サワコの朝【佐藤浩市▽反発心越えて役者に】 2014.03.22

(阿川)おはようございます。
阿川佐和子です。
今日のゲストはええ〜50歳を越えられてますますもって渋く格好よくいい先輩っていう感じなんですけども加えてなんだか変にコミカルなところもあるところが私は本当に格好よくなってきたなぁと思っている俳優の佐藤浩市さんです。
(拍手)どうもお久しぶりです。
どうもご無沙汰です。
なんか髪を染められたんですか?染めたっていうかね自分はもう白いんですよ。
だから役によってどうするかなっていう。
(スタッフ)あははっ!あっここら辺はじゃあほんとに素の髪の毛?そうです。
そうそう。
そうなんですか。
じゃあ割に役の時いつもだって黒々しい…黒々いし。
まあ黒々い役の場合は黒々く。
(一同)あははっ!
(ナレーション)今日のゲストは…。
名優三國連太郎さんを父に持ち20歳の時映画「青春の門」でスクリーンデビュー。
(佐藤)おやじ殿に言われちゃしょうがないな。
その後30年以上にわたり数々のドラマ映画に出演。
戦争なんだよこれは。
骨太な社会派作品からコメディタッチの作品までジャンルを問わず演じ分け数々の賞に輝いています。
そのとおり。
俺がデラ富樫だ。
そんな佐藤さんが今日は俳優の哲学から亡き父への想いまでを語ります。
あははっ!お線香あげて早速ですけれども佐藤さんの記憶の中で今でもきらめいている一曲を選んでいただいてると思いますが。
そんな渋い顔しないで。
いやいや…。
やっぱりねこういうトークとかっていうのは基本的に得手ではないもんですからね。
得手ではない?こう役者のその素地というかそれが見えていいんだろうかと。
素を出していいのだろうかって…。
葛藤がありますねやっぱり。
まあ今日は捨てていただいて。
はい分かりました。
あははっ。
それで曲は…。
まああの〜「LetItBe」というなんで今更「LetItBe」だみたいな。
ザ・ビートルズ。
この曲はあの〜…「犬死にせしもの」っていう映画を瀬戸内海で撮ってましてね。
で主役が真田広之君ででまあ同世代なので昔から前から知ってたんだけど…。
それはいくつぐらいの頃ですか?
(佐藤)20代半ばぐらいだと思うんですけどね。
でまあよく撮影きついなか二人で飲んでいるとよく歌ったんですよね。
へえ〜。
あっ酒飲むと歌ってたんですか。
歌うのお好きなんですよね?好きではないですよ。
あっ好きではないって言っちゃ変かな。
嫌いではないし。
まあ好きなのかな。
(一同)あははっ!「LetItBe」を聴きながら何を思っていらしたんですか?思ったっていうか結局聴くというよりも自分たちがその…今言ったように歌うっていうことですよね。
「LetItBe」を一緒に歌うっていうなかのこうスクラムを組みながらこう歌ってたようなそんな感じのイメージで捉えてる曲なんです。
でまあ…なるようになるんだよっていうことじゃないですか。
あっ「LetItBe」はね。
うんうん。
(佐藤)二人でこう飲んでまあどうにか…なるようになるんじゃないかなぁみたいな。
へえ〜。
これ関係ないけれどもいつもケセラセラと内容は似てるのにどうしてこっちはこうグッとくるんだろうっていう。
(佐藤)これでも不思議でちょっと前ぐらい久々にこれを聴いたんですよ。
はい。
で20いくつの時の自分のそのケセラセラ感というかねそういうなかで聴く時と50過ぎて聴くと今の方がやっぱりいいんですよこの曲。
なんか自分の中に背景が少し出来てきた時に聴いてるからなのかな。
いくつかのエピソードが増えてきてるっていうのが…。
(佐藤)あるのかもしれないですね。
曲って不思議ですね。
これをね映画をね何十年かたって観るとなんてバカ映画だったんだろうって思う映画もありますけどね。
そんな…ご自分の出た映画で?いや自分のじゃないですよ。
自分のもそりゃそうなんだけどそれは言えないですけどね…。
(スタッフ)あははっ!いや当時名作だっていわれてすごくみんなの中でね…こうやって自分もそうだしすげぇなって思ってた映画を30年経て観てみると…あれ?この映画こんなまぬけだった?っていうものがやっぱりあるんですよそれは。
ああそうね。
佐藤さん結構ちっちゃい頃から映画好きでいっぱい観てらしたって。
入り口は欧米の映画でしたけどね。
でそれが中学ぐらいになって日本映画に入っていって…。
へえ〜。
映画…日本映画に興味を持ちはじめた時に当然お父様が出てくる映画もあるでしょ?はい。
そういうのはどんな気分なんですか?でも別の目線で観てた部分はあると思うんですよね。
だからその…もう単純に小学生の頃はね三國が出る映画を観ててもああ悪役だったら死んじゃうんだろうなとかね。
あははっ。
ほう〜。
なんかそういうのがこう…。
心配しちゃう?うん。
そういうのはまあ普通の子供目線で観てたけど普通に中学生ぐらいの時にはもう別に関係なかったですね。
まったくそれとは別もんだって…。
ほかの役者さんと同じように。
同じように観てましたね。
こういういい作品に出てるんだっていうふうに思って観てましたね。

(西島)キレイですね…。
この泡ウチの新しい洗濯機みたいだ。
泡で包んで洗うから襟の汚れまで本当にキレイになるししかも節水・節電も自動でするんです。
(ナレーター)エコナビに「泡洗浄」今どきの洗濯機には驚きですよ。

(西島)乗ります。
どうも…おっと。
(女性)いっぱいですね。
そうスゴイんですよ。
えっ?ウチの新しい冷蔵庫。
はぁ…。
収納量の変化を光で見分けて節電するんです。
しかもドアがピッカピカですっごくオシャレなんですよ!へー…。
(エレベーターのチャイム音)
(ナレーター)エコナビにフルフラットガラスドア。
今どきの冷蔵庫には驚きですよ。
役者になるきっかけっていうのは最初はあれですよね役者になろうと思って映画の勉強を始めたんじゃないっておっしゃってましたよね。
まあそうですね。
そうではあるんだけどどっかに頭ん中に演ずるっていう…カメラのこちら側の人間になるという想いが自分の中にどれぐらいあったかどうか分からないですけど…。
なかったわけじゃない?なかったわけではないんですけどただ言葉では「嫌だよ」とは言ってましたけど結局自分の中では…。
「嫌だよ」って誰に?
(佐藤)もし人から当然のように「役者さんになるんでしょ?」って言われ方をされることに対する抵抗感ってあるじゃないですか。
ええありますね。
何分かんないくせに言ってんだこのやろうっていう。
ああ〜そう。
なんかそこにある憧れはあるんだけどでも人にはそう素直には言えないっていう。
私は父親が物書きだと「当然お父さんと同じ仕事始めるんでしょ」とか言われても絶対嫌だと。
ほんとに。
憧れも何もない。
もう絶対嫌だと思っていたのにいつの間にかこういうことになっちゃって…っていうのはありますけれども男の子は特に父親のなんていうか世界に入ったらますますもってそういう二世ねって言われる危険があるじゃないですか。
(佐藤)うん。
僕は当然おっしゃるように反発心もあったんだろうけどやっぱり最終的に男の子は飲み込まなきゃしょうがないんですよね。
へえ〜。
どういうふうに飲み込むんですか?まあ結局おやじ超えとは言わないけど少なくともともかく飲み込みにいくっていう。
自分からつまり痛いところにぶつかっていって。
うん。
っていうふう…まあそんな格好いいもんでもなかったかもしれないけどでもそれぐらいは一回はやってもいいんじゃないのっていう。
ほう〜。
でもそうやってちょっとひねてるっていうかてやんでいって思ってるにもかかわらずお父様に役者になるっていうことを宣言にいらしたら…。
まあ決めた以上はね。
なんて言われたんでしたっけ?
(佐藤)なんて言われたかな?僕もあんまりよく覚えてないんだけどただほんと「そうですか」っていうそういう物言いだったような…。
「頑張れ」とかそういうことではなかったような気がするんですけどね。
それはやめときなさいっていう言葉でもなかった?なかったですね。
僕も同じですね「やめとけ」とは言えないです。
もし子供に言われたら「ああそうか」としか言いようがない。
「助けないよ」みたいな感じ?いや助けたってしょうがないんです。
助けるような種類のもんじゃない?結局助けたところでどれだけ続けてられるのって…助けて。
ということですよね。
こういう世界でじゃあ助けて「よろしくお願いします。
うちのぼうずをよろしくお願いします。
今度使ってやってください」と監督紹介して…。
そんなことしたってそれで何年食えます?駄目?駄目。
って思いませんか?そうやってずっと脈々と食べていけるもんだと思います?ふふっ。
いやいや脈々とは食べていけないけれどもそういうこう気がかりはあると思うんですよ。
もちろんあると思います。
もちろんあると思うし三國もそうだったしやっぱりどこそこでやったら「こないだお父さんに次一緒に仕事する人はよろしくって言われたよ」っていうのはこう何度か聞くことでもう結局「そういうことは言わないでくれ」と。
「申し訳ないけど挨拶まわりじゃないけどそうやって息子をよろしくみたいなことは俺も恥ずかしいし決して僕のためにならないと思うやめてくれないか」っていうことの意味合いで言ったんだけどでもまあ「そうは言ってもね親だからさ」…。
っておっしゃったの?
(佐藤)うん。
そのとおりですよ。
どっちの言ってることも正解なんです。
僕も実際人の親になって考えりゃ当たり前にそう思う。
今は?もちろん。
その時はほんとに迷惑って…。
その時は「やめてくれないか恥ずかしいし」って。
「そんなランドセルしょった子供じゃないんだからやめてくれないか」っていう想いはあったけどだけどそれは今は人の親になってみればそれは当然分かるし。
(仲間)未来の私にはどんな幸せが待ってるのかな。
いつも街じゅうにエネルギーがあふれてて家族が笑顔で暮らせればいいな。
もし子どもが生まれたらみんなで見守る子育てができたらいいよね。
この街は私に寄り添ってくれる。

(夫)もしもし?準備できてる?
(妻)見てるよ。
見てる見てる。
じゃあ今からやるよ。
停止と。
(エアコンの停止音)ピー。
(ナレーター)パナソニックのエアコンはスマホを使って外出先から消すことができます。
消えた消えた!あぁそう!今度駅前でやってみましょうよ。
もしもし?お父さんつけてみて!さらに温度や風の量まで調節してエアコンをつけることもできます。
よし。
(エアコンの作動音)ピッ。
ついたよついたよ!ついた!?あぁそうかぁ。
よかったよかった〜。
お父さんちょっとお願いがあるんだけど。
買い物!?どうせそこまで行ったんだから。
ねっ!賢く使ってエアコンをもっと快適に。
もっとエコに。
デビューなさったのが二十歳ぐらいですか?二十歳になる前…ちょい前ぐらいですかね。
で佐藤さんが噂によると結構怒るタイプっていうのでとんがってるタイプっていうんでは有名だっていうのは…。
うん。
すごくいろんな監督たちともこう…。
ぶつかったり?亡くなった相米慎二監督深作欣二監督。
ああいう大御所監督ともぶつかったりしてたんですか?結構ありましたね。
あははっ。
でも二度と僕とやりたくないっていう監督もいるでしょ当然。
へえ〜!「やってらんねぇよ!」みたいな感じになるんですか?「やってらんねぇよ」はあんまりないですね。
あっ1回ありましたけどね。
あははっ!でも「ここでなんでこうなるんでしょうかね?だって人はこうならないでしょ。
こうはならないでしょ。
人はこんなこと言わないでしょ。
この人の性格だとこうはならないでしょ」って。
僕らは役で…ロールで観るから。
そりゃ役から言った方が強いわけですよ。
ほんとはね。
現場でこうそのシーンの弱点をまあ論破するというかわあっと言うなんかそこらへんの気持ちよさもあるわけですよ。
ああ〜。
でも作品全体として観た場合にはこうしてもらわないとにっちもさっちもいかないってのもあるわけじゃないですか。
それを監督っていうのはどういうふうに役者に対して説得できるのかっていうこともあるしその監督はそれがこうなってしまった場合のあとの方をずっと計算するわけですね。
浩市がこうなっちゃったから。
「浩市がこうなっちゃったから」…。
(佐藤)だからほかはもうちょっと変えなきゃ駄目だ…ってことになるでしょ?でもそういうことをずっとやってましたけどね。
へえ〜。
で佐藤さんご自身がぶつからなくなったのはなんでなんですか?要するにその時にぶつかっていったことの90%の問題は事前に処理できることだったんですよ。
現場でやる前に…。
たくさんスタッフがいる現場の…。
前ではやらないです。
前じゃなく?どうしてそういうことに気づかれたんですか?一回ね僕はある監督さんとご一緒しててもう僕は30いくつの中堅の時だったんだけどある…ベテランの方が「ああ〜浩市さやっぱりみんなの前であれをやるとスタッフ全員が屈辱的な負け方をしたように感じる」と。
トーンが落ちちゃう。
へこんじゃう。
「やっぱり現場の頂は監督なんだ」と。
「それはやめた方がいいんじゃないか」って。
ほう〜ご進言されちゃったわけですか?うん。
でも確かにそうだなと。
つまり現場という見方は非常にこちら側のこれしか見てなかった。
あっそうか1つであっても多面的なものでいろんな在り方が…だから成立してるんだなっていうのを現場なんだなっていうふうに思ってからそれは僕自身が未熟だなって思ったんです。
そうですね。
正義が通りゃあいいっていうもんじゃないというのが現場にはあるっていうことですよね。
で佐藤さんがあの…お若い頃によく見かける時って結構誘拐魔とかね強盗殺人者とかね…。
(佐藤)多かったですね。
悪い役が多かったっていうのはあれはそういう役がどんどん来たんですか?それともご自分であえて…。
いやそういう役がどんどん来ましたね。
どんどん来ました?だってこれだけハンサムで…。
いやいやいや…。
タッパもあってもうちょっとこう…甘い男の役とか…。
なかったですね。
正義の方は逆に…。
当然現場でとがってるわけだからそう…役もそうなりますよね。
現場でとがってるのを見せてるからあっこれが得意だなと思われちゃう。
まあそういうヤツなんだなって。
悪には興味が…。
(佐藤)やっぱりねなんか自分の中にあるこの…ドス黒いものの方をねこう…つまみ出して表現した方が僕はやりやすい。
ん?自分のずるさとか?俺はずるい人間だなとかね。
いやらしさとか?そう。
そういうものっていうのはやっぱり人間絶対ある部分だと思うんですよ。
やっぱり非常にネガティブな部分のエネルギーの方が結構若い時ってのは支えやすかったりするじゃないですか自分自身を。
自分自身を?まあそれ役者っていう商売だけなのかな?分かんないけど。
そのポジティブなエネルギーではなかなかこう…自分っていうのを支えていけないっていうね。
なんか無理してるというか。
いい子ぶるのはつらいですか?俺はほんとはこういう人間なんだよっていう。
でもある時からやっぱりそれだけだとね越えられないものが出てくるんですよ。
やっぱ素直なポジティブさみたいなものそれがこう…単純にいえば子供であったりでもいいし動物だったりでもいいんだけどなんか素直なただそこにあるだけの当たり前のエネルギー…。
まあポジティブエネルギーと言っちゃえばそれまでなんだけど。
そういったものを素直に自分がス〜っと咀嚼してこう返すことによってスッと開けるものがあるんですよね。
なんか自分の中で閉じこもった世界観の中だけでは駄目なものなんだよなっていうものを感じた時があって。
それからは両方。
清濁…清濁とはほんとそのとおりだなと。
三谷幸喜さんの「ザ・マジックアワー」っていうのが初めてのコミカルな役だったって伺ってますがそうですか?いやほんとは違うんですよ。
結構ねコミカルなドラマとかもやってるし。
ただそういう…これは完璧なコメディですよっていう銘打った中でコメディをやるということは初めてなんです。
あれは苦労なさいました?やっぱきつかったですね。
もう笑わせることが泣かせることの何倍つらいかっていうことも自分の中では重々分かってたつもりなんだけど。
所詮プロのお笑いじゃないから…。
っていうかまあそういう…いやプロのお笑いじゃないんだからこれぐらいやっとけば逆に客は意外性で笑ってくれるということじゃないんですよね。
そこじゃ自分の中ではやった意味がないんで。
逆にちゃんとお笑いの人たちが観ても納得できるようなかたちの中の笑いっていうものを自分の中ではハードルとしてたわけで。
僕生まれて初めて鏡見ながら芝居してましたよ家で。
えっ鏡見ながら役を付けてたんですか?
(佐藤)そのシーンを演じてました。
どういう表情にするとか?
(佐藤)うん。
おお〜!で特にあれの場合はナイフをなめるとかっていう具体的な指示があって。
具体的な指示といっても「ナイフをなめる」としか書いてないわけで。
どうするかはもう三谷さんはお任せなわけで。
それを僕はどういうふうにするかっていうことの…。
(阿川・スタジオ)自分で考えなきゃ?
(佐藤・スタジオ)考えていくわけですけどね。
まあでもおもしろい作業でしたよ。
へえ〜。
もう今やいろんな種類の映画やドラマに出てらっしゃるんですけどもここの5年間どんなのに出てらっしゃったかっていうのをパネルにまとめてあるらしいので。
この赤いのが全部主役のものなんですね。
(佐藤)ああ〜。
あっそういう色分けだったんですね。
そういう色分けみたい。
そうそう。
だけど黒いのは主役ではない…。
(佐藤)はい。
こういうふうに主役をやる人が主役でもない作品も引き受ける?
(佐藤)うんうん。
それはどういう仕事の選び方をなさってるんですか?純粋にその…主役が…やりたいわけでもないし。
やりたいわけではないんですか?いや疲れますね。
あははっ。
ちょっと脇でその役のことだけ考えてちょこちょこっとやるっていうのが僕なんかは性に合ってるんじゃないかなと思ってますけどね。
結構脇役の方が楽しめる?
(佐藤)楽しめるっていうかまあ性に合ってるんじゃないかなと。
あんまり主役で楽しい時ないですけどね。
主役は楽しいことないんですか?ないですねやっぱり。
ないけどこう…やっぱり務めなきゃいけないっていうね。
やっぱり責任ですよね。
全スタッフ…。
脇が責任ないかって言うとそういうんじゃないんだけどただやっぱり主役は主役の在り方っていうのが…。
まあこないだ僕ちょっと長いスペシャルドラマをやってて…。
それあれですか?今度のスペシャルドラマ「LEADERS」っていう…。
「LEADERS」っていうはい。
そこの数か月の撮影の中でやっぱり改めて自分が今まで思っていた主役としての座長としての在り方っていうより居ずまいみたいなものが僕の中では問われてね。
そこに来ている何百というエキストラも含め脇役の人たちも含め撮影がしんどい時にはできるだけ笑顔でいようとかね。
そうか自分が不機嫌になっちゃうと周りにも影響するっていうような場所になるわけですね。
なんかそんなことを今まで以上に感じさせてくれたっていうか感じたドラマだったんですけどね。
へえ〜。
でもまあ50過ぎてで去年お父様亡くされて…。
はい。
なんかやっぱりお父様っていう存在が意識に引っ掛かったり周りからそういうふうに見られたりっていうことの長年で今お父様がいなくなられてみたら改めて思うことっておありですか?もうちょっとかかるような気がしますね。
ああ〜そう…。
たぶんそういうこと考えるのは。
なんか結局…今パッとこう…家に遺影があって…。
ねえ…お線香あげて「おはよう」なんて言うことはほぼ50年なかったわけで。
ああ〜…。
そういうことをちょこっと普通にしだしてまあ毎朝言うわけじゃなくてね。
数日間忘れてて「ああ〜ごめんごめん。
久しぶりだな」って…。
ええ〜!そういう時もあるんですけどね。
でも今おっしゃったような意味合いで三國ということを意識するにはもうちょっと時間かかるのかな。
んん〜…。
ではそろそろもう一曲選んでいただいてると思いますが。
今佐藤さんを元気にしてくれる曲はなんですか?まあ元気にしてくれる曲というかねやっぱり原田芳雄という人も三國と同じように失った時のそれは大きくて…。
なんの曲ですか?芳雄さんのオリジナルです。
「ONLYMYSONG」っていう数年前に芳雄さんのライブを見た時にはその…やっぱり役者歌なんだけど半端じゃないんですよね。
もう見る者を圧倒する聴かせる能力っていうか。
そのライブのDVDだけあるんですよね。
酒飲みながら見るとやっぱり涙が出てくるっていう…。
男って女々しいっすから。
そうっすか?ええ。
やっぱりこれはね生きてりゃなって…。
かなわないことを思いますよね。
へえ〜…。
こんなソウルフルな。
まあブルース…ブルージーな曲とかまあそうですよね。
へえ〜。
原田さんになんか言われたことはありますか?役者として生きるのになんて。
いやそういうことはまったくないですね。
ただほんとにね絶対弱音を吐かない人だったんですけどね。
会って話してて「死にたくねぇよ」って言ったんですよ。
いや〜…。
やっぱそれがいちばんうん…痛かったかな…。
へえ〜…。
芳雄さん…まあ僕らは「芳雄」とか言ってたけどが…吐くセリフじゃなかったんだよね。
そのギャップにこう…ドンと打たれちゃった…っていうのはありましたけどね。
ただ佐藤さんの場合には50を過ぎて役者をずっと結局は続けてこられた。
(佐藤)うん…。
「続けてこられた」という言い方はふたとおりありますよね。
続けていらっしゃいました。
ふふふっ…。
(佐藤)いや逆に僕はおっしゃったように「こられた」。
「役者をやってこられた」。
「Can」?その方が実感ですよね。
実感?うん。
謙譲語じゃなくて「ああ〜よくお前みたいなのが役者やってこれたな」…っていう方が実感です。
やっててでも嫌いじゃない商売ですか?なんで口ごもるんだろう。
ええ〜!まあ大変なものはいっぱいありますけどね。
だけど基本的にはやっぱりじゃあ演じなかったら演じたいと思う飢餓感は絶対出てくるだろうし。
それは絶対に物作ってんですから楽しいですよ。
へえ〜。
あんまりこう…ああ〜そうかそうか。
と言いながらも…。
2014/03/22(土) 07:30〜08:00
MBS毎日放送
サワコの朝[字]【佐藤浩市▽反発心越えて役者に】

ゲスト・佐藤浩市/俳優▽若い頃は尖っていた!?佐藤浩市が俳優人生を振り返る。思い入れある音楽とともに、阿川佐和子がゲストの意外な側面や表情を引き出します。

詳細情報
お知らせ
こんや9時〜、佐藤浩市さん主演
2夜連続大型ドラマ「LEADERS リーダーズ」が放送されます。
お楽しみに!
番組内容
ゲストは俳優の佐藤浩市。三國連太郎を父に持ち、19歳で俳優としてデビュー。現在では骨太な社会派からコメディまで様々なジャンルのドラマや映画で活躍。
番組では父として、一人の俳優として、佐藤が三國に対し抱いた気持ちに阿川が触れる。これまでの俳優人生を振り返り、若い頃尖っていたため様々な監督と衝突したことや、主人公としてのあり方などを語る。ますます渋くなり男の磨きがかかった佐藤浩市の魅力に迫ります。
出演者
【司会】
阿川佐和子
【ゲスト】
佐藤浩市(俳優)
制作
【製作】MBS TBS
【制作協力】TBSビジョン

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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