人生の楽園 2014.03.22

今週は何かいい事ありましたか?私ね思うんですよ…。
ああ〜気持ちいいですね。
ああ…どうもすみません。
今日は温泉から失礼します。
お邪魔しているのは弘法大師空海が1200年前に発見したと伝えられる温泉場です。
その一角にある足湯に今日の主人公がいらっしゃいます。
早速お邪魔してみましょう。
アハハいらっしゃいましたね。
ここの温泉水は飲めるんです。
その温泉水を汲んで向かうのはお隣の建物。
暁子さんが去年5月に始めたパン屋さんなんです。
でもパン屋さんで温泉水?パンを仕込んだり天然酵母の培養に使います。
ああ…なるほど。
暁子さんが作っているのは温泉饅頭ならぬ温泉パンなんですね。
温泉水と天然酵母を使って作るパンは25種類。
あんパンクリームパンメロンパン食パンジャムパンカンパーニュ!おお…あんパンの焼きたてうまそうだな食べたいですね。
西田さん。
はい。
これもパンなんですよ。
え?あっ雪だるま!うわかわいいな。
はい。
チョコレートパンとクリームパンを重ねホワイトチョコレートでコーティングしました。
うわあなんだか食べるのがもったいないですね。
ねえ暁子さん温泉水を使うとどう違うんですか?温泉のお水っていうのは…ラジウム泉なんですけれども水道水と違って出来上がりが本当にやわらかくふわ〜っと出来上がって…。
なるほど。
ふわ〜っとやわらかい。
アハハ湯気立ってる。
温泉みたい。
美味しそうでしょ?うまそうだね。
食べたいですね。
その前に舞台の紹介お願いします!はい。
今日の舞台は新潟県の北東部新潟平野のほぼ中央に位置する阿賀野市です。
白鳥の飛来地として全国的に知られる瓢湖。
冬場にはおよそ5000羽の白鳥を見る事が出来ます。
東にそびえるのは5つの峰が並ぶ五頭山。
山麓には3つの温泉場からなる五頭温泉郷があります。
その五頭温泉郷の中の1つ出湯温泉に今日の主人公のお店出湯温泉パン工房はあります。
パンを作るのはなっちゃんこと内山奈津美さんと暁子さんの2人です。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
営業時間は6時半までですがパンが売り切れた時点で終了です。
今日はなんと3時半の閉店です。
暁子さんのご自宅はお店から車でおよそ40分。
新潟市内のマンションにお住まいです。
(暁子さん)ただいま。
おかえりおかえり。
暁子さんの帰りを首を長くして待っていたのがもう1人の主人公夫の勉さん60歳です。
勉さんは飛行機の整備士。
今年定年退職を迎えました。
一緒に食べようと夕食を作って暁子さんの帰りを待っていましたが待ちきれずついつい1杯始めちゃったようです。
ね。
待ちきれません。
いつも1人ですので。
ヘヘヘヘ…。
もうそうなったら1人の時間を謳歌しようと。
この先考えると楽かなって思って。
いいしつけをしたなって思ってます。
ハハハ…。
フフフフ。
愛媛県出身の暁子さんは航空会社で客室乗務員をしていました。
26歳の時飛行機の整備士をしていた勉さんと結婚し暁子さんは退職男の子が生まれました。
そして勉さんの転勤で2004年から新潟市で暮らし始めました。
主婦業の傍ら趣味でバドミントンを楽しんでいた暁子さん。
ある日知人から1つの話が舞い込みます。
あの地区の子供たちに…知り合いの人からバドミントンをやってるんで人手がちょっと足りないんでコーチとして手伝ってくれないかっていう事から私はあの地区に行くようになったんです。
やっぱりのんびり出来るしほっとする場所だなっていうのは感じましたね。
バドミントンの指導に訪れるほどに出湯温泉が好きになっていった暁子さん。
同時に見えてきたのは小さな温泉場が抱える深刻な問題でした。
後継ぎがいないんだとかお客様も全然来ないんだっていうふうな話を聞いてこんないい所どうしてそんなんだろうっていうふうには思ってましたね。
何か自分に出来る事はないか。
思いついたのが差し入れをしていつも喜ばれていた手作りパンを使った地域おこしでした。
子供たちもすごいパンを食べて喜んでたんでパン屋さんをやろうって言ったのは私ですよ。
パン屋を始めるって言うからなんの話かなと思ったんですけどびっくりしました。
温泉場ならではのパンを作りたい。
暁子さんは温泉水と天然酵母を使ったパン作りに没頭しました。
普通の天然酵母じゃないパンでしたら温泉水で出来るんですけど天然酵母自体は全然私がわからないもんですから本当に難しかったですね。
試作開始から8か月ようやく温泉パンが完成し去年5月出湯温泉パン工房をオープンしました。
温泉場活性化の願いを込めた温泉パン。
中でも暁子さんが力を入れたのがこちらです。
(暁子さん)五頭山という事でマロンウグイス紫芋それからつぶあんこしあん5つのあんパンを繋げて…。
5つの味が楽しめます。
こちらは五頭ブレッドって言いまして山を5つにしました。
五頭山をかたどった食パン。
まさに五頭温泉郷の象徴です。
というわけで本日は温泉饅頭ならぬ温泉パンを作り始めたお母さんのお話です。
山あいの出で湯と焼きたてのパパンパパンパンパ〜ンって事で心も体も温まります!新潟県阿賀野市五頭温泉郷出湯温泉。
ここで去年5月に出湯温泉パン工房を始めた渡邉暁子さんが今日の主人公です。
毎朝4時に起きて新潟市の自宅から車で40分かけて通い5時半にはお店でパンを焼き始めます。
まずは天然酵母と温泉水を使って生地を作ります。
なるべくこまめに温泉のお水を汲みに行きます。
なるべく新しいというか汲みたての方がいいと思います。
こねた生地は2時間寝かせてから成形します。
なっちゃんが作っているのはあんパンです。
温泉帰りのお客様に人気だそうですよ。
機械でロール状にして作るのは五頭山にちなんだ五頭ブレッドです。
いやあまさにパン屋さんにとって食パンは看板商品ですもんね。
3時間寝かせて生地が十分に膨らんだらいよいよ窯に入れます。
作業を始めて30分。
暁子さんお待ちかねの時間になりました。
時刻は午前6時。
(鐘)出湯温泉華報寺の鐘です。
この音を聞いた時になんか本当日本人でよかったって思いました。
(鐘)う〜ん胸に染み入るいい音です。
日本人でよかったです。
開店は7時。
次々とパンが焼き上がりました。
では鐘の音に続いて焼きたてパンの音を聞いて頂きましょう。
聞こえますか?焼きたてパンの音。
腹に染み入るパンの音です。
うまそうです。
暁子さん今朝の出来はどうでしょうか?めちゃくちゃ美味しい。
幸せ。
ああ「幸せ」頂きました!午前7時開店です!おはようございます。
(暁子さん)おはようございます。
朝一番のお客様はお風呂上がりに立ち寄ったご近所の方です。
食パンを予約してくださいました。
いやあそうですか。
こちらのパンいかがですか?いやうまいですね。
今日友達とこへさ遊びにいこうかなと思ってねこれ買って。
遊びにいく…お土産に今買いにきた。
ああフレンドにブレッド!アハハハ。
おじさんわかったかな?今の。
あっこんにちは。
いつもありがとうございます。
すみません大丈夫です。
2本もらっていいですか?はい2本。
2本もお買い上げですねありがとうございます。
家族みんなが大好きで…。
モチッていう感じですかね。
その食感がもう病みつきになってしまって。
ねえ。
五頭あんパン人気ですね。
お店の隣にある足湯で焼き上がりを待つ方もいらっしゃいます。
ああいいですねこれもまた。
売り切れになっちゃうので早めに来ました今日は。
ありがとうございます。
お昼近くになるとご覧のとおり。
そして店の奥からはパンとは別のいいにおいが…。
ん?なんですか?これは。
はい炊飯器です。
パン屋さんですがお昼はご飯を食べるんです。
ははあいやさすが米どころ新潟ですね。
なっちゃんと交代で食べるため食べやすいように炊きたてをおにぎりにしました。
おかずはそれぞれ持ち寄ります。
今日はおからと白菜漬けです。
いやあこれはこれでいいですね。
やっぱりお昼にはご飯を食べないと力が出ないかな。
米どころですし。
ねえ。
朝から立ちっぱなしですもんね。
お米パワーを頂いてこのあとも頑張ってください!暁子さんが出湯温泉を初めて訪れたのは7年前。
その時の気持ちを今でも鮮明に覚えています。
この景色がすごく日本らしいなって思って。
こんなね素晴らしいところが日本にあるんだなっていうふうに気づきました。
1200年前弘法大師空海が開湯したと伝えられる出湯温泉は新潟県内で最も古い温泉です。
昭和の初めには温泉宿が十数件立ち並ぶほどにぎわっていました。
しかし宿の経営者の高齢化と不況のあおりを受け年々温泉旅館の数は減り今ではわずか5軒になってしまいました。
こんにちは。
暁子さんが訪ねたのは創業300年余りの老舗の温泉宿清廣舘です。
こちら清廣舘のご主人清野修栄さんは五頭温泉郷組合の理事長をなさってます。
パン工房を支え地域おこしを考える有志の面々がこうしてちょくちょく集まります。
私は子供の頃は湯治場だったから近くの農家の人のおばあちゃんが野菜持ってきたりしてすごくにぎやかでしたよね。
華やかなりし頃の温泉街。
そのにぎわいを取り戻したい。
暁子さんはお店の横のデッキスペースも有効に生かしたいと考えてます。
出来たらやっぱり地域のおじいちゃんおばあちゃんが作ってる野菜を足湯の隣にプレハブかなんかを建てて売りたいかな。
パンと一緒に地元の野菜も販売したい。
目指すのはにぎやかだった昭和の出湯温泉です。
木曜はお店の定休日。
でも暁子さんは新潟市内からお店に出勤です。
天然酵母は毎日管理しないといけないんです。
ああそうなんだ。
でこれは今何してるんですか?タンク内に溜まった炭酸ガスを抜いているんです。
おお!びっくりした。
飛んじゃった!いやあこんなにいっぱいガス溜まるんですね。
毎日朝必ずやります。
それと帰るのが遅くなった時にはもう一度開けてガス抜きをしてから帰らないと今みたいにポーンと飛んじゃう。
ああなるほどなるほど。
天然酵母は生きてるんですもんね。
でも暁子さんお休みなしじゃちょっとつらいんじゃないですか?つらいですけど本当に天然酵母種はここのお店の…言ったら源ですので。
ああいやいやそうですか。
頭が下がります。
でも暁子さんもたまにはガス抜きしてくださいよ。
ね。
あら暁子さん今度は事務仕事ですか?いいえ。
夫の勉さんに手紙を書いています。
えっ勉さんに?なんだろう?主人が…2月16日が定年退職だったんですよね。
お誕生日で。
でお祝いをしようかなって思ってます。
主人は全く知らないんです。
あら。
フフフフ…。
パン屋さんを始めてから食事など勉さんに任せっきりになっている暁子さん。
日々の感謝の気持ちを手紙にしたためます。
そしてこの日の午後。
ご夫婦は息子の慶樹さん夫婦と一緒にお嫁さん真理さんのご実家を訪ねました。
まだ真理さんのおじいさんおばあさんに一度もお会いした事がなかったためあいさつに伺いました。
ああそうなんだ。
(暁子さん)こんにちは。
(暁子さん)どうもはじめまして。
どうもどうも。
(勉さん)どうもはじめまして。
どうも。
結婚式でお会い出来なかったのでごあいさつにと思いまして…。
この日真理さんのご実家を訪ねたのにはもう1つのわけがありました。
それは勉さんに内緒で進めてきたサプライズ作戦を実行するためです。
お父さん。
実はこの席はお祝いの席でして。
(拍手)そう。
勉さんの定年退職祝いなんです。
(真理さん)今までお仕事お疲れさまでした。
(拍手)
(真理さん)おめでとうございます。
ありがとうございます。
開けてみてください。
ああはい。
えっ!?ヘヘヘヘヘ…。
すごい。
(暁子さん)ああすごい。
慶樹さんが贈ったのは家族の思い出の写真でした。
(勉さん)これ嫁です。
(真理さん)ああ〜。
(勉さん)最高や。
そして暁子さんから感謝の手紙です。
「勉様お誕生日おめでとう」「そして定年退職お疲れさまでした」「でももう少し整備の仕事を続けると決めた…」結婚38年溢れる思いを綴りました。
(暁子さん)「新潟に住もうと決めて5年本当に幸せな日々を送る事が出来ています」「これから第二の人生のスタートです」「今までどおり同じ方向に向かって一緒に歩んでいきましょう。
暁子」
(拍手)どうもありがとうございます。
還暦おめでとうございます。
ママありがとう。
いやあ勉さん本当にお疲れさまでした。
今のお気持ち聞かせてください。
よく映画とかテレビドラマで見ますけどいやこれないですよね。
本当にもう…。
なんだお前本当に…全然お前…。
ねえ照れちゃって。
でも仕事はあと5年続ける事にしたんですよね。
5年後はどんな暮らしをしてると思います?65歳を過ぎた翌日は多分
(笑い声)それか…それか配達してます。
パンは作ったら駄目。
ねえ慶樹さんはご両親をどう見てますか?尊敬しますね。
もう…父親にしても仕事ぶりも見てますし。
母親にしてもずっと…一人息子だったんでずっとやってきたのを息子ながらに見てたんですけどもうまね出来ないなと思っているんで…。
ああ…いい息子いい嫁いい妻。
勉さんいい酒になりますね。
3つの温泉場からなる五頭温泉郷。
宿泊のお客様へのサービスにと暁子さんは新しいパンを考えていました。
まず来て頂いた時にお茶請け的に出して頂くパンを考えてます。
(暁子さん)せっかく女将さんが毎年桜の花を塩漬けにされるんでそれをちょっと頂いたんで…。
塩漬けした桜は瓢湖の桜だそうですよ。
なるほどね。
五頭温泉郷春のおもてなしパンってわけですね。
どんな新作が出来上がるんでしょうか?楽しみです!五頭温泉郷春のおもてなしパンが完成しました。
温泉旅館の女将さんたちが集まり試食会です。
桜が入ってます塩漬けの。
塩抜きしてあるんですけどその塩加減がどうなのかちょっと食べて頂いて感想をよろしくお願いします。
桜の花をかたどった春のおもてなしパン。
塩漬けした桜の花を白あんに練り込みました。
さあ女将さんたちいかがでしょうか?そうです生地ですね。
菓子パンの生地ですね。
すごい桜のにおいが…。
温泉のお水が入ってます。
いただきます。
(安永さん)それもみんな渡邉さんが…。
(暁子さん)はい。
自分で…してます。
(安永さん)ふ〜ん。
美味しい。
いただきます。
(暁子さん)ここでしか出せないものって考えた時に一番春先インパクトあるのかなとか思ったりして。
美味しい。
美味しいね。
(暁子さん)ありがとうございます。
(安永さん)高級和菓子みたい。
(暁子さん)これはお店の方では出しませんので旅館だけという事で入れさせて頂けたらいいかなと…。
五頭温泉郷の旅館限定です。
また1つ名物が出来ました。
お客様でいっぱいになるように力があれば頑張りますので力の限り頑張りますのでよろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。
五頭温泉郷にもまもなく春が訪れます。
(鐘)キャビンアテンダントとして様々な国を巡った暁子さん。
出湯温泉に出会って改めて日本のよさに気づきました。
歴史ある建物そこに暮らす人々。
そして湧き出る温泉の温もりは訪れる人たちを和ませてくれます。
暁子さんこれからも温泉のように身も心も温まるパンを作り続けていってください。
そして湯気の向こうにたくさんの笑顔が見えるそんな出湯温泉にしていってください。
応援してま〜す!楽園通信です。
桃ちゃんやっぱり温泉はいいですね。
はい。
五頭温泉郷には3つの温泉場があります。
温泉宿は12軒。
落ち着いた小さな宿は湯治場の風情を今も残しています。
いやあいいですね。
五頭の温泉巡りしましょう!ね!そして出湯温泉パン工房。
天然酵母と温泉水で作ったパンはふかふかのモチモチ。
五頭ブレッドは1日7本限定です。
売り切れの際はご了承ください。
もう早く行かないと!ほら!次回は埼玉県春日部市が舞台。
仲間と一緒におそば屋さんを始めたお父さんのお話です。
店は築100年の古民家です。
家庭料理の定番肉じゃが。
2014/03/22(土) 18:00〜18:30
ABCテレビ1
人生の楽園[字]

新しい人生を選択し、夢を実現した人がいます。「人生には楽園が必要だ」で始まるこの番組は、“新しい生き方”を提案する大人のための「いい人生の歩き方」発見番組です。

詳細情報
◇番組内容
『出湯の里のパン屋さん』 楽園の舞台は新潟県阿賀野市。新潟市で主婦業をしながら、バドミントンの指導のため出湯温泉に通っていた主人公は、この温泉場をもっと元気にできないかと考え、出湯温泉でパン屋さんをオープン。温泉水を使って作るパンは、柔らかくふっくらした仕上がりが評判。
◇出演者
【楽園の案内人】西田敏行、菊池桃子
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/
◇おしらせ2
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
福祉 – 高齢者

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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