(理絵)はいおまわりさん!
(理絵)えっと…いつもご苦労さま!
(篠田)ごめんね。
おまわりさんはものをもらっちゃいけないんだ。
(田上)堅い事を言うな。
都民のご厚意だ。
なあお嬢ちゃん。
ですよね。
どうもありがとう。
(篠田)クッキーだね。
(田上)学校遅れるよ。
(理絵)あっそっか!
(篠田)あれ…?危ない!
(爆発音)
(爆発音)
(郷原政直)なぜ呼ばれたかわかってるかい?
(真壁有希子)はい。
一課長の相馬君からこれ以上君をSITに置いておくのは危険だと言われたよ。
(有希子の声)撃てば!?早く!
(佐々木拓斗)あぁーっ!!イヤーッ!イヤーッ!イヤ…!動くな!わあぁぁーっ!!
(相馬一成)撃て!!
(銃声)
(郷原)まあ君の事だ。
勝算があってやった事だろう。
だが警察に一か八かは許されない。
何か申し開きたい事は?いえ現場を指揮した自分の責任です。
ああよく言った真壁。
さすが私が所轄から引っ張ってきた人材だ。
あれ?髪…。
まさか辞めようなんて思ってないだろうね?誰に何言われても辞めません。
凶悪犯を検挙するのが自分の目標であり生きがいであり趣味ですから。
本日付で緊急事案対応取調班に異動を命じる。
キントリですか…?
(郷原)知ってるよね?私が新しく設置した取り調べ専門チームだ。
名前だけは。
優秀な取調官の集まりだ。
統括は…梶山管理官だ。
梶山…。
かっ…か…!お久しぶりです真壁警部補。
我々の仕事は取り調べだ。
…が行うのはこれまでの取調室とは大きく違う。
花でも飾ってあるっていうの?カメラで全てを録画録音してるんだ。
冤罪事件が続いて自白偏重の取り調べに対する風当たりが強くなった。
弁護士会からは取り調べの全容を録画しろと突き上げをくらってる。
可視化…。
そこで特に重要と認定された案件については専門の取調官が迅速かつ正しい取り調べを行い全てを記録する事…。
えっ困る!カメラになんか見張られてたらやりにくい。
ホシを吐かせるのは無理!…っていう奴が多いんでしょ。
私は平気。
カメラなんて怖くない。
…なら結構。
今日からここが君の現場だ。
(中田善次郎)「やったんだろ!?」
(中田)やったんならやったって正直に言えよ!人間素直が一番だ!
(小石川春夫)正直で素直な人間が3人も人を殺しませんよ。
(中田)オラ開き直んのか!?コラ。
上等じゃねえか。
なんなら最後の殺しについては送致見送ってやってもいいんだぞ。
3人なら確実に死刑だが2人なら無期懲役かもしれん。
その代わりな他の2件についてはきっちり吐くんだ!警察がそんな取引していいのかな?
(菱本進)貴様!なめんのもいい加減にしろ!この野郎!地獄を見るぞこの野郎!天国じゃねえんだぞコラ!正しい取り調べ…?中断しましょうか。
(中田)「はい」いやちょっとやりすぎましたかね?取り調べの教本ビデオを作ってましてね。
今のは悪い例。
まあいけないとわかっていても現実には自白を強要したり取引を持ちかけたりするケースがありますのでその指導も我々の仕事…。
あっ…申し遅れた。
私中田善次郎と申します。
真壁です。
(菱本)あんたかぁ!クビになった女交渉人って。
お名前は?俺なぁ女の警官と組む気ないんだよ。
特に勘違いしてるおばはんは。
あれ…大丈夫?この程度で頭にきて。
…別に。
小石川春夫です。
あっちの海坊主は菱本さん。
あっ…。
今思ってる事当てようか?「何ここは掃きだめ?」。
「定年前の薄汚いおっさんばっかじゃん」。
それじゃあ交渉失敗するよ。
顔に全部出てるもん。
お言葉ですが交渉は失敗ではありません。
人質は無事全員保護。
犯人逮捕致しました。
自慢話はいいからお茶いれてくれや。
お茶…くれやって…。
おばはん。
SITじゃ偉そうに頭張ってたかもしれないけどここじゃ一番年下だろ。
それがどうかしましたか?
(電話)はい調べ班。
はい了解しました。
善さん…。
交番爆破事件の重要参考人が任意同行。
午前10時15分緊急事案取調要請が下りました。
出番です。
(藤代保)離せ。
(リポーター)「世田谷区の交番が爆破され警察官1人が死亡」「通行人を含む3人が重軽傷を負った事件の重要参考人として藤代保弁護士が捜査員に任意同行を求められました」「藤代弁護士を乗せた捜査車両はこれから警視庁に向かいその後本格的な事情聴取を受けるものとみられます」
(リポーター)「あったった今藤代弁護士の姿が見えました!」藤代保45歳。
著名な弁護士です。
(中田)冤罪事件ばかり引き受けてますよね。
捜査本部に匿名のタレコミがあったそうです。
犯人は弁護士の藤代だと。
匿名ねえ…。
捜査本部も当初はいたずらと判断しましたが念のため目撃者に写真を見せたところ…。
この人じゃない?このおじちゃんに頼まれたの…。
これ交番に届けてくれるかな。
いい事すると気持ちいいよ。
…で藤代本人から提供を受けた指紋を照合したところクッキー缶に付着していた指紋と一致した。
(小石川)真っ黒だねぇ。
問題は動機か…。
本人は?完全否認。
ああ…手こずりそうですねぇ…。
弁護士はこっちの手の内わかってるから厄介だよな。
動機より爆発物の入手経路に絞って攻めては?このホルク硝安というのは90年代にアメリカで発生したテロで使われた硝酸アンモニウム化合物です。
ほう〜さすが!元SIT元交渉人!なんなら私が取り調べましょうか?真に受けるな馬鹿!なっ…ば…!ブツのルートだけわかっても動機に説得力がなきゃ裁判でひっくり返される。
誰がどうしてなんのためにやったのか。
犯行の全貌を突き止めるのが取調班の仕事だ。
ホシをパクッたら終わりじゃない。
パクッたとこから始まる。
無理なら手取り足取り教えようか?結構。
相手はプライドの高い弁護士です。
中田さんお願い出来ますか?はい。
菱本さんは補助小石川さんは調書の見直しを。
よし全力尽くしますか。
よっしゃいくぞ。
やりますかねぼちぼちと。
はい。
はい。
ああ…真壁は一課に行ってタレコミの情報提供者確認。
私が?そう君だよ。
(監物大二郎)タレコミの主は匿名って報告を上げたはずだろ。
逮捕のきっかけがタレコミである以上匿名では済みません。
電話を受けたのはどっちです?俺ですけど。
(監物)ナベ。
どんな人物でした?さあ…男であるぐらいしか…。
それでも刑事?
(監物)ハハッ。
少しでも思い出して取調班に上げてください。
いいか?この情報はキントリに出すな。
はい。
奴らがホシを落とせなかったその時にオラオラって証拠を突きつけてやるんだよ。
ああ…。
そうすりゃ取調班なんて存在価値がねえって上もわかるってもんよ!さすがっすね〜モツさん!誰だと思ってんだこの野郎!
(寺尾光一)どうぞ。
一課の監物です。
渡辺です。
先日はご協力どうも。
(寺尾)いいえ。
(監物)最初に聞いていいですか?なぜ我々に電話を?
(寺尾)捜査一課で一番仕事が出来る刑事さんだと聞いたからですよ。
あっいやいや…!聞いちゃいました?
(寺尾)藤代弁護士が爆発物を入手した経路の詳細です。
(寺尾)お渡しする前に1つ質問に答えて頂きたいんです。
質問?なんでもいいっすけど。
刑事さんたちは私を…覚えていますか?はい?えっ?あっ…!お前…。
(監物・渡辺)わあぁ!
(渡辺)やめろ…!
(藤代)私は事件とは無関係だ!これ以上の事を言うつもりはない!しかし質問に答えて頂かなくては潔白を証明出来ません。
答える義務はない!義務もへったくれもねえんだよ!今回の爆破では警察官が死んでいる!尊い人命が奪われてんだ!
(中田)脅すような言い方はやめてください。
甘い事言ってちゃ追及出来ねえだろ!こいつの指紋があったんだ!物証だ!とっとと吐かせろ!
(中田)取り調べは先入観なく進めなければ!私は誰かを犯人にしたいのではなく…。
(小石川)いいおまわりさんと悪いおまわりさん。
えっ?知ってるよね?グッドアンドバッドコップ。
片方が強気で攻めもう一方がまあまあと取り成して有利に運ぶ作戦。
…もちろん知ってますよ。
(ドアの開く音)どうだ?まだうたいません。
中田さんが粘っています。
中断してくれるか。
えっ?
(相馬)たった今真犯人を名乗る男が出頭してきた。
(小石川)あなたが交番を爆破したというのは本当ですか?
(寺尾)はい…。
テレビのニュースを見ていたら僕がやった事なのに知らない人が捕まったって…。
真実を言わなければ罰が下ると思いました。
まずあなたのお名前から聞かせてください。
名前は…。
名前は…。
言いません。
えっ?言いたくないんです。
警察は調べるのが仕事でしょ?調べてくださいよ。
僕は一体…。
だーれだ?
(寺尾)いたずらじゃありませんよ。
やったのは本当に僕です。
(小石川)証拠はありますか?これはどうですか?ホルク硝安XA。
爆発物の構成はどこにも発表がなかったはずです。
真犯人しか知りえない秘密の暴露になるのでは?随分化合物に詳しいようですね。
一般には知りえない知識です。
おだてて身元を探ろうとしたって引っかかりませんよ。
僕が自首したのは罪を償いたいからじゃありません。
あなた方に僕を思い出して頂きたいからです。
思い出してほしい…?前持ちって事か?すぐにこいつの指紋を当たってみろ。
(松本)それが指紋もDNAも話をしてからにしたいと拒否されまして。
警察に恨みを持った奴爆発物関係に詳しい奴を洗い出せ!
(一同)はい!出来れば早く思い出した方がいいですよ。
タイムリミットがありますから。
タイムリミット…ですか?
(寺尾)僕が自首して42時間が経ったら人質の命が止まるんです。
人質…。
誰の事でしょう?誰?フフッ…。
数え切れないくらい多くの人ですよ。
まさか他にも爆発物を?
(寺尾)正解。
ある場所に僕が作った爆弾を仕掛けています。
そこにはバグロームガスを充填した容器を置いてあります。
バグロームガスって…神経作用系の?刑事さん…。
真壁さんっていいましたね?あなたと話した方が早そうだ。
なあ代われよおっさん。
(寺尾)「バグロームガスっていうのはねわずか0.1ミリで300人を殺せるんです」「爆破のショックで空気中に拡散したら…」
(寺尾)どれだけの人が死に至るだろう。
100人?1000人?いやもっとかな。
言ってみれば人質は都民1300万人。
さーて警視庁職員5万人は救う事が出来るか?
(笑い声)42時間後…?
(監物)ん…?
(監物)なんだ?こりゃ。
(渡辺)モツさん!聞こえますか?お〜ナベか!どこにいる?わかりません!狭く暗く…寒い場所ですね。
(監物)狭く暗く…手も足も動かねえ。
まるで墓の下だな。
これを見てください。
あなたの爆弾で死んだ交番の巡査です。
まだ23歳です。
たった一人の家族であるお母さんは入院したそうです。
(寺尾)だから?そんな人をこれ以上作っていいんですか?いいわけない!教えてください。
どこに爆弾を仕掛けたんです?がっかりだな…。
頭が悪すぎる。
あなたが頼んで答えるくらいなら自首なんかしません。
言ったじゃないですか。
僕は僕を思い出してほしいって。
フッ…専門の取調官ならこんなお涙ちょうだいではなくもう少し論理的に攻め込んだらどうですか?あなたも頭がいいとは思えませんね。
罪もない人を殺す。
どんな理由があろうと自分をおとしめる行為よ。
愚か以外の何ものでもない。
自分の事しか目に入らない。
それこそ愚かじゃないか。
「僕はもっと壮大な目的のためにここに座ってるんだ!」
(中田)初めて感情が動きましたね。
その調子だおばはん。
とにかく喋らせろ。
壮大な目的…。
他人の命を犠牲にして?それのどこが頭いいんですか?私にはさっぱりわかりませんねえ。
じゃあ比べてみようじゃないか。
あなたと僕とどっちが頭がいいか。
面白くなってきたじゃない。
まずいな…。
(寺尾)爆弾を仕掛けた場所について3つのヒントを与えます。
でもただ与えるだけじゃつまらない。
あなたが質問してください。
僕が答えましょう。
何を聞くかは自由です。
どう聞くかあなたの頭脳が問われます。
わかりました。
あの…少し休憩を入れませんか?僕は真壁さんと話している。
口出すなおっさん。
では1つ目の質問です。
爆発物を仕掛けたのは屋外ですか?それとも建物の中?部屋の中です。
36F?
(相馬)36階だ…。
おい!36階建て以上の建物を絞り込め!都内全部ですか?2つ目。
そこからは何が見えますか?お友達です。
皆静かに眠っている。
(相馬)静かに眠るお友達だ!
(寺尾)さて次で最後ですよ。
必ず答えてくれるわね?約束は守ります。
では3つ目の質問です。
その建物の住所を教えてください。
(ため息)どうしたの?3つの質問には答えてくれるんじゃなかったの?ルール違反には答えられませんね。
ルール違反?僕はヒントを与えると言ったのにあなたは厚かましく住所を聞いた。
つまり解答を求めた。
卑怯なんだよ。
あ〜もう何も話す気なくなった。
おしまい。
「どうしたの?」
(小石川)罠にかかったんだよ。
あんたが功を焦って最後にずばり聞いてくるのを予測してた。
調子に乗って足元を見られたんだよ。
(菱本)確かにヒントって言った時嬉しそうな顔してやがんな。
「ヒントを与えると言ったのに…」人のミスがそんなに嬉しいの?
(ビデオを止める音)
(竹山)失礼します。
管理官お連れしました。
どうぞ。
ご足労頂いてすいません。
お願いします。
失礼します。
ご苦労さま。
(理絵の母親)どうしてもって言うから来ましたけどこの子嫌がってるんです。
こういうのは私が。
(中田)お嬢ちゃんこんばんは。
すぐに終わるからおじちゃんたちのお願い聞いてくれるかニャ?やだ!
(菱本)善さん…。
お菓子あげようか?飴ちゃんだよ。
はい。
怖〜い!あなた小学校3年生よね?だったら警察がどういうところかわかるわよね?
(理絵の母親)ちょっと!みんな悪い人を捕まえるために真剣なんです。
協力してください。
いいけど…本当の事言っていい?本当の事?このおじちゃんだろ?うーん…わかんなくなってきちゃった…。
よーく思い出してみて。
この人じゃない?多分そう…。
多分なの?どっちなの!?この人でしょ?うん…このおじちゃんに頼まれたの…。
大丈夫。
今度は思った事を言ってください。
あなたにクッキーを渡した人はいますか?あっ音声も。
(藤代)「だから言っただろ私は事件とは無関係だ!」「それ以上の事を言うつもりはない!」
(寺尾)「警察は調べるのが仕事でしょ?」あっこっち!こっちが本当に会ったおじさん。
間違いない?この間はこの人だって言ったのよ?
(理絵)うーん…同じお洋服着てたから…。
同じお洋服?だってこのおじさんこのネクタイしてたもん。
交番に届けてくれるかな。
子供を選んでわざと藤代に間違われた。
知らない人が捕まったなんて言ってたけど…。
いい事すると気持ちいいよ。
本当は藤代の事知ってたのよ最初から。
(寺尾)「いぬのおまわりさんこまってしまって…」カツ丼出したいところだけど規則で禁止でね。
お茶もダメ。
白湯。
おいしいと自白誘導になるからとか…。
喋ってくれんならビールぐらい出したいけどこの部屋じゃそうはいかない。
じゃあ本人に許可なく勝手にDNAを採る事は出来ませんね。
カメラが見てるんだから。
うん。
(中田)お連れしました。
(藤代)知らんねこんな男は。
ちゃんと見てください。
(藤代)知らんと言ったら知らん!なぜ私が警察に協力しなければならないんだ。
彼はあなたに罪を被せようとしたかもしれないんですよ?私は冤罪被害者の救世主だ。
感謝されこそすれ恨まれる事はない。
全国に私の弁護を待ってる被告人がたくさん…。
ん?そうか…。
会った事があるよあの男。
あんた方の方がよく知ってるだろう?城東大の女子大生ストーカー殺人事件じゃないか。
(サイレン)
(警察官)お疲れさまです。
(菱本)どこだ?
(警察官)102号室になります。
(菱本)化け学の学者なら爆弾はお手のものだわな。
寺尾の家族は?
(松本)家族はおりません。
父親は小学生の時に母親が3か月前に亡くなっています。
36Fって…36階だけじゃありませんね。
ああ?左が摂氏のC右が華氏のF。
36Fが温度を表してる可能性も。
だったら36Fってのは何度なんだ?摂氏に直すと…大体2度。
(竹山)菱さんこれ見てください!
(菱本)おう。
これ…。
(菱本)そうか!おい!
(監物)ナベ…ここ…。
モツさん!モツさん!大丈夫ですか!?ナベ…眠い…。
なんだ?ここは。
ナベ。
はい。
ここは遺体安置室のようですね。
遺体ってお前冗談じゃねえよ!
(渡辺)寺尾の奴ずっと我々を恨んでいたんでしょうか?知った事か。
あーっ!モツさん!ナベ!肩がーっ!ベルトの金具が肩に…!うおーっ!ふんっ!なかなかやるじゃないの。
ナベいけーっ!うりゃあ!ふんっ!クソッ!クソッ!緊急事案対応取調班より報告します。
被疑者の姓名は寺尾光一43歳。
2年前城東大学女子学生ストーカー殺人事件の被疑者として誤認逮捕されました。
冤罪被害者です。
平成24年1月寺尾の大学の女子学生がストーカーに殺害されました。
捜査本部は寺尾が職場のパソコンにガイシャの写真を多数保管していたため任意同行。
犯行を認めたため逮捕に至ったが自白は取り調べの刑事の強要によるものだったと寺尾は主張。
その後真犯人が逮捕されたため寺尾は42時間後に釈放されました。
その際に取り調べを担当したのが監物渡辺両名です。
そして交番爆破で女児を庇い重傷を負った田上巡査部長は当時寺尾を連行しました。
また寺尾は釈放後弁護士の藤代を訪ね自白を強要した刑事を訴えたいと依頼しましたが断られています。
要するに誤認逮捕の復讐という事か?だったらクッキー缶についていた藤代の指紋はどう説明する?その点については解明出来ていません。
ただ寺尾が定めた爆破期限42時間は彼が警察に身柄を押さえられていた42時間と一致します。
現在残り20時間40分。
爆破時刻は明日の午前4時。
所轄の協力を得て36階及び摂氏2度両面から寺尾の関係場所を捜索してます。
(相馬)各班は引き続き爆発物及び監物らの監禁場所を捜索。
キントリは寺尾本人から場所を聞き出せ。
警視庁の威信を守るんだ!
(一同)はい!都民1300万人の命が先でしょう…。
どっちがいい?はぁ?どっちでも。
験担ぎだよ。
相方に選んでもらうとうまくいくんだ。
取り調べはメーンとサブのコンビネーションだからね。
どんな手でいきます?まああうんの呼吸で。
あうんってそんないい加減な…。
交渉人の現場と取調室何が一番違うかわかる?距離だよ。
被疑者との距離。
(小石川)立てこもり事件はホシの顔すら見えない事がほとんどだろ?でも取り調べはわずか50センチなんだ。
50センチ?
(小石川)相手の息遣いも聞こえれば体温も感じる。
電話もメールも通さない。
極論すりゃあ今の世の中こんな短い距離で長い時間語り合うのは恋人同士か取調室のホシと刑事ぐらいだよ。
(小石川)そんな状況で策に溺れるのは実に愚かだ。
相手の懐に飛び込んで流れに任せた方がいい。
火をもって火を制しようとすれば…自分が灰になるだけだしね。
さあ…行こう。
奴を丸裸にするぞ。
はい。
むきましょう。
お待たせしました寺尾さん。
やっとたどり着いたみたいですねぇ。
思い出すのが遅すぎますよ。
僕はひと時だって忘れた事がないのに。
2年前の誤認逮捕についてはあなたが監禁している2人の刑事に代わって…いえ警視庁を代表しておわびします。
簡単に謝るな。
「謝るならこんな老いぼれじゃなくて…」警視総監がテレビで謝罪しろ!
(寺尾)あと11時間でバグロームガスが拡散する。
「お前ら警察のせいで多くの犠牲者が出るんだ」取引をするしかあるまい。
取引?幸い被害者は身内だ。
罪に問わない事を条件に吐かせるんだ。
(相馬)なるほど。
全て取調室のカメラが撮ってますよ。
いやそれは一時的にオフにするしかないね。
なんのために取調班をお作りになられたんですか?弁護士会とマスコミにアピールするためですか?
(相馬)君!ぶ…部長に何を…。
私にキントリを預けたなら信じて任せてください。
私の部下が必ず吐かせます。
(中田)膠着状態です。
(中田)もう30分以上3人とも全く動きません。
(中田)あっ動いた!ギブアップか?昨日のビデオ見せて。
私が失敗したところ。
どうぞ。
「これを見てください」「あなたの爆弾で亡くなった交番の巡査です」「まだ23歳です」「たった一人の家族であるお母さんは入院されたそうです」「たった一人の家族であるお母さんは入院されたそうです」「お母さんは…」
(電話)はい調べ班。
ああ…。
(サイレン)
(中田)やりました。
モツさんナベさん見つかりましたよ。
城東大医学部の遺体安置室に監禁されていたそうです。
爆弾とガスは爆発物処理班が対応中。
犠牲者を出さずに済みそうですね。
(菱本)やったなおばはん。
摂氏2度が当たりだったじゃねえか。
何喜んでるんですか。
取り調べはこれからよね?そうこれからが本番だ。
(体をたたく音)
(寺尾)安っぽい作戦ですね。
根比べすればこっちが折れるとでも思ってるの?カウントダウンは進んでるんですよ?
(寺尾)あと7時間45分。
退屈なら昨日の続きをしない?また私が3つの質問をする。
そして寺尾さんあなたが答える。
懲りませんね。
懲りたわ。
だからもう爆発物の場所については一切聞かない。
約束する。
それならどう?いいでしょう。
今日はルールを守ってくださいよ。
もちろんです。
では1つ目の質問。
どうしてこんな方法を選んだの?もっと他に警察や弁護士にリベンジする方法はあったはずよ?人を殺して刑務所に自分が入るなんて一番馬鹿げた方法じゃない。
それは凡人の発想ですよ。
僕は実験がしたかったんです。
実験?
(寺尾の声)警察はわずか42時間で僕の人生の全てを奪った。
(監物)随分いい趣味だなぁ。
「キャンパスまでの痴漢地獄」。
欲求不満で…彼女をつけ回してたんだろ?違うか!どうなんだよ!
(寺尾)やめて…やめて…。
何ぃ!?やったのか?ええ!?おい!
(寺尾の声)僕から誇りを取り上げ…。
やった…僕がやりました…。
(寺尾の声)プライバシーを取り上げ…。
(女性研究員)変な写真集めてたんだってさ。
嫌だキモイ。
本当は犯人なんじゃないの?
(寺尾)クビ…という事ですか?そこまでは言ってないよ。
ただ研究者が助手の尊敬を失ってはねぇ。
(寺尾の声)研究を取り上げた。
真犯人が逮捕されても何も戻ってこなかった。
一度犯人としてプライバシーを暴かれた者は信頼を回復出来ない。
それに引き換えあなた方警察はどうです?何事もなかったかのように権力を振り回してる!そんな事ない。
申し訳ないと思ってます。
だったらなぜ誰も僕を思い出せなかった?答えられないだろう?なんでかわかるか?罪の重さを自覚してないからだよ。
弁護士の藤代も同じだ。
自白を強要した刑事を訴えたいんです。
(藤代)うーん…まあ刑務所に入れられたわけじゃないしあなたはちょっと…地味っていうかインパクトがないんだよね。
冤罪事件というのは社会に影響力があるわけだから世の中が応援したくなるようなキャラクターが欲しいんだ。
ごめんね。
そんな事おっしゃらずにどうぞお願い致します。
(ため息)
(ため息)
(寺尾の声)冤罪を救う正義の味方なんてインチキだ。
ああっ…。
お母さん!?
(寺尾の声)宣伝のためにしか過ぎなかったんだよ!お母さん!
(寺尾の声)母はそのショックで病気をこじらせ…。
死んだよ。
その時のクッキー缶が…。
(寺尾の声)あいつの指紋がついてるとわかって僕がずっと保管していた。
いつの日か奴をおとしめるためにね。
すごい執念ね。
(机をたたく音)
(寺尾)当たり前だ。
お前らはよってたかって僕という研究者を葬った。
バグロームガスで一体どれだけの人間が死ぬか…。
被害の大きさをもって警察は罪の重さを知る。
だから僕は自分の人生をお前らに汚された人生をこの壮大な実験にかけたんだ!おい!おいおいおいおい!あと7時間切ったぞ。
6時間59分50秒4948…。
早く警視総監連れて来い。
(監物)この野郎…許せねえ。
俺に取り調べさせろ。
この事件は緊急事案対応取調班の仕事です。
俺らこいつのせいで死にかけたんだぞ!お前らにも原因の一端あるんだよ。
おとなしく帰れ。
(寺尾)「いぬのおまわりさーん!」俺らは犯人逮捕のためにやったんだ。
こいつ取り調べなきゃホンボシにはたどり着かなかった!そうだ!交代しろ!こんな女に任せられるか!
(寺尾)「4443…」「はいもうありがとう」この質問はもういいわ。
2つ目の質問よ。
どうしてお母さんの遺影を裏向けにしたの?部屋の引き出しにお母さんの遺影を入れてたわよね?それも裏向けで。
いつ裏向けにしたの?爆弾を作ってる時?それとも交番の巡査が死んだ時?あなた壮大な実験なんて言ってるけど本当は罪の重さに震えてるんじゃないの?だから裏返した。
お母さんに見せられなかった!黙れ。
警察に来たのも本当は心のどこかに止めてほしいって気持ちがあったからじゃないの?違う!お母さん…。
きっと泣いてるね。
なんにも見えない暗い闇の中で。
だって…。
愛する息子がなんの罪もない人の命を奪ったんだから。
(監物)なんだこりゃ!?女の涙かよ!うるさい!ナベ行くぞ。
はい。
私があなたのお母さんならこう言うわ。
お前間違ってる!ここにこうして生きてるのに人生を全部奪われたなんて馬鹿な事を言うな!まだ43じゃないか!明日もあさっても来年もあるじゃないか!いっぱい持ってるじゃないか!黙れ!おい!おい待て!3つ質問するんだろう?まだ2つだぞ!もういい。
俺は言われっぱなしかお前みたいな愚かな女に。
いい事教えてやる!36Fの意味は36階じゃない。
華氏36度。
摂氏に直すと2度でしょ?監物渡辺両刑事は無事救出されました。
爆弾は爆発しません。
実験は失敗よ!寺尾さん。
クソ…だましたな?こんな取り調べ無効だ!私は爆弾の場所については聞かないと言っただけ。
嘘は一つもついていません。
冤罪のせいで人生がめちゃくちゃになってしまった。
その事は申し訳ない。
警察官として心から謝ります。
だったら…何をしてもいいの?人は殺したいほど誰かを憎む事がある。
私も憎んだ事がある。
でもその相手にも親がいて子供もいるかもしれない。
そう思って踏みとどまる!だけどあなたは関係ない人を巻き込んで殺そうとした!冤罪被害者だったのに…なんで本当の犯罪者になってしまったの!?こんな戦い方を選んだあなたを…。
私は…許せない。
(ドアの閉まる音)
(時計をむしり取る音)信頼して頂きありがとうございました。
(郷原)ご苦労だった。
梶山君。
どうして君は彼女をキントリに入れたがった?どうしても真壁有希子が欲しいって言ったね。
いい女だからです。
警察官らしからぬ冗談だな。
まあ頑張りたまえ。
(かやの)お待たせしました!犯人を挙げた日の定番から揚げ!
(しんじ)今日はサービスしますよ!
(中田)おおうまそうだね!
(菱本)あっ焼酎おかわり!はい!胃薬ある?ありますよ〜。
じゃあ私はこれで。
えっもう?話全く合わないんで。
よいしょ…。
(真壁奈央)もう遅いよ…。
ごめんごめん。
ああもう一緒に寝よう。
(真壁則行)お母さん…。
おかえり。
ただいま。
(物音)
(佐原俊夫)あっ…!
(佐原和子の悲鳴)
(パトカーのサイレン)
(携帯電話)
(真壁則行)お母さん…携帯!早く!
(真壁有希子)はい。
うわ…。
(梶山勝利)寝てたか。
「当たり前でしょう。
今何時だと思ってるの?」目覚めに俺の声が聞きたいんじゃないかと思ってな。
朝っぱらから笑えない冗談やめてください。
「今すぐ来い」はあ?今日非番なんですけど。
非番じゃない。
出番だ。
君の時間は俺が預かっている。
ふざけんな…。
ああ…。
(真壁奈央)仕事?奈央朝ご飯頼むね。
知らない…。
ノリはお父さんにお水とお花ね。
はーい。
(ため息)ねえお母さん。
何?宿題なら自分でやって。
僕のお父さんってなんで死んじゃったの?事故って言ったでしょう。
どうして事故に遭ったの?いい人はね早死にするって言うの。
(則行)ふ〜ん。
お母さんはきっと長生きだね。
だって僕たちの事すぐ怒っていい人じゃないもん!どの口が言った?ノリ。
ちょっとお布団の上やめて!ほらお姉ちゃんまだ寝てんの。
(監物大二郎)奥さんもういいですか?
(佐原利香)すみません…。
午前6時25分殺人の容疑で逮捕します。
ガイシャは経済産業省の役人佐原俊夫43歳。
事務次官候補とも言われた超エリートです。
管理官も負けますわね。
顔と人格と将来性以外は!東大卒。
父親も外務省の上級官僚。
昨年政策局長に就任。
逮捕後すぐキントリに取調要請が入ったのは国家の機密に関わる業務を行っていたため。
そんな雲の上のエリートがよりによって女房に殺された…。
美人の女房に…。
若くて美人の女房に…。
若くて美人かどうかは関係ない。
関係大ありだよ。
美人なら不倫や愛情のもつれなど男の線が出てくるだろう。
写真ではいい母親にしか見えませんがね…。
女の顔はあてになりませんよ。
おとなしそうな顔してても裏で舌出してる女は山ほどいるんです。
あれ?若い女に嫉妬してるの?まさか…!許せないの。
理由はどうあれ母親が子供から父親を奪うなんて…鬼よ!悪魔よ!鬼か悪魔かはこれからだ。
被疑者は女性だ。
今回は君に主取調官を務めてもらう。
オーケー。
丸裸にしてやろうじゃない。
お手柔らかにお願いしますね。
女相手に油断するとこっちが丸裸にされます。
いつも以上に真剣にむきます。
取り調べを担当する真壁です。
小石川です。
あなたには黙秘権があり質問に答えたくない時は答えなくて構いません。
ここで供述した事は真実であれ偽りであれ証拠として裁判所へ提出されます。
承知致しました。
(小石川)これは正しい取り調べを行い…。
(監物)110番通報があったのは昨晩午後9時43分。
佐原が自宅階段で倒れているところを母…えっと…。
和子。
ああ和子が発見。
(監物)その悲鳴を聞いた近所の人間が通報した。
急行した渋谷東署員によれば発見時妻利香は階段の上に呆然と座っていた。
死因は?転落による頸椎骨折。
(中田)頸椎?頭部からの出血が多いようですが…。
(渡辺)鑑識によると佐原は先に頭を殴られ衝撃で平衡感覚を失い階段から転落した模様。
頭部を攻撃した凶器は?
(監物)電車。
電車?息子のおもちゃです。
(渡辺)佐原利香の指紋が多数見つかり現場で本人に尋ねたところ犯行を認めました。
(中田)息子のおもちゃ使うとはね…。
今その子はどうしてるんですか?発見時息子大地は2階子供部屋のクローゼットの中にいた。
現在事件のショックで何も喋れないそうだ。
お子さんの前でご主人を殺害するとはよほどの理由があるのだと思います。
一体何があったのでしょう?
(利香)私が殺しました。
間違いありません。
正直に罪を認めるのは大事な事ですがあなたがなぜどのように犯行に及んだかをはっきりと解明しなければなりません。
それにもしやむを得ない事情があるのなら情状酌量の可能性も…。
情状酌量なんて結構です。
私を罰してください!お子さんは?どうなるんです?あなたが一日も早く罪を償う事がお子さんを救う方法ですよ。
そうですね…。
大地…!
(中田)最初からあんなに厳しく飛ばして大丈夫でしょうか?女同士は怖いねえ。
素直に応じてるのに。
我々ならもっと紳士的に取り調べを行いますけどね…。
彼女にも計算があるんでしょう。
(菱本)そういや善さんおばはんともめたまんまだったな。
いやそんなんじゃありませんよ!私あの…心配してるんです。
真壁さんの暴走を。
(鼻をすする音)
(利香)原因は主人の…愛人です。
ご主人が不倫をしていたという事ですか?
(利香)はい。
私と別れて愛人と一緒になると言われて…。
それだけで?最初は殺すつもりなんかありませんでした!でも…。
(佐原)淳子はな頭がいいんだよ。
お前と違って若くて美人だしな。
それだけじゃない。
自分の考えってものをちゃんと持っている。
それに比べてお前は俺の財産が目当てで近づいてきたんだ。
そうだ…。
お前は自分の事しか考えてない!でもなあ淳子はそうじゃない。
お前と違って親もちゃんとしてるしなあ。
大地も淳子に任せた方がまともに育つだろう。
大地を置いていけっていうの!?嫌…!大地…大地起きて…。
(佐原)何してんだよ…離れろ…離れろ!離して!あぁ…!
(佐原のうめき声)その…淳子さんというのは?
(利香)名字はわかりません。
主人の部下だと思います。
経産省で裏取りを。
(監物)また命令するのか?キントリに来た事案については一課の全面協力を仰げる事になっています。
なんなら課長に指示を出して頂きましょうか?すぐに不倫相手を特定して参考人聴取をしてやる。
ただしお前からの命令だからじゃない。
現場のデカとして真相を…。
行くぞナベ!はい!!それは悲しい思いをしましたね。
同じ女として気持ちはわかりますが…。
わからないわ。
刑事さんなんかに私の気持ちはわからない。
(小石川)実際にどのような体勢でご主人を殴ったかやってみせてもらえますか?はい…。
「ご主人は立っていたんですか?それとも座っていたんですか?」
(利香)「立っていたと思います」「こうです…」「ここですか?」
(菱本)えぇ!?ちょっと待てよ…。
ほら!解剖の結果と違うなあ。
(中田)おお…右斜め後方上部から殴ってる。
そもそも佐原より20センチ以上も身長の低い利香には難しい角度ですね。
(小石川)「間違いありませんか?」え?あっ…。
こうだったかも…。
よく思い出してください。
わかりません…!冷静に思い出せるような精神状態なら人を殺したりしません!!
(監物)あなたが淳子さん?
(木村淳子)なんでしょうか?ナベ。
亡くなった佐原さんと親しくされていましたね。
(淳子)私がですか?やめてください。
(監物)佐原さんご本人があなたとの…まあご関係を…。
あり得ません!亡くなった方にこんな事を言いたくありませんが私はあの人が大嫌いでした。
(渡辺)あっ職場の皆さんには知れる事は…。
冗談じゃないわ!佐原さんは出世しか考えず人を道具と考えるような人でした。
迷惑です!ねえねえ…。
うるさーい!
(監物)「木村淳子はものすごい剣幕で否定した」認めるはずないでしょう。
自分が原因で殺人事件が起こったなんて。
(監物)「いやあのブ…木村淳子は嘘はついていない」わかりました。
引き続きガイシャの周辺を探ってください。
(監物)「はあ!?おいふざけ…」
(通話を切る音)監物係長は直情的すぎる。
人格には相当問題がある。
…が一課の経験は長く捜査員としての勘は持っている。
(菱本)おばはん嘘をついてるのはこの女の方じゃないのか?
(利香)「子供は元気にしていますか?」その点は心配ありません。
お姑さんと女性刑事がついています。
食事もとっていますよ。
はあ…でも心は相当傷ついたみたいね。
大地君ひと言も喋らないそうですよ。
そうですか…。
まだ6歳だっていうのに突然パパをなくしママはいなくなっちゃったんだから。
ご主人に愛人がいたという話ですけどねその淳子さんとやらは関係を否定しましたよ。
お子さんに恥ずかしくないんですか?ご主人を殺害した上にその理由まで嘘をついて!本当は…。
本当は?頼まれたんです。
主人に…殺してくれって。
なぜです?それも言わなければなりませんか?全て言ってください。
主人は…苦しんでいました。
(佐原)バレたらクビだ。
一生が終わりだ…。
みんなあなたが?信じられない…!!
(佐原)やめようと思ってもやめられないんだよ…。
自分で自分が止められないんだよ。
利香…俺を殺してくれ。
俺を殺してくれ…なあ?なあ!俺を殺してくれ…。
イヤーッ!大地…大地起きて。
大地…。
利香…利香なあ殺してくれ俺を殺して…。
(利香)離して!
(利香の声)主人が知らない人に見えて怖くて恐ろしくて…。
(佐原)お前と大地殺すぞ。
(利香の声)大地まで襲われるんじゃないかと思って。
その盗撮写真は今どこに?カメラの画像は全部消しました。
「梶山だ。
今から科捜研へ回ってくれ」一係はキントリのパシリじゃねえ!「遺留品のカメラのデータに写真が残っていないか」それから凶器の電車に佐原の指紋が残っていたかどうか調べるんだ。
大地は私の命です。
子供のいない人にはわかりません。
残念ながら私にも子供はいます。
ほとんど大地君と変わらない年頃です。
えぇ…!?とてもお子さんがいるようには見えませんね。
まあ…あまり母親らしい事はしてませんから。
どうして?どうして?だって…子供って宝物じゃないですか。
全てを捨てても守りたい存在でしょう?仕事のため…?なんだか…お子さんがかわいそう。
…かもしれません。
ただ私は子供から父親を奪うような事はしませんよ。
それは…刑事さんが本当には子供を愛してないからじゃないですか?本気で子供を守らなければならない事態に陥ったら母親はなんだってするわ。
だから…私は後悔はしていません。
ここで子育て論を語る気はありません。
少し休憩にしましょう。
あの女…相当な食わせ者よ。
どういう過去があるのか調べ直して。
何感情的になってるんだ。
一気に攻めるとこだろう。
男にはわからないのよ。
こっちの一番弱いところをついてくる。
ただ者じゃない…。
(監物)科捜研に行ってきてやったぞ。
凶器となった電車のおもちゃから検出されたのは利香の指紋だけ。
すなわちガイシャの指紋は付いていませんでした。
デジタルカメラは?画像は1枚も残っていません。
それと中のメディアには充当するようなデータが書き込まれた形跡はなし。
じゃあ何百枚も撮ったっていうのは?
(監物)嘘だろうな。
また嘘かよ!随分手が込んだ嘘だよなあ。
しかし自分の犯行を認めているのになんで嘘をつくんですかね?面白くなってきたじゃない…。
どうする?管理官あの嘘つき女。
出てくる嘘は全部潰す。
潰して潰して何も出てこなくなるまで付き合おう。
持久戦です。
おう!ほらっ。
おう!はい…。
つらい事を聞いてごめんね。
お部屋で何があったか教えてくれますか?大地君覚えている事だけでいいんだよ。
んっ!電車のおもちゃが好きなの?じゃあね…こんなのとこんなのとどっちが好き?
(和子)木で出来たものは全て息子が買い揃えたものです。
ああ…優しいパパだったんだね。
はい。
あれ?ケガしてるの?大丈夫?大ちゃんお昼あんまり食べなかったでしょう。
はいこれ食べましょうね。
(中田)息子さんと利香さんはどうやって知り合ったんでしょう?何か言いにくい事でも?
(和子)まさか…!ただ順番が逆でしたのでちょっとわたくしとしては…。
(電話)抵抗がございましたね。
失礼致します。
順番が…逆。
失礼致します。
あの…順番が逆って出来ちゃった結婚の事ですか?ええ。
これまでうちの親族にはそのような者はおりませんでした。
正直申しまして…嫁は幼い頃に父親を亡くし食堂でお勤めをしていた母親も二十歳の時に亡くして満足な教育を受けておりませんでしたので亡くなった主人は反対しておりました。
金目当てに決まっているって…。
じゃあ利香さん嫁として大変だったでしょうね。
え?いいえ!まあ最初の頃は色々ございましたけれども嫁姑のような事はありませんでしたのよ。
嫁は努力をして家庭を守り大地を育ててきました。
うちにはなんの問題もございません。
誓って本当です。
(中田)わかりました。
ご協力ありがとうございました。
(中田)行きましょう。
最後にすみません…。
大地君の手首のケガは事件の時のケガで…?いいえ!あれは…。
あの…先週…幼稚園で転びまして。
そうですか。
じゃあよかった。
事件の時のものだとつらいケガですもんね。
(中田)どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
失礼します。
(利香)刑事さんには本当の事をお話しします。
亡くなった私の父によく似てるので…とても懐かしい。
そうなんですか…。
お父さん何歳の時に亡くなったんです?私が幼稚園の時に病気で。
あっ…ちょうど今の息子と同じくらいでした。
(菱本)随分お父さん老けてらっしゃったんですねえ。
え?あなたが幼稚園の時ならお父さんまだお若かったでしょう。
頭の薄いもうすぐ還暦の私に似てるなんてねえ。
私…無理心中を迫られたんです。
何!?無理心中?主人は心を病んでいました。
眠れなくて病院にも通ってたんですけどどうしてもダメで…。
あなた!あなた…!
(佐原)どうして眠れないんだ…。
利香…俺はもう永遠に眠りたい。
一緒に来てくれ。
やめて…!大地はどうなるの?心配するな。
大地は連れていく。
おふくろもだ。
だから一緒に…。
(利香)いや…嫌!
(監物)また嘘だったぞ!ガイシャには不眠や睡眠薬を処方された記録はなかった。
また遺体からも薬物反応は出なかった。
ご苦労。
それだけかよ!?おい!おい!!はい。
「睡眠薬投与の記録なし」わかりました。
奥さん残念です。
父親に似てる私には本当の事を言ってくれると言ったのにご主人が不眠症で悩んでいたというのは嘘ですね。
あんたが言った事の裏を取るために捜査員が駆けずり回ってるんだぞ。
それは…お気の毒です。
いい加減にしろ!一体何が目的なんだ?警察なめるなよ!おい…。
ちょっとそんな言い方をしてはいけませんよ。
嘘をつくのは奥さんにも事情があるのかもしれません。
じゃああんたが調べろよ!俺はごめんだよ。
何が父親に似てるだよおちょくりやがってよ。
本当の娘だったらよケツを蹴り上げるところだ!こんなふうによ!
(小石川)「すみませんね」「こういう事がないように記録を取っているのですが…」お疲れさん。
(利香)「はあ…。
やっと…」やっと本当に話を聞いてくださる方が…。
私はね人を信じられるのだけが取りえでね。
刑事には向いてないかもしれないがだまされてもだまされても人様を信じてきました。
あなたも私をだましていいですよ。
いいえ。
そんなふうに言ってくださる方をだませるはずありません。
今度こそ本当の事をお話しします。
私好きな人がいて…。
それで主人が…邪魔になったんです。
どなたか教えてくれますか?ゴルフ練習場のコーチで田崎さんという人です。
はいゴルフコーチ田崎。
また行けってのかおい!嫌なら他に頼む。
はぁ…。
行きましょうモツさん。
ここで下がったら男がすたります。
はい。
バイバーイ。
さようなら。
(子供たち)先生さようなら!これが大地君の日誌です。
ありがとうございます。
(中田)あっここですかね。
この「おけが」というのは?1か月くらい前に骨折したって言って。
ほとんど治ってましたけど。
幼稚園で骨折したわけではないんですか?おうちでパパとサッカーしてて転んだって…。
家にサッカーボールはなかったですよね?誰にもあなたから聞いたとは言わないから。
実は…あの…。
本件の隠された動機がわかりました。
被疑者佐原利香は嘘の供述を繰り返していましたが被疑者の息子大地6歳に会ったところ彼の手に虐待とおぼしき傷がありました。
この点については大地の通っていた幼稚園の教諭数名と骨折で治療を受けた病院からも裏が取れています。
(相馬一成)ガイシャが虐待していたのか?恐らく。
その点については我々の探った情報と一致します。
(男)これ以上は出世が望めないみたいな事を言ってましたね。
(監物の声)佐原は次期事務次官候補と目されながら現在の上司に疎んじられ相当荒れていた。
飲むと暴力を振るうところがあったという証言が同僚から上がっています。
佐原は仕事上のうっぷんを息子にぶつけ母親である利香はそれを守るために夫を殺害した線が濃いと考えられます。
ならどうして佐原利香はその事を言わない?最も情状酌量出来る理由じゃないか。
その点については今後の取り調べで解明します。
あの…ちょっといいでしょうか?
(相馬)なんだ?虐待については否定はしませんがガイシャを殺したのは佐原利香ではないと私は考えます。
(相馬)じゃあ誰がやったんだ?息子大地君です。
佐原利香はなぜ下手な嘘をつき続けるのか。
誰かを庇っているからと考えれば全て辻褄が合います。
そして彼女が庇うのは息子大地君以外にはありません。
待ってください。
大地君が父親を?まだ6歳です。
幼稚園児ですよ?子供でも人は殺せます。
いえ子供だから殺してしまう事があるんです。
(中田)私は少年課時代に虐待やネグレクトなどやむを得ない理由で親を殺してしまった子供たちをたくさん見てきました。
子供たちの傷は深くそれを解消する術を知りません。
でも大の大人の頭を殴るのは…。
凶器の指紋はどうですか?指紋?凶器の電車に佐原利香の指紋しかないというのが引っ掛かっていました。
おもちゃから子供の指紋が出ないというのは不自然じゃないですか?確かに。
子供が一度も触らないおもちゃなんてないわ。
それはつまり利香は自分がやったと見せるために大地君の指紋を拭き取って新たに自分の指紋だけを付けたって事ですか?最も考えたくない事ですが6歳の殺人者の可能性は…高いです。
おはようございます佐原利香さん。
戻って参りました。
(利香)嬉しいです。
女性同士の方が話しやすいですから。
それは光栄です。
あなたの大事な大地君に会ってきましたよ。
ひと言も喋りませんでした。
痛々しかった。
彼はショックを受けたというより何か言えない事があるんじゃないですか?ご主人が殺された凶器は大地君の電車のおもちゃでしたよね。
そこからあなたの指紋が検出されました。
いいえ。
あなたのものしか出てこなかった。
大地君に容疑がかかる事を恐れた誰かが彼の指紋を拭き取ったとも考えられる。
それはあなたじゃないですか?本当は大地君がご主人に手をかけた。
あなたは息子の罪を警察に知られたくない。
だから色々と嘘の供述をして捜査を混乱させようとした。
(利香)やめてください。
大地君にそう直接聞いてもいいですか?ダメ!やめて!ではお母さんの口から本当の事を言ってください。
大地は何も悪くないんです!人が死んでるんですよ!私には…こうするしかなかったんです。
おかえりなさい。
遊んでばかりいないで少しは勉強をさせたらどうなんだ?春から小学校なんだぞ。
お前がそんなだから大地は頭が悪いんだよ!なんだその被害者面は!
(佐原大地)ママをぶたないで!生意気言うな!
(利香)やめて!私ちゃんと勉強させますから!
(佐原)まったくお前は…。
(利香)ああっ!
(佐原)運を落とす女だよ!
(利香)あっ!ああっ!
(利香)ごめんなさい!あっ…!
(大地)やめて!このクソガキ…!うわあーっ!
(和子の悲鳴)あなたが…。
私が…やった事にします。
(和子)じゃあ大地が…?
(泣き声)
(利香)お義母さんは何も知らなかった事にしてください。
あとは私がなんとかしますから。
大地のためなんです!大地を人殺しになんか出来ません。
あの子は悪くないんです。
あの子を助けてください!私なんでもしますから!
(泣き声)助けてください!助けて!助けてください…!
(小石川)6歳の殺人者とはね。
(菱本)善さんさすがでした。
いえ嬉しくありませんよ。
何歳であれ事件として処理しなければならないですからね。
しかしとんでもない女だと思ってたけどさっきの涙を見てたら母親ってのはすごいね。
どうした?おばはん。
別に。
ところで大地君は今後どうなるの?彼はまだ6歳だ。
刑事裁判の対象にはならない。
家庭裁判所で保護処分を受ける事もない。
通告された児童相談所でこれまでの育成状況などが調べられるだろうが保護者が無実で問題がなければ家に帰されるだろう。
じゃすぐに自宅に戻れるんだ。
ええ。
家族で暮らせる日も遠くないでしょう。
(中田)まあよかったんじゃないですかね。
(菱本)めでたしめでたしだ。
なんか…変じゃない?たとえDV男でも人が1人死んでる。
なのに元通り家族が暮らせる。
それをよかっためでたいと言ってる。
おかしくない?しかし6歳の子供ですからね。
なんか私あの涙…。
助けて!
(有希子の声)本当の涙に見えなくて…。
中田さんが少年課刑事の勘ならこっちは女の勘としか言いようがないんだけど…。
おいおい善さんにやられて悔しいのか?違います。
私かなわないと思いました。
でもどうしてもあの涙が引っ掛かって…。
管理官。
もう一度取り調べの映像を見てみませんか?私も今回真壁さんの交渉力には感心しました。
私にはとても聞き出せない情報もありました。
それに彼女には女の勘だけじゃなく同じ母親同士の勘があると思うんですよ。
わかりました。
始めてください。
(利香)「お手数をおかけ致します」
(足音)
(刑務官)佐原利香さん。
(刑務官)これからご同行願います。
釈放じゃないんですか?どうして?もう一度取り調べをする必要が出てきたからです。
(中田)座りなさい。
はぁ…。
もう全部洗いざらい話しました。
あなた何度も我々に嘘をつきました。
そのたびにそのハンカチで涙を拭いたり汗を拭いたりしながら。
心理学でも人間が嘘をつく時身振り手振りが多くなるのは立証されています。
例えば髪を触ったり腕を組む癖のある人は多い。
だから何?あなた大地君がご主人を殺した事を告白する時も同じようにそのハンカチで盛大に涙を拭いました。
それまで嘘をついていた時と同じだったんです。
(有希子の声)取り調べで嘘をついていた犯人がいよいよ真実を告白する時それなりの変化があるものなんですが…。
知らないわそんなルール。
うんそうおっしゃると思ってもう一度大地君がご主人を殺したという供述に従って事件を調べ直してみました。
すると見落としていた事があったんです。
これを見てください。
凶器となったおもちゃです。
958グラム。
子供のおもちゃにしては結構な重量です。
大人の私でも振り上げるには力がいる。
大地君は今利き手の右手首にケガをしていますよね?佐原さんが殴って出来たケガです。
何が言いたいんですか?でははっきり言います。
手をケガした6歳の子供がこの電車を振り上げて大人を殴るのは不可能です。
殺したのは…やはりあなたです。
ではなぜあなたは凶器に自分の指紋だけを残したか。
それは警察に不自然だと思わせるためです。
おもちゃに子供の指紋がなければ誰かが拭ったと思うだろう。
その拭われた指紋の持ち主が真犯人だと思うだろう。
つまり大地君に罪を被せようとしたんです。
フッ…バカバカしい。
数々の嘘も息子を庇うけなげで愚かな母を演じるため。
いきなり6歳の子がやったなんて言うより意味ありげな態度を取っていた方が警察も躍起になって突き止めようとしますからね。
代わってください。
私この人嫌いなんです。
やだぁ偶然。
私もあなたの事が大嫌い。
完敗です。
我々は完全にあなたにだまされました。
でもここからは巻き返しますよ。
なぜ大地君に罪を被せたの?誰も罪に問わないからよね?大地君は6歳。
人を殺しても刑務所に入る事はない。
犯罪記録が残る事も。
どうしたの?次はどんな嘘をつく?いくらでもつけばいい。
全部潰してあげるから。
大地のためよ。
まだ言ってるの?大地はまだ6歳よ。
母親がいなくなったら困るでしょう?大地のそばにずっといてあげるために嘘をついた。
離れ離れにならないためにはこうするしかなかったの!
(利香)ごめんなさい!あっ…!
(大地)やめて!
(佐原)このクソガキ…!
(利香)ああっ!出てきちゃダメ!
(パトカーのサイレン)いい?ママがいいって言うまで誰にも何も喋っちゃダメ。
ママ…。
その約束が守れなければママはいなくなっちゃうのよ!
(利香の声)あなたも子供がいるならわかるでしょ?母親がいなければ子供は育たない。
全て大地のためなのよ!気持ちは痛いほどわかる。
私も子を持つ母親だから…。
(机を叩く音)んなわけないでしょ!わかってたまるか!あなたの話は全部嘘っぱち。
あなたは本当に大地君を愛してなんかいない。
愛しています。
もしそうなら息子にずっと黙ってろなんて言えない!愛してる!大地君は言いつけを守ってずっと黙ってる。
一生黙らせる気?なんてむごい事を言ったのよ!あなたはね結局自分の事しか愛せない。
自分が一番大事な女なのよ!けなげでかわいそうな母に酔ってるだけ。
あなたは自分自身にも大きな嘘をついていたの!うるせえよ!
(机を叩く音)私に偉そうに言うんじゃねえ。
お前みたいな女に何がわかる!私はな金目当てで孕んで結婚したってずっとバカにされてきたんだよ。
夫は学歴もなんにも持ってない私の子だから大地をかわいがらず殴るようになった!夫に殴られてる息子を見てどんな気持ちになるかわかるか!?私を踏みにじり私との結婚には後悔しかないって言われてるような気持ちになるんだよ!あんなクソ野郎殺されて当然だろうが!そんな男を選んだのはあんたじゃないの?人からうらやまれるような結婚がしたかったのかもしれない。
でも一度は本気で愛したんじゃないの?だから子供を産もうと思ったんじゃないの?
(利香)「うるせえな!」
(中田)「座りなさい!」「触らないで」セクハラになりますよ。
殴りなさいよ私を。
旦那への恨みを込めて殴りなさい。
愛が受け入れられなかった恨みを込めて!かっこつけんじゃねえよ。
本当に殴ると思ってなかっただろ。
気が済んだ?済むわけねえだろ!木のおもちゃはな賢くなるんだってよ。
夫が私に似てバカな大地のために買ってきたんだ。
その姿を毎日毎日毎日毎日見てる私の気持ちがわかるか?わかるか?わかるかよ!
(嗚咽)全部話せるわね?
(泣き声)ママがね全部本当の事を話したの。
だから君ももう話していいんだよ。
あの…。
何?何が言いたい?僕ね…ママが好き。
(和子の嗚咽)そっか…。
いささか行き過ぎた取り調べとなってしまいました。
(郷原政直)いやいやいいんじゃないの?いい取調官になるよ彼女は。
精一杯やらせなさいよ。
ありがとうございます。
(有希子の声)彼女には勝ちましたが大地君には負けました。
今回私は真壁さんにやられましたね。
母親の勘の勝ちです。
まあでもまだまだ私の経験の方が勝る時がありますよ。
どうぞ。
(かやの)お待たせしました!はいどうも!はい。
はいから揚げ!おお美味しそう!
(しんじ)天ぷらでーす!すごい豪華!あの…今日は中田さんにお知らせがありまして。
なんだい?赤ちゃんが出来たんです。
そう!ああそれは嬉しいね!
(菱本)おめでとう!
(小石川)いやぁおめでとう!しんじ君はね昔中田さんが補導した少年なんだよ。
そうですか。
(菱本)よーしぐっといけ!大地君もきっと強くなるよ。
あの歳で本当の事を受け止めたんだ。
奈央ノリちょっとこっちに来て。
どうしたの?改まって。
うん…。
ノリお父さんね…事故で死んだんじゃない。
えっ?殺されたの。
ごめんね今まで黙ってて。
でもほらノリはまだ赤ん坊だったから。
犯人は?捕まったの?いつかお母さんが捕まえる。
2014/03/09(日) 15:30〜17:25
ABCテレビ1
緊急取調室 #1 #3[再][字]
#1「人質1300万人…42時間以内に丸裸にするのは“名前のない男”」
#3「最強の容疑者登場!!“嘘まみれの女”」
詳細情報
◇番組内容#1
“名前のない男”
交番爆破事件の被疑者を任意同行した直後、真犯人と名乗る男(高嶋政伸)が現れた!
有希子(天海祐希)ら緊急事案対応取調班は、男の取り調べを開始。
だが、身元を明かさない男に、有希子らは手を焼き…。
◇出演者#1
天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、篠井英介、草刈正雄、でんでん、大杉漣、小日向文世 ほか
【ゲスト】
高嶋政伸
◇番組内容#3
“嘘まみれの女”
夫殺しを認めながらも、供述内容が二転三転する利香(安達祐実)。キントリ班は嘘だらけの供述を追及するうち最も考えたくない可能性を視野に入れ始め!?
◇出演者#3
天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、篠井英介、草刈正雄、でんでん、大杉漣、小日向文世 ほか
【ゲスト】
安達祐実
◇主題歌
JUJU『Door』(Sony Music Associated Records)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日)
【プロデューサー】三輪祐見子(テレビ朝日)、浦井孝行(国際放映)、櫻井美恵子(国際放映)
☆番組HP
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/kintori/
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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