(主題歌)知らない街を歩いてみたいどこか遠くへ行きたい遠い街遠い海夢はるかひとり旅愛する人と巡りあいたいどこか遠くへ行きたい
(渡辺正行)
瀬戸内海をのんびり眺めつつ『JR』山陽本線の旅
渡辺正行です
山口県にやって来ました
結構波が高いね。
今回の旅の目的地は対岸に浮かぶ周防大島
実はず〜っと前からこの島に来てみたかったんです
その目的は…
旅先で風呂に入るのが何より好きな私
これまでにも各地の名物風呂を楽しんで来ました
僕57歳ですよもう。
ここ周防大島にはなんと800年以上の歴史を持つ風呂があるというではありませんか
「これは何としても入らねば」というわけです
周防大島。
あ〜これもいいっすね。
港町の路地って感じでね。
なかなか味のある町並み
ひとっ風呂浴びる前にちょっとぶらぶらしますか
ネコネコ!
(手をたたく音)お前だよちょっと…。
(手をたたく音)逃げちゃった。
こんにちは。
(平田さん)こんにちは。
(平田さん)アハハ…おっ!何燃やしてるんですか?これは。
え〜…。
剣道すごい強いじゃん!剣道ねありがとうございます。
どこの番組?あっ畑に…。
畑にまく灰を作ってるんだ。
そうですそうです。
あの…何の番組です?まぁ握手握手。
『遠くへ行きたい』っていう。
多分ね…『遠くへ行きたい』?そうそう。
え〜っとね昭和30年で…。
昭和31年。
昭和31年。
じゃあ同級だ。
ほぼ…。
俺1月生まれだから同級生です。
あ〜そうですか私は9月なんですけど。
じゃあ同級ですよ。
え〜!?ちょっと見ます?もしよかったら。
ちょっとじゃあ見せてくださいよ。
じゃあせっかくじゃからせっかくじゃから…。
寄りんさい寄りんさい。
何だかパワフルな方です
絵を描いてるんすか?こういうもんですけど。
おっ!それはねそこに庄南ビーチってあるんですけど。
それを南から北を…。
へぇ〜!
この方本業は大工さん
仕事の傍ら大好きなこの島を描いているんだそうです
いいじゃないすか。
「みかん鍋」?みかん鍋これは有名ですから。
お〜そうですか。
この2〜3年3〜4年ぐらい。
3〜4年で有名になって来た?そうそうそう。
全国区になりまして…。
全国放送で何回も放送流れてます。
ぜひみかん鍋を。
はい。
すいませんありがとうございました。
ありがとう。
はいどうもです。
頑張ってね!はいありがとうございます。
食べて帰ってよせっかく来たんじゃから。
みかん鍋じゃ食べてみる。
絶対…ありがとうございます。
そうそう周防大島はみかんの名産地なんです
特にここ橘地区のみかんは有名
それにしても鍋にまでみかんを入れちゃうのかな〜?
謎!
こんにちは。
(山本さん)こんにちは。
こんにちはすいません。
何やってるんですか?
(山本さん)これですか?ええ。
(山本さん)これ…。
缶詰?
この辺りではみかん農家のお母さんが自分達で缶詰を作っているんだそうです
完全手作業で1月と2月のたった2か月だけしか作らないため市場にはほとんど出回りません
(男性)あったあった。
缶切りあるって。
(山本さん)ホント?あっまだラベルも何も貼ってないんだ。
アハハハ…!アハハハ…!家用よ!アハっ!開けますせ〜のジャ〜ン!う〜わ缶みかんだ〜!懐かしい何か。
何か普通の缶みかんよりもほらデカいもんこれ。
(山本さん)アハハ。
アハハハ…!こんな太った缶みかんないもんだって。
孫がすごいみんな喜ぶの。
缶みかんだ!アハハハ。
これ夏いいね。
(山本さん)うん。
あ〜なるほど。
あ〜ホントだ。
手作りのみかんの缶詰
郷愁を誘うやさしい味わいです
おいしさの秘密が知りたくなって農家のお母さん達が集まる作業場をのぞかせていただきました
なんとひと房ひと房手で筋を取り除いています
およそ30人のメンバーがみかんを持ち寄り毎日交代で作業しているそうです
おやつ持って来て…。
あっおやつも持って来て。
お弁当持って…。
お弁当も持って。
はい。
ああでもないこうでもないと。
そう主人のごはんを残しといて…。
あ〜うちのはどうのこうのと言いながら…。
そうそうですアハハハ…!へぇ〜。
いいね〜。
この缶詰のおいしさは口コミで伝わり今では全国から注文が入ります
でもご覧の通り何から何まで全て手作業
作る量にも限界があり毎年あっという間に売り切れてしまうんだとか
この缶詰は子供や孫にも大好評
島を出た人達はふるさとの缶詰が届くのを心待ちにしているそうです
あ〜そう。
同じ缶詰送っても。
このラベルでないといらんって。
へぇ〜。
同じもらっても。
みんな島離れた人やっぱこのみかんの味が忘れられないんだね。
「大島のみかんだ」っつって。
(山本さん)そうですね。
嬉しいですもんね。
(山本さん)そうですね。
みかんの缶詰が離れて暮らす家族をつないでいるんだな〜
おっと!この島に来た目的を忘れてはいけません
風呂です風呂!
目指すお風呂は地家室という集落からちょっと山へ入った所にあるそうです
ほっほう露天風呂ってことかな?
いいねいいね〜!
あ〜何か…。
このパイプはこれ何みんな飲み水?
期待が高まります
こっち?どっちです?
(福田さん)こちらです。
こっち?
(福田さん)はい。
これですか?
(福田さん)はい。
これです。
これ…うわ〜!これはお父さんこれどういう風呂…?どういう風呂なんすか?入りましょうか?入るんですか?俺…。
そのままで入れるけぇまだ火たいてないんで。
よいしょよいしょ…。
あっ立てるんだ。
まぁいっぺん入ってみてください。
この穴?予想もしなかった展開です
うわ!何だ真っ暗。
大丈夫大丈夫。
えっ!?これが…これがお風呂なわけですか。
へぇ〜。
一体どんな風呂なの?これ
山口県周防大島
この巨大な石のかまどのようなものがおよそ400年前から伝わる石風呂です
中は真っ暗
壁はすすだらけ
だから…。
あっこの中火たいてこの石熱くして?はい。
その熱い中に入るわけだ。
そうなんです。
じゃあサウナみたいなもんだ。
かつて周防大島には集落ごとに1つずつこういう石風呂があったそうです
古いものになると12世紀平安末期のものもあるとか
あ〜ロマンです
風呂好きの血が騒いで来ました!
はぁ〜これじゃあ…入ってみたいんですけど。
すぐ入れますか?いや。
今日火を入れて明日なら入れますから。
えっ!?今日火燃やして今日入れないんですか?ひと晩中たいてるってこと?はい。
え〜!?
ということで風呂の準備を手伝うことに
やる〜!はいちょっと待ってね。
じゃあこれ順番に持って来りゃいい?
何だか大ごとになって来ました
よいしょ。
っていうかめっちゃ腰が痛いんだけど。
もらいま〜す。
えっ?もらいま〜す。
えっ?ちょっと待ってね。
風呂に入るためだけにこれだけの丸太がいるんですよ
ちょっとでいいです。
火を入れる前には酒で清めます
(かしわ手)お〜ついた!僕石風呂だと思ったからもう風呂に入ってね…。
ハハハ裸になってやろ?あ〜気持ちいい気持ちいいって。
とんでもないとんでもない。
こんなきちっとこう…。
やっぱりもう儀式ですね。
こうなるとね。
2日がかりで入る風呂
いや〜明日が楽しみだ
さて待ってる間にまた町を歩きますか
おっいい家だね何か。
へぇ〜これ瓦?瓦の家が多いんだな。
うわこの辺なんかすごいなこれ。
これ塩かな?何だろ。
漆喰?漆喰なのかな?すごいなこの古さが。
おっ!
(人々の話し声)何だ?あれ。
何かやってますね。
こんにちは。
こんにちは。
こんにちはすいません。
何やってんですか?あっそうなんですか。
(今元さん)はい。
山を覆い尽くすように増え続ける竹は周防大島の悩みのタネ
こちらのグループはボランティアで竹林の整備をしているんだそうです
すごいもんね竹の量がね。
そう。
もともとはここは竹林じゃなかったんだ。
そうですみかん畑とかね。
へぇ〜。
竹を間引きしないと地面に日が差さなくなりタケノコも採れなくなってしまうんだとか
私もお手伝いをさせてもらうことにしました
倒れるぞ〜!あれ?倒れねえや。
(今元さん)いや倒れないですよ。
アハハハ…!痛ぇ!痛ぇ!痛ぇ!足もう…。
お父さん持って…。
持ってて…。
切った竹で何か作り始めました
これは「ぽんぽら」と呼ばれるもの
何をするのかというと…
ご飯を炊くんです!
具はタケノコや貝など
イリコダシを入れます。
水で炊くんじゃなくて…。
イリコのダシを注いだら…
遠火の炭火にかけます
待つことおよそ1時間
竹が燃えちゃダメなんだ。
ジャン!お〜。
ほら郷土料理ぽんぽら飯の完成
いただきます。
(今元さん)おいしいでしょ?あっ!香りが…何ていうんですかやっぱ竹の香りが。
これおいしいわ。
(今元さん)おいしいでしょう?
島のために働き島の暮らしを楽しむ
この会のメンバーは実はみんな一度島を出た人ばかり
都会で長年勤め上げふるさとに帰って来た人達なんです
昔から。
明治18年日本初のハワイ移民の実に3割が周防大島の出身でした
成功した彼らは戦後大量の救援物資を島に送りふるさとを支えたのだそうです
「外に出て見聞を広め島の発展に尽くす」…というのが周防大島の伝統なんですね
そのせいかこの島若い人が少ない
島の若者達が集まる合コンがあると聞いたので押し掛けます
こんばんは〜。
お〜!どうもこんばんはこんばんは。
(拍手)
(拍手)楽しい会があると聞いてやってまいりました!すげぇ。
すげぇこれが初めて見る島の若者達です。
これみかん鍋?みかん鍋?みかん鍋?もう同じこと3回言ってる。
絵描きの大工さんが言っていたみかん鍋
まさかここで出合うとは
島でとれる新鮮な魚介類にみかんが香るこの鍋は地元の料理人達が考え出した周防大島の新名物
そしてこのみかん鍋が呼びものの集まりが「鍋コン」という名の婚活イベント
鍋の季節には毎週のように開かれる人気ぶりで着実に成果を挙げつつあるとか
大島の若い人達の出会いってやっぱ少ないよね?男女が少ないもんね?若い。
20歳代の人ってのはあんまりいないの?みんな島がすごい広いからみんな車だからちょっと例えばバス停でとか駅で出会いとか町中を歩くっていうこともあんまりなくて。
みんなドアツードアの生活なので…。
そうだよね。
う〜ん。
ところでみかん鍋の味わいは?
あれ?もっとダシがみかんなんだと思ったら意外やさっぱりした…でもおいしいこれ。
(西山さん)結構コンパっていうとなかなか気負いするんですけどみかん鍋ってちょっと変わってるので…。
う〜ん。
どうよ?
(西山さん)どうよ?ちょっと食べてるから何とも…。
何言ってるか分かんない。
アハハハ!
なるほどみかん鍋のおかげで気軽に参加できるわけだ
周防大島名物のみかん
縁結びの役目も果たしているんですね
さて一夜明けていよいよ楽しみにしていた風呂です
こんにちは。
(福田さん)おはようございます。
おはようございます。
お願いしま〜す。
石風呂の具合はどうかな?
まぁ最低でも…。
あっすごいにおいがお〜!はい。
あんなにあった薪がおきになってます
うん。
はいそこまで採ってくれん?ハハハハ…!海藻ハハっ…。
訳が分からぬまま船に乗せられてしまいました
いつになったら石風呂に入れるのかな〜
でも…
早く風呂に入りたいのになぜか海藻採り
実はこの海藻石風呂の焼けた床に敷くんだそうです
風呂の準備はまだまだ続きます
ヨモギを…。
はい。
今度は野草採り
ヨモギやセキショウなど薬効があるという植物を大量に刈り取ります
これも石風呂の床に敷くんだそうです
へぇ〜!
おき火をかき出した石風呂に海水につけた海藻と野草をどんどん投入
これがものすごい量なんです
まだあともう1個。
あともう1個入れると…。
こんなに大変な風呂は初めてだな
海藻と野草を均等にならしむしろを敷き詰めたらようやく準備完了
長かった〜
さぁいよいよです!
じゃあ石風呂行きます。
じゃあ入ります!は〜いどうぞ〜!お入りくださ〜い。
う〜わ!もうこの辺から熱いですね。
こことここ全然違いますね。
はい。
う〜わ!
石風呂は昔から服を着て入るのが習わしです
あ〜!これは…。
これ熱いわ。
え〜現在今の中の温度。
想像以上の熱さ
何かもうホントサウナ状態だね。
そうですね。
サウナだけど…何ていうんですかこの下の。
塩分の…。
あ〜。
下にこの草とか海藻とかいっぱい敷いてあるからこう香りがもう。
充満して…はい。
漢方薬みたいなにおいがうわ〜っと…。
ありますね。
これどういう時に入るもんなんですか?そういう…うん。
あ〜。
あっじゃあ疲れ取ったりとか。
はいはい。
その準備とかね。
「収穫やるぞ」という時にみんなでこう集まって「ああやろうこうやろう」とか言いながらコミュニケーション取って行く…。
そうなんです。
へぇ〜。
こういうお風呂文化があるんだ〜。
現在は島に人が帰って来るお盆など年に5〜6回風呂をたくそうです
貴重な体験をさせていただきました
お〜!外…外の冷気が。
涼しい。
外がまださっきも寒かったと思ったけど全然気持ちいいや。
あ〜何か…。
もう一回入っちゃお!はいどうぞどうぞ。
よいしょ。
周防大島には他では味わえないものがいっぱい
みんながこの島を大好きなのも分かるな
こりゃいいや。
2014/03/09(日) 07:00〜07:30
読売テレビ1
遠くへ行きたい 山口県周防大島町「瀬戸内 石風呂 島ごはん」旅人:渡辺正行[字]
「知らない街を歩いてみたい♪」の主題歌で有名な、歴史ある旅番組。旅人を通じて、『人・景色・食』など、訪れた土地の魅力を紹介する。
詳細情報
出演者
【旅をする人】
渡辺正行
番組内容
タレントの渡辺正行が山口県・周防大島を旅する。地元の名産品みかんを使った「みかんの缶詰」を作る缶詰工房を見学し、工房で働くおかあさんたちと交流を深める。
島の伝統文化の保存と継承に携わる会のメンバーに出会い、伐り倒した竹を使った郷土料理「ぽんぽら飯」を御馳走になる。
そして、島で話題の「鍋コン」に参加し、名物の「みかん鍋」を堪能。
最後は、鎌倉時代から伝わる歴史ある「石風呂」という風呂を体験する。
番組ホームページ
http://www.to−ku.com
取材地
山口県周防大島町
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
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