軍師官兵衛(9)「官兵衛試される」 2014.03.08

関東から九州は雲が多めですが、晴れ間があるでしょう。
沖縄は雨が降るでしょう。
(信長)そちに取らせる。
(官兵衛)はっ!そちの申すとおり播磨を手に入れねば毛利を倒す事はできぬ。
この秀吉とよろしく相談せよ。
はっ!
(半兵衛)黒田官兵衛…。
(秀吉)なかなかの切れ者じゃ。
お主とも馬が合うかもしれぬ。
(半兵衛)使える男ですか?使える。
(半兵衛)その男試してみてもよろしゅうございますか?羽柴様は?
(三成)今朝早く岐阜に向かわれました。
お忙しい方でございますな。
おとといこちらにお戻りになったばかりで…。
殿は一時もじっとしておられませぬ。
常にコマネズミのようにお働きです。
コマネズミ?そうでなくては織田家の重臣は務まりませぬ。
上様は家中の者が全て常に忙しく働く事をお望みゆえ。
怠け者は追い出されるか首をはねられます。
あなた様もご承知おき下さい。
織田方につくというのはそういう事なのです。
フッ。
怠けるなと?いえ。
出過ぎた事を申しました。
こちらです。
お連れ致しました。
お初にお目にかかります。
黒田官兵衛と申します。
竹中半兵衛でござる。
では。
お会いできて光栄に存じます。
竹中様のご高名はかねがね伺っております。
ほうどのような?僅か17人の手勢で稲葉山城を乗っ取られた事。
そしてその後秀吉様の軍師になられてからの数々のお働き。
お噂は播磨の隅々まで…。
くだらぬ。
さような話は噂にすぎませぬ。
真偽の程が定かではないものをむやみに信ずるのはいかがなものですかな。
秀吉様はお手前を切れ者と仰せでござった。
秀吉様の悪い癖でござる。
一度会うただけで人をむやみに信用する。
それがしはさにあらず。
お手前に伺いたい。
播磨は大小の地侍が城を構え小競り合いが頻繁に起こる。
それを官兵衛殿はどうまとめるおつもりか?武力をもって平定するには何年もかかる上に多くの兵を失う事になりましょう。
さすればあたう限り戦は避けそれがしが播磨のおもだった者たちを説き伏せまする。
つまらぬ。
それぐらい誰でも思いつく。
それがしが聞きたいのはほとんど毛利になびいている播磨の形勢をいっぺんに変える手だてでござる。
我らには悠長に構えている暇はない。
やはり秀吉様の買いかぶりであったか。
策はございます!今播磨において大を成すのは御着の小寺三木の別所龍野の赤松。
その3家の当主をそろって信長様に拝謁させまする。
さすればほかの者たちは後れてはならじと競って織田方になびくのは間違いございませぬ。
さような事ができますかな?確かに容易ではないでしょう。
されどほかに手だてがございませぬ。
必ずや説き伏せてご覧に入れます。
さればお手並み拝見致そう。

(テーマ音楽)
(秀吉)越前の一向一揆は長島の一揆に比べるとまとまりがございませぬ。
それゆえ謀によって仲間割れするようしむけるのが得策。
無駄に戦をせずともたやすく収まると思われます。
(勝家)筑前お主戦が恐ろしいのか?臆病者め。
一向一揆なんぞは一思いに踏み潰せばよいのだ!
(一益)さよう!力のみに頼って謀もせずに攻める。
それはただの無謀というものにござる。
おい猿!この権六に対しその言いぐさは何じゃ!わしが何も考えておらぬと申すのか!上様の大事な兵がいたずらに失われるのではないかと案じております!
(長秀)2人ともよさぬか!
(光秀)上様の御前ぞ。
(信隆)控えられよ!
(信長)もうよい。
(秀吉)はっ。
この信長に刃向かう者は神であろうが仏であろうが容赦はせぬ。
一向一揆ごときに手間取っていては天下は逃げていくぞ。
前に進むのじゃ。
(一同)はっ!おい猿。
はっ。
お前の腹の内は分かっておるわ。
越前よりすぐに播磨に兵を出せと言いたいのであろう?さすが上様全てお見通しにございます!播磨にはすぐに兵は出さぬ。
しばらくはあの官兵衛にやらせておけ。
もししくじるような事があればそれまでの男という事よ。
(秀吉)はっ。
姫路に帰るぞ!
(善助)今からでございますか?そうじゃ。
支度をせよ。
(九郎右衛門)いかがされました?試すつもりであろう。
(太兵衛)試すとは?竹中半兵衛…煮ても焼いても食えぬ男だ。
あのしたり顔が気に入らぬ!そんなかっかなさるなどいつもの殿らしくありませぬ。
わしにも意地がある!
(おね)夫の帰りを待たれたらいかがです?一刻も早く動きたいのでございます。
くれぐれも秀吉様にはよしなにお伝え下さい。
ではおね様失礼つかまつる。
道中お気を付けて。
はっ。
官兵衛殿に何を吹き込んだのです?尻をたたいたまでにございます。
半兵衛殿のことさぞ痛いところをたたいたのでしょう?
(政職)そうかうまくいったか。
大儀であった。
ありがたき幸せ。
殿つきましてはお願いの儀がございます。
うむ何じゃ?織田信長様に会うて頂きとう存じまする。
(家臣たち)なんと!
(政職)わしが?おことが会うてきたところではないか。
何故わざわざわしが出向かねばならんのじゃ?
(小河)織田方から何か言われたのか?さようではございませぬ。
小寺家が織田方にお味方すると証しを立てるには欠かせぬ礼儀だと申しておるのでございます。
たわけた事を申すな!岐阜へ行く間に敵の領地を通るのだぞ。
襲われたらどうする?
(江田)そうじゃ。
危うすぎる。
殿お一人ではございませぬ。
別所長治赤松広秀播磨のお三方がそろうて行くのでございます。
赤松に別所?何を申しておる!あやつらが行く訳なかろう!そうじゃ。
それにわしも行かぬ。
必ず行かせまする。
仇同士どうやって手を組むというのだ!?それがしが説き伏せまする。
説き伏せるじゃと?無理に決まっておろう。
別所はまだしも赤松は長年の宿敵ぞ。
心得ております。
(左京進)殿お待ち下さい。
官兵衛にも面目がありましょう。
ここは官兵衛の申すとおり赤松別所がそろって行くのであれば殿も行かれるという事でいかがでしょうか?無論3名がそろえばの話でござりまするが。
そうじゃ。
そろえてみよ。
さすれば必ずや赤松別所を説き伏せてまいりますゆえその時にはご決断を。
(文四郎)赤松はやはり小寺への長年にわたる恨みが強くとても殿のお話など聞くとは思えませぬ。
別所はどうだ?
(文四郎)当主の別所長治はまだ若く後見役の賀相重棟の2人の叔父が万事を仕切っております。
まずは重棟にお会いするのがよろしいのでは?いやむしろ毛利につくという賀相を調略すべきと存じます。
当主の長治はいくつであったか?
(文四郎)18でございます。
されど当主とは名ばかりで2人の叔父の操り人形にすぎぬとも…。
別所長治はうつけ者という事か?
(文四郎)いえそういう訳でもなさそうで学問には秀でていると専らの評判。
政は叔父に任せきり書物ばかり読んでいるとか。
官兵衛はまず三木城を訪ね城主別所長治と面会した。
(賀相)当家は毛利に味方する事に決まった。
今更話す事などない。
早々に引き取られよ。
(重棟)いやまだそう決まった訳ではない。
控えよ重棟。
兄上こそお控えなされ。
織田と手を切れば当家は織田に攻め滅ぼされましょうぞ。
義にあつい毛利が控えておる。
何の心配もいらぬわ。
ご当主長治様のご存念をお伺いしたい。
(賀相)長治はまだ若く世事に通じておらぬゆえ全ては後見たるこのわしの考えに従っておる。
(重棟)いや後見はそれがしも同じ。
兄一人で全てを決めている訳ではない。
(賀相)控えよと申したぞ重棟。
(長治)織田様にお会いしましょう。
何を申す!お主は黙っておれ。
当主はこの長治でございます!それがしは織田につくのが最善の道と心得ます。
(賀相)ど…どうしたというのじゃ長治。
何じゃそれは?「六韜」という兵法書の言葉でございます。
君主は臣下に統治の力を貸してはならぬ。
官兵衛殿に教わりました。
ご丁寧な書状かたじけのうございます。
書状?道理を説けば分かって頂けると思い勝手ながら長治様に書状をお送り致しました。
おかげで目が覚めました。
今までは叔父上の顔を潰さぬよう遠慮をしてまいりましたがそれでは当主は務まらぬ。
それがしも18。
もはや子どもではありませぬ。
(重棟)いつの間にか長治もたくましくなっていたのだな。
わしはうれしいぞ。
久しぶりだな。
赤松領に入るのは子どもの時以来だ。
もうじき龍野城に着きます。
くれぐれもお気を付け下さい。
赤松は幾度も戦った宿敵でございますゆえ。
(太兵衛)すんなり会うてくれるかのう…。
お前たちはここで帰れ。
え?何を仰せか?殿お一人を敵地に残して帰れる訳がございませぬ。
戦う気がないと示すには一人で行った方がよい。
よくありませぬ。
どうしてもとの仰せなら我らを斬って行って下され。
はっ。
1人だろうが4人だろうが向こうに殺す気があればそれまでじゃ。
殿のおそばで死ぬ事こそ我らの役目。
分かった分かった。
ではいざという時には善助に斬り込んでもらおう。
え?そう致しましょう。
おい九郎右衛門。
太兵衛も行こうな。
フフッ。
(善助)フフッて何だ?太兵衛。
「わしが行きます」だろう今は。
御着城主小寺政職の名代として参上つかまつった!ご城主赤松広秀様にお目通り願いたい!
(林)官兵衛か。
何しに参った?戦をしに来た訳ではない。
広秀様にお会いしたい。
会ってどうする?播磨の行く末について話がしたい。
同じ播磨の武士として我らが共に生き残る道を話し合いたい。
話し合いなど無用じゃ!どうしてもそれがしを殺したいのであれば話を聞いたあとにすればよい。
されど話を聞かずに殺さば赤松家に先はない!既に三木の別所は我らと同心した。
別所と小寺が手を組んだと申すか?広秀様にお目通りを!
(足音)
(広秀)姫路の官兵衛か。
何しに参った!?
(政職)赤松を説き伏せた?はい。
どう説き伏せたのだ?播磨の形勢を述べたまで。
今赤松は備前の宇喜多に攻められております。
小寺別所赤松3家と織田が手を結べば赤松は安泰である上に宇喜多領も手に入れる事ができると説きました。
殿。
お約束どおり信長様に会うて頂きまする。
殿。
うん…うんうん分かった。
ハハハハハハハハ。
官兵衛のやつうまくまとめおった。
ハハハハハハ。
別所と赤松を説き伏せましたか…。
どうじゃ黒田官兵衛このわしが見込んだとおりなかなかやるであろう?よし上様のご都合を伺い手はずを整えねば。
佐吉岐阜へ参るぞ。
(三成)はっ。
ほれ!あ〜惜しいのう。
殿。
官兵衛か。
殿拝謁の件ではございますが赤松別所はいつでもよいと申しております。
信長様のご都合を伺ってから出立の日取りを決めたいと存じますがよろしゅうございましょうか?ほれ!あ〜。
さて献上品ではございますが馬が何よりもと存じ早速手配を致しました。
よう働くのう。
当家にとって…いや播磨にとって大事な事ですので。
は〜やっぱりやめた。
は?わしは行かん。
何を…?おことが代わりに行ってまいれ。
赤松と別所を連れて。
殿今になって一体何を仰せでございますか!わしに万一の事があったらどうするのじゃ!のう斎。
(斎)はい。
京までの道のり何が起きるか分からぬではないか。
途中で赤松や別所が突然裏切り刃を向けてくるやもしれんぞ!そのような事は断じてございませぬ!我らが命に代えましても殿をお守り致しますゆえ…。
嫌じゃ!お紺が止めるのじゃ。
わしに何かあったらこの斎はどうなると泣いて止めるのじゃよ。
お方様が?のう。
誠でございますか?わしが嘘をついた事があるか?うん?言うてみぃ!
(お紺)泣いて止めた?私が?そう仰せでございました。
(お紺)私はそんな事言うた覚えはない。
殿のわがままです。
生まれてこのかた殿は播磨を出た事がないゆえ怖がっているのです。
困ったものじゃ。
官兵衛いかがする?
(職隆)参りました。
クックックッ。
殿にはかないませぬ。
いい勝負じゃったな。
うん?どうじゃ?もう一勝負。
今度こそ負けませぬぞ。
ここに打たれたのはさすがですな。
そうか。
時に殿…。
わしは行かんぞ。
誰が何と言おうと断じて行かん!
(職隆)取り付く島も無い。
子どものようじゃ。
(光)何故今になって…。
殿はそれほど播磨を出るのが怖いのでしょうか。
確かにそれもあるかもしれぬがどうもそれだけとは…。
(善助)殿!殿!どうした?秀吉様から文が参りました。
急ぎお渡しするようにとの事です。
(職隆)いかがした?信長様が10月に上洛されるのでそれに合わせてこちらもそろって京に上るようにと。
どうするのです?お待ち下さい。
信長様は我らを待っておりまする。
今更行かぬなど通用致しませぬ。
(職隆)恐れながらこのまま殿が行かねば当家は織田の顔に泥を塗った事になりまするぞ。
ただでは済みませぬ!我らは間違いなく滅ぼされます!主君を脅す気か?何様のつもりじゃ!事実を申したまでにございます。
秀吉様は親身になって働いて手はずを整えて下されたのに…。
どっちが大事なのじゃ!は?信長様秀吉様…。
織田家に気を遣ってばかりじゃのう官兵衛。
うん?お前は誰の家臣じゃ?どうなろうと知った事か!殿!
(職隆)官兵衛。
今追っても無駄だ。
分かったぞ。
殿が何故だだをこねておられるのか。
何です?悋気じゃ。
悋気?信長公拝謁の件でお前は機敏に動いた。
殿はそれが気に入らんのじゃ。
お前が小寺家より織田家の方を大事にしているように見えたのであろう。
父上どうすれば…。
難しいのう。
悋気の事など兵法書にはないからのう。
(小河)一大事じゃ!一大事じゃ!いかがされた?大軍がこっちに向かっておる!大軍?ああ…。
騒ぎ立てをするな!城門を固めるのじゃ!斎もっとこっちへ寄りなさい。
(斎)はい…。
殿!斎は私が守ります。
待たれよ!黒田官兵衛でござる!村重殿!
(荒木)止まれ〜!官兵衛久しぶりじゃ!村重殿これは一体どういうおつもりか?それがし織田家家臣摂津有岡城主荒木村重と申します!このたびは織田にお味方されると聞きご挨拶に立ち寄りました。
あ…挨拶?あ…あの手勢は?これから戦でござる。
上様の命を受け敵を滅ぼしに…。
ほ…滅ぼす?ご案じ召されるな。
戦場はずっと遠い地でござる。
されどもしこの御着に織田の敵あらば我が軍勢いつでも舞い戻り跡形もなく蹴散らして進ぜよう。
して小寺殿はいつ信長様にお会いなさる?
(荒木)いかがされました?よもやこの期に及んで上様に会いたくないなどと…。
な…何を言われる!そのような事は断じてない。
のう官兵衛。
はっ。
秀吉様のご書状どおり10月には必ず京に上りまする。
それは重畳。
早速にお伝え致そう。
うむ。
楽しみじゃのう。
信長様に会えるとは。
のう官兵衛。
粗相のないよう諸事万端頼むぞ。
はっ。
少々脅しがすぎたかのう。
ハハハハハ。
いえこれでよかったのです。
助かりました。
しかし何故でしょうか?何故我が殿のお心変わりが分かったのです?半兵衛殿じゃ。
抜かりのない男よ。
以前から間者を放って播磨一円の事を調べておるらしい。
それで小寺殿が渋っておられる事を知り上様にお願いしたのじゃ。
回想
(半兵衛)姫路の官兵衛殿を助けて頂きとうございます。
官兵衛殿の策が実を結べば我ら戦わずして無傷のまま播磨を手に入れる事ができまする。
半兵衛。
はっ。
それで本当に播磨が手に入ると申すか?はい必ずや。
よかろう。
村重。
はっ。
行って脅してまいれ。
織田の力を見せつけ寝ぼけた城主の目を覚ましてやるがよい。
(荒木)ははっ!半兵衛殿が…。
何じゃ?面白くなさそうな顔をしておるぞ。
いえ…。
ハハハハハ。
妻の光にございます。
有岡城主荒木村重様じゃ。
お初にお目にかかります。
遠路はるばるご苦労に存じまする。
何もありませぬがどうぞごゆるりと。
(荒木)お〜。
さすが官兵衛!実に美しい妻をめとったな。
ハハハハハハハハハ。
ハハッ。
あ…フフッ。
荒木様はお口もお上手ですこと。
フフフ。
しかしだしには負ける。
だし様?わしの女房じゃ。
当代一の器量よしじゃ。
のう官兵衛。
はい。
そんなにお美しいのですか?あ…いや…。
ハハハハハハハ。
よいのじゃ。
官兵衛には光殿。
「蓼食う虫も好き好き」じゃ。
ハハハハハハハ。
私は蓼でございますか?あ…いや…その…。
ハハハ。
フフフフ。
(笑い声)本当に久方ぶりに楽しい酒じゃ。
かなうならしばらく逗留して官兵衛殿と光殿と幾晩でも飲み明かしたいところじゃがそうゆるりともしていられなくてのう。
何かございましたか?また一向宗のやつらじゃ。
石山本願寺が兵を挙げる雲行きらしい。
和議を結んだはずでは?
(荒木)織田に有利な和議だ。
本願寺はしぶとい。
わしは貧乏くじを引いたのかもしれぬ。
本当はわしは中国攻めの大将に任じられる事を望んでおったのじゃ。
おことと共に大きな仕事がしたかった。
なれど秀吉に持っていかれてしもうた。
わしは秀吉のように器用に立ち回る事はできぬ。
戦で手柄を立てるしかない。
戦って戦って戦って上様に認めてもらうしかないのよ。
全ては恋女房のためでござりますね。
さすがは光殿分かっておられる。
ハハハハハハハ。
おい官兵衛!わしも女房に会いとうなってきた。
ハハハハハハハ…。
天正3年10月。
京の妙覚寺において播磨の3大勢力である小寺別所赤松の当主がそろって信長に拝謁した。
面を上げられい。
殿…。
ん?
(唾を飲み込む音)
(政職)こ…こ…このたびはお…織田様のご…ご尊顔を拝し奉りきょ…きょ…恐悦至極に存じまする。
そ…それがしは御着城主小寺政職とも…申します。
三木城主別所長治にございます。
龍野城主赤松広秀にございます。
そ…そもそも…我らはいずれも播磨の名門でございます。
名門3家がお味方つかまつるとなれば残る地侍どもも競って織田方にな…なびくのは必定…でござる。
されば…。
我らの…。
大儀。
は…は?
(政職)何日もかけてやって来たというにひと言で終わるとは…。
わざわざ来る事もなかったのではないか?さような事はございませぬ。
これにて信長様は我らをお味方とお認め下さいました。
フン!成り上がり者のくせに…。
偉そうな男じゃったのう。
殿…殿!村重殿から子細は伺いました。
ご助勢頂きありがたく存じまする。
(半兵衛)いやそれがしは何も…。
されど我が主君は自らの手で説き伏せとうござった。
ほうありがた迷惑だと?今しばし時を費やせば必ずや…。
戦いは迅速でなくてはなりませぬ。
いつまで頼りにならない主君に振り回されているおつもりか?貴殿ほどの力がおありならば小寺政職など討ち取り御着の城を乗っ取ってしまう方が楽なのでは?半兵衛殿!お言葉がすぎまするぞ。
ハッハハハハハ。
いずれにせよこたびのお手柄お見事でござった。
いずれまた。

(秀吉)ご覧下さい。
東は淡河城から…。
官兵衛の読みどおり政職ら3家の当主が信長に拝謁した事で播磨のおもだった勢力は織田方へなびいた。
これで下地が出来ました。
いつでも播磨に兵を出せまする。
なかなかの拾い物であったな。
拾い物と申されますと?黒田官兵衛だ。
あやつは使える。
よい道具を手に入れたな猿。
ありがたき幸せ!官兵衛…。
信長と敵対する一向宗の総本山石山本願寺には大勢の門徒が集結していた。
その中心となるのが親鸞の子孫である本願寺十一世法主顕如であった。
(顕如)どうしても織田信長と戦わねばならぬのか?
(僧侶)輝元公は幕府再興を大義名分に織田と戦う覚悟を決めました。
この機を逃せば我らが滅びます。
(武士)我ら門徒は結束固く死など恐れませぬ。
毛利の後ろ盾が出来た今こそ長島や越前で殺された者たちの仇を取る時にございます!顕如様ご決断を!顕如様!顕如様!顕如様!顕如様!顕如様!顕如様!ほかに…道はないのじゃな…。

(お道)おいとまを頂きに参りました。
(お福)急に何を言いだすのです!どうしたのです?一体。
(おゆう)私たちは本願寺の門徒にございます。
殿が織田方にお味方する以上ここにはいられませぬ。
ここを出てどうするつもりです?お寺に籠もって戦うつもりですか?
(お竹)もう決めた事にございます。
織田信長めが殺めた門徒は数知れず。
御仏の敵です!断じて許せませぬ!分かりました。
なれど戻ってきたくなったらいつでも戻ってくるのですよ。
これまでのご恩誠にありがとう存じます。
これにて。
(お福)待ちなさい!お道おゆうお竹!行ってはなりませぬ!なりませぬ!家中のおなごをまとめるのは私の役目。
申し訳ありませぬ。
光…。
お前が悪い訳ではない。
しかたのない事だ。
我らは織田信長公に賭けた。
この決断が間違っているとは思わぬ。
光…。
わしを信じよ。
(善助)殿!殿!殿!どうした?英賀の港におびただしい数の船が押し寄せてまいりました。
どこの船じゃ?一文字に三つ星…毛利でございます!ついに来たか…。
戦じゃ!支度をせよ!
(2人)はっ!あのような大軍見た事もない。
5,000!?
(職隆)万に一つの勝ち目もないぞ。
策がございます。
かかれ〜!上様!織田が負けた?織田の援軍は来ぬのか!?お主の失策だ!うお〜っ!こたびも必ず勝ちます。
殿を信じるのです!
(職隆)考えるのだ官兵衛。
古来交通の要衝として発展してきました
秀吉は琵琶湖の湖岸に城を築きそれまで今浜と呼ばれた地を長浜と改めます
掘り割りや町筋が整備され商業を重視した城下町づくりがなされました
また琵琶湖の北に位置する黒田は官兵衛の先祖が暮らした黒田氏発祥の地とされています
地元の人々は黒田氏の館跡に個人の建物を建てないよう言い伝えこの地を大事にしてきました
長浜は秀吉そして官兵衛にとっても特別な町だったのです
あなたにおいしいものを食べさせます!だから私を一生食べさせて下さい!2014/03/08(土) 13:05〜13:50
NHK総合1・神戸
軍師官兵衛(9)「官兵衛試される」[解][字][デ][再]

秀吉(竹中直人)と意気投合した官兵衛(岡田准一)は、遂に希代の軍師・竹中半兵衛(谷原章介)と出会う。心躍らせたのもつかの間、半兵衛は官兵衛に難問を突きつける。

詳細情報
番組内容
秀吉(竹中直人)と意気投合した官兵衛(岡田准一)は、ついに竹中半兵衛(谷原章介)と出会う。希代の軍師との出会いに心躍らせたのもつかの間、半兵衛に挑発され、主君・政職(片岡鶴太郎)たち播磨名門三家を信長(江口洋介)に拝謁させると約束してしまう。半兵衛は、官兵衛の力量を試したのだ。早速、三家の説得に乗り出す官兵衛。話をまとめ、拝謁の日取りも決まったところで、肝心の政職が「行かない」と言いだした!
出演者
【出演】岡田准一,中谷美紀,谷原章介,高岡早紀,春風亭小朝,田中哲司,濱田岳,速水もこみち,高橋一生,金子ノブアキ,田中圭,勝野洋,近藤芳正,眞島秀和,阿知波悟美,磯部勉,上杉祥三,川野太郎ほか
原作・脚本
【作】前川洋一

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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