奇跡の地球物語 美容の国モロッコ〜美肌を守るアルガンオイル&ガスールの秘密〜 2014.03.09

アフリカ大陸に今世界中の女性が注目する国がある。
美容の国モロッコだ。
サハラ砂漠が広がるこの国では強い紫外線から肌を守るため独自の美容法が生まれた。
モロッコ伝統の美容法その秘密は肌に塗るアルガンオイル。
奇跡の樹とも呼ばれるアルガンを探すと目を疑う光景に出会った。
なぜヤギたちは木に登るのか?奇跡の樹の実から生まれるアルガンオイルの成分を科学的に分析。
モロッコで採れる不思議な土ガスール。
その成分とは?今夜は美容の国モロッコでサハラ砂漠からの恵み幻の土とオイルの謎に迫ります。
近未来創造サイエンス…。
日本からおよそ1万2000キロ北アフリカモロッコの中央に位置する都市…。
モロッコの魅力の1つがスークと呼ばれる市場。
店が所狭しと軒を連ねるこの市場では服や靴スパイスなどあらゆる商品が売られている。
中でも女性たちに人気なのが美しさを磨くさまざまな美容品を取り揃えた店。
特に人気のある商品を尋ねると…。
アルガンオイルだよ。
この木の実から作られるオイルなんだ。
肌につけるとしわや乾燥を防いでくれるんだよ。
僕の肌もきれいだろ。
肌を守るというアルガンオイル。
黄金色に輝く液体にどんな成分が含まれているのだろう。
その前にモロッコの美容の現場を訪ねる事に。
女性たちがバケツを持って続々と建物に入っていく。
どこに行くのか尋ねてみると…。
ハマムに行くの。
体を洗ってきれいにするところなのよ。
バケツの中身を見せてもらうと…。
なにやら土のようなものが…。
これも美容に欠かせないものなのだという。
ハマムとはモロッコの公衆浴場。
日本でいえば銭湯とエステを兼ねたような施設。
女性たちはここで体を洗い清めるとともに肌を磨く。
最近はこのハマムを目当てにモロッコを訪れる女性観光客も多いという。
ハマムとか受けたいなと思ってます。
中でも人気を集めているのが北部の町フェズに増えている高級ハマム。
古い邸宅を改装したリヤドと呼ばれる宿泊施設。
この中にハマムがある。
今回特別に内部の撮影許可が下りた。
まずはおよそ50度のサウナのような浴室で45分ほど蒸気を浴びる。
毛穴を開き汚れを取り除きやすくするのだ。
次にせっけんで体を洗い垢すりで古い角質を落とす。
そして取り出したのが…。
そう。
町の女性たちが持っていたあの土だ。
これは一体…?ガスールよ。
モロッコで採れる土なの。
汚れを落として肌をきれいにしてくれるのよ。
ガスールはアラビア語で「洗い清める」という意味を持つ。
全身に塗りパックを施す。
古くから肌を磨く土として重宝されてきたという。
ガスールを洗い流すと…。
仕上げはオイルマッサージ。
黄金色に輝くこのオイルこそ古より伝わるモロッコの伝統アルガンオイル。
このオイルは乾燥を防いで肌をつるつるにしてくれるのよ。
モロッコ伝統の美容法で使われるガスールやアルガンオイル。
その成分にはモロッコならではの秘密が隠されていた。
700年以上前から女性たちが肌や髪を洗うために使っていたといわれるガスール。
その効果を筑波大学の中嶋教授に伺った。
ガスールの微粒子には汚れや脂といったものを吸着する力があります。
せっけんと同じような形で油汚れを取ることが出来るという事になります。
さらに教授はもう1つの効果に注目している。
ガスールには肌や髪を保湿する効果がある事になります。
なぜ保湿効果があるのか?教授はこう分析する。
ガスールの粒子の中にマグネシウムがとても高い濃度で入っています。
このマグネシウムがマグネシウムイオンとして溶け出してくると。
マグネシウムイオンは水を集める働きがあります。
保湿効果…それはガスールに含まれるミネラルのひとつマグネシウムによるものだという。
ではなぜマグネシウムを多く含むのか?そこにはこの土の成り立ちが深く関わっていた。
ガスールの原料は天然の岩石。
その採掘現場へ向かった。
見えてきたのは標高4165メートルのアトラス山脈。
そのふもとタムダフェルトに岩石の採れる鉱山がある。
トンネルの全長は1キロメートル以上。
しかしこの土が全てガスールなのではない。
ガスールが採れるのは地層のほんの一部からなのだ。
掘り出された原石を砕いて水に溶かし天日で乾燥させると…。
先ほどハマムで使っていたガスールとなる。
マグネシウムを多く含むガスール。
その理由は採掘されるアトラス山脈にあった。
もともとアトラス山脈は海の底にあったところです。
標高4000メートルを超えるアトラス山脈一帯は実はジュラ紀には海の中にあった。
そのため海藻や海の生物が土壌に吸収されミネラル豊富な地層となった。
その1つがマグネシウムなのだ。
その源は太古の生物たちが残した天然のミネラルだったのである。
モロッコ伝統の美容法2つ目の鍵は仕上げに使われていた黄金色のアルガンオイル。
モロッコに生えているアルガンの木から採れるオイルよ。
アルガンはモロッコの宝物。
とても大切なものなの。
アルガンオイルはアルガンの実から作られる。
モロッコの宝アルガンの木を探しに行くと不思議な光景に出会った。
木の枝に登るヤギ。
この光景がアルガンオイル作りに深く関係しているという。
その理由とは…?
(シャッター音)
(シャッター音)
(シャッター音)
(シャッター音)
(シャッター音)
(妻夫木)僕は…。
なぜわかったんですか?…影?でも僕は光を求めて…。
僕が影を求めている…。
はい。

(シャッター音)
(シャッター音)
(シャッター音)
EOS70D
(男性)今日は写真と言葉で想いを届けるフォトレターを作ります。
気持ちをまっすぐ伝えることの大切さを感じてほしい
そんな願いを込めて私たちはフォトレター出張授業を行っています
(男の子)お父さんがいつも遊んでくれるのでこの手紙を書きました。
(一同)ありがとう!
「PIXUS」で「想い」を届けよう
モロッコの宝奇跡の樹とも呼ばれるアルガン。
一体どんな木なのか?向かったのはモロッコ西部の港町…。
市街地を抜けしばらく進むと木々がまばらに生えている。
これがアルガンの木。
さらに進むと不思議な光景が現れた。
木の枝に登っているのはなんと十数頭のヤギ。
一体なぜヤギが木に登っているのだろう?森でヤギを連れた男性に出会った。
ヤギをアルガンの木に連れて行くんだ。
男性が向かったのは高さ3メートルほどのアルガンの木。
枝にはオリーブのような実がなっている。
するとおもむろにヤギが木に登り始めた。
ヤギは運動能力が高く断崖絶壁や木の枝へも比較的簡単に登る事が出来る。
そんなヤギたちがアルガンの木に登る理由は…。
餌として実を食べさせているんだ。
体にいいからね。
アルガンオイルを作るためでもあるんだよ。
これはアルガンの実を集める伝統的な方法。
古くはヤギを使わなければ実を集めるのは難しかったのだという。
その理由はアルガンの木にあった。
トゲがあるだろう?枝をよく見ると長く鋭いトゲが生えている。
人が木に登り手で実を取るのは危険だったのだ。
そこで人々はヤギに実を食べさせる事でアルガンの種を集めていたのだ。
オイルを作る作業場を訪れた。
ここからは全て女性たちの手作業だ。
子供の頃からアルガンを使っているわ。
肌がつるつるになるのよ。
まずはこの硬い種を石で割り中にある仁を取り出す。
仁には発芽に必要な栄養分がたっぷりと含まれている。
続いて仁を石臼でひきすりつぶす。
すり潰された仁から出来たペーストをじっくりと練り続ける。
休みなく練る事2時間以上。
粘土状になったものを力強く絞ると…。
これがアルガンオイル。
6キロの実から採れるのは500グラムの仁。
そこから採れるオイルはわずか100ミリリットル。
手作業で生み出される貴重なオイルなのだ。
現地でアルガンの研究をしているグルシュ教授に伺った。
アルガンは乾燥という過酷な環境で子孫を残すために種の中の仁に発芽に必要なエネルギーとなる油を豊富に含んでいます。
菜種油ごま油オリーブオイルなど植物性の油は私たちの食生活には欠かせない。
実はアルガンオイルも初めは食用だったのだ。
アルガンオイルは元々は食用の油として使われていました。
油を作る人の肌がきれいになった事から美容に使われるようになったのです。
モロッコの人々はアルガンの枝を使って屋根を作ったり栄養のある葉はヤギに食べさせたりしてアルガンを余すところなく使ってきたのです。
アルガンオイルの研究をしている筑波大学礒田教授は…。
色々な歴史的な文献現地の文献などからの情報ですけれどもエジプトのファラオの時代からそういった植物の油を使ったという記録があります。
それは単に食べ物として使ったのだけではなく成分をうまく利用するために植物の油を生活に取り入れていたというそういう報告があります。
マラケシュの中心夜になれば広場を埋め尽くすほどの屋台が立ち並ぶ。
大道芸人たちのパフォーマンスが見る者の目を楽しませる。
ケバブラムケバブチキンサラダ…モロッコサラダ。
屋台に並ぶモロッコ料理の数々。
その料理法にも人々の知恵が生かされている。
野菜やラム肉牛肉などを使ったモロッコの伝統料理…。
スパイスの香りが食欲をそそる。
野菜の水分を閉じ込める事で少ない水で調理が出来る。
貴重な水を無駄にしない知恵だ。
タジンの仕上げに使うのはそうアルガンオイル。
アルガンオイルの味が染み込んで美味しくなるんだ。
アーモンドのような香ばしい風味がつくんだよ。
乾いた大地。
照りつける太陽。
その中で肌を守り健康を守る知恵を育んできたモロッコの人々。
彼らを支えたのは過酷な自然を生き抜いた植物たちの生命力。
そして今世界の人々はこの砂漠の国を敬意を込めてこう呼ぶ。
伊豆半島の河津桜。
8500本が彩るピンクの絶景はたった一本の桜から始まった。
なぜ普通の桜より早く咲くのか。
なぜ1か月にわたり長く咲き続けるのか。
40年に及ぶ研究が謎多き生態を解き明かす。
次回『奇跡の地球物語』河津桜の秘密に科学が迫ります。
戦後大阪と京都のベッドタウンとして2014/03/09(日) 18:30〜18:56
ABCテレビ1
奇跡の地球物語 美容の国モロッコ〜美肌を守るアルガンオイル&ガスールの秘密〜[字]

美容の国モロッコ。強い紫外線から女性たちの肌を守っているのが、美肌オイル・アルガンオイル。そしてミネラル豊富な粘土・ガスール。モロッコの美の秘密に迫る!

詳細情報
◇番組内容
アフリカ大陸、サハラ砂漠の北に位置するモロッコ。照りつける灼熱の太陽、強い紫外線から肌を守るため独特の美容法が生まれた。ヤギが登る木の実から採れるアルガンオイル、そしてミネラルが豊富なモロッコ独特の粘土、ガスール。今、注目が集まるモロッコの美容に科学で迫ります!
◇番組内容2
古代のミステリーから日常のふとした疑問まで、人間を取り巻くあらゆる物事を最先端科学で紐解いていく…。明日誰かに話したくなる、新しい発見がいっぱいの番組です。
◇出演者
【ナレーター】山寺宏一
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-earth/
◇おしらせ2
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。

ジャンル :
バラエティ – その他
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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