NHKニュース おはよう日本 2014.03.23

おはようございます。
3月23日日曜日、朝7時になりました。
NHKニュースおはよう日本です。
行方が分からなくなっているマレーシア航空機の発見につながるのでしょうか。
オーストラリア政府に続いて中国政府も、インド洋の南の海域で、機体の可能性がある物体を人工衛星が撮影したと発表しました。
各国は周辺海域での捜索に力を入れ、機体の発見を急ぐことにしています。
今月8日に南シナ海の上空で通信が途絶えたマレーシア航空の旅客機。
オーストラリア政府は16日、民間の人工衛星が捉えた画像から、インド洋の南の海域で機体の一部である可能性のある物体が見つかったと発表。
各国と共に捜索を続けています。
こうした中、きのう、新たな情報が。
今度は中国政府が、インド洋の南の海域で、中国の人工衛星が漂流物らしきものを撮影したと発表しました。
長さ22メートル、幅13メートルほどの大きさだということです。
旅客機が行方不明になって、きのうで2週間。
マレーシア政府は、通信衛星が最後に受信した旅客機の信号の分析から、同心円状に引かれた線のうち、赤で示した部分、インドシナ半島北部から中央アジアにかけてと、インドネシアのジャワ島西部からインド洋の南にかけての、いずれかの方面に向かった可能性もあると見ていました。
オーストラリア政府が人工衛星が物体を見つけたという場所はここ。
オーストラリア西部のパースから、南西におよそ2500キロの地点で、2つの物体を捉えたとしています。
そして2日後、中国の人工衛星が捉えた物体はオーストラリアが発表した地点から南西におよそ120キロ離れた付近で撮影されました。
それぞれの物体が同一のものかは分かっていませんが、旅客機が向かった可能性が指摘されていたインド洋方面の、最も南側の海域の近くに位置します。
このため各国は、周辺海域を集中的に捜索する方針で、海上自衛隊のP3C哨戒機2機もきょう、マレーシアからオーストラリアに向かうことにしています。
またオーストラリア軍の艦艇などが現場の海域に到着していて、各国は空と海の両面で捜索態勢を強化し、機体の発見を急ぐことにしています。
安倍総理大臣は、核セキュリティーサミットに出席するため、きょう、オランダに向けて出発します。
サミットに合わせて日米韓3か国の首脳会談が開かれ、安倍総理大臣にとっては、韓国のパク・クネ大統領との初めての正式な首脳会談で、冷え込んでいる日韓関係の改善のきっかけをつかむことができるかが焦点になります。
安倍総理大臣は、きょうから26日までの日程でオランダのハーグを訪れ、53か国の首脳クラスが、核を使ったテロへの対策などを話し合う核セキュリティーサミットに出席します。
この中で安倍総理大臣は、積極的平和主義の立場から、核の不拡散と核軍縮の推進に向け、核関連物質の管理体制の強化に貢献していく考えを表明することにしています。
そして国内の高濃縮ウランやプルトニウムの最小化に努めるとともに、核物質の防護体制の強化などを目的に、来年春までに、IAEA・国際原子力機関のミッションを受け入れる考えを示すことにしています。
またサミットに合わせて安倍総理大臣は、アメリカのオバマ大統領、韓国のパク・クネ大統領との、日米韓3か国の首脳会談に臨むほか、ウクライナ情勢を巡って急きょ開催が決まった、G7・先進7か国の首脳会合に出席することにしています。
このうち日米韓3か国の首脳会談では、主に北朝鮮の核開発問題など、3か国に共通する安全保障上の課題について、意見が交わされる見通しで、安倍総理大臣は、3か国の緊密な連携を確認したい考えです。
安倍総理大臣は、日韓の首脳どうしの対話の重要性を訴えてきただけに、初めての正式な首脳会談で、冷え込んでいる日韓関係の改善のきっかけをつかむことができるかが、焦点になります。
核セキュリティーサミットで、日本とアメリカの両首脳が発表する共同声明案が明らかになりました。
核兵器の製造につながる核関連物質の最小化を図る世界規模の取り組みの一環として、茨城県の高速炉臨界実験装置から、プルトニウムなどを撤去して、アメリカで処分することなどが盛り込まれています。
それによりますと、日本とアメリカは共通の目標である核テロの阻止に向けて、核セキュリティーを強化し、さらなる協力を進めるとしています。
そして核兵器の製造につながる高濃縮ウランやプルトニウムの保有量の最小化を図る世界規模の取り組みの一環として、茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の高速炉臨界実験装置から、高濃縮ウランとプルトニウムを全量撤去し、アメリカで処分するなどとしています。
日米両政府は、核に関する最先端の研究には、必ずしもプルトニウムなどを必要としないことをアピールし、各国に同様の取り組みを促すねらいがあるものと見られます。
ウクライナ南部のクリミアの編入を宣言したロシア。
現地のウクライナ軍の基地などの引き渡しを求めて、圧力を強めています。
ロシア軍の装甲車が、ウクライナ空軍の基地に突入するなど、ロシアは一気に制圧を進めているもようで、欧米の反発が一層強まっています。
クリミア南西部のセバストポリ近郊にあるウクライナ空軍の基地に、22日、ロシア軍の装甲車やロシア系住民で作る自警団が突入し、基地を制圧しました。
クリミアでは、ロシア軍の圧力で、ウクライナ軍の基地や施設の引き渡しが進む中、この基地では自警団が22日までにウクライナ軍に武器を手放し、投降するよう求めていました。
一方、ロシア国防省は、ロシアの複数のメディアに対して、クリミアに駐留するウクライナ海軍の艦艇67隻のうち、これまでに潜水艦1隻を含む54隻で、ロシア海軍の旗が掲げられたことを明らかにしました。
こうしたロシアの動きに対して、欧米は反発を強めています。
アメリカのオバマ大統領の呼びかけで24日に開かれるG7の首脳会合で、G7各国がすでにロシアに対して行っている制裁について、今後、どこまで強化するのかが話し合われます。
また、事態がさらに悪化した場合、G8・主要8か国からロシアを締め出すかどうかについても、意見が交わされる見通しです。
次は自衛隊が派遣されているアフリカ・ソマリア沖の海賊対策についてです。
海上自衛隊の哨戒機は、先月からアメリカ軍などによる多国籍部隊の活動に参加していて、その様子が公開されました。
アフリカ東部のジブチにある拠点で、P3C哨戒機を整備する隊員たち。
自衛隊はソマリア沖の海賊対策で、護衛艦2隻と哨戒機2機、それに隊員およそ600人を派遣しています。
アフリカ・ソマリア沖のアデン湾で、多国籍部隊に参加して海賊対策を行っている、海上自衛隊の哨戒機にこれから同乗します。
哨戒機2機は、先月からアメリカ軍などによる多国籍部隊の活動に参加しています。
乗組員は、レーダーや双眼鏡で船を見つけると、海賊がほかの船に乗り移るために利用するはしごなどの道具がないか確認していました。
…する、さみだれも姿が確認できます。
護衛艦さみだれも、多国籍部隊の割り当てに従い、活動に当たっていました。
海賊に関する情報があれば、中東のバーレーンにある、多国籍部隊の司令部などに通報するということです。
ソマリア沖の海賊の発生は3年前の年間237件をピークに、去年は15件と激減しています。
では、ここからは気象情報、南さんとお伝えします。
九州、四国では桜が咲きました。
東京では25日であるだろうと、南さん、先週、予測されましたよね。
そうですね。
そうでしたよね。
変えませんか?
大丈夫かなと思って、ちょっと心配だったので、私ね、きのう見に行ったんですよ。
見に行ったら、桜のつぼみ、今、こんな感じで。
結構ね、膨らんできてるじゃないですか。
ちょっとピンクっぽい部分も見えますか?
そうそう、先っぽがね、ピンクっぽくなってきてますよね。
先週と比べると、先週と、このつぼみとこのつぼみは同じつぼみなんですけど。
だいぶ違いますね。
膨らみました。
ということは、きっと25日ぐらいに咲くんじゃないかなと。
あれ?ぐらい?
そうですね。
表現が和らぎましたね。
和らぎましたけどもね。
まあまあ、いい線いくんじゃないかなというふうに今のところ、思っております。
南さん、暖かくなったかと思えば、もう北風が吹いて寒くなったりと、この時期、本当にね、天候の変動、大きいですね。
そうですね。
この桜の花の咲く時期っていうのは、天候の変動、本当に大きくて、桜と、その天気に関することばって、結構多いんですよ。
例えばね、花に嵐とか、花に風とかっていう、そういうことばもあったりして、結構ね、この時期、荒れることも多いんですね。
で、ちょっとグラフを作りました。
これはね、東京で過去50年、風速13メートル以上の風の吹いた日数、ちょっと月別で調べてみると、風速13メートルというと、強風注意報が出る基準です。
そうするとね、ここが多いんです。
3月、4月が多い。
3月、4月、多い。
いわゆる桜の花の咲く時期は、強風が吹きやすいってことなんですね。
なぜなんですか?
この時期っていうのは、低気圧が発達しながら通っていくので、強い風がすごく吹きやすい時期なんですね。
台風がやって来る9月は、風速20メートル超えるような、暴風が吹くことはあるんですけど、全体的に強風ということになると、この3月、4月が一番多いってことなんですね。
確かに春って、ちょっと風が強いなっていうイメージはありますね。
そうですね。
桜の咲く時期っていうのは、風にもちょっと注意が必要ですし、風向きもこの時期によく変わるんです。
風向きが変わる?
といいますと?
これ、まず3月の風向き、強い風が吹いたときの風向きですけども、これは、出っ張っている方向からよく風が吹きますよということなんですね。
東京は3月はというと、北北西の風が30.5%、全体で吹きますので、北北西の北寄りの風というのは結構よく吹くんですね。
だからね、3月はまだ冷たいんです。
それが4月になりますと、ちょっとね、南風が増えてきて、どちらかというと、南風が吹くことが多くて。
これ、どうしてなんですか?
これはね、やっぱり低気圧がよく通りやすい、それから冷たい風と暖かい風がちょうどぶつかり合う、そういう時期でもあるんですよね。
北風が吹くと寒くなって、南風が吹くと暖かくなる。
気温の変動も大きいっていうことなんです。
でも、5月になると、もう南風のほうが多くなりますので、今度は5月はやっぱり暖かいと。
だからこの桜の咲く時期は気温の変動も結構、大きくなりますということなんですね。
南さん、もうそろそろ冬物をね、クリーニングに出して、しまいたいんですよ、本当に。
いいですか?
しまいたい。
どうですか?
それはやめておこうと。
やめておこうと?
南さん、やめておこうということですが、どういうことですか?
それはですね、やっぱり冷え込むことが多いってことなんですね。
このグラフは、朝方の気温と昼間の気温、最低気温と最高気温の差がどれくらいあるかということなんですけども。
気温差が?
気温差が。
そうすると、この3月、4月ぐらいっていいますと。
本当ですね。
朝と昼の気温の差が結構大きいんですよ。
夜はぐっと冷え込んで、でも昼はぐっと気温が高くなるということなんですね。
ということは、夜桜見物とかに出かけようと思うと、まだ冬の気温が残ってるので、コートは必要です。
なんかちょっと、私に似てますね。
だいぶ美人に描かれてる。
ちょっと、ちょっと。
暖かくなるときもあるんだけど、やっぱり北風が吹いてくると、ぐっと冷え込んで、寒いことも多いので、コートはまだしまわない。
しまわないでおこーと。
そう、そういうことですね。
心に決めました。
もうしばらくコートは置いておいたほうがいいですよということでございます。
では、現在の高知の様子、ご覧ください。
高知は3月18日に開花しました。
開花して、もう5日もたってますけども、ここ2日ぐらいね、やっぱ花冷えが続いたんですね。
あまり進んでないですね。
あまり進んでないです。
でもきょうの日中は20度ぐらいまで気温が上がって、このあとしばらく20度を超える気温が続きますので、一気に満開になっていくと思います。
今週中には満開に。
この1週間では満開になって、もう見頃になってきそうです。
では午前3時の天気図です。
絶対来ると思った。
スポーツは筒井アナウンサーとお伝えします。
おはようございます。
おはようございます。
まずは大リーグ・ヤンキースの田中将大投手の速報。
どうでしたでしょうか?
田中投手、実戦4試合目となりますオープン戦に先発しました。
開幕に向けて調整を続ける田中。
1回に1点を失ったあと、3回は2アウト満塁のピンチ。
この当たりです。
うん?この当たりは、いってしまうんですか?
いえ。
フェンスの手前、なんとかピンチをしのぎます。
続く2イニングは抑え、オープン戦で最も長い6回のマウンド。
立ち直ったかと思ったやさきでした。
甘いボールを狙われました。
田中は勝ち投手にはなりましたが、6回途中で3失点。
課題を残しました。
田中投手は、オープン戦であと1試合登板し、開幕に備えるということです。
そうですか。
大リーグ、早くも今シーズンの開幕戦が行われたようですね。
そうなんですよ。
開幕戦が行われた場所は、オーストラリアのシドニーなんです。
オーストラリアで大リーグって、聞いたことがないですね。
珍しいですよね。
大リーグ機構は世界戦略を進めていて、今回初めて、オーストラリアで開幕戦を開催したんですね。
球場にはちょっと変わった場所が使われました。
今シーズンの大リーグは、オーストラリアのシドニーで開幕戦を迎えます。
試合開始まであと2時間余り。
球場前にはファンの長い列が出来ています。
オーストラリアで初めての大リーグの公式戦は、ドジャースとダイヤモンドバックスの対戦。
4万人近いファンが詰めかけました。
さあ、そして球場になったのは全面芝のクリケットのグラウンドなんですよ。
クリケットの?
大きな球場がないため、1か月かけて、野球場に改造したんです。
この日のために?
試合は4回、ドジャースのバンスライク。
この2ランホームランでドジャースが快勝。
地元のファンも盛り上がりました。
間近に見られるとうれしいですよね、やはりね。
次は、大相撲。
きのうは注目の大一番でしたね。
すごかったですね。
綱取りを狙います大関・鶴竜が1敗で並んでいた横綱・白鵬を破りましたよね。
これで鶴竜は初優勝と、横綱昇進に大きく前進しました。
横綱昇進へと、鶴竜、大きな一番は横綱・白鵬戦。
鶴竜、勝ちました。
大きな白星をつかみ取りました。
鶴竜の横綱昇進について、日本相撲協会の審判部は、昇進を決める理事会の開催を北の湖理事長に要請するかどうか、きょう話し合うことにしています。
中入り後の勝敗です。
大砂嵐は再出場してから3連敗。
遠藤は負け越しました。
横綱・日馬富士は3連敗です。
さあ、そして白鵬に勝ちました鶴竜。
きょうの千秋楽で琴奨菊に勝ちますと、初優勝が決まります。
ここ1年で?
2勝3敗と負け越して、全体でも13勝16敗と負け越している相手ですね。
そうなんですね。
どうなんでしょうか。
さあ、最後はプロ野球です。
開幕までいよいよあと5日ですね。
12球団はオープン戦で、最後の調整に入っています。
中日は、現役最年長48歳、プロ野球界のレジェンドこと山本昌投手が、オープン戦に初登板しました。
山本は1軍のバッターと初対戦です。
しかし、冷静さを欠いたと、いきなり、ノーアウト1塁2塁のピンチ。
山本はここからふんばり、バントもしっかり処理。
刺します。
続くバッターは得意のスクリューボール。
山本は粘りのピッチングで、2回を無失点に抑えました。
巨人の開幕投手最有力、菅野。
シーズン前、最後の登板ですが、持ち前のコントロールが甘くなりました。
それでも修正する自信があると、本番までに調整を誓っていました。
一方、日本ハムの大谷は、5回を無失点。
納得して投げられたと、二刀流を続けながら、先発ローテーション入りへ、力を示しました。
ここまでスポーツをお伝えしました。
さあ続いてはいてついた氷の下の海にご案内しましょう。
奥に見えているのは、北海道の知床半島。
手前のオホーツク海に白く広がっているのが、流氷です。
1月から3月にかけて、北の海からやって来ます。
その海に潜ってみると、春の訪れを前にした、生き物たちの活発な営みを見ることができます。
専門家も生きている姿を見たことがないという、珍しい深海魚の撮影にも成功しました。
さあ、きょうはオホーツク海、その海の中にいるイメージでお送りしていきます。
水中から見上げると、凍った海面。
ずいぶんこう、キラキラと光って見えるんですね。
そうなんですよ。
これ、日光が海面の氷に乱反射して、このように美しく輝いて見えるんです。
さあ、けさは撮影に当たりました佐藤カメラマンとお伝えします。
佐藤さん、氷の下の海、冷たくないでしょうか?
これが冷たいんです。
やはり。
でしょうね。
撮影したのは2月下旬。
防寒対策はしっかりとするのですが、着込むことができない頭や手などは特に冷たく、30分も潜っていると手がかじかんできて、撮影するのが難しいほどでした。
機材も通常のものだと凍りついてしまうので。
凍るんですか?
はい。
専用のものを使いました。
でも、そうしたその寒くて大変な思いをしたからこそ、ふだんね、目にすることができない光景が撮れたわけですね?
はい、そうなんです。
実は、凍った海は春に向けて新しい生命を生み出す海でもあるんです。
冷たい海だからこそ、出会える生き物たちを撮影してきました。
知床半島東部にある羅臼町の海です。
冬、ロシアから渡ってくる天然記念物のオオワシが出迎えてくれました。
撮影にあたって、私たちは羅臼の海に潜って25年の、いわばオホーツク海の生き字引、関勝則さんにガイドをお願いしました。
今回使った水中用のカメラは、重さ50キロ以上もあります。
そんなに重いんですか?
はい。
へえ。
この日の水温は氷点下1度7分。
海面は凍り始めていました。
うわあ、もう見るだけで凍えそうですね。
そうですね。
潜ってみると、キラキラした氷のかけらが漂っているのが分かりますか?
あー、分かりました。
こちらですね。
ね、なんかちょっと、幻想的な感じですね。
これは氷泥と呼ばれているものです。
シャーベット状になって、水中を舞う氷の破片です。
これ、水中のダイヤモンドダストみたいな感じがしますね。
本当。
本当にきれいです。
そしてこの海は、生き物たちの宝庫でもあります。
まずはこちら。
見えますか?
うん?画面の真ん中、黄色いものが?これですか?
これ、これです。
小指の爪ほどの大きさの魚、ナメダンゴです。
ナメダンゴ?
北の海のアイドルとして、ダイバーに人気の魚です。
わあ、なんか背びれが冠みたいで、本当にかわいいですね。
名前もユニークですね。
そうですね、そうそうそう。
こちらも同じ種類の魚です。
えっ?あっ、これですか?
はい。

ずいぶんこう色が違いますよね。
天敵に見つからないよう、周りの海藻などに似た姿をしているんです。
でも背びれは王冠のように見えますね。
本当、本当ですね。
実は、この時期やって来る、流氷がこうした生き物たちにとってとても重要な役割を果たしているんです。
こちら、流氷ですが、少し黄色っぽく、光のかげんによって緑色に見えます。
ああ、本当だ。
真ん中の辺りが。
そうですね。
ほんのり黄色っぽいですね。
これはアイスアルジーと呼ばれる、氷の中に生息する藻類、藻の仲間なんです。
藻の仲間?
北の海を漂う藻類が、海水が凍りつく際、流氷の中に閉じ込められます。
海面近くを漂う流氷は、光合成に必要な日光をたっぷり浴びます。
アイスアルジーの繁殖に絶好の条件が作り出されるのです。
3月、北海道沿岸で流氷が溶け始めると、増殖したアイスアルジーが海水中に解き放たれるのです。
そのアイスアルジーを食べて増えてくるのが、白くて小さな動物プランクトン。
あー、あの小さいエビのようなものですね?この動物プランクトンが、アイスアルジーを食べるということなんですね。
そうです。
さらに、この動物プランクトンを食べに、さっきのナメダンゴをはじめ、多くの生き物が集まってくるんです。
あっ、本当だ。
かわいらしいですね、何度見ても。
本当に。
こちらはキタユウレイクラゲ。
傘の大きさは1メートル以上もあります。
そんなに大きいんですね。
本当に流氷っていうのは、数多くの生き物を育むきっかけになるものなんですね。
はい。
そんなオホーツクの海で、めったに見ることができないという深海の魚を撮影することができました。
それがこちら。
うん?どちら?
どれですか?
あれですか?ちょっとロープのような、えっ?これ、生き物なんですか?
はい。
ハネガジという魚です。
水深20メートル辺りで出会いました。
ハネガジって、聞いたこともない名前ですね。
頭をもたげているところです。
目がありましたね。
じっとしてますね。
近寄ってみると、しま模様が印象的でした。
ああ、そっか、確かにね。
泳ぎ始めた。
ウミヘビのような感じ。
本当、蛇のような感じですね。
このハネガジ、専門家でも生きている姿を見たことがないほど、珍しい魚なんです。
北海道の魚を40年以上研究している、海洋生物学の矢部衛教授です。
生きている状態で見つかったことがほとんどないため、研究が進んでいないというハネガジ。
水深200メートルほどの深海に住んでいると考えられています。
非常にユニークな泳ぎ方してます。
ハネガジはこの姿勢で、餌となる小魚やゴカイを待ち受けているのではないかと話していました。
そういうことなんですね。
さらに、深海に住むハネガジが、なぜ浅い所で見られたのか、矢部教授は、ある仮説を立てました。
それは産卵です。
産卵?
へー、生きている状態で見つかったことがほとんどない、このハネガジ。
発見したとき、興奮したでしょう?
いえ、実はですね、水中で見たときには、そんなに珍しい魚とは知らずに撮影してました。
そうなんですね。
はい。
しかし、細長い魚は数多くいるんですけれども、そのどれとも違うので、一体、なんという魚だろうとは思っていました。
どうしてこのハネガジの生態というのは、これまで、それほど知られてこなかったんでしょうか?
矢部教授によると、そもそもハネガジは、個体数が少ないうえ、たまたま浅いところに上がってきても、この季節に潜水するダイバーもそんなに多くはないことから、今までほとんど人の目に触れてこなかったのではないかと考えられています。
なるほど。
貴重な一瞬だったわけですね。
これ、上がってくるのは矢部教授によりますと、産卵のためと推測されてましたよね?
実はこの時期は、ほかの生き物たちにとっても、産卵のシーズンなんです。
こちらをご覧ください。
繁殖の時期を迎えた毛ガニです。
オスとメスがぴったりくっついています。
あら、ラブラブですね。
ラブラブですね。
私たちが近づくと逃げようとしましたが、オスはメスを抱きかかえて、放そうとはしません。
もう、流氷がとけるぐらい、お熱いと?それだけの子孫を残そうと?
そういうことですね。
こちらは、オニカジカ。
手前に見えるのは卵です。
卵を守るため、親はひとときもそばを離れないといいます。
このオニカジカの卵、そろそろふ化を迎えるころです。
いやー、この時期の海って、いてついているように思えますけれども、その水面下、海の中では、春に向けて着々と進んでるんですね。
おっ、で、これは?
こちら、クジラです。
流氷が去り始める春には、一気に増えた生き物たちを狙って、クジラなどの大型の哺乳類も集まってくるんです。
クジラまでやって来るんですね。
はい。
羅臼の海の恵みが増えるのはこれからです。
ますます楽しみな季節、迎えるわけですね。
佐藤カメラマンとお伝えしました。
では、次のニュースです。
きょう未明、静岡県沼津市の住宅街で、住宅や店舗など少なくとも4棟が焼ける火事があり、このうち1棟の住宅に住む高齢の夫婦と火事のあと、連絡が取れなくなっているということで、警察と消防が確認を急いでいます。
きょう午前1時45分ごろ、静岡県沼津市の住宅街で、火災が起きていると消防に通報がありました。
消防車10台が出て消火に当たり、火はおよそ4時間後にほぼ消し止められましたが、消防や警察によりますと、住宅や飲食店など、少なくとも4棟が焼けたということです。
警察の調べによりますと、被害が出た住宅に住む82歳の夫と、79歳の妻の2人と火事のあと、連絡が取れなくなっているということです。
警察と消防は、高齢の夫婦が火事に巻き込まれた可能性があると見て、確認を急いでいます。
現場はJR沼津駅から南西に1キロほど離れた住宅街で、店舗や住宅が密集しています。
続いても火事のニュースです。
昨夜、山梨県北杜市で住宅1棟が全焼し、この家に住む親子2人と連絡が取れなくなっています。
昨夜、山梨県北杜市の冨高昭夫さんの住宅から火が出て、木造平屋の住宅1棟と隣接する物置が全焼しました。
警察によりますと、この家には3人が暮らしていて、火が出たとき、冨高さんは外出していて無事でしたが、一緒に住んでいた母親の昭美さんと、妹のいつみさんの2人と連絡が取れなくなっているということです。
警察と消防で2人の行方を捜すとともに、火事の原因を調べています。
きのう、パキスタンでバスなど車4台が相次いで衝突・炎上する事故があり、合わせて31人が死亡しました。
パキスタン南西部の高速道路できのう、長距離バスとトラックが正面衝突し、さらに後ろから来た2台の車が追突して、4台とも炎上しました。
警察によりますと、この事故で、女性や子どもを含む31人が死亡、少なくとも15人がけがをしました。
事故を起こしたバスは屋根の上に隣国イランから密輸したガソリンや経由を入れた容器を積んでいたということで、警察は衝突のはずみでガソリンなどに引火し、被害が広がったと見て調べています。
気象情報、再び南さんとお伝えします。
北日本なんですが、きょうは雪ですとか、風、どうでしょうか?
そうですね、きょうは徐々に収まってきそうです。
午前3時の天気図を見ますと、南シナ海に高気圧の中心があって、西日本や東日本は高気圧に覆われています。
まだ北日本付近は、西高東低で弱い冬型の気圧配置が続いて、ところどころで日本海側、雪が降ってますけども、夜になりますと、高気圧の中心が九州付近に移って、冬型の気圧配置も徐々に弱まってくる見込みです。
北日本の天気もきょうは徐々に回復に向かっていく見込みです。
昨夜からの雲の移り変わりです。
西日本や東日本はほとんど雲がなく、よく晴れて、日本海には寒気に伴う雲があって、その雲が現在、新潟から北海道にかけての日本海側にかかってますので、まだ山沿いではところどころで雪が降っています。
きょうのこのあとの天気の移り変わりです。
新潟や東北の南部の山沿い、そして北海道の山沿いなどでは、お昼過ぎぐらいまでは雪の降る所が多い見込みです。
午後になりますと、北日本の天気も徐々に回復に向かって、日中は全国的に晴れる所が多くなってきそうです。
そのため気温も結構上がりそうなんですね。
…なんですね。
これはきのうの午後3時の気温で、こちらはきょうの午後3時の気温の予想です。
きょうは黄色い部分が結構ありますね。
きょうはね、15度から20度ぐらいまで上がるような所も、東日本や西日本は多くなりますので、きょうの日中は4月初めぐらいの暖かさの所が多くなりそうです。
桜のつぼみもたぶんね、一気に膨らんでいきそうですよ。
そうですね。
ではきょうの各地の予報です。
2014/03/23(日) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]

▽厳寒のオホーツク海へ 氷の下に生物の楽園が

詳細情報
番組内容
【キャスター】近田雄一,江崎史恵,【スポーツキャスター】筒井亮太郎,【気象キャスター】南利幸
出演者
【キャスター】近田雄一,江崎史恵,【スポーツキャスター】筒井亮太郎,【気象キャスター】南利幸

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ニュース/報道 – 定時・総合
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