いよいよ春本番!今週、東京都心では風速21.5メートルの強風が。
そう、春一番。
そこで、あなたが春に一番したいことは?
桜の下でお酒飲んで、ドヤ騒ぎして。
サークル、バイト、大学生活ですね。
草原みたいな所へ行きたい。
イケメンの彼氏を作ります!
なんや知らんけど、思いっ切りばっと駆け出してみたくなるんです。
さらに、全国に先駆け、高知県では平年より4日早い桜の開花宣言も。
ところが、北日本では春分の日なのに、一面真っ白の大雪。
岩手県宮古市では、今シーズン一番となる49センチの積雪が観測された。
もういらないですよ、こんなに。
あとはもう、晴れてくれるのを待つだけ。
さあ始まった、イギリスで毎年恒例の夫が妻を担ぐというレース。
ことしはどの夫婦が、愛の力で1位を勝ち取るのか。
おっと、ここで干し草の山が行く手を阻む。
なんとここでは水をかけられている。
夫婦の愛に水を差すつもりか?優勝した夫婦は380メートルのコースを2分で走り切った。
ちなみに出場者の中で一番奥さんが重かった夫婦には、特別賞として極太のソーセージが贈られたそうな。
記憶に残る事件、第1位は。
創立140年を迎えた警視庁は、今週、全職員5万人が選んだ最も記憶に残る事件を発表。
1位に選ばれたのは、日本を揺るがしたあの大事件。
オウム真理教事件だった。
黙とう。
あれから19年。
今週、オウムを巡る事件の一つ、13人が死亡した、地下鉄サリン事件の慰霊式が行われた。
いつもここに来るときの気持ちが、19年たっても変わらない。
無関心になるっていうことが、やっぱり一番怖いことだと思ってます。
雪どけとなるか。
北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの両親がモンゴルで、孫のキム・ウンギョンさんと初めて面会したことを明らかに。
大人になって、背の高さも早紀江よりちょっと大きいぐらいで。
さらにうれしいニュースも。
われわれから見たらひ孫がいまして。
夫婦は面会でめぐみさんの安否については、あえて触れなかったという。
今回の面会が、拉致問題解決に向け、北朝鮮との関係に雪どけをもたらすのか。
雪どけといえば。
この2人がとうとう来週、就任後初の公式会談へ。
オランダで行われるサミットの場で、日米韓3か国首脳会談を行うことに。
これによって、冷え切った日韓関係に、春は訪れるのだろうか。
今、一番の謎。
今、世界中がその行方を追っている、マレーシア航空370便。
ついに機体発見か?オーストラリアの海上保安当局が、機体の一部の可能性がある物体が漂流している衛星写真を公開。
場所はパースからおよそ2500キロ南西のインド洋。
少なくとも信頼できる手がかりとはいえます。
今のところ、物体の発見には至っておらず、謎は深まるばかり。
機体はいつ見つかるのか。
春はくるのか、こないのか。
そんなこの1週間。
おはようございます。
3月22日土曜日、ウェークアップ!ぷらすです。
今週なんですけど、私、きのう、おととい、岩手県の三陸海岸に取材に行ってたんですが、すごい雪で、もう吹雪で、きょうも北海道の東部は、かなり荒れるという予報もありますので、十分お気をつけください。
さあ、きょうのゲストの皆さんです。
自民党外交部会長の城内実衆議院議員。
よろしくお願いします。
そしてキヤノングローバル戦略研究所の宮家邦彦さん。
おはようございます。
お二方共に外交の専門家でいらっしゃいますから、ウクライナ、これから一体どうなっていくのか、後ほどじっくり解説をお願いしたいと思います。
そして。
産婦人科医の宗美玄さんです。
さあきょうは坂木キャスターは春を探しに、中継に出てくれてますね。
坂木さん。
私はきょう、私の出身地でもある高知県の高知城に来ています。
高知城の桜は、ことし全国で一番早い開花の発表となりました。
今の桜の様子、見ていきますと、つぼみもまだ多いんですが、この日の当たっている部分、きれいに咲いていますよね。
あっ、咲いてる。
恐らく来週の半ばごろが一番見頃になるんじゃないかと思います。
そして今の気温見ていきますと、7.4度となっています。
もっと暖かいのかなと思ったんですが、ちょっときょう、朝は冷え込んでますね。
そうですね。
そしてこの映っている木なんですが、実は、標本木なんです。
標本木というのは、開花の発表などのときに基準となる木です。
高知では、この木が基準となっているんです。
となると、ほかの木はどうなんだっていう話ですよね。
6輪咲いたということで、本日、開花ということになりますね。
平年より4日ほど早い開花の発表となった高知です。
さて、これまでの30年間の平均値を見ましても、高知が一番全国で開花が早いんですね。
ただ、去年は福岡や宮崎に負けてしまいました。
ことしは2年ぶりに1位に返り咲いたんです。
そして、桜の開花前線を見ていきましょう。
全国見ていきます。
もう九州はほとんどの所で開花、発表されています。
大阪、今月29日、そして東京は今月28日となっていますので、4月上旬ごろが見頃になるかと思います。
また、仙台は4月11日、北海道札幌は5月4日となっています。
この開花発表を皆さん、こまめにチェックして、花見の予定、立てていただきたいと思います。
こちらからは以上です。
北海道の東部、きょう、猛吹雪ですから、一方で桜の花が咲いている、日本列島は本当に岩田さん、南北に長いですね。
ですね。
私なんか連休、5月の連休明けが桜というふうに子どものとき思って。
そうですね。
さあその春を前に、春を待つことなく、悲しい事件が起きてしまいました。
埼玉県富士見市のマンションで2歳の男の子、山田龍琥ちゃんが遺体で見つかった事件。
なぜ母親はインターネット上の仲介サイトを通じたベビーシッターに頼らざるをえなかったのか。
ベビーシッターに子どもを2人預けたのに、帰る日になっても子どもたちが帰ってこない。
連絡がつかない。
死体遺棄の疑いで逮捕された、母袋勇治容疑者26歳。
埼玉・富士見市のマンションの一室を託児室として使い、ベビーシッターをしていた。
2泊3日の予定で、2歳の長男と8か月の次男を預けた母親が、物袋容疑者と連絡が取れなくなったことから、警察に相談。
警察が物袋容疑者の部屋を調べたところ、子ども2人が倒れた状態で発見され、このうち長男の山田龍琥ちゃんが死亡していた。
警察によると、龍琥ちゃんの口の周りには、圧迫痕があったといい、物袋容疑者が窒息死させた疑いがあるという。
子どももなんか結構おびえていたみたいなんですけど、結構いろいろ大きい声で注意されるんで、これ以上、遊ばないでさっさと家帰れよとか。
母袋容疑者と亡くなった龍琥ちゃんの母親を結び付けたのが、インターネット上のベビーシッター仲介サイト。
物袋容疑者は、サイト上にベビーシッターとして登録。
希望の料金や日時について書き込んでいた。
龍琥ちゃんの母親は利用者としてこうした書き込みを閲覧。
その後、2人は直接メールでやり取りをし、最終的に龍琥ちゃんと弟を預けていた。
このサイトには、保護者1万人弱、ベビーシッター5000人以上が登録されていたという。
しかし、仲介サイト側はあくまで両者を引き合わせるだけ。
トラブルについては一切関知しないのだ。
母親は以前、物袋容疑者に子どもを預けたことがあったという。
去年、上の子を預けたときに、顔が腫れてたり、背中にあざがあったりして。
預けることになったのは、なぜなんですか?
その人だって分からなくて。
名前を変えていたんで。
えっ?名前変えてたんですか?
はい。
どんな名前で?
山本っていう名前で。
母親はなぜ、ネット上で仲介するベビーシッターを利用したのか。
お金のこともあって、すぐに預けられる場所がなかったので、利用していました。
亡くなった龍琥ちゃんの母親はシングルマザー。
インタビューからは経済的に苦しい事情が伺える。
ベビーシッターは大きく分けて2つ。
個人のシッターと、企業から派遣されるシッターだ。
個人シッターの料金は、1時間当たり1000円から1500円が相場。
一方、企業から派遣されるシッターの場合、1600円から2300円が相場で、個人シッターのほうが安い。
ベビーシッターには、保育士と違い公的な資格がない。
そのため、保育の経験がない人でも自由に開業できる。
個人シッターの場合、その質を見極めることが難しいというリスクがあるのだ。
では、企業が派遣するベビーシッターはどのような仕組みなのか。
スタッフは保育士も多いですので、保育士の経験者、まず研修を受けていただいてという形がありますので。
神奈川県茅ヶ崎市にあるベビーシッター派遣会社。
0歳から12歳の子どもが対象で、基本料金は昼間1時間1575円から、深夜2310円まで。
そのほか利用者は、入会金など1万5000程度支払わなければならない。
この会社では、利用者に安心してもらうため、ベビーシッターと親との顔合わせを行っている。
家だと野菜は嫌とか言って食べなかったりするとか。
お熱だとかそういうことで、ご連絡する場合も時々ありますので。
はい、分かりました。
ここでは、掛かりつけ医の連絡先を事前に親から聞くなど、安全対策に力を入れている。
入社したときに配られたものがあるんですけど、ベビーシッターズマニュアルというのがありまして。
身だしなみとしては、ネックレスやイヤリングをしないようにしたり。
それっていうのは?
子どもにやはり、引っ張ったりしますので、当たったりとかしないように。
利用を考えている親は。
安さだけにこだわって、安全面に不安があるよりは、多少高くても、安心できる所に任せたいなっていうのはありますね。
ベビーシッターは短期的に利用されることが多い。
仮に1日8時間、週5日利用すると、月25万円以上かかってしまい、長期の利用者は限られてくる。
では、夜毎日働いている親はどうすればよいのか。
高いですよね、ベビーシッター。
大阪市に住むシングルマザーのAさんは、深夜まで飲食店で働いている。
出勤前の午後6時に子どもを預け、迎えに来るのは午前2時を回ることも。
Aさんの場合、子育ての受け皿になっているのは、24時間対応してくれる認可外保育所だ。
ここやったら、大体もう4万から、ちょっと延長とかそうなったりしても、6万いくかいかないぐらいですけどね。
認可外保育所は、ベビーシッターよりも料金は安いことが多い。
しかし、24時間対応している施設は少なく、十分に整備されていないのが現状だ。
昼に仕事したらいいんやろっていう、国は思ってるんでしょ。
区別なのかどう思うてるのか知らないけど、その差はありますよね。
なんでそうしてんのかなと。
一説によると、一番働く環境の整っているのは、風俗産業ではないかという話があるぐらい、いいのかこれでということなんですが、専門家の方です。
大阪総合保育大学の大方美香教授です。
おはようございます。
よろしくお願いいたします。
おはようございます。
よろしくお願いいたします。
誠に私もですね、まさかインターネット上で見ず知らずの人に一時預かりで赤ちゃん預けるようなことになっているとは、想像してなかったんですけど。
もう当たり前なんですか?
当たり前とはいえないとは思うんですけど、やっぱりそれだけ、仕事の働き方も多様化しておりますので、やっぱり利便性といったときには、やっぱり今、ネットで買い物をするのも当たり前なように、ネットを利用するというところに結び付いたんじゃないかと思いますね。
今回のケースなんですが、VTRにもありましたように、預けたお母さんは、このベビーシッターの男とは、かつてトラブルがあったんで、もう預ける気は全然なかったんだと。
ところが、インターネットでこちらの男のほうも顔が分かると断られてしまうんで、間に人を、この人物もインターネットで探してきて、1人仲介をさせてるんで、実は母親は誰に預けてたか分からなかったと。
偽名を使って。
五郎さん。
そうですね。
お母さんもそれなりに気を遣いながら、今回はやってるんですよね。
しかし、にもかかわらず、やっぱりいったいどこで保育しているのかも分からないっていうのがね、これはやっぱりなかなか、ここがやっぱり一番問題だと思いますね。
インターネットが発達する前は、こんなに短時間に、今晩ちょっと急にっていうようなことのマッチングはできなかったと思うんですが、そういう意味では、すごく便利なシステムなんですが、使い方を一歩間違えると、ということなんでしょうか。
そうです。
本当にもう使い方を間違えると、子どもはやはり人間であって、荷物ではありませんので、預けて、子どもがどうなってるかという確認はかなり玉石混交だと思います。
ベビーシッターの業界がどうなっているのか、公益社団法人で、全国保育サービス協会という組織があるんですが、ここに加盟しているのが100社、登録シッターが2万人、しかし組織化されていない未加盟の業者が400社。
個人の場合はもちろん、組織化されていないと。
で、背景には、業者に頼むと、1時間当たり1600円から2300円かかると。
個人の方にインターネットのマッチングだと1000円から1500円。
実は業者で働いているベビーシッターの人が、手取りでもらうのは、この個人の人たちと変わらないという話なんですが。
だったら業者辞めて、個人で始めようかという人たちも出てくるという構図のようです。
もちろんちゃんとしていらっしゃる方は。
そりゃそうです。
ベビーシッター自体に公的資格、届け出義務なし。
まあ、イメージでいうと、家庭教師なんかもそういう感じ。
アメリカなんかでも、高校生のアルバイトみたいなので、ベビーシッターみたいなことがあるんで、必ずしも公的資格がっていう話にもどうなんでしょう、このあたりは。
そのへんのところは人材派遣と一緒で、特に資格化されていないんですね。
ただ、さっきも言いましたように、子どもを預けるっていうリスクは子ども自身が物を申せるわけではございませんので、かなりやっぱり質を担保するために、本当はなんか研修を義務づけるとか、そういうことが必要だと、そういう時代だと思います。
そして母子家庭の推移、ご覧のように、今回のお母さんもシングルマザーだったということなんですが、だんだん増えてます。
問題なのはやっぱり、平均世帯収入が、223万円。
月額20万円に満たないということになると、先ほどの料金で子どもを預けていたら、右から左に全部の収入をベビーシッターにということに、宋さんなりますよね、これ。
そうですね。
公的な保育園とかって、基本的に平日の9時5時で働くことを対象にしているので、特にシングルマザーの方とかで、夜にお仕事をされる方とか、あとサービス業で土日に働かないといけない人っていうのは、そういった保育園ではカバーできないので、結局、割高でもベビーシッターを頼まざるをえない状態だと思います。
ところがやっぱりそうなると、よけいお金がかかってしまうので、ちょっとでもコストをカットしようとすると、あと急にお願いしようとすると、ああいったサイトに頼らないといけないっていう現状は、私もよく分かるんですけど。
VTRで最後のお母さんがね、国は昼間、働くというのが前提になってると。
確かに一昔前は、昼間働いて、夜働くのは特別な仕事っていうイメージがありましたが、今はもう、インターネットの電話の24時間受け付けみたいに、普通の仕事で夜中働くっていうケースが、当たり前になってますもんね。
そのあたり、全く制度がついていってない。
そうですね。
ついていってないです。
やっぱりすぐ預けたいとか、出張に行かないといけないとか、泊まりとか、女性の働き方も多様化してますし、今までのように、おじいちゃんやおばあちゃんに、近所の人にと、すぐ預けられるという時代でもありませんので、利用する方は増えてくる、現実が直面している問題だと思います。
となると、城内さん、国会議員の城内さんにぜひ伺いたいんですが、こういう実態というのは、議員の皆さん、政治家の皆さん、分かっていたんでしょうか?
まさに木曜日の自民党の厚労部会でも、議論されましたけれども、まさにこれ、命を預かる仕事であるにもかかわらず、全く法規制ができてないと。
保育士の場合は国家試験が必要でありますけれども、ベビーシッターの場合は、これはものじゃなくて、命です、しかも子どもという、やっぱり相当、注意していかないと大変なことになるという、これについて、やっぱり資格がなくてやっていいのかという、そういう議論もあったようですね。
ただまあ、資格制度を作るのは簡単かもしれないですが、じゃあ資格に合った人しかなれないということになると、当然のことながら、時給が高くなっていって、安くないとお願いできないっていうお母さん、使えなくなっちゃうということありますね。
あります。
どうしたらいいんですか?
やっぱり少なくとも潜在的保育士を発掘しないといけないというのも、朝もちょっとなんかニュースで、ほかの番組でも言ってましたけれども、それ以上に、やっぱり利用される方も、やっぱり質というものをちゃんと把握できるように、少なくとも全国ベビーシッター協会に入会している事業者さんの、マッチングしてもらったベビーシッターさんであるとか、個人で手を挙げていらっしゃる方っていうのは、背景が見えないですから、やっぱり顔が見えない所に預けないようにするとか、そういうところは、預ける側も考えておく必要があると思います。
今、潜在的保育士ということばが出ましたが、保育士の資格は持っているんだけれども、働いていない方々ということですね。
このあと、実はVTRでその皆さんの話をするんですが、宮家さん、世界的に見てこの日本の子育ての状況というのはどうですか?
けさ、実はアメリカの友達に電話してみたんですけどね、やっぱり状況、似てますよね。
そして同じようにサイトがあって、そのサイトでベビーシッターやりたい人と受けたい人に分かれて、しかしね、そのときに見てみたらね、個人の情報をもっとしっかりと調べる、そういうサイトがあるんですね。
そういうサイトは人気があって、そのサイトに人が集まる。
逆にいうと、そういうことをやらないところは危なくて、最後は自己責任になっちゃってるっていうのがアメリカの事情だそうですよ。
今回の使われたサイトは現在、一時閉鎖中ということなんですが、そこのサイトだと、ベビーシッターの人が偽名でトラブルがあっても、別の名前でまた登録ができる。
岩田さん、このへんは監視対象に当然なるべきだと。
ですよね。
ネット社会といっても、相手が誰かも分からない。
それも泊まりを含めて預けるとなると、やっぱりこのへんのチェック体制というかもう一度確立しなきゃいけない。
なんでも国にという気はないんですけど、やっぱりこれだけ多様化してる中で、少子高齢化といわれているわけですからそれはやっぱり社会としてどうこれを対応するかということを考える時代に来てるんじゃないですかね。
この実態を今まで伝えてこなかったわれわれも本当に怠慢だったなと、うかつだったなと思うんですが、状況がまずどうなってるのかをしっかり把握して、次にできること、その状況の把握でいうと今、問題提起していただきました。
潜在保育士の皆さんの話を続いてしたいと思います。
共働き世帯や1人親世帯にとっては生活の基盤ともいえる保育所。
しかし、待機児童問題が解消というには程遠いというのが現状です。
中でも大きな課題となっているのが、その保育士の不足。
その数7万4000人。
そこで今、注目されているのが潜在保育士といわれる人たちです。
その可能性と課題を探ります。
東京都板橋区にある認可保育所。
ここでは50人の子どもを、17人の保育士がみている。
このような認可の保育所に通いたくても通えない待機児童は、全国に今およそ2万2000人を超えている。
しかし、この数字には認可保育所への申し込みを諦めている子どもたちの数は含まれていない。
実際に数字には表れていない待機児童は85万人ともいわれている。
首都圏を中心に、103の認可保育所を運営する株式会社。
ここには、待機児童解消に向け、全国の自治体から新たな保育施設の設置要請が相次いでいる。
ところが。
首都圏で2年ぐらい前から、だいぶタイトになってきたなという感じは受けていますね。
当社でも職員の確保が難しくなってきてますので。
今、新たな保育施設の設置が難しくなってきているという。
その理由は保育士の不足だ。
採用専門のチームが、昨年と比べますと、約倍ぐらいになってますし、予算も、実際に使ってる採用費も倍ぐらい使ってます。
去年と同じくらいですから、本当に倍かかってるということですね。
厚生労働省は、保育士資格を持ちながら保育士の職に就いていない、いわゆる潜在保育士が全国に60万人いるとしている。
その潜在保育士を活用しようと、地方自治体では保育所への就職に向けた無料セミナーなどを開催。
しかし参加者の本音は。
やっぱり片手間にできるような職業じゃないと思うので、だいたいフルタイムが多いのかなってちょっと思ってますので、今すぐには、またできるかどうかというのも、ちょっと検討していかないといけないというか。
やっぱりお給料がちょっと低いので、私も地方から出てきて今、1人暮らしなので、そういうところがまだ、就職をしても、まだ親に頼らないと、生活できないかなっていうのがあります。
厚生労働省によると、保育士の平均給与は月21万4200円。
これは全業種の平均給与より10万円以上低い。
保育士の給与はどういう仕組みで支払われているのか。
公立保育所に勤める保育士には、地方公務員と同じ基準で自治体から給与が支払われる。
一方、認可保育所の6割を占める私立の場合、給与を支払うのは保育所を運営する法人で、主な収入は自治体から受け取る運営費だ。
運営費は保育している子どもの年齢と人数などから、国の基準に基づいて算出される。
この国の基準は実際の保育にかかる経費を想定して設定されているが、この経費のうち、人件費が低く算定されていることが、低賃金の理由だと専門家は話す。
今の国の基準で言いますと、私立の場合は大体20歳で働き出して、25歳か、まあよくて30歳ぐらいある程度給料が上がっていくんですけれども、30歳を過ぎると、大体給料が変わらないような、そういう給与体系に、国のほうは想定しているんですね。
国から出てくるお金が、そういう形で出てきますので、法人の判断でずっと給料を上げ続けるというのは、実際、経費的にはかなり厳しくって。
国は今年度から最大で月給1万円の上乗せができるように補助金を増額しているが、根本的な解決には程遠い。
さらに問題は給与だけではない。
そもそも保育所っていうのは、就労と育児を両立させる施設なんですけども、そこで働いている保育士さんが、なかなか自分自身で就労と育児が両立しにくいっていうね、そういう厳しい労働条件がありまして。
仕事と育児の両立をどうするのか。
今、広がりつつある潜在保育士確保のための制度とは?
全国で不足する保育士。
保育士の9割以上が女性で、結婚や出産を機に退職する人が多い。
子どもを持つ保育士が、仕事と子育てを両立できる環境が整っていないからだ。
板橋区の認可保育所。
ここでは保育士に長く働いてもらうため、ある制度を設けている。
保育士の資格を取得して、ことしで13年目となる堀地悦子さん33歳。
短大を卒業後、現在とは別の保育所に就職。
6年間勤務し、結婚を機に退職した。
そこの園では、やっぱり結婚をして、子育てしながらとか、勤められる環境がなかったもんで、やっぱり早番、遅番があり、シフトで回っている中で、そこらへんがちゃんとできる人でないと、ちょっと続けられない環境だったので。
子ども2人を出産し、去年、今の保育所に正社員で再就職した。
週5日で、今は8時半から16時半までの勤務です。
今は7時間制度を使わせていただいているんですけど、自分の子どももいますので、とても働くほうにとっては、ありがたい制度だし。
働く親の子どもを預かる保育士。
出勤時間は早く、退社は遅い。
時には、勤務時間が11時間を超える場合もある。
そのため、ここでは子育て中でも働けるよう、短時間勤務ができる制度を3年前から設けた。
結婚をしたり、出産をすると、辞めるっていうのが今まではすごく当たり前の業界だったように思うんです。
その人たちをどう復帰させるかっていうことも一つの大きな問題なのかなっていうふうにも感じていて、働き続けることっていうのは、一番大事だな、続けられることが一番大事だなっていうふうに感じています。
働く親を支え、子どもの命を預かる保育士。
この保育士の働く環境を整えることが、待機児童解消への近道かもしれない。
このまま認可保育所に預かってもらえればラッキー、働く側もちゃんとした公立の認可保育所に入社っていうか、入所できればラッキーだけど、そうでないと待遇がものすごく違ってくるっていうのが、要するに現実なんでしょうね。
本音のところで、女性の皆さん、何が問題で、どうしたらいいのか、ぜひ教えてください。
そうですね。
今、働く女性っていうのは、必ずしも趣味とか、生きがいとかのために働いてるんじゃなくて、自分が働かないと家計が成り立たないので働いていると思うんですけど、どうしてもまず、子どもを預けて働くっていうのに、罪悪感を抱かされるような風潮があると思うんですね。
子どもを預けて働くには、罪悪感っていうのはあるもんですか?
根強い3歳児神話などにより。
3歳児神話っていうのは、3歳まではお母さんがしっかり面倒見るべきだということですね。
そうですね。
やっぱり預けて働いていると、かわいそうみたいな目で見られるうえに、でも例えば1人親家庭に働かなくて済むぐらいのお金がもらえてるかっていうと、全然そんなこともないし。
さっきのシングルマザーもそのお母さん1人で子どもができるわけじゃなくて、じゃあ、養育費とかもらってないのかとか、払うほうの男は何してるんだっていう話で。
未払いも常習ですね。
未払い、常習なんですか?
私が言うのはせん越ですけれども、常習の方もよく伺います。
逆に言うと払えない方っていうのも、現実的には払っていけないと。
結果的には女性のほうが負担をしてるという方もよく聞きますね。
こういった保育士とか、あと介護もそうだと思うんですけれども、保育士さんや介護士さん、いっぱいいらっしゃるのに結局みんな、それだけに低賃金だったり、待遇が悪かったりして辞めていってしまうんですよね。
やっぱりこれには介護とか保育というのは、家庭で女がやればただだというような固定概念があるのかどうか分からないけど、私はここにお金を投じると、若者の雇用にもなると思うんですよ。
なので、准保育士を作ったりとか、そういう話も出てるみたいですけど、そういう保育の人材を買いたたくんじゃなくて、専門職として、ちゃんと公的資金をもっと入れてほしいなと私思うんですけど。
資格があって、お金、賃金が上がるということになると、お母さんが払うっていうのではなくて、公的資金だから、社会で、税金でということにならないと、それは待遇改善しないですよね。
そうですよね。
払う原資はお母さんが、家庭が払うのか、国が払うのか、どっちかしかないわけで。
そうね。
でも日本では子育て世帯に、投入されているお金っていうのは、先進国の中では低いということですよね。
圧倒的、高齢者の方にお金がいってるというのが現実で、今回の消費税値上げに伴って、もともと政府の案では、保育士さんの給料、5%上げましょうということになったんですが、3%ぐらいしか上がらないだろうと。
増員もなかなか実施できないというのが、当初1兆1000億円ぐらいの予算が必要とされてたのが、7000億円ぐらいしか使えない。
つまり4000億円ぐらい消費税が上がっても、この子育てのほうにはお金が城内さん、回っていかないという状況。
これでいいのかっていう話ですよね。
これまでどちらかというと、国は待機児童解消に対しては、保育園、ハコモノを中心にやってきたんですけど、それは当然、これからもやっていきますけれども、同時にきめ細かい対応ということで、今回のこういう事件を受けて、やはりベビーシッター、一定の水準を満たしてるものについては、例えば国の補助を考えるということもやっていいんじゃないかなと、そういう方向に私はいくんじゃないかと思ってますね。
大方さん、専門家から見て、今の国がやっていること、国の方向性で問題があるとすると、どんなところだと思われますか?
制度の議論をしていただくのは構わないんですけれども、やっぱり0、1、2歳を預けたい方が一番多いと思うんですね。
さっきおっしゃっていたように、0、1、2歳に対する乳児に対して、預かればいいというような、なんか託児的な発想がどうしても脱却できないので、もう少し乳児っていうのが、人間としての最初の発達の時期として、ただ安全を守ればとか、ごはん食べればという問題じゃなくて、人に出会うという、本質的なところを、もう少し議論していただかないと、処遇改善にはならないと思いますね。
待遇改善、なかなかしないのは、当事者の人たちって、その2年が過ぎてしまうと、その先で新たに問題を抱える人たちは必死になって政府に訴えてる余裕もないうちに、もうそこの時期を過ぎてしまうと。
ということが宗さん、ありますよね。
それはあるでしょうね。
やっぱり、子どもを産む前までっていうのは、やっぱり親になるには覚悟を持ってするべきだとか、そういうふうに思ってたんですけど、でも実際に生んでみると、やっぱり一番子どもにとって何が大切かっていうと、親が子どもを余裕を持って育てることだと思うんですよ。
でもなんか、今回の犠牲になったお子さんのお母さんもそうですけれども、どうしても世間に対して、なんか申し訳ないとか、本当は母親がするべきなのにみたいな風潮がどうしても日本って、諸外国と比べたわけじゃないですけど、強いような気がするので、そういう本当に子どもにとって何が大切かっていうと、やっぱり親に余裕を持たせることだと思うんですよ。
なので、そういった母親を個人攻撃したり、厳しい目で見るんじゃなくて、どうすれば各家庭で母親、両親で、その子どもに余裕を持って子育てできるかっていう視点で、さっきからの話だと、どうしても親に対する支援というのになってしまいますけど。
最終的に子どもにとって何が一番いいかっていうのは、っていうゴールで考えないといけないと思いますね。
五郎さん、さはさりながらやっぱり男性側の認識としては、多くの人たちは子育てはお母さんがっていう人もまだまだ多い。
まだまだ、だんだん変わってきたとは思いますけどね。
やっぱり大きくこれ、単なる保育の問題じゃなくて、少子化をどうするかということの大きな観点から、やっぱり公的機関が関与するっていうところにいかないと、なかなかこれは、大体お金に非常に困っている人がそれは、預けるわけですから。
そこのところ解決しないかぎり、なんとも先へ進まないということがあると思いますね。
逆に言うと、損得考えない人は、こうやって子どもはもつけれども、損得を考え出したら、とてもじゃないけど子どもなんか持てないっていうことはありますわね。
あります。
おっしゃるとおりです。
なんかこう、子育ての問題ってどうしても当事者の自己責任みたいな目で見られてしまうんですけれども、日本で子どもが生まれないと、全産業がやっぱり困っていくと思うんですよね。
そういう社会全体の問題なんだけれども、どうしてもやっぱり、当事者以外の人が、子どもを増やすってことに、あまり必要性を分かってない人も多い気がして、どうしてもなんか子育て世帯の自己責任っていうふうに、思われてるのを感じます。
その一方で、最近は政府として人口減少に向けて、移民を大量にっていうような議論も出てきていますが、移民の方に頑張ってもらうのも、まあそれは1つの案かもしれませんが、それ以前に、この少子化、なんとかしろよというところが当然城内さん、あると思うんですけど。
そうですね。
移民に頼るっていうのは本末転倒で、やっぱり少子化対策をやっぱりまずこれ、しっかりと解決したうえで。
しかしずっと同じことを言い続けていながら、待機児童の推移見てもなかなか減らない、減ったと思っても次から次へと潜在的待機児童の問題が増えてきてるんで、行政が頑張れば頑張るほど、実は待機児童の数が増えていくというような現状もあります。
大方さん、専門家としてどうしたらいいのか、方向性を教えてください。
医師、看護師、保育士ぐらいにしていただきたいと思いますね。
潜在的な保育士さんってたくさん私も…。
それは待遇の話ですか?医師、看護師。
待遇の問題です。
待遇の問題ですか?
医師、看護師、保育士ぐらいの順番で、せめてここと並んでいるぐらいの待遇があればということ?
そうです。
まあそれはそのぐらい重要な仕事だと。
そもそも認可保育所でも3対1ですからね。
そんないざとなったときに、3人の赤ちゃんを抱えてどうやって逃げるんだと。
お母さんが全部やらなくても、実際にはことばを覚えたり、歩き始めるときに、誰か専門家がきちんとケアすれば、発達保証もできるわけですから。
考えてみれば、お医者さんの給料だって、7割健康保険で、公費から出てるわけで。
かなりの部分、全部自腹っていう制度はおかしいっちゃおかしいかもしれないですね。
そうです。
大方さん、ここまでです。
現代の世界でなぜこんなことがまかり通るのか。
きのう、ロシアはクリミア半島を編入する手続きを完了。
事実上、ウクライナから力ずくで奪い取った形です。
国際社会に打つ手はあるのでしょうか?
非難いたします。
ロシアのプーチン大統領の決断に、世界から非難が相次いだ。
ロシアが軍を展開していたウクライナのクリミア半島。
現地では、ロシアへの編入を問う住民投票が行われ、圧倒的多数で編入が支持された。
これを受け、プーチン大統領は演説を行い、クリミアをロシアに編入することを表明。
しかし欧米は、クリミアの住民投票は無効だと指摘。
国としてのウクライナの承認がなく、国連憲章に違反しているというのが、その理由だ。
編入は領土の強奪という批判も。
これに対しプーチン大統領は。
と、反論し、住民投票の正当性を主張。
世界を敵に回しても、プーチン大統領は強気だ。
クリミアの編入を祝うイベントに出席し。
クリミアは旧ソ連時代、ロシアに属していた。
1954年にウクライナに移管されたが、ロシア人は長年、領土を返してほしいという思いを抱いていたという。
今回、プーチン大統領がクリミア編入を決め、強い指導者の姿を示したことから、低迷していた支持率は、およそ7割にまで上昇。
ロシアの暴走を止めるべく、アメリカやEUは制裁を徐々に強化しているが、ロシア側もアメリカへの報復制裁で応酬。
ロシアは、国連安保理の常任理事国で、拒否権を持つ。
つまり、ロシアに不都合な決定は、国際的にできないという怖いものなしの状況なのだ。
イギリスのキャメロン首相からは、ロシアをG8から永久追放するか協議すべきとの発言も出たが。
ロシアは資源大国。
G8のメンバーの中にはロシアに資源を頼っている国もあり、足並みをそろえて強攻策に踏み切れないのが実情。
プーチン大統領に対し、欧米派有力な手を打てていない。
クリミアでは、武装した親ロシア派の住民ら数百人がウクライナ海軍の本部に押し入り占拠。
ウクライナ軍が施設を明け渡す事態に。
一方で、ウクライナの首都キエフでは、ウクライナ軍に志願しようと、市民が列を作った。
中には64歳の男性も。
怒りをあらわにする市民たち。
冷戦後最大の危機といわれているクリミア半島を巡る状況。
世界はどこへ向かうのか。
こちらに最近のプーチン語録です。
クリミア共和国と、セバストポリ特別市をロシアに編入する法案を議会に提出する。
実際に提出して、これはもうロシアの国内手続きは宮家さん、終わった状況ですか?
そうですね。
これで当分返ってこないでしょうね。
クリミア共和国が独立宣言をして、その独立したクリミア共和国とロシアがくっついたということに。
ロシアとクリミア半島との関係ではそうなってます。
世界は認めていないと、そういう状況ですね。
プーチン語録。
住民投票は民主的かつ国際法に合致したものだ。
確かに圧倒的多数は、クリミア半島の住民は独立したい、ロシア人になりたいと思っている。
だめですよ、やっぱり仮の政府というか、ウクライナ政府が全く了承してませんし、やっぱり力を背景とした、民族、確かに民族自決権というのは国連憲章で認めてますけれども、力を背景にして現状変更するってことは、これは国際法上、違法なんです。
だからこれは絶対認められないと思います。
しかし、国際法上、認められない、絶対違法だって。
それはみんな分かってるんだけど本気で今、国際社会の西側やアメリカ、ヨーロッパの首脳の発言を聞いてると、どっかでクリミア半島は、もうしょうがないからくれてやるっていうふうにも聞こえるんですけども。
まあ、これは最終的にやっぱりしっかりと国際社会の枠組みの中で解決すべきであって、一方的にロシアがロシア軍を背景として、現状変更するということは、これは絶対問題なんです。
そうですね。
しかし、プーチン語録。
ロシアは軍事介入をしていない。
確かに。
そんなばかな。
クリミアにいた、階級章もなんにもない。
あれはロシア軍の特殊部隊ですよ。
特殊部隊ですか。
いち早く特殊部隊を送り込んで、議会を制圧して、その議会でロシア寄りの総理大臣を、首相に任命してしまうという。
ある意味、電光石火というと、褒めことばになっちゃいますけど。
直接、間接侵略。
ひどい話ですね。
すごいなと思ったのは。
すばらしくひどい。
すごいなと思ったのは、ロシア軍とウクライナ軍ってなんかもう、大リーガーと草野球みたいな。
もう圧倒的にもう、戦力とかレベルが違うっていうか、びっくりしましたね。
もう一つ、クリミアは分かち難いロシアの一部である。
まあプーチンさんの言い方によりますと、クリミアには二百数十年やっぱりロシアの支配下にあって、先祖伝来の墓があると。
これはわれわれのものだというこのロシアの主張に対してはどうですか?
クリミアは確かに1954年、フルシチョフが手放しちゃったんです。
もともとはロシア領なんです。
私は未来永ごう、分離・独立は許さないとは言ってないんですよ。
だからそこは、ルールにのっとって、話し合いをして、解決すべきであって、電光石火でこういう、軍の力を背景にということがおかしいと。
そもそもね、ロシアは1994年にクリミアを正式にウクライナに渡してるんですよ。
その結果、ウクライナはひかく国になったわけですから、これ、94年の合意に真っ向から反対する問題なんで。
これ、大問題なんですよ。
今の話、どういうことかというと、ソ連が崩壊して、ロシアが今のロシアになるときに、このウクライナに関しては、たくさんのソ連時代の核兵器が残ってたと。
この核兵器をロシアに引き渡す代わりに、クリミア半島は、ウクライナの土地として、将来も残すと。
いう話だったんですが、ただあれも、私、別にプーチンの肩を持つわけじゃありませんが、あの当時って西側が包囲網を敷いて。
ロシアが一番弱かった。
ロシアが一番弱かったときに、その条件を飲ました。
逆に今、ロシアが経済的に強くなってきたんで、…が約束を破ったと。
強くなったら約束を破っていいっていうのは違いますよ。
なんでもありってことになっちゃいますよ。
宋さん、どうですか?
ちょっと難しいことは分かんないんですけれども、今、思ったのは、ロシア、やっぱり資源もいっぱいあって、人口も多いから、経済力と資源でもって、あの西側諸国を黙らせてるまではいかないけど、そういう力があるんだなと思って。
現実に今回、非常に腰が引けてるのはヨーロッパの経済制裁でヨーロッパは3割のエネルギーをロシアに頼ってる。
ドイツなどは非常に最近、経済関係が強い。
城内さん、ドイツ語のエキスパートでいらっしゃる。
ドイツは?
もうドイツはね、本当に板ばさみだと思いますよ。
ドイツのロシアの天然ガスの依存度っていうのは35%ぐらいだと思うんです。
これがストップすると大変な、そうでなくても日本の福島原発をきっかけにドイツはもう、原発ゼロに向けて走ってますから、これ、大変なことになりますね。
だからといって、じゃあ経済力が強くて、軍事力も強い国は領土も含めて好き勝手できるのかっていう、国連は何してるんだっていうと国連はロシアが拒否権があるんで、動きようがない。
国際社会としてはどうしたらいいんですか。
どうしようもないんですか?
冷戦が終わって、冷戦後の時代、比較的安定してるとみんな思っていたんだけれども、実際にはそうじゃなかったということが分かったわけですね。
そしてもう一つ分かったことは残念だけれども、国連も機能しない。
G8も機能しない。
したがって、私のイメージとしては、冷戦時代っていうのは、まだ平和なほうで、その冷戦の前の、ロシア革命の前の弱肉強食のナショナリズムの応酬の時代に戻っちゃったような気がしてならないんですね。
五郎さん。
わりかしこれは政治の極致っていうかね、要するにむき出しの力で、きたときどうしたらいいかという、みんなそれぞれある種の常識があって、ルールは守るだろうという前提になってるんですけど、そうじゃないときにどうしたらいいかってことを突きつけてるっていうことと、それからやっぱりグローバル化で、昔の冷戦のときとは違って、これ密接に関係があるから、みんな自分にも跳ね返ってきちゃうと。
制裁しようと。
だからこの難しい連立方程式をどう解くか。
それはやっぱり西側がこれは団結してやるしか、それは手はないと思いますね、これは。
もうそうじゃないと、尖閣だってみんなきますよ、これ。
同じような論理で。
G8は終わったけど、G7っていうのは、まだ残るわけですから、それを再生化することも含めて新しい約束事を作っていかなきゃいけないんじゃないんでしょうかね。
G7っていうのは、もともと東西冷戦の時代に西側が結束するためにスタートしたもので、ロシアが入っていうこと自体が異質だっていう見方も元からありましたですよね。
98年にサミットがG8になったんですけど、私は非常に違和感を感じた。
フランスが非常に強く主張して入れたんですけどね。
やっぱりだめだったかなっていう気が。
やっぱりだめだったかな?
他方で非常に、当然日本は欧米と足並みをそろえるべきなんですけど、それをあんまりやり過ぎると当然、ロシアと中国が接近するわけです。
そうすると、東アジアの安全保障環境って、より一層日本にとって厳しくなるんです。
さはさりながら、力による現状変更を認めると、じゃあ中国の、まさに東シナ海、南シナ海で今やっていることがもっとさらに次元が高いものになってしまうということで、これは絶対認めない。
これ、非常に悩ましいところではあるんですよね。
岩田さん。
去年、今は分かれてチェコとスロバキアになってますけれども、プラハの春っていうのが、私そのときにはもちろんいなかったわけですけど、1回ぜひ見てみたいと思って行ったら、たまたま記念日で、北欧にチェコがロシア軍が入った、ソ連軍が入ってきて、こう戦車で占領したっていうのは、ちょうどパネルを張っているときだったんですね。
そこからまあ、一回撤退してというような歴史があって、またこんなことが起きたって、すっごい心が重い気持ちになっているんです。
これをずっと、また次の国に対しても、ソ連の時代みたいなことをプーチン、やろうしているのかどうか、これをどこかで止めなきゃいけないんだと思いますよ。
チェコスロバキアの場合は、チェコとスロバキア、一つの国だったのが、まあ、円満に2つの国になった。
それでいうと、今やっぱり焦点は、どうも今回、腰の引けた西側の制裁を見てると、クリミア半島に関しては、もうロシア領でしょうがない。
だけどこのウクライナ本体、こちらの部分で、ロシアに近い部分と、それからヨーロッパに近い部分と、ここの分離、あるいはここの紛争だけは避けたいと。
で、プーチン大統領語録でいうと今のところ、こちらは手出さないとこの間、言ったんですが、どこまで本音ですかね?
ヨーロッパの首脳なんかのインタビュー聞いてますと、これはもう序の口だと、クリミアはまだ序の口で、これから少なくともウクライナ全体をとは言わないけれども、一部を取りに来るだろうと言ってました。
僕はそれ、本当のヨーロッパの危機感の表れだと思うんですね。
ですから、今はクリミアの問題で、これだけ大騒ぎになってますから、彼ら静かにしてると思うんですよ、プーチンさんも含めて。
しかし彼らがやってるのはね、その単なるジャンケンポンじゃなくて、チェスなんです。
何年も何十年もやってるチェスで、一歩一歩取ったり取られたりしている。
そのチェスの中で、彼らは恐らくウクライナ全体を最終的に取ろうと。
少なくともそれをニュートラルなものにする。
中立的なものにして、NATOに入れないようにしようと、これがとりあえずの目的だと思いますね。
当然ながら、これはプーチン、ロシアにも、返り血とは言わないけれども、当然ながら自分のところにも跳ね返ってきますよね。
そうまでしてなぜやるのかっていうことが、今一つやっぱり分からないところがあるんですね。
それは私は、ロシアなりの、ロシアの肩を持つつもりはないですけど、ロシアなりの安全保障観。
すなわちその地図で言えば、ポーランドもスロバキアもハンガリーもこれ、みんなNATOに入っているわけですよ。
そうするともうウクライナがNATOに入っちゃったら、ロシアはもう守る所はない。
あとはくロシアぐらいしかないですね。
それでいうと北朝鮮はとんでもない国だけれども、やっぱり中国は永世国として、あそこを韓国と統一したくないと思っているのと似てますね。
似てます、そのとおりです。
西側の経済制裁って言いながら、経済制裁を強めるとロシアは国がでかすぎて、西側も返り血浴びない状況の中で。
それどころか、世界の経済に与える影響がすごく大きいわけですよね。
じゃあ何ができるんですか?どうしたらいいんですか?
我慢比べですね。
えっ?
これが10年、20年の戦いだと思いますよ。
やっぱり、国際社会、あるいは国際機関の枠組みの中で、やっぱり話し合いで粘り強く解決していくしかないと思いますね。
実は今回のことがあって、いろいろ調べてみたら、第2次世界大戦後、中国がチベット侵略していったときに国際社会、何もできなかったと。
そうすると第2次世界大戦の戦勝国が5つが拒否権を持ってるこの国連の枠組み自体、なんとかしないと、これ、永遠に解決しないんじゃないかなという絶望感にもかられたりするんですが、宮家さん、どうですか。
日本はね、確かに絶望感はあるんですけれども、日本はこの戦後のシステムっていうものを、これによって、ひれきしたわけで日本は現状維持パワーなんですよ。
現状維持パワーとして、ロシアのように現状を力で変えようとする。
それから中国のようにこれからもしかしたら海のほうで現状を変えようとするかもしれない。
これに対してはやっぱり同じ考え方で、国際的な戦略的な発想で、立ち向かっていかなければいけないと思います。
これ諦めたほうが負けだと思います。
基本的にこれは絶対だめなんだというところを譲ってはいけないということ?
絶対、これは主権に対する侵害ですし、領土の一体性に対する侵害なんで、これは絶対に認めてはいけない。
こういう前例を作っては絶対だめだと思います。
城内議員、ここまでのご出演でございました。
さあ、続いてはきょうの特集です。
五十嵐さん。
シカやイノシシなどが農作物を食い荒らす被害、獣害。
その被害額は年間で200億円を超えています。
では一体どういった対策を取ればいいのか、その取り組みなどを取材しました。
岡山県日生諸島。
2003年、その中の鹿久居島と頭島を結ぶ頭島大橋が完成した。
盛大な開通式が行われ、島の人々は交通が便利になったことを祝った。
しかし、便利になったのは人間だけではなかった。
シカだ。
シカが橋を渡っている。
ほぼ毎日、辺りが暗闇に包まれると、シカは頭島へと橋を渡っていく。
そして日が昇る前に、再び鹿久居島へと帰っていくのだ。
一体シカは、なんのために頭島へいくのか。
その答えはここにあった。
囲う前は、もう全部坊主にされるぐらい葉っぱ食べられました。
シカは頭島の農作物を狙っていたのだ。
草食動物であるシカは、ほとんどの植物を食べるといわれている。
中でもこの辺りのシカは、みかんの木を好むことが多いという。
春にまた苗を買ってね、植えていくんですけど、シカの侵入が防げなかったら、もう毎年、こういうみじめな状況になりますわね。
そもそも鹿久居島は、その名のとおり、昔からシカが多く生息している島。
島民は畑や自宅を高い塀で囲い、シカが入れないようにしてきた。
しかし、頭島はその対策が手薄な部分が多く、そのことを分かっていて、シカは橋を渡ってくるようだ。
このような野生動物による農作物の被害、獣害は、この島だけの問題ではない。
獣害問題は、シカとイノシシと、それからクマですけれども、全国的な広がりを見せていますね。
アニマル・ウォーっていいますが、野生動物との戦争で、まあ、人間のほうが負けているという。
実際、全国でシカは20年前の7倍以上、イノシシは3倍以上にも生息数が増えたと考えられている。
そして農作物の被害額は200億円を上回る状態だ。
そんな中、注目を集めているのが、野生動物を捕獲する猟師、ハンターだ。
環境省は、全国各地で獣害問題の解決の鍵として、猟師育成に力を注いでいる。
奈良県黒滝村。
この村は、シカとイノシシによって、去年だけでも300万円近くもの農作物の被害を被っていた。
これも事実、網、網のここ、切ってますねん。
食いちぎって、ここも。
それでまたメッシュを張ったんや。
もうほとんど作る気持ちになりませんやろな。
黒滝村の獣害対策として期待が寄せられているのが、猟師による捕獲だ。
2か月に1度、地元の狩猟免許所有者の集まりである猟友会に、シカやイノシシの捕獲を依頼。
シカ1頭当たりおよそ8000円の報奨金を支払っている。
この日、猟に集まったのは40人余り。
高齢者の姿が目立つ。
実はかつては全国で50万人を超えていた狩猟免許所有者は、2010年度には20万人以下にまで激減。
高齢化も進み、60歳以上が6割を占めている。
今回の猟は、猟犬を使って獲物を追い出し、その逃げ道を予測し待ち伏せする、巻き狩り猟という方法で行う。
犬に追われて、シカが逃げ込んでくるであろうと思われるポイントに今から行きます。
こちらの猟友会では、10年ほど前から若手育成に力を入れてきた。
少ないながらも、若手の参加が見られる。
寒さが残る中、待ち場で獲物が現れるのをひたすら待ち続ける。
シカとイノシシの獣害に苦しむ奈良県黒滝村では、猟師たちによる捕獲が行われていた。
当たったんちゃうか?おっ、転がった。
すぐ隣の待ち場にシカが現れ、しとめられた。
この日、グループ全体では3頭のシカを捕らえることができた。
有害鳥獣に対する取り組みもどんどん盛んになってきてますしね、われわれができることは、一つずつやっぱり、率先してやっていくと。
有効な対策が見つからない自治体が多い中、住民が率先して動くことで、獣害解決へ一歩踏み出している町がある。
木村春雄さん63歳。
島根県美郷町で農業を営んでいる。
木村さんが2日に1度必ず見回る場所がある。
そこにあったのは。
イノシシを取るおりです。
わなの免許、持ってます。
実はここ美郷町では、男女を問わず、獣害に遭った農家が積極的にわなの狩猟免許を取得。
みずから田畑を荒らすイノシシの捕獲を行っているのだ。
漁師さんもものすごく減って、誰かやる者がないといけんということで、わが田んぼや畑を守るために、しかたなしに取ってる状態です。
そして美郷町の人々がもう一つ力を入れているのが、専門家に学ぶ、動物から守りやすい田畑作り。
これを勉強、実践することで、田畑の防御はもちろん、餌を十分に得られないイノシシを、わなの檻へと追い込みやすくなる。
さらにこの困り者のイノシシを。
ここは東京・渋谷にあるイタリアンレストラン。
シェフが調理しているのは。
これは三郷町で取れたウリ坊の肉ですね。
このレストランでは、三郷町のイノシシの肉を使った料理を試作中。
来月からメニュー化する予定だという。
実は三郷町で捕獲されたイノシシの多くは、住民たちによって生きたまま処理場へと運ばれ、そこで新鮮なまま精肉されるのだ。
もちろんこの肉は町内でも大人気。
スーパーや飲食店でも販売され、今や美郷町の特産物となっている。
対策に費用がかかるはずの獣害が、利益を生み出しているのだ。
事業費が大きいと、被害が減るっていうふうに、結構錯覚されている方が多いと思うんですよね。
そうじゃなくて、むしろ、住民の方がいかにやる気になるか、そして実際に動いてる、そういうところのほうが、被害はどんどん減っていくし、そういう視点っていうのが、もっと鳥獣対策では大事なんじゃないかなっていうふうに思ってます。
獣害が増えている理由として、VTRにありましたように、狩りをする人が減っているっていうのもありますが、それ以外にも農村が過疎化で人がいないと、動物にとって、敵がいないから、山から降りてくるということがあったり、温暖化で冬を乗り切る個体が増えているという話も出ています。
なるほど。
温暖化で冬を乗り切る個体が増えてる、どうですか、びっくりしましたね。
宋さん、ご覧になってて。
私、神戸の東灘に住んでいるんですけど、農作地はあんまりないんですが、住宅街にイノシシがものすごい下りてくるんですよ。
阪急の駅まで降りてくるんですけど、やっぱり住宅地を開拓するために山をどんどん削ってイノシシの住み場がなくなっているんですよね。
すでにお帰りになった城内議員は、言い残して、これだけ言ってくれって話で、どうもやっぱり、日本、針葉樹を植林し過ぎて、動物が食べる広葉樹がなくなって、だったら広葉樹に植え替えた所を、動物たちのサンクチュアリにして、ここはいてちょうだいねっていう所にしたほうがいいんじゃないかという話が。
私はかつてね、滋賀で取材したことがありましてね、食害ってね、木の芽を先にどんどんどんどん食べちゃうんですね。
だからフェンスを作って守ってるんですけども、もともとはやっぱり、お互いの境界があった所が全部自分たちの食料もなくなってきてって、やっぱりドングリがないとか、先ほどの城内さんも言って帰りましたけれども、そういうこともあるんですよ、やっぱりね。
針葉樹ばっかりじゃ食べるものがないだろうかと思いますけれども、五郎さん。
そう、イノシシ、シカに言わせれば、恐らく、生態系を壊してるのはそっちじゃないかというぐらいに言いたいのかもしれない。
ただやっぱり、捕獲してっていってもそういう果てしのない戦いになるわけですから、やっぱり来ないようにするには、どうしたらいいかと。
そうすると食料を確保しなきゃいかんという話なんでしょう、やっぱりね。
そうするとまた増えるって話もあるんですが。
そうなんです。
追っかけですね。
それを適度にやるしかないですね。
きょうはおりを作るのに、免許がいるってことが分かって、これだけでも勉強になりました。
びっくりしましたね。
へぇと思いました。
やっぱり人間と自然の関係っていうのが動物愛護なのか、獣害なのか、これを見極めるのはすごく難しい。
ロシアとこじつける感じがしますけど、ロシアだってあれでうまくいってると思ったんだけど、結局、やっぱりロシアの本性が出てきて攻めてきた。
自然界にやっぱり天敵っていうのが必要なんですね。
日本はニホンオオカミなんかを絶滅させてしまって、シカやイノシシの天敵が実際、いなくなってるんですね。
増え過ぎたのは事実なんですよね。
ですからこれ、愛護っていう支店で見る人もいるんですけど、やっぱり適正な…っていうのに戻さなきゃいけないっていうのはあるんだと思います。
日が昇り、暖かくなってきました。
こちらはヤマザクラですが、ほぼ満開となっています。
来週は桜の便り、続々と届きそうです。
まずは全国のきょうのお天気です。
北日本の日本海側は、雨や雪の降る所があるでしょう。
そのほかは晴れますが、気温は平年より2度前後低めとなりそうです。
続いて週間予報です。
北日本と東日本ではあす以降、各地とも晴れの日が続くでしょう。
気温は平年より高くなって、春らしい日が続きそうです。
西日本では火曜日ごろまでは晴れますが、水曜日には雨の降る所があるでしょう。
気温は平年より高く、桜の便りが続々と届きそうです。
気象庁の予報によりますと、3月下旬から4月にかけては、気温が平年より高い日が続き、急な冷え込みはなさそうです。
さあ宮家さん、外交の話ですが、やっと日米韓首脳会談、来週、開かれます。
アメリカ、強力な働きかけでようやく動きそうですね。
中韓を別に僕は区別して考えるべきだと思うんで、方法としてはこれでいいと思うんです。
ただ日韓にはまだもう少し。
やっぱりわれわれはスタンスが違うべきだと。
これは区別すべきだと思うんです。
ただ、日韓にはまだハードルが残ってますから、お互い冷静に進めていけたらいいなと思っています。
岩田さん。
やっぱり回数を多くできるように、まずこれがきっかけになってくるんでしょうけど、その第2弾、第3弾というのをやっぱりお互いにやっていくべきだと思いますね。
五郎さん。
そうですね。
これをきっかけにやっぱり、少しでも、あんまりね、大きな期待をしないで、ちょっとずつでもやっぱり進んだらいいなというふうに思うんですね。
まずは一歩ということでしょうか。
皆さん、ありがとうございました。
来週はこちらです。
2014/03/22(土) 08:00〜09:25
読売テレビ1
ウェークアップ!ぷらす[字]
坂木生中継!高知城の桜▽保育の現実を考える