(サザエ)サザエでございます。
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(タラオ)わーいです。
(ワカメ)早速支度しなくっちゃ。
(カツオ)ただいま。
あ〜腕がくたびれた。
カツオ。
その水槽は?メダカじゃないの。
(タラオ)カワイイです。
カオリちゃんから預かったんだよ。
家族で旅行に行くんだって。
旅行って私たちもあしたから行くのよ。
静岡の伯父さんのうちに行くの。
聞いてないよ。
そんなの。
(フネ)さっき鯛造伯父さんから電話があってお祭りを見に来るように誘われたんだよ。
そ…そんな…。
ひどいよ。
そんな大事なことを急に決めるなんて。
カオリちゃんに事情を話して返してくれば?カオリちゃんは今夜出掛けるんだよ。
(カオリ)あっおかえりなさい。
(波平)いやぁ。
旅行ですか?
(カオリの母)はい。
空港で主人と待ち合わせて九州へ。
そうですか。
(カオリ)おじさま。
カツオ君にメダちゃんたちをよろしくと言ってください。
メダちゃん?メダカなんですよ。
(波平)はぁ?もう出掛けちゃったのか。
中島君に代わってもらったら?カオリちゃんに頼まれたんだ。
そんな無責任なことはできないよ。
(マスオ)静岡へ一緒に連れていくわけにもいかないしね。
僕静岡へ行くの諦める。
(ワカメ)行かないの?メダカはわしが見てやる。
せっかくだから行ってきなさい。
行かないですか?おじいちゃん。
うん。
ここのところ疲れ気味でな。
家でのんびりしていたいんだ。
(フネ)ホントにいいんですか?心配いらん。
メダカの面倒ぐらいお安いご用だ。
よかったね。
お兄ちゃん。
(カツオ)手放しで喜べないよ。
普段縦のものを横にもしないお父さんだよ。
だって餌をやるだけでいいんでしょ?お父さんはタマに餌もやったことないからね。
・
(ふすまの開く音)
(カツオ)おはようございます。
このメモに餌のやり方が書いてあるからね。
分かっとる。
部屋から出るときは必ずふすまを閉めてよ。
タマが入ってくるから。
(波平)分かっとる。
それから…。
(波平)まだあるのか?一日に3回はメダカに話し掛けてやって。
メダカと話すのか?カオリちゃんに頼まれたんだよ。
話し掛けるとメダカたちが喜ぶんだって。
いったい何を話すんだ?「うちの息子はよくできてる」とか「将来が楽しみだ」とか。
メダカに嘘をつけと言うんだな。
(カツオ)お父さん…。
じゃあ僕は先に行ってるからね。
(フネ)一緒に行かないのかい?みんなで歩いてるところを見られると困るんだよ。
特に花沢さんに。
セーフ。
(ノリスケ)へぇ〜。
それでメダカと留守番ですか。
わしはもともと行くつもりはなかったんだ。
ビールを持ってくるから話し掛けてやってくれ。
イクラにですか?
(波平)メダカだよ。
メダカ。
何で僕がメダカと話すんです?イクラ。
お魚と話してごらん。
(イクラ)ハーイ。
ハーイ。
(ノリスケ)お〜分かるんですかね。
こんな小さいのに頭いいですね。
(ノリスケ)あれ?カマボコ丸かじりですか?包丁が見つからんでな。
これだからなぁ。
そうだ。
このメダカうちで預かりましょうか?イクラも喜ぶし。
(イクラ)ハーイ。
ハーイ。
それはいかん。
カツオにきつく言われておるんだ。
「ノリスケだけには預けないように」とな。
ひどいなぁ。
(イクラ)バーブ。
ワカメ。
席代わって。
(ワカメ)いいの?窓際にいるとメダカの水槽を思い出しちゃうんだよ。
心配ないわよ。
何だか一番預けちゃいけない人に預けちゃったような気がするんだ。
そんなことありませんよ。
みんな元気だなぁ。
少し休んだらどうだ。
・
(波平)うん?電話か。
カツオかもしれんな。
まずふすまを閉めてと。
(タマ)ニャ〜ン。
はい。
磯野です。
カオリちゃん!?あの磯野君お願いします。
カツオはちょっと近所に出掛けておって…。
そうですか。
あの…。
メダちゃんは全員元気だから安心しなさい。
カツオが帰ったら電話させますので番号を教えてくださらんか。
いえ。
また夕方こちらからかけます。
失礼します。
・
(通話を切る音)
(波平)もしもし?弱ったなぁ。
・
(花沢)こんにちは。
(波平)あの声は…。
やぁいらっしゃい。
(花沢)これ母ちゃんからの差し入れです。
差し入れ?今日は磯野君とお父さんだけなんでしょ?夕飯困るんじゃないかと思って。
それはそれは。
(花沢)あの磯野君は?今ちょっとお使いに行って…。
(花沢)そうですか。
しっかり留守番をするように言ってください。
あ…ありがとう。
・
(呼び出し音)
(波平)うーん…。
静岡の家は誰も出ん。
みんなで祭りに出掛けたのかもしれん。
カオリちゃんは夕方電話をすると言うし。
花沢さんはまた現れるかもしれん。
何かいい知恵はないものか。
ほう。
お前たちも心配か。
(タマ)ニャ〜ン。
・
(戸をたたく音)
(波平)ん?花沢さんかもしれん。
気付かんふりをしよう。
・
(戸をたたく音)
(波平)ん?縁側に回ったぞ。
カツオ!?帰ってきたのか?うん。
静岡の伯父さんがメダカのために取ってくれたんだよ。
(波平)ミジンコか。
(カツオ)喜んでるみたいだね。
売ってる餌よりうまいんだな。
・
(波平)カオリちゃんだろう。
わざわざミジンコを取りに行ってくれたの?ありがとう。
磯野君に預かってもらってよかった。
やるべきことをやっただけだよ。
お父さんもとてもかわいがってくれてるみたいで。
お父さんは子供のころのことを思い出したんだよ。
うん。
メダカのことは心配しないで楽しんできて。
これはうまい。
うん。
花沢さんのお母さんの得意料理だよ。
人間もメダカもうまい物を食べられて幸せだ。
ところで疲れは取れましたか?うん。
休んでる間につい飲み過ぎてしまってな。
胃がもたれていかん。
運動不足じゃないの?花壇でも造ってくださいよ。
残念。
(マスオ)あと4本か。
とか何とか言っちゃ飲むんだから。
さっさあ。
(マスオ)どうも。
うちは甘い物に目がないんですの。
どうもすみません。
お煎餅をお土産に。
あら…。
駅前のケーキ屋さんすごく安いんですのよ。
あら私そのケーキ屋さんの…。
話題に気を付けなさい。
すみません。
まず失礼ですが何のお土産をお持ちくださったんでしょうか?手ぶらでつい…恐縮です。
・
(鼻歌)あら。
おばあちゃん。
あっこんにちは。
お持ちしましょう。
ああいいんですよ。
私の方は軽いですから。
すみません。
お宅までお持ちしますよ。
ホントにいいんですよ。
遠慮なさらないで。
(おばあさん)あの…ご親切はありがたいんですがまだ買い物があって。
えっすみません。
何をお買いに?卵です。
分かりました。
じゃあ私が買ったのをどうぞ。
すみませんね。
いえいえ私こそ。
それじゃ…。
ちょっとお待ちください。
卵譲っていただいたお礼に私の漬けたお漬物ですけどお持ちください。
いえいえ。
結構です。
こう見えても得意なんですよ。
皆さんおいしいって言ってくだすって。
だったら頂いて帰るより今度教えていただきたいですわ。
喜んでお教えしますよ。
うわーっ!母さんに叱られちゃうわ。
《どこで油売ってたんだい》ただいま!いってきまーす!お姉ちゃん帰ってきたんじゃなかったの?うん。
卵を買いに行ったみたいだね。
忘れたですか?何にも言わずに飛び出していったからそうだろうね。
姉さんのことだから何かあったんじゃないの?すみませんね。
売り切れ…。
ここもか。
卵だけをお買いに駅前のスーパーまで?はあ…。
ずいぶん高い卵になったねえ。
(フネ)フフフッ。
・
(鼻歌)あっ。
母さん。
帰ってくるとき気付いたんだけど門の前落ち葉がたまって結構汚くなってたわよ。
そうなのかい?そういうことは早く言わなきゃ。
一言少ないんだから。
何言ってるの。
カツオのそういう一言が余計なのよ。
奇麗にしておかないと父さんうるさいよ。
だったらカツオ掃いといてよ。
そうしたいけど僕は…。
宿題やらなきゃならないんだ。
ホントかしら?あ〜あ。
あら。
お財布だわ。
ん?あっ待って!そこの人!待って〜!はい。
毎度!違うの!ん?待って〜!
(一同)ん?違います!違います!待って〜!いらっしゃい。
違う違う。
えっ?ま…。
・
(焼き芋屋さん)い〜しや〜きいも〜。
おいしいおいしいお芋…。
すいません。
ハァハァ…。
ちょっと貸していただけないかしら?・あっあっあっ。
・お財布を落とされた方はいませんか?ん?・落とされた方!サザエの声だ。
焼き芋屋さんの所へ来てくださーい。
サザエ!父さん!?まさか父さんもお財布を落としたんじゃないでしょうね。
何を言っとるんだ。
わしは財布を落とすようなへまはせんぞ!みんな聞こえてますよ。
あっ!スイッチを切らなきゃ。
すみません。
財布を落とした者ですが。
あああなたでしたか。
よかったよかった。
あっその財布です。
失礼ですが確かめさせていただきます。
中にお守り札が入ってるはずです。
開けて結構ですから見てください。
確かに入ってるわ。
この方に間違いありませんね。
(波平)うん。
ではお返しいたします。
ありがとうございます。
おかげで助かりました。
呼び掛けていただかなかったら家に帰るまで気が付きませんでした。
あっしの呼び声より効き目がありますわ。
では拾っていただいたお礼を。
とんでもありませんわ。
お礼なんてそんなねえ…。
さよう。
言葉だけで十分です。
いえ。
そういうわけにはいきませんよ。
いいえいいえ。
絶対受け取れません。
「だったら焼き芋を」って買ってくださったの。
どう?私の一言が役に立つことだってあるでしょ。
(一同)いただきます。
うん!はっ?あらおかしい。
カツオ。
やかん知らない?玄関だよ。
やかんここだって?こらっ!お待ち〜!うわっ!もう勘弁ならないわよ!誰か助けて!ん?
(2人)ん?あ…いえあの…ああ…。
もうカツオったら。
戸締まりできました。
それじゃ出掛けよう。
(タラオ)わーい。
お出掛けでーす。
・
(戸を開ける音)・
(おばあさん)ごめんください。
おいしいお漬物の漬け方お教えに来ました。
はっ!
(おばあさん)いいこと。
おいしいお漬物を漬けるコツはまず新鮮なお野菜を選ぶこと。
姉さんが教えてほしいって言ったんだって。
(穴子)フグ田君。
弁当じゃないのかい?昨日飲んで帰ってね家内がご機嫌斜めなんだ。
(穴子)そりゃ今夜は花束の一つでも買って帰らないと。
記念日でもないのに大げさか。
まあ覚えててくれたのね。
えっ?あしたからお彼岸ですものねえ。
ああ…。
(カツオ)ことしはいつぼた餅を作るの?日曜の朝よ。
(タラオ)わーい。
ぼた餅楽しみです。
(藻屑)わしもじゃ。
早く食べたいのう。
ぼた餅っておはぎにそっくりだけどどう違うの?春のお彼岸はボタンの花が咲くころだからぼた餅。
秋はハギの花が咲くころだからおはぎ。
呼び方が違うだけなんだ。
(ワカメ)そうだったの。
ぼた餅作るの私手伝っていい?もちろんですよ。
お母さんの作るぼた餅はおいしいですからね。
そうよね。
姉さんは一家の主婦としてそれでいいの?どういう意味よ?主婦は向上心を持たなくちゃ。
お母さんの味に満足してないで新しいぼた餅を考えてみたら?そうね…。
タラちゃんもママの新作ぼた餅が食べたいよね。
食べたいです。
じゃあ私もこれぞって味を発見してみようかしら。
フフフフッ。
《これで当分おやつにぼた餅が食べられるぞ》まずはプロの味を研究しなくっちゃ。
(店主)いらっしゃい。
ぼた餅一皿。
奥のテーブルへどうぞ。
お前さん。
窓際がいいのに。
見晴らしよくって。
だからお前は商売べただってんだ。
あの口じゃうちのぼた餅が余計小さく見えらぁ。
ただいま!ん?こっちは老舗和菓子屋さんのぼた餅。
こっちは駅前のスーパーのぼた餅よ。
まあこんなにたくさん。
どれもおいしそうで。
いろんなぼた餅があるのね。
さっ食べて。
味の感想を聞かせてちょうだい。
しょうがない。
姉さんに協力してやるか。
いっただきまーす。
(ワカメ・タラオ)いただきます。
(タラオ)ママのぼた餅小さいです。
僕のを分けてあげるです。
ああいいのよ。
ママは。
タラちゃん。
それは胃薬だよ。
ついはしごをしちゃって。
(一同の笑い声)ほう。
これはまたたくさん。
しかし肝心の物がまだのようじゃ。
(ノリスケ)おはようございます。
まだ原稿上がってないんですか?
(難物)すまないねえ。
お彼岸だというのに墓参りにも行けないのがどうも気にかかってねえ。
分かりました。
じゃあ僕が代理で行ってきます。
えっ?いや…。
(ノリスケ)原稿必ず上げてください。
波野君。
おっここだなぁ。
お〜酒好きの人だったんだなぁ。
こっちは甘党か。
ん?よほどカラオケが好きだったらしい。
(お軽)遅くなってごめんなさいね。
よかったらコーヒーでも飲んでいきません?いえ。
一刻も早く印刷所に持っていきたいので。
・
(三郎)毎度あり〜。
(ノリスケ)ん?ご苦労さま。
やあサザエさん。
あらノリスケさん。
ちょうどよかったわ。
ちょっと寄って味見していかない?えっ?ん?じゃあお言葉に甘えてちょっとだけ。
味見ってこれのことですか?どうぞ食べてみて。
いただきます。
ん?これ中身はマシュマロじゃないですか。
ええ。
これなら幾つ食べても胃もたれしないかと。
こっちはカステラか。
母さんの味にはかなわないからアイデアで勝負だと思ったんだけど。
確かに発想は悪くないんですけどねえ。
やっぱり。
これはぼた餅じゃないわね。
着物見立ててくださる?それから一杯やっか。
銀座行きのバスは?よーし。
フフフ…。
(女性)楽しみねえ。
お彼岸ぐらいご先祖さまにサービスすべきだ。
母さん。
もち米が炊けたわ。
(タイコ)アズキの方もいいようですよ。
(フネ)はいはい。
(ワカメ)わ〜おいしそう。
どれ?アチャチャ…。
何ですか子供みたいに。
イクラちゃん。
怒られますよ。
(イクラ)バーブ。
ママに言い付けるです。
(イクラ)バーブ。
(タラオ)ママ!何?今忙しいのよ。
さあお待ちかね。
やっぱり母さんのぼた餅が一番よね。
うわっ!
(3人)よーし今日は食べるぞ!どうぞ。
おおっ。
これこれ。
これを待っておったのじゃ。
よーし。
思いっ切り頂くとするか。
南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。
昔お釈迦様という立派な人がいましてな。
何もございませんが一口。
ではお言葉に甘えて。
何地獄極楽なんて死んでみにゃ分からん。
あなたの話は酔ってからが味がある。
(一同の笑い声)・「大きな空をながめたら」・「白い雲が飛んでいた」・「今日は楽しい今日は楽しい」・「ハイキング」・「ほらほらみんなの」・「声がする」・「サザエさんサザエさん」・「サザエさんはゆかいだな」さーて来週の『サザエさん』は?
(波平)波平です。
ゆうべの小料理屋のお通しは旬のホタルイカでした。
これできゅっと一杯。
春を感じますなぁ。
さて次回は…。
来週もまた見てくださいね。
2014/03/23(日) 18:30〜19:00
関西テレビ1
サザエさん[字]
▽メダカの休日
▽お彼岸の味
▽姉さん余計なひと言
詳細情報
番組内容
アニメ『サザエさん』が生まれたのは、昭和44(1969)年10月5日、フジテレビで第1回が放送されたのがはじまりです。番組開始当初は、ドタバタ喜劇の色合いが濃く、画風も現在のものとは、かなり異なっていました。
いつも暖かさと楽しさと、そして平和な家族の代表のように、誰からも愛され、親しまれている“いい家族サザエさん”
常に豊かでほのぼのとしたアニメ『サザエさん』をお茶の間にお届けします。
出演者
サザエ: 加藤みどり
カツオ: 冨永みーな
ワカメ: 津村まこと
タラ: 貴家堂子
フネ: 麻生美代子
マスオ: 増岡弘
波平: 茶風林
ほか
スタッフ
【原作】
長谷川町子
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
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