越道、東北自動車道、東京外環道などとなっています。
そして今入ってきた情報です。
JR東日本によりますと、京浜東北線は、蒲田駅や桜木町駅などで、雪の影響によってポイントが切り替わらなくなり、午後3時10分ごろから、大宮駅と大船駅の間の北行きと南行きで運転を見合わせています。
(子供)出てきた!かわいい!
(子供)むっちゃかわいい。
(子供)お目々もかわいいしさ鼻がちっちゃくてかわいいな。
愛媛県のとべ動物園で生まれた3頭目のアフリカゾウ。
飼育員との押しくらまんじゅうが大好きな体重150kgの女の子です。
生まれて半年の赤ちゃんを見守る姉。
そして母親。
自然界と同じように家族で過ごします。
日本でここでしか見られない貴重な姿。
その陰には想像を絶するドラマがありました。
(ゾウの鳴き声)母親とうまく関係を結べずストレスをためる姉。
赤ちゃんを守ろうと母親も気が立ち不安定な状態が続きました。
自然界のように家族で過ごしたい。
アフリカゾウたちと飼育員半年間の物語です。
豊かな自然に囲まれた…日本で初めて人工哺育で育ったしろくまピースをはじめ162種類の動物がいます。
わっ。
その中でもここ数年特に人気なのが3頭のアフリカゾウです。
体長3m家族の中で最も大きな…
(椎名)きゃ〜!大人のオスは自然界では群れから離れて暮らすため家族と別の柵で過ごしています。
よし。
大好きなスイカを頬張るのは…立派な牙が特徴です。
7歳を迎える長女の媛通称「お嬢」です。
鼻を使うのがまだ少し苦手です。
3頭の担当飼育員椎名修さん。
こことべ動物園で26年間ゾウの飼育一筋に生きてきました。
はい止まれ。
はい離す。
これまでゾウ一頭一頭と強い信頼関係を築こうと努めてきました。
よっこいせ。
そんな椎名さんとゾウたちにとって大きな出来事が去年起こりました。
よし!去年の3月母ゾウのリカは妊娠20か月目を迎えていました。
ゾウの妊娠期間は22か月と長く流産の危険性が高いといわれています。
赤ちゃんはちゃんと育っているのか人間用のエコーをおなかに当てて調べます。
(聞き手)大体何kgぐらいとか…。
全国から届く安産祈願のお守り。
日本中の期待が高まっていました。
(聞き手)仙台?腹帯なんです。
腹帯を下さったんですか?腹帯も何かあったって言ってましたけどね。
へ〜すごい。
体調管理のためエサの準備には細心の注意を払う椎名さん。
傷んだ部分を見逃さないよう必ず細かく包丁を入れます。
出始めた母乳をとり栄養価のある健康なものかどうか調べます。
思いつくかぎりの用心をする椎名さん。
実は今回の出産絶対に成功させなければならない理由があるんです。
どうすれば日本で動物園の中でゾウが増えていくのか。
年に一度全国の飼育員が集まって開催される「ゾウ会議」。
今日本のゾウの数が減り続けている事が問題になっています。
中でも野生のアフリカゾウは輸入が禁止されているため国内で繁殖させるしか道はありません。
おはようございます。
(一同)おはようございます。
これまで誕生したアフリカゾウは僅か8頭。
椎名さんたちがとべ動物園で取り組む繁殖に大きな期待が寄せられているんです。
もうひとつ椎名さん自身にも絶対に繁殖を成功させたい特別な理由がありました。
椎名さんは昭和63年開園と同時にとべ動物園の飼育員になりました。
押してみろ!せ〜のよいしょ!その年アフリカから2頭の子供のゾウがやって来ます。
およそ1歳のアフとリカです。
2頭とも母ゾウとはぐれゾウの孤児院に預けられていたみなしごでした。
以来26年アフとリカを親代わりとなって育ててきた椎名さん。
「2頭に温かい家族を持たせてあげたい」。
その事に飼育員としての人生を懸ける事にしました。
出産予定まであと1か月。
母のリカに少しずつ変化が表れ始めました。
おしりが気持ち悪いのでしょうか。
ふだんは横にしか振らないしっぽを縦に振っておしりをたたきます。
更におなかが気になるのかふんを体にかけ始めました。
分娩が近い事を知らせる粘液も出始めました。
(聞き手)これはどういうサインなんですか?そして血液のホルモンの値が急激に下がり始め分娩予定日が5月30日に設定されました。
(北本)パンパンですね。
6月2日の朝とべ動物園を朗報が駆け巡りました。
アフリカゾウの赤ちゃん誕生です。
生まれたのは前日夜…陣痛が始まって僅か6分で出産。
驚くほどの安産でした。
(ゾウの鳴き声)お昼過ぎ椎名さんの奥さんからお赤飯が届いていました。
前の晩から動き回っていた椎名さん半日ぶりの御飯です。
お赤飯はゾウたちにもお裾分け。
おいしい?父親のアフにもお祝いです。
よし。
「あ終わったの?」。
あっさりしてます。
あっけなく。
赤ちゃんの様子を見た椎名さん。
干し草を籠に敷き詰めて即席の踏み台を作りました。
次に取り出したのは木の板。
これよこれ。
角度のついたスロープ状の台を作りました。
飲み終わらないうちに移動してしまうお母さん。
それに合わせて椎名さんも動きます。
ようやくおなかいっぱいになった赤ちゃんはお昼寝タイム。
出産から2日ほとんど寝ずに見守ってきた椎名さんも一休みです。
それでは投票の結果を発表いたします。
ゾウの赤ちゃんの名前は獲得票1位の砥愛ちゃんに決定いたしました。
(拍手)
(男性)あ子供さんのゾウさん向こうにおるな。
あそこにおるよ!砥愛ちゃん!
(子供)出てきた!
(女性)来た来た!
(子供)砥愛ちゃん!
(子供)砥愛ちゃん!
(子供)砥愛ちゃんママの後ろついていってる。
(子供)お目々もかわいいしさ鼻がちっちゃくてかわいいな。
(子供)でもしっぽ長い。
この時期椎名さんには生まれて間もない赤ちゃん以上に気にかけているゾウがいました。
実は媛は人一倍神経質なゾウ。
たとえ飼育員でも慣れない人が来ると言う事を聞きません。
待て。
待て。
よし。
セイ。
椎名さんの言う事だけはぴしゃりと聞きます。
よし。
椎名さんの姿が見えなくなると不安がり暴れ回る事も。
(ゾウの鳴き声)同じ場所を動き回る…媛は他のゾウに比べ特に激しいといいます。
しかたなしに椎名さんがなだめに行く事も度々です。
(ゾウの鳴き声)信頼を通り越し椎名さんという存在に強く依存してしまっている媛。
実は幼い頃特別な育ち方をしたゾウなんです。
7年前媛はアフとリカの待望の第一子として誕生しました。
標準よりも一回り小さく生まれた媛。
生後間もなくおっぱいを飲もうと母親を探しました。
しかし母ゾウとはぐれ孤児院で育ってきたリカは赤ちゃんをどう扱っていいのか分かりません。
(ゾウの鳴き声)媛を鼻で持ち上げるリカ。
異質な存在だと見なす行動です。
このままでは媛の命が危ない。
椎名さんはやむをえずリカと引き離し人工哺育で育てる事を決めました。
牛用の哺乳瓶を使って3時間ごとにミルクを与えます。
夜母親のぬくもりを求めおっぱいの代わりに手すりを吸い続ける事も度々でした。
そんな時は椎名さんが親代わりとなり添い寝。
1年にわたり泊まり込みを繰り返しました。
それから6年「ゾウの家族」ではなく「人間」に依存するようになった媛。
椎名さんは人工哺育という決断が正しかったのか今も悩み続けています。
媛にゾウ同士のつきあいを学ばせ家族で過ごさせたい。
椎名さんは砥愛の誕生が大きなチャンスだと感じていました。
媛も無邪気な赤ちゃんになら興味を示してくれるのではないかと考えたのです。
砥愛の誕生から2週間たったこの日。
椎名さんは初めて仕切りを外し媛をリカと砥愛の部屋に入れました。
3頭の同居に挑戦です。
興味津々で砥愛に近づく媛。
しかし接し方が分からず鼻で上から押さえつけてしまいます。
そんな媛が怖い砥愛。
母のもとに戻ろうと必死になります。
母のリカも慌てて鼻で砥愛を引き寄せます。
危険を感じた椎名さんは媛を砥愛から引き離し檻に戻す事にしました。
初めての3頭の同居は僅か30分でした。
1週間後。
椎名さんは再び媛を親子の部屋に入れました。
媛はやはり砥愛とうまく接する事ができず追い回してしまいます。
10分後媛自身にも異変が起こり始めました。
ストレスではないかと考えた椎名さんすぐさま媛に駆け寄りました。
思った以上に難しい3頭の同居。
それでも椎名さんは決して諦めないと強く心に決めていました。
媛だけでなくリカや砥愛にとっても自然界のように家族で過ごす事は大きな意味を持つのです。
椎名さんは2頭の間に入り砥愛とじゃれ合いを始めました。
コミュニケーションのしかたを身をもって教えるためです。
ゾウがゾウらしく生きるために自分に何ができるのか。
椎名さんはゾウたちと培った信頼を生かし家族の橋渡しを続けました。
挑戦から1か月。
媛と親子との同居は5回目を迎えました。
(聞き手)結構なテーピングしてますよね。
媛と砥愛は少しずつ距離を縮めていました。
その時でした。
僅かですが2頭は鼻を絡ませ合いゾウ同士の挨拶をしたのです。
初めて交わした握手。
お互いを信頼した証しです。
よいしょ。
この日媛は7歳という節目を迎えました。
人間で言えば中学生。
少しずつ自立を意識し始める年齢です。
あまり細かい表現しても見てもらえないとは思うんですけど色はばっちり見られるんで。
飼育員たちも媛の新たな成長を願っていました。
生まれてから7年間媛を親代わりとして育ててきた椎名さん。
誕生日という節目にひとつの決意を固めていました。
媛が家族のもとに近づいていくよう自ら距離を置こうというのです。
強い秋風が吹いていたこの日。
(ゾウの鳴き声)媛は風の音におびえ椎名さんを呼んでいました。
(ゾウの鳴き声)
(ゾウの鳴き声)ハハハハ…。
(聞き手)ななんか…。
(ゾウの鳴き声)媛の鳴き声が響く中椎名さんは黙って掃除を続けました。
11月になると媛はすっかり遊び方を覚え積極的に砥愛の世話をするようになりました。
そして2頭をずっと見ていた母ゾウのリカにも変化が起こり始めます。
昼食の時間リカと媛の間にエサを置いた時の事です。
先にエサを食べようとした媛をリカが厳しく叱ったのです。
お母さんのリカさん27歳。
娘の砥愛ちゃん。
長女で媛ちゃんです。
今年7歳になった女の子ですね。
砥愛ちゃんが生まれたあとは媛ちゃんがもう7歳なので砥愛ちゃんの面倒を一生懸命見てくれています。
でお姉ちゃんの役目をしてお母さんの手助けをしてくれています。
本当に今お姉ちゃんになってきています。
砥愛ちゃんもお母さんだけじゃなくてお姉ちゃんがいる事によって安心してくれてるし一緒に遊んでくれているので安心しきって伸び伸びと成長してくれてるかな。
ガーンガーンガーンガーン!よいしょ。
よっこいっしょ。
よいしょ。
う〜わもう一つ!もういっちょう。
よいしょ。
もう一つ。
来た?来たな。
来た来た。
144.5。
みなしごだった母リカ。
赤ちゃん誕生から半年がたち家族を守ろうという自覚が生まれてきました。
赤ちゃんゾウ砥愛。
その無邪気な姿が家族を結び付けました。
そして家族の一員として少しずつ母親にも近づけるようになった媛。
椎名さんは今リカの子育てを手伝う事で媛の将来に新たな可能性が開けると期待しています。
愛媛県とべ動物園。
不器用だけど一歩ずつ絆を育んでいくアフリカゾウの家族です。
2014/02/08(土) 16:15〜17:00
NHK総合1・神戸
アフリカゾウ誕生〜“家族”になる日を夢見て〜[字][再]
愛媛県のとべ動物園でアフリカゾウが誕生、国内唯一、家族がそろう動物園と人気だ。飼育員は母乳での子育てと、母ゾウ、姉ゾウとの3頭同居に挑戦、家族づくりの現場に密着
詳細情報
番組内容
愛媛県のとべ動物園で去年、アフリカゾウの赤ちゃん砥愛(とあ)が誕生した、国内唯一、家族のゾウがそろう動物園で人気だ。飼育員・椎名修さんは、“家族”というより自然な姿に近づけたいと、母乳での子育てと、母ゾウ、姉ゾウの媛(ひめ)との3頭同居に挑む。だが、媛は人工哺育で育てられたため、ゾウに慣れず、赤ちゃんを追いかけ回したり、母ゾウに威嚇されたりと、試行錯誤が続く。ゾウ誕生と“家族づくり”の現場に密着。
出演者
【出演】動物園飼育員…椎名修,【語り】池脇千鶴
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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