和風総本家「世界で見つけたMade in Japan」 2014.02.23

旬の魚が大好きな豆助
豆助きょうのお魚は今が旬のアレよ
その魚とは?
それは…見た目や習性が鮎に似ていることから鮎に並ぶと書く魚
そう…「鮎並」
その鮎並をもっともおいしくいただけるひとつが…
細かく包丁を入れダシの中で花を咲かせた…
「日本人でよかったぁ〜」心からそう思わせてくれるこれぞ旬の味…
あなた〜!できたわよ
日本っていいなぁ
和風総本家のお時間です
MadeinJapanを求めてまず最初に向かったのは…ドイツ
首都・ベルリンは人口350万人の大都市
様々な歴史をくぐり抜けて来たドイツはベンツやBMWなど様々なブランドを世界に発信する「モノ作り大国」
ビールとソーセージをこよなく愛するこの国にいったいどんなMadeinJapanが?
さっそく街で聞いてみると…
日本人定番のピースサイン彼らには謎のようです
そんなドイツの伝統料理といえばこちら…
塩漬けした豚のスネ肉を長時間煮込み…
マッシュポテトとさらに丸ごと1個のジャガイモをのせて
これで普通の一人前というから驚きの量
アイスバインはベルリン発祥の伝統料理です
大量の肉をほお張りビールで流し込むドイツのランチ
そんな肉中心の食文化の反動か昨今ブームなのが「オーガニックフード」
有機野菜を扱うレストランが増えているといいます
そしてその厨房で大活躍しているMadeinJapanが…
そう使われていたのは日本の「亀の子たわし」
1日に10kg以上の野菜を洗うこちらのレストラン
プラスチックでできているドイツ製のたわしと比べヤシの繊維で作られた日本の「亀の子たわし」は固さが程よく野菜の土を落とすのに最適
ヨーロッパ一のモノ作り大国ドイツ
その品質を支え職人を守るある制度があります
皆さんも一度は聞いた事があることばですよね?
ドイツでは指定された41業種において開業する際に厳しい試験を通過して得られる「マイスター」と呼ばれる職人の国家資格が必要
まずはレアリングと呼ばれる見習いとして修業
3年後国家試験に合格すれば「ゲゼレ」と呼ばれる職人に
さらに修業を重ね学校で学びもう一度国家試験に合格して初めてマイスターに
その厳格な制度がMadeinGermanyの品質と職人の地位を守っているのです
マイスターの技で作られるドイツが誇る名品のひとつが世界に名高い「マイセン磁器」
300年の歴史を持つマイセン磁器
その技術は食器にとどまらず磁器でこのような精巧なデザインの人形までも作り上げるほど
失礼します!
そんなマイセンの職人さんの仕事に…
ここは美しい西洋風の模様が描かれる最終絵付けの部屋
そこになんと…
製作中のこちらの花瓶にはなにやら…
いったいなぜドイツのマイセン磁器にこのような絵が…
その昔西洋社会では東洋の白い磁器は憧れの的
貴族達はこぞって収集しました
時の権力者・アウグスト2世はヨーロッパでも「白磁」を作るよう命令
その後絵付け師たちは日本の有田焼のデザインを真似て描くことで腕を磨いたといいます
江戸時代に作られた有田焼と現在のマイセン磁器を比べてみると…
その絵柄はうり二つ
世界に名だたるマイセン磁器のデザインにいにしえの日本の職人技が大きな影響を与えていました
そんなドイツで食文化に影響を与えているMadeinJapanがあるとの情報を入手
ここは…
ビューナーさんはグルメ雑誌でドイツのNo.1シェフに選ばれた有名料理人
今までになかった調理法や斬新でバラエティーに富んだアイデア料理を次々と生み出し注目されています
ドイツの政治家や有名人御用達という…
それはシェフが毎日使っている料理人の命とも言える大切な道具
そうこの切れ味抜群の包丁
それにしてもよく切れますね
ドイツのNo.1シェフビューナーさんが絶賛する彼の料理に無くてはならない包丁
それが日本製であるという証しはその刃に刻まれていました
(スタッフ)ここ日本語が書いてありますね
(スタッフ)加茂…藤…加茂…藤でしょうか
(スタッフ)漢字が書いてありますけど…
刃に日本の漢字が彫られた包丁
しかしそれを裏返すとビューナーさんがこの包丁を購入した…
日本製?それともドイツ製?
真相を確かめるため世界的な刃物の産地ゾーリンゲンへ
ビューナーさんが包丁を買った「ロベルト・へアダー社」に向かいました
歴史ある刃物の街でも指折りの老舗です
機械化が進む今でも伝統的な手作りの製法を守り続けるゾーリンゲンでも唯一のメーカー
職人さんがひとつひとつ丁寧に作り上げます
手によくなじむ持ちやすい柄の形を追求したナイフは…
なかでもこの「オールドジャーマン」はドイツの家庭には必ず1つはあると言われる定番のテーブルナイフ
刃先が丸くバターナイフにも使えます
薄さ0.15mmの刃は優れた刃物職人の成せる技!
4代目のヘアダー社長を訪ねました
(ディレクター)あはは日本語わかるんですね
(ディレクター)日本のロゴとこちらの会社のロゴが一緒に入っている包丁を見つけたんですけども…
ヘアダー社長は日本を代表する刃物の産地の職人さんと交流を深めみずからデザインした持ちやすい柄と日本のよく切れる刃が合体した最高の包丁を完成させました
ドイツが誇る刃物の街の老舗がプライドを捨てMadeinJapanの切れ味を求めたのです
ヘアダー社長の要請を受け包丁作りに参加した職人さんは…ドイツからおよそ9,000キロ離れた福井県にいました
700年の歴史のある「越前打刃物」の産地
ここ「タケフナイフビレッジ」は…
…日本でも珍しい施設
打刃物を作る鍛造技術を後世に伝えようと刃物職人が集まったのが今から20年前のこと
実際に後継ぎとなる若い職人さんが続々と育ってきていると言います
その職人さんは驚きの技を持つ職人さんでした
豆助も見たいわよね〜
ドイツのヘアダー社との合作包丁を作った加茂さんはこの日も黙々と仕事をこなしていました
(スタッフ)世界のブランドに自分たちの刃よりも上だって認めさせたわけじゃないですかうんまぁそうですねはい…
(スタッフ)そのこと自体はどういうふうに思ってますか?
ドイツの刃物の街にある老舗が認めた包丁作り
それを支える高い技術が…
それは金属をたたいて強度を高め成形する鍛造
機械でひと叩き数トンもの力を加えます
加熱して圧力を加えることで金属の粒子が均一になって刃こぼれしにくくなり切れ味が長持ちする丈夫な刃ができるのだと言います
鍛造によって刃を丈夫にしたら今度は刃を鋭く研ぐ研磨
何度も砥石を交換して研磨し切れ味を増していきます
こうしてすべて手作業で1つのステンレスの塊から1本の包丁の刃が出来上がりました
越前打刃物の職人さんが作った包丁の刃はドイツの刃物の街ゾーリンゲンのロベルト・ヘアダー社へ…
こちらは柄付け一筋40年大ベテランの職人さん
程よい強さでビスを打つ事が長持ちする包丁作りのコツだそう
続いてロベルト・ヘアダー社がこだわる…
そう語る木工の職人さんが用意したのは「特殊な石鹸」そして「油」
それを「砥の粉」と呼ばれる粉と混ぜ合わせます
古くからゾーリンゲンの柄付け職人に伝わってきた研磨剤
これを包丁の柄に付けて磨き上げることで防水とツヤ出しの効果があると言います
こうして越前打刃物の切れ味鋭い刃とゾーリンゲンの老舗の手になじむ柄を持つ究極の包丁が完成
「ドイツにも人の手による自由鍛造の技術を復活させたい」そう意気込むヘアダー社長は日本から研磨機とハンマーを仕入れ若手職人に日々鍛造の練習をさせています
このハンマーは新潟県三条市の名工日野浦さんからじきじきに譲り受けたもの
越前のタケフナイフビレッジの職人さんの仕事ぶりをヘアダー社の皆さんに見て頂きました
日本の職人さんにも…
♪〜
(拍手)
日本の刃物とドイツの刃物
お互いのよさを認め合い高め合う
世界的な技術の裏に職人同士の交流がありました
ハンブルクは冬厳しい寒さになる…
「ハンバーグ」「ハンバーガー」の語源になったとも言われるこの街に一体どんなMadeinJapanがあるのでしょう?
港町ハンブルクの市場は早朝からお客さんとお店の人のけん騒に包まれます
まるで…
黙っていれば品物がドンドン詰め込まれます
ちなみにフルーツ満載のバスケットはこの量でたった1,200円
そんなハンブルクにあるMadeinJapanを大切に使う方がいるという情報をキャッチしました
その方は…
なぜか東京・池袋の…
南口に…
そう言ってトーマスさんが入って行ったのはとある雑居ビル
すると中には…
訪問相手の仲村さん
実はこの方…
ここで日本人のあなたに質問
ドイツから池袋までユーザーさんがわざわざ会いにやってくる仲村さんをはじめとしたこちらの職人さんたちが作る世界的に評価されるその製品は一体何か2つの鍵をヒントにお答えください
これは材料です
この2つを使って作る世界にその名をとどろかすMadeinJapanとは一体な〜に?
え〜!ドイツ・ハンブルクにお住まいのトーマスさんが頼りにしている仲村さん一体何を作ってる方なんでしょうかいやヒントが少なすぎるでしょいやまったくわかんないだってアンキモに木に金属のパーツってどういうことよアンキモとはアンコウの肝のことでございます
(笑い声)このパーツはあれをなんかその木にくっつけてるんですか?まああれも材料だということですよね材料…外からは見えない?外からも見えます見えるんだ
(萬田)トーマスが持ってきてこっちで直してもらうの?じゃなくて技術を教えてもらって向こうで…?トーマスは今回持って来てますね
(萬田)持ってた?あのバッグに入るぐらいの大きさだねぐらいと考えていいでしょうか
(萬田)入る?日常ボクたちは使います?日常…的場さん…使わないでしょうね使わない?使わない?
(的場)目にすることもない?そんなことはないですけどね使ったことはある?もしかしたらあるかもしれませんね
(萬田)これは男性がするもの?女性がするもの?関係ありません関係ない?じゃ違うななんか仕事柄必要なものなんだよねたぶんねそうですねなんかの道具をメンテナンスに来るとか…でいいんだそういう考え方でいいと思います
(黒谷)メンテナンスなんですか?想像もつかない
(ガダルカナル・タカ)なんだこれ
(的場)こんな形のもの見たことないよ
まずはユーザーのトーマスさんが何をしている方なのか…その後をついていってみました
池袋南口から成田空港を経てハンブルクへ
そしてやってきたのは…
皆さんもうお分かりですね
正解は「楽器」
そう仲村さんはこちらのオーボエを作る職人さんだったのです
すると…
♪〜
オーケストラのリハーサルがスタート
そうここドイツといえばかのベートーヴェンやバッハといった名だたる音楽家を輩出した国
ここハンブルクに拠点を置くハンブルク・フィルハーモニーは世界的にも有名な管弦楽団
中でもトーマスさんはその楽器で最も技術がある演奏者首席オーボエ奏者なのです
定期的に東京を訪れるのはオーボエ職人である仲村さんに楽器のメンテナンスをしてもらう為
一流の演奏家が絶賛するそのMadeinJapanにはなんと「OKINAWA」の文字が…
ハンブルクから9,300km離れた沖縄県
意外な事にその楽器はここ沖縄県で作られていました
仲村さんが設立したこちら美ら音工房ヨーゼフには現在16名の職人さんが在籍
日夜楽器作りに取り組んでいます
ギネスブックにも世界一演奏が難しい木管楽器と紹介されているオーボエは音に安定感がないため演奏者が吹き方でカバーする必要があると言われています
♪〜
仲村さんはそんなオーボエを変えたいと演奏家としての人生を捨てオーボエ製造の研究に没頭
奏者としてのノウハウを生かして作り上げた第1作目のオーボエはいきなり世界の名演奏家に絶賛され瞬く間に名を挙げたといいます
あれから22年…埼玉から沖縄へ工房を移したのもよりよい条件で楽器を作るため
材料となるアフリカ産の木は寒暖差の少ない沖縄ではより良好な状態に保てるのだとか
このグラナディラといわれる木は非常に硬いため加工の際は金属加工用の機械を使用
よいオーボエ作りにはとにかく作業の正確さが求められるのです
ここにMadeinJapanの技がありました
豆助も気になるわよね?
よいオーボエ作りにはとにかく作業の正確さが求められるのです
続いては木に丸みを持たせる工程
こうして削り出されたのは精巧な円柱形
さらに加工を施し楽器のベースとなる管が出来上がりました
続いては金属パーツの加工
ガスバーナーを使い1cmほどの小さな棒をパーツの裏側に付けていきます
銀の接着剤を使いパーツ同士を接着する蝋付けの作業
職人さんの手作業によりバラバラだったパーツが1つの部品となってオーボエの一部となっていきます
使用するパーツの数はなんと…
全部で290種類以上
このすべてが連動して美しい音色を奏でるMadeinJapanのオーボエが誕生するのです
世界の演奏家が信頼する…
それは最終仕上げの工程に隠されていました

(オーボエ)
出荷される前にすべてのオーボエを社長である仲村さんが実際に奏で調整作業を行うのです
できたばかりのこちらのオーボエは…
すると…おもむろに分解し中に金属を差し込んだ仲村さん
楽器の内側を削っていきます
次の瞬間…
出てきたのは小さな木の破片
ではどう変わったのか聞き比べてみましょう
この調律こそがジャパンクオリティー
あまりにも繊細な微調整
演奏家の心聞き手の気持ちを知る経験者だからこそ気付く究極の手直しがMadeinJapanの証
そんな仲村さんのオーボエはハンブルクフィルのトーマスさんのみならずドイツ中の演奏家に愛されています
首都ベルリンにもその品質に魅了された演奏家が…

(オーボエ)
こちらのおふたりは北ドイツ放送交響楽団の演奏家
15年以上前からMadeinJapanのオーボエを使っていると言います
ドイツから…
そんな感謝の気持ちはこちらライプチヒの演奏家さんからも

(オーボエ)
感謝のメッセージを…
(拍手)
ハンブルクフィルハーモニーの首席オーボエ奏者トーマスさんからとっておきのプレゼント
はぁ…すごいわ
豆助も好きなあの曲よ

(涙そうそう)♪
(涙そうそう)
(拍手)
(スタッフ)いかがでした?
(笑い声)
日本に住む私たちが忘れてしまいがちな日本の技術のすばらしさに気付き敬意を抱いてくれる異国の人々
母国の技の魅力を今回もまた世界の人が気付かせてくれました
MadeinJapanっていいなぁ
東さん的場さん正解にさせていただいて萬田さん不正解です!そうよねぇ2014/02/23(日) 13:59〜15:00
テレビ大阪1
和風総本家[再]「世界で見つけたMade in Japan」[字]

「世界が絶賛!Made in Japan〜職人の技」▽職人の国…ドイツへ。刃物の本場が認めた匠。日本製包丁(秘)伝統工芸&プロ絶賛!木管楽器。

詳細情報
番組内容
今度はインド・ドイツ・アメリカで「あなたの国のメイド イン ジャパンを知りませんか?」とインタビュー。ドイツの三ツ星レストランのシェフが愛用する包丁やインドの伝統衣装サリー、アメリカのサンフランシスコで人気の文具など、世界の意外な所で意外な使われ方をされている日本の道具や技をご紹介。世界で見つけた日本の職人技を再発見!
出演者
萬田久子
東貴博
ガダルカナル・タカ
的場浩司
黒谷友香

【進行】
増田和也(テレビ東京アナウンサー)
音楽
「和風総本家」テーマ曲
縁の詩(えにしのうた)
【作曲・演奏】上妻 宏光
ホームページ
www.tv−osaka.co.jp

ジャンル :
趣味/教育 – その他
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
バラエティ – クイズ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32118(0x7D76)
TransportStreamID:32118(0x7D76)
ServiceID:41008(0xA030)
EventID:17223(0×4347)