シリーズ世界遺産100「クラクフ歴史地区〜ポーランド〜」 2014.02.07

(テーマ音楽)
(江守徹)11世紀から600年近くポーランド王国の都だった古都クラクフ。
近隣諸国からの侵略を受け続けたポーランドにあって奇跡的に破壊を免れた町です。
町の中央に広がる広場は広さ4ha。
ヨーロッパ最大の規模を誇ります。
広場にそびえる聖マリア聖堂。
搭の上から鳴り響くラッパはある出来事を忘れないためのものです。
1241年敵襲を知らせるラッパが鳴り響きました。
当時ヨーロッパで最も恐れられていたタタール人モンゴル軍が襲来したのです。

(ラッパ)しかしラッパの音は途中で鳴りやみます。
タタール人の放った矢が見張りのノドを射抜いたのです。
侵略の悲劇を悼み今もラッパが演奏されその時と同じように途中で鳴りやみます。
その後ポーランド王国はタタール人を退けクラクフの町を再建します。
クラクフは織物の取り引きで栄え16世紀になると王国は全盛を極めました。
41人の王の戴冠式が行われたバベル城。
歴代の王たちは競うように礼拝堂を増築していきました。
ゴシックやルネサンスなど様々な様式に彩られています。
王の玉座が置かれる謁見の間。
この部屋の天井にはたくさんの人間の首が彫刻されています。
謁見する者を威嚇するために作られたのでしょうか。
しかし王国の繁栄は長くは続きませんでした。
18世紀から19世紀にかけて3度にわたる列強の内政干渉を許してしまいます。
1939年第2次世界大戦が勃発。
クラクフはナチスドイツに占拠されました。
ポーランド全土が戦火に見舞われる中クラクフだけは奇跡的に爆撃を免れました。
連合軍が歴史的建造物の多い町並みへの爆撃を避けたのです。
6月。
年に度のライコニック祭りです。
1287年クラクフの人々がタタール人の敵襲を退け町を守りました。
勝利を喜んだ人々がタタール人から奪った服装で町を練り歩いたことからこの祭りは始まりました。
幾多の侵略を受けながら今なお中世の姿を守り続ける古都。
クラクフはポーランド人の心のふるさとなのです。
2014/02/07(金) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「クラクフ歴史地区〜ポーランド〜」[字]

守り継ぐ心の都 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
守り継ぐ心の都 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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