あしたをつかめ〜しごともくらしも〜「塾講師」 2014.03.08

「あしたをつかめ」。
今回の主人公は中学入試で受験生に熱い視線を送るこの男性。
会場案内はお手のもの。
緊張している生徒には優しく声をかける一方で…。
気合いが一番だ気合いだ!おい手を合わせろ!絶対合格するぞ〜!お〜っ!どんな時でも受験生の味方。
そんな彼の正体は?塾講師増田拓也。

(テーマ音楽)あしたをつかめ。
大切なのは君の時間。
まずは仕事。
もちろんプライベート。
できれば自分磨き。
増田拓也さんは今自分撮りに夢中。
実はこれ教材作りには欠かせない大切な作業なんだとか。
よしっ!
(シャッター音)撮った写真は自作の問題集の表紙となった。
冗談はさておきこの表紙には増田さんなりの狙いがあるそうだ。
普通に課題ということで出してはいるんですけど…。
生徒の興味をひきつけるためにちょっとした遊び心を加えるのが増田流。
しかし中にはこんな意見も。
(笑い)写真の評価はいまひとつのようだ。
しかしこうした頑張りは結果として現れている。
生徒による授業の評価では7人の講師の中で増田さんが1位に輝いた。
そんな人気講師増田さんが勤めているのは九州を中心に65か所に教室を構える進学塾。
志望校合格や学力向上を目指す小中学生およそ140人が通っている。
お待たせしました。
はい始めます。
気をつけ礼。
お願いしま〜す。
増田さんは去年入社したばかりの新人講師。
担当する教科は算数と数学。
新人ながら小学4年から中学3年までの11クラスを任されている。
まあ円っていってもいろいろ大きさあるでしょ。
だけどいろんな円についてねそれぞれ直径の長さを計って…。
円周って直径の何倍になるかなって考えたら必ずここの数字は3.14になります。
3.14。
増田さんには1つ大きな課題がある。
この日月に1度の定期テストの結果が発表された。
授業の前に上司の加藤さんから呼び出された。
今回の成績を見てみると…。
塾全体の平均点を5点下回ってしまった。
分かりました。
了解です。
期待しますよ!ありがとうございます。
頑張ります。
授業があるのは火曜日から土曜日。
夕方から始まる授業に合わせ出社はお昼過ぎとなっている。
そして家に帰るのは夜の11時ごろ。
しかし帰宅後も勉強は続く。
増田さんが今解いているのは私立中学の入試問題集。
最近の傾向と対策を探るために毎日夜遅くまで机に向かっている。
職場でも家でも勉強って大変だね〜。
でも僕ホント今幸せなんですよ。
やりたいことやれてるから。
たぶん教えることがどっかで好きだと思うんで気持ちの中で。
やっぱ好きなことは続けてもそこまで苦痛じゃないんじゃないですかね。
他の仕事だったらたぶん無理ですね。
実は増田さんにとって現在の塾が初めて就職した会社ではない。
九州の国立大学を卒業後不動産販売会社に就職。
しかし待っていたのは社内の…怒られるばかりの毎日に体調を崩してしまったそうだ。
朝出勤して朝礼前に気分悪くなって吐いたりとかいうのがずっと続いてたんで。
まあ僕と一緒に入社した同期も同じ状態で。
朝から2人吐いてっていう感じで。
結局…その後正社員になることに恐怖を感じ現在の塾にはアルバイト講師として入社した。
しかし生徒たちと触れ合う中でこの仕事を一生続けたいとの思いが芽生えていた。
やっぱり生徒たちが喜ぶ姿っていうのは素直にこっちも本人と同じくらいもしくはそれ以上にこちらとしてもうれしくなるし。
まあそういう表情を見るとこういうことやって良かったなと思ったりできるんでそこが大きいですね。
月収は手取り20万円。
そのうち自分の学力を磨くために毎月参考書代に1万円もかけているんだって。
お待たせしました!中学1年のクラスで定期テストを返す日がやってきた。
増田さんクラス全体の成績を底上げするために一人一人の課題を探ることにした。
徳永さん。
中でも気になっているのは徳永彩乃さん。
表情を見ると今回のテストの結果はあまり良くなかった様子。
徳永さんはクラスの中でもひときわ元気なムードメーカー。
塾に通い始めたのは「苦手な数学を何とか克服したい」との思いからだ。
しかしここ最近は成績が思うように伸びず悩んでいる。
増田さんには徳永さんがやる気をなくしているように見える。
苦手だからやらない…。
なるほどね。
更に友達と自分の成績の差が大きく開いていることもやる気が出ない理由だという。
自信を失っている徳永さんにどんな言葉をかければ良いのか?その答えが見つけられずに面談は終わってしまった。
増田さんの心に引っ掛ったのは徳永さんが成績の良い子を「天才」と呼んでいたことだ。
何ていうかな…才能でしか勝てない部分があるっていうか。
そういうの…そういうやっぱ思いは勉強が今度大人になったら他のものに切り替わっちゃって。
仕事に切り替わっちゃったり。
「あの人は才能があるから仕事ができる」とか。
そういう話になっちゃうんで。
中学生のうちとか小学生のうちからそんなことは絶対に考えてほしくないんで。
増田さん中学1年のクラスで新しい取り組みを始めることにした。
それは毎回の授業で5分間の小テストを行うというもの。
伝えたいのは小さな努力を積み重ねることの大切さだ。
あのね特に数学…他の教科もそうだけど…だから先生も今ね常に中1のみんなに伝えたいと思っていることは1つだけ。
これってたぶん人に言われてもいまいちピンと来ないと思う。
自分で感じないと実際に体験しないと分からないこれは。
でそのまず最初のステップとして小テストをやる。
小テストは1つ前の授業で習った内容から出題される。
5問全問正解で合格。
ちゃんと復習をすれば合格できる内容になっている。
小テスト合格をきっかけに徳永さんにやる気と自信を取り戻してもらいたい。
増田さんの思い徳永さんに届くかな?徳永さんの小テストの結果を見てみると…。
まだ1度も合格できていない。
そこで増田さんは徳永さんに再テストを受けさせることにした。
しかしその再テストも苦戦している様子。
結果はどうだったのかな?あっちょっとちょっと…駄目です駄目です駄目です。
どうやら再テストでも合格できなかったようだ。
塾の定休日増田さんは釣りに出かけていた。
一緒にいるのは上司の加藤さん。
糸を垂れながら仕事上の悩みなどを聞いてもらっている。
やりましたね。
増田さん小テストの不合格者について加藤さんに相談してみることにした。
増田さんは不合格者を何とか合格させるために補習を行い再テストを繰り返し受けさせている。
しかしそれでも合格にたどりつけない生徒がいるのが現状だ。
加藤さん増田さんの指導方法に問題があると考えていた。
結局こっちが…生徒が自主的に取り組むようにならなければ意味がない。
…との指摘だった。
ちょっともう一回自分で整理し直してまあどういった方法がいいのかっていうのを考えていきたいと思います。
数日後増田さんに一つの方法が思い浮かんだ。
それは復習が苦手な生徒たちに家庭での自習用ノ−トを配るというものだ。
あっ徳永さん徳永さん。
ちょっとプレゼントがあるんで。
・「ハッピーバースデートゥユー」自分の中で頑張ってるのは分かるちゃけどそこの部分を目に見える形で自分の中でもした方が自分自身もやる気が出てくると思うし。
何を目標に自習をするべきか?まずは徳永さんに考えてもらうことに。
塾から帰った徳永さんまず手に取ったのはあれ漫画?やはり目の前の誘惑には勝てないのか?今日一日が漫画で終わってしまうのか?…と思ったやさきカバンの奥からノートを取り出した。
考え始めたのは…。
ノートのタイトル!おっ苦手の数学をやることにしたみたい。
そして増田さんから言われていたのは自習の目的を考えること。
さて何にするんだろう?「その日習ったところで間違ったところをやり直す」です。
何でその目標を書いたの?以前は間違えた問題のやり直しをせず小テストを迎えていた徳永さん。
今回は正解できるまで解き直そうと決めたのだ。
増田さんの思い今度は徳永さんに届くかな。
数日後徳永さんが自習ノ−トを持ってやって来た。
増田さんに進み具合を見てもらうためだ。
ノートには10ページにわたって繰り返し問題を解いた跡があった。
大変だった?まあ少しは自分が言ってたことが伝わったんかなとは思いますけど。
毎日継続していく事で必ず成果となって表れます!そしていよいよ…徳永さん果たして自習ノートの成果を出すことができるのか?はいそこでやめて下さい。
じゃあ隣同士で交換して…。
試験終了。
おっ今回は手応えあったみたいだね。
次[二]の
(1)「回転の中心」。
1問目から3問目まで全て正解。
そして4問目も。
見事全問正解!初めての一発合格だ。
徳永さんおめでとう!増田さん一発合格の証しであるシールを徳永さんに渡した。
徳永さん初めての合格はどんな気分?あのねあの…最後に…最後じゃないけど取れてよかったです。
できました!もちろん結果が出たことは僕自身もうれしいしたぶん本人よりもうれしいですね僕の方が。
増田さんこれから生徒とどう向き合っていくの?これからも本気でぶつかっていきたいと思います生徒に。
体力いると思いますけどまあ体力いるっていってもなんだかんだで生徒から元気もらってる部分が大きいんでそれをもらった分返してもらった分返してっていう形で指導していきたいと思います。
2014/03/08(土) 12:00〜12:25
NHKEテレ1大阪
あしたをつかめ〜しごともくらしも〜「塾講師」[字][再]

主人公は、福岡の進学塾に勤める新人塾講師。熱血指導で生徒に人気だが、担当クラスの成績が上がらず、苦しんでいる。生徒のやる気を起こすべく、奮闘する姿に密着する。

詳細情報
番組内容
主人公は、福岡市の進学塾に勤める新人塾講師。熱血指導で、生徒からは大人気。しかし、笑顔の裏では、新卒で入社した会社で人間関係に苦しみ、わずか3か月で退職した過去を背負っている。“つらい体験をした自分だからこそ、生徒の悩みに寄り添える講師になりたい”…そんな目標を持つが、今、担当するクラスの成績が上がっていないことに悩んでいる。いかに生徒のやる気を起こし、成績を上げるのか。新人講師の奮闘に密着。
出演者
【語り】Mummy−D

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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