皆さん、こんばんは。
真相報道バンキシャ!です。
3連休最終日のきょう、各地の高速道路上りが、混雑のピークを迎えております。
現在、ご覧いただいているのは、神奈川県の東名高速大和トンネル付近です。
日本道路交通情報センターによりますと、午後5時半現在、上り線が30キロの渋滞となっています。
このほか上り線で、常磐道の三郷ジャンクションを先頭に25キロ、中央道小仏トンネルを先頭に21キロの渋滞となっています。
さて、静まり返ったスタジアムで試合が行われました。
日本一の観客動員数を誇るサッカーJリーグの浦和レッズ。
今月8日、そのサポーターが掲げた差別的とも取れる横断幕を放置したとして、リーグから史上初となる無観客試合の処分が下りました。
そして迎えたきょうのホームゲーム。
一人もサポーターがいない試合。
果たして混乱は。
きょう、さいたま市に住む柳沢さん一家。
モダンなリビングには。
気が付くと赤色を選んでしまって。
赤がチームカラーの浦和レッズを家族全員で応援しているというこの一家。
長女、未來ちゃん9歳は、浦和のジュニアクラブに通うサッカー少女。
3連休最終日のきょう、家族でレッズの試合を観戦する予定だったが。
行くのを楽しみにしていたから、悲しかったです。
8年連続日本一の観客動員数を誇り、日本一熱いといわれる浦和レッズのサポーター。
しかしきょう、スタンドにはその姿はない。
今月8日、一部のサポーターが差別的とも取れる横断幕を掲げ、無観客試合という処分を受けたのだ。
試合は、後半31分、ミッドフィールダーの原口選手が同点弾を放つものの、スタジアムにサポーターの歓声はなかった。
水曜日、バンキシャが出会った浦和レッズのサポーター。
見せてくれた写真には。
ジャパニーズ・オンリーという横断幕、もうこれは明確に人種差別だろうというふうに、はっきりと思いました。
今月8日、スタジアムのゲートに掲げられたジャパニーズ・オンリーの横断幕。
日本人以外お断りという意味にも取れる。
日の丸と旭日旗もある。
撮影したサポーターが、横断幕を見つけたのが、試合開始20分後。
すぐに外すよう警備員に言ったが、試合後も横断幕は張られたままだった。
再び写真を撮ろうとすると、クラブの関係者は。
撮影したものをネットにあげるのは、浦和というクラブにとってマイナスになるのでやめてくださいというふうに言われたんですね。
だが、こうしたクラブ側の対応が厳しい処分につながった。
無観客試合の開催。
入場者のいない試合を開催する。
違反行為をサポーターがしただけではなくて、その差別的な掲示をそのまま放置したこと自体が、差別的な行為に、ある種、加担したと捉えられてもおかしくないと。
なぜ差別的な横断幕が出されたのか。
今回、横断幕を掲げたのは、ゴール裏の席にいた熱狂的な男性サポーター3人。
クラブからの聞き取りに、こう話したという。
海外からの観光客が入ってきて、応援の統制が取れないのは嫌だった。
ゴール裏は聖地、ほかの人に入ってきてほしくなかった。
差別の意図はない。
だが、元サポーターグループのリーダーで、スポーツライターの吉沢氏は、最近、ゴール裏に、日本人と書かれた旗が掲げられるなど、差別的な空気があると感じていたという。
日本人でないアジア人に対して、嫌う動きですかね。
スタジアムの中には、外国人はいらない。
俺たちの聖域に外国人は入ってくるな。
一方、これまでも一部のサポーターが、暴力事件を起こすなど、4度も制裁金を科されてきた浦和レッズ。
サポーターが相手選手に、差別的なやじを飛ばしたことによる処分もあった。
それにもかかわらず、なぜ横断幕をすぐに撤去できなかったのか。
実は、浦和レッズでは、サポーターの同意がないと、横断幕を撤去できないのだという。
サポーターに対して、配慮が遠慮になってしまっていたという反省点などはないでしょうか?
あります。
長年、積み重なってきたルールというものが、本当にいいものか悪いのかっていう判断が、しっかりとした判断ができてなかったのかなと、こんなふうに思ってます。
浦和レッズは当面、すべての試合で、旗や横断幕などを禁止することを決めた。
水曜日、この日はアウエーでの柏レイソル戦。
大勢のレッズサポーターが駆けつけた会場には。
お願いします。
お願いします。
ありがとうございます。
浦和レッズの淵田社長の姿が。
サポーターとの関係を見直そうと、訪れた一人一人に声をかけていた。
これ、クラブ最大の危機だと、やっぱりわれわれがしっかりコントロールできなかったこともあるかもしれないけど、今の現状をやっぱりよくしていかないといけない。
生まれ変わらなきゃいけない。
一方、今回の問題を受けて、旗や横断幕などを禁止されたサポーター。
試合は1対2で逆転負けしたが、特にトラブルはなく、選手に熱い声援を送り続けた。
差別問題というところをなくしていかないといけないですし、僕たち選手もそうですし、クラブも、そして全チームのサポーターもそうですけれども、もう一回見直すいいチャンスだと思っていますし。
そしてきょう、埼玉スタジアム。
スタジアム前、がらんとしています。
これは去年5月に、最寄りの駅で撮影された写真。
試合直前には、埼玉スタジアムへ続く通路には、人通りが絶えないが。
きょうはご覧のとおりガラガラ。
ふだんは多くのサポーターが並んでいるスタジアム前も、きょうは人影もなく閑散としていた。
クラブはスタジアム周辺にサポーターが集まることを制限していたのだ。
では、サポーターは一体どこへ。
試合開始10分前です。
たくさんの浦和レッズサポーターの方が集まっています。
さいたまのスポーツバーには、およそ120人が集まり、満席状態に。
一方、あの柳沢さん一家は、自宅でユニホームにお着替え。
いつもの応援スタイルに。
テーブルにおつまみを準備し、テレビの前にスタンバイ。
きょうは勝つぞ!
オー!
午後1時、試合開始2時間前。
レッズの選手がピッチに姿を現した。
スタジアム内の電光掲示板や、選手たちの背中には、スポーツ・フォー・ピース!の文字が。
そしてキャプテン、阿部勇樹選手がマイクの前へ。
サッカーはスポーツや社会から差別を撲滅する力を持っています。
私たちはサッカーを通じて結ばれた大切な仲間と共に、差別と戦うことを誓います。
この宣誓をスポーツバーで聞いていた浦和サポーターは。
阿部選手の声は観客のいないスタジアムに響き渡った。
Jリーグで観客動員数8年連続1位の浦和レッズ。
いつもならサポーターで真っ赤に染まるスタンドだが。
今、試合開始まで15分を切りました。
ふだんは浦和レッズのサポーターでいっぱいのこちら、ゴール裏のエリアも、今全く人がいない状態です。
6万3700人分の観客席は空っぽ。
試合前のスタジアムは、至って静かだった。
午後3時。
歓声が全くない中、選手が入場。
そして、午後3時4分、キックオフ。
前、前、前!打ってこい!打ってこい!
OK!
ボールを蹴る音と、選手の声しか聞こえないスタジアム。
ボールの音が聞こえる。
さいたま市内の居酒屋では。
清水、1点リードで迎えた後半31分、原口選手が押し込んで、浦和が同点に追いつく。
しかし、そのまま試合は1対1の引き分けで終了。
できれば、やっぱし観客がいたほうが、試合がもっと盛り上がると思いました。
選手は。
テレビの前で、応援していただいている方が大勢いたと思いますし、もちろん浦和のサポーターもそうですし、エスパルスのサポーターの方も、ご迷惑かけてしまったかなと思いますけれど、僕たちはピッチで、しっかりやることはやれたと思いますし。
もう常に応援していただいているということは、きょうの試合でも胸に響いてるんで。
変わらず、これからも一緒に歩んでいきたいなと思います。
では、ここでこよいのご意見番をご紹介いたします。
まずは、天皇陛下の手術を担当した心臓外科医の天野篤さんです。
こんばんは。
こんばんは、よろしくお願いします。
そして、元観光庁長官で、Jリーグ・大分トリニータで社長を務めた経験もある溝畑宏さんです。
どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
差別行為に厳しい態度で臨もうとしているサッカー界です。
去年の3月、イタリアのラツィオというチームのサポーターが、人種差別的な行為をしたとして、無観客試合の処分を受けています。
そしてまた、今月14日には、イングランドのリーグで、元フランス代表選手が、試合中に差別的なジェスチャーをしたとして、クラブから解雇されています。
早速ですが、サッカー界の内情にお詳しい溝畑さん。
今回の問題、ずばり、どうご覧になりますか?
本当に私もJリーグに15年関わって、本当にいいサポーターの皆さんに支えられて、サポーターは単に経営を支えるだけではなくて、すばらしいスタジアムで応援する空間を作ってくれるわけですよね。
そういう中でやはり、プロ野球とJリーグの違いの中で、やはりクラブとサポーターとの関係、これやはり、きっちりとした応援という中で、ある意味、平等に、公正に迅速にこういう危機管理がきっちりとできていなかった、やっぱり厳しく対応するっていうところができない、なあなあになった部分がやはり積み重なって、こういう事態になったと。
溝畑さんは大分のころ、こういった横断幕に関する問題はなかったんですか?
この横断幕というのは、ある意味、表現の自由という部分もあるので、クラブとしても、なかなかこれを管理するのは非常に難しいところがあるんですけれども、やはり差別とか、中傷とか、こういうものに対してはやはり、撤去というものを勧めるんですが、やはり現実は、私のときもそうだったんですが、運営はほとんど警備会社に任せてしまって、運営のプロが座ってなかった。
きぜんと対応できなかった部分があったんですね。
今回やはり、こういう差別という非常にJリーグにとっても、2020年の東京オリンピックを迎える、やはり日本にとっても、大変な危機的な問題だったということで、大変残念に思いますね、こういう事態は。
天野さん、今回の事態はいかがですか?
サッカー、やはり世界的に非常に広まってまして、人種差別というのは、最も世界平和ということを考えて、やってはいけないことだと思うんですね。
ですから、厳しい判断が下されたということは、大変評価していいんじゃないかと思います。
タイミングもよかったと思いますね。
この無観客試合によって浦和レッズには、チケット収入だけで1億円以上の損失が出ると見られています。
そして、その金銭的な痛手以上に、クラブへの信頼が失われました。
差別行為は決して繰り返されてはなりません。
インターネットの掲示板にあったベビーシッター募集の書き込みに偽名で応じ、2歳の男の子を預かった物袋勇治容疑者。
火曜日、男の子の遺体を遺棄した疑いで、逮捕されました。
バンキシャは、現場となった物袋容疑者の自宅マンションの部屋を再現。
一体、ここで何が起きたのでしょうか。
水曜日、バンキシャが訪ねたのは、大阪市の美容室。
経営者の田畑よしちかさん。
6歳と2歳の息子がいるが、夫婦共働きで、仕事が終わるのは連日およそ10時近くになるという。
夜が遅いので、夜遅くまで見ていただこうと思えば、個人でやってるシッターさんに、お願いするのが一番自分の家の条件に合っているので。
この女性は、田畑さんがお願いしているベビーシッター。
田畑さん夫妻が帰宅するまで、子どもたちの面倒を見てくれている。
彼女と知り合ったのはインターネットの無料紹介サイト、シッターズネット。
このサイトは、親が希望する日時などの条件を見て、サイトに登録しているベビーシッターが申し込む仕組み。
時給は800円から1000円ほどだという。
倍以上違うんで。
生活的には、しんどいので、そちらのほうを選ばざるをえないと。
このシッターズネットに登録していた物袋勇治容疑者26歳。
火曜日、預かっていた山田龍琥くん2歳の遺体を、自宅マンションに遺棄した疑いで逮捕された。
あのとき、助けられなかったので、ごめんねってしか…。
事件現場となったマンションで、何があったのか。
バンキシャは関係者への取材に基づき、物袋容疑者が子どもたちを預かっていた部屋を再現。
すると、その非常識なふるまいが明らかに。
火曜日、取材に答えた山田龍琥くんの母22歳。
横浜市で2人の子どもを育てるシングルマザーだった。
去年、シッターズネットで知り合って、預かってもらったことがあって、お金のこともあって、すぐに預けられる場所がなかったので、利用していました。
母親は去年、およそ4か月の間、週2回、息子たちを物袋容疑者に預けたという。
ところが。
上の子を預けたときに、顔が腫れてたり、背中にあざがあったり。
そのあざを確認されて、もう物袋容疑者との契約はするのやめようと思われたんですか?
そうですね。
上の子は預けず、でもやっぱり下の子も心配だから。
そして今月、母親は龍琥くんと8か月の弟を、14日から16日まで預かってくれるベビーシッターを募集した。
すると、山本と名乗る人物が応じ、預けることになった。
だがこの山本は、物袋容疑者の偽名だった。
龍琥くんらを引き取りに来たのは、母親と面識のあった30代の男性。
実は物袋容疑者が依頼した代理人だった。
名前を変えていたんで、山本っていう名前で。
その人だって分からなくて、分かってたら、なおさら預けてなかったですね。
帰宅するはずの16日になっても、龍琥くんらは戻らず、物袋容疑者とも連絡が取れなかった。
そして17日月曜日、警察が踏み込んだ物袋容疑者の自宅マンションで、龍琥くんが遺体で見つかった。
8か月の弟は、意識はあったが、低体温症で病院に運ばれた。
物袋容疑者がたびたび子どもを預かっていたという自宅マンション。
一体ここで何が。
バンキシャは、関係者への取材に基づき再現した。
3LDKで家賃およそ8万円の部屋。
玄関を入ると、まずはリビング、ダイニングキッチンがあります。
この近い場所に、8か月の男の子が毛布に頭を乗せ、うつ伏せで着衣のない状態で見つかりました。
床には子ども用のクッションマットが。
冷蔵庫や台所の扉には、子どもが勝手に開けられないようストッパーがついていた。
隣には子どものための4畳半の部屋。
そこには、ベビーベッドや幼児用の小さないすが。
おもちゃや絵本もあった。
この部屋で、龍琥くんは布団の上に頭を乗せ、あおむけで着衣なしの状態で見つかっています。
部屋の床には、ペットボトルが散らかっていたという。
司法解剖の結果、窒息死と見られている龍琥くん。
口の周りには、圧迫されたような痕もあったという。
バンキシャは、児童福祉の専門家に再現した部屋を見てもらった。
きちっとロックがしてありますので、けがをしないようにという配慮はしてあると思いますが。
しかし。
着衣なしというのは、考えられないですね。
少なくともパジャマを着て、寝せてないと、やはりいくら暖房してても、寝ているときに体温って下がりますので、そういった意味では、非常に生命に危険があると。
実は、物袋容疑者は龍琥くんの事件以前にも、トラブルを起こしていた。
ことし1月には、預かった3歳の男の子が、背中などをやけど。
物袋容疑者は、電気ポットのコードに、男の子が引っかかりお湯がかかったと、警察に説明したという。
一方、サイトの運営会社には、営業の連絡がしつこい、待ち合わせに遅れるなど、物袋容疑者への苦情が相次いでいたという。
おととい、バンキシャが取材した30代の女性。
物袋容疑者に子どもを預けようとしたが、思いとどまったという。
バンキシャが取材した30代の会社員女性。
夫婦共働きのため、ことし1月、当時3か月の娘のベビーシッターをネット上で、探していた。
すると、物袋容疑者が応募してきた。
だが、面談の結果、断ったという。
その訳は。
ミルクとか、おむつを替えるときがあったんですね。
普通だったらたぶん、私がやりましょうかっていう感じで、声かけてくると思うんですけど、全くそういう感じでもなく、あと、だっこもしてくれなかったんですね。
もしかして、子どもは実は好きじゃないのかなと思ったんです。
物袋容疑者は警察の調べに対し、昼ごろに薬を飲んで寝てしまった。
翌朝に目が覚めたら、龍琥くんが亡くなっていたなどと話し、容疑を否認しているという。
警察は傷害致死の疑いも視野に、捜査している。
あと一歩遅ければ、龍琥くんのみならず、8か月の弟の命も危なかったという今回の事件なんですが、天野さんはどうご覧になりますか?
そうですね、働くママを支援する制度とか施設があまりにも不十分だと思いますね。
整備されてないと。
ですから、アベノミクスということで、女性の活躍を期待するといってもですね、幅広い支援というのがないと、こういった問題というのは、これからも起きてくる可能性もありますし、資格とかあと、施設、そういったものを整備して、働くママが安心して預けられるような、そういう環境を作っていくことが大切だと思いますね。
その施設という面なんですが、亡くなった龍琥くんが住んでいた横浜市には、24時間365日、一時的に子どもを預かってくれる保育施設があります。
これは急な出張や冠婚葬祭など、緊急の用事で子どもの面倒を見られなくなった際に預かってくれるものですが、施設は横浜市内に2か所ありまして、料金は0歳児の場合、1時間600円から700円。
最長で3日間預けられます。
龍琥くんが物袋容疑者に預けられていた今月14日から16日は、このうち1つの保育所には空きがあったということなんですね。
さあ、続いてはこちらです。
アジや真鯛の量が最盛期を迎えている東シナ海。
実はここ数年、中国や韓国などの漁船による乱獲が問題になっています。
バンキシャは、違法な操業を取り締まる、水産庁の漁業取締船に密着。
摘発の瞬間を取材しました。
ことし1月。
バンキシャは、福岡市の姪浜漁港へ。
水揚げされていたのは、コノシロ、ところが。
漁は減っているっちゃないですかね。
3分の1とかそんぐらいにはなっとっちゃね。
さらに。
沖合のほうが量が、全く少ないです。
韓国、中国とかはもう、根こそぎどんと。
そういった状態の話はよく聞きますよ。
これは、東シナ海で漁をしている中国漁船を捉えた映像。
特に冬場は、サバやタチウオなどの乱獲が問題になっているという。
こうした乱獲にどう対応するのか。
実は水産庁には、取締りを行う部隊があった。
立検用意。
立検用意。
漁業取締船、東光丸。
バンキシャはその立ち入り検査に密着した。
立検班、該船に移乗を開始した。
水産庁の漁業取締船、東光丸。
1月、バンキシャは特別に、この船での取材を許された。
主な任務は、日本の海で漁を行う外国漁船の監視。
定めた量を超えていないか、疑わしい船には立ち入り検査を実施する。
乗組員はおよそ30人。
仕事道具を見せてもらうと、出てきたのは、黒い手錠。
彼らは、漁業監督官と呼ばれる水産庁の職員で、悪質な操業を見つけた場合、逮捕する権限がある。
しかし、装備は警棒や放水銃だ。
拳銃など、火器の所持は認められていない。
東京湾を出港して3日目。
東シナ海に入った東光丸は、ある漁船を見つけた。
虎網じゃ。
虎網と呼ばれた船。
船体にはチャイナと書かれている。
その上部には、数多くの電球のようなものが、一体これは。
東シナ海の資源管理のうえでは、やはり問題になっている。
強力な灯光で、たくさんの魚を集める虎網の漁法です。
光の強さは、日本の漁船が使う集魚灯のおよそ50倍。
この強い光で集めた魚を、長さ1キロ以上の網で囲い込み、一気に引き上げる、手荒な手法だ。
夜になると。
水平線を見てみると、ぼやっと光が並んでいます。
まるでそこに街が現れたかのような明かり。
実は、虎網漁船によるこの光、宇宙からでも確認できる。
これはNASAが撮影した衛星画像。
この辺りの光の多くが、虎網漁船だという。
よく見ると一直線に並んでいる。
実はこれ、日本と中国の中間水域や、暫定措置水域と重なっていた。
これらの水域では、日中間の取り決めで、中国の船は中国政府しか取り締まれない。
水産庁の東光丸は、警告を与えることしかできなかった。
3交代制で24時間取締りを行う東光丸。
今回の任務はおよそ2か月間にわたる。
1年の半分以上を過ごす船の中で、職員たちがリラックスできる瞬間は。
専属の調理師が腕を振るう食事。
この日のメニューは、分厚い牛肉のステーキだ。
毎日、温かい料理が出てくるので、パワーになりますよね。
温かい風呂は24時間。
職員には個室が与えられている。
そのドアには、ずらりと貼られた付箋が。
なんていうんですか?
イゴチュセヨ。
イゴチュセヨと書いてあります。
魚の名前もありますね。
タチウオとか、カルチとか、基本的な魚種の名前は必ず覚えるように必ずしてます。
韓国語と中国語は大事でして、結構使いますので。
立ち入り検査の対象となるのは、ほとんどが韓国や中国の船。
簡単なことばが分かるよう、勉強しているのだという。
そして、東京湾を出港してから4日目、午前1時半、レーダーが5隻の漁船を捉えた。
はい、よし!分かった。
おった。
日本の水域で停泊している韓国の船団。
この中に以前、魚を取り過ぎ摘発された漁船があったのだ。
ターゲットを捕捉。
ロストさせんように、距離を保ってください。
はい、了解です。
気付かれぬよう、追跡を続ける。
そして。
よし、操業現認14時24分ね。
よし、じゃあ、こいつ行こう。
カメラが捉えたのは、釣り糸のようなものを引いている男たち。
日本の水域で漁を行なっていることが確認された。
立検用意、立検用意。
検査対象漁船は、韓国はえなわ漁船。
職員たちは、防弾チョッキやプロテクターを装着した。
韓国漁船が日本の水域で操業する際、取っていい魚の量は1隻ごとに決められている。
取った量を日誌に記載し、水産庁に報告しなければならない。
ちゃんと守っているのか、立ち入り検査をすることになった。
しっかりと検査をして、細かい違反事項も逐一報告してください。
検査班と呼ばれる職員たちが、小型ボートに乗り込んだ。
これより本船離れ、該船に向かう。
波が高い東シナ海。
対象の韓国漁船へと近づいていく。
船の様子がはっきりと見えてきた。
乗組員は数人。
抵抗されることもある立ち入り検査。
相手の船に乗り込む瞬間が最も緊張が高まる。
立検班、該船に移乗を開始した。
これより該船に移る。
乗り込んだ検査班に、韓国人船長が頭を下げた。
抵抗する意思はないようだ。
第1槽目。
検査班はまず、船底に造られた冷凍室のふたを、一つずつ開けていく。
すると、大量の段ボール箱が出てきた。
第5槽は急冷、急冷の中にタチウオ。
その中には、冷凍された魚が。
タチウオだ。
韓国では高級魚として人気があるという。
素直に従っているように見える乗組員たち。
だが検査班は、ある不審な点に気が付いた。
きょうの昼から取れたものと比べると、凍結具合が違いますが。
目をつけたのは、船長が数時間前に取れたばかりと話したタチウオ。
にもかかわらず、完全に凍ったものがあったのだ。
きょうの昼以前に取れたものじゃないんですか?
うつむき、何も答えない船長。
じゃあ、この話はあとでまたお話聞きます。
検査班はこの漁船がタチウオの取れた時期をごまかそうとしているのではないかと疑いを強めた。
日誌に書かれたこの日までの漁獲量は、およそ1100キロ。
本当に正しいのか、重さを量ることにした。
15.0。
冷凍されたタチウオは全部で499箱。
1箱ずつ量っていく。
かかった時間はおよそ8時間。
記載すべき漁獲量は、1600キロ以上だったことが分かった。
つまりこの船は、500キロ以上漁獲量をごまかそうとしていたのだ。
さらに詳しい事情を聴くため、検査班は、韓国人船長に東光丸へ来るよう求めた。
そして。
11分逮捕。
01時11分、現行犯逮捕です。
水産庁は、操業日誌にうその記載をしたとして、操業日誌不実記載の疑いで船長を逮捕した。
取り調べに容疑を認めたという船長。
担保金を支払うことを条件に、翌日、釈放された。
水産庁は、日本の水域での60日間の操業停止処分を下した。
日本の水産資源を守るため、監視を続けている東光丸。
定められた漁獲割り当て量の2倍、3倍というふうに各船が取ってしまえばですね、一気に漁業資源がなくなってしまうという。
陸上から遠く離れた海洋犯罪は数多く発生してます。
まさに体を張って、日本の水産資源を守るという、この職員の姿、ご覧いただきましたが、溝畑さんはどう?
日本にとっては、水産資源、とっても貴重な資源ですし、やはりこの資源というのは、日本だけではなくて、東シナ海の関係する国が、同じ意識を持って、相互にきっちりと捜査をしたり、取締りをやっていく、こういう環境を作っていくのが非常に大事ですね。
こういう職員の方々をぜひ皆さん、理解いただきたいと思いますね。
天野さんはいかがでしょうか?
まさにこれは外交の最前線の一つですよね。
対応はもう、非常にデリケートな問題も抱えたりしますので、職員の方々、本当にご苦労さまですと言いたいです。
刃渡り20センチぐらいの出刃包丁が飛んでくるような身の危険にさらされながら、頑張ってらっしゃるということですね。
ぜひ、ご理解いただきたいと思うんですが、この水産庁の漁業取締船は現在6隻。
続いては上田さんのニュースコーナーです。
お伝えします。
大相撲春場所千秋楽。
大関の鶴竜が初優勝を果たし、横綱昇進を確実にしました。
今場所は2人の横綱を破り、優勝争いの単独トップで千秋楽を迎えた鶴竜。
この一番に勝てば、初優勝が決まります。
同じ大関の琴奨菊を寄り切りで下した鶴竜は初優勝を決め、5月に行われる夏場所からの横綱昇進を確実にしました。
うれしいですね。
それだけです。
自分の今まで経験したこと、こつこつやってきたことが、やっと結果として現れたのかなと思いますね。
先ほど、冒頭でもお伝えしましたとおり、3連休最終日のこの時間、各地の高速道路の上り線で、渋滞がピークを迎えています。
日本道路交通情報センターによりますと、各地の高速道路の上り線が、行楽地から帰る車などで混雑のピークを迎えているということです。
午後6時半現在、上り線が東名高速の大和トンネルを先頭に32キロ、中央道の小仏トンネルを先頭に19キロ、東北道の加須インターチェンジを先頭に21キロ、名神高速の一宮インターチェンジを先頭に24キロの渋滞となっています。
ほとんどの渋滞はこれから解消される見通しですが、中央道や東名高速の一部では、2014/03/23(日) 18:00〜18:55
読売テレビ1
真相報道 バンキシャ![字]
バンキシャ!は毎週、注目を集めている事件・出来事について、他にない切り口で検証を加える番組です。今週もスタッフは各地に飛び、ただいま取材中。ご期待ください。
詳細情報
番組内容
真相報道バンキシャ!は福澤朗と夏目三久がお伝えする〈新型〉報道番組。日曜の夜、その1週間の起きた出来事について視聴者の方に「なるほど、そういうことだったのか」と言っていただける番組づくりを目指しています。取り上げるのは、事件・事故・政治・経済からスポーツまで、硬軟とりまぜ幅広く。ニュースの新しい見方をご提供いたします。番組への情報、ご意見は番組HPまでお寄せください。
出演者
【MC】
福澤朗
夏目三久
【ゲスト】
天野篤(心臓外科医)
溝畑宏(元観光庁長官)
番組ホームページ
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