報道特集 2014.03.22

モスクワのクレムリンでは、上院がクリミアを編入する条約を批准し、プーチン大統領が署名を行った。
クリミアで行われた住民投票からわずか5日でロシアは編入に関する法的な手続を終えた。
21日夜、クリミアの中心都市、シンフェロポリのレーニン広場では、編入を祝う花火が打ち上げられた。
ウクライナの首都キエフでは、ロシアに対し強い反発の声も。
クリミア編入を受け、アメリカは20日、新たな経済制裁を発動。
この中にロシア銀行が制裁対象に入っていることについて、プーチン大統領は、皮肉を込めて次のように述べた。
一方、EUとウクライナは21日、相互の関係強化を定めた連合協定の一部に署名した。
この協定はEU加盟に向けた第一段階とされ、ウクライナの大統領職を解任されたヤヌコビッチ氏が在任時の去年11月、署名を先送りしたことでウクライナでは反政府デモが勃発した経緯がある。
署名はEUがウクライナ支援を明確化し、ロシアに対抗する狙い。
こうした中、OSCE=ヨーロッパ安保協力機構は21日、ウクライナに国際監視団を派遣することで合意した。
OSCEの発表によると、監視団はウクライナの緊張緩和などを目的に、100人の民間人で構成され、まずは先遣隊が24時間以内に派遣される。
OSCEにはロシアも加盟していて、制裁の応酬を続ける欧米とロシアが一部で歩み寄りを見せた形。
しかし、ロシアの担当大使は、自らが事実上編入したクリミア半島への派遣について、クリミアはロシアの一部と述べ、監視団が立ち入ることはできないと強調した。
クリミアに監視団が派遣されるかは、不透明。
ウクライナ情勢の深刻化でG8サミットの開催が危ぶまれています。
総理がテレビの人気バラエティー出演している暇はあるようですので、日本政府の方針も、恐らくきちんと定まっているのでしょう。
続いては、こちらのニュースです。
安倍総理は防衛大学校の卒業式で、日本近海の公海上で、アメリカのイージス艦が攻撃を受けたときと具体的な例を挙げて集団的自衛権の行使容認とそのための法整備の必要性を強調した。
自衛隊の幹部候補を育成する防衛大学校の卒業式の訓示で、安倍総理は、南西の海では、主権に対する挑発も相次いでいると尖閣諸島周辺での中国軍の活動に触れた上で、次のように述べた。
その上で安倍総理は、必要なことは現実に則した具体的な行動論とそのための法的基盤の整備、それだけだと述べ、集団的自衛権の行使を可能にするため、法整備の必要性を強調した。
一方で、現実から乖離した観念論を振りかざして、これまでの歩みを踏み外すようなことは絶対にないと述べ、平和国家としての立場は変えないという姿勢を示した。
猪瀬直樹前東京都知事が、徳洲会側から5000万円の資金提供を受けた問題で、東京地検特捜部が昨日、猪瀬氏の事務所など関係先を家宅捜索していたことがわかった。
猪瀬氏はおととしの知事選の直前、徳洲会側から現金5000万円の提供を受けたが、報告書に記載していなかった。
特捜部は、公職選挙法違反などの疑いで告発を受け、捜査しているが関係者の話で昨日、特捜部が、猪瀬氏の事務所や資金提供の仲介役だった右翼団体代表の事務所や自宅などを家宅捜索し、手帳などを押収していたことが新たにわかった。
資金提供について猪瀬氏側は、個人的な借り入れ、徳田虎雄前理事長ら徳洲会側は選挙資金のつもりで提供したつもりだったと説明が食い違っていて、特捜部は、猪瀬氏の刑事処分の可否を慎重に判断する方針。
火災により、一部区間が通行止めとなっていた東京の首都高速3号線は上りの1車線で通行止めが解除された。
一方、下り線は復旧のメドが立っていない。
おととい、東京・渋谷区の首都高速3号線で高架下の工事現場から起きた火災。
火は橋桁や足場を焼き、現在も3号線の一部区間で通行止めが続いている。
首都高速3号線です。
上りは開通しましたが、下りは丸2日たった今も通行止めが続いています。
上り線は今日午前0時に左車線の通行止めが解除されたが、下り車線寄りの右車線は橋桁の一部がご覧のように変形していて、さらに安全性の確認が必要だとのこと。
一方、下り線は火災の影響で橋桁などの損傷が激しいとして、現在も谷町JCTから大橋JCTの間で通行止めは続いている。
3号線は東名高速につながり、平日は一日平均でおよそ4万台の車が通る、都心の大動脈の1つ。
通行止めの解除が3連休明けにずれ込むと、物流などへの影響も懸念される。
こうした中、足場が熱で溶けるなど損傷の激しい下り線の現状を把握するため、専門家らが調査に入った。
首都高速道路会社は今日の調査結果を受けて、下り線の通行止めを解除する時期について判断したいとしている。
マレーシア航空機が消息を絶ってから今日で2週間がたつが、南インド洋の海上で20日、マレーシア航空機と関連すると見られる物体が見つかったものの、有力な手がかりの発見には至っておらず、捜索が続けられている。
乗客・乗員239人を乗せたマレーシアの旅客機が、通信システムを故意に切断され、南シナ海の上空で消息を絶ってから今日で2週間がたつ。
オーストラリア政府は20日、衛星画像からマレーシア航空機に関連すると見られる物体を南インド洋の海上で見つけたと発表。
今日は、オーストラリア西部のパースから南西およそ2000km以上の海域で捜索が続けられているが、今のところ物体は発見されていない。
また防衛省によると、早ければ明日の午前中にも自衛隊のP3C哨戒機がマレーシアを出て、オーストラリア西部のパース近郊にある基地を拠点に捜索活動に当たる予定。
経済産業省所管の独立行政法人から心臓のペースメーカーの開発に絡み、およそ1億5000万円の助成金をだまし取ったとして、電子機器製造会社の社長が警視庁に逮捕された。
逮捕されたのは東京・大田区の電子機器製造会社、ユー・ディ・テック社長の梅澤政俊容疑者。
警視庁によると、梅澤容疑者は2009年、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、通称・NEDOにペースメーカーの充電技術の開発に絡む助成金について、経費を水増しして申請し、NEDOから助成金およそ1億5000万円をだまし取った疑いが持たれている。
梅澤容疑者は中小企業向けの補助金事業を行う団体からおよそ7100万円を不正受給したとして既に逮捕・起訴されていた。
警視庁は梅澤容疑がだまし取った金を会社の運転資金に充てたと見て調べている。
転落の瞬間を監視カメラがとらえていた。
トルコ・イスタンブールのフェリー乗り場。
数台の車が乗り込み、フェリーが桟橋から離れた直後、1台の赤い車がやってくる。
しかし、車の後輪が乗り切らず前輪だけが引っかかった状態で徐々に後ろに下がっていく。
そして…車はそのまま海に落ち、沈んでしまった。
車の中には5歳の女の子やその母親ら合わせて4人が乗っていたが、結局、女の子は死亡、地元検察は船長らの過失で車が転落したものと見て調べている。
韓国軍によると、北朝鮮が今日午前4時からおよそ2時間の間に東部の海岸から日本海に向け短距離ロケット砲を30発、発射した。
ウォンサン付近から発射したと見られ、砲弾の射程はおよそ60kmと推定されている。
今日、最初の特集は北朝鮮の拉致問題です。
横田めぐみさんの父、滋さんと母、早紀江さんがに北朝鮮に住む孫娘の一家と面会していたことが明らかになりました。
10年以上会えなかった孫娘との面会の裏に何があったのか。
現場となったモンゴルでの取材を交えてお伝えします。
喜びを語る横田滋さんと早紀江さん。
今月10日から14日まで、孫娘のキム・ウンギョンさんと初めて面会した。
面会はウンギョンさんの夫と生後10カ月になる娘も一緒だった。
横田さん夫妻にとっては、ひ孫に当たる。
面会が行われたのは、モンゴルの首都、ウランバートル。
ウランバートルの空港です。
空港の関係者によりますと、ウンギョンさんたちは北朝鮮のチャーター機を使って、このウランバートル入りしたそうです。
小さい子ども連れということもありますけれども、非常に特別扱い、今回の面談にかける北朝鮮側の意気込みみたいなものを感じます。
空港から10km先にある迎賓館で、横田さん夫妻は初めてウンギョンさんと対面した。
この広大な施設、迎賓館がある場所ですけれども、あそこの正門、ここからさらに車で5分行ったところに迎賓館の建物があります。
ですから、ここからではとても建物を見ることはできません。
5日間同じ建物で寝泊まりした祖父母と孫娘。
ウンギョンさんが野菜を使った手料理を振る舞ってくれたこともあったと言う。
面会の場所になったモンゴルは、もともと北朝鮮と国交のある国。
去年9月、安倍総理は、モンゴルのエルベグドルジ大統領を私邸に招き拉致問題の協力を要請していた。
その半年前の去年3月に、安倍総理がモンゴルを訪問した際、大統領との会談に同席していたと話すのが、元力士、旭鷲山ごと、ダワーギーン・バトバヤル氏。
現在は、モンゴル首相の補佐官を務める。
2月の後半ぐらいに、何となくそういう動きを聞いたと?2月の後半ぐらいに。
そうですね。
バドバヤル氏によると、面会の実務を担っていたのはモンゴルの国際交流のために活動する政府関連団体、モンゴル平和友好諸連盟だったと言う。
面会の実務に当たったというモンゴル平和友好諸連盟のデレグ・ザクッドジョウ会長を訪ねた。
今回の面談を実現させるに当たって、日本側とは、どういう方とお話したのかとか、北朝鮮側とはどういう方とお話したかというのはお聞かせ願えませんか?ダメ、ダメです。
北朝鮮と日本の国民の間には多少理解し合えない部分もあります。
我々が関与して、正しい解決と具体的な成果を導くことは日本国民のために果たすべき役割だと認識しています。
モンゴルという第三国で、ようやく実現した祖父母と孫娘の面会。
そこに至るまでには、横田さん夫妻の12年に及ぶ葛藤の日々があった。
12年前に存在が確認された横田めぐみさんの娘、キム・ウンギョンさん。
祖父母に当たる横田滋さんと早紀江さんは…ウンギョンさんに会うことでめぐみさんの死亡情報が既成事実化されることを恐れていた。
その後、日朝の政府間協議が行われたこともあったが、北朝鮮は、拉致問題は解決済みとの姿勢を崩さなかった。
そしてウンギョンさんに関する情報も途絶えてしまったのだが、これを調べた人物がいる。
民主党の有田芳生議員。
ジャーナリスト時代から拉致問題に取り組み、横田さん夫妻が最も信頼を置く国会議員の一人。
2011年の11月、横田さん夫妻は、ある議員からウンギョンさんが結婚したらしいという情報を伝えられ、有田氏に、こんな相談をしたと言う有田氏から情報を伝えられた横田さん夫妻。
しかし、その後もウンギョンさんと面会することはなく、心は揺れ続けた。
2011年12月、キム・ジョンイル総書記が死去した。
北朝鮮はキム・ジョンウン体制の基盤固めに力を注ぎ、拉致問題は動かなかった。
おととし11月には、横田さん夫妻の訪朝を日本政府が計画したとの一部報道もあった。
こう話していた横田さん夫妻だが、滋さんは80歳を超え、早紀江さんも75歳を超えた。
去年秋以降、孫娘、ウンギョンさんに関する発言も少しずつ変わっていった。
去年12月には、北朝鮮の事実上のナンバー2とされたチャン・ソンテク氏が処刑された。
メディアは北朝鮮の権力闘争を伝えていた。
早紀江さんに心境を聞くと、最後に意味深長な言葉が返ってきた。
実は、横田さん夫妻はこのとき既にウンギョンさんと面会したいという思いを日本政府に伝えていた。
日朝の外務省を中心に極秘の調整がなされ、今月3日の赤十字会談と並行して行われた協議で面会が決まった。
面会するまで長い時間がかかったことについて、ウンギョンさんには、こう説明したと言う。
横田さん夫妻とウンギョンさんの面会に象徴されるかのように、日朝関係は急速に動き出している。
日朝双方の外務省担当者が非公式に協議し、外務省の局長級の協議を行うことで合意した。
30日に再開される政府間協議では、拉致問題を含む互いの関心事項について、幅広く話し合うと言う。
拉致問題に関して北朝鮮が少しずつ姿勢を変えてきている。
その理由の1つと見られているのが、国際社会からの人権問題での圧力。
今年2月、北朝鮮の人権問題について調べていた国連の調査委員会が、報告書をまとめた。
報告書は政治犯強制収容所での強制労働や処刑・拷問を初めとした広範囲な人権侵害を挙げ、その重大性、規模、性質は現在の世界において類を見ないものだと結論づけている。
中でも日本人拉致問題については、日本政府や北朝鮮の主張以上に踏み込んだ見解を示している。
日本政府が認定している拉致被害者は17人だが、調査委員会はそれをはるかに上回る数字を示した。
さらに…日朝首脳会談で、キム・ジョンイル総書記は拉致の実行犯について、特殊機関の一部が盲動主義、英雄主義に走って行ったと説明していた。
しかし報告書は、キム・ジョンイル総書記自身や父親のキム・イルソン主席が拉致を命令したと結論づけている。
国連の調査委員会には、横田さん夫妻も協力してきた。
去年8月、拉致被害者家族から行われた聞き取り調査では、苦しい胸の内を明かしている。
また、報告書が公表された際には、この運動の中心になって動いてきたNGO連合の会見にも出席した。
北朝鮮は報告書について、敵対勢力がねつ造資料を集めてつくったもので、全面排撃するとしている。
国連人権理事会では17日、北朝鮮の人権侵害を断罪する調査委員会の報告書が提出された。
日本の拉致被害者家族も初めて発言したが…北朝鮮代表は抗議し、退席した。
まさに、この国連人権理事会の直前に行われていたのが、横田さん夫妻とウンギョンさんの面会だった。
救う会全国協議会の西岡会長は、こう見ている。
北朝鮮の人権侵害を、人道に対する罪と非難し、国際刑事裁判所への付託を検討するよう、勧告する決議案を日本とEUが提出した。
来週中にも採択される見通し。
今週木曜日、クリスチャンの早紀江さんは、毎月開く拉致被害者救出のための祈り会に出た。
面会時のことを思い出す早紀江さん。
第三国での面会を許可した北朝鮮側に変化が見られると話す。
しかし、今回の面会を複雑な思いで見ている関係者もいる。
拉致の可能性が排除できない特定失踪者の問題に取り組む荒木和博氏。
政府が認定した拉致被害者は17人だが、警察が拉致の可能性が排除できないとして調べている失踪者は全国に800人以上いる。
荒木氏は、こう危惧している。
横田さん夫妻を長年取材してきた、丹羽記者に来てもらいました。
面会が実現した迎賓館は私も近くまで行ったんだけど、非常に街から離れて静かなところで、ある意味、そこで缶詰状態になって長いこといろんな話をしたんでしょうね、公にできないこともいっぱいあったでしょうけどもね。
2階に食堂があって、3階に横田さん夫妻が滞在して、4階にウンギョンさん一家が滞在して、初日の夜に、とにかくまず会って対面を果たして、それから2日目、3日目、4日目と相当長時間一緒にいた。
5日目に別れてきた。
早紀江さんはウンギョンさんに対して、とにかく北朝鮮に来てくださいとあなたは言うけど、行けないのには理由があって、12年かかったのは、嫌いだからじゃなくていつも思ってたよと、会いたいけれども、なかなかうまくいかない、時間がかかる部分もあるんだよと丁寧に説明されたということなんですね。
丹羽さんは横田さんご夫妻に随分長い間取材で関わってきたわけですけれども、今回の面会実現の後のご夫妻の思いはどういうものだと考えますか?めぐみさんの生存を信じる気持ちに変わりはないと。
ただ、めぐみさんの生存か否かに関しては、本当のことが出てくるまではやっぱりわからない、そのお気持ちは、今までと変わっていないです。
やはり今回の面会で、その後の記者会見で横田早紀江さんが一番おっしゃりたかったことは、とにかくウンギョンさんに対して、これから何が起きるかわからないけど、とにかく希望ですよ、希望を持っていきましょうと、手を握って別れてきた。
これはウンギョンさんの明るさですとか、初めて対面した女の子のひ孫の元気さ、そういったものが、北朝鮮でこんなに元気に生かされている人がいるなら、死亡とされている自分の娘やほかの拉致被害者に関しても、どこかで元気にいるに違いないと、非常に持てたということをおっしゃってました。
続いては、震災3年連続記録、「2020年被災地と東京の未来図」。
今週はカジノを取り上げます。
最近ではシンガポールがカジノ解禁に踏み切り観光産業に大きな影響を与えています。
一方、日本国内でもその解禁に向けて、今国会で推進法案が審議される見通しです。
カジノ解禁が東京と被災地の未来図にどう影響するのか、取材しました。
シンガポールのビジネスの中心地のすぐそばに建てられたのが、統合型リゾートのマリーナベイサンズです。
シンガポールでは、4年前にカジノが合法化されて以来、外国人観光客が6割増えたといいます。
シンガポールの新たな観光名所となったマリーナベイサンズ。
IR=統合型リゾートとはカジノだけでなく、ホテルやショッピングモール、国際会議場などを兼ね備えた複合施設。
今週木曜日、日本のメディアに異例の現地説明会が開かれた。
主催したのは、アメリカ・ラスベガスを拠点とするサンズグループ。
日本市場への参入を狙っている。
施設の中核をなすカジノに、カメラが入った。
今回、シンガポール政府の許可を得て特別に営業中のカジノの撮影を許されました。
極めて異例なことだということです。
それだけ日本に対して強くカジノをアピールしたいということなんでしょう。
フロア一面に、ルーレットやバカラのテーブル600台がずらりと並ぶ。
VIPやリピーター向けの専用ルームも用意されている。
賭け金なんですけれども、最低が500ドル、およそ4万円ということで、かなり高くなっています。
カジノは施設の総面積のわずか3%足らずだが、売り上げの8割近くを占めると言う。
今回、旅行の目的というのは何ですか?仕事です。
仕事のついでにカジノ?そうですね。
現在、シンガポールにはこうした統合型リゾートが2カ所ある。
そもそも日本と同じく賭博は違法だったが、経済活性化の切り札として、4年前に解禁に踏み切った。
以降、外国人旅行者、観光収入ともに大幅に増加した。
主催者側は、施設内外で6万人の雇用を生んでいるとアピールする。
シンガポールを初め、東南アジアで次々とオープンし巨額の収益を生むカジノ。
一方、懸念されるのがギャンブル依存症。
カジノの入り口ですが、外国人とシンガポール人に分かれています。
外国人はパスポートを見せるだけで入れるんですけれども、シンガポール人に対しては、依存症対策として一日100ドルの入場税を課しています。
依存症の割合は、解禁後もほとんど変化は見られないと言う。
ここができてからシンガポールは生き生きしています。
外貨が入ってきて、観光客が買い物してくれるので経済が上向きました。
カジノには興味ないですか?主人はあるみたいですけど。
お父様は行かれた?私は今日行きました。
今日午前中に行ったんですか?はい。
どのくらい使われました?それは内緒です。
こういう統合型リゾートというのは、家族で来やすいですか?そうですね、それぞれいろんなことができますから。
1人1人いろいろなことができますからね。
サンズグループトップのアデルソン会長が、日本進出への意欲を語った。
日本には潜在力があります。
我々は多くの観光客を生み、継続的に集客することができます。
日本のように規制やしがらみがある場所でも我々はエンターテインメントを提供することができます。
日本もカジノ解禁に向け、動き出そうとしている。
私自身は、かなりこれはメリットも十分にあるなと。
2020年東京オリンピックの決定がカジノ解禁への動きにはずみをつけた。
この日、合法化への動きを側面支援する目的から、民間が主導する会議が開かれた。
法案提出の中心的な役割を果たした超党派議連の幹部や財界人、35都道府県と18の政令市が参加した。
IRというものを、やはり国の成長戦略、地域経済の活性化、それから文化振興、都市政策、こういう面からオールジャパンで議論していきたい。
この会議の発起人の1人、溝畑宏さん。
旧自治省出身でJリーグのチーム経営者や観光庁長官を経験してきた。
カジノ解禁に向けて溝畑さんは政府や議連、自治体、経済界を結びつけようとしている。
この日、溝端さんは大阪市が検討するカジノ候補地について話を聞くため、担当者を訪ねた。
候補地は夢洲が一番で、なぜここが、候補地として最適なのかというとそもそも市が所有している土地であるということと、ある程度成形地ですので、業者さんも自由なデザインができる。
面積はどれくらいなんですか?ここが90haぐらいですね。
本当、シンガポールを見てて思ったんですけど結局IRというのは単純に施設ができるというだけではなくて、都市政策的に見て、鉄道とか道路もセットになってくるので。
オリンピックに合わせてカジノが導入されれば、さらに大きな波及効果が生まれると、溝畑さんは見ている。
外国人を受け入れるよということは、やはり、何もそこの施設があるところだけではなくて、その周辺の地域にも波及していくわけですよね。
エンターテインメント、アミューズメントの大きな核になるものがある。
現在、自治体及び民間によって全国各地で誘致が検討されているが、国による認可は当面2〜3カ所に限定させる見通し。
カジノを含む巨大な統合型リゾートの候補地として有力視されているのは、こちら、お台場の青海地区です。
この辺り一帯には東京ドーム13個分という広大な敷地が広がっています。
周辺には、ホテルや大型商業施設、国際展示場などが建ち並ぶ。
この一帯を特区として、東京都は国際観光の拠点づくりを目指している。
一方、震災被災地にもカジノを望む声がある。
住宅建設などを手がける永窪威さんは仙台空港周辺へのカジノ誘致を訴えている。
この東北を立て直す、復興するためにも、何としても、この地に、カジノ誘致を実現させていただきたいと。
永窪さんは震災前からカジノ誘致のシンポジウムを主催するなど、地元経済への効果を訴えてきた。
カジノを実現すれば、いろいろな意味での経済効果があるんですが、そうでなければ、本当にみじめな復興も十分ままならない、本当に疲弊した姿がそのまま取り残される。
仙台空港と海の間に位置する、名取市の北釜地区。
鈴木英二さんは、津波によって自宅と経営する駐車場が被災した。
これで水の流れがよくわかると思うんです。
あそこからまともにこっちに来た。
遺構として残している自宅周辺に、かつては住宅と田畑が広がっていた。
津波によって109世帯、400人の住民のうち55人が犠牲になったと言う。
震災後、鈴木さんら被災者は地域の生活再建とコミュニティを再生するため、永窪さんが推進するカジノ復興計画に加わった。
リゾート構想なるものがあって、だからカジノというんじゃなくて、それを力にして、周りの開発を、とにかく進めていくというすばらしいアイデアだったんですよ。
震災発生から半年後、鈴木さんを初め被災者のグループは行政を突き動かそうと、県に誘致を働きかけた。
ところがそこに、大変な落とし穴があるのを私は知らなかったんですね。
法案ができてないんですよ。
とにかくみんなパニックだったので、急にカジノって言われても、法律がどのようにしてあるか、そういう専門的なことわからなかったですね。
現行の法律では、カジノは建設できないことがわかると、被災者の間で、誘致の気運は一気にしぼんでいった。
将来を悲観して自殺した方もおります。
そういった悲しみも多くありますから、それを乗り越えて、我々が願っているIR、カジノというものは必要だと。
永窪さんは、今でも誘致を続けている。
その理由は、カジノが復興に効果的だと感じたから。
2005年にアメリカ南部を襲った大型ハリケーン、カトリーナ。
街の5分の1に当たる5000軒の建物が被害を受けたミシシッピ州のビロクシ。
復興策の1つとして州政府が行ったのは、水上のみ認められていたカジノの営業許可を陸上にまで広げるカジノ法の改正。
これにより、被害を受けた水上のカジノに代わって陸地にカジノが再建されていった。
ミシシッピ州最大のカジノリゾート、ポー・リヴァージュも被災後、直ちに再建を目指し、雇用も保障すると発表した。
責任者のジョージ・コーチスさんによると、現在、州内2店舗の従業員数は合計で2万4000人だと言う。
我々はここ数年、ギャンブル税を合わせると50億円以上を納めています。
それぞれの地域で間接的に、ほかの雇用も支えています。
被災から3年後、カジノからの税収は回復し、一部が住宅の復興などに充てられている。
カトリーナの後、カジノがあって本当によかったです。
私みたいにギャンブルでお金をすってしまう人もいるけど、地元経済を支えているという意味で、大いに助かっています。
その一方で、ハリケーン、カトリーナの復興については大惨事に便乗して、それまでできなかったことを一気に実現しようという惨事便乗型資本主義の典型だと、強い批判が出ていることも確か。
日本国内でも…国会でのカジノ法案の行方をにらみ、法案に批判的な弁護士が集まっていた。
それだけ切迫してますよ、これ。
法案が出ているんですから、超党派で。
カジノを阻止するということは、予防でしょう。
こう語るのは、仙台で多重債務問題に数多く取り組んでいる新里宏二弁護士。
カジノ合法化の阻止に向け、全国協議会をこの春に立ち上げる予定。
カジノを誘致する一番の問題点はどこにありますか?経済効果がはっきりしないのに、負の効果の方が多すぎる、それは、依存症の問題だと思いますそこの問題を解決するっていう視点が必要であって。
厚生労働省の発表によると、ギャンブル依存症とされる成人の割合は5.6%。
各国と比べ、際立って高い理由の1つがパチンコ。
パチンコ業界の売り上げが20兆円を割り込む中、東北6県で行われたパチンコ売上高調査によると、宮城県の前年度比伸び率が最も顕著となっている。
新里弁護士は、こう分析している。
被災者の方がギャンブルにハマリ込んでいるという状況もあるのではないか。
本当に二重被害です、僕はその意味では。
震災、それから原発の被害、それでパチンコの被害という格好になったら、本当に浮かばれないなと。
長引く仮設住宅での生活に、閉そく感を抱く被災者は少なくない。
家族3人で仮設住宅に暮らす菅野次雄さんは、仙台市内の自宅が津波に襲われた。
この日、気分転換に近所のパチンコ店へ向かうと言う。
今からバリバリ出してきますよ。
菅野さんは限られた小遣いで、毎日パチンコ店に足を運んだときもあると話す。
仮設に入ってて、時間が余るでしょう。
何カ所か相当あるでしょう、パチンコ屋さんね。
結構、いろんなところに顔を出してその反面、今度逆に財布が軽くなる同じ境遇の被災者が、パチンコにのめり込む話は珍しくないと言う。
依存症っていうの、そういうのを含めると、何か悲惨な人も陰ながら聞かれますよね。
カジノっていうのができたとしたら?私は当然行ってみたいですよね。
カジノというのは観光地でしょう。
その売り上げの中から出してもらって、税金を軽くしていただけるというような、1つのね。
仙台空港の民営化を推進する村井嘉浩知事。
宮城県としては、カジノを復興のために誘致する可能性はありますか?ありません、全く考えてないですねないとはっきりと断言できますか?私は考えておりません。
カジノの国内解禁については容認するが、県内誘致に反対する理由とは…税収面では非常に大きな効果があると思いますし、雇用面でも大きな効果があると思います。
しかし一方、教育上の配慮、また治安上の配慮というものも必要でございまして、そういうことを理由に反対する方もたくさんおられると。
宮城県全体の被災者の皆さんの感情というもの、思いというものを、やはり今は一番重く受け止めるべき、そういう時期ではないかなと私は思うんですけども。
さらに、村井知事が重視しているのが採算性。
カジノ収益のターゲットとなる外国人旅行者の数はシンガポールで年間1400万人以上に上るのに対し、宮城県は7万5000人にすぎない。
カジノは、確かにカンフル剤だと思います。
今の宮城県でカンフル剤に頼り出すと、すぐに何でもカンフル剤、カンフル剤ということになってしまうのではないかと。
そこを、すごく心配しています。
復興とカジノ、宮城県民の反応は…発展するんだったらいいんじゃないですかね。
楽しそう、できたら行ってみたいですか?1回は行ってみたいですね。
私、大嫌い。
そういうのは、やっぱり、利益のある人はいいでしょうけど、私らはあまりそういうのには興味ないですね。
賭け事には。
利益あると思うんですけど、でも、何か仙台の色といいますか、それが失われるんじゃないかなって思いますね。
カジノによる復興計画に、一度は期待した鈴木さん。
今、地域再生のため取り組んでいるのは、カジノとは無縁の海岸林の再生プロジェクト。
5kmに渡る海岸線に10年かけて黒松を植栽し、海からの砂、塩、風を遮ることでかつての農地を再生させる試み。
なくなって初めていろんなことを教えられましたね。
生活のすべてだったんです、この松林。
松林がここによみがえる頃、印象的だったのは、宮城県の村井知事は日本でカジノを解禁することには反対しない、けれども、今の宮城にはそんな体力はないんだと言っていたことなんですね。
その一方で、東京や大阪では誘致に向けた動きというのが活発になってきています。
今回、シンガポールでの説明会を主催しましたラスベガス・サンズの会長も、日本に進出するのであれば東京か大阪だと明言していまして、やはり利益が出るのは大都市だということなんでしょうね。
それにしても、オリンピック開催に合わせるといったらあと6年ぐらいしかない。
それまでに法律をつくって、しかも総合レジャー施設、リゾート施設をつくるって、これ間に合うんですか?推進派は何としても2020年までにつくりたいと。
そのためには今がギリギリのタイミングなんだという声も多く聞かれました。
そして解禁で懸念されるのはギャンブル依存症の問題ですけれども、もちろん超党派のIR議連としても、治安への悪影響ですとか、依存症対策について話し合っているんですが、その前に、今いるギャンブル依存症患者の対策というのも必要なのではないでしょうかね。
僕は、大阪や東京にカジノを誘致しようという動きと、被災地にカジノをつくろうという動きというのは、個人的には全く意味が異なっていると思うんですね。
カジノを被災地の経済活性化のてこ入れにするという政策自体の評価はさておいて、被災地というのは弱っているわけでしょう。
弱っているところで、とにかく論争の多いことをやってしまうという動きについては、物事の本質的な深い意味で、倫理的には僕は抵抗感を感じざるを得ないですね。
実はナオミ・クラインという人がいるんですけれども、カナダの批評家で、彼女の出した本ですけど、「ショック・ドクトリン」。
この種のかたい本としてはよく読まれているんですけれども、VTRの中にあったとおり、惨事便乗型資本主義と訳されているんですけれども、例えばハリケーン・カトリーナの復興のありようとか、イラク戦争の後のバグダッドの復興のありようというのは、茫然自失としている中で、やれないことをやってしまおうみたいな、そういう動きというのは、本来どうなんだろうと。
市場原理主義に走っていないかと。
震災後の東北全体の復興のあり方を考えるときに、住民の声じゃなくて、そういうふうなことにつけ入るような感じは、やっぱりいかがなものかなと、僕は個人的に思います。
続いては、佐藤キャスターのスポーツです。
まずは選抜高校野球です。
かつて甲子園を沸かせたやまびこ打線が返ってきた。
伝統のユニフォームを身にまとい、27年ぶりの選抜高校野球に臨む池田高校。
80年代、名将・蔦文也監督のもと、やまびこ打線と呼ばれた名門校が、果たして打棒復活となるのか。
3点のリードを許し、迎えた8回ウラ、ここまでヒット1本に抑えられていた池田は連続ヒットでチャンスをつくると、8番・名西のタイムリーで1点を返す。
さらに2番・高井も続き、やまびこ打線が復活。
この回、一挙4本の集中打で1点差に迫る。
勢いに乗った池田は、9回、ノーアウト1・2塁から6番の喜多が絶妙なセーフティーバント。
一打サヨナラのチャンスをつくる。
27年ぶりの選抜高校野球で勝利をおさめるか、それとも初戦敗退となるか、運命の一球。
土壇場でやまびこ打線が奮起し、劇的なサヨナラ勝ち。
名門・池田高校にようやく春の訪れプロ野球のオープン戦、日本ハムの大谷翔平が巨人の強力打線に初挑戦。
まずは1回、クリーンアップの長野からスライダーで三振を奪うと…2回は圧巻のピッチング。
5番・ロペス。
そして、6番アンダーソン。
フォークボールで連続三振を奪うなど5回4奪三振。
大谷は巨人の協力打線を無失点に封じた。
7人制ラグビーの世界最強決定戦、東京セブンズ。
日本代表は前回王者の南アフリカと対戦した。
初戦のアルゼンチン戦に引き分けた日本。
第2戦は王者、南アフリカ。
前半5分だった、南アフリカに与えてはいけない先制点を許す。
その後も世界トップレベルの攻撃を抑え切れない。
後半に入り、日本は鮮やかなキックパスからワントライを返すが、力の差は歴然。
王者南アフリカに敗れた。
サッカー、なでしこジャパンの川澄菜穂美が新天地アメリカ女子プロリーグ、シアトル・レインに合流するため出発。
抱負を語った。
大相撲春場所は残り2日。
綱取りを狙う大関・鶴竜は優勝争いでトップに並ぶ横綱・白鵬との大一番。
攻める姿勢を貫いた鶴竜は綱取りの条件、13勝目を挙げ、横綱昇進へ大きく前進した。
今、まさに卒業式シーズンで、街を歩いていると袴姿の女性をよく見かけますよね。
私も卒業式のときは、袴を着ました我々のとき、普通の格好でジーパンはいたりとか…。
2014/03/22(土) 17:30〜18:50
MBS毎日放送
報道特集[字]

孫と面会!横田さん夫妻の道のり舞台裏は?▽解禁か?カジノ法案と被災地…復興とギャンブル

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番組内容
あまたのニュースの中から、伝えるべき情報を厳選し、報道特集というフィルターを通して、責任をもって視聴者にお伝えします。
30年以上つづく老舗の報道番組として、その名に恥じない番組、毎回見終わって「良かった」と思われる番組、目指します。
出演者
【キャスター】
金平茂紀(TBSテレビ報道局)
日下部正樹(TBSテレビ報道局)
岡村仁美(TBSテレビアナウンサー)
佐藤渚(TBSテレビアナウンサー)

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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