おはなしのくに「ぞうのたまごのたまごやき」 2014.03.10

おうさまに「なにがいちばんすきですか?」ときいたら「たまご!」とこたえました。
「たまごやきがいちばんうまいよ」。
・「あまくってふ〜わりしたあったかいのがいいね」おうさまはあさもひるもよるもいつもたまごやきをたべていたんだそうです。
「まいう〜!」。
おうさまのうちにあかちゃんがうまれました。
まるまるとふとったたまごのようにかわいらしいおうじさまでした。
「おおよしよし。
それではいくぞ。
べろべろばあ。
べろべろばあ〜!アハハハ!かわいいな。
よしよしよし」。
おうさまはすっかりよろこんでだいじんのワンさんをよんでいいました。
「おいわいをしよう。
くにじゅうのひとたちをおしろにあつめてうんとごちそうをしてあげよう!」。
「ごちそうはなににしましょうか?おうさま」。
「ごちそうはたまごやきにきまっているさ!」。
・「あまくってふ〜わりしたあったかいのがいいね」…がたいへんです。
くにじゅうのひとがあつまるんですからたまごはいくつあってもたりません。
なんびゃくなんぜんもいるのです。
「おうさま。
ほかのごちそうでまにあわせましょう」。
おうさまはこれをきいておこってしまいました。
「いやいかん!ぜったいにたまごやきだ!たまごやきでなかったらおいわいはやめだ!」。
おうさまってわがままでいばってますね。
だいじんがこまっているとこんなことをいうのです。
「ぞうのたまごをもってくればいいではないか。
ぞうのたまごならおおきいからいいよ」。
・「あまくってふ〜わりしたあったかいのが」・「みんなでたべられるよ」「ほほう!なるほど!ぞうのたまごならおおきいでしょうな。
ではすぐけらいにいってぞうのたまごを7つ8つみつけてこさせましょう」。
だいじんのいうことをきいておうさまはふとったからだをゆすぶってにこにこしました。
・「なるべくはやくおいわいだ」だいじんのワンさんはさっそくけらいをあつめていいました。
「おうじさまがうまれたおいわいにくにじゅうのひとたちをおしろにあつめてみんなにたまごやきをごちそうすることになった。
そこで…ぞうのたまごをみつけてこい。
7つか8つさがしてこい!」。
へいたいたちはうたいながらすすみました。
・「ぞうぞうぞうたまごをうんだぞう」・「たまごをだいてるぞうはやくでてこいぞう」だいじんのワンさんはおおぜいのへいたいをつれておおきなもりへやってきました。
ぼうえんきょうにはまだぞうがみえてきません。
くさときのほかになにもみえないのでした。
「みんな!いちどにピストルをそらにむけてうつんだ。
いいか?123」。
ダダ〜ン!するとどうぶつたちがびっくりしてにげだしました。
りすしかだちょうカンガルーしまうまらくだとらライオンひょう。
へびやとかげもすばやくにげていきます。
「あっいたいた!ぞうがいたぞ!ずっとむこうをのっしのっしとにげていく。
さあみんなすすめ!すすめ〜!」。
・「ぞうぞうぞうたまごをうんだぞう」・「たまごをだいてるぞうはやくでてこいぞう」ぞうのにげたあたりにくるとそこににげおくれたこぞうが1とう。
「おっこぞうだ!たまごからかえったばかりらしい。
まだかえっていないたまごもあるはずだ。
さがせ!さがせ〜!」。
さがしました。
くさむらのなかもいわのかげもほらあなもみんなさがしました。
ところでたまごはあったのでしょうか?ありましたありました!へいたいたちはてにてにたくさんたまごをもってかえってきました。
…がみんなてにもてるほどちいさなたまごなんです。
どうもおかしい。
ぞうのたまごはそんなちいさなはずはありません。
ワンだいじんはおこってしまいました。
「そんなちいさいんじゃだめだ〜!」。
へいたいたちはびっくりしててにもったたまごをおとしてしまいました。
「あっ!」。
おとしたたまごがパッとわれてなかからひよこがでてきたのです。
ことりのひよこだちょうのひな。
あれあれ?へびのあかちゃんやカメのあかちゃんもいます。
ひよこやあかちゃんがちょこちょこあるきだしたのをみてどこにいたのかさっきのこぞうがでてきました。
ワンだいじんはいいました。
「これだけさがしてもぞうのたまごはなかった。
しかたがない。
このこぞうをつれておしろへかえろう」。
・「ぞうぞうぞうたまごをうんだぞう」・「たまごをだいてるぞうどこにもいないぞう」・「みつからなかったぞう」はじめのうちはへいたいたちもそんなうたをうたっていましたがだんだんつかれてきました。
ワンだいじんもとうとうトラックのうえでねむってしまいました。
ねむったワンさんはゆめをみました。
ゆめのなかにこどもがでてきました。
こどもはくすっとわらってからこんなうたをうたうのでした。
・「ぞうがたまごをうむなんて」・「ぼくらはきいたこともない」・「うまれたときからうまれたときから」・「ちいさなかわいいあかんぼう」・「ぞうはたまごをうまないよ」ワンだいじんははっとしてめをさましました。
「あっそうか!ぞうはたまごをうむどうぶつじゃなかったな。
たまごをうむのはことりやだちょうやへびだけか〜!」。
そうです。
ぞうはたまごをうみません。
みんなどうしてはやくきづかなかったんでしょう。
おうさまもだいじんもそしておおぜいのへいたいたちもみんなきづかなかったのです。
ハッハッハッハッハッハ!でもだいじんのワンさんがつれてかえったこぞうはいつもかわいらしいめをパチパチさせていました。
そしておうじさまがおおきくなったときすっかりなかよしになってうまのようにのってあるいたそうです。
2014/03/10(月) 09:00〜09:10
NHKEテレ1大阪
おはなしのくに「ぞうのたまごのたまごやき」[解][字]

“王様の命令は…『ぞうの卵をさがせ!』”作:寺村 輝夫

詳細情報
番組内容
一流の語り手が、古今東西の物語を魅力的に読み聞かせる国語番組「おはなしのくに」。今回は、寺村輝夫作の「ぞうのたまごのたまごやき」。卵が大好きな王さまが、王子様の生まれたお祝いに国じゅうの人に卵焼きをふるまおうとするが、卵が足りない。そこで、家来に命じて「ぞうのたまご」を探しに行かせるのだが…!? 語り手・パパイヤ鈴木さんが、自身の振り付けで歌って踊りまくるミュージカル仕立ての10分間。
出演者
【出演】パパイヤ鈴木

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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