137億年の物語【宇宙が始まる前の物語】 2014.03.22

スリリングな歴史物語を探していて迷い込んでしまったあなた。
さあこの扉を開けて旅に出よう。
そう本来歴史はとてつもなくおもしろい。
今回はすべてが始まった…。
今週宇宙誕生に関する重大なニュースが飛び込んできました。
アメリカの研究チームが宇宙誕生のとき急激な膨張があったことを裏付けたのです。
泡のように現れては消え消えては現れる。
これが宇宙の卵です。
更に…。
これは今の常識。
私たちの知らない宇宙が無数にある?宇宙の未来の鍵を握っているのはこの2つ。
ダン!宇宙の命運を握る私たちの宇宙誕生前の謎に迫ります。
よいしょ。
博士今回の取材は疲れました。
うんまぁ確かに強行スケジュールだったがな。
しかし相内君ここでへこたれていては一流の歴史研究者にはなれないぞ。
はい頑張ります。
(物音)今何か音がしなかったか?おい誰かいるぞ相内君!博士…。
ああ…。
あらやっと帰ってきたの。
宮崎さんああ…。
宮崎さん?お知り合いなんですか?いやお知り合いも何もここの大家さんだよ。
あ…助手の相内です。
寺脇さんなかなか興味深いものをお持ちね。
ところで今月分のお家賃まだいただいておりませんけど。
どうしました?お金がないんですか?あ…いや…何を言っているのですか。
お金がないなんてねぇ?お金あるんですよ。
あの…今手持ちとして…ですから忘れておりました。
お願いしますよ。
はい。
合鍵で勝手に研究室に出入りしていたんですね。
博士の話ではとにかくニュースに詳しくちょっと面倒くさい人らしいんです。
(宮崎)それにしてもむさ苦しい部屋ね。
相内さんっていったかしら?もう少しきれいに使ってね。
博士がなかなか片づけてくれないから…。
う〜む…。
もう。
あら…ユリウス・カエサルじゃないフフッ。
これシュリーマン?まあ…シュメール人まで。
メソポタミア文明を築いた古代のアイデアマンだったのよね。
シュメール人は。
大家さんずいぶんとマニアックですね。
ああ妙に詳しいんだよ。
あらおもしろい時計ね。
(相内)ああこの時計はですね137億年の時を刻む時計です。
なぜ137億年かっていうと…。
午前0時が宇宙の始まり。
ビッグバンが起こった時間ってことかしら?そのとおりです。
去年ニュースになったわよね。
宇宙の始まりはこれまでの説より8,000万年昔。
137億9,800万年前だったっていう。
ええ…。
でも博士…私わからないの。
宇宙が誕生したのは137億9,800万年前…でしょう?その前はどうなってたのかしら?カシャーン!博士の歴史解説のスイッチが入った。
宇宙の始まりを知ることは宇宙の未来を知ることでもある。
宇宙の始まる前には何があったのか。
137億年前を見に行ってみよう!137億9,800万年前ね。
まぁ正確にはそういう…。
行ってみよう!今から100年ほど前まで宇宙は始まりも終わりもなく永遠に変わらないものだと信じられていました。
それが覆されたのはわずか85年前のことです。
時間を巻き戻すと…。
宇宙は1か所に集まる火の玉だった宇宙は野球のボールほどの大きさだったと考えられています。
この火の玉が爆発的に膨張し現在の宇宙ができた。
これが近年新たな宇宙の歴史が研究されています。
その驚きの世界に迫ります。
地球はいつ誕生したか覚えているかな?46億年前に原始惑星の地球が誕生しました。
うんさすがは柚乃だ。
そしてずっとさかのぼって銀河系の誕生は120億年前のことだ。
で137億9,800万年前に宇宙が誕生したのね!そうですそれが宇宙のビッグバン…。
まだいらっしゃったんですか?あの人誰ですか?あぁ…。
この研究室の大家さん。
突然現れる超変わった人。
ではビッグバンはなぜ起きたのか。
相内君!はい宇宙はもともと直径10のマイナス34乗センチという目に見えない素粒子ほどの小さな小さな点でした。
何?それ!そんなに小さかったの?えぇ1ナノメートルよりもはるかに小さい…。
それが一瞬で急激に大きくなりました。
これをインフレーションといいます。
仮にこの素粒子ほどの宇宙をゴルフボールくらいの大きさだとしたらインフレーションの直後はバンッと地球サイズの大きさになります。
こうしてビッグバンは起きたんです。
博士!ビッグバンが起きる前のその前は何が起こったの?そうそう!私が知りたいのはそこなのよ。
あなた鋭い質問するわね!
(咳払い)宇宙が誕生する前はこうだったといわれる。
無?何もない?そうです。
我々人間も地球もそして宇宙も無から生まれたと考えられています。
何もないところからはなんにも生まれないんじゃないの。
何もないようですが実はあるんですよ。
どういうこと?ここにだってここにだって何もないように見えて何かあるでしょ?酸素とかそういうこと?そうです。
何もないようだが酸素はある。
それと同じように宇宙が始まる前も目に見えないエネルギーがあったんですよ。
インフレーションとビッグバンによってできた私たちの宇宙。
時間をさかのぼると…。
宇宙が生まれる前はいったいどんな状態だったのでしょうか?その謎を探るために世界的に有名な宇宙物理学者のもとへ。
宇宙物理学の権威佐藤勝彦さんに聞きます。
佐藤さんはビッグバン以前を解明。
あの有名なホーキング博士と交流があり彼の著書の翻訳も務めました。
佐藤さんが考える宇宙の始まりとは?すべてが始まったインフレーション以前…。
無の状態の概念はホントに難しくてですね私たち物理学者はですね…。
要するに哲学者の言うというのが私たちの考えなんですよね。
最小限のものが存在するという無の世界。
これがわかったようなわからないような。
宇宙から海を見ればその表面は何事もない滑らかな世界に見えます。
これがそれをですねどんどんどんどん…。
遠くから見ればなめらかな海。
しかし実際は海には激しく波が立っています。
無もこのような状態だというのです。
激しく荒れ狂っているという無の世界。
では私たちの宇宙は無からどのように誕生したのでしょう?まあひと言で言えば…。
これは無の海をスローモーションで表したイメージです。
画面の中央に注目してください。
大きなエネルギーをもったしぶきが現れました。
急激に膨張します。
これがインフレーションです。
こうしてできた火の玉状態の宇宙は…。
ビッグバン大爆発を起こすのです。
さあこれは宇宙が始まる前の無の状態。
エネルギーの海としましょうか。
何もないように見えますが…。
それ!何なの?そのポコポコは。
泡のように現れては消え消えては現れる。
これが宇宙の卵です。
わかった!生まれては消えるちっちゃな宇宙。
ここからインフレーションが起きたのね。
そうです。
そして…。
この火の玉がバーンと爆発したんです。
ビッグバンですね!そうだ!そしてビッグバンの1秒後には原子や陽子などの素粒子ができた。
そして3分後には原子番号1番の水素と2番のヘリウムができたといわれている。
原子番号って誕生した順番に並べられていたの?「スイヘリベ」という言葉を知っているかな?私は文型だからそういうのわからない。
聞いてません聞いてませんよ。
ですよね!そうだ!原子番号の順番の覚え方だ。
原子は軽いものから誕生した。
だからある程度原子番号と誕生した順番が一致してるんだよ。
素粒子や原子ができてついに星ができるのね。
なんなんですか勝手に…。
そしておよそ46億年前塵やガスが集まって原始太陽系が誕生します。
この原始太陽系の中で小さな惑星が衝突と合体を繰り返しやがて地球が誕生するんです。
私たちが住んでいる地球はどのように誕生したのでしょう?およそ46億年前ガスや塵が集まった宇宙空間に原始太陽系が生まれました。
中心は原始太陽です。
原始太陽の周りには氷と岩の塊でできた微惑星がありました。
この微惑星が衝突と合体を繰り返し原始惑星となっていくのです。
地球も原始惑星の一つでした。
原始地球の誕生です。
原始地球はマグマの海に覆われていたのです。
その頃我々が住む地球は星と星がぶつかってできたんだ。
その衝突によってできたのが…。
月でしょ!あぁ…。
この説はアポロ計画によって持ち帰った月面の石を分析して有力とされたんだね。
私が説明したかったのに。
おさえたまえ相内君!大家さんは石にはうるさいからね。
まぁまぁ…宇宙は無から生まれていたんですね。
私がまとめたかったのに。
無から誕生した宇宙。
近年驚くべきことがわかりました。
それは私たちの常識をはるかに超えるものでした。
これは今の常識。
私たちが住む銀河系は宇宙に数多くある銀河の1つ。
更に宇宙物理学では私たちの宇宙はより広大な空間に浮かぶ泡の1つと考えられています。
1つだけではないということでユニバースというユニではなくてマルチバースとこの頃は呼ぶことになっております。
私たちの宇宙とは別の宇宙に地球と同じような惑星があり生物が存在する可能性もあるのです。
博士もう1つだけいいかしら?ああどうぞ。
宇宙の始まりはなんとなくわかったけど終わりはどうなるの?宇宙の未来の鍵を握っているのはこの2つ。
ダン!ダークマターとダークエネルギーだ。
なんだか恐ろしい名前ね。
何なの?これ。
ダークマターは引っ張る力重力を持った物質のことでダークエネルギーはその重力とは逆で引き離そうとする力を持ったエネルギーのことです。
どちらも目には見えません。
宇宙全体で見ると我々の目に見える物質は5%にすぎません。
宇宙の95%はこの目に見えない正体不明のものに支配されているんです。
最新の調査ではダークエネルギーが70%でダークマターが残りの25%だと言われています。
現在はこのダークエネルギーが増えて宇宙が引き離されて膨張が加速していると言われているんです。
もしこのまま膨張し続けると温度がどんどん下がり星は輝きを失い宇宙は静かに消えるように死を迎えるといいます。
老衰ってことね。
ええ。
しかしもし将来ダークマターのほうが増えれば宇宙は引っ張られて縮んでいく。
そして最後はまた小さな小さな点になるといいます。
ということはまた宇宙が生まれたりして。
そうなんです。
またビッグバンが起こる可能性も否定はできません。
いずれにせよまた1000億年以上先のことですがね。
なんだか気が遠くなるような話ね。
いちいち小さなこと気にしていられないわ。
そうですよ。
家賃のことなんかいちいち気にしててもね。
それは別ですよ。
すみません。
失敗したな…。
宇宙の始まりを説いたビッグバン理論。
今でこそ一般的に知られているが当初はまったく見向きもされなかった。
実はビッグバンという名前も批判的だった科学者フレッド・ホイルが「宇宙が大きなバーンという爆発から始まったというのか?」とからかったことに由来するのだ
ホイルはのちに命名権の特許を取っておけばよかったと語ったという。
このあとは次回の見どころを紹介。
8世紀頃スカンジナビア半島に…。

(教会の鐘)
(福山)15世紀から続く街並みと快適な都市生活を共存させることはできるのだろうか。
フランス第二の都市リヨン。
その再開発エリアで東芝は最先端のエネルギーマネジメント技術による豊かな街づくりをはじめています。
自らエネルギーをつくりだす次世代ビル。
CO2排出を削減する電気自動車のシェアリング。
既存住宅を壊さずにスマート化。
さらに街全体のエネルギーを見える化することで一人一人が環境に配慮した暮らしやすい街へ。
伝統の街並みと豊かで快適な都市生活が調和するスマートコミュニティの実現。
東芝の挑戦が今世界ではじまっています。
東芝。
荒涼とした大地。
年間300日照り付ける太陽。
この過酷な自然を人々の豊かな生活に生かすことはできるのだろうか。
アメリカニューメキシコ。
東芝はエネルギーマネジメントシステムを中心としたスマートグリッド実証実験に取り組んでいます。
より快適な暮らしを実現するために。
自然エネルギーを効率よくつくりだす。
蓄える。
コントロールする。
電力の需給バランスを保ちおよそ1,700世帯の住宅などに送り届ける。
自然の力を豊かで快適な生活へと結び付けるスマートコミュニティの実現。
東芝の挑戦が今世界ではじまっています。
つながることから未来ははじまる。
東芝。
「おとな旅あるき旅」今回は…
2014/03/22(土) 18:00〜18:30
テレビ大阪1
137億年の物語【宇宙が始まる前の物語】[字]

宮崎美子が加わってリニューアル!今回の主人公は「宇宙」。宇宙が始まってから現在までの歴史を描きます。池上彰の監修で、寺脇博士と相棒の相内助手がドラマ仕立て解説。

詳細情報
番組内容
今回から、寺脇博士研究室の大家として、宮崎美子が登場します。
宇宙が始まる前、いったい何があったか知っていますか?今回は宇宙の謎に迫ります。
137億9800万年前にビッグバンによって宇宙が誕生し、以後さまざま奇跡が起こって今日を迎えています。では、宇宙誕生の前に何があったのでしょうか?ビッグバン直前、ほんの点だったものが、その前の段階はいったい?最近解明された学説に迫ります。
この番組は…
話題のベストセラー本「137億年の物語」を映像化。「137億年前に宇宙が始まってから今日までの全歴史」という壮大なテーマを紐解く。
寺脇康文が扮するちょっと変わり者の寺脇博士が模型やイラストなどを駆使して、わかりやすく歴史を解説。世界史が大好きな大家の宮崎美子、世界中の歴史現場を取材する助手の相内優香。ドラマ仕立ての不思議な歴史報道番組。
出演者
【博士役】
寺脇康文
【研究室の大家役】
宮崎美子
【寺脇博士の相棒・助手役】
相内優香(テレビ東京アナウンサー)
【生徒役】
千阪健介、布施柚乃、粟生睦未
【著者】
クリストファー・ロイド
監修
池上彰
ホームページ

http://www.tv-tokyo.co.jp/137/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ニュース/報道 – 解説
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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