10時になりました。
ニュースをお伝えします。
発達中の低気圧の影響で、東京の都心では積雪が25センチに達するなど、関東甲信地方で記録的な大雪となっています。
関東と東北の太平洋側では、雪に加えて、風も強まっていて、気象庁は大雪や暴風に一層の警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、発達中の低気圧の影響で、関東甲信地方では記録的な大雪となり、この時間は関東と東北の太平洋側で雪が降っています。
午後9時の積雪は、長野県松本市で48センチ、甲府市で39センチ、埼玉県熊谷市で36センチ、千葉市で30センチ、福島市で23センチなどとなっています。
東京の都心では25センチと、20年ぶりに20センチを超えました。
伊豆諸島や沿岸部を中心に風も強まり、午後8時前には横浜市で24.1メートル、羽田空港で22.6メートルの最大瞬間風速を観測しました。
甲信地方では次第に雪が弱まっていますが、低気圧は発達しながら三陸沖に進むため、雪は関東ではあす明け方にかけて、東北の太平洋側では、あす夜にかけて降り続く見込みです。
あすの夕方までに降る雪の量は、いずれも山沿いの多い所で、東北で50センチ、関東で30センチ、関東の平野部で20センチ、東海と甲信で15センチと予想されています。
また風の強い状態は関東ではあすの朝にかけて、東北ではあす夜にかけて続く見込みで、最大風速は関東の陸上で25メートル、東海の陸上で18メートル、東北の陸上で15メートル、最大瞬間風速は陸上で30メートルから35メートルに達すると予想されています。
東海と関東、それに東北の太平洋沿岸は大しけになる見込みです。
東日本や北日本では、あすの朝冷え込みが予想されるため、雪がとけずに残り、路面の凍結や、交通への影響が続くおそれがあります。
気象庁は大雪や暴風、高波に一層の警戒を呼びかけるとともに、あすにかけても交通機関への影響などに十分注意するよう呼びかけています。
交通への影響です。
国内の空の便は、きょうは羽田を発着する便を中心に764便が欠航しました。
あすも機材のやりくりがつかないため、合わせて18便の欠航がすでに決まっています。
航空各社によりますと、このほかの便にも欠航などの影響が出るおそれがあるということで、ホームページなどで最新の情報を確認してほしいと呼びかけています。
鉄道です。
東海道新幹線は遅れが出て、きょうは10万人以上が影響を受けました。
JR東海はあすは始発から平常どおりに運行したいとしていますが、線路に雪が残っていた場合は、一部の区間で速度を落として運転する可能性があるということです。
一方、JR東日本によりますと、東北、上越、長野の各新幹線は、東京駅などで起きたポイント故障の影響で、遅れが出ています。
また東北、上越の各新幹線は、一部の列車で運休が決まっています。
そして首都圏の高速道路ですが、雪や強風などの影響で、首都高速道路や中央自動車道などでは、一部の区間が通行止めとなっています。
全国で積雪による事故が相次いでいます。
静岡県伊豆市では、タクシー乗り場の屋根がたまった雪の重みで崩れ、下でタクシーを待っていた男女2人がけがをしました。
長野県安曇野市では、JR大糸線の踏切で、普通列車がトラックと衝突し、トラックを運転していた男性が死亡しました。
新潟県新発田市では、送迎用のマイクロバスが坂道で横転し、乗っていた9人が骨折などのけがをしました。
NHKが各地の放送局を通じてまとめたところ、これまでに全国で3人が死亡し、29の都府県で606人がけがをしました。
停電も発生しています。
東京電力によりますと、午後8時現在、千葉と神奈川、東京、埼玉、茨城、静岡、山梨の7つの都県で、合わせて4万世帯以上が停電しているということです。
いずれも雪や風の影響と見られ、東京電力は復旧作業を進めています。
続いて東京・渋谷と、JR新宿駅の状況です。
雪が風に流されていきます。
今も冷たい風が吹いています。
東京・渋谷です。
雪の勢いは少し弱くなってきました。
小粒の湿った雪が降っています。
渋谷の交差点は、家路を急ぐ人たちの姿が見られます。
ただ、土曜日の夜、ふだんのこの時間よりは、人通りが少ないということです。
人が通ったあと見ますと、踏み固められて、滑りやすくなっています。
またこのあと冷え込みが厳しくなって、凍結のおそれがあります。
特にあすの朝、歩くのに注意が必要です。
さらに街路樹を見ますと、雪が積もっています。
屋根に積もっている所もあります。
こうした所から落ちてくる雪にも注意が必要です。
東京・渋谷からお伝えしました。
新宿駅です。
列車の運転状況を表している案内板。
きょうは一日を通して、右側の路線図、赤やオレンジといった運転の見合わせ、あるいは遅れを示す表示が目立ちました。
この時間も赤やオレンジに塗られた路線図、多く見られます。
きょうはこの新宿駅、案内員を増やして対応に、JR、私鉄各線とも当たりました。
ただこの時間はそういった態勢も解除されつつあります。
ただ、後ろをご覧ください。
JRの案内所、たくさんの方が列を作っている様子が見られます。
列車の運転状況、あるいは振り替え輸送の予定などを聞く方、多く見られます。
中にはあすの運転の予定を尋ねる方もいました。
新宿駅、この時間、土曜日の夜とは思えないほど、だいぶ人影、まばらとなっています。
多くの方が家路を急いでいるようです。
新宿駅からお伝えしました。
では、今後の雪の見通しと注意点について、気象情報担当の佐藤さんです。
関東甲信地方は、記録的な大雪となっています。
この時間の積雪を見てみますと、東京では25センチ、千葉市で30センチ、埼玉県の熊谷市で36センチなどとなっています。
そしてこの時間の雪や雨の様子です。
この時間は活発な雪雲が茨城県を中心にかかっています。
雪の強まっている所があります。
雪や雨の予想です。
紫色が雪の強まる地域です。
午前0時の予想は、茨城県から福島県、宮城県の沿岸部で雪の強まる所がありそうです。
このあとを見ていきますと、午前6時ごろには、関東地方も雪のやむ所がほとんどとなりそうです。
東北地方は広く雪が続く見込みです。
日中にかけても、東北では雪が続き、雪と風の強まる所がありそうです。
予想される雪の降る量は、東北地方、新たに50センチです。
関東地方の平野部で20センチ、山沿いでは30センチです。
それでは天気図です。
関東の南の海上で低気圧が発達しています。
このあと、低気圧はさらに急速に発達する見込みです。
あすの朝になりますと、福島県の東の海上に進む見込みです。
低気圧の影響で、周辺では、雪が強まり、また各地で風も強まる見込みです。
荒れた天気が続く見込みです。
その風の予想です。
このあと、動かしてみますと、あすにかけては、関東から東北の沿岸部を中心に、北寄りの風が強まる見込みです。
平均でも20メートル以上の非常に強い風が吹く見込みです。
また最大瞬間風速は40メートル前後と、立っていられないくらいの猛烈な風の吹く所がありそうです。
それでは注意点です。
このあとも湿った雪、あるいは強い風によって、さらに停電が拡大するおそれがあります。
停電に備えるようにしてください。
また、急に多くの雪が降り積もっています。
このために屋根からの落雪、雪が弱まってからも、落雪には十分な注意が必要です。
また関東など、あすは雪はやみますが、多くの雪が降り積もっています。
雪がやんでも、あすにかけては、積雪や凍結によって、路面の凍結、十分な注意が必要です。
今後も十分な注意、警戒が必要です。
ここからは、安倍総理大臣の記者会見のもようを中継でお伝えします。
ロシア・ソチのホテルに設けられた記者会見場です。
安倍総理大臣は、総理大臣就任以来、5回目となるプーチン大統領との首脳会談を行いました。
これを受けて、安倍総理大臣はまもなく記者会見を行います。
今、その会見場に入ってきました。
まもなく始まります。
それでは、ただいまより安倍晋三内閣総理大臣によります内外記者会見を行います。
初めに安倍総理からご発言がございます。
そのご発言に続きまして、皆様からの質問をお受けしたいと思います。
それでは安倍総理、お願いいたします。
ソチオリンピック・パラリンピック、誰もがわくわくする4年に1度の眠れない日々がいよいよスタートしました。
まずもってこの大会を成功裏に開催された関係者の皆さん、ロシアの国民の皆さんに、心からのお祝いを申し上げます。
そして私をご招待いただいたプーチン大統領に、お礼を申し上げたいと思います。
昨日、国会、そして国民の皆さんのご理解をいただいて、ここ、ソチを訪問し、開会式に参加をいたしました。
日本選手団は、大ベテラン、41歳の主将、葛西選手から、中学3年生、15歳の平野選手まで、総勢113名、しかもその6割が女性選手です。
小笠原選手が掲げた日の丸を先頭に、開催国ロシアに敬意を表して、日ロ両国の国旗を手に、入場しました。
その日本選手団の堂々たる姿、世界各国の首脳たちと共に、その姿を見ながら、私は大変誇らしく思いました。
選手一人一人がこの4年間、誰にも負けない厳しい練習を積み重ねてきたに違いありません。
その自信と日本代表としての誇り、そして何よりも日本からの熱い応援、これらを胸に、最高のプレーを見せてくれることでしょう。
頑張れば夢はかなう。
これまでの血のにじむような努力を実らせ、世界のひのき舞台で大きな結果を出してほしいと思います。
そして日本中に夢と希望と勇気を与えてほしいと願っています。
その願いを込めて、これから決勝の場に向かう日本選手全員に、心からのエールを送ります。
今夜はフィギュアスケート団体戦の女子シングルショートプログラムに、浅田選手が登場します。
土曜日ですから、テレビの前で、夜更かしをされている方も多いことでしょう。
会場で皆さんの分も合わせて、精いっぱい応援したいと思います。
ソチでの日本選手たちの熱い健闘が、2020年の成功につながっていくはずです。
それまでにスポーツ・トゥ・トゥモローで、日本から世界100か国、1000万人以上にオリンピック精神を広めていきたいと思います。
プーチン大統領とは、5回目の首脳会談を行いました。
プーチン大統領からは、私の出席に対する感謝する旨述べ、昼食会を挟んで、個人的な信頼関係の下、非常によい雰囲気で、胸襟を開いた会談となりました。
日本とロシアは、最も可能性を秘めた2国間関係だと、私はかねがね申し上げてまいりました。
日本はロシアのエネルギー産業の発展に、大きく貢献しています。
ものづくり、和食や医療、さまざまな分野で、ロシアの皆さんは、日本に注目しています。
ロシアと日本は、互いが互いを必要としています。
ともに大きく繁栄する可能性に満ちているともいえます。
しかし日本と、ロシアとの間では、戦後68年を経てなお、平和条約が締結されていないという、厳しい現実があります。
2国間にいまだ眠っている大いなる可能性を開花させるためにこそ、日本とロシアは一日も早く、困難な課題を解決をして、平和条約を締結しなければなりません。
6月のG8サミットの際には、ここソチで再び、話し合う機会を作りたいと思います。
秋にはプーチン大統領が日本にやって来ることで、一致をいたしました。
これまで築き上げてきた、私とプーチン大統領の個人的な信頼関係を、2国間関係の発展という慈円へと、一段と高めていきたいと思います。
ことしは日ロ関係を一段と飛躍させる年にしてまいります。
さて月曜日には、来年度予算の審議が始まります。
今週成立した補正予算とあわせ、経済の好循環を実現し、景気回復の実感を全国津々浦々にまでお届けする、そのためにも一日も早い予算成立を目指したいと思います。
日本の選手の皆さんが、大活躍をし、そして表彰台に上る姿を見ることなく、ここソチを去るのは後ろ髪を引かれる思いでありますが、日本に戻って、眠たい目をこすりながら、テレビの前で応援をしたいと思います。
私からは以上です。
それでは皆様からのご質問をお受けいたします。
それでは日本の記者の方からの質問をお受けいたしますので、私が指名をいたしますので、近くのスタンドのマイクにお進みいただいて、所属と名前を明らかにされたうえで、質問をお願いをしたいと思います。
それでは質問をご希望される方。
じゃあ、幹事。
総理、このたびはご苦労さまでした。
まず北方領土問題について伺います。
ロシア側は戦後、第2次世界大戦で北方四島はロシア領になったという認識を堅持していますけれども、北方四島の帰属の問題を堅持して、その後、平和条約を結ぶという日本の立場は、このまま堅持していくお考えでしょうか?また過去には、2島先行返還論など、打開点を模索する議論もあったかと思いますが、こういった問題について、どのようにお考えでしょうか?さらに先ほど、プーチン大統領の秋の日本訪問で一致したというお話でしたけれども、その際の成果として、どのようなことを考えていらっしゃるのか、また北方領土交渉の解決をいつごろまでに成し遂げたいとお考えでしょうか?以上です。
日本政府としては、ロシアとの関係をあらゆる分野で進め、日ロ関係全体の発展を図りながら、四島の帰属問題を解決をし、平和条約を締結すると、この基本方針の下で、粘り強く交渉に取り組んでいく考えです。
プーチン大統領より次官級協議の結果について、報告を受けていると発言がありました。
引き続き両国間で協議を重ねていくことで、合意をいたしました。
プーチン大統領がこの秋に、訪日されることになりました。
昨年私の訪ロ以来ですね、大変テンポよく進んでいます。
このテンポよく進んでいるこのスピード感を維持をしながら、建設的で率直な意見交換を行いたいと思います。
いずれにせよ、この問題を次の世代に先送りしてはならないと思います。
日ロ両国民が心の底から信頼し合える関係を作り、両国の協力を飛躍的に発展させるためには、可能なかぎり、早期に解決を図っていかなければならないと、こう決意をしています。
安倍総理大臣、北朝鮮の脅威に関連して、日本はミサイル防衛分野での努力を活発化させています。
ミサイル防衛に関する日本の計画に、防衛計画は、アメリカの計画に入っていると思います。
そしてアメリカの防衛計画に関しまして、ロシアはかなり懸念を表明しております。
一度、アメリカ政府に対し、この防衛システムが、ロシアに向けられたものではないという法的保障を要求しました。
もしロシアから同様の依頼が来た場合、日本はロシアに対して、そのような法的保障を与える用意があるのでしょうか?
日本の弾道ミサイル防衛は、防衛システムは、弾道ミサイルによる攻撃が行われた場合に、国民の生命や、財産を守るという、もっぱら防御的なものであります。
その背景には、北朝鮮による核・ミサイルの開発が、日本の安全に対する重大かつ、差し迫った脅威となっているという事実があります。
日本のミサイル防衛システムは、ロシアに向けられたものではないということは、日本の総理大臣として、はっきりと申し上げておきたいと思います。
日本は国際協調主義に基づく積極的平和主義の立場から、日本が地域と世界の安定に、これまで以上に積極的に貢献していくことを、安全保障の基本方針としています。
その観点から、ロシアは重要なパートナーであり、引き続き安全保障分野の協力を発展させていきたいと考えています。
それでは再び、日本の記者の皆さんからのご質問です。
どうぞ。
財政経済分野について伺います。
安倍政権の高い支持率の背景には、いわゆるアベノミクスによる円安株高の傾向があったと思いますが、米国や新興国の経済の先行きに対する懸念から、このところは円高株安に振れています。
現在の世界経済の情勢、どのように認識されておりますでしょうか?また、なんらか新たな対策をお取りになる検討をされていますでしょうか?さらに、マーケットでは、安倍政権の成長戦略への期待が高まっておりますけれども、6月に取りまとめる新たな成長戦略の柱として、どのような具体策を考えていらっしゃるでしょうか?
市場の動向や、要因ということについては、総理大臣としては、コメントはしないほうがいいというふうに思います。
3本の矢の政策によって、日本経済は消費においても雇用においても、間違いなく改善をしています。
デフレ脱却に向けて、着実に進んでいるんだろうと、こう確信をしています。
昨年の12月に発表された日銀の短観によっても、明らかに企業、中小企業も含めて、状況判断は改善をしておりますし、先般発表された有効求人倍率、失業率についても、改善していると思います。
こうした企業の収益の改善を、賃金に結び付けていく、それによって、さらにまた経済の好循環に入っていくことができるんだろうと思います。
賃金の上昇や雇用の拡大を、私たちは重視をしているわけであります。
その中においてこの景気回復の実感を全国津々浦々に生じていかなければなりません。
そのための今回の補正予算、本予算であります、補正予算5.5兆円の規模の補正予算でありますが、早期に実行いたしまして、4月から消費税が5%から8%に上がりますが、その反動減等をその影響を緩和をし、さらに反動減を緩和をし、そしてまた現在の成長軌道に戻れるようにしていきたいと、こう思っています。
そして成長戦略については、昨年の6月の策定以降、電力市場の自由化に向けた改革、再生医療を産業化するための改革、40年以上続いたコメの生産調整を見直す、できるはずがないと言われた改革について、しっかりと取り組んで、結果を出そうとしています。
そして安倍政権の成長戦略は進化する成長戦略であり、ここからがまさに正念場であります。
ねんおうの成長戦略改定に向けて、さらなる構造改革に全力で取り組んでいく考えであります。
日本とロシアは長年、領土問題があり、歴史的には第2次世界大戦中に敵対関係にありました。
それにもかかわらず、総理はプーチン大統領と5回の会談を行い、関係改善に努めています。
一方、日中関係は領土問題および歴史問題のために非常に緊張しています。
日本とロシアは少なくとも問題解決に向けた努力をしていますが、日中の首脳は会うことすらできない状況です。
これについてどう考えますか?
私は、日ロ関係を最も可能性に富んだ2国間関係であると、このように定義づけています。
そしてロシアをアジア太平洋のパートナーとして重視をしています。
日ロ関係の強化は、両国の利益に合致するのみならず、地域の安定にとっても重要であります。
両国にはこうした観点から対話を重ね、協力を発展させていくことに利益を見いだしていると考えます。
今回の会談は、昨年4月の私のロシア公式訪問を皮切りに、私とプーチン大統領との5回目の会談となり、個人的信頼関係も強固なものとなったと感じています。
今後、引き続き首脳会談を重ねて、信頼関係を一層深めつつ、経済、安全保障等、あらゆる分野で、ロシアとの協力を進め、関係を全体として高めていきたいと、こう考えています。
確かに両国の間には、平和条約が締結されていない、平和条約を締結をしていくという、大きな課題があります。
この課題があるからこそ、私たちは信頼関係を作り、両国の関係を発展させ、そして人的交流を重ね、両国民間の理解を進めていきたいと考え、努力をしてきたわけであります。
平和条約締結という最もこの困難な課題、これは歴史的な課題といってもいいと思いますが、歴史的な課題であるからこそ、私とプーチン大統領、その課題を解決をしていくという大きな歴史的な使命を負っていると、このように思います。
この解決に向けて、全力を尽くしていきます。
中国との間においては、残念ながら、これまで首脳会談が実現してきませんでした。
しかし、日中関係が最も重要な2国間関係の一つであることには変わりはありません。
戦略的互恵関係の原点に立ち戻って、関係を改善していきたいと考えています。
日中間では困難な課題があるからこそ、前提条件をすることなく、率直に話し合うべきだ。
私は心からそう願っています。
日本の対話のドアは常にオープンであり、中国にも同様の姿勢、態度を期待をしています。
安倍総理大臣の記者会見でした。
政治部の小川記者とお伝えします。
小川さん、今の会見での安倍総理大臣の発言、ポイントを挙げるとどの点になりますか?
まず1つは今回のソチオリンピックの開会式に出席して、プーチン大統領との個人的な信頼関係を深めることができたと強調した点にあります。
プーチン大統領は、オリンピックの開会式をなんとしても成功させたいとしていましたが、欧米諸国の首脳は人権問題を理由に、出席を見送っていました。
安倍総理大臣としても、国会開会中の出席に政府内から慎重論がありましたが、あえて招待に応じました。
プーチン大統領もこうした状況を踏まえ、首脳会談の冒頭でまず安倍総理大臣に、今回の開会式の出席に感謝の意を述べました。
そして懸案となっている北方領土問題についての発言、どのような内容がありましたか?
会見の中で安倍総理大臣は、この問題は次の世代に先送りしてはいけないと。
ロシア国民との信頼関係を構築して、解決を目指したいと、強調しました。
そして、きょうのプーチン大統領との首脳会談で、ことし6月のG8サミットで、改めて首脳会談を行うことや、秋にプーチン大統領が日本を訪問することで一致したことを明らかにしました。
領土問題に関連して、プーチン大統領は、平和条約の締結は夢見るだけではないと述べていますが、引き分けという表現を使っていまして、交渉の前進に意欲を示しています。
安倍総理大臣としては、この2人がトップの座にあるうちに解決を図りたい考えで、ことし秋までに2回の首脳会談がセットされた意味は大きいといえます。
ただ、頻繁な首脳どうしの対話が進む一方で、領土交渉は日本政府の思惑どおりには進んでいないというのが現状です。
北方領土交渉は、去年4月の安倍総理大臣のロシア訪問で再スタートを切ることになったんですが、交渉の実務者協議の場となる次官級の協議は、これまでに2回開かれているんですが、ロシア側は北方領土は第2次大戦の結果、ロシア領になったと主張し、原理原則論に終始しています。
外務省幹部は、こうした状況について、ソ連時代を含め、長年の懸案事項となっていたものであり、簡単に進むものではないとしています。
今の会見の中でも、この信頼関係ということばがありました。
首脳どうしの信頼関係を、交渉の進展にどうつなげていくと見られますか?
日本政府としては、まずはこの首脳どうしの信頼関係に加えて、プーチン大統領が期待を寄せている東シベリア・極東開発などの経済協力を進めていく方針です。
ことし4月には岸田外務大臣とシュワロフ第1副首相との間でハイレベルの経済対話である、貿易、経済に関する政府間委員会を開催することになっています。
ここには日本から財界人らによる経済ミッションも同行する予定です。
日本政府としては、経済や人的交流を中心に日ロ関係の全体の底上げを図り、領土交渉を前進させたい考えです。
政治部の小川記者に聞きました。
安倍総理大臣は、訪問先のロシアでプーチン大統領との首脳会談を終えたあと、記者会見し、この秋にプーチン大統領が日本を訪問することで一致したことを明らかにしたうえで、大統領との信頼関係を2国間関係の発展という次元へ高めたいと述べ、首脳どうしの信頼関係をもとに、北方領土交渉を加速させたいという考えを強調しました。
2014/02/08(土) 22:00〜22:35
NHK総合1・神戸
ニュース「安倍首相記者会見」[字]
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ニュース/報道 – 政治・国会
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