北陸から東北は、ところどころで雪が降るでしょう。
(荒木)お主にすごい秘密を教えてやる。
武田信玄が死んだ。
(隆景)信玄の上洛も夢と終わりましたな。
織田信長誠に運の強い男。
信長は西に攻めてくると思われますか?その時は我ら毛利の力思い知らしてくれる!
(安国寺恵瓊)退け!退け〜!
(松寿丸)正々堂々と勝負せよ!
(光)これ松寿危ないですよ。
(恵瓊)いざ!覚悟。
えい!あっあっ!やられた。
ハハハハハ強いのう若は。
ハハハハハ。
父上にも劣らぬ勇猛な武将となられましょう。
ん?いつかこの首討ち取られるやもしれませぬな。
拙僧の見立ては下手な易者よりも当たりますぞ。
(官兵衛)安国寺恵瓊?
(善助)毛利の他国との折衝一切を任される者にございます。
(休夢)噂は聞いておる。
毛利を陰で操っておると。
そのような者が何しに?
(九郎右衛門)探りを入れに参ったのでは?毛利に味方する気があるのかどうか。
官兵衛会わぬ方がよいのではないか?いや危うい思いをしてまでわざわざ会いに参ったのです。
会いましょう。
面白そうだ。
(テーマ音楽)遠路はるばるご苦労に存ずる。
してご用向きは?播磨小寺家にその人ありと噂された黒田官兵衛殿と是非一度語り合いたく参上つかまつりました。
拙者はそれほどの者ではございませぬが恵瓊殿のご名声はこの播磨まで知れ渡っておりまする。
毛利を陰で操る生臭坊主と?ハハハハ。
世は乱れております。
官兵衛殿のご存念をお聞きしたい。
織田信長が現れ天下の形勢は大きく変わりました。
我らもこのままという訳にはまいらぬと思うておりまする。
あ〜織田は強い。
天下布武を掲げ今最も勢いがあるやもしれませぬな。
されど東には武田がおりまする。
信玄公が死んでは武田の力も半減。
そこまでご存じでしたか。
官兵衛殿もお耳が早い。
(2人の笑い声)毛利は大国。
その領国は既に10か国に及びます。
更に東に勢力を伸ばす野心をお持ちでは?めっそうもない。
領国を守り天下を望むなかれというのが亡き元就公のご遺言でござるゆえ。
されど織田は天下統一のため西へ手を伸ばしてくる事は必定。
さすれば毛利も領国を守るため戦うしかありませぬな。
フフフフ。
毛利と…織田の戦…。
官兵衛殿はどちらが勝つと思われるか?今戦えば備えのできていない織田に勝ち目はございませぬ。
されど1年後2年後であれば…。
織田が勝つと?分かりませぬ。
されど織田は日一日と大きくなっておりまする。
毛利もせいぜい力をつけねばなりませぬな。
ハハハハハハハ。
いや今日は誠に面白うございました。
それがしの方こそ見聞が広がりました。
いずれまた…。
ああ浅井朝倉も間もなく信長殿の手によって滅びるでしょうな。
恵瓊の予言は的中した。
天正元年9月。
信長は4年以上続いた浅井朝倉との戦いに勝利した。
(信長)こたびの働き皆大儀であった。
(一同)はっ!
(信長)猿。
(藤吉郎)はっ。
近う。
はっ。
聞いたぞ。
うぬはいつ大名になれるかとぼやいておるそうだな?身の程をわきまえよ!はっ。
(信長)百姓から武士に取り立てられただけでもありがたいと思え。
この猿めは御屋形様にお仕えするだけで果報者にございます。
猿。
はっ。
浅井領であった北近江をそちにくれてやる。
な…何と?こたびの働きあっぱれであった。
望みどおり大名にしてやる。
ありがたき幸せ!
(勝家)猿が大名か。
これは古今未曽有の珍事じゃ。
(長秀)上様我ら古参もお忘れなきよう。
功名を立てた者には褒美は惜しまぬ。
皆も励め。
(一同)はっ!恐れながら!上様にお願いの儀がございます。
何だ?これを機にこの木下藤吉郎名を改める事をお許し願いとう存じます。
何と名乗る?はっ。
織田家中の双璧柴田勝家様と丹羽長秀様にあやかりたく勝手ながら一字ずつ頂戴し羽柴秀吉と名乗りとう存じます!
(信長)権六と五郎左からのう。
よかろう。
許す。
ありがたき幸せ。
今日からそちは羽柴筑前守秀吉じゃ!はっ!おねおね!おねはどこじゃ!?おねおね!おね!おねおね!
(おね)騒がしいこと。
いかがされました?おね…。
ん?わしはとうとうなったぞ!ついにやったぞ!ちょっと落ち着いて下さい。
何になったというのですか?おねよう聞け。
城持ち大名じゃ!わしはとうとう城持ち大名になったんじゃ!あ…誠…誠でございますか!?ハハハハハハハ…。
お前様!ハハハハハハ…。
お前様!ハハハハハ…。
お前様!誠でござりますか?戯れ言でこのような事を申すか!この羽柴秀吉草履取りからとうとう城持ち大名になったんじゃ!ハハハハハ…。
羽柴?そうじゃ。
今日からわしは羽柴秀吉じゃ!羽柴…ああ…もう…。
あ〜もう私何が何だか…。
夢でも見ているよう。
あ〜!夢ではない夢ではない!おね覚悟はいいか?えいっ!うっ!痛うござります。
夢ではなかろう!はい。
ハハハハハハハ…。
北近江じゃ。
元浅井領がそれがしの領地じゃ。
ではお城は?むろん小谷城だ。
あ…いやお前様。
落ちた城は縁起が悪うございます。
岐阜の城下をお手本に新しい城と城下を…民が集まる豊かな国を造るのです!お前様の腕の見せどころです。
ハハハハハハハ…。
さすがおねじゃ。
わしの女房じゃ!おね!ハハハハハ…。
お前様…。
・
(小一郎)兄者!兄者!小一郎!兄者!よかったな〜!
(蜂須賀)やりおったな藤吉郎!
(秀吉)小六!百姓が大名とはな。
大したもんじゃ!いやいやわしらがついてたからじゃ!それは違う!全てはかか様のおかげじゃ!ハハハハハ!
(一同)えい!えい!えい!えい!えい!えい!やめい!よい続けよ。
はっ。
音無しの構え始め!その子は?名は又兵衛という。
この子の父が御着の殿に仕えておったのだが二親を相次いで亡くし誰も育てる者がおらぬ。
よき面構えをしておるので殿にお頼みしてわしがもらい受けた。
もらい受けた?面倒を見てやってくれ。
ほれ挨拶をせぬか。
しかと挨拶をせよ!又兵衛でございます。
松寿!はい。
やめい!松寿。
又兵衛じゃ。
仲良くしろ。
はい。
光頼んだぞ。
あ…はい…。
続けるぞ。
始め!
(一同)え〜い!え〜い!え〜い!ある日上月景貞に嫁いだ光の姉力が訪れた。
(力)我が夫上月景貞は毛利につく事を決めました。
(お福)やはり毛利でございますか?
(力)当たり前の事です。
上月の城は播磨の西の外れ。
毛利に従わねば生きてゆけぬ。
それに織田信長は仏敵です。
知っていますか?比叡山で大勢が殺されたのを。
はい。
聞きました。
もしあのような者が天下を取ってみなさい。
考えただけでも恐ろしい。
織田についたら黒田家は間違いなく滅びます。
光あなたから官兵衛殿にそれとなく言い含めるのです。
毛利についた方がよいと。
姉上お久しぶりでございます。
(力)これは官兵衛殿。
近くへ来たついでに立ち寄りました。
そろそろおいとまします。
もうお帰りですか?そうそう忘れていました。
今日はこれを届けに参ったのです。
子安八幡様の御札です。
昔から子宝が授かるといいます。
早く2人目を。
それからこれは官兵衛殿に。
南蛮渡来の秘薬です。
床につく前に必ずのみなさい。
松寿何をしておる?大きなこぶ。
どうしたのです?転びました。
転んだ?触ってはならぬ。
じっとして。
(お福)お方様。
この子でございます。
若殿に狼藉を働いたのは。
こんなもので!松寿子細を話しなさい。
勝負しました。
勝負?若が本気でかかってこいと言うから本気で…。
まあ乱暴な!打ち所が悪くてもしもの事があったらどうします!松寿丸様は黒田家の大事なお跡継ぎなのですよ!これは男と男の勝負です。
(お福)まあ減らず口を…。
又兵衛。
若殿にお謝りなさい。
(雷鳴)又兵衛!
(職隆)官兵衛!近くの百姓がくれた。
お裾分けじゃ。
頂きまする。
(職隆)毛利の使者が来たらしいな。
はい。
探りを入れに参ったようで。
うん…。
織田か毛利か。
いずれ決断を迫られる時が来るであろう。
父上の背負っていた荷の重さそれが今よく分かります。
私の決断一つで皆の行く末が決まる。
それが当主の務めだ。
はい…。
うん。
毛利にかぶりついたか。
うん織田もなかなかいける。
フフフフフ。
又兵衛!又兵衛…。
あっこんな所に…。
捜しましたよ。
さ入りましょう。
すごい熱…。
熱などありませぬ!又兵衛!どうだ?まだ熱が…。
子細は聞いた。
実は又兵衛は二親を亡くしたあと親戚をたらい回しにされていたようなのだ。
それゆえ他人に心を開かぬ。
そのような事が…。
わんぱくが2人もそろって手を焼くと思うが…頼むぞ光。
はい。
母上…。
ここにいますよ。
又兵衛…。
熱はもう下がったようね。
よかった。
もういいの?若…。
おでこ…申し訳ございませぬ。
また勝負しよう。
また叱られます。
(松寿丸)今度は木登り。
殿があの子を連れてきた訳が分かりました。
子は授かりもの。
いちいち気に病まないように致します。
うん。
(2人)オ〜!オッオッオッ!参った。
よ〜し。
次はわしが相手だ。
(仙千代)望むところにござります。
(2人)オ〜!オッオッオッ!あっ!まだまだお主らに負けるわしではないぞ!参りました。
何だ?お濃。
(お濃)今日こそ耳の痛い事を言わせて頂きます。
長島の一向一揆の事か?それだけではございませぬ。
比叡山の焼き討ちもございます。
私には上様のお心が見えませぬ。
水くれ。
比叡山の坊主どもは修行を怠り堕落しきっておる。
あやつらは現世の不安をあおり民からばく大な財をかすめ取り贅沢三昧。
しかも朝倉の軍勢を山中に引き入れこのわしと一戦を交える構えを見せた。
されど比叡山や長島の一向一揆の中には女子どももいたと聞きます。
あまりにもむごうございます。
女子どもといえども見逃せばいつかわしに刃向こうてくる。
今は全てを変える時なのだ。
私は恐ろしいのです。
何がだ?上様の業はあまりにも深うございます。
いつかご自身の身に返ってくるのではないかと思うと。
因果応報か…。
案ずるな。
そのようなものわしは信じておらぬ。
(文四郎)備前の宇喜多直家が毛利につきました。
上月も毛利につくようだ。
宇喜多に倣って播磨の地侍が続々と毛利になびいており毛利の使者が各地を回っております。
安国寺恵瓊か。
(文四郎)なかなかの策士で相手の懐へすっと入り込み急所をつかむとか。
さもありなん。
今やはっきり織田についているのは三木の別所ぐらいでしょう。
その別所も実のところ家中では織田か毛利かと2つに割れているそうにございます。
(九郎右衛門)毛利につくが安泰じゃ。
中国者の律儀という。
毛利は義にあつく一度盟約を結べば決して裏切らぬ。
(善助)織田の強さを分かっておらぬ!わしらは織田の戦をこの目で見てきた。
あの軍勢を敵に回せば我らはひとたまりもない。
織田につくべきなんじゃ!
(太兵衛)そのとおりじゃ!わしもこの目でしかと見てきたぞ。
(休夢)織田が強いという事に異存はない。
されどその所業が目に余る。
比叡山の焼き討ち。
(九郎右衛門)聞いた話では浅井親子と朝倉のしゃれこうべを金ぱくで塗り固めそれをめでながら祝杯を挙げたらしい。
しゃれこうべ!?罰当たりめ…恐ろしい!信長はえたいが知れんのじゃ。
(善助)要は織田か毛利どちらが強いかだ!
(休夢)それが分かれば苦労はせん。
放て!天正3年5月織田徳川の連合軍は武田軍と衝突した。
世に言う長篠の戦いである。
(隆景)信長が武田を打ち負かしました。
3,000丁の鉄砲で武田の大軍を一掃したそうな。
3,000丁?飛び道具を使うたか…。
織田の強さは侮れませぬな。
恵瓊にございます。
(元春)恵瓊いつ戻った?はっゆうべ遅く。
(隆景)大儀であった。
して?播磨のほとんどの地侍は我らにつきました。
三木の別所長治だけが織田についております。
首尾は上々という訳だな。
ただ一つ気がかりな事が…。
何だ?姫路の黒田官兵衛この男の動きがまだ読めませぬ。
小さな姫路など気にするまでもあるまい。
兄上「千丈の堤も蟻の一穴より崩れる」と申します。
用心にこした事はありませぬ。
ご安心下され。
この恵瓊抜かりはござらん。
櫛橋左京進は亡き父の跡を継ぎ小寺家の家老となった。
(政職)信長は西に攻めてくるか?
(左京進)武田を倒した今西に手を伸ばしてくるのは間違いありませぬ。
(政職)ここは…思案のしどころじゃのう。
恐れながら考えている暇はありませぬ。
そんなに早く攻めてくるか?恐らく…。
今のうちに毛利とよしみを通じるのが賢明かと。
義を重んじる毛利につけば本領は安どにございます。
そうじゃな…。
されば皆が不安に思うといけませぬ。
早急に家中の者を集め毛利につくと申し渡してはいかがでしょうか。
相分かった!光息災であったか?はい。
兄上もお変わりなく。
ああ。
松寿丸はいくつになった?8つになりました。
もうそんなになったか。
兄上お待たせ致しました。
殿は毛利につくとの仰せだ。
誠でございますか?ああ。
近々皆を集めて評定を開く。
その前にお主と話をしておきたかったのだ。
兄上は毛利についた方がよいとお考えですか?無論だ。
殿の御意に従うのは当たり前だ。
官兵衛互いに小寺家のため手を組もうではないか。
はい。
されど…。
よもやお主織田につこうと考えていたのではあるまいな。
よいか官兵衛。
力が嫁いだ上月は毛利と盟約を結んだのだぞ。
もし我らが織田と組めば力は敵方。
きょうだいで戦わせる気か?官兵衛。
光を泣かせるな。
何もありませぬが。
おうすまんのう。
どうぞ。
ああ。
お話はまとまったのですか?ああ。
官兵衛は分かってくれた。
では…毛利に?光よかったな。
これで姉妹が敵味方に分かれる事はなくなったぞ。
(職隆)御着で評定が開かれるらしいな。
はい…。
迷っておるのか?毛利につけば本領は安どされるでしょう。
されど…織田の勢いは侮れませぬ。
毛利につけば織田と戦うはめになりそうなれば毛利と共に滅んでしまうやもしれませぬ。
もし間違っていたら…。
私の見立てが間違っていたら全てを失います。
おじじ様や父上が築き上げてきたもの全てを…。
官兵衛失う事を恐れるな。
お前が考えお前が決めるのだ。
おじじ様なら何と言われたであろうな。
全ては生き残るため。
うむ。
小寺家の行く末を決める大評定が開かれた。
一同出仕大儀である。
(一同)はっ。
天下の形勢ただならぬ今当家の行く末を決めようと思う。
毛利につくか織田につくかどちらがよいか皆の存念を聞きたい。
(小河)恐れながらそれがしは毛利につくべきと存じます。
(江田)織田は危のうございまする。
それがしも毛利がよろしいかと。
毛利につくほか道はござらん。
官兵衛もそれがしと同じ所存でございます。
誠か?それなら話が早い。
恐れながら…。
ん?それがしは…織田につくのが最善の道と心得ます。
官兵衛…何を言いだすのだ!しばらくお聞き願いたい!官兵衛!しばらく!しばらくお聞き願いたい!まずは毛利について申し述べます。
毛利は確かに大国ではございますが先君元就公の遺言に従い自国の領土を守るのみで天下を取る気概がございませぬ。
しかも家督を継いだのはまだ若い輝元殿。
毛利の結束は固い!さよう!吉川と小早川が補佐しておるではないか!いかにも!毛利輝元殿は叔父の元春殿隆景殿の助けなくば采配も振るえぬ若輩者という事でございます。
そのような者を大将に頂いて果たしてあの織田に勝てるとお思いか!?一方織田信長は世に堂々と天下布武を掲げております。
織田は大義を持って兵を進めているからこそ僅か尾張半国から身を起こし今川義元浅井朝倉を滅ぼしついには武田をも打ち破る事ができたのでございます。
その勢いは大河のごとくとどまる事を知りませぬ。
更に織田の強みは大義だけではございませぬ。
何よりもその政。
国を強くするには民を強くせねばなりませぬ。
織田は楽市楽座関所を廃するなど新たな試みを次々と取り入れその領内は繁栄を極めておりまする。
人々がおのずと集い財も集まる。
家中においては門地門閥によらず取り立てるゆえ才覚ある者がそろい万全の構え。
武勇知謀ともに備わった織田信長こそが天下人となるに相違ありませぬ!何をたわけた事を!殿!小寺家百年の大計にございます!天下の潮流に乗り遅れてはなりませぬ。
ここを見誤っては当家は間違いなく滅びます。
全ては生き残るため。
我らが生き残るにはこの道しかございませぬ!相分かった!
(3人)殿!控えよ!わしは官兵衛の意見をよしとする。
当家は…織田につく事とする。
さすれば早急に当家の意向を織田方に伝えねばなりませぬ。
それがし織田家の重臣につてがあります。
それがしに岐阜行きをお命じ下され!よし行ってまいれ。
小寺家の命運官兵衛そちに預けたぞ。
はっ!光すまぬ。
何故謝られます?兄上の顔を潰した。
そればかりか今後は姉上とは敵同士になってしまうやもしれぬ。
すまぬ…。
おやめ下さい。
それがこの乱世の習い。
私は殿についていくだけでございます。
若!おっおっおっ!よいしょ。
こらよいしょ。
おっおっ。
あ〜っ!あっあ〜あ〜。
斎の勝ちじゃ。
(せきこみ)おどうした?水じゃ水じゃ。
いや〜斎にはかなわんなあ。
どうも狐につままれたような気がする。
(お紺)何の事でしょう?官兵衛じゃ。
あやつは口がうまい!まんまとその気になって織田につくと言うたが本当にこれでよかったのか今になって不安になってきおった。
官兵衛は賢い男。
私は信ずるに足りると心得ておりますが。
また随分と肩を持つではないかお紺。
私はただ…。
ここは思案のしどころじゃのう…。
まいざという時はあやつに責めを負わせばよいか。
(太兵衛)腹が減りましたな。
(九郎右衛門)さっき食うたばかりであろうが。
姫路の黒田官兵衛殿とお見受け致す。
善助!行くぞ太兵衛!
(善助)殿おけがは?大事ない。
お前たちがおる。
どうやら信長様と会う事をよしとしない者がおるようですな。
(荒木)御着の小寺はてっきり毛利につくと思っておったがさすがは官兵衛じゃ。
よくまとめたな。
これでおことと一緒に働ける。
その前にまずは信長様に拝謁せねばなりませぬ。
お取り次ぎをお願い致します。
分かっておる。
任せておけ。
・
(侍女)失礼致します。
これはお方様一別以来。
(だし)お久しゅうございます。
喜べだし。
官兵衛も織田についたぞ。
それはようございました。
されど官兵衛様信長様に肝を抜かれぬようお気を付けなされませ。
どういう事でしょうか?我が殿はすっかり信長様に魅了されまるで信長様に恋い焦がれる乙女のようなありさま。
少々やいておりまする。
ハハハハ!何を申すか。
ますます信長様にお会いしたくなりました。
官兵衛一つ忠告しておく。
信長様は難しいお方だ。
聞かれた事にはしかと答えろ。
曖昧な答えは許されぬぞ。
はい。
(足音)
(戸が開く音)
(信長)面を上げい。
黒田官兵衛この時30歳。
歴史の表舞台に出ようとしていた。
毛利を倒さねば織田家の天下布武はかないませぬ。
そのとおり!よい道具を見つけた。
道具?使いみちはある。
使える男ですか?命の使いみちでございます。
とぼけなさるな!お方様。
織田方をたばかった事にもなります。
この黒田家滅びるやもしれぬ。
心配ご無用!播磨は何としてもそれがしが守ってみせまする。
広島県安芸高田市。
織田家と天下を二分した毛利家の拠点郡山城
毛利家は270か所余りの郭を持つ巨大な城を築き中国地方に君臨していました
官兵衛の時代には若き輝元がこの城の主でした
不動院は輝元があつい信頼を寄せた僧安国寺恵瓊が住職を務めた寺院です
恵瓊は人を見抜く力と高度な交渉力で毛利家を支えました
強大な毛利家と敵対する事を選んだ官兵衛。
この決断が歴史を大きく動かしていきます
2014/02/22(土) 13:05〜13:50
NHK総合1・神戸
軍師官兵衛(7)「決断のとき」[解][字][デ][再]
東の織田信長(江口洋介)と西の毛利家が播磨で激突するのは時間の問題となった。生き残りを賭け、官兵衛(岡田准一)は小寺政職(片岡鶴太郎)が招集した大評定へと臨む。
詳細情報
番組内容
官兵衛(岡田准一)のもとを、毛利家使僧・安国寺恵瓊(山路和弘)が突如訪れる。それは東から迫る新興の織田信長(江口洋介)と西国の雄・毛利家が播磨で激突するという大嵐の前触れだった。義兄・櫛橋左京進(金子ノブアキ)が毛利方として暗躍するが、官兵衛は答えを悩み続ける。天正3(1575)年、小寺政職(片岡鶴太郎)は大評定を招集。織田か、毛利か、生き残りを賭けた激論の中、官兵衛はついに態度を明らかにする。
出演者
【出演】岡田准一,中谷美紀,谷原章介,内田有紀,高岡早紀,春風亭小朝,鶴見辰吾,田中哲司,桐谷美玲,濱田岳,速水もこみち,高橋一生,金子ノブアキ,勝野洋,近藤芳正,阿知波悟美,ピエール瀧,嘉島典俊ほか
原作・脚本
【作】前川洋一
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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