今日の「アートシーン」は今も古い町並みが残る東京の下町谷中にやって来ました。
情緒豊かな町にひっそりとたたずむある美術館を訪ねます。
一見アートとは無縁な場所のようですが…。
あれ?何だあれは?「朝倉彫塑館」…。
へえ〜。
実は今回新さんには行き先を伝えていませんでした。
何の予備知識もなくアートと向き合います。
展示室へ。
は〜彫刻ですね。
いい…お顔をしています。
きっと谷中のこの近所のお寺様の墓守の方をモチーフにしたんでしょうか。
一つ一つのこうしわや線やいろんな隆起が全て墓守の積み重ねてきた味というかこう何かこう人生みたいなものを表しているような。
「ただの彫刻じゃない」っていうのが…。
う〜ん…。
いいですね「墓守」。
明治から昭和にかけて活躍した彫刻家…その確かな技法と表現力から「東洋のロダン」と呼ばれました。
この建物も朝倉自身が細部にこだわり設計したものです。
展示室となっているこの空間が朝倉のアトリエでした。
この階段もこの…竹を使って。
あ〜また…ここはまたちょっと趣が変わってきましたね。
真っ白い部屋で。
猫の空間ですねここは。
ほんとに動きをよく捉えてますよね〜。
また猫だけじゃなくて捕らえたネズミの描写もものすっごい緻密ですよ。
何の前知識も何の先入観も無い状態で突然ここに連れてこられでも一つ一つじっくり見ていくとほんとにそこに生きているような動きだしそうな命を宿した彫刻というかそんなようにも見えてきますね。
あ〜…。
あ〜大きいですね。
やっぱ目ですよね。
モチーフをほんとに表面だけではなくてそのモチーフの内までもしっかり見ていくその目で観察して作品へとしていっているように感じますね。
「市川團十郎」。
作品を見てその人が伝わるというか写真では感じ取る事ができないですよね。
やっぱこの立体感あとほんと細かな筋肉の描写。
ほんと骨格を感じるっていうかあっ!あ〜…。
それかぁ…。
中に骨が入っているみたいに見えるんですね全部。
なるほどなるほど。
人体というものを熟知した上で作っているんだな。
見えているものが全てではなくてその中にある骨や筋肉のつくられ方とかそこまでもこう作っているというか。
お〜おお〜!書斎ですか。
うわっすごいですね本の数が。
こっちは…。
「大隈重信」と。
ちゃんとその人が何なのかどういう事を考えどういうふうに生きてきたのかそれを知った上で形を彫刻を作っていくという。
やっぱその目に見えないそのモチーフの背景とそのモチーフの中内なる部分というものまでも見つめてそれでやっと表面の造形が生まれてくるというなんかそういう捉え方をされている方だというのが今この3つの部屋のみでも伝わってきてしまいましたね。
こちら朝倉自作のへらでございます。
粘土べらですね。
粘土べら。
はい。
うわっ道具だ〜。
すっごいなあ。
うわ〜。
失礼します。
へ〜。
ものすごい優しいこのシェイプが…。
先ほど下で見た女性のあの二の腕のような柔らか〜いライン。
道具が美しいんじゃないですか。
美しい道具から生まれるんですよ絶対に。
最後に向かったのは美術館の屋上。
え〜!こんななっていたとは…。
はぁ〜。
朝倉は園芸に力を入れ弟子たちにも教えていたといいます。
こんな事を言っています。
常に挑戦しているというか研究し続け勉強し続け常に学び続ける事学ぶという事に終わりはないんだなっていう。
人が無限大の可能性を持って作っていくものだからこそ面白いっていう。
美術ってそういうものなんだろうなって思いました。
2014/03/23(日) 20:45〜21:00
NHKEテレ1大阪
日曜美術館 アートシーン ▽特別編 東京下町・朝倉彫塑館[字]
東京の下町・谷中にある「朝倉彫塑館」。東洋のロダンと呼ばれた彫刻家・朝倉文夫の自宅兼アトリエを改装した美術館。情緒あふれる意外なアートスポットの魅力を紹介する。
詳細情報
番組内容
今回は特別編。東京の下町、昔ながらの風情が残る谷中に小さな美術館がある。「朝倉彫塑館」。明治から昭和にかけて活躍し、東洋のロダンと呼ばれた彫刻家・朝倉文夫の自宅兼アトリエを改装したアートスポットだ。彫刻作品だけでなく、建物や庭も朝倉自身が設計し、細部までこだわりに満ちた空間を楽しむことができる。司会・井浦新さんが訪ね、かわいらしい猫の彫刻や、当時のままの部屋から、朝倉の人物像を感じ取る。
出演者
【司会】井浦新,伊東敏恵
ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
情報/ワイドショー – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0×0808)
EventID:31974(0x7CE6)