(まる子)お姉ちゃんがいないと部屋が広くていいよ。
フッフフーン。
(さきこ)あっ!ちょっと何すんのよ。
人が見てるのに。
(まる子)だってさっきの再放送じゃん。
(さきこ)いいから戻しなさいよ。
やだね〜。
これ見るんだもんね〜。
もう…バカまる子!
(すみれ)お姉ちゃん。
(さきこ)えっ?
(すみれ)悪いんだけど静岡のおばあちゃんちに行ってくれない?
(さきこ)えっどうして?これ届けてほしいのよ。
近所の人にお魚の干物をいっぱい頂いたんだけど町内会の集まりを忘れてて。
分かった。
まる子あんたは?あれ?んっ?うん?うっ…。
行くわけないじゃん。
こんな寒い中。
まったく。
じゃあ行ってくるね。
悪いわね。
いってらっしゃ〜い。
お姉ちゃん遅いわねぇ。
寄り道でもしてるんじゃないの?あたしゃいなくてせいせいするけどね。
・
(まる子・すみれ)んっ?
(すみれ)えっ?おばあちゃんちに泊まる?うん。
雨も降ってきたしあした日曜日だし。
おばあちゃんがせっかくだから泊まっていきなさいって。
・
(すみれ)そう。
じゃあちょっとおばあちゃんに代わってくれる?えっお姉ちゃんが?ええ。
(ヒロシ)迷惑じゃないのか?おばあちゃんたちもうれしいみたい。
久しぶりに会えて。
ってことは今ごろお姉ちゃんは…。
《おいしい!》
(静岡のおじいちゃん)《ハハハ》くぅ!何でお姉ちゃんばっかり。
(友蔵)まる子や。
んっ?
(友蔵)そろそろ始まるぞ。
えっ?あっ。
(秀樹)・「ローラ」あっ秀樹。
ハァ…危なかったね。
お姉ちゃんがいたらケンカになるところだったよ。
(男性)んなアホな。
(男性たち)どうもありがとうございました〜。
(まる子・すみれ)アハハハハ。
(女性)私チョコ大好きなの。
あっこのコマーシャル。
(すみれ)んっ?いやいや〜ん。
(一同)んっ?知らない?初めて見たわ。
え〜?前からやってるじゃん。
いやいや〜ん。
チョコはちょこっとにして。
《あ〜あ。
こんなときお姉ちゃんだったら…》《いやいや〜ん。
チョコはちょこっとにして》《フフフフ。
似てる似てる》
(さきこ・まる子の笑い声)《…ってなるのになぁ》・んっ?・えっあした?
(たまえ)うん。
何か予定あった?別にないけど。
(風の音)だったらうちにおいでよ。
お姉ちゃんもいなくて部屋も広く使えるしさ。
親戚からもらったミカンもあるし。
・あっそれから温かいココアも。
《まるちゃん寒いから外に出たくないんだね》うん分かった。
じゃああしたね。
うん。
さて続きでも見るかね。
いやいや〜ん。
(秀樹)・「ローラ」
(静岡のおばあちゃん)相変わらずカッコイイね秀樹は。
そうじゃな。
《あ〜あ。
今日の秀樹はまた一段と》《あ〜!ホントは今すぐ全身で「秀樹〜!」って叫びたいけど我慢我慢》《でもうちだったら…》
(さきこ・まる子)《・「ローラ」》
(静岡のおじいちゃん)まるちゃんも来ればよかったのにのう。
えっ?別にいいわよ。
それよりおじいちゃん。
おばあちゃん。
これおいしい。
そうかい?全部お食べ。
えっホント?たまにはちょっと大胆に。
真ん中にっと。
う〜ん…。
お姉ちゃんがいたら絶対できないよね。
そうだ。
ジャーン。
お姉ちゃんめ。
こんなカワイイ服ばっかり。
アハハハハ。
アハアハアハ…。
ああ…。
つっ次はこれ。
アハハハハ。
アハハハハ。
ハァ…。
・
(ヒロシのいびき)あっ。
・
(ヒロシのいびき)お姉ちゃんもう寝たかなぁ。
そして翌日
(すみれ)まる子まる子!もう10時すぎよ。
いいかげん起きなさい!ふぁ〜い。
お姉ちゃんは?まだじゃよ。
そう。
・
(たまえ)こんにちは。
あっ。
たまちゃん先入ってて。
うん。
今ココアを…。
(たまえ)まるちゃん。
んっ?お布団斜めに敷くの?えっ?あっこっこれは…。
まっまるちゃん私も手伝うよ。
わっ悪いねぇ。
あれ?この写真。
どうしたの?ああ秋におじいちゃんと神社に行ったときだね。
あたしが撮ったんだけど。
(友蔵)《うわっ!》《ああ…》おじいちゃんハトに餌をやろうとしたら囲まれちゃってさ。
アハハハハ。
アハハハハ。
まっまるちゃん助けなかったの?あっ!たっ…助けたよ。
もちろん。
《フゥ危ない危ない》《たまちゃんに人格を疑われるところだったね》《これお姉ちゃんに話したときは…》《あんた助けずに写真撮ってたの?》《助けたってば》《でもちょうどカメラ向けたときでさどうしようもなかったんだよ》《だからって…》《プッ。
フフハハハハ》
(さきこ・まる子)《アハハハハ》《ってなったんだけど》
(たまえ)まるちゃん?んっ?あっううん。
(友蔵)まる子。
たまちゃん。
テレビで『マンガスペシャル』があるんじゃが。
(まる子・たまえ)えっ?ホント?あっ。
秀樹の歌番組もやるんだね。
えっ?
(たまえ)『ヒデキ・オンステージ』だって。
まるちゃんのお姉ちゃん秀樹大好きだよね。
《ちょっと!録音するんだから声出すんじゃないわよ》《息も吸っちゃ駄目!》《え〜そんな無茶な…》《いいからシー!》
(司会者)《次は西城秀樹さんです》《歌っていただくのは…》
ビデオがない時代はこのようにラジカセをテレビに近づけ録音していたものである
んっ?まるちゃん?あっううん。
(たまえ)お昼ごちそうさまでした。
じゃあねまるちゃん。
うん。
バイバーイ。
(戸の閉まる音)さっ夕飯の準備しようかしら。
お姉ちゃんは?さっきおばあちゃんから電話があってね。
2時すぎに出たって。
えっ?だったらもうとっくに着いてるころじゃん。
日曜日だから道が混んでるのかもね。
そうかなぁ。
あっ。
・
(アナウンス)「清水清水」あっ!・
(アナウンス)「清水清水」アハ。
ヘヘヘヘ。
・
(アナウンス)「清水清水」あっ!んっ?まる子?あんたどうしたの?こんなとこで。
お姉ちゃんこそどうしたのさ。
何でこんなに遅くなったの?静岡でバスが遅れたのよ。
道が混んでて。
そっそうなんだ。
あんたこそ何でこんなとこに。
あっ。
《行くわけないじゃん。
こんな寒い中》まったく。
お姉ちゃんのことだから迷子にでもなったのかと。
あら何すんのさ。
《やっぱり冷たい》まる子。
何?お土産。
えっ?あんたの分よ。
あっ。
アハハおいしそう!私なんて4つも食べちゃったもんね。
へっへ〜んだ。
それよりもさっき秀樹の歌番組やってたよ。
えっ?あたしゃその裏の『マンガスペシャル』見てたけどね。
かっ…かわいくない子ね。
だったらわざわざ教えなくてもいいじゃない。
・「ローラローラローラ」バッバカ。
恥ずかしいからやめなさいよ。
・「ローラ」はいお姉ちゃん歌って。
(さきこ)えっ!?愛してるなら歌って。
はい!
きょうだいとは不思議なもの
何となくお互いがいないとつまらない2人なのであった
ああ…。
おお…。
こんなので洗ったら手も顔も凍っちゃうよ。
マフラーして手袋していっぱい服着てもうう…寒いねぇ。
それが冬である
ああ…顔。
顔が寒い!だいたい顔ってさむき出しじゃん。
どんなにいっぱい服着たって顔は寒いよ。
うう…。
この寒さから何とか顔を守れないものか。
・
(足音)おっ?
(藤木)うう…。
あっ。
アハハ。
(藤木)どうしよう。
絵の具忘れちゃったよ。
でも取りに帰ると遅刻しちゃうし。
仕方ない。
永沢君に貸してもらおう。
あっ。
ハンカチも忘れちゃった。
永沢君貸してくれるかなぁ。
え〜また?ひぃ!さっさくら。
おはよう藤木。
おっおはよう。
脅かさないでくれよ。
ごめんごめん。
それよりあんたちょっとずうずうしいんじゃない?永沢永沢って。
聞いてたのかい?聞こえたんだよ。
あんたってひきょうなやつかと思ったらずうずうしいやつでもあったんだねぇ。
えっ…何だよ。
だいたい何でさくらは僕のすぐ後ろにいたんだよ?ああそりゃちょっとね。
まあ背中を借りてたっていうか。
背中を借りてた?あんたって背が高いから風よけにぴったりなんだよね。
風よけ?おかげでずいぶんましだよ。
悪いんだけどこのまま後ろについて学校まで行かせてよ。
えっ…。
ほら歩いて歩いて。
そんな…。
遅刻するよ。
わっ分かったよ。
フフ。
(児童たち)んっ?
(藤木)うわ!あ〜やっぱりましだね。
あたしって頭いい。
君の方がよっぽどずうずうしいよ。
藤木の言うとおりである
(ハマジ)そうなんだよ。
寒ぃんだよ。
顔が。
でしょ?まあ確かに。
顔だけがこの寒いのに丸裸のすっぽんぽんだもんな。
すっぽんぽんって…。
ハハハ…。
マフラーじゃ首までだからな。
(ハマジ)うん…。
んっ。
よし。
こうしてみたらどうだ?顔が隠れりゃいいんだよな。
ありゃ。
無理があったね。
うん。
(ハマジ)う〜ん…。
んっ。
じゃあ!これはどうだ!それじゃ前が見えないじゃん。
危ないよね。
(ハマジ)くんくんくんくん。
(3人)んっ?あんた何やってんのさ?アハハハ。
ずっと洗ってないからちょっとな。
くんくんくんくん。
あ〜でも自分のにおいって何か嫌じゃないよな。
ああそれちょっと分かるね。
ヘヘヘ…。
(藤木)顔が裸のままでも寒くないようにしたらどうかな?
(たまえ・まる子)えっ?
(ハマジ)どういうことだよ。
ほら運動した後って体があったかくなるだろ?だから顔を運動させるのさ。
顔の運動?どうやるの?藤木お手本でやって見せてよ。
えっ!?
(ハマジ)言いだしっぺだろ?わっ分かったよ。
えっと…。
うわ〜。
う〜。
い〜。
(たまえ・まる子・ハマジ)プッ。
アハハハハ!何だそれ。
おい!僕は一生懸命やってるんだぞ!
(ハマジ・まる子・たまえ)アハハハハ!でも無理。
笑わないなんて無理。
笑い過ぎて腹痛ぇ!
(ハマジ・まる子・たまえ)ハハハハ!あっねえ。
今私たちにもすごく顔の運動になったんじゃない?えっ?あっホントだ!でもよ顔あったまったか?う〜ん…。
分かんないね。
それに私藤木みたいな顔とてもできないな。
あたしだってあんなの無理だよ。
あんなのって…。
う〜ん…。
やっぱりこうなったらあれしかないね。
あれって?ほらプロレスでかぶってるじゃん。
ああ!ミル・マスカラス!あれかぶったら寒くないと思うんだ。
(藤木・ハマジ)ああ。
《おはよう》
(藤木・ハマジ・たまえ)《おはよう》う〜ん…。
ちょっと派手かな。
すごく派手だと思うよ。
これでは毎日が仮面舞踏会である
ミル・マスカラスが駄目だとすると…う〜ん…。
あっじゃあデストロイヤーならどうだ?あっそっちなら地味でいいじゃん。
えっ…。
《ねえまるちゃん。
まるちゃんは本当にそんなのかぶって平気で学校に来れるの?》
(タミー)《タミー絶対嫌!》《嫌〜!嫌〜!嫌…》覆面?あるわけないでしょ。
ないか。
じゃあ腹巻きでいいや。
腹巻き?
(すみれ)はい。
サンキュー。
こう寒くっちゃね。
おなかをあっためるのはいいと思うわ。
えっ?おなかをあっためるんじゃないよ。
んっ?腹巻きはおなかでしょ?やだねぇ頭の固い人は。
もっと自由に考えなくちゃ。
こうするんだよ。
えっ?これで目と鼻と口のとこをくりぬくんだ。
あしたから学校にしていこうと思ってさ。
あしたから学校に?ちょちょっと。
何バカなこと言ってんの。
腹巻きを顔にかぶって学校に行くだなんて。
だって顔が寒いんだよ。
あったかくしたいんだよ。
だからっておかしいでしょ?どこにそんな小学生がいるのよ。
ここにいるよ。
あっ…。
それにあたしがやってったら…。
・《おはよう》
(3人)《おはよう。
あっ!》
(小長谷)《わ〜あったかそう!》
(内田)《いいな〜》
(沢井)《私もあしたからやろうっと》エヘヘ。
はやっちゃったりして。
絶対ない
チェッ。
お母さんったら分かってくれないんだから。
まったく。
あっ。
うわっ!何やってるの?駄目だ。
長さが足りない。
お姉ちゃんならできそうだね。
はっ?髪の毛。
前に垂らしたら顔隠れるでしょ。
それが何よ。
そしたら顔が寒くないじゃん。
んっ?
(さきこ)《ああ…。
顔があったか〜い》
(児童たち)《うわぁ怖い》
(児童)《何あれ》するわけないでしょ!そんなこと。
え〜もったいない。
そんなことするくらいなら顔が凍った方が100倍まし。
そう言わず1回。
1回だけ試してみてよ。
試しません!うっ…。
翌朝
ああ…。
はいおしまいっと。
・
(すみれ)あんたそれで終わり?えっ?違うよ。
いっ今から洗うんだよ。
つっ冷た…。
ねっ?ほら。
ありがとう。
お〜!目が覚めたよ。
あら。
えっ?ちょっとカサカサしてるわ。
(すみれ)これから顔洗ったらクリーム塗っておきなさい。
え〜めんどくさい。
はいよし。
何か変な感じだな。
(ハマジ)お〜っす。
(藤木)おはよう。
おはよう。
おっはよう。
おはよう。
(ハマジ)さくらもしてこなかったんだな。
やっぱり母ちゃんに怒られたのか?覆面。
ハハハまあね。
あのさ今日ちょっとあったかい?えっ?
(ハマジ)そんなことないぜ。
昨日より寒いくらいだよな?
(藤木)うん。
そう?何か顔寒くないんだよね。
えっ?何にもしてないのに?うん。
あっ。
どうしたの?お母さんが顔にクリームを塗ってくれたんだ。
へぇ〜。
わっいつもと違うよ。
すごいよ。
顔寒くな〜い!ホントか?
(藤木)いいなぁ。
よかったねまるちゃん。
うん。
世紀の大発見だよ。
バンザーイ!
子供にとってはこんなことも大発見なのである
よ〜し。
俺もあしたから顔に塗ってくるぜ。
私も。
(藤木)僕も。
これでもう覆面がなくても大丈夫だよ。
んっ?あの人相当顔が寒いんだね。
ああ。
(たまえ)うん。
あれだけ塗ればあったかいだろうね。
そうだな。
まさか通りすがりの小学生に勘違いされているとは夢にも思わないOLさんであった
(女性)寒い!たまちゃんいったいどうしたの?宿題忘れたりして今日何か変だよ?授業参観だから緊張してるの?あっ。
それともやっぱりあれ?お肉を食べちゃう植物ってのが気になってるの?次回の『ちびまる子ちゃん』は…。
(サザエ)サザエでございます。
・「お魚くわえたドラ猫」2014/02/23(日) 18:00〜18:30
関西テレビ1
ちびまる子ちゃん[字]
「お姉ちゃんのいない日」の巻
「まる子、顔が寒い」の巻
詳細情報
番組内容
え?お姉ちゃんいないの?へー、今日、静岡のお婆ちゃん家に泊まるんだ。せっかく良い事教えてあげようと思ったのにな。この寒い中、いつも丸裸の顔を守る、素晴らしい方法をね!
今回のちびまる子ちゃんは、「お姉ちゃんのいない日」「まる子、顔が寒い」の2本だよ。お楽しみにね。
出演者
まる子: TARAKO
おじいちゃん: 島田敏
お父さん: 屋良有作
お母さん: 一龍斎貞友
お姉ちゃん: 水谷優子
スタッフ
【原作】
さくらももこ
【OP曲】
「おどるポンポコリン」
【END曲】
「100万年の幸せ!!」
【脚本】
高橋幹子
池野みのり
【絵コンテ】
堂山卓見
【演出】
堂山卓見
【作画監督】
山崎登志樹
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32724(0x7FD4)
TransportStreamID:32724(0x7FD4)
ServiceID:2080(0×0820)
EventID:5169(0×1431)