ティーンズプロジェクト フレ☆フレ「アニメ制作プロジェクト最終回」 2014.02.22

ひとりの夢がみんなの夢に!アニメをゼロから作るアニメ制作プロジェクト。
略してアニプロ。
その第5回。
プロジェクト完結編にして最大の山場がやって来ます。
「駄目だよ。
本当に欲しいならちゃんとつかみ取らなきゃ」。
映像に声を入れるアフレコ。
声優志望のチャレンジャーたち8人はこれがやりたくて頑張ってきました。
「人よりも努力はしてるんですけどね」。
準備は万端のつもりでしたがプロの厳しい洗礼を受ける事になります。
番組ホームページへの一つの書き込みから始まったプロジェクト。
構想5か月。
制作半年。
笑いあり涙ありの感動巨編がついにその姿を現します。
最終回のアニプロ。
スタートは東京・渋谷のNHK。
私平野綾。
アニプロ応援団員としていつにも増して今回は気合いが入っとります。
(ノック)どうぞ!失礼します。
は〜いいらっしゃい!はいおはようございます。
(一同)おはようございます。
という訳でですね皆さんが待ちに待った日がやって来ました。
今から一緒にこれを見ましょう。
はい!
(一同)お〜。
アニメの映像が完成しました!すご〜い。
どうよどうよ?みんな。
アフレコに挑むチャレンジャー8人と早速見てみましょう。
内容は声優を目指す女子高生たちの物語。
時間は14分30秒です。
どう?映像が完成したという事で次にみんながやるのはこちらです。
ジャン!アフレコ。
実はですね1週間後にやる予定のアフレコにもなんと強力な応援団員がいるんです。
という訳でその応援団員の方をご紹介したいと思います。
どうぞ!よろしくお願いします。
(一同)お願いします。
よろしくお願いします。
NHKで放送中のアニメ「キングダム」の音響監督。
この道20年です。
音響監督とは効果音や音楽を決めたりアフレコ現場では声優に直接指示を出す音のスペシャリストです。
一流の音響監督から実践で役に立つアフレコの心得を学んじゃいましょう。
はい。
「論より証拠」。
主な登場人物3人で模擬アフレコです。
主人公真悠役の雛さん。
同級生美咲役の美織さん。
先輩朱莉役の美帆さんです。
挑戦する映像がこちら。
アニメ前半学校の屋上シーンです。
気持ちを入れつつもキャラクターの口の動きに合わせなくてはいけません。
「オーディション?」。
「そう!私の漫画今度アニメになるの」。
「すご〜い!」。
「まあね。
オーディションあるんだけど多分声優科の方からも連絡行くと思うけど先にお知らせ。
受けるでしょ?」。
「当たり前です!私朱莉先輩の漫画大好きですもん!絶対合格します!」。
「私だって!」。
(2人)「う〜っ」。
セリフの…今かなり早くなっちゃう所とかあったから。
あの〜画を見ると分かるんだけど口が止まってる所ではブレスといって…。
例えば一番最初の「そう!私の漫画今度アニメになるの」「そう」で一回切れてそのあと「わたしの漫画今度アニメになるの!」とか続けて…。
全部バ〜ッとしゃべっちゃうと早く終わっちゃうからブレスを入れてしっかり間を取ってやる。
はい。
口の動きにご注目。
アニメのキャラクターの動きを自然に見せるためにブレスと呼ばれる息継ぎをしています。
この位置にセリフの句読点を合わせるのがコツなんです。
そこを踏まえてもう一度チャレンジです。
「オーディション?」。
「そう!私の漫画今度アニメになるの」。
「すご〜い!」。
「まあね。
オーディションあるんだけど多分声優科の方からも連絡行くと思うけど先にお知らせ。
受けるでしょ?」。
先輩役の美帆さんによる物語の出発点となる大切なセリフ。
気持ちが焦るとブレスと合いません。
実は美帆さんは訳あって2年前と今とを演じ分けなければいけない難しい役どころです。
アフレコまであと1週間。
仕上げられるのか?突然ですがここでアニプロの1年2か月の歩みが猿でも分かるアニプロすごろく。
ふりだしは番組ホームページに届いたこの書き込みです。
「声優になりたい人を集めてドラマCDを作りたい」。
ならば思い切ってアニメ作っちゃえ!…とアニメ制作プロジェクトすごろくのスタートです。
不肖私平野綾がサポートを務めるコマアニプロ号にまず声優志望の8人を乗せ順調にスタートしたかのように思えました。
しかしここでいきなり「1回お休み」。
声優が集まったものの読む台本がなかったのです。
そこでシナリオを書く応援団員を緊急大募集。
(一同)待ってま〜す。
早速この呼びかけに応えてくれたシナリオライターを目指す大学生西依美果さんを乗せて再スタート。
すぐにシナリオが出来るかと思いきや美果さん物語作りに煮詰まります。
なかなかコマが進みません。
そこに助っ人登場!プロの脚本家大野敏哉さんとパワースポットに詳しいすみれさんが物語のヒントを教えてくれてアニプロ号やっと順調にコマを進めるようになります。
そして2013年5月26日ファーストステージクリアーです。
とうとうシナリオが完成しました。
(一同)お〜!やったね!念願のシナリオが完成。
ふりだしから5か月かかりました。
あとはアフレコを頑張るだけと思いきや「休み
(無期限)」のマスに止まってしまいました。
アニメーションがないんです。
このままではドラマCDになってしまう。
アニプロ号最大のピンチ!しかしここでもまたまた助っ人が乗り込んでくれます。
まずこちら夜桜さん。
キャラクターデザインを担当。
こちら桶本拓君はシナリオを絵コンテにしていきます。
3児の父岡江秀樹さんは絵コンテを基に原画担当。
こちら藤原明子さんは更に絵を描き加え原画に動きを出します。
キャラクターの衣装などの色彩の設定を考えたのは石井かづきさん。
そして全ての作業を取りまとめたリーダー牧野弘子さんです。
幼稚園の息子が見守ります。
睡眠時間を削り仕事や勉強の合間に描き上げた817枚の絵によって「休み
(無期限)」から脱出。
その一方で大御所声優も登場!野沢雅子さん。
8人が担当する役を決めてくれました。
そして2013年12月20日ついにアニメ映像完成のコマに進みました。
あと2つであがりです。
ぎゅうぎゅう詰めのアニプロ号。
狭いですが温かいコマとなりました。
あがりを目前に最大の山場を迎えるチャレンジャーたち。
自宅でそれぞれの課題に向かいます。
難しい役に挑む美帆さん。
12歳の頃「おじゃる丸」に感動した事で将来の夢を声優に定めました。
(美帆)「そう!私の漫画今度アニメになるの。
まあね」…。
アニメのブレスの位置を計りセリフのスピードを調整していきます。
「まあね。
オーディションあるんだけど多分声優科の方からも連絡行くと思うけど先にお知らせ。
受けるでしょ?」。
(美織)「信じて!私うそなんか言ってない!」。
こちら同級生役の美織さんの部屋です。
美織さんは小学生の頃からアフレコという現場に強い憧れを持ち続けています。
課題は公園でセリフの練習をするシーン。
明るい性格を表現するため友達を笑わせるセリフの言い方を考えなくてはいけません。
「信じて!私うそなんか言ってない!」。
「信じて〜私うそなんか言ってな〜い」。
こちら主人公を務める雛さんの部屋です。
高校2年生の雛さんは声優になるため演劇部に所属しています。
卒業後はアルバイトで稼いだ資金を基に声優学校に通うつもりです。
「朱莉先輩」。
課題はずばり泣きの演技です。
タイムスリップした主人公が先輩に励まされ再び「今」に戻ってくる場面。
物語のクライマックスシーンです。
(泣き声)「朱莉先輩」。
声優になるという夢に向かって8人が大きな一歩を踏み出そうとしています。
あっという間にアフレコ本番の日となりました。
チャレンジャーに加え私も気合い十分です。
はい。
じゃあ着きました。
みんな入って下さい。
この場所でアフレコをします。
こちらNHKの音声編集作業を行うマルチオーディオ室です。
チャレンジャーたちにとって最後にして最大の試練の舞台となります。
いいですか?みんなでいい作品にしましょう。
いくぞ〜!エイエイ…。
(一同)オ〜!2人まず真悠と先生が入りましょう。
音響監督桑さんの指示でアフレコ開始です。
アニメの最初から順に声をとっていきます。
桑さんのOKが出るまで何度もとり直します。
(桑)はい。
じゃあ本番です。
まずは最初のシーン。
主人公が滑舌のよさをアピールします。
「歌歌いが来て歌歌えと言うが歌歌いくらい歌歌えれば歌歌うが歌歌いくらい歌歌えぬから歌歌わぬ」。
「よし真悠は次の課題に移ろうか」。
「フフッ」。
はい。
え〜っと…真悠はもうちょいしっかり出す感じ。
一つ一つをもうちょっとはっきり言うつもりで。
はい。
(桑)はい。
それでもう一回やってみましょう。
「歌歌いが来て歌歌えと言うが歌歌いくらい歌歌えれば歌歌うが歌歌いくらい歌歌えぬから歌歌わぬ」。
「よし真悠は次の課題に移ろうか」。
「フフッ」。
はい。
OKです。
いきなり難しいシーンでしたがNGは1回。
順調な滑り出しです。
次は美帆さんの課題のシーン。
画のブレスと読みが合わなくて悩んでいたところです。
「オーディション?」。
「そう!私の漫画今度アニメになるの」。
「すご〜い!」。
「まあね。
オーディションあるんだけど多分声優科の方からも連絡行くと思うけど先にお知らせ。
受けるでしょ?」。
えっと…。
朱莉は全体的にちょっとしゃべりが早いんだよね。
もっとしっかり。
全体的に。
「まあね。
オーディションあるんだけど多分声優科の方からも連絡行くと思うけど先にお知らせ。
受けるでしょ?」。
もうちょっとあの〜全体をしっかりしゃべる感じ。
はい。
「連絡行くと思うよ」。
それでそこの「連絡行くと思うけど」を「連絡行くと思うよ」にしましょう。
気持ちを入れるほど早口になる美帆さん。
間を取りやすいように桑さんは文章の区切りを増やしました。
「まあね。
オーディションあるんだけど多分声優科の方からも連絡行くと思うよ」。
もうちょっとかな。
「まあね。
オーディションあるんだけど多分声優科の方からも連絡行くと思うよ」。
もっと全体的にたっぷり…できるかな?「まあね。
オーディションあるんだけど多分声優科の方からも連絡行くと思うよ」。
「思うよ」っていうのももうちょっとしっかり。
「連絡行くと思うよ」。
「まあね。
オーディションあるんだけど多分声優科の方からも連絡行くと思うよ」。
分かりました。
よいしょ。
失礼します。
ここで桑さんの指示で応援団員の私もお手伝いです。
あります。
はい。
で「先にお知らせ」。
その「思うよ」っていうのと「先にお知らせ」っていうのはちょっと気分的に変えた方がいいよね。
だから自分の言いやすいぐらいでタイミングも「先にお知らせ」ちょっと今までよりもたっぷりとっちゃってもいいんじゃない?じゃあとってみましょう。
はい。
「オーディションあるんだけど多分声優科の方からも連絡行くと思うよ。
先にお知らせ。
受けるでしょ?」。
(桑)はいOKです。
納得できるレベルに達するまでOKしない。
それがプロの世界です。
突然ですがここでアニプロニュースです。
こちら東京のとある一室。
ここでは一人の応援団員が孤独な闘いに挑んでいます。
音楽担当の吉松悠太さんが今まさにクライマックスシーンの音楽を作っているところです。
作曲家を目指す吉松さん。
アニプロへの参加をプロへの足掛かりにしたいと考えています。
吉松さんもまた夢を追うチャレンジャーなんです。
以上音楽作りの現場からお伝えしました。
8人のチャレンジャーが臨むアフレコも中盤に入りました。
主人公の同級生を演じる美織さんが悩んでいた場面です。
明るい性格を表す言い回しで笑いを生むという設定。
どんなふうにセリフを言えばいいのか。
考えに考え続けてきた美織さんの演技です。
「信じて!私うそなんか言ってない!」。
(真里奈)「それじゃああんまり信じて感がないかも。
ちょっと私を彼氏だと思ってやってみる?」。
「分かった。
やってみる!」。
・「信じて〜私うそなんか言ってない〜」
(一同)「アハハハハ!」。
はい。
はいOKです。
厳しい音響監督も一発OK。
お見事です!「来週放送開始のこの作品は人気漫画家佐々木朱莉ちゃんのデビュー作なんですよね」。
「ああ君。
うまいよ。
確かにうまいんだけどね…」。
「それじゃちょっと信じて感がないかも。
ちょっと私を彼氏だと思ってやってみる?」。
「朱莉ちゃんは何でパワースポットを題材にしたの?」。
「しっかり練習しときな」。
ついにアフレコもクライマックス。
雛さんがこだわり続けた泣きの演技です。
はい最後頑張って。
(雛美帆)はい。
(泣き声)「あ…朱莉先輩!」。
(泣き声)「私…声…伝わ…」。
(泣き声)「あ…。
うん」。
はい。
OKです。
ありがとうございました。
午後6時全ての声をとり終えました。
みんな集大成今日出せましたか?ちゃんと。
はい。
思い残す事はないですか?
(一同)はい。
じゃあ完成が楽しみだね。
(一同)はい。
桑さん今日ありがとうございました。
お疲れさまでした。
(一同)ありがとうございました。
あの〜いろいろ平野さんにも教えてもらってねみんなよく頑張ったと思います。
これから先どうなるのか分かりませんけど頑張って下さい。
(一同)はい。
お疲れさまでした。
終わった終わった〜!14分30秒のアニメに5時間に及ぶアフレコ。
お疲れさまです。
仕上げ作業に入りました。
アニメ作りに欠かせない足音や服の擦れる音などを音響効果のスタッフが作り込んでいきます。
最後にスタッフが映像に合わせて応援団員吉松さんの曲を入れていきます。
ついにこの日がやって来ました。
アニプロすごろくあがりの日。
完成したアニメのお披露目です。
プロジェクトを支えてきた応援団員も駆けつけてくれました。
いよいよです。

(真悠)「歌歌いが来て歌歌えというが歌歌いくらい歌歌えれば歌歌うが歌歌いくらい歌歌えぬから歌歌わぬ」。
(一同)うわ〜すご〜い。
よし真悠は次の課題に移ろうか。
フフッ。
(美咲)オーディション?そう!私の漫画今度アニメになるの。
すご〜い!まあね。
オーディションあるんだけど多分声優科の方からも連絡行くと思うよ。
先にお知らせ。
受けるでしょ?当たり前です!私朱莉先輩の漫画大好きですもん!絶対合格します!私だって!
(真悠美咲)う〜!う〜!
(朱莉)まあまあ。
どっちが受かっても恨みっこなしだからね。
信じて!私うそなんか言ってない!
(クラスメイト)それじゃああんまり信じて感がないかも。
ちょっと私を彼氏だと思ってやってみる?分かった。
やってみる!・「信じて〜私うそなんか言ってない〜」
(3人)アハハハハ!シナリオを書いた人の思い。
音楽を作った人の思い。
817枚の絵を描き上げた人の思い。
そして夢に向かって駆け抜けた8人のチャレンジャーたちの思い。
その全ての結晶です。
(泣き声)真悠ちゃん。
あ…。
朱莉先輩!お帰り。
私…声…伝わ…。
うん。
違う物語のオーディションあるんだけどさ受けてみる?あ…。
うん。

(拍手)私が予想してたものよりもっと上のっていう言い方変ですけどもっとこう想像を上回るようなものがたくさん出てきてもうホントにすごいなと思って…。
アニメってすごいな〜って思いました。
声優を目指してる皆さんがすごく喜んでくれてたんでそこがすごいうれしかったです。
自分たちの手でゼロからアニメを作るという大きな夢を抱いた8人のチャレンジャー。
彼女たちを応援する書き込みは700以上になりました。
その声を受け無謀とも思える夢が今かなったのです。
本当のアニメとして完成してそれを見た時にはちょっと恥ずかしいなって思う点もあったんですけどやってきてよかったなって思いました。
始まった瞬間から涙がブワ〜ッて出てきて私の声も入ってるんだっていう感動があって…。
1年間やりきった感はあるなって思いました。
もうちょっと自分が演技うまくなればいいなって。
ただそれしか思ってなかった。
1年間頑張ったなと思ってその感情があふれて涙になっちゃって…。
こうやって一つのアニメが出来るんだっていう過程といろいろ教えてもらった事も勉強になったなと思いました。
一から作品を作るっていうこんなにも楽しい事でこんなにも大変でこんなにも感動できる事なんだなという事を知れてすごいすてきな1年になったと思っています。
いろんな事をこの1年で教えてもらったな学ばしてもらったなと思いましたホントに。
アニメ制作プロジェクトはこれでおしまい。
でもこれから始まる応援団員とチャレンジャーそれぞれの物語にフレフレ!2014/02/22(土) 17:55〜18:25
NHKEテレ1大阪
ティーンズプロジェクト フレ☆フレ「アニメ制作プロジェクト最終回」[字]

プロジェクトついに完結!声優志望のチャレンジャー8人がアフレコに挑戦。応援団の平野綾と大物音響監督の指導で課題克服に挑む。果たしてどんなアニメが完成するのか?!

詳細情報
番組内容
声優を夢みる10代の女子8人が中心となり、1年以上をかけ、ゼロからアニメ作りに挑んできた“アニメ制作プロジェクト”。ついに完結。「役の気持ちを表現するにはどう話せばいいのか」「どうすれば映像に声があうのか」大物音楽監督のダメ出しに試行錯誤するチャレンジャーたち。そして、プロジェクトの大団円として上映会を開催。アニメ完成へ向けてラストスパートをかけるメンバーたちの奮闘ぶりを描く。【語り&出演】平野綾
出演者
【ゲスト】野沢雅子,高桑一,【リポーター・語り】平野綾

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
アニメ/特撮 – 国内アニメ
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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