(設楽恭介)ほぉ〜ハッ。
(金城斗志美)お父様ったらこんなに残して!斗志美さん師範のご体調は?食欲はあるそうなんですけど歯が痛むらしいんです。
(金城新十郎)あぁ寒い!痛い。
寒い痛い…。
だから言ったでしょ!ちゃんと歯医者さんに行って親知らず抜いてもらってって。
恭介。
はい。
親の心子知らず。
子の心親知らずがズッキン。
はい!?ズッキンズッキン。
すいません分かりません。
(母親)ヨシオ!
(ヨシオ)ただいま母さん。
(母親)あなた無事だったの?えっ?何の話だよ。
だってさっき事故を起こしたから…。
示談金払ってほしいって電話家にかけて来たでしょう。
俺そんな電話してないよ?何ですか?これ。
(川萩剛)んっ?これは警視庁が作った振り込め詐欺の被害防止ドラマだ。
(双葉)この後俺出て来っから。
(一同)えっ!
(関川)え〜!犯人役で?バカ刑事役に決まってんだろ。
ハハハ…。
あっほら出た俺。
おっおっ…!それでは被害状況のほうをちょいと聞かせてもらえますか?ハハハ…!うわ〜!すごい!セリフしゃべってる。
まぁな。
(森山)芝居が古いな!まぁ確かにそうだったかな。
(大友)振り込め詐欺の手口は年々巧妙になって来ていて被害者も後を絶たない現状ですね。
そうだなぁ。
連中も警察に捕まらないよう必死だからな。
(海月千波)でもどうして騙されちゃうんでしょうね?親なら自分の子供のことぐらい分かりますよね?そこが盲点なんだよ!子供を思う親の気持ちはいくつになっても変わらんもんだ。
振り込め詐欺はそこにつけ込んだ断じて許されない犯罪だ!
(北里亮介)ふ〜ん。
んっ?何だ?何だよ。
どうした?
(北里)別に。
(小早川)君を一課に配置してからというものますます警部の活躍が目に余るようになったぞ。
(井上)あっはい。
このままでは総監が考える警察全体の組織改革に拍車が掛かってしまう!
(井上)あっ副総監それは違います私のリーダーシップがどうのこうのよりまぁ検挙率逮捕までのスピードが上がったということでそこに海月警部の活躍が…。
(小早川)言い訳がましいな!私は結果が欲しいんだよ!申し訳ありません!もう少しお時間をください。
時間を?もはや君に残されてる時間は少ないぞ。
(指で机を叩く音)あっ総監!
(越前)海月警部ご苦労さんどうです?調子は。
今日は事件もないので平和です。
こんな日がず〜っと続けばいいんですけどね。
そうだね我々の出番がないことは喜ばしいことだ。
犯罪が起きるのを待つのではなく犯罪が起こらない世の中をつくるこれが我々警察の本来の目的ですからなぁ。
はい。
(越前)フフフ…。
よし!今日はそろそろここで引き揚げるか。
(一同)はい。
恭介。
はい。
一杯どうだ?あっいいっすね。
じゃあこれ終わってから追い掛けます。
例のとこだ。
あっ了解です。
じゃあ後でな。
ありがとうございます。
(大友)お疲れさまでした。
はいお疲れ〜。
何ですか?もう〜。
あっいや別に…。
(関川)邪魔ですよ。
北里さん何かあったんですか?誰かが聞いてくれるの待ってたんです!実は博多から母が突然上京して来ることになりまして。
え〜よかったじゃないですか。
おかあさんに親孝行できるじゃないですか。
それが…そうでもないんだ。
はは〜ん分かったぞ!お前があり得ない大出世をしたと母親にウソをついたが母親が職場を見たいと言い出したどうだ?まさかそんな…今までドラマで100万回見たことあるような話ねぇ?ハハハ…。
そうかまさかだな申し訳ない。
そんな安易なパターンのウソつくわけないないない。
ないないない。
ないないない!ないないない!ついちゃったんです。
(一同)え〜!?はぁ?お前が係長?すいません。
(関川)どうします?
(北里)おい!どうしましょう?いやどうするってなぁ。
つまりおかあ様が来てる間みんなに北里の部下のお芝居をしろってことよね?
(双葉)俺達がこいつの部下?やりましょうよ!えっ?いいじゃないっすかそのぐらいのこと。
どうしたの?設楽やけに熱くない?いやせっかくおかあさんがはるばる博多から来るんですから。
ねっ警部!えっ?あぁ…はい。
じゃあ仕方ない付き合ってやるか。
えっ!?係長〜!バカお前のためにやるんじゃないよ!お前の母ちゃんのためにやるんだ!
(北里)はい。
刑事が人を騙していいんですか?バカ人助けじゃないの。
皆さんありがとうございます〜!それでかあちゃんいつ来るんだ?明日です。
(一同)え〜!♪〜
(大友)♪〜ブランデーもう一杯。
♪〜♪〜
(大友)ブランデーもう一杯。
(マスター)はい。
(マスター)どうぞ。
すいませんお待たせしました。
お〜お疲れ。
お疲れさまです。
(マスター)いらっしゃいませ。
あっどうも。
ねぇどうしたの?セニョール・タケ。
今日のギターいつもより悲しい音色だったわよ〜。
(海月健夫)マスター俺父親失格だ。
(マスター)どうして?あんたみたいないい父親そうそういないわよ。
いや〜うっかり騙されちまったんだよ。
あの…「パパ助けて詐欺」にさ。
(マスター)あらやだえっ!?はぁ〜。
(北里)あの〜警部折り入ってお願いが…。
えっ?実はもう1つ母にウソをついておりまして。
えっ?母は僕が独り身なのをいつも心配していてこう…安心させるために僕には結婚間近の恋人がいるって言っちゃったんです。
はぁ。
母がいる間だけでいいんです僕の恋人のふりお願いできませんか?私がですか?そうですかお2人は警察官。
はい。
先ほどの話詳しく伺ってもよろしいですか?自分達セニョール・タケさんの力になりたいんです。
はぁ〜1週間前のことです。
もしもし?
(女)もしもしパパ?私千波か?そう千波パパ助けて!
(健夫の声)娘が出た後電話の相手が代わって…。
(男)もしもし弁護士の村本と申しますおたくのお嬢さんがちょっと困った目に…うちの娘が何か?
(健夫の声)娘が誰かにケガをさせたと思った私は家の住所を教えましたするとしばらくして村本弁護士の使いだというスーツを着た若い男が来ました。
(大友の声)受け子ってやつだな。
最近は足がつかないよう金は振り込ませず直接自宅まで取りに来るんです。
被害金額は?50万円。
封筒に入れて渡しました。
それが詐欺だと分かったのは?事故のことが心配になって後から名刺の番号に電話をしてみました。
でも番号は使われてなかった。
お嬢さんにはその後確認は?
(健夫)いや娘には言えません。
実はうちの子も警察に勤めてるんです。
えっ?警察に勤めてて…千波?いや似てないな。
そうですね。
何か?いえで被害届は?出す気はありません。
警察に勤めている娘の親がこんなみっともない詐欺に遭ったなんてもう恥ずかしいやら娘に申し訳ないやらでハハハ…。
(北里)うぅ…!あっ。
ちょっと北里さん大丈夫ですか?もう何であんなにいっぱいお酒飲んじゃうんですか?そりゃ警部がOKしてくれたからですよ嬉しい…。
僕をこげん酔わしてどこ行くとですか?いやいや…だから北里さんのお家どっちですか?あっち〜。
えっ?あの〜もう…はぁ〜。
(海月桃子)すいませんご迷惑お掛けして娘のことになるとどうしようもなくて…。
いえ事件の話を伺ったらどうしても協力をさせていただきたくなりまして。
ご主人を騙した詐欺犯我々が捜します。
お2人とも警察の方なんて心強いです。
はぁ。
あっごめんなさいお座りください。
失礼します。
失礼します。
まぁ〜あの…お2人ともご結婚は?独り身です。
自分もまだ。
あらそうなんですか!やだあの…実はね娘がお年頃でしてお2人のような方とお付き合いしてもらえたらなぁなんて。
あっそういえばセニョール・タケさんのお嬢さんは?「セニョール・タケ」なんてお恥ずかしい。
あのホントはねカルロス・フレドリック・タケっていうステージネームなんですよ。
でもコテコテの日本人でアハハ。
はぁ…。
・ただいま・あっ娘帰って来ましたおかえり〜!ママお水ちょうだい。
嫌!その人嫌!ちょっと帰る方向分かんなくなっちゃって。
タクシーで連れて帰って来ちゃった。
(桃子)でもその人もうお別れしたんじゃないの?警部!えっ?大友さん設楽さん。
(桃子)えっ?千波お知り合い?職場の先輩。
やっぱり警部の…。
何という偶然。
ちょっとどうしてお2人が家に?警部何で北里さんと一緒に?あぁ実は私北里さんの婚約者になることになって。
うぅ…。
そうなんですか?いつの間に…。
千波ね職場でそういうのママよくないと思うわよ。
特にこの北里は。
おい千波風呂入るぞ風呂…。
うるさい北里!でお2人はどうして家にいるんでしたっけ?実はねパパが詐欺に遭ってお2人に相談に乗っていただいてたの。
え〜!?あの昨夜はホントにすいませんでした。
あの詐欺の件でもお騒がせしちゃって。
何か世話が焼けるっていうかうちの父ホントにしっかりしてなくて…。
(大友)いえおとう様の被害届はなるべく早く所轄へ出してください。
警部捜査の合間にでも詐欺犯の手掛かりを見つけましょう。
ありがとうございます。
あの皆さん今から母を連れて来ますんでよろしくお願いします。
あ〜そうかそうか…。
(関川)係長プレートプレート。
あ〜そうかそうか…。
そこっすか?いやいいんだいいんだ。
あ〜みんなお疲れさん。
母がちょっと挨拶をねいいよ。
(北里スエ子)あんた手を引かんね。
あぁそのままそのまま。
まぁ皆さんいつも息子がお世話になっとりま〜す。
ようこそお待ちしてました。
このジャガイモは誰ね?ジャガイモ?部下の川萩オカン話したことあったろ?あったね空気ば読めん平の刑事さんって。
そうです。
あとこれも俺の部下達。
北里係長のお母さん私…。
いや〜よか男ね〜。
何だろかあっちと全然違うね。
(北里)うんだよね〜。
恐縮です。
(双葉)北里この野郎…。
双葉さんまぁまぁ…ハハハ。
(田淵)失礼しますこれ北里さん宛に…。
私がね私が頼んだこれねお土産たいみんなに。
(森山)お土産お土産!お土産明太子かな?博多だけに。
ジャガイモ。
えっジャガイモ?あんたね博多てそれしか知らんとや?何でんかんでん明太子…って今いろんなものが出とっと。
ほら!こんにゃく明太子味な。
ちょっと待ってよほらこれ『めんたいキャンディー』。
これも見なっせ『めんたい大福』じゃ。
ハハハ…結局明太子祭りじゃないか。
何か文句あっとか?ジャガイモ。
ありません!ジャガイモありません。
(大友)おかあ様東京を楽しんでください。
親子水入らずでよか思い出ばつくってくださいね。
あんた九州の人?あっはい長崎です。
そうね。
やっぱ九州男児はよか男が多かなぁ。
嬉しかたいうんうん…。
あっそれより亮介婚約者ってどの人?
(関川)婚約者?あ〜うん…。
はじめまして海月千波です。
え〜!?お前ら…いやお2人さんいつの間に…?たまげたよ。
聞いとる通りたいこんコか。
愛らしかねぇ亮介。
うんまぁね。
(田淵)ウソ…。
多分婚約者のふりも頼んだね。
これまたドラマで200万回見た設定だけど。
そうやオカンあの…どっか行きたいとこないと?歌舞伎寄席スカイツリー…。
(ベル)おい電話!はい18係。
はい急行します。
品川西署管内で殺人事件捜査本部立ちます。
よ〜し行くぞ!こら〜!こらジャガイモ!えっ?ジャ…?なんぼ偉そうに言いよっと?すいません。
よし行こう!
(一同)はい。
オカンゆっくりしとってあの…戻って来るけんすぐ。
あっ田淵君。
はい。
母をよろしく。
えっ?
(北里)はいはいはい。
係長!きばんなっせよ〜!えらかもんねぇ。
すいません!すいません!すいません!すいません!すいません!すいませんすいません…。
え〜ガイシャの名前は太田真治19歳城信大学1年生。
中西頼む。
(中西)はい。
え〜死亡推定時刻は昨夜10時頃。
凶器は酒瓶で背後から後頭部を殴打した損傷によるくも膜下出血が死因とみられています。
ちなみに持ち手にしたであろう部分の指紋は拭き取られておりました。
第一発見者の管理人が部屋を訪ねた時部屋には施錠されておらずまた他から強引に侵入された形跡は見当たらなかった。
同じくガイシャには着衣の乱れも争った形跡もない。
ガイシャの頭部の痕から殺人事件と断定して間違いあらへん。
ガイシャのトラブル交友関係中心に詳しぃ調べてや。
以上解散!
(一同)はい。
設楽さん質素なアパート住まいの割にはいい家電がいっぱい置いてありますよね。
実入りのいいバイトでもやってたんですかね?
(関川)ありがとうございます。
そちらにお住まいだった太田さんについてお伺いしたいんですが。
何かお友達が来てたとか…。
(大友)そっちはどうだ?今んとこは有力な情報はないですね。
(茜)私心配してたんです。
もしかしたらいつかこんなことになるんじゃないかって…。
…というと?真治割のいいバイトをしてるって言ってました。
詳しいことは教えてもらえなかったんですけど。
短時間のデリバリーの仕事だって。
デリバリー?
(茜)はい。
当日に電話で時間と場所の指定だけされるって。
でもバイト代は悪くないって…。
私そんなヤバそうなバイト絶対辞めたほうがいいって言ってたのに…。
太田さんはどうやってその仕事を?紹介されたって言ってました。
漫画喫茶で知り合った人から。
えっ?
(店員)あ〜この人なら常連さんですよ。
こちらで誰かと親しくしているような人は?よく待ち合わせされてたみたいですよ。
待ち合わせ?ええ。
あっあの人です。
ありがとうございます。
あのすいませんちょっとお話伺ってよろしいですか?
(高木)はい。
うぉ!待ってください!
(高木)うぅ〜!あっちょっと…。
待て!よし。
よし!ウッソ!こら!何で逃げんだよ!
(高木)痛いって!警部!所持品を!はい!暴れんな!おら暴れんじゃねえよ!太田なんて人知りませんよ。
それにね俺は何もしていません。
じゃあ高木さんよ何で逃げた?あんたのバッグから出て来た他人名義のキャッシュカードの数々これだけでも十分嫌疑に値するんだぞ。
あんたが持ってた封筒の1つから太田の指紋が出たそうだ。
さぁさぁ…!観念しやがれ!直接太田をやったかどうかはともかく太田殺しの何かを握ってるのは間違いないですね。
(大友)そうだな吐くのは時間の問題だろう。
それはそうと警部お父さんの詐欺事件の件…。
あっそれはもういいです。
うちの父がバカなことをしちゃっただけですから。
(ドアが開く音)ただいま。
お〜!千波おかえり。
あ〜千波パパな…。
パパ私に隠してたなんてひどくない?
(桃子)パパはね千波に…。
もういいよ。
疲れてるから。
(ドアが閉まる音)はぁ〜。
千波やっぱり俺のこと怒ってるなぁ。
パパ…。
相変わらずの黙秘か。
(井上)奴の拘留期限が切れんのは?明日の12時です。
もうすぐやないか。
お前ら早吐かさんかい。
あっ警部これ。
んっ?何ですか?警部のお父さんがお金を渡した男の似顔絵が入ってます。
お父さんの証言を聞いて作ってもらったんです。
警部から確認していただきたくて。
設楽さん!もうこれはホントにいいんですうちのことは。
それよりも今回の事件の捜査のほうが私にとっては大事なんです!でも警部…。
(警官)失礼します。
警視庁の北里係長のお身内という方がおみえになりました。
北里係長…係長は私だ。
あっ!
(スエ子)お世話になりましたね。
(北里)オカン!ダメ…。
わ〜ジャガイモ!
(北里)ねぇこげんとこ来たらダメばい。
今日浅草行くって言うとったろうもん?
(スエ子)行ったとよ!そしたら帰り道が分かんなく…。
あんた言うたでしょうが…。
おい誰や?このオバハン。
(スエ子)ちょっと待てオバハン?あんたね?言うた奴は。
あんたたい?ゴボウは。
アハハ!聞いとるよ。
あ〜らいつもあんた怒鳴って威張って自分じゃな〜んもせんとやあんたろくなもんじゃなかよ。
(井上)おい何の話や?
(北里)あ〜オカン!ちょっと外で待っとって…。
いやいやそうじゃない。
いや今日はね千波さんばあんた迎えに来たってん。
夜さ食事ばしようと思って。
あんたと私と千波さんとねぇ。
アハハハ…。
(北里)それは後でよかろうもん!すいません行くばい…。
今…ダメだ今!ありがとうございましたねぇお気を付けて。
じゃあオカンこれね。
あぁありがとう。
はいどうぞ。
(スエ子)警部さんって偉かねぇ。
いやばってんさそんなんだ仕事が忙しか上によあんたうちの息子と結婚するってどがん夫婦になっとだろうかね。
えっ…。
いや違うオカン気が早かってん俺らまだそげん…。
あんたには聞いとらんでしょうが。
私は千波さんに聞いとっとたいね。
えっいや…。
えっと私は…。
え〜?結婚したらまぁ旦那さんとはうちの両親のような…。
あっ…うちの両親のような夫婦になりたいです。
いつも仲良く冗談ばっかり言い合って笑い合ってるような。
であの仕事はどがんすっと?いやだけんオカン…。
あんたは黙っとんなっせい!ねぇ。
あぁ…え〜私は困ってる人の役に立ったり弱い人のために力になってあげられるようなそんな警察官になりたいんです。
まだまだこれからなんですけど。
偉かあんた偉か!分かったろ?分かったろ?
(スエ子)うん分かった。
そんぐらい千波は俺との結婚を真剣に考えとうっちゅうことよ。
オカンオカンほら何か飲まんね。
あっビールより焼酎のほうがよか。
(北里)芋でよか?あんた芋に決まっとでしょ!芋たい芋芋!
(健夫)悪いね今日は家内が女子会に行ってるもんでね。
あぁいえ警部のお父さんにこれを確認していただきたくて。
聞いた情報を基にこちらで作成してみました。
いかがですか?そっくりだ。
では早速所轄に伝えておきます。
すいませんまだ事件の手掛かりは何もつかめてません。
いや金のことは正直どうでもいいんだ。
私が許せないのは私自身なんだ。
親の私が頑張ってる娘の足を引っ張ってしまって。
刑事として一人前になろうとしている娘に申し訳なくってね。
設楽さん達にも迷惑を掛けちまった。
あぁいえそんな…。
すいません。
娘は小学校の頃いじめられていたんです。
クラスにいじめられてる子がいましてねその子をかばったら今度は自分がいじめられる側になった。
でも娘は私や家内には話さずず〜っと1人で頑張っていたんですよ。
ある時娘は派出所のお巡りさんと仲良くなりましてね。
その人といろんなことを話してるうちに絶対に自分はいじめには負けない悪いことは悪いと言える人に。
そして将来は警察官になろうと決めたんです。
でも大事な一人娘だから私達はあの子が警察官になることに反対をした。
でも娘はどうしても人の役に立ちたいと自分の意志を貫き通しました。
そうだったんですか。
そんな娘に余計な心配をかけちまって親として申し訳ない。
こんな親だからあの子に嫌われて当然です。
ハハハ…情けない。
必ず犯人を捕まえます。
(北里)オカン俺もオシッコ。
はいはい…タッチ。
これ少なくて申し訳なか。
あっ警察官はこういうものは受け取れません。
あっいえ警察官じゃなくても。
実はですねあのうちの息子は私に今でも仕送りばしてくれとりますもんね。
いや十分無理しとると思いますよ。
だけんこれで2人でおいしかもんでも食べてください。
はぁ…いえ受け取れません。
亮介もねもう40歳近くになりますけどねそれでもね子供は子供ですもんね。
はぁ〜今日はちゃんとごはん食べたかなぁとかね。
忙しゅうして寝とらんじゃなかかなとか寒かったら風邪ばひきよっとじゃなかろうかとかね。
仕事ば失敗して皆さんの足ば引っ張っとっとじゃなかろうかとか。
ハハハ…親ってのはそういうもんですたいね。
えぇもう子供ば心配すっとが親の仕事ですもんね。
千波さんあんたホントにいいご両親の元で育ったね。
はいはい。
あ〜!では僕はそろそろ。
あぁ付き合わせて悪かったね。
あぁいえごちそうさまでした。
んっ?『どんたく信用金庫』?所持品を!はい!あのもしかしてご出身は博多ですか?そげんたい何で分かったと?あっ自分長崎なんで。
お〜九州男児。
はい。
でも珍しいですねあの信用金庫の封筒。
郷土愛の強かけん地元は離れても口座ば使いよったい。
じゃあおとうさんが詐欺犯にお金を渡した封筒というのは?おぉその『どんたく信用金庫』の封筒たい。
東京に支店はなかけん知名度は低かよ。
あのちょっとお借りしていいですか?
(健夫)おぉどうぞ。
(双葉)高木がオレオレ詐欺グループの一員?はい海月警部の家に金を要求する電話をかけ父健夫さんを騙したグループの1人。
そして殺された太田は主に現金を受け取る受け子です。
っていうか親がオレオレ詐欺に遭ってたの?「オレオレ」ではなく今は「母さん助けて詐欺」です。
(大友)厳密にいうなら「パパ助けて詐欺」だ。
(関川)どれでも詐欺には変わりないっすよ。
しかしガイシャの太田と海月の親父の詐欺事件とどうして関連性があるって分かる?高木がこの封筒を持ってました。
どこにでもある封筒ですが東京ではあまり出回ってないものです。
そして警部のお父さんが詐欺犯のXに渡した封筒も同じ封筒でした。
そんなことでは確信が持てん。
(中西)設楽!鑑定できたよ。
もらった指紋のサンプルこれと同じものが採れた。
ありがとうございます。
高木の持っていたこの『どんたく信用金庫』の封筒から警部のお父さんの指紋が見つかりました。
えっ?えっ?なるほどこれで警部のお父さんから金を奪った受け子Xと取り調べ中の高木がつながったというわけか。
(大友)そのXもガイシャの太田も高木が操っていた受け子だな?その可能性が高いかと。
お〜お手柄だな。
これに気づいたのは警部のお父さんのおかげです。
(大友)殺人の動機は金目当ての仲間割れかもな。
それじゃ高木を追い込めば殺人犯も詐欺犯も両方捕まえられるってことね。
高木の拘留期限は12時までや徹底的に調べろ。
(一同)はい。
よし頼むよ。
双葉さん。
自分にやらせてくださいお願いします。
ある詐欺被害者が受け子に渡した封筒があなたのカバンに入っていました。
あなたはオレオレ詐欺グループの一員ですね?今警察はあなたを犯罪者として裏付けるためにあなたの銀行口座やクレジットカードの明細照会交友関係そしてご両親にも捜査の手を伸ばそうとしています。
その時ご両親には詐欺罪と殺人罪のこともお話しせざるを得ません。
ご両親はどれだけ悲しむでしょう…。
もしあなたが殺人を犯していないのならホントのことを話してもらえませんか?高木さん!俺あいつに殺されたくないんです。
んっ?太田が殺されたってニュースで知った時すぐにあいつがやったって分かりました。
あいつって誰です?
(高木)名前は知りません。
けど俺あいつの命令で太田とかに金の受け取りを頼んでてそいつらが回収した金をまとめてあいつに渡してました。
その人とはどこで会ってましたか?いつも六本木のトンネルの近くでした。
至急六本木のトンネル付近の防犯カメラの記録を当たれ。
高木と落ち合っている人物が写っていたらそれが詐欺グループのリーダーだ。
(大友)この方見ませんでしたか?ちょっと僕は分かんないです。
そうですか。
関川向こうだ。
(関川)はい。
ちょっと分からないですね。
(北里)ありがとうございます。
う〜んそう簡単には見つかりませんね。
はい徹底的に捜しましょう。
はい。
あっ警部あれ!えっ?違いますよ。
いや…。
警部のお父さんを騙したホシです。
えっ!?あっ。
(大友)恭介!あっ大友さん。
(大友)受け子見つけたんだって?はい。
あいつが警部のお父さんから金を奪った奴です。
あっ!誰か来ました。
奴が高木の言ってた奴ですね。
(大友)恭介。
はい。
はい?
(男)もしもし母さん?
(屋鋪)次これやっとけ。
ありがとうございます。
警部応援を要請して表で待機してください。
えっ設楽さんは?ここで見張ります。
分かりました。
すぐに応援をそっちに回す設楽は丸腰のはずだ。
くれぐれも応援が到着するまで自重するよう伝えてくれ。
(大友)はいはい了解。
現場に急行します。
(男)いや〜ホントバカな親達だよな簡単に300万円払っちゃうんだからフッ。
貴様ら〜!詐欺犯のアジトは?こっちです。
(双葉)どこだ?ハァ…あ〜あのこっちです。
ハァハァ…あれ?設楽さん?設楽さん…。
すいません…。
(スエ子)皆さんホントにお世話になってありがとうございました。
もうお帰りですかいや〜残念ですハハハ…。
ジャガイモ。
はいジャガイモです。
今は平でもねあんた必ず必ず出世する。
私の目に狂いはなか。
そうですかありがとうございます。
千波さん今度ねあの博多に遊びに来んしゃい。
ここにお薦めスポット書いとるけん。
ありがとうございます。
じゃあ皆さんどうもホントにありがとうございました。
いえ。
じゃあちょっと送って来るからはい行こ。
はい。
お気を付けて。
何だかやれやれだハハっ。
いや〜でも何かいいことすると気持ちがいいっすね。
っていうか関川あんた何もしてないじゃん。
いや〜俺達の名演技最後までバレなかったようだな。
いや〜この貸しどうやって返してもらおうかなぁ?あのかあちゃん100%信じて帰ってったもんな。
さぁどうでしょう本当はおかあさん息子のウソ全部分かってたっていうのもこれまたパターンですから。
そのパターンもあんのか。
あっあの…。
んっ?んっ?
(スエ子の声)「この度は本当にありがとうございました。
これから立派な警察官になって世のため人のために尽くしてください。
あなたのように国を背負って立つ女性は息子にはもったいなか。
母親の私から慎んでご遠慮申し上げます。
いつか息子が本当の係長になった時またお会いしとうございます。
北里スエ子」。
(森山)ほらやっぱり気付かれてたじゃない。
うん…。
あっお疲れさまです。
捜査二課に行って来ました。
おとうさんが騙し取られたお金全額は戻って来ないそうです。
被害者の皆さんで分配することになるので。
私今回はいつもより勘が鈍ってました。
捜査に集中できなくて刑事失格です。
いや仕方ないっすよ。
身内が被害に遭ったんすから。
設楽さんホントにすいませんでした。
私詐欺に遭ったことを父が私に隠してたことがどうしても許せなくて…。
おとうさん言ってました。
頑張ってる警部に迷惑掛けて申し訳ないって。
いいお父さんじゃないっすか。
うらやましいです。
じゃあ失礼します。
あっ大友さんまだいらっしゃったんですか。
今回は父がお世話になりました。
いや自分より恭介の熱意ですよ。
んっ?
(大友)あいつ九州で生まれた後早くに両親を亡くしたんです。
えっ?それから親戚をたらい回しにされていっとき道を踏み外しかけたこともあったようです。
でもそんなある時恭介は全国を修行行脚していた南心流の師範に拾われ引き取られました。
あぁ…。
そしてその道場で鍛えられながら「亡くなった両親に恥じない自分になろう」そう思ったそうです。
そうだったんですか。
(大友の声)そんな思いが今回あいつの心を強く動かしたんだと思います。
あ〜。
あぁおふくろ?大介やけど。
いや…別に。
うん大丈夫。
いいよ俺持つよ。
いいわよ…珍しいわね直樹。
今日水炊きだろ?
(関川の母親)そうよ。
(森山)もしもしお母ちゃん?私。
うん。
娘の名前使て電話して来る詐欺もおんねんで。
うん。
これください。
はいありがとうございます。
青森まで送りたいんですがどれくらいかかりますか?母ちゃんか…。
ず〜っとおったら寒かったろうが?フフフ…。
こんなとこ置かんで巻いときって。
いい〜…。
ほら!ハハハ〜!
(斗志美)フフっや〜だお父様ったら!斗志美は小さい時どら焼きのな皮ばっかり食べてハッハッハ…!
(斗志美)フフフ…。
(金城)・あんこをおとうさんに渡してな困ったぞあの時は・
(斗志美)・そうだっけ?・
(金城)・おとうさんも皮食べたかったよ〜・警部めっちゃくちゃうまいラーメン屋さん近くにあるんすよどうですか?ダメです!現場に出てはダメです!海月警部の場所は分かるんです警部逆です!えっ!?警部!
(斗志美)・恭介さん・はい。
お客様がおみえです。
えっ?
(斗志美)皆さんどうぞお座りください。
ハハ〜すいませんね。
えっ?皆さん!係長までどうしたんすか?えっ?たまには部下の家庭訪問でもしようかなと思って。
俺はたまにはパ〜っと飲みたくなってな。
今日はお月さまもキレイだしね〜。
(関川)俺はまぁほら…何となく。
あっそうだ師範大丈夫ですか?へっ?亜利砂ちゃん温かい温かい脈もいいよ〜。
海月警部に誘われて合コン抜け出して来ちゃいました。
(北里)千波がさ…あっいや海月警部がここで飲もうって一斉メールくれたんだ。
誘われたら断らないそれが男だろ。
すいません大勢でお邪魔しちゃって。
皆さん…。
じゃあやりますか?おう。
(関川)よし。
(大友)よし。
あれお借りしたら?
(北里)すいませんあれをお借りしてもよろしいですか?「あれ」じゃ分かんないだろうが!お鍋…お鍋ね。
ハハハ…!ウソウソ…!ウソウソウソ!すいません!すいません!両隣女性ですよ。
ごめんなさい!
(金城の咳込み)師範師範…!
(金城)ヒュっヒュヒュ…。
やめてくださいよ。
おっおっよっ!おい!チョロチョロつぐなよ!シャバ僧が!すいませんえ〜そういうタイプ?俺こうやってみんなでごはん食べるの久しぶりだな。
私も何か家族みたい。
俺また家族持てんのかなぁ。
分かりませんまぁええやん。
あの〜何か?あなたが…まぶし過ぎるから。
えっ?ハハ…。
ダメですね書に雑念が見えます。
んっ?じゃあこうですか?雑念の塊じゃないですか。
あ〜あもう!だからここを…。
筆先を整えて。
はい。
あ〜分かりましたじゃあ1人で書きます。
どうですか?全然ダメです。
えっ?一つ一つ丁寧にですね…。
うん。
今週も予告が…。
間に合っておりません。
申し訳ございません!申し訳ございません!2014/02/22(土) 21:00〜21:54
読売テレビ1
戦力外捜査官 #7[字][デ]
千波(武井咲)の父親・健夫(伊吹吾郎)が振り込め詐欺に遭ってしまう。落ち込む健夫を見て、設楽(TAKAHIRO)は犯人検挙に意気込む。その設楽にはある思いが…。
詳細情報
番組内容
千波(武井咲)の父親・健夫(伊吹吾郎)が千波を装った振り込め詐欺の被害に。父親失格だ、と落ち込む健夫。それを見て設楽(TAKAHIRO)は憤り、犯人をこの手で捕まえようと意気込む。そこには、設楽の語らざる過去と「家族」というものに対する特別な思いがあった。だが、健夫の気持ちを知らない千波は、健夫に冷たく当たってしまい…
親子が互いに思う気持ちを利用した悪質な「振り込め詐欺」に千波と設楽が挑む!
出演者
武井咲
TAKAHIRO
八嶋智人
徳重聡
濱田マリ
野間口徹
木下隆行
手塚とおる
渋谷謙人
水沢エレナ
伊吹吾郎
北川弘美
小籔千豊
YOU
佐野史郎
関根勤
柄本明ほか
原作・脚本
【原作】
似鳥鶏「戦力外捜査官 姫デカ・海月千波」(河出文庫)「神様の値段 戦力外捜査官2」(河出書房新社・刊)
【脚本】
関えり香
監督・演出
【演出】
中島悟
音楽
【劇伴】
小西康陽
【主題歌】
「Love Story」EXILE TAKAHIRO(rhythm zone)
制作
【プロデューサー】
次屋尚
大塚英治
【制作協力】
ケイファクトリー
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
サンプリングレート : 48kHz
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