(テーマ音楽)
(トンイ)クム!
(チョンス)淑嬪様それは…。
ヨニン君の物です。
間違いなくクムはここへ来ています。
世子様とクムはどこへ行ったのでしょう?にいさん。
クム。
(粛宗)まだだと?なぜ見つからぬ!?一国の世子が消えた。
なのにいつ消えたのかどこでいなくなったのかも分からぬとは!そんな話が通用すると思うか!?王様申し開きしようもございません。
なぜだなぜこのような事になった!?そなたたちは何をしていたのだ!?
(都承旨)王様どうか落ち着いて下さい。
そのように興奮されてはお体に障ります。
ともかく賊の仕業ではないのだな?連れ去られたわけではないのだな!?はい王様。
そのような形跡は何もございません。
何としても世子を捜し出せ。
世子と共に戻らねばそなた命は無いからな!そう思え!はい王様。
世子…世子。
もうすでに戌の刻ではないか。
世子はどこでどうしているのであろうか。
(チョ尚宮)禧嬪様すぐに見つかる事でしょう。
落ち着いて下さい。
世子が無事かどうか分からぬのにどうして落ち着けるのだ。
(ヒジェ)禧嬪様。
兄上。
とりあえず入りましょう。
大丈夫です。
世子様は自ら女官たちを追い払い侵入者の形跡も無い。
連れ去られたのではありません。
という事は世子が自ら宮殿を出たのですか?はい禧嬪様そう思われます。
恐らく帰るのが少し遅れているのでしょう。
だから必ず見つかります。
どうか心配なさらないで下さい。
ですがやはり合点がいきません。
大事になることを世子なら分かるはずです。
一度も決まりに背いた事のない世子が何故このような事をするのですか?それで調べたところおかしな事が…。
おかしな事?
(エジョン)どうだった?庭園にはいらっしゃいません。
そうなの?どうだった?女官の部屋にもいません。
どうしよう…捜すわよ。
ヨニン君が?ええそうなのです。
向こうも必死で誰かを捜しています。
恐らくヨニン君も見つからぬのでしょう。
まさか世子はヨニン君と共に宮殿を出たのですか?はいそう思われます。
そんな…。
(シビ)尚宮様いくら捜しても見つかりません。
宮殿に戻られたのでは?それはない。
見つかったという知らせがあるまで捜すのだ。
(ウングム)尚宮様。
では私とシビが向こうの通りを捜してきます。
ああそうだな私はこちらを捜そう。
(チョンイム)淑嬪様。
どうであった?世子様もヨニン君様もまだ見つかりません。
町のゴロツキを当たっていたナム様たちも手がかりは無かったそうです。
申し訳ありません。
謝る事はない。
これはヨニン君の物だ。
ヨニン君は祭りの行われた橋のそばにいたはず。
だからそこから捜すとしよう。
誰かが世子様とヨニン君を見ているに違いない。
(2人)承知しました。
では早速。
行こう。
はい。
心の声ヨニン君だと?ヨニン君?
(クム)あっ!痛…。
兄さん…待っていて下さいもう少し。
どこの誰なのか言わぬか!世子様の行方が分からず都も捕盗庁も大騒ぎだ。
お前に構っている暇は無い。
早く言え。
親が罰金を払えば2〜3回たたいて帰す。
おい貴様!まだ強情を張るか!少し痛い目に遭わねば分からぬようだな。
えい!
(世子)やめぬか!無礼な…誰に手をあげている!は?何だと?いいだろう。
誰だか話してやる。
(兵士)道をあけろ!どくんだ!どけ!下がれ邪魔だ!道をあけろ!どけ!どかんか!
(ヨンダル)はあ…何て事だ世子様が消えるなんて。
どういう事でしょうね?
(チュシク)はてな…。
ご無事だといいが。
ひょっとしたらこれは大事になるかもしれん。
ねえファン様もしや世子様は王子様とご一緒では?え?だって昼間エジョンさんが王子様を捜してたでしょ?お前なそんなのいつもの事じゃないか。
いくら何でもお二人で宮殿を抜け出すわけがないだろう。
全く何を考えてるんだか。
そうですよね。
もしそうなら大変な事になる。
2人共待っていたぞ!王子様!王子様!よかった。
何をなさっているのですか!?どうしてここにいるのです!?いいから手を貸してくれ。
頼む。
えっ!?ここで騒ぎがあったのですか?そうだ。
ここにヨニン君の袋が落ちていたのがどうにも気になる。
今日の祭りにはさほど大勢の人はいなかったそうだからその騒ぎに巻き込まれたのかもしれぬ。
ではこの一帯の警備隊に聞きましょう。
そうです。
騒ぎがあったのなら警備隊が駆けつけているはずです。
義禁府都事だ。
今日のクァントン橋一帯の記録を見たい。
はっ!どうすればいい?ヨンダル。
私が捕盗庁に行って世子様をお連れします。
あ〜…だけど何て言えば…。
あっ叔父!叔父と言えばいい。
それがいい名案です!叔父だと言って世子様を引き取り宮殿へお連れする。
ファン様は王子様をお願いします。
ああ。
いや待て。
私も捕盗庁へ行く。
それはなりません。
王子様が世子様とご一緒だったと知れたら大変な事になります。
ですから王子様は私と一緒にいて下さい。
だけど…。
そうして下さい。
世子様は必ず無事にお連れしますから。
だけど…。
信じて下さい。
だったら約束してくれ。
きっと世子様をお連れするな?はい王子様。
私命にかけてお連れします。
では参りましょう。
(兵士)どけ!道をあけろ!王子様急がねばなりません。
さあ早く。
淑嬪様。
どうでした?チョンスにいさん。
クァントン橋の近くで少年がスリを働いたという記録が。
スリですか?はいそしてその少年の人相が世子様と似ているのです。
それでその少年は今どこにいるのです?叔父だ叔父だ。
世子様の叔父だ。
世子様の叔父…世子様の叔父なのだ。
叔父…叔父…。
この者があのスリの親戚なのか?はいそのようです。
はい。
私はあのお方…あの子の叔父です。
捕らわれていると聞きこれで引き取りお連れ…。
連れて帰ろうかと…。
そうか。
だがあいつはもう帰ったぞ。
えっ帰った!?じゃあ宮殿にですか?なに?あ〜アハハハ。
いやそうじゃなくだったら放免ですか?放免?いや実は少し酔っ払ってましてね。
ハハハすみません。
やれやれ…お前の家はこっちでいいのだな?そうだ。
金を払わせるためだしかたない。
歩け。
全く…その年で親の名も家の場所もはっきりせぬとは。
本当にふざけた奴だ。
こいつ。
もし嘘だったらタダでは済まさぬからな。
あ〜どうしよう…どこへ行かれたんだろうなあ。
いいところに。
(ファン武官)あれ…どうした?いいかげん疲れた。
本当にここなのか?どうなんだ!?あれ。
あそこです。
どこだ?歩け!ここか?そうだ。
早く入れ。
誰か!いるか?おい!留守か?
(扉の開閉音)どなたで?お前がこいつの父親か?えっ?知りませんよ。
違います。
おい逃げた!待て!捕まえろ!止まれ!止まれ!待て!待つんだ!待て!止まれ!待つんだ!止まれ!待たんか!こら!止まらんか!止まれ!待てこら!待たぬか!待て!止まれ!待たぬか!止まれ!・どこに行った!?こっちだ。
よし追え!逃がすな!だ…誰だ?世子様ご心配なく。
義禁府の者です。
淑嬪様。
チョン尚宮。
世子様が見つかりました。
今チャ・チョンス様とご一緒です。
それは本当か!?世子様はご無事か!?はい淑嬪様ご無事です。
ヨニン君は?ヨニン君は見つかったのか?王子様ならご心配いりません。
ファン・ジュシク様と一緒に帰られました。
宮殿へか?はい淑嬪様。
もう今頃着いておられる事でしょう。
世子様。
淑嬪様。
大丈夫なのですか?おけがはありませんか?幸いご無事です。
ご心配をかけすみません。
そのような…とんでもない。
ご無事でいて下さり本当にありがとうございます。
淑嬪様。
すぐに世子様を宮殿へお連れします。
いいのだ1人で帰った方がよい。
私のせいで大変な騒ぎになっています。
一緒に戻ればあらぬ誤解を招く事になるかもしれません。
ですが世子様…。
ヨニン君にも迷惑がかかってしまいます。
私が無理やり連れ出してもらったのにあの子を傷つけるわけにいきません。
無事に宮殿に帰ったのなら私とヨニン君は一緒ではなかった事に。
お願いします。
世子様。
なに…世子が帰ってきたか。
(ハン内官)はい王様。
護衛の者が世子様をお連れしているとの連絡が入りました。
そうか。
それで世子はどんな様子だ?けがなど無く無事か?はい王様。
幸いご無事でいらっしゃいます。
世子。
世子!母上。
無事でしたか世子。
はい私は何ともありません。
一体これはどういう事です?なぜ世子がこのような事を…。
すみません。
息が詰まって…1人で気晴らしに出ましたがこのような大事になってしまって。
1人ですと?ヨニン君をかばおうというのですか?世子。
母上何をおっしゃるのですか。
分かっているのですよ。
世子がヨニン君と一緒に宮殿を出た事もヨニン君が世子を誘い出したのだという事もです。
違います母上。
ヨニン君ではありません。
私が誘ったのです。
そのような事信じられると思いますか!?誘われでもしなければ世子が外へ出ようなどと思うはずがありません!母上。
私はヨニン君の事を決して許しません。
すべてヨニン君のせいです。
宮殿の外で育ったヨニン君が世子をそそのかしたのです!母上やめて下さい。
ヨニン君は悪くありません。
しっかりするのです世子!母上。
ヨニン君ではなく私が…私が…。
世子。
世子!どうした!?世子様!世子!どうだ?
(ナム医官)もう大丈夫です。
お休みになれば回復するでしょう。
よかった。
気力が萎えている時に外に出られお体に障ったのでしょう。
ああ。
それでは。
大丈夫だ。
何も心配はいらぬ。
世子の具合はどうだ?ようやく何とか落ち着かれました。
(ヒジェ)禧嬪様。
気力が萎えているのに外へ出られるとは…。
そのような事をしては病状が悪くなります。
(医女)ナム医官様。
ああ。
禧嬪様。
世子護衛隊の隊長を呼んで参れ。
早く!はい。
世子に危害を加えようとは…。
私は決してヨニン君の事を許しはしません。
ここは覚悟をお決め下さい。
(咳をするチュシク)これだ。
(咳)この子は何です?
(大げさな咳をするチュシク)風邪がひどくて…。
(咳こみ)掌楽院で使う踊り手…踊り手だよ。
(咳こみ)ではどうぞ。
すまんな。
(咳こみ)
(チュシク)苦しい…まいった。
(咳こみ)めまいがする…もう大丈夫です。
本当にありがとう。
王子様。
今日のような事は二度となさらないで下さい。
もしも見つかっていたらそれこそ大変なのですからね。
約束。
すまない。
あっそれはそうと世子様はいつ…。
世子様ですか?そこを動くな!何事だ!?
(ポン尚宮)淑嬪様!どうなった?世子様は戻られたか?はい。
世子様が護衛と共に東宮殿に帰られるのを見ました。
よかった。
本当に大事に至らず幸いでした。
下手したらヨニン君様に災いが降りかかっていました。
ヨニン君は戻っているのか?それが…まだなのです。
えっ?ヨニン君が戻っていない?本当か?はいまだ。
ファン様と一緒であろう。
はい。
私も心配になりエジョンを迎えにやりましたが…。
そうか。
(エジョン)大変です!尚宮様!尚宮様!大変です!どうした?世子様の護衛が王子様を連れていきました。
なに…世子様の護衛がなぜ連れていくのだ?エジョン!それはどういう事だ?世子の騒ぎがヨニン君のせいだと?世子はヨニン君と一緒に宮殿を出たのです王様。
何だと?世子はこれまで決められた事に背いた事はありません。
その世子が宮殿を抜け出しあのように痛ましい姿になったのはヨニン君がいたからです。
それは言い過ぎであろう。
世子もヨニン君もまだ子どもだ。
子どもならば過ちもある。
王様は世子でなくヨニン君の肩を持たれるのですね。
ヨニン君だけを守るおつもりなのですね。
禧嬪。
ですが世継ぎである世子が濡れ衣で牢に入れられるという屈辱を受けそのあげくあのように寝込んでしまったのです。
一国の世子がです!今回だけは王様ももみ消すわけにはいかないでしょう。
夜が明ければヨニン君が世子を陥れようとしたという事実が広まり重臣たちは決して黙って引き下がりはしないでしょう。
禧嬪。
何を…。
淑嬪様。
ヨニン君がいると聞いた。
ヨニン君が何をしたというのだ!?おそれながらヨニン君様が世子様を宮殿の外へ連れ出したと聞いております。
しかも世子様は戻られた途端倒れられました。
ですからヨニン君様から事情をお聞きするのです。
何の関わりがある?なぜ護衛隊が王子を調べねばならぬのだ?なにぶんこれは世子様のお命に関わる問題です。
ですから王子様とはいえ規則どおり調べねばなりません。
淑嬪様。
ヨニン君に会いたい。
ですがそれは…。
聞こえぬのか!案内せよ!ヨニン君に会うと言ったのだ!淑嬪様。
(扉の開閉音)母上。
クム。
母上。
世子様が倒れたと聞きました。
世子様は大丈夫ですか?ひどいのですか?何もかも私が悪いのです。
私が祭りに行きたいとねだりました。
世子様は夕方の講義までに帰ろうとしていたのに私がわがままを言ったからです。
クム。
早く帰っていれば世子様が捕盗庁に捕らわれる事も倒れる事もなかったのに…。
どうすればいいのですか?母上。
心配しなくてもよい。
世子様は必ずよくなる。
お前のためにも必ずよくなられる。
母上。
クム。
では何もかも事実だというのか?さようです王様。
護衛隊がヨニン君様に経緯を確認しました。
お二人は共に宮殿を出られヨニン君様の願いで祭りで遊んでいたところ世子様がスリと間違われ捕盗庁に捕らわれてしまいました。
何もかもすべて事実だそうです。
思わぬ事態に驚かれ大事にすまいと世子様は名乗るのを何としても避けられたようです。
なれど大事になってしまった。
世子を支持する重臣たちはただの子どもの過ちでは済ませぬ。
これを口実にヨニン君を追い詰めるだろう。
まずいですな。
(ナム副官)ああ。
あっこれは。
ソ・ヨンギ様はおられるか?はい中でお待ちです。
さあお入り下さい。
ソ・ヨンギ様。
昨夜の事で少論の重臣たちが集まっているのですか?ああ思ったより事は深刻だ。
世子様が捕盗庁に捕らわれ倒れられた事で重臣たちは皆いきりたっている。
それはたまたまです。
そのような事でヨニン君様を罪に問うのですか?事は世子様に関わる。
連中は世継ぎに危害を加えたと言って騒ぐであろう。
危害だなどとんでもない!言いがかりもいいところです!ささいな過ちで命を落とすのが宮廷だ。
ましてや世子様が倒れられた。
ヨニン君様を邪魔に思う連中は決してこのまま引き下がりはすまい。
(サンヒョン)王様これは決して許される事ではありません。
世継ぎたる世子様がかくもひどい目に遭われたのです。
それをこのまま不問に付すわけには参りません。
子どもの過ちにすぎぬ。
それを裁けと言うのは度が過ぎる申し出であろう。
過ちですと?そのような言葉で片づけられましょうか。
昨夜世子様のお命が危険にさらされたのです。
王様おそれながら申し上げます。
すべては宮殿の外で育ち王室の決まりを知らぬヨニン君様のせいで起こったものです。
取り調べで判明したところによれば夕方の講義に帰ろうとする世子様をヨニン君様がそそのかし引き止めたために世子様はスリと間違われ捕盗庁に捕らわれる結果となったと聞いております。
ヨニン君様さえいなければ世子様がかくも恐ろしい目に遭う事はなかったと思われます。
そなた言葉が過ぎるぞ!何故すべて幼いヨニン君のせいにする!?王様これはお世継ぎの命に関わる事なのです。
その罪を問うにあたって身分の高い低いや年齢をうんぬんするお言葉は何の言い訳にもならぬものと思われます。
なに!?ヨニン君様は明らかに世子様の害となる事をしたのです。
これに相応な裁きが下されるまでは我々は決して引き下がるつもりはございません王様。
なに…重臣たちが?さようです。
ヨニン君様を追い出すよう王様に対して願い出ています。
悪いのは私だ。
なのに一体なぜヨニン君の罪を問う?それはヨニン君が世子に危害を加えたからです。
母上。
どういう意味ですか?母上。
ヨニン君が私に危害を加えた?母上。
危害を?さようです。
連中はそれで追い詰める魂胆です。
世子様が恐ろしい目に遭いその場にヨニン君様が居合わせた。
あの連中にはヨニン君様を追い詰めるまたとない口実なのです。
淑嬪様。
そうです危害を加えたと言いました。
母上。
外に出ようと言ったのは私の方です。
ヨニン君は悪くありません。
いいえ。
ヨニン君は世子を物騒な町へ連れ出し恐ろしい目に遭わせました。
そのうえ帰ろうとした世子を祭りに誘ったのは誰ですか?ヨニン君ではないですか。
それでもヨニン君に罪が無いと言うのですか?母上。
ヨニン君がそのような事をしたのは世子の座が欲しいからです。
言ったではありませんか。
ヨニン君は弟ではなく倒すべき敵です。
いずれヨニン君は宮殿を追い出される事になるでしょう。
それでヨニン君が世子の座を脅かす事はなくなります。
私が必ずそうしてみせます。
母上。
ですから世子はこの件が片づくまで決して出しゃばってはなりません。
私はそれを言いに来たのです。
私の病のせいですか?だから…王位を継げぬかもしれぬからヨニン君に王位を奪われぬようヨニン君を陥れるのですか?それはどういう事です?世子。
私は自分の病を知っているのです。
私は子を望めぬかもしれぬ病なのでしょう?世子…。
どうして…どうしてそれを知ったのですか?どうしてかと聞いているではありませんか。
母上。
それは違います。
何を知ったとしてもそれは間違いです。
いいですか世子はただ病弱なだけで…。
これは…これは私の問題です。
ですからもう嘘をつくのはやめて下さい。
お願いです母上。
そのためにヨニン君を傷つけないで下さい。
世子。
自分を守るために弟を陥れたくありません。
私を慕ってくれる弟にそのような事はできません。
禧嬪様。
禧嬪様。
禧嬪様。
禧嬪様。
心の声どうして世子が知ったのだ?どうして…。
ヨニン君を裁けという上奏が後を絶たぬ。
王様。
ヨニン君はどうしている?お部屋にいらっしゃると聞いております。
(ムヨル)世子様の病を公にするのです。
打開策はそれしかありません。
チャン殿。
世子様があのような病である事を知れば少論の重臣は東宮殿と就善堂に背を向けます。
お帰り頂けますか。
言ったはずです公にはしません。
淑嬪様。
このままヨニン君様が裁かれていいのですか?何としてでもヨニン君様をお守りせねば。
その手段は淑嬪様がお持ちです。
淑嬪様。
あっ。
父上。
うん。
本当ですか?父上。
世子様はよくなられたのですか?ああ。
王妃の時のように菖蒲の花輪を作らずとも大丈夫だ。
すぐ世子は元気になるであろう。
うれしいです父上。
こんなに早くよくなられるなんて本当によかったです。
ハハハうれしいか。
はい。
飛び上がりたいくらいうれしいです。
ハハハ。
あの…父上申し訳ありません。
心配をおかけして。
ヨニン君。
何もかも私が悪いのです。
私がバカなまねをしたから世子様が恐ろしい目に遭われました。
そうか。
あの日の事はすべてそなたのせいなのか。
はい父上。
世子様は夕方の講義までに帰ろうとしたのに私が祭りに行きたいとねだりました。
だから私が悪いのです。
それはおかしいな。
世子によれば宮殿を抜け出したのは自分のせいでヨニン君に非は無いと言っていたぞ。
えっ?世子とヨニン君どちらも自分が悪いと言う。
はてさてどちらが嘘をついているのかな?あ…父上ですからそれはその…。
ハハハヨニン君。
答える事はない。
どうでもよい。
そなたたちはお互いを思いやっている。
それが大事だ。
父上。
ハハハ。
母上。
王様。
何もかもあの子たちが王を父に持ったせいだ。
結局問題はそこだ。
どちらの子も余の大事な子だが重臣には権力を争うための世子と王子にすぎぬ。
トンイ。
重臣たちがヨニン君を裁けと騒いでいると聞きました。
その事なら心配するな。
何があろうとヨニン君を守ってみせる。
王様。
回想その事なら心配するな。
何があろうとヨニン君を守ってみせる。
回想
(ムヨル)淑嬪様。
このままヨニン君様が裁かれていいのですか?何としてでもヨニン君様をお守りせねば。
その手段は淑嬪様がお持ちです。
(パク氏)あらまあそれじゃヨニン君様は王室を追放されるのですか?
(テプン)当然だ。
世子様がひどい目に遭ったのだ。
重臣たちが黙っておらぬ。
おおかた禧嬪様が操っているのでしょう?全くどこまで禧嬪様は恐ろしい方なんでしょうねえ。
世子様を守るためではないか。
私もホヤンが危ない目に遭ってつくづく身にしみた。
子どもの事となると黙っておられぬのが親だ。
うちのかわいそうなホヤンはどうなってしまうのですか?任せろ。
捕盗庁は全く当てにならん。
だから町のゴロツキに頼んでおいた。
どんな手を使ってでもホヤンを襲った奴を捕まえてやる。
見ていろ!
(ホヤン)あ〜!あなた…。
何なの?父上父上。
奴らです。
私を捕まえに来たのです!助けてお願いします!なに…どうしたのだ!?あなたどうしたんですか?しっかりして下さい。
離せ!離せ!触るな!死にたくない!誰が来たというのだ。
どうも旦那。
何だお前たち…。
あなたお知り合いですか?
(ホヤンのおびえる声)何ですか!やめて下さい父上!これを受け取れ。
何なんですか?奴らを見つけた。
これで奴らの息の根をお前の手で止めてやるのだ。
えっ…何ですって?とどめだとどめ。
だからほら立て。
早くほら。
貴様らちゃんと顔を上げんか!どうです?お捜しの犯人はこいつらでしょう?ホヤン。
あ〜!間違いありません!私を殺そうとした奴らです!それじゃ遠慮なく。
ホヤン。
こいつらを死ぬ寸前まで殴るのだ。
よいな!えっ…死ぬ寸前ですか?何だ怖いのか?こんな事で臆してはならぬ。
やられたらやり返す。
それが男だ。
いえ怖いのではなくて死ぬまで殴ってやりたいのです!お前!人を殺すのはまずかろう。
お前ら!あの時はよくもやってくれたな!この!この!よくも!おいホヤン!殺してはまずい。
邪魔しないで下さい!この!この!待って下さい。
全部話します。
だからお助けを。
お願いですお助け下さい。
金で雇われただけです。
どうか命ばかりは…。
なに?知るか!死ね!待てホヤンやめるんだ!ホヤンダメだ!ホヤン!何をしているのだこいつを止めぬか!はいただいま!いけません落ち着いて。
え〜い離せ!なぜ止めるのですか!?とどめを刺すのではなかったのですか!?これぐらいではまだまだ足りません!うるさい!黙ってろ!よかろう聞こうじゃないか。
金で雇われただと?はいそうですどうかお助け下さい。
誰だ?どこのどいつが息子を殺せと言った?貴様!
(たたく音)ユン氏に言われました。
ユン氏ユン氏の命令です。
ユン氏というと…まさか禧嬪様の?ええ。
禧嬪様の母親のユン氏です。
俺たちは従っただけです。
父上…こいつらは何を言っているのですか?誰が私を殺せと?何という…まさかそんな…!
(ユン氏の笑い声)奥様。
今日は随分ご機嫌ですね。
そうとも。
ようやく目障りだった淑嬪とヨニン君を追い出せそうだからな。
えっ本当ですか?奥様。
アハハハもちろんだ。
結局こうなるのにたかが巫女に死ぬと言われたくらいで…。
死んだりするものか。
この先千年万年いつまででも生きてやる。
(笑い声)それでどうなりました?我々は上奏が聞き入れられるまで登庁を拒否するつもりだ。
世子様をお守りするためだ。
いかに王様でも今回はどうする事もできまい。
南人だけではありません。
宮廷で一番勢力を持つ少論の重臣たちもヨニン君様に処罰が下るまでは一歩も譲れないと言っているそうです。
淑嬪様どうしたらいいのですか?ヨニン君。
母上。
回想いずれヨニン君は宮殿を追い出される事になるでしょう。
それでヨニン君が世子の座を脅かす事はなくなります。
私が必ずそうしてみせます。
行く所がある。
支度をせよ。
はい世子様。
禧嬪様。
世子様を守ろうとする少論が大きな力となっています。
あれだけ反発されては王様とて耐えられないでしょう。
何です?お顔の色がすぐれませんが。
世子がすべてを知ってしまいました兄上。
えっ!?自分がどのような病なのか世子は知っているのです。
禧嬪様それはどういう事です?世子様が…世子様がなぜ…。
禧嬪様。
なに…世子様がお見えになっているだと?はい淑嬪様。
世子様。
淑嬪様。
わざわざどうなさいました?ヨニン君にご用ですか?違います淑嬪様に会いに来ました。
世子様が私にどういったご用でしょうか?ですから兄上が世子に会って言い聞かせて下さい。
兄上の言葉なら従うでしょうから。
世子様にお会いしたい。
こちらにはいらっしゃいません。
なに…どこへ行かれた?行くぞ。
ポン尚宮。
ポン尚宮はいるか?はい淑嬪様。
支度をしてくれ。
東宮殿へ行きいま一度世子様に。
えっ…分かりました。
(クソン)「唯天下の至誠能く天下の大経を経綸し天下の大本を立て天地の化育を」。
王子様。
宮廷の騒ぎが気になられますか?はい先生。
私のせいで世子様がひどい目に遭われ重臣たちが私を処罰しろと騒いでいるそうです。
王子様。
先生。
私は宮殿から追い出されるのでしょうか?また宮殿の外で暮らして私のせいで母上もつらい目に遭われるのですか?それは違う。
世子様。
世子様。
決してそのような事にはならぬ。
こいつ…なんという顔をしている。
私が来てうれしくないのか?いいえうれしいです。
世子様にお会いできてとてもうれしいです。
ならばなぜそのような暗い顔をしている?それに「兄さん」と呼べと言ったのに「世子様」だと?それは…私は兄さんが二度と会ってはくれぬかと思って…。
なに?私のせいであのようなひどい目に遭われたから。
それは違うぞ。
何を言うのだ。
そなたのせいではない。
外へ行こうと言ったのは私だ。
それなのに父上に自分が悪いと言ったな?私のせいで苦しんでいるのはそなたの方だ。
すまない事をした。
そなたは私をかばい自分を責め心配してくれた。
なのに私は黙って見ているだけだった。
兄さん違います私が悪いのです。
私が祭りに行こうと言わなければ兄さんは捕らわれる事もなかったし病で倒れる事も…全部私のせいです。
違うそれは違うぞ。
回想
(世子)ヨニン君の事は心配いりません。
母上や重臣たちがヨニン君を陥れようとするのは私のせいなのです。
私が世子だからです。
ヨニン君が私の座を脅かすと思っているから。
世子様。
ですが私はこの座にふさわしくありません。
私のせいでヨニン君を傷つけるわけにはいきません。
世子様それはどういう事なのですか?世子様がその座にふさわしくないとは?心の声もしや世子様はあの事をご存じなのだろうか?まさか…。
・
(ハン内官)王様。
王様。
世子様が至急お目にかかりたいとおっしゃっています。
世子が?はい。
世子。
父上。
急にどうしたのだ?世子様にお会いしたい。
世子様は今王宮殿です。
何だと?なに?そなたがここに何の用だ?禧嬪様。
それで世子一体何の話だ?父上。
私は世子の座にふさわしくありません。
なに?王室と国を守る事が世子として世継ぎとしての私の務めだと分かっています。
ですが私は大病を患っています。
それを隠したまま世子の座に居座れません。
あ…。
大病とは…それはどういう事だ?世子。
世子。
聞こえなかったのか?淑嬪。
そなたが東宮殿に何の用がある?世子様はもしやご自身の病をご存じなのですか?病の事を世子様は知っていらっしゃるのですか?なぜそなたがそれを…。
2014/03/09(日) 23:00〜00:00
NHK総合1・神戸
トンイ(52)「無垢(むく)な心」[二][字]
韓国超大作歴史ドラマ。貧しい境遇から王の側室となり後の名君を育てたトンイの劇的な生涯を描く。宮殿に戻れなくなってしまった世子(セジャ)をクムは助けられるのか?
詳細情報
番組内容
世子(セジャ)が行方不明になり、宮殿は大騒ぎ。トンイたちは、クムが一緒だと気づき、禧嬪(ヒビン)たちより先に2人を見つけようと捜索するが、見つからない。その間に、禧嬪も世子がクムと一緒だと感づく。クムは、スリと間違われて捕らえられた世子を救おうと必死だった。世子から「宮廷には知らせるな」と言われたクムは、助けを求めてヨンダルの家へ。そのころ、身分を隠したまま捕らえられた世子は…。
出演者
【出演】ハン・ヒョジュ…加藤忍,チ・ジニ…井上倫宏,イ・ソヨン…林真理花,ペ・スビン…佐久田脩,チョン・ジニョン…東地宏樹,キム・ドンユン…村治学,キム・ユソク…大塚芳忠ほか
原作・脚本
【脚本】キム・イヨン
監督・演出
【演出】イ・ビョンフン,キム・サンヒョプ
音楽
【音楽】イム・セヒョン
制作
〜韓国 MBC/Lydus Content Company制作〜
ジャンル :
ドラマ – 海外ドラマ
ドラマ – 時代劇
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
韓国語
サンプリングレート : 48kHz
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