シリーズ世界遺産100「メテオラ〜ギリシャ〜」 2014.03.23

(テーマ音楽)
(江守徹)ギリシャのほぼ中央に位置するメテオラ。
岩山が垂直に林立しています。
高さは600mにも及びその絶壁の上に建物が建っています。
メテオラはギリシャ語で「宙に浮く」という意味のメテオロスに由来します。
宙に浮くのはキリスト教の修道院です。
14世紀の初めイスラム勢力の支配を逃れたギリシャ正教の修道士たちがここに新たな祈りの場所を築いたのです。
この絵は18世紀のものです。
上から綱をつるして食料や荷物を引き上げています。
修道士たちははしごや縄ばしごを伝ってよじ登っています。
頂上の修道院へ行く階段がなかったからです。
1人の修道士が岩山のふもとから修道院に登る映像です。
今からおよそ90年前に撮影されました。
頂上の修道院に到着するのにおよそ30分かかっています。
当時の網袋が今も残されていました。
頂上まで階段で上れるようになったのは20世紀に入ってから。
世界遺産になった今は多くの観光客が訪れます。
かつて24を数えた修道院も今建物が残るのは8か所だけ。
ここはメテオラで最初に建てられた…。
修道士たちが人や荷物を引き上げた巻き上げ機です。
この巻き上げ機が地上と頂上を結ぶ唯の手段でした。
このたるは16世紀ごろに作られました。
岩山には水源が無くたるに雨水を蓄えていました。
外敵を防ぐためとはいえ不便な岩山をなぜ選んだのでしょうか。
修道院は祈りを通して自らを高める場所です。
生活は困難ですがだからこそ雑念に悩まされず祈りに集中できるのです。
人を寄せつけない岩山ですが激動の世紀と言われた20世紀には断がいの上の修道院も戦争の影響を受けています。
第2次世界大戦でギリシャは戦場となりナチス・ドイツ軍が侵攻してきました。
戦後内戦がぼっ発。
メテオラは反政府ゲリラの砦となりました。
この女子修道院にもゲリラが立てこもり修道士たちは閉め出されてしまいました。
内戦は3年間続き修道院は閉鎖寸前に追い込まれました。
反政府ゲリラによって傷つけられたイコン。
修道院は戦争のつめあとをそのままにしています。
イコンの傷は悲しい出来事を忘れないために残します。
これを見る度に私たちは人々が争った不幸な歴史を思い出し世界の平和を願わずにはいられません。
さあ皆さんお待ちかね!登場するのは2014/03/23(日) 04:25〜04:30
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「メテオラ〜ギリシャ〜」[字]

天空の聖堂 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
天空の聖堂 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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