おはようございます。
3月9日日曜日、朝7時になりました。
NHKニュースおはよう日本です。
きのう、マレーシアから中国に向かう途中、南シナ海の上空で消息を絶ったマレーシア航空の旅客機は、丸1日たっても見つかっていません。
各国の軍や救難当局は、範囲を広げながら、捜索を続けています。
昨夜、記者会見を開いたマレーシアのナジブ首相。
消息を絶った旅客機について、次のように述べました。
マレーシアのクアラルンプールから、中国の北京に向かっていたマレーシア航空370便のボーイング777型機は、出発からおよそ50分後のきのう未明、南シナ海の上空で、消息を絶ちました。
マレーシア航空によりますと、旅客機には乗客227人、乗員12人の合わせて239人が乗っていて、このうち乗客は中国人153人、マレーシア人38人など、15の国と地域の人たちで、日本人は含まれていないということです。
旅客機が消息を絶ったのは、マレーシア北部のコタバル北東の南シナ海の上空で、丸1日たっても見つかっていません。
マレーシアをはじめ、ベトナムやシンガポールなどの軍や救難当局は、範囲を広げながら捜索を続けています。
このうちベトナム政府は、ベトナムの南の海上に軍を派遣して、捜索に当たっています。
旅客機が消息を絶った海域の北側を捜索していたベトナム軍の航空機からは、海上に油が漏れ出したような跡が、およそ20キロにわたって見えたという情報もあることから、確認を急いでいます。
一方、イタリアとオーストリアの外務省は8日、マレーシア航空が旅客機に乗っていたと発表したイタリア人男性1人とオーストリア人男性1人について、本人と連絡が取れ、実際には乗っていなかったことが確認されたと明らかにしました。
イタリア人男性は去年、オーストリア人男性はおととし、いずれもタイで、パスポートを盗まれたことがあるということです。
これについて、マレーシア政府は搭乗前の防犯カメラの映像や、荷物の記録なども調査していると説明し、今のところ、不審な情報はないとしています。
次はウクライナ情勢です。
ウクライナ南部のクリミア半島では、ロシア軍が増派と見られる動きを見せています。
一方で、ロシアへの編入の賛否を問う住民投票に反対する動きも広がっています。
クリミア半島を東から西に走る幹線道路で、ナンバープレートを付けていない軍用トラックを見つけました。
軍用トラックには兵士が乗っています。
ロシア軍の兵士と見られます。
クリミアでは先月下旬から、ロシア軍と見られる集団が新たな拠点を設置する動きなどが確認されていて、ロシア軍が兵員の増派を進めていることがうかがえます。
一方で、今月16日に予定されているロシアへの編入の賛否を問う住民投票について、少数民族のクリミア・タタール人を中心に、反対する動きが広がり、8日には女性たちが各地でデモを行いました。
参加者は住民投票のボイコットや、ロシア軍の撤退を訴えていました。
また、ウクライナ東部のドネツクでは、欧米寄りの暫定政権に反発する住民ら、およそ1000人が集まり、ロシアへの編入や自治の強化などを訴えました。
ドネツクではこれまで2度にわたって、ロシア寄りの住民のデモ隊が、州政府の庁舎を一時的に占拠したり、暫定政権を支持する住民と激しく衝突したりするなど、混乱が起きています。
9日には、双方の住民がそれぞれ集会を開く予定で、緊張が高まるおそれが出ています。
ウクライナ情勢を巡っては、アメリカのケリー国務長官と、ロシアのラブロフ外相が4日続けて協議をしていますが、依然として事態打開に向けた進展は得られていません。
このウクライナ情勢を巡る日本政府の動きです。
政府の国家安全保障局の谷内局長は、今週、ロシアを訪問してプーチン大統領の側近と会談することになり、情勢の早期改善に向けて、外交的な努力を積極的に行うよう促すことにしています。
緊迫するウクライナ情勢を巡って、きのう、安倍総理大臣は。
そして事態の早期収拾に向けて、日本としても一定の役割を果たしたいとして、政府内でウクライナ情勢の分析に当たっている、国家安全保障局の谷内局長を、ロシアに派遣する考えを示しました。
谷内局長は今週12日にも現地に向かい、プーチン大統領側近のパトルシェフ安全保障会議書記とかいだんし、ウクライナの領土の一体性を尊重するよう求める日本、アメリカ、EUの立場などを説明し、情勢の早期改善に向けて外交的な努力を積極的に行うよう促すことにしています。
きょう未明、千葉市の市営の集合住宅から火が出て、1部屋が全焼し、隣の部屋の一部が焼け、男性2人が病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
警察は死亡したのは、この集合住宅に住む73歳と81歳の男性と見て、身元の確認を急ぐとともに、火事の原因を調べています。
きょう午前2時ごろ、千葉市若葉区にある市営の集合住宅で、1階から火が出ていると、近くの住民から警察に通報がありました。
この集合住宅は、鉄筋2階建てで、消防車6台が出て、消火に当たり、火はおよそ2時間半後に消し止められましたが、1階の1部屋が全焼し、隣接する部屋の一部が焼けました。
この火事で、それぞれの部屋から男性2人が病院に運ばれましたが、まもなく死亡が確認されました。
警察によりますと、この集合住宅は1階と2階に合わせて8部屋あり、このうち全焼し火元と見られる部屋と、隣の部屋で、それぞれ1人で暮らしている73歳と81歳の男性2人と連絡が取れなくなっているということです。
警察は、死亡したのはこの2人と見て身元の確認を急ぐとともに、火事の原因を調べています。
ここからは南さんとお伝えします。
おはようございます。
花粉の時期に入ってきまして、きょうは花粉の話です。
南さん、私の周りにも、花粉症の人がいるんですよ。
ね?
薬、飲んでます。
南さんは?
私も花粉症です。
目がかゆくてね、今、しょうがないんですよね。
大変なんですね。
そのシーズンに入ってきましたけれども、これはスギ花粉の顕微鏡で見た写真です。
紫色になっていますけどね。
この紫色なのは、染色液で染めているので紫色なんですけれども、実際は薄い黄色なんです、薄い黄色。
大きさはといいますと、30マイクロメートル、0.03ミリ。
目には見えないんですけれども、これが目とか鼻の中に入ってくると、これがね、ぱちんと割れて、この中から内容物が出てきて、それによって鼻がね、鼻水が出たりとか、目がかゆくなったりっていう、そういうものなんですね。
これ、気になるのが、やっぱりこれがことしは、一体どれぐらい飛ぶのかということですよね。
各地の去年の個数とことしの予測ですね。
昨シーズン飛んだ数は、大体2月から5月の間に飛ぶんですけれども、スギとヒノキ合わせて、仙台では7018とか、去年は多かったんですよ。
覚えてます、そうでしたね。
去年は大量の飛散でした。
オレンジが昨シーズン。
ことしはといいますと、昨シーズンに比べると、少なくはなりそうなんですね。
だいぶ少なそうですね、こう見ると。
ただね、でも2000を超えてきますと症状が重くなるとか、それから新たに症状が出始める人も出てくるので、2000をやっぱり超えてきてますからね、そういう予想なので、決して油断はできませんよということなんですよね。
この兵庫県の西宮は、ちょっと私はこれ、観測をしてるんですけれども、
そうですよね。
ことしは2520という予測です。
この2520は、どれくらいの面積に落ちてくる個数だと思います?
1シーズン通してですね。
そうですね。
これはねえ、どうぞ、どうぞ。
1平方センチメートルか、畳1畳か、それとも甲子園球場グラウンド。
でも、自信持って近田さん、答えてください。
やっぱり南さん、兵庫県ということで、甲子園球場。
違いますね、違いますね。
近田さんね。
答えは、バン!1平方センチメートル。
親指の爪ぐらいの面積に、1シーズン2月から5月の間に、2520落ちてくるだろうということなんです。
親指の爪ぐらいのところですから、そうすると、畳1畳ぐらいだったら相当落ちてくるということですよね。
4536万個、甲子園球場だったら3250億個も落ちてくるということで、畳1畳で結構、生活レベルで考えると、相当な数、落ちてくるということでもあるし、窓を開けっ放しにしていると、家の中に相当な数の花粉が1シーズンで入ってくるということでもあるんですよね。
そうですね。
だから決して油断はできませんよということなんですよ。
で、花粉の時期というのは、これからがピークなんですよね。
そうです。
これからがピークです。
わが家でちょっと観測した例を見てみますと、例年だったらこんな感じで飛びます。
2月の半ばぐらいから多くなって、3月の半ばにスギがピークを迎えます。
スギは3月の後半になると減ってくるんですけれども、代わって、ヒノキが飛んで、大体2月から5月の初めぐらいまでがシーズンということになります。
これが例年?
例年。
ことしはということなんですけれども。
ことしの数を入れてみますと、こんなふうになります。
ことしね、2月の半ば、かなり冷え込みましたんで、あまり飛びませんでした。
2月の末から飛び始めて、現在、ピークに入りつつあるっていうところですね。
ただね、今、気温が低いので、ドーンと多くはなってなくて、まだちょっと少ないような状態が続いてるということなんですね。
来週の後半ぐらい、今月の半ばぐらいになると、気温がかなり高くなってきますので、一気にちょっと増えてきそう、ちょっと集中的に飛ぶ可能性がありますので。
どーんと来ますか?
そう。
花粉症の方は来週の後半ぐらいから要注意ということになりそうです。
そうすると対策はということですが。
どうすればいいんでしょう?
やっぱりね、マスクとか眼鏡をしてください。
これはね、マスクとか眼鏡をしてなかったときに、鼻の中に入った花粉とか、目の中に入った花粉の個数を100とした場合に、普通のマスクとか眼鏡ね、眼鏡って、こう、対策もしてないような眼鏡だったり、給食で使うようなマスクを使うと、鼻の中に29、そして目の中では58なんですけれども、花粉症用のマスクや眼鏡をすると、16とか35になりますので、マスクと眼鏡を必ずしたほうがいいということになりますので、対策はちゃんと取って、このシーズン乗り切ってもらいたいと思います。
ではまずは外の様子、ご覧ください。
現在の高知県の様子ですけれども、高知県内、きょうの最高気温は14度ぐらい。
もうピークに花粉は入ってきています。
これからかなりの花粉が飛ぶシーズンに入ってきますので、花粉症には十分注意をしてください。
では、今夜の予想天気図です。
今夜、低気圧や前線が日本付近を通過していく見込みです。
このときに雪の降る所が多くなってきますので、十分注意をしてください。
きょうの雪の移り変わりです。
きょうは北日本は、午後になると、雪の降る所が多くなり、そして、北陸や山陰でも、午後は雪の降る所が出てくる見込みです。
雪の強まるおそれもありますし、風も強く、ふぶく所も出てきますので、今夜の雪の降り方には、十分注意をしてください。
では、きょうの各地の予報です。
スポーツは筒井アナウンサーとお伝えします。
おはようございます。
おはようございます。
きょうはウインタースポーツに、海外サッカーのあの選手と、盛りだくさんなんですよね。
そうなんですね。
まずはソチパラリンピック。
うれしいニュースが入ってきました。
きのうから競技が始まりましたが、アルペンスキーで、狩野亮選手が金メダル、鈴木猛史選手も銅メダルを獲得しました。
男子滑降の座って滑るクラスは、出場選手の半数近くが転倒する厳しい戦いとなりました。
狩野は前回大会はスーパー大回転で金メダル。
荒れたコースでもバランスを崩さず、スピードに乗ります。
多くの選手を苦しめた大きなジャンプにも耐えました。
ここです。
おーっ!
耐えます。
難しいコースをしっかり攻略し、今大会日本勢で最初の金メダルです。
こちらは、スタート前の鈴木。
レースでは得意のターン技術を駆使しました。
安定した滑りで3位と、目指す回転での金メダルに向け、好発進。
夜の表彰式で、2人そろって笑顔を見せました。
バイアスロン男子では、久保恒造。
2回の射撃をミスなくクリアし、ペナルティーを受けることなく、レースを有利に進めます。
昨シーズン、ワールドカップ総合優勝の久保は、最初の種目で3位。
2回目のパラリンピックで、初めてメダルを獲得しました。
日本勢、競技初日から金1つ、銅2つ。
まさに好発進ですね。
そうですね。
このあとの日本勢の活躍も本当に楽しみですよね。
本当ですね。
さあ、そしてこちら、スキージャンプ女子のワールドカップでも、日本の2人、表彰台に上がりました。
高梨沙羅は、ワールドカップ4連勝中。
すでに総合優勝も決めている高梨。
その1回目。
ただ一人、130メートルを超える大ジャンプでした。
やはり強いですね。
強いですね。
これで今シーズン13勝目。
伊藤有希も3位で、そろって表彰台に上がりました。
いやぁ、さすがです。
さあ、次はヨーロッパサッカーの速報ですね。
本田圭佑選手が、日本代表の試合から中2日で、所属するイタリア1部リーグ・ミランの試合にフル出場しました。
待望のリーグ戦初ゴールは出たのでしょうか。
本田は2試合ぶりに先発出場。
攻撃的ミッドフィールダーでの出場でした。
しかし厳しいマークに苦しみます。
前半31分、本田が蹴るコーナーキック。
空いたスペースにうまくボールを入れましたが、ゴールにはつながりません。
フリーキックのチャンスでは、本田がゴール前に。
そこにボールが。
しかし、しっかり合わせられませんでした。
本田はフル出場しましたが、待望のリーグ戦初ゴールは、またお預けです。
マンチェスター・ユナイテッドの香川は、リーグ戦で7試合ぶりに出場しましたが、こちらもゴールは奪えませんでした。
ここまでスポーツでした。
3年前を思い出してください。
巨大な津波に襲われた東北地方。
生き延びた多くの人たちが、ビルの屋上などで救助を待ち続けました。
このとき威力を発揮したのが、ヘリコプターです。
自衛隊や警察、消防、海上保安庁などのヘリコプターによって、史上空前の救出活動が行われました。
少なくとも4700人が命を救われたと見られています。
このうち、全国の自治体が岩手、宮城、福島の3県に派遣したのが、防災ヘリコプターです。
岩手では花巻空港、そして宮城では仙台空港が被害を受けましたので、山形空港と陸上自衛隊霞目駐屯地、そして福島では福島空港を拠点にしました。
合わせて58機に上ります。
82日間で1498人を救いました。
まさに命綱だったのです。
ところが、岩手県の拠点、花巻空港ではこんなことが起きていたんです。
震災発生から2日後の様子を捉えたこちらの写真。
防災ヘリコプターが何機も止まったままで、救助に行けない状態になっていたのです。
今回、私たちが入手した資料や証言をもとに、当時の救助活動を検証したところ、もしかしたら、より多くの命が救えたかもしれない、そんな状況が浮かび上がってきました。
震災発生の2日後、3月13日の映像です。
花巻空港には、12日からの3日間で、消防庁の指示を受けた全国の18の自治体から、ヘリコプターが集まりました。
ところが、なかなか出動の指示がなく、飛び立てないヘリコプターもありました。
そのうちの1機、高知県の航空隊。
機長を務めた山崎静夫隊長です。
13日の午前11時過ぎから、3時間余りにわたって待機が続きました。
一体、何が起きていたのか。
私たちは、岩手県から当時の防災ヘリコプターの活動の記録を入手し、分析しました。
それによると、花巻空港に最初に到着したのは、名古屋市のヘリコプター。
震災2日目、12日の午前6時55分でした。
8時過ぎには岐阜県、10時過ぎには富山県と、各地から次々とヘリが到着。
赤色は出動した時間。
灰色は空港で待機していた時間を表しています。
そして3日目。
朝から次々と出動していきます。
ところが昼前あたりから出動が止まり始めます。
日中の最も救助がさかんにおこなわれるべき時間帯に、長いケースで3時間余り出動していませんでした。
このとき待機していた12の自治体の航空隊に取材したところ、7つの隊が要請がなくて出動できなかった。
手持ち無沙汰だったなどと回答しています。
震災発生から数日間、被災した住民は必死に救助を求めていました。
花巻空港からおよそ70キロ。
ヘリコプターなら3、40分程度の大槌町浪板地区です。
看護師の川向みや子さんです。
がれきで道が塞がれ孤立した避難所で、津波をかぶって濡れた人や、けがをした人などの手当てに1人で当たっていました。
電気が止まったため、近所から石油ストーブをかき集めましたが、避難した200人が寒さをしのぐには十分ではありませんでした。
中にはかなり容体が悪い人がいました。
そのうちの1人、当時81歳だった山口フヂさんです。
避難の最中に津波に巻き込まれ、九死に一生を得て、避難所に運ばれていました。
しかし避難所に医師はいません。
薬や設備もなく、十分な手当てはできませんでした。
川向さんは救助を要請しようとしましたが、携帯電話は通じず、ほかに通信手段もありません。
空からの救助が唯一の希望でした。
飛べなかったヘリコプター。
出動の指示はどのように出されていたのでしょうか。
岩手県の災害対策本部の中心となった総合防災室。
その奥の部屋から指示が出されていました。
非常時に設置される支援室です。
当時、支援室のトップだった小山雄士さん。
想像を絶する状況に置かれていたといいます。
各地との通信手段が断絶。
ようやくつながった電話で得られた数少ない情報をもとに、指示を出すしかなかったのです。
そのときの花巻空港。
待機していたヘリコプターの隊員たちは、焦りを感じ始めていました。
救助を待ち続けた浪板地区の避難所。
川向さんたちは、震災発生から3日後も救助を待っていました。
自分たちでなんとかするしかない。
避難していた人たちは周辺のがれきを取り除き、車で移動できるようにしました。
容体が悪化していた山口さん。
14日の朝、ようやく隣の秋田県の病院に搬送することができました。
しかし、津波を飲んだことで感染症にかかり、それが原因で3週間後に亡くなりました。
治療に当たった医師は、手当てが早ければ助かった可能性もあったと話しています。
川向さんは、救助がもう少し早ければと、今でも考えてしまうといいます。
山口さんの娘の寺田れい子さんです。
離れて暮らす母のもとに、たどりつけませんでした。
3年近くたった今も、助けられなかったことを悔やんでいます。
救助に行く手段はあっても、救助につながる情報がない状況。
解決する方法はあるのでしょうか。
待機が続いた高知隊の山崎隊長は、そのヒントとなる方法を当時、書き留めていました。
被災地区ごとに情報収集のヘリを割り当てるべき。
情報が入らないときに、待ちの姿勢ではなく、みずから情報収集に当たり、救助につなげようというのです。
山崎さんの提案を受けて、5機のヘリコプターが情報収集活動に当たりました。
高知隊も早速、出動し、上空から救助を求める人を探しました。
山崎さんは、こうした活動を早い段階から繰り返していればと、振り返ります。
岩手県はこのときの教訓から、ヘリコプターの運用指針を改定しました。
山崎さんが提案していた積極策を取り入れています。
取材に当たった盛岡放送局の小林記者です。
小林さん、ヘリコプターをより有効に活用できれば、もっと多くの人を救えたかもしれない。
これは今後、起こりうる巨大災害に対応するうえでもこれ、重要な教訓になってきますね。
そうですね。
全国的に見ても、岩手県というのは、ヘリコプターの運用調整に特化した専門の部署を設けているなど、もともと先進的な地域として知られていたんですね。
そうした岩手であってもこういう状況だったということは、非常に重く受け止められているんですね。
災害時に全国のヘリコプターの派遣をコンルします、総務省消防庁はこうした課題は把握していまして、いわゆる待ちではなくて、積極的に情報を取りに行く、この攻めの姿勢というのを今後も取り入れていきたいというふうにしているんです。
ただ、情報があったとしても、混乱を招いてしまう課題というのもやっぱりまだ残っているんですね。
そうなんですか。
こちらをご覧いただきたいと思うんですけれども、これは震災の4日目の午後の岩手県における、ヘリの活動状況を示したものなんですね。
これ、赤がヘリコプターが動いていた、活動していた時間帯ですよね。
ただ、ご覧いただきたいのがこちら、今、青く点滅しました。
これは、いわゆるむだ足に終わってしまったケースというのを表しているんです。
かなり多いように見えるんですけれども、これはどうしてなんでしょうか?
例えば、防災ヘリが現地に駆けつけたけれども、すでに例えば、自衛隊の部隊、ほかの部隊がもう救助を終えていて、することがなかったといった、例えばそういうケースなどが挙げられるんですね。
こうしたものが、この14日までの3日間で、3分の1に上っているんですね。
3分の1。
ただ、多いんですけれども、当時は、情報が少なかった中で、仮にむだ足になるかもしれないけれども、出すと、出動させるというのはこれはやっぱり鉄則ですから、必ずしも今回の運用というのが、間違っていたと言うことはできません。
ただ、これらを解消できれば、より効率的な運用が可能になるというわけなんですよね。
こちらをご覧いただきたいんですけれども、今のような課題を解決するための一つとして、救助の要請などにどのように応えているのかというのを県だけではなくて、自衛隊ですとか、海上保安部などは、このモニターですよね、これで随時見ることができるシステムを今、導入するなどして、今も解決策を模索しているところなんですね。
情報をどう共有するか、これが鍵になりそうですね。
全国的には、教訓を生かすですとか、そういった議論というのはされているんですか?
もちろんそうすべきなんですけれども、必ずしもそれは十分というのは言えません。
例えば、先ほど言ったように、国が関係機関のヘリコプターの運用調整に特化した部署を設けるように、全国に半年前に要請をしたんですけれども、これまでに整備を終えているのが13にとどまっているんですね。
やっぱり大きな巨大災害が予想される地域では、ヘリコプターの救助というのは、間違いなく命綱になるわけですから、一日も早い整備というのが求められていると思います。
小林記者とお伝えしました。
では次のニュースです。
ネパールの首都カトマンズの空港で、着陸した旅客機から火が出て、乗客全員が脱出し、1人が軽いけがをしました。
ネパールの首都カトマンズの空港で、きのう午後0時半過ぎ、インドの航空会社の旅客機が着陸して駐機する際に、機体右側の車輪にあるブレーキ部分から火が出ているのを整備士が見つけました。
空港当局によりますと、火はすぐに消し止められましたが、176人の乗客全員が非常用のシュートを使って脱出し、その際、1人が軽いけがをしたということです。
旅客機はニューデリー発カトマンズ行きのエアバス320型機で、ネパールの航空当局などで、火が出た原因を調べています。
リビアや欧米のメディアによりますと、反政府勢力が支配する北アフリカのリビア東部の港に8日、北朝鮮の国旗を掲げたタンカーが停泊しているのが確認されました。
また、反政府勢力が運営するテレビ局は、反政府勢力のメンバーが、中央政府を介さず、独自に原油の輸出を始めたと宣言する様子を伝えました。
リビアでは3年前にカダフィ政権が崩壊して以降、民兵組織などが勢力を拡大し、混乱が続いています。
北朝鮮は反政府勢力との取り引きによって、原油を調達しようとしているものと見られます。
一方、リビアの暫定政府はタンカーへの攻撃も辞さないと警告しており、緊張が高まっています。
気象情報、再び南さんとお伝えします。
南さん、きょうも北日本などでは雪に注意が必要ということですね。
そうですね。
特に午後になると、雪の強まる所が多くなってきそうです。
午前3時の天気図ですが、注目するのはこの日本海の所ですけれども、等圧線が少し南へ下がってます。
ここが気圧の谷になるんですね。
この気圧の谷が今夜、通過していく見込みです。
通過する際には、低気圧や前線が発生します。
この低気圧や前線が発生して、通過していきますので、太平洋側のほうでも雪の降る所が多くなりますし、通過する際には、雷を伴う所とか、あと突風を伴う所も出てきそうです。
きょうの天気の移り変わりです。
きょうは太平洋側を中心に晴れますが、特に午後になると、北日本は広い範囲で雪が降る見込みです。
そして夕方以降、北陸や山陰などでも雪が降りだして、太平洋側のほうも、北日本は夜になると広い範囲で雪が降りそうです。
夜は雪の強まる所も多くなってきますし、また西日本や東日本の太平洋側の山沿いでも、一時的に雪の降る所が出てきそうです。
あすにかけて、特に北日本の日本海側などでは、雪が続き、また雪が多くなるおそれもありますので、十分注意をしてください。
2014/03/09(日) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▽なぜ飛べなかったのか 検証・震災のヘリ出動
詳細情報
番組内容
【キャスター】近田雄一,江崎史恵,【スポーツキャスター】筒井亮太郎,【気象キャスター】南利幸
出演者
【キャスター】近田雄一,江崎史恵,【スポーツキャスター】筒井亮太郎,【気象キャスター】南利幸
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
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