなのはどういうのかしらと思ってね。
それで、あなたに、お誕生日にお母様がくださった…。
辺:ここですね。
こっちに書いてあります。
黒:「最愛の万里。
16回目のお誕生日おめでとう」「ママも、こんなにうれしい事はありません」「いろいろな思い出に包まれ、苦しい事、恐ろしい事、うれしかった事…」「でも、全てに打ち勝って万里は成長してきたんです」「万里自身の努力もありますが、万里を包んで、守ってくれた人たちに感謝しましょう」「いかなる事があっても、自分の力を信じ、くじけず、大きな将来の夢を実現し、万里の偉大さをパパやママに見せてください」「ママは、それのみ祈ります。
おめでとう、万里」「あなたのママより。
1966年10月5日」辺:ありがとう。
黒:これの1年あとのお手紙がこれなんですって。
お父様からのね。
お父様は、こういうのを選んでくださったんですけど。
お父様はキレイな字の方なんですね。
お母様もキレイですが、お父様は本当に丁寧な…。
いいですか?読ませていただいて。
やっぱり、お誕生日の日ですね。
「万里ちゃん、誕生日おめでとう。
もうお姉様ですね」「でも、やっと大人の世界に足を踏み入れたばかりで、あなたには、まだ知らない事、不可解な事が世の中には、いろいろあります。
これからが大変ですよ」「でも、どんな悲しい事や、つらい事があっても、今の明るさ、素直さを失わないようにしてちょうだい」「これは今日17歳になったお祝いにパパからの贈り物です」「もちろんイミテーションではありません」「万里ちゃんが一生、身に着けて恥ずかしくないものです。
パパ」何かプレゼントがあったんですか?なんだったんですか?辺:はい。
サンゴの指輪。
黒:えー!辺:2人で出し合って。
いつもプレゼントくれるんです。
黒:パパとママと。
そうですか。
優しいですよね。
それで、こんな丁寧な字で書いてくださって。
しかも、こんな可愛い。
でも、ちょっと男らしいカードで。
お父様がくださった。
辺:幸せになるように四つ葉のクローバー。
黒:四つ葉のクローバーね。
そこに、たくさんあるけれども、今言ったように、きっと、お父様とお母様、一生懸命選んで、天使のとか、可愛い女の子のとか、たくさんあって…。
辺:でも、やっぱりね、こうして、もらった事で、やっぱり、私も娘とか息子にしようと、やっぱり思うようになったんですよ。
黒:こういうのっていうのはね、そうそう…。
辺:それで、娘とずっと、そういう手紙のやり取り、それでカードのやり取りをしてまして。
本当にもう、今、このぐらいありますね。
黒:そうなの。
いいですよね。
辺:だから、私が、それこそ、ちゃんと生きて、この世を去る時に、棺おけの中に、へその緒と、その手紙を…、このカードと、えみりたちのあれを入れてもらうように約束してあります。
黒:えみりちゃんのへその緒?辺:えみりと息子のへその緒を入れて。
黒:そうですか。
でも、お父様は何げなく書いていらっしゃるけど、これは本当は、あなたが17歳の時に、告白をお母様から受けて。
それで、このお父様は本当のお父様じゃないってお聞きになったあとの、いつもと変わらない、お父様のお手紙だったんですね、これね。
そう。
いい方だったんですね、本当にね。
そういう、なんでしょうね、何度も繰り返すようだけど…。
あなたは17歳まで全然知らないで、本当のお父さんだと思ってらしたんだけど、お父様は十分ご存じだったのに、ひと言も嫌みな事とか、なんか、あなたが悟るような事とか、そういう事を一切おっしゃらないで、可愛がって育ててくださった事はありがたい事ですよね。
辺:それで、やっぱりデビューが近付いてますから、そんな時に、やっぱり出てから、いろんな形で周りの人から聞くより、その前に…。
一生、告白するつもりなかったらしいんです、2人とも。
でも、やっぱり、そういう外から聞く事って、つらいじゃないですか。
だから、その前に、自分をちゃんと知っとくべきだという事で告白したみたいです。
黒:そうだったの。
だから17歳だったの、それがね。
そうなんですか。
黒:でも、本当は、あなたのお母様が亡くなった日に、えみりちゃんは妊娠がわかってたんだって?辺:そうなんです。
でも、不思議な力ですね、それって、何かね。
黒:去るものがあればね、生まれるものがあるっていう、そういうね。
でも、悲しい最中でも…。
やっぱり、しばらくして、おっしゃったそうですけど、やっぱり、その時はうれしかった?辺:はい。
やっぱり、うれしかったですよ。
私も…、例えば、結婚まだ?とか、孫はまだ?とかって、そういう事は一切関係なくて、言わないタイプなんですよね。
別に、このまま、子ども出来なくても平気だしみたいな。
だけど、出来たって言われた時はなんとも言えない気持ちでしたね。
黒:そうでしょうね、きっとね。
辺:そして、やっぱり、ちっちゃいのが出来ると、この子も可愛いんですけど、やっぱり、娘を思い出します。
黒:あ、そう。
辺:自分が、やっぱりね、両親に助けられてやって…。
その時って無我夢中の育てをやってるから、子育てを。
やっぱり、今、ちょっとこっちの立場から見る子どもって違うんですね。
黒:なるほど。
えみりちゃんのちっちゃかった事を思い出す…。
辺:はい。
黒:でもまた、人間っていうのは、なんていうのかしら、欲張りだから、お母様が亡くなる前にその事がわかっていれば、えみりちゃんにね、教えて…。
えみりちゃんの赤ちゃんの事を教えてあげたかったとかって、またお思いになったりするでしょ。
辺:それは思います。
黒:でも、まあ、仕方ないけど、どこかで見ていらっしゃってね…。
黒:ご結婚はどうなの?辺:いや、全然。
今はひと筋です、孫。
ウフフフ…。
黒:どうも。
辺:ありがとうございます。
2014/03/10(月) 13:20〜13:55
ABCテレビ1
徹子の部屋[解][字]
〜初孫に熱唱!?大好きだった亡き両親への想いを…〜辺見マリさんが今日のゲストです。
詳細情報
◇ゲスト
昨年6月に長女のえみりさんが女児を出産、初孫の誕生に幸せいっぱいの辺見マリさんが登場!
◇番組内容
えみりさん夫妻が忙しい時は孫を預かることも多く、預かった時はディナーショーのように“子守唄”を孫の耳元で歌い上げたりしているので結構迷惑がられているという。また、マリさんが16歳と17歳の時に父母からもらった手紙を紹介。愛情溢れる手紙の内容に改めて感謝するなど、亡き両親への想いを語る。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/
◇解説放送
小松靖(テレビ朝日アナウンサー)
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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