サイエンスZERO「天然の治療薬?脂肪に潜むスーパー細胞」 2014.02.22

(テーマ曲)現代人の悩みの種…脂肪。
ですよね〜。
ところがその脂肪に優れもののスーパー細胞が潜んでいる事が分かったんです!その名も○○○。
乳がんの手術でへこんだ乳房に注入すると形が元どおりに!手術を受けた女性は…。
それだけじゃありません。
肝臓に病気を持つこのマウス。
尻尾にスーパー細胞を注入するとあら不思議!患部を探り当てるように集まって治療をしてくれました。
まるでレスキュー隊!このスーパー細胞尿失禁からアルツハイマー病までさまざまな病気の治療に効果が期待されています。
脂肪に潜むスーパー細胞って何なのか。
医療に革命をもたらす驚きのパワーに迫ります!
(南沢)いや脂肪って…正直敵ですよね?そうですよね。
無い方がいいですよね。
でも中年男性になってくるともうすぐおなかについちゃって。
悩みの種ですよ。
そうですよね。
えっ…え〜!こんなにですか!?僕はもうあと1本ぐらいついてるかな〜?もっとあります?
(中村)これよりもっとあります?そんな脂肪なんですが最近ですね…スーパー細胞?はい。
こちらです。
○○細胞?何でしょうか?この○○細胞を使って女性の深い悩みを救うこんな最新の取り組みが始まっています。
大阪の福祉施設で働く…3年前に乳がんが見つかり乳房の一部を取り去る手術を受けました。
この時行われたのは…取り去る部分を最小限にとどめる方法です。
ところが…。
手術によって出来た胸の大きなくぼみに富田さんはショックを受けました。
入浴の度に落ち込む毎日。
胸元が気になって好きな服も着られません。
それでも命が助かったのだからと言い聞かせてきました。
実は温存手術では人によって取り去る場所も形もさまざまなためシリコンなど人工物を入れて胸の形を元に戻す事は困難です。
へこんだ部分に脂肪を注入する手術も行われていましたが注入した脂肪細胞が死んでしまい多くの場合再びへこんでしまうという問題がありました。
そんな課題の解決に乗り出したのが…温存手術を受けた患者へのアンケート調査で胸のへこみに悩む人が想像以上に多い事を知り研究を始めました。
胸の形を取り戻す秘策として中山さんが目をつけたのが脂肪に潜む…一体どんな細胞なの?そう。
このASCこそスーパー細胞。
これを胸のくぼみに注入しようっていうんです。
鳥取大学では全国で初めて厚生労働省の認可を受け去年人への臨床研究をスタートさせました。
参加者の募集に手を挙げた全国からの44人の女性のうち5人が選ばれました。
その中の一人があの富田さん。
この研究に希望を託したのです。
去年12月21日富田さんへの手術が行われました。
まずおなかの皮下脂肪から脂肪の組織を吸引。
これを酵素で処理したあと成分をふるい分ける装置で脂肪の中に含まれるスーパー細胞ASCを取り出します。
この赤い液体の中にASCが含まれているんです。
取り出したASCを別に取って置いた富田さん自身の脂肪に混ぜASCが多い脂肪を作ります。
これを胸のへこみに注入。
手術はこれだけです。
それから3か月定期検診を受けに来た富田さん。
その後はどうですか?ASCと共に注入した脂肪は1年たつ今もほとんど減っていないと言います。
元どおりの胸の膨らみを取り戻した富田さん。
体だけでなく心の状態まで変わったと感じています。
よかったですね〜!ですね〜。
すごい気持ちも変わって。
全然違いますよね。
ホントに期待や希望が持てる研究ですよね!でも脂肪だけ注入しても駄目だったのにあのASCという細胞を混ぜて注入したら元どおりになったって…。
あのASCというのは一体どんな細胞なんですかね?これは脂肪組織を拡大した写真なんですがこの大きな粒これが脂肪細胞なんですね。
そしてこの赤い部分が血管です。
ASCはどこにあるかというとこの小さい緑の部分なんですね。
えっ!脂肪細胞に比べるとかなり何か目立たない場所にもあるし。
そうですね。
このASCっていうのは脂肪の中にひっそりと眠っているような地味な存在なんですね普通は。
ところがこのASC体に危機が迫るとスーパー細胞ぶりを発揮するんです。
手術ではASCと脂肪を混ぜて胸のへこみに注入します。
ところが注入された脂肪は異物と判断されマクロファージという免疫細胞によって攻撃されてしまいます。
ここでASCがサイトカインというたんぱく質を放出します。
これいわば「僕たちは敵じゃありません!」というASCからのメッセージ。
これを受け取ったマクロファージは攻撃をやめてくれるのです。
しかしもう一つ問題が。
注入した場所には血管が無いため酸素も栄養も届きません。
このままでは脂肪細胞が死んじゃう。
そこでASCは血管新生因子というたんぱく質を放出。
「ここに血管をちょうだい!」と訴えるんです。
するとASCがある場所を目がけて血管が伸びてきます。
こうして酸素や栄養が送られ注入された脂肪細胞が生き延びられるんです。
わ〜すごいですね。
ホントにまさにスーパー細胞ですね。
このASCと脂肪を混ぜて注入した富田さんの胸の中で起きた変化。
こちらです。
富田さんの乳房を超音波検査機で撮影しました。
これは注入手術を受ける前の胸の超音波画像です。
黒く何も映っていない部分瘢痕といいまして乳がんとその周辺の組織が取り除かれた傷痕です。
一方こちらASCと脂肪を注入して3か月たった画像です。
注入した脂肪が定着して瘢痕がなくなっているの分かりますよね。
あ〜ホントだ。
更に注目はこの光る点。
実はですねこれ注入した脂肪の中に出来た新しい血管の血流なんです。
へえ〜。
すごいちゃんと血管も出来てるんですね。
そうなんですよね。
この手術を受けた5人とも同様の成果が出ています。
すご〜い。
きっと同じような悩みを持った女性の方いらっしゃると思うので早く皆さん受けられたらいいですよね。
そうですよね。
ただ今これ臨床研究でこの安全性を検証している段階なんですね。
でも研究チームとしては…このASCっていうのはこの乳房の形をですね元に戻すだけじゃなくて…そうなんですか。
たくさんの方が悩むこんな症状の治療にも役立つ可能性が見えてきているんです。
立ち上がったり重いものを持ったりとおなかに力がかかった時に起きてしまう尿漏れ。
日本人の400万人以上が悩んでいるといいます。
その原因は病気や出産老化などによって尿道を締める括約筋や平滑筋の機能が弱まる事にあります。
この症状もなんと脂肪から取ったASCで治療しようという研究が始まっています。
これまでの治療法ではテープで尿道をつり上げるなどして機能を補っていましたがこれだと体内に異物を入れなければなりません。
一方新しく考えられた方法では自分の脂肪から取り出したASCを尿道の周囲に注入し衰えた筋肉そのものを回復させようっていうんです。
試験的に尿失禁の患者11人にASCを注入する手術を行いました。
すると8人が改善。
1人は完全に尿失禁が治ったんです。
一体ASCがどんな働きをしたのでしょうか。
それを調べるために用いられたのが特殊な光を当てると細胞が緑色に光る…グリーンラットの脂肪からASCを取り出すと…。
やはりこんな緑色に光って見えます。
実験ではこの緑色に光るASCを別のラットの尿道の辺りに注入しました。
4週間後このラットの尿道周囲の組織を観察すると…。
緑色に光っているのはグリーンラットの細胞です。
ここで更に平滑筋を赤く染めてみます。
すると緑色の細胞の7割が赤くなりました。
赤は平滑筋。
あれ?緑色の細胞ってASCだったはずでは?…という事でこちらです。
○○細胞。
全く別の細胞に変わる事ができる能力。
あ〜!ひょっとして幹細胞?そうなんですよ!えっ!あれ平仮名でよかったんですか?引っ掛けですよねこれね。
これは脂肪由来の幹細胞という意味の英語の頭文字を取ったきたものなんですね。
でも幹細胞ってiPS細胞みたいにいろんな細胞に変わる能力を持った細胞って事ですよね?それが脂肪の細胞にもあったっていう。
あるって事なんですね。
へえ〜。
さあではここからは専門家の方に詳しく伺っていきましょう。
ASCを使った新しい治療法を研究されている国立がん研究センターの落谷孝広さんです。
ASCってiPS細胞みたいな幹細胞とはどう違うんですか?
(落谷)実は同じ幹細胞でも非常に違っています。
iPS細胞やES細胞これは万能細胞といわれて我々の体のあらゆる細胞に分化する事が知られています。
これは人工的に作られたもので自然界では我々の体には存在しないんですね。
ところがこのASCという細胞は子どもから大人まで我々全てが自然に持っている細胞なんです。
この細胞というのは万能には分化しないんですけれども例えば筋肉あるいは骨軟骨脂肪肝臓もそうですけれどもそういった限られた細胞に分化する事が知られている細胞なんですね。
そんな細胞が脂肪の中にあったんですね。
そうですね。
でも重要なのはこの分化する能力それだけではないんです。
実はこのASCという細胞は損傷した組織を修復するそういった能力とかあるいは細胞を保護するこういったさまざまな能力がある事が分かってきました。
これを実際の治療に生かしていこう。
そういうのが新しい研究なんです。
そうですね。
これは多くの研究者がトライしていますけれども今のところ…やはりこれは我々が自然に持っている細胞だから安全なのかもしれません。
こういう機能を持った幹細胞って脂肪組織以外にはないんですか?実は脂肪だけではなくて我々の体のさまざまな臓器にこういった幹細胞が存在しています。
例えばこちらに出てるようにですね今最初に研究が行われ治療に使われているのは骨髄の幹細胞です。
へえ〜。
この骨髄の幹細胞を使ってもう既に足の血管を再生したりあるいは肝臓や心臓の機能を回復するそういった臨床研究も始まっているんですね。
じゃあASCじゃなくても骨髄の幹細胞でもいいという事ですかね?骨髄も大変すばらしい細胞だと思います。
でもその骨髄を上回るいろんなメリットがこの脂肪のASCにはあるんですね。
確かにASCと似た能力を持つ幹細胞は骨髄からも見つかっています。
でも取り出すのは大変。
骨の中にあるため全身麻酔をかけなければならず患者さんの負担が大きい上取れる量も少ないんです。
ところが2001年脂肪組織の中にも同じような幹細胞ASCが発見されました。
骨髄の幹細胞と違いASCは美容手術などで行われる脂肪吸引によってはるかに簡単に採取できます。
しかも同じ量の骨髄と比べるとおよそ1000倍も多く幹細胞が得られるんです。
どんだけあるんですかって感じですよね。
ね〜!ここにそんなにそのスーパー細胞ASCが詰まってたって事ですか?いやすごい!これまで美容手術ではこの吸引した脂肪を捨ててたらしいですよ。
わ〜そう考えるとすごいもったいないですね。
やっぱりこういった一見邪魔なような組織の中にこんなすばらしい細胞があった。
これは非常に世界中に大きなインパクトを与えました。
このASCなんですけれども簡単に取れて量が多いというだけではないんです。
こんな優れた能力が備わっている事が分かってきました。
今国立がん研究センターで落谷さんが新たな研究に取り組んでいます。
なんとASCを使って肝臓の病気を治療しようというんです。
その尻尾の静脈にASCを注入します。
すると…。
何もしていないマウスでは8日目で生存率が20%まで低下したのにASCを注入したマウスの生存率は90%!劇的な改善が見られたんです!一体ASCがどんな働きをしたのか。
それを確かめるために麻酔で眠らせたマウスを特殊な装置に入れ体内のASCを観察します。
すると驚くような現象が捉えられたんです。
尻尾から注入されたASCはまず全身に広がりました。
ところがその後意外な変化が…。
ASCが病気の肝臓目がけて集まってきたんです。
まるで患部を探り当てるかのよう!何でそんな事ができるの?え〜すごい!勝手に悪い部分に集まっていきましたよね。
まるでお医者さんが往診に来てくれてるみたいですよね。
我々研究者もこの能力を知って大変驚きました。
実際は目的の細胞を目的の部位に届けるこれは非常に至難の業なんですね。
でもこの細胞はそれを自分でやってくれる。
実はこれは肝臓の疾患だけではなくてすい臓だったり腎臓だったりそういった障害の部位もこの細胞は自分でその疾患部位を嗅ぎ分けていってくれるんですね。
へえ〜不思議。
人間でも同じような事が起きるんですかね?そうですね。
これはもう既にですね…へえ〜。
でもどうしてASCは体の悪い部分を探り当てられるんでしょうかね?そのメカニズムについて今こんなふうに考えられています。
血管に注入されたASCは例えるなら潜水調査船に乗ったお医者さんのように血液の中を巡回しています。
この時患部からは「痛いよ助けて!」というSOSにあたる物質が放出されています。
ASCがこのSOSを細胞表面の受け皿でキャッチすると「これは大変!」と探査モードに切り替えます。
するとASCは血流に流されないように血管の内壁に付着。
ゴロゴロ転がりながらSOSの出どころを突き止めていきます。
そしてついに患部を発見!救援モードに変身します。
自分を変形させながら血管の壁をこじあけ患部に向かって飛び出していくんです。
ASCが血管から抜け出る様子を捉えた写真があります。
これは肝臓の断面。
中央が血管です。
ASCを赤く染めてみると…。
ほら血管の外へASCがしみだし肝臓の患部へ向かう様子が捉えられています。
患部に到着したASCは傷ついた細胞の修復と再生を助けるサイトカインを放出します。
ASCはいわば薬のようなありがたい物質を届けに来てくれるんです。
わざわざ薬をデリバリーしてくれるなんて…。
ですよね〜!すごいですね!昔ね「ミクロの決死圏」っていう映画があったんですよ。
こうお医者さんのチームがちっちゃくなって患者さんの体に入って治療をするという。
何かそんな感じですよね。
あ〜まさにそれですね!実は骨髄の幹細胞も同様の能力を持っています。
でも大きな違いは恐らくその疾患の患部に届いてからあとだと思います。
例えばこのASCが出す…それだけ多く分泌する事が分かっているんですね。
だからこのASCはすごいんですね。
すばらしいですね。
優秀ですね。
ASCの優れたお医者さんぶりまだあります。
こちらをご覧下さい。
うん?え〜何ですか?この丸いのは。
これはエクソソームという名前が付いてましてASCが分泌するナノサイズの顆粒なんですね。
エクソソームって何ですか?これはあらゆる細胞が分泌して細胞と細胞の間でこのエクソソームをやり取りしているんですね。
このナノサイズの中に遺伝情報を伝達したりあるいはある情報を伝達するタンパク質がぎっしり詰め込まれているんですね。
中でもこのASCが分泌するエクソソームはある病気の治療に役立つそういった事が分かってきたんですね。
その病気とは何ですか?えっそんな病気まで?こちらの写真をご覧下さい。
(落谷)茶色く見える斑点が老人斑といって実はアルツハイマー病の原因の一つと考えられているアミロイドβ。
これが沈着したものなんですね。
そういう事が分かったんですね。
へえ〜。
この同じ酵素を骨髄の幹細胞が分泌するエクソソームも持っている事が分かっているんですがASCと比べるとこちら。
すごい全然違いますね。
(落谷)実は同じ幹細胞であってもですねやはりこのASCの作り出す酵素活性は非常に高いんですね。
…という事はこのASCだけじゃなくてASCが分泌するエクソソームも薬として使う事が…。
まさにそのとおりですね。
これはナノサイズですから非常にデリバリーしやすいですね。
ですから非常に期待が持てると思います。
このようにさまざまな優れた能力が見つかっているASCなんですけれども既に研究で治療に役立つと期待されている病気こんなにあるんです。
わ〜いっぱい!えっ糖尿病…歯周病とかがんもですか?ホントにいろんな病気で…。
どうしてこんなすごい細胞が脂肪の中にあるんですかね?この脂肪の中の…実際に我々の体の中では日々起こる小さな傷をですね脂肪の細胞が出かけていってそれを見破って治している。
そういった事をするための細胞として用意されているのかもしれませんね。
それって何か進化の過程でやっぱり必要だったから非常時には脂肪をみたいになったんですかね?きっとそうかもしれませんね。
我々人間がある程度脂肪を持っている。
そういった事っていうのは実は大事な進化の一つだったかもしれませんね。
僕は今ダイエット中なんですけれども今日のお話を伺ってるとちょっと脂肪を残しといてもいいかななんて気になるんですけど。
そうですね。
実は私もたっぷり持っていますけども今日取り上げた脂肪のASCこれは実は皮下脂肪なんですね。
えっくれない?悪いものをサイトカインは出すという事も分かってきている。
ですからやはり内臓脂肪は取り去るという事が必要だと思いますね。
そして皮下脂肪もちろんこれも持ち過ぎはいけませんけれどもある程度の量を持っておく。
そういった事が実は我々の体にとって生理的に正しい状態なのかもしれませんね。
ASCを使った治療っていうのは今後どこでも受けられるようになるんですか?そうなるといいですね。
でも実は…こういった事は十分注意しなければいけません。
一刻も早くこの治療法というのをちゃんと万全に確立してほしいですよね。
そうですね。
(竹内)期待が高まりますね。
はい。
落谷さんどうもありがとうございました。
それでは「サイエンスZERO」。
次回もお楽しみに。
2014/02/22(土) 12:30〜13:00
NHKEテレ1大阪
サイエンスZERO「天然の治療薬?脂肪に潜むスーパー細胞」[字][再]

健康や美容の敵と見なされる体脂肪。その中から、様々な病気に目覚ましい治療効果を発揮するスーパー細胞が発見された!脂肪に潜む「天然の治療薬」の大きな可能性に迫る。

詳細情報
番組内容
不健康と不摂生の象徴として目の敵にされてきた体脂肪の中に、さまざまな病気を治す「スーパー細胞」が潜んでいることが発見され、注目されている。脂肪組織から取り出されたものなのに、なんと骨・神経・筋肉などの細胞に生まれ変わる能力が。さらには自ら病気の患部を探り当て、治癒を助ける「薬」のような物質を放出するという驚異の機能を持っている。脂肪に潜む意外な「天然の治療薬」の秘密と、その可能性に迫る。
出演者
【ゲスト】国立がん研究センター分野長…落谷孝広,【司会】南沢奈央,竹内薫,中村慶子,【語り】江藤泰彦

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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