ちびまる子ちゃん 2014.02.09

(まる子)寒いっていうのも案外悪くないもんだね。

(チャイム)
(たまえ)ねえねえまるちゃん。
ことしのバレンタイン誰にあげるの?
(まる子)えっ?う〜ん。
お父さんかな。
痛っ。
(とし子・たまえ)あっ!大丈夫?まるちゃん。
(前田)ちょっとあんたたち!ちゃんと掃除しなさいよ!
(ナベちゃん)もう終わったよ。
どこがよ!ここも。
ここにも!ほら汚れが。
(小杉)うるせえなぁ前田は。
(ナベちゃん)ホントホント。
終わったから帰ろうぜ。
あっ待ちなさいよ!もう!みんな早く終わらせることしか考えてないんだから!
(3人)ああ…。
(前田)う〜。
(戸川)前田さんいつも掃除ご苦労さま。
前田さんはいつも一生懸命でいいですね。
(戸川)皆さんもいつも奇麗にしてくれてありがとう。
これからもよろしくお願いします。
はっはい。
ありがとうございます。
よかったね前田さん。
褒められて。
うっうん。
(たまえ)戸川先生っていいよね。
いつもみんなのこと見ててくれるし。
(とし子)優しいしね。
何か安心するんだよね。
そうそう。
そうだ。
みんなで戸川先生にバレンタインあげない?
(3人)えっ?日頃の感謝の気持ちを込めてさ。
そうだね。
それいいかも。
(とし子)うん。
前田さんは?えっ…どうしようかな。
やろうよ。
チョコあげたら成績も上げてくれるかもしれないしさ。
まっまるちゃん…。
な〜んてね。
嘘嘘。
わりと本気だっただろ
さっさくらさんがそこまで言うなら…。
(3人)ホント!?あっでも…。
どうしたの?うちのお父さん甘い物ってあんまり食べないんだよね。
先生食べてくれるかな?
(3人の笑い声)
(戸川)そうですね。
それがいいと思います。
ねえねえみんな甘い物って好き?
(ハマジ)おう好きだぜ。
(若林)うん俺も。
先生は?はい好きですよ。
そうですか!まっまるちゃん。
(たまえ)えっえっと…。
ブー太郎は?ヘヘ。
(ブー太郎)えっおいら?もちろん好きだブー。
そっ…そっかそっか。
みんな好きか。
ふ〜ん。
どっどうだった?好きだって。
えっホント?うん。
あっそれに大丈夫。
先生には気付かれないようにさりげな〜く聞いたから。
じゃあ今度のお休みうちで作らない?
(たまえ)いいね。
じゃ私手作りチョコレートの本持ってくね。
ああ何か急にわくわくしてきた。
わっ私も。
(たまえ)ホントだね。
(ハマジ・ブー太郎)うう…。
おっおい!
(ブー太郎)ブッブー!
(ハマジ・ブー太郎の笑い声)
数日後
ねえねえまず何をすればいいの?チョコレートをお湯で溶かすんだよ。
それから型に入れて冷やして固めるの。
えっ?手作りチョコレートって板チョコ溶かして固めるだけ?だったらこのまま渡しても…。
まるちゃんまたそんな身もふたもないことを…。
そうよ。
チョコ作りも掃除も心を込めてやるのが大事なんだから。
ホント大ざっぱねさくらさんは。
アハハハ…。
あとは固めれば完成ね。
あ〜早くバレンタインにならないかな。
先生喜ぶかな?喜ぶわよきっと。
(3人)そうだね。
翌日
んっ?ちょっと三沢!何サボってるのよ!
(三沢)んっ?違うよ。
洗いに行くんだよ。
嘘おっしゃい。
(三沢)ホントだよ。
見ろよこれ。
んっ?あっ…。
謝れよ。
(前田)えっ?謝れ!お前今俺のこと疑っただろ。
うっ…。

(戸川)どうかしましたか?三沢君前田さん。
先生。
俺ちゃんと掃除してるのに前田がサボってるって言うんです。
(前田)うっ…。
(戸川)そうなんですか?そっそれは…。
はい。
前田さん確かめもせずに人を疑ってはいけませんよ。
うっ…先生…。
(児童たち)おはよう。
いよいよあしただね。
うん。
いつ渡そっか。
あっ前田さん。
おはよう。
前田さんねえねえチョコなんだけどさあしたいつ渡す?やっぱり放課後かな?それとも朝?渡さない。
(3人)えっ?渡さないから。
私。
まっ前田さん?どうしたの?突然。
別に。
渡したけりゃさくらさんたちだけで渡して。
うっ…。
えっ…でもせっかくみんなで作ったんだし。
そうだよ。
放課後
前田さん何かあったのかな?ねえ。
あっ。
どうしたの?まるちゃん。
体操着忘れてきた。
ごめん先帰ってて。
(ハマジ)ギュイーンギュイーン。
(前田)ちょっとあんたたち!ちゃんとやりなさいよ!チェッうるせえな前田は。
おい帰ろうぜ。
時間になったし。
あっちょっと!
(ハマジ)あ〜あ。
行こうぜ。
(若林)おう。
あっ…。
あれ?前田さん一人?みんなは?あっ。
帰ったわ。
でもちょっとやり残しがあったから。
そうなんだ…。
手伝おっか。
いいわよ。
でも…。
大丈夫。
もう終わるから。

(扉の開く音)んっ?前田さん。
そしてバレンタイン当日
えっ?昨日前田さんが?うん。
手伝おうとしたんだけど掃除当番じゃないのに悪いからって言われて。
何か前田さん昨日から変だよね?うん…。
(とし子)どうしちゃったのかなぁ。
(まる子・たまえ)んっ?さくら俺でよかったら相談に乗るぜ。
えっ?
(ブー太郎)おいらも乗るブー。
べっ別にいいよ。
ねえこれって…。
(とし子・たまえ)うん。
明らかにバレンタインを意識してるよね。
あっ前田さん。
あの…チョコレートのことなんだけどさ。
しつこいわよ。
渡さないって言ったじゃない。
でもせっかくみんなで作ったんだからやっぱり渡そうよ。
そうだよ。
ねえ何で急に渡さないって言いだすの?いいから放っといて!
(3人)前田さん…。
皆さんおはようございます。
今日の日直は誰ですか?あっ…私と山田君です。
(戸川)山田君はまだですか。
じゃあ前田さんちょっと配ってほしいプリントがあるので手伝ってください。
はっはい。
(戸川)前田さん。
(前田)えっ?昨日も一生懸命掃除をやってくれたんですね。
えっ?
(戸川)夕方帰るところを見掛けたものですから。
あっ…。
いつも本当にありがとう。
先生…。
ハァ…。
もうこうなったらいっそのことあっちにあげる?
(たまえ・とし子)えっ?
(ハマジ・ブー太郎)あっ!
(とし子・たまえ)う〜んそれもねぇ…。
さっさくらさん。
(3人)んっ?あの…。
あっ。
フフ前田さん。
うん。
(4人)先生!皆さんどうしたんですか?あっあのこれ…。
バレンタインのチョコです。
みんなで作りました!おや。
今日はバレンタインでしたか。
先生いつもありがとうございます。
(とし子・たまえ)これ私たちの感謝の気持ちです。
それからいつも私たちのことをちゃんと見ててくれてありがとうございます!前田さん。
こちらこそ。
いつも皆さんから元気をもらってますよ。
ありがとう。
(4人)は…はい!あ〜…。
何だったんだろうな。
女子のあの質問は。
ホントだブー。
(ハマジ・ブー太郎)ハァ…。
こうして悲喜こもごものバレンタインは幕を閉じたのであった

(あくび)おはよう。
(すみれ)あらおはよう。
珍しい。
あんたが一人で起きられるなんて。
寝る前にトイレ行かなかったら夢の中でおねしょしそうになっちゃってさ。
それで目が覚めちゃった。
あらあら。
うん。
(あくび)あったかいねぇ。
朝からずっと火を使ってるからね。
あ〜。
ハァー。
けさも寒いね。
ホント。
まあ暑かったら冬じゃないか。
フフフフそうだね。
だけど朝の台所ってあんなにあったかいんだ。
知らなかったよ。
いい匂いがしてさ。
お母さんがご飯作ってて。
何かいいよね。
うん。
冬の朝の台所私も好きだな。
(まる子・たまえ)わっ!それにしても子供は風の子っていうけどさあたしたちだって寒いもんは寒いよね。
そうだよね。
(まる子・たまえ)うわ〜!
(山田)アハハハハ。
おはようさくら穂波。
アハハハハ。
ピューン!山田…。
さすが山田は子供は風の子だね。
(小杉)んっ?
(小杉)子供はカズノコー!?おい何だよカズノコって。
まさか今日の給食にカズノコが出るのか?ホントか!?給食にカズノコ?知らないよそんなの。
今言ったろ?子供はカズノコって。
んっ?待てよ。
カズノコは何の子供だったっけ?いやあたしが言ったのは子供は風の子で…。
時に人の耳というものは自分に都合良く聞こえてしまうものだ
(野口)かっちゃんカズノコニシンの子。
野口さん。
おおそうだそうだ。
ニシンの子だ。
ありがとよ野口。
野口さんよく知ってるね。
魚の卵大好きだから。
あ〜。
カズノコ腹いっぱい食いてえなぁ。
正月にお節料理で食ったっきりだな。
あたしだってそうだよ。
あれ?何で今あたしたちカズノコの話してるんだっけ?アハハハハ…。
ただいま。
あ〜。
こたつよあんたは日本が世界に誇る宝だよ。
《ディスイズアコタツ!》
(外国人たち)《おお〜!》なんちゃって。
あ〜極楽極楽。
(さきこ)うわぁ寒い。
ほら詰めて。
宿題やるんだから。
ちょっと!いい気持ちだったのに。
あんただけのこたつじゃないでしょ。
やったな!何よ。
何すんのさ。
あんたがどかないからよ。
この押し押し女。
あんたこそ押し押し女よ!押し押し押し女!押し押し押し押し女!
(さきこ・まる子)う〜!もういいかげんにしなさい!ハァ…。
お姉ちゃんのせいで汗かいちゃったじゃん。
ハァ…。
暑〜い。
冬に汗かいてまでケンカして…。
バカだよあんたたちは。
(おばあちゃん)ただいま。
(友蔵)おっ?どうしたんじゃ?お姉ちゃんが…。
まる子が…。
おやおや。
焼きたてを買ってきたけどどうだね?あんたたちはすぐケンカになるんだからもう離れてなさい。
(さきこ)あ〜せいせいするわ。
何さ。
フーンだ。
ねえおじいちゃ〜ん。
よしよし。
フフフ。
あ〜おいしいねおじいちゃんおばあちゃん。
フン!甘えちゃって。
おじいちゃんおばあちゃんありがとう。
おいしい!喜んでもらえてよかったよ。
(友蔵)ああ。
はい。
あ〜あったかいなぁ。
ああ大判焼きは焼きたてに限るのう。
あったかいもの。
大判焼きとこたつとお茶とそれとおじいちゃん。
まる子。
おじいちゃんの心臓の音。
聞こえるかい?聞こえないな。
えっ…。
そんなはずないじゃろ。
ちゃんと聞いておくれ。
聞こえない。
まさか…わし生きてない?何バカなこと言ってるんじゃね。
(さきこ)服着てるから聞こえないだけでしょ?そうですよ。
だいたい生きてるからあったかいんだよ。
そうじゃな。
アハハよかった。
(ヒロシ)ハァ…。
冬は鍋で一杯に限るぜ。
あったまるわ。
(友蔵)冬はお鍋が一番じゃ。
すき焼き寄せ鍋湯豆腐水炊きおでん。
色々あって私毎日お鍋でもいいなぁ。
フフ。
あっあれ?あれ?どれ取ってあげよう。
ヘヘヘ。
(おばあちゃん)はい。
ヘヘヘありがとうおばあちゃん。
(友蔵)まる子?
(おばあちゃん)大丈夫かい?
(ヒロシ)慌てて食うからだ。
(すみれ)フーフーして食べなさい。
フーフーして。
うん。
フーフーする。
フーフー。
よし。
わしも協力しよう。
フー!フー!フー!フー!フー!フー!ハァフー!ハァ…。
フー!フー!フー!
(一同)ああ…。
(友蔵)ハァハァハァ…。
朝の台所。
お土産の大判焼き。
こたつ。
お姉ちゃんとのケンカ。
何だ?それ。
今日見つけたあったかいものだよ。
ハハハ。
ケンカがあったかいってそりゃ面白えな。
それとみんなで食べるお鍋と。
熱かん。
ハハハ。
お風呂。
え〜っと…。
お父さん!お母さんおじいちゃんおばあちゃん。
お姉ちゃんは…ちょっとだけ。
ヘッ。

(ヒロシ・まる子)・「あなたのために」・「守り通した女の操」
翌朝
(さきこ)あっ!もうこんな時間。
いってきま〜す。
ああ待って待って!いってきま〜す!珍しいよね。
お姉ちゃんが。
やっぱり冬はね。
なかなか布団から出られなくってさ。
たま〜にね。
へぇ〜。
お姉ちゃんもあたしとおんなじ血の通った普通の人間なんだね。
あんた私のこと何だと思ってるの?ハァー。
あれ?あんた手袋は?ヘヘヘ忘れちゃった。
やだマフラーもしてないじゃない。
慌ててたからさ。
ハァー。
ハァー。
(さきこ)はい。
んっ?いいの?片っぽね。
早くしなさいよ。
ありがとう。
(くしゃみ)
(さきこ)ハァ…。
もう。
んっ?えっ?だってあんたバカなんだから一丁前に風邪ひいちゃおかしいでしょ。
バカって…。
バカはバカらしく風邪ひかないようにしないとね。
何それ!ほらほら急ぐよ。
ちょっとお姉ちゃん。
えっ?ヘヘヘヘありがとう。
《お姉ちゃんのにおい》こうしたらもっとあったかいよ。
やだなぁあんたと仲良しみたいで。
仲良しじゃん。
そうだっけ?いいじゃんいいじゃん。
走るよ。
うん!
(まる子・さきこの笑い声)
普段の家族が冬は一段とあったかい
そんなことを感じるまる子なのであった
ちょっと藤木何で遅刻した訳を言わないの?さっさと白状した方が身のためだよ。
あたしも今日遅刻しそうだったけどちゃんと理由があるよ。
梅の花が咲くのをずっと待ってたんだ。
次回の『ちびまる子ちゃん』は…。

(サザエ)サザエでございます。
・「お魚くわえたドラ猫」2014/02/09(日) 18:00〜18:30
関西テレビ1
ちびまる子ちゃん[字]

「戸川先生にチョコをあげよう!」の巻 
「冬の家族」の巻

詳細情報
番組内容
 最近すごく寒いけど、あたたかい物を見つけて冬を乗り切ろう。バレンタインのチョコも、熱い気持ちで一生懸命作れば、心も体もきっとポッカポカになるよね。ガンバロー!

 今回のちびまる子ちゃんは、「戸川先生にチョコをあげよう!」「冬の家族」の2本だよ。お楽しみにね。
出演者
まる子: TARAKO 
おじいちゃん: 島田敏 
お父さん: 屋良有作 
お母さん: 一龍斎貞友 
お姉ちゃん: 水谷優子
スタッフ
【原作】
さくらももこ 

【OP曲】
「おどるポンポコリン」 

【END曲】
「100万年の幸せ!!」 

【脚本】
高橋幹子 
池野みのり 

【絵コンテ】
岡英和 

【演出】
岡英和 

【作画監督】
荻野紀子

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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